凛「わんっ!」ペロペロ
モバP(以下P表記)「おう、返事だけはいいけど全く止まってねえな」
ガチャッ
卯月「おはようございますプロデューサーさん!と、凛ちゃん!」
P「おうおはよう卯月」
凛「わんっ!」
卯月「うん、凛ちゃんもちゃんと挨拶できましたね、えらいえらい」ナデナデ
凛「くぅ~ん」スリスリ
P「ふう、やっと解放された・・・どっこいしょ」
卯月「あれ?凛ちゃんの首輪新しくなりました?」
P「ああ、いい加減古くなってきたからな。新しいの買ってあげた」
卯月「ええ~っ!?私プロデューサーさんからプレゼントなんて久しく貰ってないですよ!?」
P「おいおい凛に嫉妬すんなよシンデレラガール」
卯月「でも確かに首輪かわいいですね!」ナデナデ
P「だろ?」
卯月「世紀末覇者みたいで!」
P「ん?俺と卯月の目は違う物を見てるのか?それとも感覚に著しい齟齬があるのか?」
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卯月「凛ちゃん、撫でられるとおとなしくなりますよね」
P「卯月の場合は特にだな。撫で方がいいのかもな」
卯月「そうなんですかね?じゃあもっと撫でてみましょうか、うりうり」ナデナデ
凛「くぅ~ん・・・」
P「おっ、どんどん動かなくなってきた」
卯月「じゃあこことここをいっしょに・・・」ナデナデ
卯月「プロデューサーさん!対象、完全に沈黙しました!」
P「凄い速さで眠りに落ちて行ったな・・・」
卯月「耳がふっさふさで、特に撫でるの大好きなんですよねー」スリスリ
卯月「今日の凛ちゃんのお仕事は?このままソファで寝かせちゃっても大丈夫ですか?」
P「そうだな、ドッグフェスのゲストに呼ばれてるんだけど午後からだから大丈夫だ」
P「しっかし凛が起きてるとじゃれつかれるから仕事が進まねえのなんの」
卯月「なんだかんだでプロデューサーさんが構ってくれるって覚えちゃったんですよ」
P「そうかもな・・・でも遊んでほしいオーラ全開の凛を放っておいて仕事するのも可哀想でなー」
卯月「他のアイドルがいるときなら遊んであげられるんですけど・・・」
P「特に卯月や未央、奈緒や加蓮あたりには相当なついてるからな」
ガチャッ
未央「おはようプロデューサー!しまむー!」
P&卯月「しーっ」
未央「えっ?あっ、しぶりんが寝てるんだね、珍しい」
卯月「私がなでなでしてたら寝ちゃいました」
未央「しまむーのなでなで気持ちよさそうだもんね、羨ましい」
卯月「じゃあ未央ちゃんもなでてあげましょうか?うりうり」ナデナデ
未央「ひゃうっ!?ちょ、ちょっとしまむー、どこを」
卯月「ここか~?ここが気持ちええのんか~?」ナデナデ
未央「あっ、なにこれ、なんか意識が・・・」
卯月「じゃあここと、あとはちょっと服の裾から手を入れてここを・・・」
未央「ふあぁ・・・」トローン
P「そのへんで止めとけ卯月、未央の表情が今まで見たことないレベルで蕩けてるぞ」
卯月「ええ~っ、もう少しなのに・・・」
P「もう少しでどうなるのかは聞かない方がよさそうだな」
未央「はっ!?わ、私今どうなってたの?」
卯月「すっごいとろ~んとしてました!」
未央「とろ~んって何!?」
P「ほらほら2人とも、そんなにのんびりしてても大丈夫なのか?」
未央「私は午後からライブの打ち合わせがあるけど、まだしばらくはのんびりできるよ」
卯月「あっそうでした!今日のラジオは公開処刑だから少し早めに行かないと!」
P「公開録音な?」
未央「しまむーのラジオってただでさえ毎回伝説を作るのに公開録音とか」
P「毎回『今回も神回』ってタグがつくからな」
卯月「みなさんありがとうございます!」
P「ラジオなのに魚を捌いてただけの回とかあったしな」
未央「らんらんがゲストだった時のカオス回も捨てがたいよねえ」
P「そういや今日のゲストって誰だっけ?」
卯月「幸子ちゃんです!」
P「あっ公開処刑で間違ってないかも」
卯月「じゃあ今日も頑張って何かやらかしてきますね!いってきます!」
未央「やらかしてる自覚はあったんかいしまむーよ」
P「おう気をつけてなー」
卯月「はい!できるだけ公共交通機関を止めないように頑張ります!」バタン
未央「・・・さて、じゃあ私は眠ってるしぶりんでも眺めながら暇つぶしでもしますかね」
P「ほんっとお前ら凛大好きだよな」
未央「その言葉はそっくりそのまま返すよプロデューサー」
~数十分後~
ガチャッ
奈緒「おはよー、あれ?凛がこんな時間から寝てるなんて珍しいな」
未央「おはよーかみやん、しぶりんは哀れしまむーの魔の手にかかり永遠の眠りに」
奈緒「ああ卯月に撫でられて寝ちゃったのか」
未央「いや、でもあの撫で方は一度体験すると・・・」
凛「・・・」ムクッ
奈緒「あっごめんな凛、起こしちゃったか?」
凛「わんっ!」バッ
奈緒「おわっいきなり飛びついてくるなよ凛、こーらっ顔舐めるなって!」
凛「はっはっ」ペロペロ
未央「おおう、やっぱりかみやんは懐かれてますなあ」
P「それにしてもよく動く尻尾だなあ」
未央「あれ?プロデューサー仕事は終わったの?」
P「まあ粗方はな。それにそろそろ凛の準備もしないといけないし」
奈緒「あれ?凛この後どっか行くのか?」
P「おい奈緒、凛にじゃれつかれまくってこの短時間で髪ぼっさぼさになってるじゃないか」
未央「あ、当のしぶりんはおトイレかー。ちゃんと場所覚えたね」
未央「それで、しぶりんはドッグフェスのゲストだっけ?」
P「そうそう、やっぱ凛は人気あるからな」
奈緒「ってことはこの後凛を洗ってあげたりとかは」
P「おう、やっぱ綺麗にして行かないとダメだからな」
奈緒「じゃあ私も手伝ってやろうか?」
P「おお助かる、洗うのは楽しいけど一苦労だからな」
未央「ええーっ!?私も一緒に洗いたかったのにー!」
P「未央はそろそろ出ないと間に合わないだろ」
奈緒「まあまあ未央の分まで洗っておいてやるから」
未央「うう、慰めになってないよかみやん・・・じゃあ行ってくるね」
P「おう気を付けてな、まあまた何度でも機会はあるだろ。おーい凛、シャワーの時間だぞー!」
凛「わんっ!」バッ
奈緒「凛はシャワー大好きだもんなあ」
P「こらこら引っ張るなって凛、シャワーは逃げねえから」
~シャワー室~
P「凛のシャンプーと、スポンジと・・・えーとあとは・・・」
奈緒「じゃあ私先にお湯かけとくなー、ぬるめに設定してっと」シャアアア
P「おお、あれだけ活発な凛が微動だにしねえ」
奈緒「シャワー気持ちいいもんなー、プロデューサーシャンプーとって」
P「ほいよ。じゃあ俺はスポンジで・・・」ゴシゴシ
奈緒「かゆいところはございませんかー?」ワシワシ
凛「わんっ!」
奈緒「やべえどっちかわかんねえ」
P「いやーでもなんだかんだで凛洗うのって楽しいよな」ゴシゴシ
奈緒「未央が残念がるくらいだしな」ワシワシ
P「よーしこんなもんか、じゃあ流すぞー」シャアアア
凛「わんっ!」ブルブル
奈緒「こら凛、顔ブルブルするなってー」
P「はいはい今タオルで拭くからなー」ゴシゴシ
奈緒「じゃあ私ドライヤーやるかな」
P「おう任せた。俺は乾いたとこ整えてくわ」
奈緒「凛ってドライヤーの時もほんと気持ちよさそうだよなー」ガー
~事務所~
P「はい綺麗になった」
凛「わんっ!」
奈緒「凛の着てく服、私が選んでいいか?」
P「ダーメ、ちゃんとスタイリストさんが用意してくれてるから」
奈緒「えーっ」
P「じゃあ俺更衣室連れてくわ」
奈緒「じゃあ私もレッスン行ってくるよ、じゃあなー凛」
凛「わんっ!」
~更衣室~
P「じゃあ凛、服着るから首輪と犬耳と・・・しっぽ外すぞ、力抜いとけよ」
凛「うん」
凛「んっ」ポンッ
P「じゃあこれ服な」
P「それにしても『シンデレラガールになったらできる範囲で1つお願いを聞く』とは言ったものの・・・」
凛「まさか『本格的にプロデューサーの犬になりたい』って言われるとは思わなかった?」
P「いや、ある程度は覚悟してた」
凛「だよね、犬扱いされる悦びを教えてくれたのプロデューサーだもんね」
P「ちょっと何回か全裸に犬耳+しっぽ+首輪で夜の公園とかに散歩に連れ出しただけなのに・・・」
凛「それのどこがちょっとなの?」
P「いやでもさすがにあのお願いは聞けなかったから妥協はしてもらったけど」
凛「『事務所にいるときだけみんなの犬になる』ってことで。最初はみんなの反応も凄かったよね」
P「そりゃあそうそうたる面子をおさえてシンデレラガールになった超人気アイドルが」
P「事務所で全裸+犬耳+しっぽ+首輪で跪いてわんわん言ってりゃあな」
P「今となっては諦めたのか慣れたのか目覚めたのか、みんな普通に飼ってる犬みたいに接してるけどな」
凛「あの頃のみんなの汚いものを見る視線も気持ちよかったけど、今の感じも好きだよ」
P「晶葉に至っては、感情に応じて動く犬耳としっぽ作ってくれたもんな」
凛「神経接続とかどうなってるんだろうねこれ。あと犬耳はともかく、しっぽの装着方法がアレなのが・・・」
P「アレなのが?」
凛「最高」
P「ですよねー」
P「しかし俺が言うのもなんだけど、ほんと特殊なプレイ好きだよな凛って」
凛「ほんとにプロデューサーが言うことじゃないよね」
P「おっと話してるうちにけっこう時間経ってるな、準備はできたか?」
凛「うん、ただ最近服を着てる自分に対して違和感があるね」
P「ほんと染まってきてんなあ・・・あ、ハナコは守衛さんのとこだっけ?」
凛「うん、この後迎えに行ってドッグフェス会場に直行だね」
凛「じゃあ、残していこうか、私達の足跡・・・!」
P「やべえどう聞いても犬の足跡しか想像できねえ」
ちひろ「え?何なのこの事務所?私がおかしいの?」
以上で完結です。ここまで読んでくれた方ありがとうございました。
最近風邪ひいて寝込んでた時に急に頭に降りてきたアイデアをもとに書いたらこうなりました。疲れてますね。
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