陸(おか)で戦う艦(ふね) (29)
20xx年、深海との戦いに終わりが見え始めたある日、戦後の主導権を握られることを恐れた北の大国が突如欧州諸国へ戦線を布告。
しかしNATOのうち米英は対深海戦争に国力の全てをつぎ込んでおり大陸に派兵する余裕はなく大陸の欧州諸国はEUを母体に欧州連邦を結成
しかし主要国である独仏伊が対深海戦争に国力を割いている以上連邦が圧倒的に不利と思われたが対深海戦争講話時点までに殆どの国境線の維持に成功
欧州連邦軍司令部は大規模反攻作戦、第二次バルバロッサ作戦に向け、世界各地(主に日本)に散らばった自国艦娘の帰国を急がせていた...
対深海戦争終戦時の戦線
http://i.imgur.com/aXgjagt.png
青,味方(ヨーロッパ連邦、昔の泡のあるお風呂屋)旧独伊仏のみ艦娘所持。技術的には常に三大海軍国からの技術供与があったため一定の水準は満たしている
アカ,敵(北の大国やくまさんやイワンやアカ共などお好きなように)WW2時の某国海軍の数の少なさと古さと性能の低さや艦船に関する技術の低さがたたりほぼ戦力化されていない。雑
魚だったからねしょうがないね
緑,中立(現状では)現状中立である日米英は艦娘の多さ質技術全てにおいてトップクラス。三大海軍国だからねしょうがないね
艦これやってて思ったんですが艦娘を陸戦投入したら戦争が変わると思うんですよねえ。重砲とある程度の装甲を持った兵士がヘリコプターで迅速に展開する...ロマンしかない
駆逐艦軽巡重巡戦艦は完全に自走砲の上位互換(下手したらMBTを上回るかも)ですし空母系は動く野戦飛行場で更に艦載機はドローンで操作に必要な人員は艦娘一人というかなり素晴らしい兵器です。
潜水艦は...まあ...その...まあ...そうねぇ...。とにかく艦娘がいる陸軍といない陸軍ではかなりの差がつくと思うのでそれを書けたらいいなと
そのための北の大国、北の大国...あとそのための三大海軍国...?高火力!重装甲!高機動!高火力!重装甲!高機動!って感じ...?
キャラ崩壊上等ですしバンバンオリキャラ出ると思いますがご容赦を...いわゆるメアリー・スー的なキャラはでてきませんのでそこはご安心ください
下ネタや上官への陰口は戦場の華みたいなもんですしオリキャラいないと司令部書けないのでしょうがないと思ってください
艦これでやんなくてもいいだろ?そんなのわかってます。あくまで艦娘と言う陸戦を変えれる兵器を使って陸上での戦争を見たいだけなのです。
あくまで艦娘と言う要素が必要なので艦これなのです。だから荒らしたりしないでください
基本的に海にはでません。艦とは何なんでしょうかね?
艦船と海兵隊が一緒になったものとして上陸戦もできそうなので太平洋戦線も書きたいですがいかんせん火種がないためどうしよもないです...
北の大国はあくまで北の大国です。現在存在する国家には一切関係がありません(大嘘)
北の大国に対するする反攻作戦を艦娘視点+αでだらだら描いていきます。バルバロッサって言ってますが今回は成功するでしょ(適当)
あとできる限り登場する地名は地図を貼って大体どの辺かわかるようにはしますので一応調べなくても結構です
グロテスクな描写が時々出るかもしれませんのでご了承願います
更新は不定期です。エタらないようにはします。またSSを書くのは初めてなので至らない点多々ありますがご容赦ください。
また実際のドクトリン等はあまり詳しくないためツッコミどころが多々あると思いますが温かい目で見守って頂けると幸いです
20xx年、深海との戦いに終わりが見え始めたある日、戦後の主導権を握られることを恐れた北の大国が突如欧州諸国へ戦線を布告。
しかしNATO軍のうち米英は対深海戦争に国力の全てをつぎ込んでおり大陸に派兵する余裕はなく大陸の欧州諸国はEUを母体に欧州連邦を結成
しかし主要国である独仏伊が対深海戦争に国力を割いている以上連邦が圧倒的に不利と思われたが対深海戦争講話時点までに殆どの国境線の維持に成功
欧州連邦軍司令部は大規模反攻作戦、第二次バルバロッサ作戦に向け、世界各地(主に日本)に散らばった自国艦娘の帰国を急がせていた...
対深海戦争終戦時の戦線
http://i.imgur.com/aXgjagt.png
青,味方(ヨーロッパ連邦、昔の泡のあるお風呂屋)旧独伊仏のみ艦娘所持。技術的には常に三大海軍国からの技術供与があったため一定の水準は満たしている
アカ,敵(北の大国やくまさんやイワンやアカ共などお好きなように)WW2時の某国海軍の数の少なさと古さと性能の低さや艦船に関する技術の低さがたたりほぼ戦力化されていない。雑
魚だったからねしょうがないね
緑,中立(現状では)現状中立である日米英は艦娘の多さ質技術全てにおいてトップクラス。三大海軍国だからねしょうがないね
艦これやってて思ったんですが艦娘を陸戦投入したら戦争が変わると思うんですよねえ。重砲とある程度の装甲を持った兵士がヘリコプターで展開する...ロマンしかない
駆逐艦軽巡重巡戦艦は完全に自走砲の上位互換(下手したらMBTを上回るかも)ですし空母系は動く野戦飛行場で更に艦載機はドローンのようなもので操作に必要な人員は艦娘のみと考えるととても素晴らしい兵器だと。
潜水艦は...まあ...その...まあ...そうねぇ...。とにかく艦娘がいる陸軍といない陸軍ではかなりの差がつくと思うのでそれを書けたらいいなと
そのための北の大国、北の大国...あとそのための三大海軍国...?高火力!重装甲!高機動!高火力!重装甲!高機動!って感じ...?
キャラ崩壊上等ですしバンバンオリキャラ出ると思いますがご容赦を...いわゆるメアリー・スー的なキャラはでてきませんのでそこはご安心ください
艦これでやんなくてもいいだろ?そんなのわかってます。あくまで艦娘と言う陸戦を変えれる兵器を使って陸上での戦争を見たいだけなのです。
あくまで艦娘と言う要素が必要なので艦これなのです。だから荒らしたりしないでね
基本的に海にはでません。艦とは何なんでしょうかね?
艦船と海兵隊が一緒になったものとして上陸戦もできそうだけど太平洋に火種ないからねしょうがないね
北の大国はあくまで北の大国です。現在存在する国家には一切関係がありません(大嘘)
北の大国に対するする反攻作戦を艦娘視点+αでだらだら描いていきます。バルバロッサって言ってますが今回は成功するでしょ(適当)
あとできる限り登場する地名は地図を貼って大体どの辺かわかるようにはしますので一応調べなくても結構です
グロテスクな描写が時々出るかもしれませんのでご了承願います
更新は不定期です。エタらないようにはします。またSSを書くのは初めてなので至らない点多々ありますがご容赦ください。
こんなのでよければどうぞ見てください。多分次の更新は明日の夜になると思います
くっそ読みにくい
目が滑る滑る
Scheiße!
イワンとの戦いが長引いてるから帰国しろですって?
何が悲しくて戦争終わってのんびりしてる時に別の戦場に駆り出されないといけないのよ!
口に出したつもりはなかったが漏れていたらしい
近くにいたプリンツが寂しそうな顔をしながら
「しょうがないですよー本国はまだ戦争中ですし。そんなことよりビスマルク姉さまも飲みませんかー」
とビールを勧めてくる
「なんで真っ昼間からビール飲んでるのよ...」
そう口にするとすぐに答えが帰ってきた
「飲まないとやってらんないですよー。本国が戦争中なのってイワンなんでしょー?敵に艦娘はほとんどいませんし私達帰る必要ないじゃないですかー。もうちょっとこっちに居たいです」
「なんでも陸上での戦闘に駆り出されるみたいよ。艦娘って何なのかしらね」
そう言うとすぐにプリンツの表情が変わる
「もう戦車の群れは見たくないです。確かに対地攻撃も得意ですけどあの時の光景は忘れられません」
そう言えば彼女は私が沈んだ後バルトやオストプロイセンで対地支援を行い続けたんだったわ...
撃破しても撃破しても次々と湧いて出て来たと聞くが、海にいたこの子が見たくないと思うのなら陸上で戦った陸軍の軍人はどう思ったのかしら...
「諦めるしかないわね。出発は一週間後みたいだから身辺整理をしておきなさい。レーベとマックスにも伝えておいて。グラーフには私が伝えておくわ」
「jawohl」
こちらでお世話になった人達に挨拶しに行こうと部屋を出た時、プリンツが小さくScheißeと吐き捨てたのが聞こえた気がした
>>3
何分なれていないもので。改善策等あるならアドバイス頂けると幸いです
ハーメルンとかよくわからないもので...渋に移ったほうがいいのでしょうか?
あとそうしたらこのスレはどうすれば?
好きなとこでやれよって言うのはごもっともだと言うのでここで続けさせて頂きます
私達は輸送機ではなくチャーターした民間機で帰国した
中立国はその領内を軍事基地や軍事的移動経路として使わせたりしてはならない。詳細は忘れてしまったが国際法でそう定められていたはずだ
そして日本は現状中立国だ
私達の帰国を軍用機で行うことはそれに抵触すると上は考えたのだろう
お陰で私達は輸送機ではなく民間の旅客機で帰ることができる。なんて素晴らしいのだろうか。
飛行機が降りたのはドイツではなくスイスのチューリッヒだった。まぁドイツ語圏なので実質ドイツかも知れないが
ここで一緒に帰国することとなったフランスとイタリアの娘達と別れる。再会を願って一杯やりたいが時間がない
また前線で会うだろうとは思うが長い付き合いの戦友と離れるのは辛いものだ
私達は航空機を乗り継ぎロストックへと帰る
Marineamt.日本語で海軍局と言われる組織の一角、海軍組織部にてドイツから帰国した私達5人に辞令が手渡される
「君たちは新編されるEinsatzflottille 3(第3機動隊群)の第1混成戦隊に配属となる。旗艦、いや"戦隊長"といったほうがいいか。戦隊長はBismarck君。」
新編の戦隊の旗艦とは嬉しいことだ。しかし何故旗艦ではなく戦隊長と言い直したのだろうか。私は相当怪訝な顔をしていたのだろう。何も言っていないのに答えが帰ってくる
「君たちは確かに艦であるが人だ。ならば旗艦ではなく戦隊長や戦隊司令といったほうが適切だろう。また同じ理由から君達は階級を付与される」
なるほど。納得が行く。日本に派遣される前も日本でも階級はなかった。それでも十分機能するし上下関係がない方が艦隊運営に支障が出なかった。しかし陸戦ではそうはいかないのだろう
「これまた君達が艦であり人であることで少々問題が生じてね...基本艦長は佐官以上が就任していたのだけど陸戦で運用する際そのままだと支障をきたす恐れがある。」
そりゃそうだごもっとも。旅団長や連隊長クラスの階級がゴロゴロいたらそりゃぁ問題になるだろう。言うならば戦車の車長が全て佐官以上のようなものだ。
「これは既存の階級の待遇や権限を組み合わせることで解決させた。Bismarck君とEugen君後Zeppelin君は大佐待遇の大尉、Maaß君とSchultz君は少佐待遇の大尉にそれぞれ任命する」
「また最初に戦隊と言ったが...陸軍の編成に組み込まれた時はEinsatzflottille 3大隊の中の中隊として扱われるだろう。」
「最初の任地はカリー...いやケーニヒスベルクだ。イワンのクソどもを叩き潰し東プロイセンを取り戻すのだ!そして奴らに艦娘の力を見せつけてやれ」
「jawohl!!」
どうでもいいですがトリップがPQなんですね。WW2時に連合国が対ソ援助物資を運ぶ際の船団名がPQ船団だったのですが残念ながらこのSSでPQ船団が組織される可能性は皆無でしょう。日英米はそのうちこちら側で参戦予定ですし
あと偉大なる大ドイツの領土を掠め取っていったポーランド、ロシア、デンマーク、ベルギー、フランス、バルト三国、ウクライナ、ベラルーシはとりあえず滅べ。
マース川からウラル山脈までエチュ川からベルト海峡までが世界に冠たる偉大なる大ドイツだってそれ一番言われてるから(否、否、否!ドイツ人の祖国はより大なるべし!)
オーストリアちゃんはアンシュルスか二重帝国再建かどっちかして♡偉大なるドイツ民族でヨーロッパを一緒に導こう!
ここまでプロローグみたいなもんで次からようやく戦闘に入ります...
俺は何度も機銃手の頭に当てたんだ。でも死ぬどころか血すら流れはしない。ヘルメットには貫通した穴が何個も確認できるのに
機銃手の射撃でスポッターは死んだが俺はなんとか生き残った。機銃手がこちらを向いている隙に友軍がRPGを撃ったんだ。
燃え上がるハンヴィーを見た時、助かったと思ったがそれはつかの間だった。俺はさっきまでのことを忘れていたんだ。
野戦服を燃やしながらG36を持った女性が涼しい顔でRPGを撃った友軍を掃討するのがスコープ越しに視認できた。
友軍も応射していたがそれを意に介さず燃えながら突っ込んでいく姿はまさに化物のようだった。
そして俺のいる建物をそいつらが掃討し始めた。
恥ずかしながら勝てるわけがないと思った。あんな姿を見たら誰だってそう思うだろう
野戦服は焼けていて半裸同然、煤けていたが火傷も銃創も見当たらない彼女達。
スナイパーって言う者はほとんど必ず殺される。
普通の兵士の場合は弾をばらまく。だから戦友を殺したのはコイツじゃなくて死んだ敵かもしれないと思うことができる。
でもスナイパーは違う。戦友を殺したのはコイツだってはっきりとわかるんだ。
射殺で済んだらいい方、大抵は惨殺される。捕虜になれるのは奇跡と言ってもいい。
でも俺は武器を捨てて両手を上げたんだ。撃たれても燃えても傷一つない兵士などいない。
戦場の理から外れている奴らだからひょっとしたらと言う思いがあった。俺は賭けに出たんだ。そして勝った。
奇跡的に投降出来た俺は彼女達に聞いたんだ「あんたら一体何なんだ」ってね
直後に「艦娘よ」と答えが帰って来た時、さっきまでのこと全てに納得がいった
どうりで撃っても傷一つないわけだ。そう思うと同時に敵に一体どれだけの艦娘がいるのだろうか。勝てるのだろうかと思った
ー元第7独立親衛自動車化狙撃連隊所属狙撃兵の手記
ケーニヒスベルクから48km、国境の街と言う言い方は癪に障るがつい最近までそうだったハイリゲンバイル-ロシア語ではマモノヴォと言ったか-にある連邦軍駐屯地へと向かう
Einsatzflottille 3司令部(大隊本部と呼ばれているが...)にて戦隊に米国供与のハンヴィーと支援火器としてMG4、各員にG36,艤装,野戦服が支給される
G36はありがたい。なんせ建物ごと吹っ飛ばせる兵器は扱いづらい。近距離なら突撃銃で十分戦える
艤装も随分と進化したものだ。最初は腰に三連装砲をつけていたが今はアクセサリがついた小銃とあまり変わらない。主砲、副砲、電探、カタパルトが一体化してそこそこ便利だ
少々深海との戦争が長すぎたのかもしれない
グラーフの「まだ私達空母は不便なままなのか」との嘆きで現実に引き戻される。VRFに行かなければ
今の敵は人。そして我々ドイツ人の怨敵、祖国を2つに割り、未だ東プロイセンを不法占拠している輩だ。
懐かしい顔を見つけた
「帰国以来ね」
そう声をかけると私達の戦友が振り返った
「ええそうね」
「お久しぶりですね」
「久しぶりです~再会を祝って一杯やりませんか~」
「Polaいつも飲みすぎよ。作戦前くらいは控えなさい」
各々再会の言葉を述べてくる。Polaは相変わらずだ。私も一杯やりたいが流石にブリーフィング前に飲むわけにもいかない。
「所属はここにいるから第3機動隊群だと思うけど何戦隊?」
「日本に派遣されたイタリア艦は皆第2戦隊ね。そっちは?」
「私達は第1戦隊ね。今後ともよろしく」
「そうだ。作戦終了後飲まない?そっちの重巡も飲みたそうだし」
「あの娘はいつもよ...貴方も知ってるでしょ?まあ悪くはないわね。」
酒はいい。作戦終了後が楽しみだ
同日1700.欧州連邦ドイツ国プロイセン州ハイリゲンバイル Einsatzflottille 3前線指揮所ブリーフィングルーム
「ケーニヒスベルク占領作戦、緑作戦の作戦概要を説明する」
「開戦初期より包囲を続けているが市街を制圧する余力がなく、占領は後回しになっていた」
「大規模反抗作戦実施前に後顧の憂いを断つことを目的とし占領作戦が立案、発令された。」
「イラクでの衝撃と畏怖作戦を参考としたものが本作戦である。敵重要施設への艦娘による強襲で敵の戦意をくじき早期の制圧を図る」
「第一戦隊がA・スヴォロヴァ通りを北上、第二戦隊がゼルジンスコヴォ通りを北上、両中隊がバグラチオナ通りで合流後レニンスキ通り沿いに侵攻しポビェディ広場を経由しミーラ通り沿いにあるバルト艦隊司令部を目指す。」
「第三戦隊はモスコフスキー通りを西進し市街中心部の制圧支援、第四戦隊はソヴェツキー通りを南進しミーラ通りまで侵攻し艦隊司令部制圧の支援を行う」
「またEinsatzflottille 4及び5がカリーニングラード中心部より伸びる我々の侵攻路以外の通りを侵攻し制圧、我々の後続及び残敵掃蕩として第1装甲師団麾下Panzergrenadierbrigade 41"Vorpommern"が侵攻、制圧する」
「民間人への被害は極力抑えること。パルチザンが増えるのは喜ばしくない」
「最後に、初の艦娘の陸戦への投入である。市街地と言う能力が制限される場所だが各艦その有用性をはっきりと示せ!」
「作戦開始は翌12:00。各艦の武運を祈る」
第41装甲擲弾兵旅団"フォアポンメルン”は2011までは第13装甲師団麾下でしたがドイツ連邦軍再編成に伴い第1装甲師団麾下に所属変更となっています。
日本語版wikiだと情報が古く第13装甲師団麾下となっていますが誤りです
カリーニングラード州駐屯ロシア兵力はバルト艦隊の指揮下にあるためこのような作戦にいたしました。
あとちょっと言動が右寄りでNPD支持者っぽいのはドイツ連邦共和国ではなく帝国時代から続くドイツ国
つまりBundesrepublik DeutschlandではなくDeutsches Reichだからだということにでもしてください
なんやかんやあってフレンスブルク政府がドイツの臨時政府になりそのまま西ドイツになったと言うことにでもしたほうが
艦娘は終戦の立役者たる国防海軍の艦という扱いになるはずなので作中でのドイツ国民と周辺国のドイツ艦娘に対する反発が少ないという理由付けも出来ますし
WW2のドイツ軍はどうしてもナチに結び付けられてしまうのでもし艦娘を実際作るとしたら色々めんどくさいと思うんですよね
生きてます
出撃。
いつもやっていることだが今日からは中身が違う
いや"元に戻った"と表現すべきだろうか
元々私達は兵器。人と人との戦いの道具だ。まあ狩猟にも使われるかもしれないが
海上でハンティングしていたほうが気が楽でいい
そんなことを考えつつ出撃準備をしていると何故か楽器を持った軍人らが駆け回っているのに気がつく。
軍楽隊?慰安コンサートでもするつもりなの?慰安目的ならばもっと前によこすべきだろう
「なんで軍楽隊いるのかしらね。私も出撃サボってコンサートに参加したいわ」
上に知られたらちょっと面倒なつぶやき。でも出撃よりコンサートの方が文化的じゃない
「ビスマルク姉さまもそう思います?一緒にサボってビールでも飲みながら演奏聞きましょうよー」
来るとは思っていなかった返事に面食らいつつもなんとか返事をする
「魅力的なお誘いね。是非とも首を縦に振ってあげたいけども返事はナインよ。敵前逃亡なんて嫌だわ」
魅力的すぎるお誘い。そのままホテルへみたいな理想的なデートとなるだろう。平時においては。
「日本で随分と楽させてもらいましたし久しぶりに真面目にお仕事しませんと」
「心外ね。まるで日本で真面目にお仕事してなかったみたいじゃない。勤務態度に問題ありと報告していいかしら?」
「私も喜んで姉さまの監督責任問題を追求していきたいですね」
冗談に乗ってくれるいい子だ。
「Anker Lichten!」
「jawohl!!」
こんな掛け声だが錨はない。そのことに一抹の不安と寂しさを覚えつつの出撃。
まあこの体になってからは錨なんて上げてないが海か否かは大きい
しかしその感情はすぐに吹き飛ばされる
軍楽隊による見送りの演奏。懐かしい曲
軍楽隊はこのために来てたのだ。
そう。我等は海の戦友。
我等はどんな波にも動じない
上の粋な計らいに感謝しよう
ハイリゲンバイル(マモノヴォ)より約30分(平時)、ヴォロノヴォ付近
『オットー01よりCP。413大隊はまだか』
『CPよりオットー01。413大隊は間もなく到着する。しばし待て』
『こちら413大隊第一中隊。コールサインはアントン。視界に捉えた』
『了解。こちら第3機動隊群第一中隊。コールサインはオットー。こちらも確認した。』
「あれ...本当に戦車中隊なんですか?」
プリンツがそう思うのも仕方ない。なにせ走る檻が何台もやってきたのだから
対戦車ミサイル防御のためのケージ装甲とわかっていてもやはり理解しがたいものだ
『聞こえてるぞお嬢さん。大丈夫だ。コイツはちゃんととLeopard2A7だよ』
『A7って確か市街戦仕様ですよねぇ?なんで追加でケージ装甲全周に装備してるんです?』
『保険だよ。あってもなくても変わらないかもしれないがあったほうが安心できる。だからつけている。君達こそハンヴィーに何もつけなくて大丈夫なのかい?』
『壊れても私たちにはあまり関係ないもの。移動手段がなくなるのは困るけどそれも大したことではないわ。』
『とても心強いね。何かあったら援護頼むよ』
『オットー01了解。何もないことを祈るわ』
第41装甲擲弾兵旅団第413戦車大隊第一中隊の戦車と合流し30分
ケーニヒスベルク市郊外の住宅地を抜け、スヴォロヴァ通りが屈折するあたり。アパートの前を通り過ぎる
『オットー01よりCP。これより市街地へ突入する』
『CPよりオットー01。了解した。413大隊の支援の元北上し目標へと向かえ』
『オットー01。了解。』
堅苦しい無線は好きじゃない。ある程度のフランクさがほしい。やはり日本は良かったと再確認
まあ文句を行ったところでどうにかなる問題ではないことはわかるが
『オットー01よりアントン01。市街地へ入る。支援願う』
『アントン01了解。かたっ苦しい無線はよそうMädchen。同じ前線勤務だ。仲良くいこう』
内心Mädchenと呼ばれることに嬉しさを感じるがそう考える時点でもうおばあさんなんだろう
『年上には敬意を払うべきねJunge。私達は貴方のおばあさんよりよっぽどおばあさんよ。』
なんせ1930年代生まれだ。起工日進水日就役日どれが誕生日かは疑問に思うがどっちにしろおばあさんだということには変わりない
『そういうのをヤーパンではLolita Großmutterって言うってのを聞いたことがあるぞ?』
プリンツやレーベ、マックスなら当てはまるんだろうか。だがあいにく彼女らよりも外見は年上だ
『だれがロリババアよ。まあいいわ。突っ込むわよ?Lieber Enkel』
『了解したLiebe Oma。にしても市街地は乗り気しないな。一昔前は戦車は不利と言われてたもんだがなぁ』
スヴォロヴァ通り
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作中で言及したのはこのあたりです。ここまでは住宅地や草原や林があり郊外というか田舎という感じが強いですがこれより市街地と言う感じが強くなります
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