【ガルパン】みほ「激辛ウォー!!」 (19)
まほ「訓練終了だ!」
黒森峰生徒「お疲れ様でした!」
みほ「はぁ…」
まほ「どうした?」
みほ「お姉ちゃん、えへへお腹が空いちゃって」
まほ「確かに腹は減ったな、もう20時か…帰りにどこか寄って行くか?」
みほ「うん!」
まほ「エリカもどうだ?」
エリカ「良いんですか!?」
まほ「誘ったんだ、奢ってやる」
エリカ「ありがとうございます!」
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まほ「ん…カレーの匂いがするな…」
エリカ「あそこじゃないですか?」
まほ「ココイチ…?」
みほ「あぁ~、ココイチだ、黒森峰にも出来たんだぁ~!」
エリカ「ココイチ?」
まほ「なんだそれは?」
みほ「カレーの専門店なの!、聖グロリアーナの試合の帰りに小梅さんと行ったんだけどすごく美味しいの!」
まほ(カレーの専門店だと!?)
みほ「それにね、ハンバーグカレーとかフィッシュフライカレーとか沢山の種類のカレーがあるの!」
エリカ(ハンバーグぅ!?)
まほ「行ってみるか!」
エリカ「はい!」
まほ「沢山の種類のカレーがあるんだな、サラダもあるのか」
まほ「2人とも決まったか?」
エリカ「私はハンバーグカレーにします」
みほ「私はソーセージカレーをお願いします」
まほ「わかった」
ピンポーン
店員「お待たせいたしました」
まほ「ハンバーグカレーとソーセージカレーとポークカレーの10辛をお願いします」
みほ・エリカ「!!?」
エリカ「大丈夫ですか隊長!?」
みほ「10はキツイと思うよ…」
まほ「大丈夫だ」
店員「ご、御注文の確認をします、ハンバーグカレーとソーセージカレーとポークカレーの10辛でよろしいでしょうか?」
みほ「はい…」
エリカ「大丈夫なんですか…?」
まほ「大丈夫だ、私は辛いカレーが食べたいんだ」
店員「お待たせしました、ポークカレーの10辛になります」コトン
まほ「え…」
エリカ「…」
みほ「…赤っ…」
店員「それではごゆっくり」
まほ「…」ダラダラ
みほ「あぁっ!なんか目が痛くなってきた!」
エリカ「湯気で人が死ぬレベルですよ…」
まほ「これは…予想外だな…」
まほ「ぱくり」
エリカ「どうですか隊長?」
まほ「うん、おいし」
まほ「…んぅ!?」
まほ「…」ダラダラ
みほ「お姉ちゃんすごい顔してるよ!」
エリカ「水です!」
まほ「んっ…んっ…、水がうまい…」
エリカ「隊長鼻水たれてます!」
まほ「…ん」ふきふき
エリカ「味はどうなんですか!?」
まほ「痛い」
エリカ「えぇ…?」
まほ(しかも…なんなんだ…これはカレーじゃない…ルーが辛味ペーストでパサパサしてる)
まほ(これはかなりだいぶ結構キツイぞ)
みほ「エリカさんハンバーグ少し頂戴」
エリカ「ウインナーと交換よ」
みほ「ケチ」
エリカ「なんでよ!!」
まほ「…」
まほ(やばいぞ…)
1分経過
エリカ「なかなか美味しいじゃない」
みほ「でしょ~!」
まほ「あ…はぁ…ほぁ…」
エリカ「あ、あの。隊長…大丈夫ですか?」
まほ「ん゛、大丈夫だ」
エリカ(汗ダクダクじゃないですか…)
みほ「オレンジジュース頼む?」
まほ「大丈夫だ、うん…私はまだ大丈夫、まだいける」
みほ(自分に言い聞かせてるよ)
みほ「エリカさんは?」
エリカ「お願いするわ」
みほ「はぁい」
5分経過
まほ(なんで食事が辛いんだろう)
まほ「げふっげふっ!」
みほ「お姉ちゃん大丈夫?」
まほ「べぼごぶっぷ…」
エリカ「隊長、今どこから声出しました?」
まほ「喉゛」
エリカ「普通そんな声でませんよ」
まほ「む゛ん」
みほ(こんなお姉ちゃん見たくないなぁ…)
まほ(だめだ…だめじゃない…だめじゃない…うん、あ…わからん…)
10分経過
みほ「パクパク」
エリカ「もぐもぐ」
まほ「びぼ…びぼ…」
みほ「なぁにお姉ちゃん?」
まほ「少しだべてぐれないか?」
みほ「ごめん無理」
まほ「エ゛リカ」
エリカ「人には出来ることと出来ないことがあります…」
まほ「辛い…」
みほ「10辛だもん…」
15分経過
まほ「ゴホッゴホッ…」
エリカ「隊長…」
みほ「無理に食べないで残した方がいいと思うよ…」
まほ「だめだ」
みほ「なんで…?」
まほ「西住流に、逃げるという道はない」
まほ「だからご飯を残すこと゛は許されない」パクパク
みほ「ばかなの…?」
まほ「うぅ…」
エリカ「失礼でしょ…」
20分経過
エリカ「ごちそうさまでした」
みほ「ごちそうさまでした」
まほ「…」パクパク
みほ「エリカさんなんかデザート頼む?」
エリカ「そうね…え゛…?」
まほ「…」パクパク
エリカ(睨んでくる…)
まほ「…」パクパク
エリカ「いや…辞めとくわ」
まほ「ん゛…」パクパク
30分経過
まほ「あんむぅ」
エリカ「…」
みほ「…」
まほ「あんむぅ」
エリカ「…」
みほ「…」
まほ「あんむぅ」
エリカ「…」
みほ(壊れた)
40分経過
まほ「ゴフッ…どう゛だ食べきったぞ」
エリカ「隊長…!」ウルッ
まほ「途中見苦しい所を…見せたな…」
エリカ「そんなことありません…素晴らしかったです!」
みほ(感動も何もないよ、自分の姉が顔を歪めながら食事をするのを見届けるなんて最悪だよ…)
店外
まほ「ふぅ…お腹パンパンだ…」
エリカ「普通でも結構量ありますからね」
まほ「あぁ…それに水を飲みながら食べたからお腹がパンパンだ」
みほ「それさっきも言ったよぅ…」
まほ「パンパンだ!」
みほ「…」
エリカ「そうだ、コンビニでアイス買いましょうよ」
まほ「あぁ、口の中が痛いからアイスが食べたい」
みほ「私もお菓子買おっと」
まほ「ふぅ…アイスが美味しい…夜風が気持ちいい…」
エリカ(隊長が泣いてる…)
みほ「ん…金木犀の香りがする」
エリカ「もう秋よね…」
まほ「匂いがわからない…」
みほ「次食べるときは2辛までにしよう?」
まほ「ははは…そうするよ」
次の日の朝
トイレ「あんぎゃああああっ、あっ、あっ」」
しほ「どうしたのまほ!?大丈夫なの!?」
トイレ「ぬ゛ゥゥゥゥゥゥゥゥ!ぬ゛んぬ゛んぬ゛ぅゥゥゥゥゥゥゥゥ!!」
しほ「何があったのよまほぉ!」
みほ「…」
みほ「ばかなの…?」
おしまい!
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