ガヴリール「そうさ…ガヴリールだぞ！」

ゼルエル「あ、あんなにやさしかったガヴが…こんな駄目天使に…」ｶﾞｸｯ

ガヴリール「駄目天使ってなんだよ、私はこれでも天使だぞ！」

ゼルエル（こんな駄目天使になるくらいなら下界に連れて行かなければよかったわ！）

ガヴリール「まぁ、今の生活のほうが充実してるし帰ってもらえないか？」

ゼルエル「それはダメよ…天界からの命令だわ！」

ガヴリール（あのクソ天界め…！）

ゼルエル「ちなみにハニエルも来てるわよ…」

ハニエル（お、お姉ちゃんの偽物の可能性が微レ存…）

ガヴリール「それはないな…私の本来の姿がこの姿なのさ！」ﾄﾞﾔｯ

ゼルエル（ドヤ顔で何言ってんだ…この駄目天使…）

ガヴリール「空前絶後のぉォォ～！！　超絶怒涛の駄天使ィイイ！

ネトゲを愛し　ネトゲに愛された女！！

課金　貯金　借金

全ての駄天使の　生みの親

そう　私こそはぁぁぁ！！！

身長144cm！　体重40kg！　貯金残高114514万円！！！

キャッシュカードの暗証番号0334！！

財布は今　楽屋に置いてあります！　ハニエルゥウ！　今がチャンスだぁああああ！！

もう一度言います　『0334（阪神タイガース）』って覚えてくださぁぁーーい！！！

そう　全てをさらけ出しt…」

ザルエル「寒いからその辺でやめとけ」

ガヴリール「なんで最後まで言わしてくれないんだよ！」

ザルエル「そもそも『0334（阪神タイガース）』って何よ…語呂合わせではないわよ！」

ハニエル「ガヴお姉ちゃんそんなに貯金残高ないでしょ…？」

ガヴリール「わ、悪かったよ！…ってなんでハニエル知ってるんだ！？」

ハニエル「いやいや…普通に考えて天界の資金とバイトだけではそんなお金にならないよ！」

ガヴリール（クソ…こいつらつべこべ言いやがって！）

ザルエル「何がつべこべって…？」

ガヴリール（な、何でだ…なんで心が…）

ザルエル「あれ？言ってなかったかしら？心は、隠してても天使と悪魔にはわかると…」

ガヴリール（え、えぇ…！？そ、そんなことできるのかよ…）

ゼルエル「できるわよ？」

ガヴリール（嘘だろ…）

ガヴリール（試しにハニエルの心でも読んでみるか…）

ハニエル（ガヴお姉ちゃん…心読んでも無駄だよ…？）

ガヴリール（な、なにぃ…！？心を読まれただとぉ！？）

ハニエル（いくら心読もうとしたって無駄だよ…ガヴお姉ちゃん？）

ガヴリール（ハニエルがここまでテレパシー能力に優れてるとは…）

委員長（天真さん達？何してるんだろ…？）

ガヴリール（一般通過姉には、この能力って効果あるのか？）

ザルエル（効果あるわよ…？）

委員長「て、天真さん…？」

委員長（って隣にいるのって天真先輩の家族の方かしら？）

ガヴリール「そうだよ、私の姉と妹さ」

委員長（あれ？何も喋ってないのに…答えた…！？）

ハニエル（お、お姉ちゃん！この能力の悪いところは、人間相手には効果ないってことだよ…！）

ガヴリール（な、何ぃ！？）

ガヴリール「っていうか、なんで委員長ここにいるんだ？ここ天界なんですけど…」

委員長（えぇ！？そ、そう言えば羽が生えて…ってなんで展開に！？）

ガヴリール（言えない…ここが名古屋市中村区だとは…）

ハニエル（ガヴお姉ちゃん…中村区じゃなくて瑞穂区だよ…）

ガヴリール（ハ、ハニエル！そこは突っ込まないでほしい！）

ハニエル（けど…ここ天界じゃないし…）