【モバマスSS】流行が嫌いな人たち? (20)

こんばんわ。11月に入り、野球は終わってしまいましたが、ストーブリーグがあります。
あります…。ああ、キミよどこへ行ってしまうんだ?という状況を過ごしております。
…とはいえ、20億以上はどうかなと思います。
では、次レスからスタートです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1478262184

@ハロウィン


卯月「ハッピーハロウィーン!ガオー!」


未央「トリックオアトリートー!」


凛「…何やってるの?」


卯月「え?どこからどう見ても、ハロウィンですよ!」


未央「未央伯爵のコスプレに、しぶりんは驚いちゃったかな?」


凛「…ハロウィンは、元々収穫を祝うお祭りなんだよ。ただコスプレして、お菓子貰うだけじゃないんだからね」


卯月「そうだったんですか!初耳です!さすが凛ちゃん。博識ですね!」


未央「それがすらすら言えるあたり、しぶりんもしかして一夜漬けかなー?」


凛「そんなわけないでしょ。ただ流行だからやるっていう考えが嫌いなだけ」


未央「この様子だと、アレですな。しまむー」

卯月「アレですね。未央ちゃん」


凛「何?アレって?」


未央「学校でも誘われて断ってきちゃった口かなーって?」


卯月「私は誘われましたけど、お仕事があるのでお断りしちゃいました」


凛「まあ、誘われても断るけどね」


未央「ムー。今日のしぶりんは一段としぶりんですなー」


凛「どういう意味?」


卯月「凛ちゃんらしいってことです!流行に流されず、自分らしく生きるのが凛ちゃんらしいですから!」


未央「そ!しぶりんはしぶりんだから、あたしたちは好きに出来るんだよね」


卯月「そうです!」


モバP「おらー。もうすぐレッスンだから、ハロウィンコスプレはその辺にしておけよー」


未央「はーい!遅れると大変だから、しまむー。ダッシュで着替えだよ!」

卯月「そうですね!」


凛「…あ、卯月たち、帽子忘れてる」


凛「…帽子かぶるって写真撮るだけなら、誰にも見つからないよね…」カシャ


凛「…まあ、悪くないかな?」ガタッ


卯月・未央・モバP「ジー」


凛「!」


凛「みーたーなー!」


未央「見ました奥様?」


モバP「見ましたわよ。奥様」


卯月「…まあ、悪くないかな。キリッでしたわ」


凛「~~~!」


モバP「逃げろ逃げろ!」


クラリスの明日使えるトリビア


クラリス「ハロウィンはケルト人、今でいうアイルランドで秋の収穫を祝い、悪霊を追い払うという意味で行われたそうです。今では宗教観の違いでハロウィン=収穫祭という構図は消え、日本で広がっているハロウィンはアメリカ文化の仮装パーティのような形になっていますね」

@SNS


唯「あ、ちなったーん!」ギュ


千夏「あら、唯。こんにちは。こんなところで奇遇ね。とりあえず腕にしがみつくの止めてくれないかしら?」


唯「えー?ちなったんの腕、今両方がら空きじゃーん。片方くらい唯に使わせてよー」


千夏「まあ、仕方ないわね。その代わりきちんと歩いてね。あなたの重さまで抱えるのは無理だわ」


唯「えへへー。ありがと」


千夏「それで、唯が一人でどうしたの?あまりこの辺りはあなたが好きそうなお店はないわよ?」


唯「それはね。じゃーん!これを食べたいんだよねー」


千夏「これは…。随分カラフルね…」


唯「ちなったんもカフェでのロケが多いから、ストレートに言わなくなったね」

千夏「美味しい、否かの前に一生懸命作ったものだからね。それなりに気を使ったのよ」


唯「唯は今からこれを食べるために、行くんだよ」


千夏「場所大丈夫なの?ここまでは結構大きい通りだったけど、この先は細かい路地多そうよ?」


唯「…」スマホグルグルー


千夏「私も一緒に行くわ。なんか迷子になりそうで不安ね…」


唯「わーい!ありがとうちなったーん!だいすきー!」


千夏「――まあ、悪くないわよね」


――喫茶店


唯「すいませーん!カフェラテと、スペシャルレインボーデコレーションパフェと、スペシャルレインボーデコレーションベーグル一つずつ!」


千夏「!?何その長い名前?」


唯「何って、商品名だよ。ほら、メニューにも書いてあるじゃん」


千夏「…本当だわ。他にも『ベルフェゴールパスタ』『サタンスープ』ってあるけど、一体どんな味なのか皆目見当つかないわ…」

唯「ちなったんは何頼むの?」


千夏「私はブレンドを」


唯「おー。ちなったんオットナー」


千夏「唯もそのうち飲めるわよ。でも、レインボー何とかってどんな味するの?」


唯「スペシャルレインボーデコレーションパフェだよ。ちなったん!」


千夏「まあ、それは良いんだけど。美味しいのそれ?」


唯「どうなんだろー?美味しいっては書いてなかったんだよねー」


千夏「何を見て、ここに来たわけ?」


唯「ついったーだよ。ほら、ここのスペシャル(以下略)がすごいって、書いてあって」


千夏「よく見ると、虹色の見た目のパフェやパンが出てきたわね…」


唯「あれだよ!スペシャル(以下略)って!みんな頼んでるから人気なんだよ!」


千夏「…人気というか、食べた自慢というのかしらね」

唯「え?そうなの?」


千夏「『今評判のアレを食べたの。流行に敏感なあたし!』って感じかしら。食べるのが目的じゃなくて、話題のものをSNSに載せるのが大事なのよ」


唯「もー!ちなったん!唯はそんなの目的じゃないよ!」


千夏「そうね。この見た目は気になるわね…。特にこの青い部分は、どうなのかしらね」


店員「お待たせしました。スペシャル(以下略)パフェと(以下略)ベーグル。カフェラテとブレンドコーヒーです」


唯「まってましたー!」


千夏「これは…。本当に七色ね…。青いアイスとか、どういう感じなのかしら…」


唯「はい。スプーン持って、ちなったんも一緒に食べよ!」


千夏「それは良いけど、写真は撮らなくていいの?」


唯「だって、パフェだよ。早くしないと、アイスだって解けちゃうしー」


千夏「そうね。頂きましょう」


唯「はむっ。うーんおいしい!ちなったんこのアイスすっごい美味しいよ!食べて食べて!」


千夏「落ち着きなさい唯。この紫色のアイスは紫いもなのね」

唯「こっちのアイスも食べてよー。ほら、ちなったん。あーん」


千夏「ちょっと…。恥ずかしいわよ…」


唯「えへへー。どう美味しい?」


千夏「そうね…。赤いアイスはトマト風味なのね…。イチゴかと思っていたわ」


唯「美味しい?」


千夏「ええ。美味しいわ。そのベーグルはどうかしらね?」


唯「楽しみだねー!」


――


唯「あー。美味しかった!ちなったん、お金本当によかったの?」


千夏「良いわよ。あれくらい。年下に払わせるなんて、かっこ悪いもの」


唯「ありがと!今日はほんとに楽しかったよ!」


千夏「ええ。本当に楽しかったわ」


唯「それじゃ、まったねー!」


千夏「――ふふ。今日は何もないと思っていたけど、思いがけず楽しい一日なったわ」

@SNS2


雪美「…ふふっ」


千秋「あら、雪美。何見ているの?顔がにやけていたわよ」


雪美「にやけていた?」


千秋「ええ。口元が緩んでいたわ。それで何を読んでいたの?」


雪美「これ…。すごく面白い…。おすすめ…」


千秋「…ばふぁろーずぽんたのおうえんにっき?なにこれ?絵本?」


雪美「うん。穂乃香から借りた…。面白いんだよ…」


ちひろ「なんで穂乃香ちゃんがポンタを知っているかって?『モバP バファローズポンタ?』で検索してみましょう!」

千秋「そう言えば、プロデューサーはばふぁろーずが好きって言っていたけど、なんで穂乃香さんが?」ペラリ


ポンタ「んほー!」


千秋「…ええ?何このタヌキ?」


雪美「ポンタ…。負けて、んほーって言ってるのすごく面白い…」


千秋「何でこのポンタは上着を脱ぐのかしら?」


雪美「負けると、ショックになって脱ぐんだって…。でもそれが面白い…」


千秋「応援しているチームが勝つからこそ、面白いというのに、負けて面白いなんて…。穂乃香さんも少し変わった楽しみ方をしているのね」


雪美「千秋は、楽しくない?ポンタがんほーって言うの」


千秋「私は、普通におりほーって言ってる方が好きね。勝つために応援する方が良いに決まってるわ」

穂乃香「その通りです!」ニュッ


千秋「キャッ!」


雪美「穂乃香…。これ、すごく面白かった…」


穂乃香「そうでしょう。ぴにゃこら太も好きになってください」


雪美「…それは、ダメ。忍から、ブサイクは好きになっちゃダメって…。ハマるって…」


穂乃香「ガーン!」


千秋「ねえ、穂乃香さん。これ今度私に貸してくれないかしら?」


穂乃香「千秋さん。おはようございます。――ええ、良いですよ。この2冊貸します」


千秋「1冊だけでいいのに…」


穂乃香「次の13日に3冊目出るんです!今のうちに、ファンを広げたいと思っていましたので」


千秋「そ、そう…。それじゃあ、ありがたく読ませてもらうわ…」

――その夜


千秋「今日はおりほーって言わせて…」


千秋「んほー…」


千秋「…穂乃香さんと雪美には悪いけど、少し面白い所が分からないわ…」ペラッ


千秋「6-22?ポンタの前に、野球もっと頑張りなさいよ…。応援している身にもなってほしいわ…」


千秋「そう言えば…。プロデューサーもあの日は、さすがに鎌首をもたげっぱなしだった気がするわ…」


千秋「1-13? 0-10?もう野球しっかりしなさいよ!誰なの?その日の先発は?」


――次の日


雪美「…あ、千秋、目の下、クマが…」


千秋「おはよう。雪美。少し調べものしていたら、もう朝だったわ…」


雪美「無理、しないでね…」ナデナデ


千秋「ありがとう。きちんと頑張るわ。――プロデューサー!」

モバP「ここに」スッ


千秋「今年のバファローズはどうなっているの?」


モバP「…といいますと?」


――ここから、千秋が全試合に着いての考察をプロデューサーに聞かせてくれました。


モバP「さすが千秋様。素晴らしい考察でございます」


モバP「ですが、その点で1点だけ…」


千秋「何かしら?」


モバP「イトイが現在FA宣言を行いまして、残留か移籍か半々でございます」


千秋「え?じゃあ…」


モバP「はい。最悪、イトイは移籍するかもしれませぬ…」


千秋「んほー!」

@セクシー


千奈美「ねえ。愛結奈のこの衣装って自前なの?」つ初期R


愛結奈「前のキャンギャルの時のやつよ」


久美子「でも、結構胸元開けすぎじゃない?」


愛結奈「まあ、あたしのセクシーさには、これくらいないと収まりきらないのよ」


千奈美「ちょっと危ない人みたいだよね」


愛結奈「ちょっと、それ酷くない?」


久美子「でも、愛結奈は大体そういう系の服着ているじゃない」


愛結奈「それは魅力を最大限アピールするためよ」


千奈美「愛梨とか雫とかもそうだけど、うちの事務所、胸元開けている系って少し無防備な子が多いよね」

愛結奈「あたしはそんなキャラじゃないでしょ…」


千奈美「でも、プロデューサーや文香に迫ってたじゃない?」


久美子「何それ、詳しく」


――千奈美、事情説明中


久美子「へえ~。愛結奈ってそういう感じなの~?」


千奈美「馬も従えているんだもの、男だって従えて、鞭で――」


愛結奈「そんな事するわけないでしょ!時子じゃないんだから」


時子「あん?あたしがどうしたって?」


久美子「あら、噂をすればね。愛結奈が鞭を使って、男を従えそうって話をしたのよ」


時子「ふうん。でも、あなたなら出来る気がするわね」


千奈美「あら?そうなの?時子が褒めるのって意外」

時子「愛結奈の挑発的な態度は良いと思うわ。――それに千奈美、あたしは一応年上よ。しっかり敬いなさい」


千奈美「はーい」


時子「…まあいいわ。愛結奈、あなたが良ければ手ほどきしてあげるけど?」


愛結奈「ええ…。あなたも一応年下なんだけど…。叩くのは馬のお尻だけにしておきたいから」


時子「ならいいわ。あなたはしっかり自分の考えを持っているし、間違った方に使わないと思うから、気になった時には声をかけて頂戴」


久美子「まさかの時子から公認的な」


愛結奈「それって喜んでいいのかしら?」


千奈美「良いんじゃない?人に認められるのは」

久美子「ためしにプロデューサにやってみたら?」


愛結奈「いやいや。その気もその気もないのに、やらないわよ。付き合わされるプロデューサーの気にもなりなって」


千奈美「最近、プロデューサーも大人の魅力にやられてないんじゃない?久しぶりにやったら?あの時は、まんざらでもなかったって沙織が顔を真っ赤にして話していたわ」


愛結奈「あの時は本当に恥ずかしかったのよ…。沙織の声が大きくて余計に広まっちゃったし…」


久美子「一部女の子は大変だったのよ。荒れるわ、しょぼくれるわで…」


愛結奈「反省してますよ。だから、もう止めましょう。また事務所が荒れると、あたしが大変だわ…」


千奈美「じゃあさ、セクシーポーズのコツを教えてよ。愛結奈は結構慣れてるから教えてほしいわ」

久美子「それはあたしも教えてほしいな。水着の仕事も多いしそういうの出来着ておかないといけないし」


愛結奈「良いわよ。やっぱりグラビアは、自分の武器と魅力を前面に出すのが大きいのよ。あたしは例えばこうとか、こうとか」ガチャ


愛海「」


愛結奈「あ、あら。愛海じゃない」


愛海「愛結奈さーん!そんなに強調したお胸を突きだして、あたしに登らせてくれるんだー!」ピョーン!


愛結奈「そんなわけないでしょ!千奈美、久美子!二人も止めて!」


千奈美「あ、あたしこれからレッスンなんだー。ごめんねー」


久美子「…あたし、自主練だから」


愛結奈「もうちょっとそれらしいこといいなさいよー!」


愛海「愛結奈さーん!そのお山、登らせてぇー!」


愛結奈「だれかたすけてぇー!」


劇終!

以上です。
お付き合いありがとうございました。

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