海未「出来ました!」(10)
海未「これこそ、私が発明した薬『SND-UM-01』です!」
海未「部活系アイドルをした時に、少し科学に興味を持って以来研究を進めてきましたが、ようやく出来ました」
海未「これをグラスに注いで…」トクトクトク
海未「カモフラージュとしてビンを設置」コトン
海未「…よし、では穂乃果を呼んできましょう!」
トントン
絵里「お疲れーっ……て、皆居ないわね」
絵里「…ん?何これ?」
絵里「綺麗なピンク色……苺サイダーかしら?」
絵里「…………」キョロキョロ
絵里「……少しだけなら、バレないわよね?」
ゴクッ
絵里「…ハラショー、凄く美味しいわ」
絵里「……もう少し頂いちゃおうかしら」
ゴクッゴクッ
海未「それで、穂乃果に飲んでもらおうと思いまして」
穂乃果「そっかー、海未ちゃん炭酸苦手だもんね」
海未「はい、お願い出来ますか?」
穂乃果「うん、任せてよ!」
海未「ありがとうございます…穂乃果」ニヤッ
海未「……ここで読者の皆様にSND-UM-01について説明します」
海未「SND-UM-01の最大の魅力、それは『飲んだ後に初めて見た人を好きになってしまう』ということ。いわば洗脳に近いです」
海未「どれだけ飲もうと効果は30分。
その間に、そ、その……破廉恥な行為をしてしまえば、私と穂乃果は……」
海未「……!!いけません、園田海未!あくまで穂乃果は実験に使うだけ、何かあればこの解毒剤で…!」
穂乃果「……海未ちゃん、さっきどうしたの?」
海未「え!?いや、何でもありません!!」アセアセ
穂乃果「そう……?なら、良いけど…」
絵里「な、何か頭が急に……クラクラ……して…きた………」
絵里「」ポエーン
海未「では穂乃果、お願いしま…」
海未「あああああッ!!??」
穂乃果「うわァッ!?
海未ちゃんどうしたの!?」
絵里「…海未………?」ホワーン
海未「ま、まさか絵里、貴女あの液体を……」ガクガク
絵里「……飲んだわ、全部」
海未「あ…あぁ……」ワナワナ
絵里「ねぇ海未。
今ね、私すっごく変な気分なの…。
…海未を見てから、急に胸が締め付けられるって言うか……」
海未「き、気のせいです!」
穂乃果「……私、邪魔者みたいだから…先に屋上行ってるね?」
海未「え!?ちょ、穂乃果!?」
絵里「海未♡」ギュッ
海未「はぅぅっ/////!?」
絵里「終わらないパーティー……しない?」ボソッ
海未「そ、そんなこと!耳元で囁かないで下さいッ////!」
絵里「フフッ、照れてる照れてる。可愛いっ♡」
海未「そんなことッーーー」ハムッ
海未「うゃぁっ/////!?」ビクビクッ
海未(み、耳朶をっ…///)
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