忍「?なにかあったの?」
穂乃香「ぽんたが来年もばふぁろーずと契約したそうです!もう来年が楽しみで仕方がありません!」
忍「――あー。今日は駄目な穂乃香ちゃんか…」
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忍「…あの頃から気になっていたんだけど、ぽんたってそんなに可愛いの?」
穂乃香「カワイイじゃないですか!それこそぴにゃこら太と同等ですよ!」
忍「――あのブサイクと同等って、相当だよね…。穂乃香ちゃんの可愛いセンス…」
穂乃香「結局、今年はおりっくす戦を見に行くことが出来ませんでしたから、来年こそは見に行きたいですね」
忍「アタシたちは東京だから、選ばなければ結構見に行くける機会はありそうだよね。千葉とか所沢もあるし、東京ドームとか神宮、横浜もあるし」
穂乃香「今からどこ試合を見に行くか予約しておかないと!」
忍「…穂乃香ちゃん。プロ野球の試合の予約はもう少し先だし、それらの試合は相手チームのホームだから、相手のファンクラブじゃないと意外と不利かも…」
穂乃香「そうなんですか?」
忍「まあ、平日の夜の試合だったらそこまで心配することないと思うけどね」
穂乃香「…らいおんずのファンクラブに入って、チケットを早めに確保しましょうか?」
忍「それじゃ、本末転倒だからね!おりっくすの応援するんでしょ!」
穂乃香「おりっくすの応援をするのではありません。ぽんたの応援をするんです」
忍「…ついったーで穂乃香ちゃんはぽんたをフォローしているけど、おりっくすはしていないんだ」
穂乃香「だって、私はぽんたのファンですから」キリッ
忍「――何という無駄なキメ顔」
忍「でも、インターネットのページを見ると、負けたら脱ぎますって言ってるけど。それでも?」
穂乃香「応援します!前も言いましたけど、ぽんたを喜ばせられないおりっくすを私は許しません!」
忍「――ちなみに前ってこのことだから。モバP「バファローズポンタ?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1465695936/)」
穂乃香「来年はぽんたを喜ばすことが出来る1年にしたいです!だから、おりっくすも少し応援するんです」
忍「――ツンデレっぽいなあ」
穂乃香「忍ちゃんは来年おりっくすが優勝すると予想していますよね?」
忍「…さすがに厳しいんじゃないかな?イトイも出て行ったし、何人か新しい人は来たけど、周りがそれ以上に強い補強してるし」
穂乃香「うう…。忍ちゃんもプロデューサーさんと同じこと言ってますね…」
忍「――聞いていたんだ。より詳しい人に」
忍「優勝は厳しくても、3位以内なら!プレーオフには十分出られると思うよ!」
穂乃香「優勝したいんです。ぽんたが胴上げする瞬間を見たいんです」
忍「…ソシャゲーにはまる人みたい。まだお金を使ってない分マシだけどさ」
穂乃香「…決めました!私、ぽんたのように負けたら脱ぎます!」
忍「ブッ!!」
忍「ちょっと!穂乃香ちゃん!何言ってるの!」
穂乃香「ぽんたが脱ぐのなら、わたしも――」ガッシッ
忍「止めて!穂乃香ちゃん!それは駄目!アイドルも辞めなくちゃいけなくなるから!」
――少しして
忍「穂乃香ちゃんって、翠さんに似ているよね…」ハアハア
穂乃香「そうですか…?」
忍「天然で、変なところが強情なところ」
穂乃香「!良いことおもいつきました!」
忍「――絶対いことじゃないな」
穂乃香「私と翠さんで、ばふぁろーずぽんた応援団を作るんです!二人もいれば勝つ可能性も二倍です!」
忍「――周りの心労が二倍に増えるだけだよなあ…」
忍「だから、ぽんただけじゃなくておりっくすも応援しようよ。そうすれば、みんな頑張るんじゃない?」
穂乃香「それは良いアイディアですね!早速翠さんとお話してきます!」
忍「――そしてへんに行動的なところもそっくりだよね」
――
翠「ばふぁろーずぽんた…。ですか」
穂乃香「はい。こういうカワイイキャラがおりっくすという野球チームを応援しているんですが、負けると、こうなってしまうんです」
ぽんた「んほーーー!!」
翠「…なんでこのキャラクターは脱いでいるんですか?」
穂乃香「それは…私にもわかりません。ですが、一般の方たちはこれが面白いというんです」
翠「それは許せませんね。身ぐるみを剥がされてそれを見て笑うなんて…。穂乃香さんもそれを憂いて…」
忍「――最初はそうだったけど、今は一緒になって笑う方なんだけどね」
穂乃香「私はこのぽんたが胴上げをしているシーンが見たいんです。忍ちゃんに相談したところ、おりっくすを応援すれば、勝つ可能性が高まる。優勝しやすくなると」
翠「それはいい案ですね。応援団は多い方がいいと思いますので、私も賛同者を募ってみます」
穂乃香「ありがとうございます!」
忍「何だか、大事になってきたような…」
――
翠「――ということなんです。千秋さんも一緒に参加してみませんか?」
千秋「野球は国民的スポーツだし、その一番上のプロ野球はエンターテイメント的にも魅力的よね。私たちもそれに触れれば何かきっかけがつかめそうね」
翠「ということは!」
千秋「あなたたちとは動機は違うけど、協力するわ。おりっくすの応援団として参加するわ」
翠「ありがとうございます!これでおりっくすは優勝間違いなしですね!」
千秋「後は後ろだてね。もちろんあの人に聞かなければ」
――
モバP「…それで俺におりっくすの公認応援団を組織したい…か」
穂乃香「はい!ぽんたが来年もおりっくすとやるので、私も応援したいんです!」
翠「私と千秋さんも穂乃香さんに共感して参加します」
モバP「…忍は?」
忍「えーっと保護者役?」
穂乃香「私の方が年上ですよ!」
忍・モバP「――夢中になると、目の前以外全く見えていない三人組だからなあ」
モバP「そうだな。冷静な第三者の目が必要だ。頼むぞ」
忍「任されたよ!」
穂乃香「まず、私たちはおりっくすを応援する会を立ち上げましょう!」
翠「ついったー?とかSNSを使ってアピールしていきましょう!」
千秋「いいわね。まずは写真を撮って」ピロリン
ワイワイガヤガヤ
忍「…止めなくていいの?」
モバP「なあに。直に分かる」
穂乃香「そこから、私たちは応援するのにはどうしたらいいか。という議題を重ね、」
翠「オフの時に応援歌を練習し、見ないで全選手の応援歌をマスターしました」
千秋「そして――」
モバP「あー。穂乃香、翠、千秋。そして一応、忍。来てくれ」
――会議室
モバP「お前たちを呼んだのは、分かってるな?」
穂乃香「はい。おりっくすの話ですね」
千秋「呼ばれたってことは、進展があったって話よね?」
翠「いよいよ、始まるんですね…」
モバP「その件なんだが、じつはおりっくすにはビーズガールズというチアーリードがいるんだ。だから、今回の話は無理だ…」
穂乃香・翠・千秋「んほーーーーー!!」
忍「――おりっくすのこと調べてたんなら、見ていると思ってたんだけどね」
――しばらくして
忍「穂乃香ちゃん。あれから、ばふぁろーずはどうしたの?」
穂乃香「進めていますよ。今度、ばふぁろーずのプロユニフォームに背番号∞をいれています」
忍「そ、そうなんだ…。――ヤバイ、穂乃香ちゃんのぽんた好きが悪化している!」
穂乃香「そうだ。忍ちゃんも一緒に写真を撮りましょう。去年のばふぁろーずのユニホームがありますから」
忍「え!?買ってたの!?」
穂乃香「はい。この紺色がかっこよくてつい…」
忍「まあ、あたしもユニホーム着てみたかったし、いいかな?」
忍「後日、届いたユニホームで穂乃香ちゃんと写真を撮ってついったーにあげたら、結構評判が良くて、それがおりっくすの関係者の目に止まったんだけど、それはまた別のお話ね」
――劇終!
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