男「下校中にチェーンソー持ったオッサンに袈裟切りされたんやけど……」
男「目覚めたら痛みは無いし傷も無いし夢かと思ったら夢じゃ無かった」
男「何を言っているか分からんやろ?ワイも分からんでザマーミロ」
博士「お目覚めかね?」
男「アンタ誰や!」
博士「私は博士だ。死んだ君の体を回収し、人機へと作り変えた」
男「何言っとんねんこのアマ、頭可笑しいんちゃう?」
博士「ふむ、どうするか、一応話を聞く気はあるかね?」
男「おう言うてみい、此処は何処や、アンタ誰や、ワイに何したんや」
博士「うむ、順を追って説明しよう」
男の名前安価↓2(必要ない場合は無しでも可)
博士の名前安価↓4
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原「君が言っていたチェーンソー男、アレは夢でも幻でも無く実際に存在する」
やきう民「はーん」
原「アレは改造人間、機械と人間の細胞を埋め込んだ新たなる生命、我々はその改造人間を人機と呼んでいる」
原「人機、アレは元々私が作り上げた代物ではない。私の父、博士が作り上げた百体の人機の内の一人だ」
原「父は、人と人との交わりによって生まれた生命に対して否定的だった」
原「より完璧な、完成された生命体を作る為には、人間同士の交わりでは不確定要素が多すぎる」
原「作り上げるのならば、自らの意志で、最高且つ思考なる完全を求め、父は機械によるデータ情報とナノマシンを扱い、人間の細胞に埋め込み人機を作り上げた」
原「私も、その人機の内の一人、№は01。父が最初に作り上げた、自分の技術を持つ機械生命体の創造」
原「父は天才だった。だが、私と言う我が強すぎた為か、私は父の技術の半分しか得られなかった」
原「その結果、私は成人体の人間を扱う事でしか人機を作る事は出来なくなった」
原「父はそんな私を見て、出来損ないと罵った。………その時の私は人間と同じ歳を取っていた、あの頃の私は、まだ五歳にも満たない子供だったよ」
やきう民「ほーん、大変やったなぁ、んで、その父親は?」
原「………死んだよ、去年。最後の機械生命体を作り、この世から去った。最後の、百体目の人機を作った父は満足そうだった」
やきう民「はんはん。なるへそな、んで、その人機共は?」
原「父と言う統括が居なくなった今、私を除いた人機は逃走し、消息が掴めていない」
原「父は、彼ら人機に様々な機能を与えたが、結局は感情を与える事は無かった」
原「彼ら、人機の現在の行動理念は、私の様な我を、短絡に言えば、感情を手に入れようとしている」
原「その行動、方法は分からない。だが、君が昨日の夜殺された様に、人を襲う事で感情を取り戻そうとする人機も存在する」
原「私は、父が作り上げた機械生命体が被害を及ぼす現状をどうにかしたいんだ」
原「身内の泥は、身内が拭う、と言う奴なのかな?父が起こした行いは、私がどうにかしなければならない」
原「先も言った通り、私は戦闘能力は零に等しい。戦おうにも、戦う術も無いんだ」
原「だけど、君は違う。私が作り上げた君は戦闘型。彼らと敵対する力を秘めている」
原「無理な事を言っているとは思う。だけど、どうか私に、力を貸してくれはしないだろうか?」
やきう民「ファッ!?えらい事に巻き込まれたやんけ!!」
力を貸す?
台詞安価↓2
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