悟空「あれ?どこだここ」 エミリア「貴方誰…?」 (31)

Re:ゼロから始める異世界生活の主人公がドラゴンボールの悟空だったら…


ウイス「まだまだ強くなりたい…ですか」

悟空「ああ、もちろんだぞ!オラ、もう一度ビルス様と戦いてぇんだ…もっともっと強くならねーと!」

ウイス「悟空さん。強さとは力だけではありません」

悟空「でもよ、オラあんまし頭よくねーし深く考えんのが苦手でさ!」

ウイス「はぁ、そんなんじゃ一生ビルス様に1歩及ばずです。それに家庭を持たれてるのですしもう少し精神面の修行も必要ですよ?」

悟空「精神面つってもなぁ…何か良い修行があんのか?」

ウイス「ええ、一つ修行をしてみましょうか?」



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悟空「お、どんな修行だ?」

ウイス「ふふふ、とある世界に貴方を飛ばします。貴方はそこで役割を果たすのです」

悟空「なんだ、亀仙人のじっちゃんがやってたみてーなおつかいか?」

ウイス「ま、似たようなものですね。そこで役割を果たさない限り貴方はここへは戻れません」

悟空「ひゃー!厳しいなそりゃ!」

ウイス「あと、その世界で貴方が死んでしまった場合また最初から修行がやり直しになります。行動は慎重かつ丁寧にするように」

悟空「よくわかんねーけっど、強くなれるならオラどんな修行だってやっぞ!」

ウイス「面倒くさくて嫌がるかと思ってましたがまんざらでも無いようですね…分かりました。では早速貴方を異世界に飛ばします」

悟空「どんな強ぇやつが居るのかわくわくすっぞ…!」

ウイス「やれやれ…転送開始」



トン



悟空「お、移動が始まったぞ!それじゃいってくる!」


ウイス「ご武運を…」



ウイス「あぁ…あの人の場合殺されてリセットと言う事はなさそうですね…」

悟空「ひゃあ、なんかオラの住んでる世界とまったく違うぞ」

悟空「修行って行ったけどよ…オラまず何すりゃ良いんだろ?」

悟空「とりあえず町を歩いてみっか!」

町人「きゃああああああ!」

┣¨┣¨┣¨┣¨!!!!!

悟空「お、なんかトカゲみてぇな乗り物が暴走してっぞ…!」

子供「ひぃ!?」

悟空「あぶねぇ!!!」

シュタ!!!

悟空「よっと!!!!」

ガシ!!!!

町人「すげぇ…あの兄ちゃん乗り物を素手で止めやがった…!」

悟空「へへっ、でぇじょうぶか?」

子供「あ、ありがとう!」

町人一同「すげぇ!!!」

パチパチパチ!!!!

悟空「あはは、なんか金とか食い物たくさんもらっちまったぞ…」

どっさり

悟空「まーいっか、丁度腹も減ってたし…美味そうなりんごだ!」

シャクシャク

悟空「役割ってこう言うことすりゃいいのかな…」

悟空「って気づいたら薄暗い路地裏に来ちまったぞ…まあいっか、ここで貰った食いもんを食べっぞ!」

ガツガツガツ!

??「おい兄ちゃん」

悟空「なんだ?ちょっとまってくれ!オラ今腹ペコなんだ!」ガツガツガツ!


チン「チンピラ三人に囲まれてんのにのんきに食事かよ、呆れた野郎だぜ」

トン「兄ちゃんよ、有り金と残りの食い物置いて去りな。そうすりゃ命だけは勘弁してやるぜ」

カン「良いから早くしろよ!」

悟空「まいったなぁ、オラたぶんこの金がねーとこれから先つらいからさ、他あたってくんねーか?」ガツガツ

トン「おい、まだ自分の立場が分かってねぇな…」

チン「切り刻んでやるぜ…ってナイフがねぇ!?」

悟空「これか?あぶねぇぞ、刃物なんか」

チン「こいつ!俺のナイフを何時の間に!」


トン「このやろう!!!」

バキィ

悟空「まいったぞ…オラあんまし弱ぇ奴をいたぶんの好きじゃねぇ。見逃してやっから帰ぇれ」

トン「こ、こいつなんて握力だ!俺の拳がうごかねぇ…っていうか痛でぇ!!!」

チン「野郎…ぶっころしてやる!」

チン「っていねぇ!?どこ行きやがった!」

悟空「後ろだぞ!ちょっとおめぇらにゃ悪ぃけど!」

手刀

トン「あっ…」パタン

チン「ぐぇっ…」パタン

カン「あぅ…」パタン

悟空「いきなり襲い掛かってきておどれぇたぞ。とは言えやりすぎちまったな…少し金わけてやっか…」

悟空は気絶してる三人の額に1枚ずつ硬貨を置いた。

????「そこの貴方、盗んだ徽章を返して!」

悟空「おめぇ誰だ?」

????「正直に言って返してくれれば貴方をこれ以上問い詰めないし責めたりしないわだから!」

悟空「徽章ってなんだ?ひょっとしてオラが今食ってたやつか?」

????「ふざけてるの!?」

悟空「ふざけてねぇぞ。オラそのきしょーとかいう奴が何なのか知らねーし興味もねぇし…」

????「しらばっくれるのなら…」

目の前に現れた少女は手をかざし氷の刃を形成させた。

悟空「…!」

????「力ずくで白状させるまでよ!」

しかし

悟空「ひゃあ!おめぇ面白ぇ技つかうんだな!」

????「弾かれた!?このぉ!」

少女の表情に冷や汗が混じる。

????「手加減の必要はないみたいね…」

少女は両腕を悟空の前にかざす

悟空「(気が少し上がったぞ…この技を見逃したら町に被害が出るかもしれねぇ…)」

悟空「こうなったら…悪ぃ!」

シュン!

????「き、消えた!」

バシィ!

パック「エミリア!後ろだ!」

????「か…は…」パタン

悟空「悪ぃな…今おめぇが放とうとした技、ちょっとあぶねぇとオラは感じた…だから気を失って貰ったぞ」

パック「よくもエミリアを傷つけてくれたね…」

悟空「猫?おめぇ、こいつの仲間かなんかか?気絶させただけだ。あぶねぇからこいつをつれて早く帰ぇるんだ」

パック「エミリアを傷つけておいてただで帰れると思ってるのかい?」

悟空「先に手を出してきたのはおめぇたちだぞ」

パック「エミリアは本当に君を傷つけるつもりは無かったんだ。大人しく徽章を出していれば」

悟空「だから本当に知らねぇって」

パック「まあいいよ、理由はともあれ君はエミリアを傷つけた。それ相応の責任を取って貰うよ」

悟空「…こいつ、すげぇ気だ…ただの猫じゃねぇな」

パック「君こそ何者なんだい?僕の力を見ても怯えないなんて…」

悟空「オラは強ぇ奴をみるとわくわくすんだ」

パック「変わった男だね、最悪君を[ピーーー]かもしれないっていうのに…」

パックは巨大化して悟空を見下ろす。

悟空「すげぇなおめぇ…変身できるんか…ならオラも…はぁぁぁぁ…!」

ゴゴゴ

パック「な、何!?」

悟空「スーパーサイヤ人だ。おめぇの力はおそらく世界を破壊するくれぇあるはずだ。だからオラもおめぇに対抗させてもらうにはこれしかねぇ」

パック「驚いた…人間がこんな力をだせるだなんて…」

悟空「おめぇも本気出せよ。じゃねーとオラには勝てねぇぞ」

パック「やれやれ、舐めてくれたものだよ…」

パックは更に巨大化し、化け物のような姿に変貌した。

悟空「ならオラも…スーパーサイヤ人2で!!!!!!」バチバチ

パック「な!?」

悟空「先に戦いを仕掛けたのはおめぇだ。オラも遠慮はしねぇぞ?」

パック「なんなのさ…この力…ありえない…ありえるはずがない…」

悟空「なんならスーパーサイヤ人1に戻してやろうか?」

パック「ふざけるな!人間風情が!」

目にも留まらない速さでパックの爪が悟空に襲い掛かる

しかし

悟空「そのでけぇ図体は命取りだ!!!!」

パック「がは…!?」

スーパーサイヤ人2の悟空の拳が1発、パックのみぞおちに命中する

悟空「であぁぁぁあ!」

1発 2発 3発

悟空のパンチは容赦なくパックに大ダメージを与えた…

パック「…」

悟空「わかったらもうやめようぜ。オラもこれ以上こんな戦いはしたくねぇ」

変身を解除して悟空はパックの下へ駆け寄る

悟空「おい、おめぇ…大丈夫か…」

倒れたパックの首筋に手を添える悟空

悟空「やべぇ…やっちまった…つい力が入りすぎちまって…」

パックは呼吸をしていなかった。悟空は加減を間違えてしまいパックを殺してしまったのだ。

悟空「おい、しっかりしろ!」

ウイス『ゲームオーバーですね悟空さん』

空から聞こえるウイスの声

悟空「ウイスさん!すまねぇ…オラ、つい加減を忘れて…」

ウイス『言ったでしょう…?力だけでは解決できない事もある。忘れないでください、これは精神面を鍛える修行でもあるんですよ?」

悟空「すまねぇ…この猫、なんとか生き返らせることできねぇか?」

ウイス『そうですね、一つだけ方法があります』

悟空「なんだそりゃ!まさかドラゴンボールか!」

ウイス『願い玉なんてその世界に存在するわけ無いでしょう。リセットするんですよ」

悟空「リセット?」

ウイス『そうです。ポケットの中に瓶が入ってるはずです」

悟空「ん…」ごそごそ

悟空「ああ、なんか黒い液体みてーなのが入った瓶が出てきたぞ」

ウイス『それを飲んでください』

悟空「飲む…こうか?」ぐびぐび

悟空「ぐああ!なんだ…か、体が苦しく!」

ウイス『それは神さえ[ピーーー]と言われている毒薬です、それを飲めば貴方はそっちの世界で死ぬことが出来ます』

悟空「し、死ぬってどういうことだよウイスさん!」

ウイス『また最初からやり直してください、ではごきげんよう』

悟空「ぐあああああ!」

・・・・・・・

・・・・・

・・・

・・



悟空「あれ…ここってたしか…」


町人「きゃああああああ!」

┣¨┣¨┣¨┣¨!!!!!


悟空「あの時のトカゲの乗り物…まさか…」

ウイス『最初からやり直してください』

悟空「そっか…オラウイスさんの毒薬で死んで…」

ガシィ!

町人「すげぇ…あの兄ちゃん乗り物を素手で止めやがった…!」

悟空「でぇじょうぶか?」

子供「あ、ありがとう!」

町人一同「すげぇ!!!」

パチパチパチ!!!!


悟空「食い物と金を貰った…やっぱリセットされてっぞ…」

悟空「あの猫を殺しちまったんがいけなかったんか…次は少し話あってみっか!」


ウイス『少しずつ成長してるようですね、悟空さん』


つづく

今日はこれまで

次回予告

ウイス「あれからだいぶ時間が経ちました。悟空さんは何度リセットしてるんでしょうか…」

ウイス「カップラーメンでもすすりながら彼の修行を見物いたしますか」


悟空「スバル、強くなったおめぇの腕、見せてやれ!」

スバル「大丈夫です悟空さん、あいつにはまだ『界王拳』は使わねぇ」

エルザ「界王拳?何かしらそれ」

エミリア「悟空師匠、元気玉でやつをしとめます!」

悟空「いや、元気玉は簡単に使って良い技じゃねーぞ」

エミリア「すみません…(しゅん」


パック「すごい…力をまったく感じることができない…その姿は一体」

悟空「これはスーパーサイヤ人ブルー。説明は長くなっけど神の力をもったサイヤ人が変身するスーパーサイヤ人ってところか…」

悟空「ビルス様のところで身につけた技だぞ!」

パック「び…ビルス様…ま、まさか…」

????「こんな所に居やがったのかカカロット!修行などと抜け駆けは許さんぞ!」

悟空「い!?お、おめーまで来てたんか!まあまてよ、とりあえずあの白鯨を倒してからでもよ」

????「ふん、白鯨?そこに転がってる墨のことか」


スバル「」

レム「」


????「観客も居やがるし丁度良いだろう、勝負だ!カカロット!!!」

悟空「ああ、どこからでも来い!」




ウイス「リセットとかそれ以前の問題になってきましたね…」

今度こそ次回へ続く

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