時雨「恐怖のアホ毛狩り」 (130)
ボー○ボは関係ありません
Don't think. Feel!
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間宮「キ、キャーーーーーーーーーーーー!!! 伊良湖ちゃぁーーーーーーーーーーん!!!!!」
始まりは一週間前の朝方。間宮食堂からの、間宮さんの悲痛な叫び声からだった。
その時、偶然友人のうーちゃんと一緒に食事に訪れた僕はその現場を目撃した。
間宮「どうして……こんな……ひどい……」
間宮「い、伊良湖ちゃん………」
間宮「伊良湖ちゃんのアホ毛がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
アホ毛を失った伊良湖「」泡ブクブク
↑いきなりですが微妙に修正
その時、友人のうーちゃんと一緒に食事に訪れた僕は…偶然その現場を目撃した。
そこには…泡を吐きながら仰向けに倒れ伏せる伊良湖さんと、半ば発狂気味に泣き叫ぶ間宮さんの姿があった。
そしてもう一つ…倒れた伊良湖さんの隣には一枚の紙切れが。
えーと、よくドラマとかで出てくる、新聞紙の文字の切り込みだけで作った例のアレみたいなものが…
『こ レ い ジョ ウ テ い ト ク に 近 ヅ く な こ レ は み せ シ め だ』
そう、脅迫文だ。
このあとすぐに提督が飛んできて…伊良湖さんはドックへと搬送された。
そのあと色々と調査をしたみたいだけど…結局犯人はわからなかった。
伊良湖さんは命に別状はないものの…艦娘としては再起不能らしい。
アホ毛艦娘にとって、自らのアホ毛は命そのものといっても過言ではない。
僕たち艦娘がアイデンティティを失うということは…最早「死」も同然なんだ。
間宮さんはそのあとショックで寝込んでしまった…提督もいつも以上に忙しそうにしていた。
その日はみんな陰鬱な気分で過ごした。間宮さんのご飯が食べられなかったからではない…はず。
しかし、この時の僕たちは知る由もなかったんだ……これはまだ悪夢のほんの始まりにしか過ぎなかった、ということに。
『アホ毛狩り事件』
恐怖はまだ……始まったばかりだ。
翌日…早速第二の事件が発生していた。
気づいたのは犠牲者の相方であるとある重巡洋艦。
???「そんな…こんなことって……」
???「どうして……どうしてあなたが犠牲にならなくちゃいけないの……」
???「ねぇ、お願いだから起きて……いつもみたいに目を覚まして…気だるげに挨拶してよ……」
???「うっ…うぅ……グスン…」
???「お願いっ……目を覚ましてっ!!」
古鷹「加古ぉぉぉぉぉぉぉ!!」ウワァァァァン…
アホ毛を失った加古「Zzzzzzzz………」 _(ˇωˇ」∠)_ スヤァ… } ←切断されたアホ毛
すぐさま加古さんはドックヘ運ばれた……けれども…彼女のアホ毛はもう既に、手遅れだった。
現場には、昨日と同じようにメッセージが。
『て イ ト く と ど う キ ん し た ビッ ち に ば ツ を あ た エ ん 』
提督はすぐさま本格的な調査を開始するため、本営へ応援を要請した。
しかし、本営からの返事は……あまりにも残酷なものだった。
『意味不明。その案件解決は貴官にすべて一任するものとする。(本気で意味わかんないから自分でなんとかしてください。マジでオナシャス)』
提督も…僕たちもみんな、この時初めて本格的に…この事件に危機感を感じた。
未だに全く見えてこない犯人という絶望。本営から見捨てられたという事実。次は自分かもしれない、という恐怖。
また必ず犠牲者が出る……あるいは…このまま犯人が見つからなかったら……
そして……それは現実のものとなったんだ…
潮「あ、曙ちゃん……なんで…」グスン…
アホ毛を失った曙「ごめんなさい……提督……クソだなんて呼んで…本当は…」ガクッ
『テ い と ク を く ソ よ ば ワ り し た ク そ ガ キ み ノ ほ ど ヲ し れ 』
うーちゃん「ひ、ひどいぴょん…あんまりだぴょん…」
アホ毛を失った三日月「」白目剥き
『ま じ メ ぶっ テ て い ト く に す リ よ ロ う と し テ も ム ダ だ 』
武蔵「くっ…そ……ふざけるなぁぁ!!!!清霜が一体なにをしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
清霜「戦艦……になって……司令官に…もっと褒めて…もらいたかったなぁ…」
『た カ が ク ち く か ン ふ ぜ イ が な マ イ き な く チ を た た ク ナ』
そして……
↑清霜→アホ毛を失った清霜 です
時雨「うーちゃん……」
アホ毛を失ったうーちゃん「時雨…ごめんぴょん。犯人はわからなかったぴょん…」
時雨「うーちゃん!喋っちゃだめだよ…アホ毛跡が…」
アホ(ryうーちゃん「うーちゃんはもうダメだぴょん…」
アホ(ryうーちゃん「いつかこうなるってなんとなく予想はしてたんだぴょん…」
『テ い と クを こ マ ら せ ル う る サ い イ た ず ら ウ さ ギ に セ い ジャ く を 』
時雨「くっ…許せない…」
アホうーちゃん「時雨……気をつけるぴょん…時雨もアホ毛艦娘だから……きっとそのうち狙われるぴょん…」
アホうーちゃん「正体はわからなかったけど…実は犯人の特徴はわかったぴょん…」
時雨「!?」
アホうーちゃん「犯人は……」
アホーちゃん「うーちゃんたちと同じ、アホ毛艦娘だったぴょん…」
時雨「そんなっ…」
携帯からになるのでID変わります
すみません、やっぱ一旦中断します。
犯人予想:大鯨(龍鳳)
本格サスペンスアクション、再開します。
next コ○ン's hint!! 『提督』
提督への呼び方が「提督」なアホ毛の艦娘が犯人てことかな、やっぱり
アホーちゃん「アホ毛艦娘だってわかったならきっと大分絞れるぴょん…」
アホちゃん「時雨……一つ頼んでもいいぴょん?」
時雨「うん…」
アホちゃん「犯人を…止めて欲しいぴょん…そして、許してあげて欲しいぴょん。」
あほちゃん「ホントはアホ毛艦娘に悪い艦娘なんていないぴょん」
あほちゃ「きっとどこかで間違っちゃっただけっぴょん。」
時雨「……」
あほちゃ「時雨ならできるぴょん…うーちゃんが保証するぴょん。」
時雨「うんっ……わかった…わかったよ、うーちゃん…グスン」涙ポロポロ
あほ「時雨……泣かないで……」
あ「卯月はいつまでも時雨の心の中にいるよ。」
あ「さよなら、ぴょん。今まで楽しかったぴょん…」
「」サラサラサラ………
時雨「う、うーーーーーーちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!」
うーちゃん「なぁぁぁぁぁぁんてぇぇ!! うっっそぴょーーーーーーん!!!!!!!!」キャハハハハ
時雨「いや、そこは消えとこうよ。」
アホ毛を切断されたものの、その濃すぎるキャラ性のおかげでうーちゃんが再起不能になることはなかった。
提督「さて、みなに集まってもらったのは他でもない。」
提督「『連続アホ毛狩り事件』その犯人に関する重要な情報が入った。」
提督「いわく、犯人は犠牲者たちと同じアホ毛艦娘だそうだ。」
提督「……今朝方、青葉と衣笠がアホ毛を切断されて倒れているのが見つかった。一緒にいた衣笠はついでにやられたようだ。」
『う ロ チョ ろ と め ザ わ り ナ パ ぱ ラッ チ め テ い ト ク と ワ た し の マ え か ラ き エ
ロ !』
提督「……事態は一刻を争う。このままではこの鎮守府は終わりだ。全てのアホ毛を失ってな。」
提督「だから今日、ここで…全てを終わらせる。」
提督「さぁ、覚悟してもらおうか。犯人よ。」
提督「犯人はこの中にいる!!」
金剛・大鯨・球磨・那珂・祥鳳・酒匂・秋津洲「…………」
時雨(この中に犯人が………)
提督「まず、犯人のメッセージから…駆逐艦は対象から外した。」
提督「今回の犯人の置き手紙は何かしらの警告・忠告を与えるような強いメッセージ性を持ったものだ。そこに偽りはないと思った。」
提督「『駆逐艦風情』というくらいだからな。犯人は少なくとも軽巡以上というとこだろう。」
提督「次に…潜水艦の諸君だが…彼女たちも容疑者から外した。」
提督「何故なら彼女たちには、『オリョクル』という立派なアリバイがある。」
提督「そしてだからこそ彼女たちは被害を免れることができた…とも思っている。」
提督「イムヤもゴーヤもハチも全員アホ毛艦娘だということに気付いたのは今朝方だったが…まぁ、それは置いておこう。」
提督「………本当はお前たちの中に犯人がいることなど未だに信じたくはない。」
提督「けれども分かってくれ。これが現実だ。」
提督「それでは、議論を始めよう。」
衣笠さん…お許しください!
金剛「ヘイ、テイトクぅ。ところでどうして時雨がいるネー?」
提督「それはな…」
時雨「…僕が希望したんだよ。この場所にいることを。」
時雨「約束したんだ。必ず犯人を止めてみせるって。」
時雨「だから…僕は立ち向かう。どんなに危険だろうと。」
金剛「………いい覚悟ネー」
秋津洲「すごいかも。いつ姿を現した犯人に襲われるかもしれないのに。」
すみません。
姿を→本性を の間違いかも
提督「まぁ、それ抜きにしても時雨は賢いからな。」
提督「今回の事件の探偵役として頼りにさせてもらうさ。」
時雨「ムムッ」
提督「おっ、早速何かに気付いたようだな。」
時雨「提督。一つ分かったことがあるよ。」
提督「ほう、なんだ。」
時雨「犯人は比較的昔からこの鎮守府にいる艦娘だということだよ。」
時雨「少なくともここまでほとんど姿を見られずに犯行に及べたことが異常なんだ。」
時雨「となると考えられる可能性は、犯人がこの鎮守府と艦娘のみんなについて熟知しているということ…」
時雨「予めみんなの行動パターンがわかってさえいれば、いくらでも対策の仕様がある。」
時雨「行動パターンの読みやすい艦娘から狙っていったのがその証拠だよ。」
時雨「伊良湖さんはあの時間帯なら食堂にいるだろうし、食堂が忙しくなる時間を見計らって隙を狙うことも十分できる。」
時雨「加古さんはもっと簡単だね。彼女は古鷹さんが起こすまでは寝っぱなし何だから。」
時雨「ただ、古鷹さんが毎朝決まった時間に起きて…日課の朝風呂に行くことを知らないと中々行動は出来ないだろうけどね。」
提督「なるほど…」
時雨「うん。だからね…」
時雨「犯人は途中から新しく入ってきた酒匂さん、大鯨さん、秋津洲さんは除いてもいいと思うんだ。」
時雨「他にも理由はあるよ。」
時雨「今回の犯人は提督のことを『提督』と呼んでいる。だから酒匂さんは違うはず。」
酒匂「そうですよ!酒匂は『司令』って呼びますもん!」
時雨「秋津洲さんはもっとあり得ないかな。そもそもあんなにデカい大挺ちゃんを常に連れているんですから。絶対にバレると僕は思う。」
秋津洲「なんだか複雑な気持ちかも……」
時雨「大鯨さんはいうまでもないね。」
時雨「何故なら彼女は1ヶ月前にウチに来たばかりだからね。」
時雨「さっきの条件に最も当てはまらないから違うと思う。」
大鯨「は、恥ずかしいです。未だに鎮守府内で迷子になったりもしますから…」
提督「ほ、ほげぇ…」
提督「となると…犯人は、金剛・球磨・那珂・祥鳳の四人に絞れるわけか。」
那珂ちゃん「あ、あのー提督。」
提督「どうした? 那珂ちゃん? 自首か?」
那珂ちゃん「ち、ちがうよぉ~~」
那珂ちゃん「そうじゃなくってぇ…そういう理屈なら那珂ちゃんも違うかなぁって……」
那珂ちゃん「だって私は最近来たばっかの那珂ちゃんだしぃ~~☆」
提督「え?」
那珂ちゃん「提督ってば忘れちゃったの~?」
那珂ちゃん「前の那珂ちゃんは提督が間違って解体しちゃったでしょ……」レイプ目
提督「あ、あばばばば…」
提督「そそ、そうだった。あまりに嫌な記憶すぎて忘れてしまっていた……あわわわわ」
提督「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
那珂ちゃん「忘れるなんてひどいなぁ……ふふっ……ふふふ…よっぽど影の薄い那珂ちゃんだったんだね、前の那珂ちゃんは……」
時雨(とりあえず那珂ちゃんは違いそう。)
球磨「クマー 何気に初セリフだクマー」
祥鳳「私もここまで放置でしたね…」
提督「ちょ、メタいメタい。」
球磨「球磨は違うクマ。球磨はそんなこと絶対にしないクマ。」
提督「でもアリバイはないんだろぉ? 観念して白状しなよクマちゃあん?」
球磨「キモいクマ。というか球磨にはアリバイがなくてもそんな陰湿なことは絶対しない理由があるクマ」
提督「ほう? だったら証明してみせろ。」
球磨「見てろクマ。」
次の瞬間…球磨さんのバネのようなアホ毛が伸び、シャキンと音を立てて刃のような形状へと変化する。
そして、そのまま無慈悲にも偶々隣にいた祥鳳さんのアホ毛を一瞬にして刈り取ったのだった。なぁにこれぇ…
祥鳳「わ、わたしのこだわりのアホ毛がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ガシャァ ガクッ
球磨「見たかクマ。球磨だったら隠れてこそこそせずに直接刈り取るクマ。だから球磨は犯人じゃないクマよ。」
提督「いや、別件逮捕だわ。」
また直し忘れてた…
絶対しない理由があるクマ→絶対しない自信があるクマ
もうすぐクライマックスです。
このあと、実は一回だけ安価をとる予定があります。
ですが、ちょっとだけ流れに変化があるくらいで大筋に影響したりはしないので悪しからず…
提督「球磨やつは置いといて……時雨の推理通りなら残るは……」
金剛「………」
提督「金剛……お前なのか?」
金剛「テイトクゥ……」
金剛「テイトクは本当にワタシがこんなことを出来ると思ってるんデスか…?」
提督「金剛…」
金剛「ワタシはずっとこの鎮守府でみんなの成長を見ながら戦ってきまシタ…この鎮守府のみんなは、いわばワタシの娘みたいな掛け替えのない存在デース…」
金剛「ねぇ…テイトクゥ…そんなワタシがみんなを傷つけるようなことなんて出来ると思いマスか…?」ウルウル
提督「…………確かに……それは…そうだ……」
金剛「テイトクゥ! please,trust me!! 信じてくだサーイ!! ワタシはそんなみんなを悲しませるようなことは絶対やってないネー!!」
提督「うぐぐぐぐ…」
僕の頭の中で様々な可能性が駆けめぐっていた。
犯人は誰なのか。どうしてこんなことをしたのか…どのような真意を持ってこのような犯行に及んだのか……
僕が今まで示した可能性も確実な根拠があるわけではない……あくまで「そうであるようだ」という最もらしい可能性を示しただけだ。
秋津洲・大鯨・酒匂・那珂さんも、彼女らがキャラを捨てて冷徹に犯行に及んだとするなら可能性は十分にあるだろう。というより、ここまで計画的な犯行であるならむしろ本当にそうであるかもしれない。
そこで白目剥いて倒れている祥鳳も……まぁ、何も話を聞いていないしそうかもしれない。彼女が犯人だったらまぁ、これ以上の犠牲はないだろうけど…
球磨さんは正直わからない。本当に何を考えているんだろうこの人は……というかあのアホ毛ヤバいよ……天龍さんの1億倍は怖いよ…
金剛さん……はっきりいって僕も彼女が犯人だとは思いたくない。これまでなんども彼女に助けてもらった。何度も僕たちに面倒を見てくれた。
そんな彼女だからこそさっきの言葉にも説得力がある。流石は筆頭秘書艦なだけはある…
可能性というなら…ここにはいない駆逐艦は……潜水艦みんなはどうなんだろう……わからない……それにきりがない……
うぅ………何かが引っかかる……後少し…あと少しなんだよ……
犯人は……この事件の犯人は………
時雨「!!!!!!!!!」
時雨「そうか、そうだったんだ。分かったよ!!」
みんな「!!!!????」
提督「なに!?」
時雨「謎は解けたよ。とても簡単なことさ。どうして気付かなかったんだろう…」
提督「それで……犯人は…」
時雨「うん、はっきりというよ。」
時雨「犯人は…………」
次のレスでセリフと一緒に安価指定が入ります。
ズバリ、時雨の予想した犯人は誰だったか…というものです。
なお、犯人はもう決めてあります。
犯人が当たった場合は時雨の推理が語られる展開になります…
もしも外したら…そのときはその時でまた別の展開が待っています。
回りくどいですがお願いします。
時雨「犯人は……↓2だっ…!!!」
時雨「犯人はっ……うーちゃんだっ……!!!」
みんな「………え……??」
時雨「うーちゃん……そこにいるよね?」
うーちゃん「………」
うーちゃん「時雨……何をいってるぴょん?」
時雨「犯人はうーちゃんだっ!それしか考えられない!!」
みんな「」うーちゃんジトー
時雨「だって、アホ毛斬られたのに平気そうだし……」
うーちゃん「ちょっと待つっぴょん!! よく考えたらアホ毛斬られたくらいじゃ艦娘はどうもならないぴょん!とうとう時雨までおかしくなって……」
次の瞬間……僕の頭部に、正確にはアホ毛部に衝撃が走る……あれ?どうして……僕の推理は……完璧だったのに……
提督「なんだっ みんなどうし……」
提督「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!み、みんな…」
提督「あ、アホ毛がぁぁぁぁぁぁぁ!みんなのアホ毛が一瞬にして切断されたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
???「ふふふ、ようやく隙をみせてくれマシタネー」
提督「お、お前は……犯人は…」
提督「金剛だったのか………」
金剛「ふふふ………ようやくデース…邪魔者は全員いなくなりマシタ。」
またパソコンに戻ります。
みなさん安価協力ありがとうございました。真犯人はやっぱり金剛です。
大丈夫です。時雨のアホ毛が斬られましたがゲームオーバーではありません。
乙なのです
やっぱり私推理とか駄目だわ。
どうやって金剛は間宮さんの目を盗んで伊良湖さんのアホ毛切ったんだろう?
読み直してもそのヒントが見つからない。
提督「金剛!! 何故こんなむごいことをした!!! 言え!!!!!」
金剛「…………」
金剛「悪いのはテイトクですヨ?」
金剛「ワタシ、聞いてしまいマシタ……」
金剛「テイトクが私以外の女のアホ毛ばかりを褒めるところを………」
提督「なん……だと……!?」
回想(提督の独り言)
提督「いやぁ、アホ毛っていいよね……」
提督「間宮とか伊良湖とか。間宮はともかく伊良湖まで実はアホ毛属性ってこと知らない人多そうだよなぁ」
提督「はぁ……あのぴょんぴょん跳ねる動作が滅茶苦茶かわいいよぉぉ!」
提督「曙もいいよなぁ…あんなにツンツンしてるのに…嬉しいときはぴょんぴょんしてるからまるわかりだし」
提督「時雨も…かわいいよなぁ。いいよね。アレを咥えてハフハフしたい。すっごくしたい!!!」
提督「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!うーちゃん!!三日月!潮!子日!村雨!江風!!陽炎!嵐!萩風!夕雲!巻雲!朝霜!清霜!初月!球磨!那珂ちゃん!酒匂!青葉!衣笠さん!加古!大和!秋津洲!大鯨!祥鳳!イムヤ!ゴーヤ!はっちゃん!」
提督「みんなのアホ毛が大好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!いえぇっぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!!!!!!アホ毛さいっっっっこぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
金剛「」血のナミダ
>>75
すみません、そこに関しては別にトリックとかは考えていないです。
あえていうなら、途中で時雨が推理していた……一番ここの鎮守府と艦娘について把握している金剛だからこそ一瞬の隙をついて犯行に及ぶことができた
ってくらいです。もうちょっと詳しいことはあとで金剛さんが全部自白します。
察してくれてる方もいますが……このお話…推理要素クソガバガバなのです…というか別に推理物ではないのです…もうしわけありませんでした。
提督「」
金剛「それを聞いた瞬間から…ワタシの中のみんなへの愛情は全て憎しみへと変わりマシタ…」
金剛「憎い……憎い……ワタシから、ワタシのテイトクを奪ったあいつらが…あいつらのアホ毛が憎い!!!!!!!!!」
金剛「そして……ワタシはついに今回の一連の事件を引き起こしたのデース。」
金剛「伊良湖さんは簡単デシタ…伊良湖さんが厨房から外に出た瞬間を狙って一撃デース!」
金剛「正直狙いはどちらでもよかったのデース。たまたま厨房から出たのが伊良湖さんなだけデシタ。」
金剛「本当はその時の一回で終わらせる予定デシタ。脅迫文を書いて…そうすればテイトクもワタシのアホ毛に構ってくれるようになるんじゃないかと思いマシタ。」
金剛「けれども…違ったのデース…テイトクは…何もわかってくれマセンでした…」
提督「」
金剛「そして…次は加古さんを手にかけ…」
金剛「次は曙ちゃん…三日月ちゃん…清霜ちゃん……」
金剛「みなさんの行動をほぼ把握しているワタシに不可能はありませんデシタ。」
金剛「それに……ほとんどの艦娘がワタシに警戒心など抱いてなかったのデース!これほど楽な仕事はなかったデース…」
金剛「そして…ここまできたらもう後戻りはデキませんデシタ……」
金剛「いつしか憎しみは一つの使命を生み出したのデース!」
金剛「『この世すべてのアホ毛』を駆逐する。」
金剛「ワタシは全てのアホ毛を狩る修羅へと化したのデース!!!!!」
金剛「テイトク……全ては愛するアナタを振り向かせるため……」
金剛「ワタシ以外の『アホ毛』という概念を消し去り、『アホ毛』をワタシだけの…オリジナルな属性にしマース!!!!!!」
金剛「ふふっテイトク。I LOVE YOU……愛してマスヨ????」
???「ムダだよ…」
金剛「だ、誰デース???」
???「提督はさっきから気絶しているから何を話してもムダだよ。」
立ったまま気絶した提督「」ンヘェ
金剛「!!!!!!?????」
金剛「オーマイガッ! まさか…どうして…立っていられるデース!!!!!!!!!???????」
金剛「時雨ガァーール!!!!!!」
時雨「やれやれ……残念だったね。」
ね、ねるデース…続きは明日デース
おはようございマース 再開しマース
すみません、安価は半ば思いつきデース やってみたかっただけデース ソーリーね
もうひとつソーリーね…
提督が叫んだアホ毛艦娘の中に大和が入ってしまいました。ごめんなさい。
嘘を吐きました。ホントはちょっとしか跳ねてないのにね。
時雨「騙されたよ、金剛さん。すごい演技ですね。」
時雨「僕の推理はほぼ答えを出していたはずなんだ……けれども」
時雨「どうしてもあなたを疑うことだけは出来なかった……」
時雨「考えてみれば、答えは単純だったんだ。犯人はあなただって。」
時雨「何故なら……」
時雨「容疑者の中に戦艦は一人しかいない。」
時雨「そう。その時間の多くを海の中で過ごす潜水艦を攻撃することのできない、危害を加えることの出来ない艦娘は……金剛さん。あなただけだ。」
時雨「アホ毛ばっかりの潜水艦のみんなを制裁しないのはおかしいからね。」
時雨「答えは…しなかった、ではなく。したくてもできなかった、が正解だったんだ。」
時雨「他にも金剛さんであることを示すヒントはあった。」
時雨「『わたし』という一人称。『ビッチ』という言い回し、清霜ちゃんへの犯行メッセージが少し強引だったこと。」
時雨「一つ一つの真実のピースは金剛さんを導き出していたんだ。」
時雨「まぁ、金剛さんが自白した以上…もうこの推理に意味はないけどね。」
金剛「そうデース。そんなことにもう意味はありまセーン。」
金剛「だから教えなサイ。アホ毛を斬られたにも関わらず…どうして時雨は立っていられるんデース!?」
時雨「あぁ。これはね……」
時雨「僕のアホ毛は…量産が可能なんだよ。こんな風にね…」ピョコン
那珂「復活ッ、復活ッ!! 時雨のアホ毛復活ッッッ!!!!」
時雨「普段は時間をかけて直してるけど……元々僕は癖っ毛がひどくてね。横髪だってすぐに跳ねちゃうんだ。」
時雨「けれども…今回ばかりは助けられたみたいだね。よかった。」
金剛「な、なんて能力デース……」
時雨「金剛さん……もう終わりにしよう。」
時雨「これ以上の争いは無意味だ。これ以上は悲しむアホ毛が増えるだけだよ。」
時雨「これから…少しずつ罪をつぐなっていこうよ。僕も手伝う。大丈夫、雨はきっと。いつか止むさ…」
金剛「…………」
金剛「駄目ネー…もうあと戻り出来ないヨー…」
金剛「ワタシは『狩りすぎた』デース。もう既に元の優しい心の金剛は消えマシタ。」
金剛「さっきもいった通り、今のワタシは修羅デース。すべてのアホ毛を狩り尽くすまで止まることはありまセーン。」
金剛「時雨、覚悟するデース。時雨のアホ毛も刈り取ってみせマース。」
金剛「復活するなら、時雨の頭が禿げ上がるまでアホ毛を刈り尽くすネー」
時雨「くっ…それは死んでも嫌だな。しょうがない。」
時雨「なら僕は力づくでもあなたを止めてみせる。あなたのアホ毛を刈り取ってでもね。」
金剛「スタートから最終ラウンドネー!! いきマース!!!!!!!」ダッ
時雨「来るなら来い…!」
金剛「HAHAHA!! くらうネー!!ワタシのアホ毛能力っ!!」
金剛「ソニックブームヘアー!!!!」
ブゥン!!!!!!!!!!!
時雨「くっ……アホ毛が鞭のようにしなって……そこから衝撃波が……!!??」
時雨「さっき僕たちのアホ毛を一瞬にして刈り取った謎の衝撃はこれだったのか……」
金剛「コングラッチュレーション!!ご名答デース!!」
金剛「数多のアホ毛を斬殺した、見えない凶器デース。」
時雨「くっ……なんて強さだ……手も足もアホ毛も出ないよ……」ブチブチ
金剛「ほらほら…時雨のアホ毛がどんどん千切れていくネー! 早くしないと波HEY!になっちゃいマスよー!?」
時雨「くっ…どうすれば……このまま僕が禿げたら、全世界にいる僕のファンが大号泣しちゃうよ。」
那珂「……………」
那珂「時雨ちゃん、私にまかせて…!」
時雨「那珂ちゃん!? やられたはずじゃ…?」
那珂ちゃん「那珂ちゃんのアホ毛は2本あるから、一本やられたくらいじゃへこたれないよー」
那珂ちゃん「アイドルはね……結構タフなんだよ?」
那珂ちゃん「時雨ちゃん……これを受け取って……」 つ球磨のアホ毛
那珂ちゃん「そこに落ちてたこれで金剛さんのアホ毛を斬って。」
時雨「で、でも。そもそもこんな衝撃波のなかじゃまともに近づけないよ…」
那珂ちゃん「大丈夫。私があの中に飛び込んで隙を作るから。その一瞬のうちに…お願い…」
時雨「!?」
時雨「そんなことをすれば…那珂ちゃんが…」
那珂ちゃん「那珂ちゃんはね……みんなの笑顔を守るアイドルになりたいの。」
那珂ちゃん「この鎮守府には…ううん、この世界にはまだたくさんの犠牲になってないアホ毛が生きてる。」
那珂ちゃん「ここで金剛さんを止められなかったら……きっとみんなが悲しむような結末(バッドエンド)になっちゃう…」
那珂ちゃん「みんなの笑顔が守れるなら……那珂ちゃんのアホ毛の一本や二本…安いもんだよ。」
時雨「那珂ちゃ……那珂さん……」
那珂さん「それじゃ、那珂ちゃんいくね。」
那珂さん「時雨ちゃん、今までアリガトね。短い間だけど楽しかったよ。」
那珂さん「那珂ちゃんが作ったチャンス、絶対に逃さないでね……」
時雨「うんっ……わかったよっ!!」
金剛「ヘイっ! お話はそこまでデース!」
金剛「そろそろフィニッッシュ!!の時間デース。」
那珂さん「させないよ。」
那珂さん「覚悟っ! 那珂ちゃん、センター!!いっっきまーーーーーすっ!!!!!!!!」
那珂さん「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」ブチブチ
金剛「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!那珂ちゃんが髪をブチブチ千切られながら迫って来マース!??」
那珂さん「とおっ」ガシッ
金剛「!!!!??? アホ毛を掴まれた!? ソニックブームヘアーが出せまセーン!!」
アホ毛を失った那珂ちゃん「今だよっ!!!」
時雨「わかったっ…!」ダッ
金剛「や、やめろデース!!おい、離せよコラッ」
アホ毛を失った那珂ちゃん「絶対離さない!!!この手だけは!!!」
時雨「………時雨、行くよっ!!!」
時雨「悪 即 斬 !!!!!!!!!!」シャキン
アホ毛 / 金剛
アホ毛を失った金剛「ぎゃああああああああああああああああっっっす!!!!!!!!!」バタッ
アホ毛を失った那珂ちゃん「やったね……時雨ちゃん…」ガクッ
時雨「勝ったよ、那珂さん。ありがとう」
時雨「みんな……全部終わったよ。終わったんだ。これでもう悲しむアホ毛は現れない。」
時雨「でも……こんなにもむなしい気持ちは久しぶりだ……そう。」
時雨「また僕だけが生き残ってしまったよ……グスン」
あとに残されたのは大量のアホ毛の残骸と、死屍累々と倒れ伏すアホ毛を失った艦娘たち。立ったまま気絶している提督。
こうして『恐怖のアホ毛狩り事件』は犯人の(アホ毛の)死を持って幕を閉じ、この事件は戒めとして後世まで語り継がれていくことになるのだった…
あ、うーちゃんはいつの間にか帰ってました。
後日談
時雨「嫌な……事件だったね。」
提督「そう……だな……」
あれから一週間。鎮守府は平和を取り戻していた。
犠牲になった艦娘たちの穴を埋めるため、僕たちは普段以上に頑張る毎日を送っていた。
提督「俺が金剛を狂わせてしまったのがいけなかったのか……俺が…あんなことをいわなければ…」
時雨「この事件に悪人なんていなかった。うん、悪即斬とか言っちゃたけどきっとそうだよ。」
時雨「あえていうなら……悲しいすれ違いがあった、というだけのことさ。」
提督「時雨……」
時雨「提督……頑張ろう。みんなのためにも。」
提督「あぁ。お前の言うとおりだ。」
提督「すべてのアホ毛の笑顔のために…俺たちは戦い続ける。」
時雨「うん。僕たちの戦いはまだまだこれからだっ!!!!」
僕は忘れない。この事件を。この事件で犠牲になった艦娘たちを。みんなのアホ毛を…笑顔を守るために散って行った一人のアイドルがいたことを。
うん、僕だけはずっと覚えているから……
提督「それにしても…今回の事件のストレスで滅茶苦茶、髪抜けるんだけど。」
時雨「大丈夫。いつか髪は生えるさ……アホ毛も、きっと。」
おわり
なんでこんなss書いたんだろうか…俺は…
なにはともあれ、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
アホ毛っていいよね。金剛のアホ毛を優しく愛撫したり、球磨ちゃんのアホ毛ストローでジュース飲んだりしたいです。
みなさんも、アホ毛艦娘は大事にしましょう。
宣伝デース よかったらこっちも読んでくだサーイ
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