P「司会のPです、皆様よろしくお願いします」
ちひろ「解説の千川ちひろです、よろしくお願いいたします」
P「唐突に始まりました山手線ゲーム、今回は中国地方が生んだ懐メロユニット【パストデイズ・シンガーズ】の皆さんに競っていただきます」
ちひろ「ルールはこちらのボードをご覧ください」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1482147074
①【20年以上前の曲】をお題にした山手線ゲーム
②各選手は20歳未満のアイドルを1人選び、審査員をしてもらう
③曲を答えられても、3名の審査員のうち2人が分からなかった場合はアウト
(タイトルを聞いてその曲のサビが分かることを基準とする)
ちひろ「曲を答えられても審査員の過半数が分からない場合は失格という厳しいルールです。時代を超えて愛される曲を答えられるかが勝負のカギになりますね」
P「それでは選手を紹介しましょう。エントリーナンバー1、村上巴!得意ジャンルは演歌!審査員役には安部菜々を選択されました」
巴「やるからにはてっぺん目指すけぇの!」
菜々「ちょっと複雑ですけど、クイズ番組だと思って頑張ります!キャハっ!」
ちひろ「懐メロへの造詣の深さに定評のある菜々さんを選んできました。自分だけでなくライバルの回答も通る可能性は上がりますが、手堅い采配と言えるでしょう」
P「続きましてはエントリーナンバー2、藤原肇!得意ジャンルは民謡・童謡!審査員役には…なんと龍崎薫を指名しております!」
肇「誠心誠意努めます。よろしくね、薫ちゃん」
薫「はーい!『しんさいん』がんばりまーっ!」
ちひろ「事務所最年少の薫ちゃんを指名とは中々に攻めた人選ですね」
P「最後になりますエントリーナンバー3、長富蓮実!得意ジャンルは往年のアイドル曲!審査員役の大槻唯と共に入場です!」
蓮実「時代を超えて響く歌、私から受け取ってください」
唯「ちーっす!ゆいでーす!みんなアゲてこーね♪」
ちひろ「蓮実ちゃんはカラオケが趣味の唯ちゃんを起用してきました。さて、回答席、審査員席にメンバーが揃いました所で早速始めたいと思います」
P「回答者は巴→肇→蓮実→巴…の順になります。それでは参りましょう。山手線ゲーム!」
アイドル一同『イェーイ!!』
巴「うちからじゃな。【天城○え】」
判定:2-1(薫×)
巴「むぅ、この曲でも薫には厳しいか」
薫「あうぅ、ごめんね巴ちゃん…」
巴「なぁに、2人が分かればセーフなんじゃ、気にせんでえぇ」
肇「次は私ですね。【こい〇ぼり】」
判定:3-0
薫「はーい、これはわかりまー!」
ちひろ「なるほど、童謡主体にするなら薫ちゃんは強力な味方になりますね」
P「有名な童謡は大体20年以上前の曲になるのも強みでしょう」
蓮実「ここは…そうですね。【犬の〇まわりさん】」
判定:3-0
P「蓮実は初手から自分の得意ジャンル以外を選んできました」
ちひろ「山手線ゲームでは相手が答えそうなものを先に言ってしまうのも重要ですからね、良い判断だと思います」
巴「うちは自分の道を行く!【川の〇れのように】」
判定:2-1(薫×)
唯「これは分かるけど、ゆいも演歌はあんまり知らないから気を付けてねー?」
肇(巴ちゃんには悪いけど、早めに勝負をかけさせてもらおうかな)
肇「いきます。【津軽〇峡・冬景色】」
判定:2-1(薫×)
巴(むぅ、言われてしもうたか)
蓮実「ラッキーチャンスは逃がしません!ごめんね巴ちゃん、【ウイ〇キーが、お好きでしょ】」
判定:2-1(薫×)
唯「どっちも765プロの子がカバーしてたよね、ゆいもたまにカラオケで歌うなー」
ちひろ「蓮実ちゃんも演歌で被せてきました。これは巴ちゃん苦しいか」
巴「なんのまだまだいけるけぇ!【長崎〇今日も雨だった】!」
判定:2-1(薫×)
薫「うぅー、全然わかんない…」
肇(ごめんね薫ちゃん、もうちょっとだけ我慢して…)
肇「狙いは外しません。【さそ〇座の女】」
判定:2-1(薫×)
菜々「サビの歌詞がタイトルになっている曲は分かり易いですねー」
蓮実「でしたら…【好き〇なった人】」
判定:2-1(薫×)
ちひろ「演歌が続きます、容赦ないですね二人とも」
唯「そういえば紗枝ちゃんも演歌をカバーしてたよね?」
巴(【また〇に恋してる】じゃが、あれはそんなに古くないけぇのう…)
巴「…と、いかんいかん、もううちの番か。そうじゃな…【つぐ〇い】!」
判定:1-2(薫×・唯×)
唯「ごめーん!曲聞いたら分かるかもだけど、タイトルだけじゃ分かんなかったー」
P「おおっと早くも巴脱落!演歌限定は厳しかったか!」
巴「無念じゃ…」
ちひろ「巴ちゃんには実況席に移って頂きまして、ここからは肇ちゃんと蓮実ちゃんの直接対決になります。どんどん参りましょう!」
肇「お待たせ薫ちゃん、【シャ○ン玉】」
判定:3-0
薫「ひさしぶりにまる出せたー!」
肇「ふふ、頼りにしてるね」
蓮実(私も出来るだけ童謡を答えたいな…答えながら考えないと)
蓮実「それでは…【赤い○イートピー】」
判定:2-1(薫×)
P「蓮実も得意ジャンルの札を切ってきました。唯がどのくらい分かるのかが勝負の分かれ目になりそうです」
唯「こういう曲はハスミンとカラオケでいっぱい歌ってるからねー、結構分かるよ!」
ちひろ「なるほど、それを見越しての審査員起用でしたか」
巴「むむむ、審査員を誰に頼むかの時点で勝負は始まっとったんじゃな…」
P「いえいえ、菜々を連れてきたのは好判断でしたよ」
巴「…Pよ、うちに敬語はやめぇ。鳥肌が立つわ」
P「おっと了解。巴が菜々を選ばなかったら勝負が成り立たなかった恐れもあるからな、GJだ。菜々はここまでパーフェクト、流石だ」
菜々「あはは、それはその…【速報!歌の○辞テン】とか好きでしたから!」
P(あの番組も10年以上前に終わってるんだよなぁ…)
ちひろ「さて、ここからしばらくラリーが続きますので、二倍速でお送りいたします」
肇「【赤と○ぼ】」(3-0)
蓮実「【ぞう○ん】」(3-0)
肇「【お正○】」(3-0)
蓮実「【めだ○の学校】」(3-0)
肇「【ちい○い秋みつけた】」(3-0)
蓮実「【なん○ったってアイドル】」(2-1)
肇「【どん○りころころ】」(3-0)
蓮実「【メリ○さんのひつじ】」(3-0)
肇「【桃太○】」(3-0)
蓮実「【きん○ろう】」(3-0)
肇「【かご○かごめ】」(3-0)
蓮実「【バレ○タイン・キッス】」(2-1)
肇「【アル○スいちまんじゃく】」(3-0)
蓮実「【森の○まさん】」(3-0)
肇「【あん○がたどこさ】」(3-0)
蓮実「【ずい○いずっころばし】」(3-0)
肇「【大き○古時計】」(3-0)
蓮実「【SW○ET MEMORIES】」(2-1)
肇「【おば○なんてないさ】」(3-0)
蓮実「【UF○】」(2-1)
肇「【チュ○リップ】」(3-0)
蓮実(【心の○】…は唯ちゃんに通じるか不安ですしやめておきましょう…)
蓮実「【ねこ○んじゃった】」(3-0)
肇「【やま○おんがくか】」(3-0)
蓮実「【鳩ぽ○ぽ】」(3-0)
肇「【さく○さくら】」(3-0)
蓮実「【飾り○ゃないのよ涙は】」(2-1)
肇「【ちょ○ちょう】」(3-0)
蓮実「【うさ○とかめ】」(3-0)
ちひろ「熱い攻防が続きます」
巴「蓮実はうまいこと童謡も絡めて答えよるのう、肇も蓮実の得意分野を言わんとこれから厳しくなりそうじゃが」
P「唯が答えられるアイドル曲は蓮実がカラオケで歌った曲に限られるみたいだからな、肇が答えるには難しいかもしれん」
肇「【ふる○と】」
判定:2-1(唯×)
P「おおっと、童謡で×が初めて出ました!」
薫「うさぎがおいしいやつだよ!」
唯「あ~、あれね!」
菜々「どの世代でもその覚え方になるんですねぇ…」
肇(そろそろ童謡だけだと厳しいかなぁ)
蓮実「流れをつかみます!【かた○むり】」
判定:3-0
P「蓮実は童謡でもタイトルが動物の曲に絞って思い出しているようですね」
ちひろ「童謡が思いつかない場合には用意しておいた得意ジャンルで手堅くかわしています。そろそろ肇ちゃんは厳しくなってくるか」
肇「ではそうですね…【ドレ○のうた】」
判定:3-0
唯「映画の曲だよね!前にちなったんと観たけど面白かったなー」
菜々「名作ですよねー。ナナの家にもビデ…ゲフン、DVDがありますよ」
蓮実「重ねさせてもらいます。【エー○ルワイス】」
判定:3-0
P「先ほどのラリーでもそうでしたが、蓮実は相手の回答から連想される曲を積極的に答えていますね。自分の手札を温存しつつ、相手の手札を減らしに行けるいい回答です」
巴「やりおるのう…しかし薫がどちらも分かったのがちぃと意外じゃ」
薫「音楽のじゅぎょうで習ったよ!」
巴「おぉ、そういえばうちも歌った覚えがあるな」
肇「【ミッ●ーマ●ス・マー●】」
判定(3-0)
菜々「判定とは別の意味で危ない気がしますけど大丈夫ですかこれ!?」
薫「これもこないだ習ったばっかりー!かおる歌えるよ!ぼ@らの※ラ♪の☆ーДaはー♪」
菜々「あわわ薫ちゃんストップ!!それ以上はいけません!!」
唯「アハハッ、菜々ちゃん慌てすぎ!ウケる―☆」
菜々「唯ちゃんも悪ノリしない!!」
P「なるほど、事務所でお喋りしている時に学校での出来事を薫から聞いていたのでしょう。聞き上手で面倒見のいい肇ならではの戦略です」
蓮実(さすが肇さん…私は教科書の内容は覚えていませんし、ここは得意分野で押しましょう)
ちひろ「一部音声の乱れがありましたが、続けてまいります。ここからのラリーも再度二倍速でお送りいたします」
蓮実「【青い○瑚礁】」(2-1)
肇「【春の○川】」(3-0)
蓮実「【セー○ー服を脱がさないで】」(2-1)
肇「【きら○ら星】」(3-0)
蓮実「【S・○・S】」(2-1)
肇「【ロン○ン橋】」(3-0)
蓮実「【年下○男の子】」(2-1)
肇「【いる○はざんぶらこ】」(3-0)
蓮実「【やさ○さに包まれたなら】」(2-1)
肇「【さん○】」(3-0)
蓮実「【ルー○ュの伝言】」(2-1)
肇「【とな○のトト○】」(3-0)
蓮実「【春よ○こい】」(2-1)
肇「【手の○らをたいように】」(3-0)
蓮実「【恋人○サンタクロース】」(2-1)
蓮実(薫ちゃんはまだ3年生、そろそろ音楽の教科書はネタ切れだと思いますが、私も唯ちゃんと歌ったことがある曲はあと僅かになってしまいましたね…)
肇「うーん…では少し方向性を変えて、【メト○ポリタンミュージアム】」
判定:3-0
薫「小梅ちゃんが歌ってた曲だー!」
菜々「結構こわーい曲なんですよねぇ…小梅ちゃんは原曲を見て喜んでいましたけど」
蓮実(よし、私も事務所の皆がカバーした曲で被せていきましょう)
蓮実「【学園○国】」
判定:3-0
巴「これはカバー曲の応酬になりそうじゃな」
ちひろ「三人が知っている可能性は高いですが、ここ20年の曲を言ってしまわないよう注意が必要になりますね」
肇「【守っ○あげたい】」
判定:3-0
唯「響子ちゃんが事務所でたまに口ずさんでるよねー。歌詞も響子ちゃんにピッタリ!」
蓮実「先に言われてしまいましたか…でしたら、【碧い○さぎ】」
判定:3-0
菜々「いい曲ですよね!カバーさせてもらえて凄く嬉しかったです!…あれ、これって20年以上前になるんですか?」
P「1995年発表ですので21年前、ギリギリセーフです」
肇「では…【コン○ューターおばあちゃん】」
判定:3-0
唯「なつかしー!肇ちゃんはいろんなところから答えを引っ張ってくるね!」
P「カバー曲繋がりかと思いましたが、メト○ポリタンミュージアムはみん○のうたへの布石だったのでしょうか」
蓮実(ここでみん○のうた!?それなら私も……駄目、思い出せない!)
蓮実「ええと……」
ちひろ「蓮実ちゃんの回答が止まりました。制限時間は10秒です」
蓮実(みん○のうたは無理、それならカバー曲で…紗枝ちゃんが演歌をカバーしていたはず、確かタイトルは…)
蓮実「【また○に恋してる】!」
巴「あっ、蓮実!それはいかん!」
蓮実「えっ!?」
……ブブー!!
巴「その曲は結構最近リリースされたんじゃ。多分10年も経っとらんな」
蓮実「そうなんですね…カバー曲に拘ろうとしたのが失敗でした」
ちひろ「蓮実ちゃんは肇ちゃんの回答から連想できる曲を積極的に答えていましたが、後半はそれを逆手に取られて惑わされてしまったようにも見えますね」
P「ふむ、その辺りどうでしょう肇選手、狙っていましたか?」
肇「ふふっ、どうでしょう?」
菜々「肇ちゃん…おそろしい子!(ピシャァン」
唯「あはっ、菜々ちゃん顔芸スゴーい☆」
薫「おそろしいこ!(ドヤァ」
一同(可愛い……)
P「それではパストデイズ・シンガーズによる山手線ゲーム、これにてお開きです」
ちひろ「優勝者の肇ちゃんにはユニットセンターの座が与えられます」
ワーパチパチパチパチ
肇「ありがとうございます。ドリームLIVEフェスティバル頑張りましょうね、巴ちゃん、蓮実さん」
蓮実「ええ、頑張りましょう。古くても大切な歌、届けられるように!」
巴「うちらの背負った思い、全部込めて歌っちゃるけぇの!」
菜々「そういう企画だったんですねこれ…」
唯「急に審査員やってくれって頼まれたもんね」
P「最後に影のMVP、全ての回答を知っていた安部菜々さんに盛大な拍手を!」
ドワァァァァァァァパチパチパチパチパチ!!!!
菜々「えっ、なんですかこれ!?というか歓声はどこから!?」
ウッサッミン!!ウッサッミン!!ウッサッミン!!
菜々「え、あの、えーっと…ウーサミン!キャハっ!」
P「オチが付いたところで閉幕です。また来週ー!」
一同(‐菜々)『さよーならー!』
菜々「やっぱりナナはオチ要員なんですか?!もー、馬鹿にしてー!!」
以上になります。読んでいただきありがとうございました。
パストデイズ・シンガーズはいいぞ…三人がjewelriesで懐メロを歌える日が来るのを心待ちにしております。
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