ガヴリール「北風と太陽?」 (43)

~ガヴの部屋~

ガヴ「.........ん、ん...?うーん......」ムクリ

ガヴ(珍しく一人で起きれたな...)ポリポリ

ガヴ「今、何時だ...?」キョロキョロ





12:00





ガヴ「な」


ガヴ「何ィーーーーーーー!!!??」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1488314720

ガヴ(な、何故だ!?どうしていつもみたいに起こしてくれなかったんだヴィーネ!!)アセアセ

ガヴ(うあーサボってしまったー......最近はちゃんと学校に行ってたから謎の罪悪感が......)

ガヴ「......ん?まてよ」

ガヴ(逆に考えたらヴィーネというしがらみから解放されたってことじゃないか!)

ガヴ(これでまた前みたいにゲーム三昧の日々に戻れる!)

ガヴ「よし!今日は久しぶりに昼イベに参加できるぞ~♪」カタカタ

ガヴ(.........一応、ヴィーネが帰ってきたら聞いてみるか)

~ヴィーネの部屋前~

ガヴ(こんなこと聞くのは厚かましいってわかってるけど)

ガヴ(最悪怒られるの覚悟だな...)ハァ

コンコン

ヴィーネ「はーい」ガチャ

ヴィーネ「あら、ガヴじゃない」

ガヴ「や、やぁヴィーネ」ガチガチ

ガヴ(うひぃ~こえぇ~)

ヴィーネ「どうしたの?何か用事?」

ガヴ「.........は?」

ガヴ(な、なぜ怒らない!?)

ガヴ(いつものヴィーネなら......)



ヴィーネ『寝坊して学校休んで、ゲームばっかりしてたんでしょ!!うがー!!』ガルル



ガヴ(って怒るはずなのに!)

ガヴ(いやいや怒られないのはむしろラッキーじゃないのか!?)

ヴィーネ「ガヴ?」

ガヴ「はっ!いや...そのー...」

ヴィーネ「もう。用事がないなら閉めるわよ」

ガヴ「あぁ!待ってくれ!」

ガヴ「えぇっとだな......ど、どうして朝起こしてくれなかったんだ...?」

ヴィーネ「どうしてもなにも......私にそんな義務ないじゃない」

ガヴ「へ」

ヴィーネ「それに人のお世話って悪いことじゃないし......」

ガヴ「あー...」

ヴィーネ「今までのは気まぐれ?みたいなものだし」

ガヴ「うん...」

ヴィーネ「ガヴにも自立してほしい......し」

ガヴ(至極真っ当な意見で何も言えねぇ...!)ガーン

ヴィーネ「今日は悪かったけど私今度からガヴの面倒みないから、よろしくね」ニコッ

ガヴ「アッハイ」

バタン

ガヴ「」ポカーン




ガヴ(この日、私天真=ガヴリール=ホワイトは)

ガヴ(親友、月乃瀬=ヴィネット=エイプリルに)

ガヴ(見捨てられました)ガクッ

~ガヴの部屋~

ガヴ(とでも思っていたのか!)カッ

ガヴ「ひゃっほーう!これで学校気にしないでゲームし続けられるー!」ゴロゴロ

ガヴ(早速インスタントラーメンを作りまして~♪)ジャー

~三分後~

ガヴ「ぐっ!援護遅いよ何やってんの!」カチカチ

ガヴ「」ズルズル

ガヴ「上から来るぞ!気をつけろ!」カタカタ

ガヴ「」ゴロゴロ



ガヴ(ん~ゲーム最高~♪)

~三日後~

ガヴ「ふわあぁ~...さーて、やるか」ムクッ

ガヴ(んん?)

7:00

ガヴ(あー起きてゲームして寝てを続けてたから一周回ってこんな時間に......)

ガヴ(確かこの時間にヴィーネが起こしに......)

ヴィーネ「行ってきまーす」

ガヴ「!?」ビックゥ

タッタッタッ

ガヴ(あ、あぁ...私に言ったんじゃないのか...)ホッ

ガヴ「.........起動遅いな、ちょっとつけっぱなしにしすぎたか」

シャッ

ガヴ「うおっ眩しっ」ピカッ

ヴィーネ「」スタスタ

ガヴ「......なんだよ」

ガヴ(ヴィーネは私がいなくたって、平気なんだな)

~さらに三日後~

ガヴ「」カチカチ

ガヴ「」カチカチ

ガヴ「」カチカチ

ガヴ「っはあぁ~~~......」

ヴィーネ『私今度からガヴの面倒みないから、よろしくね』ニコッ

ガヴ「ちっ」ゴロン

ガヴ(さぞかし私のお世話をしない学校生活は楽しいだろうな)フンッ

ヴィーネ『ガヴ』

ガヴ「っんだよもう!!」ガバッ

ガヴ(ヴィーネの顔がチラついてだめだ......)モヤモヤ

ガヴ「」チラッ

19:00

ガヴ「......久しぶりにさっぱりしようかな」スクッ

ガヴ(ちょっとは頭も冷えたかな)フキフキ

ガヴ(でも)

ラフィ『ガヴちゃん』

ガヴ(どうしても)

ヴィーネ『ガヴ』

ガヴ(あいつらの顔が浮かぶ)

委員長『天真さん』

ガヴ(もう一週間も会ってないもんな)

『え、ちょ、私は!?』

ガヴ「」チラッ

21:00

ガヴ「今日くらいはベッドでいっか」ゴロン

ガヴ(私はどこか期待していたのかもしれない)

ガヴ(あんなこと言われても、また朝お越しに来てくれるって)

ガヴ(朝ご飯作ってくれて、学校行って、宿題見せてくれて、家に帰って.........いつも一緒で)

ガヴ(はは......改めて私はヴィーネに尽くされてばかりだな)

ガヴ「ヴィーネぇ.........」ポロッ

ガヴ(こんなのっ......柄じゃないのに......)ポロポロ

グスッ......ヒック......






「......ガヴ.........」

ヴィーネ(ガヴが学校に来ないままもう一週間)

ヴィーネ(ガヴを起こさない分早く学校に行けるから、ここ最近一番乗りで教室に着いてしまう)

ヴィーネ(やっぱり、ガヴを更正させるなんて無理だったのかしら)ハァ

......アーワカンネー...

ヴィーネ(?教室にもう誰かいる?)ガラッ

ガヴ「!! ヴィーネ!」ガタッ

ヴィーネ「が、ガヴ!?」

タタタタ

ガヴ「ちょっとこっち来てくれ!早く!」グイッ

ヴィーネ「え、え、え?」ヨタヨタ

ガヴ「宿題が終わらないんだ!習ってない範囲全くわからんし教えてくれ!」

ヴィーネ「それはいいけど......」

ガヴ「良かった!ここなんだけど......」

ヴィーネ「あ、その範囲なら私の宿題が......」

ガヴ「いや、今日は見せてもらわなくていい」

ヴィーネ「えぇ!?ガヴリール本当にどうしたの!?」

ガヴ「あ、でも勉強は教えてくれ......」アセアセ

ヴィーネ「......ぷっ」クスクス

ガヴ「わ、笑うな///」

ヴィーネ「はーい♪えっとここはね......」

ヴィーネ(なんかガヴらしいな♪)

ガヴィーネ「「終わったーーー!!!」」

ガヴ「やべ......眠......」ベシャァ

ヴィーネ「お疲れ様。なんとか今日の分だけ終わらせられたわね」

ガヴ「.........全部......やったよ」

ヴィーネ「え?」

ガヴ「一週間前の.........やつから......やった...っつーの......」

ヴィーネ「えぇ!?いくら朝早くても終わるわけ...!」

ガヴ「...昨日.........寝られなくてオール............した」

ヴィーネ(うわぁ......)

ヴィーネ「珍しく早寝早起きしたと思ってたのに......」ハァ

ガヴ「私にその単語は、似合わん...!」クワッ

ヴィーネ「ほんと、ガヴらしいわね」

ヴィーネ「さすがに泣いたのは驚いたけど」プフッ

ガヴ「なっ!///ヴィーネおまええぇぇぇ......」ヘニャヘニャ

ヴィーネ「ちょ、危ない!」ガシッ

ドサッ

ヴィーネ(これ膝枕...!///)

ガヴ「.........あーまじもうむりこのままねかせてくれー......」

ヴィーネ「だ、だめよガヴ起きて!」ユサユサ

ガヴ「すぴー......」グッスリ

ヴィーネ「.........もう///」ナデナデ






ラフィ「」ニマニマ

ヴィーネ「っ!?ラフィ!?///」バッ

ラフィ「お気になさらず~♪」ニヤニヤ

ヴィーネ(くっガヴの頭を乗せてるせいで動けないぃ...!///)カアァ

ガヴ「くかー......」

終わり



『.........私は?』

スレタイ回収しようとしたらいつの間にか終わっていた。許せ
次は百合要素濃いめで書きたい
ガヴィーネ流行れ

おまけもあるよ

ガヴ「北風と太陽?」

ヴィーネ「そ。この世界の童謡を読んだの」

ガヴ「ふーん......この本のせいで私は大変な目にあったのか。忌々しい」ペラペラ

ヴィーネ「今まではその北風みたいに強引にガヴを学校に連れてきてたけど、太陽みたいに優しくしてみたらガヴも自然に学校に来てくれるかなって」

ガヴ「それにしては辛辣すぎだろ...」

サターニャ「......あんた今まで一週間何してたのよ」

ガヴィーネ「「あ、いた(んだ)(の)?」」

サターニャ「いたわよ!!ラフィエルは終始ニヤニヤして気持ち悪いからこっちに逃げてきたの!」

ヴィーネ「う...///」カアァ

ガヴ「?」

ガヴ「ずっと家でゲームしてたよ。さすがにヤバいとおもって学校来たがな」

ヴィーネ「サターニャがガヴの家に行くって聞かなくて......止めるの大変だったんだから」

ガヴ「えぇ......きっも」ドンビキ

サターニャ「そんなんじゃないわよ!」

サターニャ「引きこもりの駄天使を嘲笑いに行こうとしただけよ!にゃーっはっは!!!」

ガヴ「そんなことだろうと思った......」

ヴィーネ「ふふっ」クスクス

ガヴ「なんだよヴィーネ」

ヴィーネ「学校に来た本当の理由を知ってると......ね」ボソッ

ガヴ「!! おいヴィーネ!///」カアァ

サターニャ「何の話?」

ヴィーネ「内緒♪」

ガヴ(悪魔め......///)

ラフィ「ごきげんよう♪」ニコニコ

サターニャ「げっ」

サターニャ(しまった!声が...)ハッ

ラフィ「うふふ♪」

サターニャ(え、反応なし!?)

ガヴ「やけに機嫌がいいな。どうした?」

ラフィ「朝方とってもいいものを見させてもらったので♪」チラッ

ヴィーネ「/////」カアァ

ラフィ「ヴィーネさんが教室d」ムグッ
ヴィーネ「そうそうそう!///ラフィが好きそうな映画を見つけてね!///」アセアセ

サターニャ「なに焦ってるのヴィネット」

ヴィーネ「あ、焦ってないし!?///興奮してるだけだし!?///」

ガヴ「それはそれでどうなんだよ」

ヴィーネ(ラフィーーーー!!!///)

ラフィ(うふふふふ♪)ニコニコ

ラフィ「そ、それにしても凄いわね。一夜で一週間の課題全部やっちゃうなんて」

ラフィ「ガヴちゃん昔はやれば出来る子でしたから」

サターニャ「想像出来ないわね......」

ガヴ「今もそうだぞ。やらないだけで」

ヴィーネ「じゃあ明日からも自分で学校来れるわね」

ガヴ「は?するわけないじゃん。めんどくさい」

ヴィーネ「え」

ガヴ「確かに迷惑かけてるなーって思ったけどさ、もうそれがあたり前みたいなものじゃん?」ヘラヘラ

ガヴ「ヴィーネもさ、久しぶりに私の世話したいと思うだろ?」

ガヴ「だから明日からもお世話よろしくな!ヴィーネ!」グッ

ヴィーネ「ふざけるなーーーー!!!」

おまけ1 おわり
あ、ガヴがバイトしてる設定忘れてた...

おまけ2もあるのか

>>22
短いけど明日にでも
そしたら次ガヴ→ヴィーネのスレ立てる。ヴィーネ→ガヴ多いからね

ヴィーねさん盗撮してるの?

認識阻害かな?

>>26
>>27

>>10のことかな?
ヴィーネはガヴの事が気になって扉の前まで行ったという描写をしたかったんですがわかりづらいですよね...

ガヴ→ヴィーネ早く書きたい...

ヴィーネ(結局、私はガヴの世話をしなくちゃいけないのね)ハァ

ヴィーネ(あぁ...自分の母性本能が恨めしい...)グスッ

ヴィーネ「ガヴー、起きなさーい」コンコン

ヴィーネ(って言ってもどうせ寝てるんでしょうけど)

ガチャ

ヴィーネ「ひっ!?」ビクッ

ヴィーネ(扉が勝手に開いた!?)

ガヴ「...起きてるよ。今ご飯食べてるからちょっと待っててくれ」

ヴィーネ「あっうん...」

ガヴ「いや、まだ時間あるから入っていくか」

ヴィーネ「えぇ!?」

ガヴ「.........嫌ならいいんだが」ポリポリ

ヴィーネ「じゃ、じゃあお邪魔させて、もらうわね」

ガヴ「お、おう」

~ガヴの部屋~

ヴィーネ(ガヴの部屋も久しぶりね...)キョロキョロ

ガヴ「お、おい、あんまりジロジロ見るなよ///」

ヴィーネ「ご、ごめん!」アセアセ

ガヴィーネ((...............))

ヴィーネ(部屋も綺麗になってるしガヴもおとなしいしなんだか落ち着かない...)ソワソワ

ヴィーネ(食事も白米、鮭の塩焼き、味噌汁。バランスが良い)

ガヴ「」モグモグ

ヴィーネ「あ...!そ、その朝ご飯自分で作ったの?」

ガヴ「ん?あぁそうだけど...」

ヴィーネ「一口欲しいなー...なんて」

ガヴ「は!?///」

ヴィーネ「え、え、私変な事言った!?」

ガヴ「あ...いや、別にそういうわけじゃない...けど......」

ガヴ(ちくしょー...料理なんて久しぶりだから上手くできてるかわかんないんだよ!)

ガヴ「わ、わかった。食べてみてくれ」スッ

ヴィーネ「うん......え、取り皿とお箸は?」

ガヴ「洗うのがめんどくさいから私の使ってくれ」

ヴィーネ「めんどくさがりなのは変わらないのね......いただきまーす」パクッ

ガヴ(......あ)

ヴィーネ(これ......)

ガヴィーネ((間接キスじゃね(ない)!?///))ハッ

ヴィーネ「お、美味しかった...わ」

ヴィーネ(恥ずかしすぎて味なんてわからなかったけど...///)

ガヴ「そ、そうか...」

ガヴ(平静になれ...平静に......///)

ヴィーネ「......あ、そうだガヴ。宿題は?」

ガヴ「ちゃんとやってあるよ。ネトゲと宿題両立できる技を身につけたんだ」グッ

ヴィーネ(なんて無駄な技術...!)

ヴィーネ「でも、さ...ガヴ大丈夫?」

ガヴ「何が?」

ヴィーネ「今のガヴは頑張って......いや周りからしたら当たり前の事なんだけど、今までの不規則な生活を変えて、今ちゃんと生活してるでしょ?」

ヴィーネ「......だから、辛い思いしてないかなって...」

ガヴ「ヴィーネ...」

ヴィーネ「...............」

ガヴ「......ははーん、さては寂しくなったな?」ニヤリ

ヴィーネ「え?」

ガヴ「最近の私はきちんとしてるから物足りなくなったんだろ?」

ガヴ「まぁヴィーネがど~~~~~しても!私の世話させてあげげっ!!??」ゴツンッ

ヴィーネ「(サターニャみたいに)調子乗んな」ゴゴゴゴ

ガヴ「いっっつ~~......殴ることないだろ...」

ヴィーネ(やっぱりガヴはガヴのままか...)

ヴィーネ「はぁ......そろそろ行かないと遅れるわよ」スクッ

ガヴ「ま、待ってくれヴィーネ」

ヴィーネ「もう何?」

ガヴ「あ、あのさ.........今まで迷惑かけてごめん」ペコッ

ヴィーネ「え、えぇ!?」ギョッ

ガヴ「......そんな反応されても仕方ないんだろうな」

ヴィーネ「あああごめんガヴ!そんなつもりじゃ......」

ガヴ「これでもヴィーネに迷惑かけてたって思ってるんだよ」

ガヴ「でも前みたいに完璧は無理だから、ネトゲはやめられないし、早寝早起きも寝るの早めて夜中起きてオールしてるんだけど...」

ガヴ「でも...!できるだけヴィーネに迷惑かけないように頑張るからさ!」

ガヴ「こ、これからも友達で...見捨てないでいてくれるか...?」

ヴィーネ「あ...」

ヴィーネ(私、あの時ガヴに向かって見捨てるような言葉...!)

ヴィーネ「わ、私こそ!」ギュッ

ガヴ「!!」

ヴィーネ「これからもずっと......ガヴの親友でいたい......」

ヴィーネ「ごめんね、ガヴ......」

ガヴ「うん......」ギュッ

ガヴィーネ(恥ずかしくて顔見れない...///)

ヴィーネ「ってあぁ!!もうこんな時間!?」

ガヴ「げ、やばいな」

ヴィーネ「少し急いで行きましょガヴ!前よりはまだ...!」

ガヴ「いや!以前の時間に比べたらもう五分はプレイできる!」

ヴィーネ「は」

ガヴ「私は後で追いつくから、ヴィーネは先行っててくれ!」カタカタ

ヴィーネ「ネトゲやめろぉーーーーーーーー!!!!!」

おわり

しまった、まるでこっちがメインみたいじゃないか......
とりあえずこのスレは終わりなのでHTML依頼出します

新スレのガヴィーネ誘導いりますかね?

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