べジータ「一体何のようだ？」

ヤムチャ「お前にお礼が言いたくてな」

べジータ「例だと？」

ヤムチャ「ブルマを幸せにしてくれてありがとうってな」

べジータ「ふん、貴様が浮気なんて馬鹿な真似をしなければ今頃は違った未来が待っていたかもな」

ヤムチャ「いいや、これで良かったんだよ。初めからブルマはお前とくっ付くべきだった」

べジータ「…」

ヤムチャ「俺はお前ほど勇敢でもなけりゃプライドも高くない。力も頭も俺なんかと比べ物にならんしな。ある意味俺にとっては恩人だよ」

べジータ「言いたい事はそれだけか？」

ヤムチャ「え？いやその…まあ俺の中じゃお前も悟空も両方ナンバーワンだよ」

べジータ「…来い…」

ザッ

ヤムチャ「べジータ…？なんだよ急に構えて…」

べジータ「綺麗事を言うのは構わんが…嫁を裏切ったぶんの代償は償って貰うぞ」

ヤムチャ「…べジータ……わかった…」

べジータ「どうした！そんなノロマな動きでこの俺に攻撃が当たるか！」

ヤムチャ「くっ！さすがビルス様の所で修行したべジータだ！俺の攻撃がかすりもしない！」

べジータ「クリリンや天津飯の方がまだマシだぞ！」

ドゴォ

ヤムチャ「ぐはぁ…スーパーサイヤ人にならずにこの威力かよ…凄いなやっぱり…」

べジータ「立てヤムチャ！俺はまだ貴様がブルマにした仕打ち、許したわけでは無い！」

ヤムチャ「ああ…解ってるさ…なれよ…あの青いスーパーサイヤ人に」

べジータ「正気か…？貴様…死ぬぞ？」

ヤムチャ「覚悟はあるさ。俺自身このままじゃいけない…やっと気づかされたんだお前等に…」

べジータ「…」

ヤムチャ「遊び歩いて腐ってるような俺じゃなくて…俺も欲しいんだ…強くなって…誰かを守れるような人が…！」

べジータ「その言葉…確かに受け取ったぞ…」

スーパーサイヤ人ブルーに変身するべジータ

ヤムチャ「もう気が解らん…神の領域ってやつか…」

ヤムチャ「それなら！」

べジータ「気を操るエネルギー弾か？」

ヤムチャ「何故それを…」