穂乃果「え?」
海未「・・・」
穂乃果「あ・・・」
海未「・・・」
穂乃果「今の・・・海未ちゃん、だった?」
海未「はい」
穂乃果「・・・」
海未「・・・・・私は・・・壁、ですか?」
穂乃果「ち、違うよ・・・」
海未「はっきり壁にぶつかったと聞こえたのですが」
穂乃果「それは・・・その・・・・・」
海未「壁かと思いました?残念。ただのあばら骨です」
穂乃果「ご、ごめん!わざとじゃないの!」
海未「そこはわざとだった方が私はまだ良かったのですが」
穂乃果「・・・・・ごめんなさい」
海未「謝らないでください」
穂乃果「・・・本当にごめんなさい」
海未「だから謝らないでください!私がもっと惨めになっていくじゃないですか!」
穂乃果「だ、だってぇ・・・」
海未「不運でしたね」
穂乃果「え、なにが?」
海未「希にぶつかっていれば穂乃果も痛がらずに済みましたのに」
穂乃果「やめて」
海未「そこで問題です」
穂乃果「えっ!?」
海未「助手席に私を乗せた場合の車と、希を乗せた場合の車があります」
穂乃果「海未ちゃん?」
海未「そして2台の運転手は穂乃果です。穂乃果は運転していたところ、災難な事に事故を起こしてしまいました」
穂乃果「ねぇ・・・」
海未「事故で私を助手席に乗せてた方の穂乃果は亡くなり、希を乗せてた方の穂乃果は生きました」
穂乃果「やめて」
海未「さて何故私を助手席に乗せてた穂乃果は亡くなってしまったのでしょう?」
穂乃果「やめてっ!!!」
海未「正解はパイオツです」
穂乃果「海未ちゃん聞いてる!?」
海未「パイオツがクッション代わりになったのです。パイオツのない私は穂乃果の頭が壁に突き刺さり共に亡くなりました」
穂乃果「ごめんね!海未ちゃんがそんなに怒ってるなんて思わなかったよ!」
海未「怒ってませんよ。ただ・・・無性に世界が白く見え始めただけです。頭がスーッとしてて・・・ぷかぷか浮かんでるような感覚です」
穂乃果「なんでおっぱい1つでそんな風になっちゃうの!?」
海未「おっぱいは2つです。なのでバストは"バスト"ではなく"バスツ"と複数形にするべきです」
穂乃果「海未ちゃん!?」
海未「愛ゆえに人は苦しまねばならぬ・・・愛ゆえに人は悲しまねばならぬ・・・」ブツブツ
穂乃果「ひぃっ!?」
穂乃果「うぅぅ・・・こんな面倒な海未ちゃんに絡まれたのは初めてだったよ・・・・・」トボトボ
穂乃果「はぁ・・・明日にはいつもの海未ちゃんに戻ってればいいのに・・・・・」
ガンッ
穂乃果「あでっ!!くぅぅ、また壁にぶつかちゃったぁ」
にこ「・・・」
穂乃果「え?・・・・・あっ」
おわり
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