読む必要のない前作
ネウロイE「下原ちゃんの下の原で○○○したい」【ブレイブウィッチーズ】
オチのない話【ブレイブウィッチーズ】
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※読みにくい上ガバ設定。あと6話までしか見てません。
0218 -ラドガ湖上空-
「ロスマン曹長、小型2機が回り込もうとしてます。一度距離を取りましょう」
下原定子です。現在中型1、小型4のネウロイ艦隊と交戦中。
今日のロッテはロスマン曹長と。
夜間哨戒中の襲撃は少ないですが昼中とは勝手が違います。
普段この程度の数であれば苦戦を強いられることはないでしょう。
如何せん相手が見えないのですから慎重を期す必要があります。
夜間哨戒の際は暗さに慣れさせてからの出撃が義務付けられています。
しかしこういった小隊を組むネウロイとそのスピードには十分な対処が取れません。
そこで隊で唯一魔法力によって夜目が効く私がサポート、他の方が排撃に当たるという体制が確立されました。
ナイトウィッチの魔導針ほどの正確性はありませんが、戦闘力の低い私が隊の役に立てるのは嬉しいことです。
戦闘における数少ない私の取柄。
私はそれを大切にしていきたい。
0405 -格納庫-
夜間哨戒を終え帰投。
「お疲れ様下原少尉、おかげで今日も助かったわ」
「いえ私は曹長の目になっただけですから」
ロスマン曹長の操るフリーガーハマーは遠距離から広範囲を攻撃できるので、夜の私との相性が良いです。
勿論曹長の腕があってこそですが。
あの後小型ネウロイを殲滅、中型を追い払うことに成功しました。
その場で撃墜出来るのならばそれがベスト。
しかし必要以上の追撃はリスクが跳ね上がるため禁物です。
倒すよりも倒されないこと。
敵の正確な規模も分からない現状、数少ないウィッチがやられてしまっては人類の制空権を取り返すなんて夢のまた夢になってしまいますから。
「下原少尉、良かったら食事の後一緒にサウナどうかしら?」
おっと、そんなことを考えてたらロスマン曹長から素敵なお誘いが。
この基地に浴槽はなく、あるのはバーニャというオラーシャ式の蒸し風呂だけ。
スオムス式のサウナが由来なので皆さんサウナと呼んでます。
着任当時は驚きました。
扶桑では焼け石に水とは役に立たないことですが、スオムスでは蒸し風呂になるみたいです。
湖の水を沸かせばいいのになんて思っちゃった。
ニパ曹長や菅野少尉はサウナ上がりその湖に飛び込むからまたビックリです。
寒くないのか聞いたら「子供の頃から当たり前」と二人から返ってきました。
…菅野少尉は扶桑生まれ扶桑育ちですよね?
「はい、喜んで」
曹長からの誘いを二つ返事で引き受けて一緒に食堂に向かいます
0436 -サウナ-
用意されていたライ麦パンとシチーを味わい着替えを取ってきました。
基地の宿舎から少し離れに建てられたサウナ小屋。
その扉を開けるとむわっとした空気が躰を横切ります。
「いやー通信室覗いたらよその部隊が戦闘中って聞いてさ」
あら、どうやらロスマン曹長の他に先客がいるみたい。
「勝手に出撃して、責任取るのは隊長なんですよ!?」
「可愛い子猫ちゃん達の命に比べればそんなの問題じゃあないよ」
「もう、またそんなこと言ってこのニセ伯爵!」
今叱咤を受けているのはクルピンスキー中尉。
酒好き、女好き、享楽主義者。
こう羅列すれば全うな人物でないように思われるが、この部隊ではラル隊長に次ぐ撃墜数を誇るスーパーエース。
私やジョゼ、さらには他の部隊のウィッチも口説く対象のようだ。
私はいつもそれとなく断るけれど毒牙にかかった子も多いでしょう。
そんな女好きが災いしてユニットを壊すことが多いのが玉に瑕です。
逆にそれが幸いして補給以外のルートで物資を融通されることもあるので実は助かってたり。
「こんなんじゃ落ち落ちリラックスもできないね、僕はこの辺で退散するよ」
「あ、ちょっと待ちなさいよ」
「ビスダーン、下原ちゃん」
「後で部屋に来なさい!」
と、そそくさとサウナから出ていくクルピンスキー中尉。
いつもこんな感じに流されてるんだろうなとロスマン曹長の心労が伺える。
「追いかけなくていいんですか?」
「私だって疲れてるもの、汗を流してからにするわ」
「あ、あはは。大変なんですね」
「まったくよ、もう」
そんな会話をしながら私の興味は別のことに移った。
気付かれないように視線を小さな躰に注ぐ。
サウナには葉の付いた白樺の枝を持って裸で入る人もいるが曹長はガードが固い。
だがタオルの上からでも引き締まっているのが分かる。
私よりもずっと戦線に長くいるのに体形が崩れているようには見えない。
対して私は不規則な生活からか最近少し、ほんのちょっとだけ気になるように。
…ほんのちょっとだけですよ、本当に。
戦場では見せる相手なんていないんですけどね。
「躰が気になるのかしら」
!?…長時間眺めていたせいか気付かれてしまいました。
「あ、えっと、どうしたら体型を維持できるのか気になって」
思わず正直に答えてしまう。
怒られるのかな。
「……体型を?」
そう言ってロスマン曹長は私の躰をジロジロ撫でるように見つめる。
意識して躰を見つめられるのは思った以上に恥ずかしい。
「あの、すみません。上官に対して…」
「謝らなくてもいいわよ」
「あぅ…」
女性として当たり前のことだと宥められる。
良かった、どうやらご立腹ではないようだ。
心の中でクルピンスキー中尉と比べる。
…日頃の行いの差でしょうか。
安堵と申し訳ない気持ちが湧いてくる。
「そうね、そこまで気にしなくてもいいと思うけれど」
趣味は持ってるかしらと続ける曹長。
「趣味ですか?」
美味しい食べ物と音楽が好きなロスマン曹長は、非番の日時間のある限り食べ物やレコードを買い込むという。
普段の戦闘や訓練で疲弊した心身を癒す特効薬はそれ以外で如何に楽しめるかだそうだ。
メンタルケアは躰のケアにも繋がるらしい。
私の場合は何でしょうか?
料理に勉強?
眠気を孕んだ思考は徐に回転し結論が中々出てこない。すると
「そろそろ上がるわ」
曹長はそう言い、立ち上がりタオルを取る。
私もそろそろ上がろうかなと考えていると、タオルで全身を拭く曹長に目が留まる。
小さな体躯に小振りなお尻が可愛らしい。
胸の奥から沸々と湧き上がる感情を抑え、思考が少し覚醒するのを感じる。
曹長がサウナ内でタオルを絞った所でそういえばと頭の本棚を開く。
扶桑にある一般的な蒸し風呂は乾式でその室内でタオルを絞ることが禁止されています。
もしタオルを絞ってしまったら倒れる人や火傷する人が出るかもしれません。
その理由は100度近い室温と低い湿度で保っていた室内の湿度が上がってしまうから。
空気よりも水のほうが熱伝導率が高いためということですね。
スオムス式はそこまで室温が高くありませんし、そもそも水蒸気を使っているのでタオルを絞っても大丈夫。
蒸し風呂一つ取ってもこんなに学べるものがあったと思い出す。
こういった文化の違いを肌で感じ、なぜそうなのかに疑問を投げかけられるのも異国の地にいるから。
本の中だけでは分からないことが沢山ある。
ウィッチでなくなったらこんな機会はもう一生ないかもしれない。
先の曹長の言葉を反芻しながら寝床に着くため自室に戻ります。
1124 -下原部屋-
ドン、という大きな音で目が覚める。
起きた瞬間あ、またかなとなんとなく悟る。
襲撃があった場合サイレンが鳴るのでこの手の音は大体予想がつく。
おそらく誰かが落ちたのだろう。
整備班がいつものように対処していると思う。
茶飯事なので慌てはしない。
ふわぁと欠伸をし、目を閉じる。
横になった状態で少しの間瞑想。
うん、よし。
カッと瞼を開き起き上がる。
いつもの日課だ。
昼餉まではまだ時間がありますね。
身支度を整え様子を見に行く。
1143時 -滑走路-
まだ煙が出ている。
消火に追われる整備班の方々が見える。
地面と睨めっこをしている方は散らばった部品を少しでもと回収に当たっている。
ユニットを頻繁に買い替えることは難しい。
なるべく部品を使い回したい一心なのだろう。
整備班の甲斐甲斐しさが垣間見える。
そんな滑走路の中央で正座をしている二つの人影。
そしてもう一つの人影は怒号を飛ばしているようだった。
「もう!今月いくつ壊したか分かってるんですか!?」
「一部損5、半損2、全損1です…」
「勝った!俺は一部損2、半損1だぜ」
「んもーどうやったらそんなに壊せるんですか!!それと菅野さんは威張らない!!」
「うっ…はい」
怒声の主はポクルイーシキン大尉、戦闘隊長だ。
そしてそれを受けているのはニパ曹長と菅野少尉。
【ツイてない】【デストロイヤー】【ユニット壊し】
ニパ曹長と菅野少尉、そしてクルピンスキー中尉。
大変不名誉な通り名を持つこの3人は併せてブレイクウィッチーズと呼ばれている。
隊の中でのユニット損耗率の高さから名付けられた異名。
みんな意図して壊しているわけではなく訓練なり任務なりに精一杯従事した結果なので責めることはできない。
"不幸"に見舞われないだけマシと言ったところか。
ポクルイーシキン大尉も壊したことは怒るけれどその理由については飽きれるばかりだ。
今回はどうなのだろう。
何があったのか恐る恐る聞いてみる。
「聞いてください下原さん、ニパさんと菅野さんの模擬戦を看視していたんです」
「そしたら上空を飛んでた鷹がニパを襲い始めてさ」
「えっ鷹が!?」
「あのヤロー、ニパのこと食べようとしてやがった!」
「あ、もしかして…ニパさんの使い魔って確か」
「うん、フェレットだよ」
「あはは…」
食物連鎖。
人間大と言えど使い魔の耳と尻尾を発現させているウィッチを餌と勘違いしたのだろう。
鷹はフェレットを食べ、フェレットはウサギを食べる。
私の使い魔は扶桑ウサギ。
私もいつかニパさんに食べられてしまうのでしょうか、なんて。
「ところでどうして菅野さんも一緒に正座を?」
「それがさー使い魔仕舞ったら襲われないと思って俺とニパは魔法使うの止めたんだよ」
「落ちるよって言ったら菅野は地上ギリギリで回せば平気だろって言ったんだけど」
「ニパのユニットが回らなくてさ、自由落下してきたニパを受け止められなかったんだよなあはは」
「笑いごとじゃないですよ!銃を持っているんですから1、2発威嚇射撃をすればいいじゃないですか!」
「だってそしたらアイツはフェレットがトラウマになっちまうぜ」
菅野少尉の自由な発想には驚かされる。
ネウロイを殴る人間をこの目で見た時は信じられなかった。
幼い頃は深窓の文学少女であったと聞く。
数多の空想世界を渡り歩いた経験がその礎になっているのか。
…後でいくつか貸してもらおうかな。
「もう昼食の時間ですね。一旦基地に戻りましょう」
「やった今日の正座短かったね菅野」
「ああやったな」
「続ぎはお昼を食べてからです」
「「うぇ~」」
しょぼくれる2人とポクルイーシキン大尉と一緒に基地に戻る。
1500 -射撃訓練所-
今日の訓練終了。
自主訓練のはずでしたが本人の意向で雁淵軍曹と。
ロスマン曹長が諸事情で見れなくなり、一人でするのは勝手が分からないからと具申があったみたいです。
一応上官である私が軍曹の指導をすることになった。
人の訓練を見るということはあまりない。
上手くできただろうか。
訓練学校や扶桑海軍遣欧艦隊のことを思い出す。
今まで教導を受けた師の中で一番印象に残っているのはリバウでの坂本少佐。
ナイトウィッチの足りない扶桑にとって私の能力はその代替にはうってつけだった。
そこでリバウにいる間夜間の戦闘訓練を受けたのだ。
坂本少佐のカールスラント式訓練は大変厳しく逃げ出した日もあった。
だけどそんな日々が今の糧となり私を生かしている。
…もう少し厳しく当たった方が良かったのだろうか。
「雁淵さん、今日の訓練どうでした?」
「優しく教えてもらって、まるでお姉ちゃんみたいでした!」
お姉ちゃんみたいですか。
これはどういう評価なんでしょう。
菅野少尉は即戦力以外は要らないと言っていました。
やっぱりもう少し厳しくした方が…。
でも優しくすることが練度の向上に繋がる可能性も否定できません。
うぅ分からない。
人にものを教えるということの過酷さに頭を悩ませます。
「うん、お姉ちゃんみたいで………お姉ちゃん……っ…ぐすっ」
「!?…雁淵さん、大丈夫ですか」
突然目に涙を浮かべる雁淵軍曹。
負傷により雁淵中尉の代わりにこの隊に配属となった妹。
本来カウハバで後方支援に回されるはずが前線にきてしまった不運。
彼女の中に溜まっていた様々なストレスが一つの言葉をきっかけに堰を切ったのだろう。
「大丈夫ですよ、ひかり」
「っ…下原、さん?」
視界を滲ませる雁淵軍曹を抱きしめる。
「泣きたい時は泣いてください、私が受け止めてあげますから」
辛いことは誰にでもある。
先のリバウの際私も泣きついたことがある。
支えてくれる人の存在が大きかった。
「もう平気ですか?」
「はい、あの…ありがとうございました」
微かに残った涙を拭う。
良かった、雁淵軍曹は落ち着いたみたいだ。
「…じゃあ訓練を頑張ったご褒美にこれをあげます!」
「これは?」
「カールスラントの菓子パンで、シュトレンと言うんですよ」
アドベントというクリスマスまでの期間に少しずつスライスして頂くもの。
ドライフルーツやナッツを練りこませた生地は日ごとにフルーツの香りや味わいが染み込んでいく。
1日1日クリスマスへの期待を膨らませながらその風味の移り変わりを楽しむお菓子。
昨日私がその日に向けて作ったものだ。
「わあすごく甘くて美味しいです!」
「ふふっそれは良かったです」
喜んでくれたみたいだ。
ちゃんとできたか不安だったので安堵する。
「雁淵さんはこれからサーシャさんと飛行訓練ですよね、行けますか」
「はい!…下原さん一つお願いしてもいいですか?」
「はい?なんでしょう」
「も、もう一度ひかりって呼んでもらえませんか」
「えっ…」
「ダメ、ですか?」
「あ、いえ…えっと…頑張ってね、ひかり」
「うん、頑張るよ!お姉ちゃん!」
私は良い教官になれそうにない。
1852 -厨房-
ウィッチの夕食を作る炊事班の方と代わってもらった。
基地に従事してる人とウィッチの飲食が分かれているのはリスク管理の一環だという。
毎回簡単に交代してもらうが本当にリスク管理できてるのだろうか。
でも密かな楽しみなので断られないのは助かる。
「さーだーちゃん」
この声の持ち主はルマール少尉。
私が厨房に立っているとほぼ必ずやって来る。
その目的はというと。
「ジョゼ、またつまみ食い?」
「違うよー定ちゃん、味見。そう、味見をしに来たの」
「ふふっ」
この子の魔法は本人曰く燃費が悪いらしい。
治癒魔法だけでなく普通に使用するだけでもお腹が空く体質なんだって。
「ん~このスパイシーな香りはカレーかな。ということは今日は金曜日だね定子君!」
「もー海の上じゃないんだから曜日分かるでしょジョゼ探偵」
私の原隊は扶桑皇国海軍。
金曜日はついカレーを作りたくなる。
牛肉、馬鈴薯、玉葱、人参、ヘットにフォン・ド・ヴォーに小麦粉。いつものレシピ。
味付けを醤油ベースにすれば肉じゃがに早変わり、考えてあるなあと関心した覚えがある。
空母に乗っていた時もよく作った。
でもオラーシャではお米が手に入りにくいので毎週作るというわけにはいかない。
パンに付けて食べる文化もあるけれど、私はご飯と一緒の方が好きだ。
いつの間にかルマール少尉は三杯目をよそっていた。
小さな口をお皿に付けてくぴくぴと流し込む。
わあ、と目を輝かせている彼女はご満悦のようだ。
可愛い。
でもそろそろ止めないとね。
もう一杯と言いながらお玉に手を掛けようとするルマール少尉。
「こほん、ルマール少尉は隊の食事を握り飯に変えるおつもりでありますか?」
そう言われると手を止め、徐々にプルプル震え始める。
可愛い。
「嘘っごめんね定ちゃん!そんなつもりじゃなかったの」
少し涙目になり必死で体を寄せてくる。
可愛い。
煩悶の気持ちでいっぱいになる。
ただ意地悪が過ぎたようだ。
「ごめんね。ちょっと言い過ぎちゃった」
「うぅ酷いよ定ちゃん…」
「だってあんまりジョゼが可愛かったから」
「えっ」
「あっ」
口を滑らせてしまう。
「んん、あーえーっと配膳手伝ってくれたらもっと食べていいよ?」
「ホントやったー」
丸め込めたみたい。
危ない危ない。
つい抱きつきたくなる衝動を抑えるのが毎度辛い。
どうしてこの隊は可愛い娘が多いのだろう。
2357 -???-
眠れない。
消灯時間はとうに過ぎた。
自室で本を読み耽っていたら段々目が冴えてきてしまった。
普段夜間哨戒が多い分こういう弊害が間々ある。
今日は当番の日ではないけれど、朝まで起きていようかな。
こっそり自室を抜け出し基地の外へ。
オラーシャの夜風に当たりながら逍遥の旅をする。
こんな時間だ、待機している当直の人も外にはいないだろう。
そう思っていた。
「下原、どうしたこんな時間に」
「…ラル隊長」
502を纏め上げるラル隊長。
後ろから意外な人物に話しかけられ驚く。
いや、この時間ならどんな人でも意外かもしれない。
「申し訳ありません少し眠れなくて」
「消灯時間はもう過ぎている、関心はしないな」
「はい…すみません」
「ここは風が冷たい、あまり次の日に影響しない内に部屋に戻れ」
「!…はい」
勝手なことをしたのだ、当然咎められる。
でも心配を掛けてもらっているようにも感じる…たぶん。
はたと疑問に思う。
ラル隊長はこんな時間・この場所で何をしているのだろう、と。
「あの…ラル隊長は」
そこまで言って止まる。
詮索すべきでないと心が警鐘を鳴らしている。
なんとなく気付いてしまった。
「なんだ?」
「あ、いえ…ラル隊長も風邪を引かない内に気をつけてください」
「ああ」
「それと…イッヒフーレ、ヴェンエスプロビレーメギープト」
「…ああ」
「それでは失礼します」
軽く会釈をし自室に戻るために歩き出す。
基地の入り口に立ったところで後ろを向く。
魔法力を集中し一瞥する。
隊長はベンチに座り星を眺めているようだった。
空を見上げ考えることはおそらく…。
部隊のこと、ユニットのこと、物資調達のこと、そして…。
この隊で私はこれから何ができるだろうか。
私にできることは些細なことかもしれない。
それでも、また今日この日から頑張ろう。
そう心に誓い寝床に着く。
おやすみなさい。
終わり
以上です
こういう形式で書いたの初めてで3倍は長くなりそうだったから削りに削った
502は自分から場を荒らす人と結果的に場を荒らす人が少なくて健全ですね
誰か下原ちゃん揉め
これから7話見るぞー下原ちゃん
http://fsm.vip2ch.com/-/sukima/sukima471830.png
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読み返して気付いた
菅野じゃなくて管野ですねすみません
他にも誤字あったけど間違えちゃいけないとこ間違えてた
このSSまとめへのコメント
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