※咲-Saki-×仮面ライダーシリーズの二次創作
※安価スレ
※京太郎成長もの
※麻雀なにそれこれライダー
※安価の連続取得は禁止(次安価から最低一分開けてから)
※sageでお願いします
※平成ライダーメインですが昭和ライダーも(進め方によっては)出ます
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1469880895
◆前スレ
【安価】京太郎「仮面ライダー?」【咲-Saki-】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」【咲-Saki-】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1467984318/)
【安価】京太郎「仮面ライダー?」塞「夢は…」【Part2】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」塞「夢は…」【Part2】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1468515339/)
【安価】京太郎「仮面ライダー?」良子「脳細胞がトップギアです」【Part3】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」良子「脳細胞がトップギアです」【Part3】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469281817/)
目的1:次々と起きる事件を仲間たちと共に解決していきましょう
目的2:ヒロインたちと仲を深めましょう
目的3:生き残りましょう
以上テンプレでしたー
今後ともよろしくお願いするっすー
荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」
↓
信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか?
ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ
いちいちターキー肉って言うのか?
鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」
↓
鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。
Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋
↓
信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw
んな明確な区別はねえよご苦労様。
とりあえず鏡見てから自分の書き込み声に出して読んでみな、それでも自分の言動の異常性と矛盾が分からないならママに聞いて来いよw」
↓
>>1「 ターキー話についてはただ一言
どーーでもいいよ」
※このスレは料理上手なキャラが料理の解説をしながら作った料理を美味しくみんなで食べるssです
こんなバ可愛い信者と>>1が見れるのはこのスレだけ!
ハート「チェイス、そこの鰹節をとってくれ」
ハート「チェイス、そこの鰹節をとってくれ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469662754/)
余談
7 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/07/28(木) 09:06:48.44 ID:10oBco2yO
ターキー肉チーッスwwwwww
まーたs速に迷惑かけに来たかwwwwwwwww
9 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/07/28(木) 09:12:33.84 ID:LxY8QrPAO
>>7
はいNG設定
この速さである
相変わらずターキー肉くん=>>1という事を隠す気も無い模様
31 ◆xmciGR96ca4q sage saga 2016/07/28(木) 12:50:19.79 ID:g6WSU+sH0
昨夜寝ぼけてスレ立てミスったんで憂さ晴らしも兼ねて久々のロイミュ飯でした。書き溜め半分残り即興なんで色々アレかもしれませんがアレがアレなんでアレしてください何でもシマリス(熱中症
建てたら荒れると判ってるスレを憂さ晴らしに建てる
つまり>>1は自分の憂さ晴らしにs速を荒らして楽しんでる
うーん、いつも通りのクズ>>1で安心するわー
建て乙
埋めありがとうございますっすー
前スレ1000は【G3-X登場】ってことで了解ー
隙あらばねじ込む
そんじゃ再開してくよーん
笑みを浮かべながらベルトを返せという黒崎
戸惑う塞と、なんとなく理解した京太郎
スマートブレインがどういう組織なのかは知らない、だがこのベルトがそれほど貴重なのだとしたら当然だ
塞「な、どうして、ですか?」
黒崎「オルフェノクと、あなたたちは戦っているんでしょう?」
塞「えっ、あ、はい」コクリ
黒崎「そのベルトはオルフェノクを倒すために作ったベルトですから、使用者を選ぶベルトではありますが……」
京太郎「どうしてこのベルトが必要なんですか?」
黒崎「それは前社長が会社のものを勝手に持ち出したものでして、返却を願うのは当然のことです」
京太郎「……なるほど」
黒崎「……それに我が社にそのベルトがあった方が効率よくオルフェノクを倒すことができます。そのために必要な準備などもしてある」
塞「……」
黒崎「ですからこれからのためにも、そのベルトを返却願えませんか?」
塞「……」スッ
持っていたアタッシュケースをテーブルの上に置いた
京太郎(どうする、止めるか……止めないか……)
オルフェノクとやり合うつもりなら、なんで今までオルフェノクと戦ってるスマートブレインの社員見かけなかったのか聞いてみたい
場合によってはオルフェノクとやり合う気が無いって判断できるかもしれんし、それなら渡さない理由になるかも
◆ファイズギアを―――
1、渡す
2、渡さない
※その後、理由が必要になります
◇22時40分より安価開始
止めるというより2点提案、質問する
1 スマートブレイン社員がオルフェノクと戦う所見たことないし、詳しい警察からも聞いたことない。というか何故組まないの?
2 代替品ください。こちらでも対処するなら一石二鳥だろう。
って感じが実行できるなら実行したい
◆ファイズギアを―――
1、渡す
2、渡さない
※その後、理由が必要になります
◇安価1↓から2分間で集計
2、渡さない
◆理由【候補】
☆渡さない理由、言いたいことなど(その後、出た中から選択)
◇安価1↓から5分間
◆理由
1、>>25を理由に信用できないと言う
2、>>25
3、>>29
4、>>25+>>29
5、>>29+「渡すくらいなら、装着者選ぶ理由聞いて警察に提供します。そちらの方が一会社よりも良い対策ができるでしょう」
6、>>25+但し、何か代わりのモノをくれるなら渡す
7、熊倉トシの意見が聞けない以上はまだ塞の元にあるべき
◇安価1↓から3分間で多かったもの
【5】
京太郎「待ってください塞さん」
渡されようとするアタッシュケースを押さえる
驚いたような表情を浮かべる塞
京太郎は少しばかり視線を尖らせた
塞「どうしたの?」
京太郎「……スマートブレイン社員がオルフェノクが戦おうとしてるところなんて見たことないですけど」
黒崎「それもそうです。我々も秘密裏に動いていた、しかしおかしい……あなたは見ているはずです」
京太郎「ん?」
黒崎「我が社の部隊、ゼクトの大星淡がオルフェノクと戦った姿を」
京太郎「……!」
思い出されるのは初めて大星淡と会った夜
彼女は確かにオルフェノクのものと思われる灰と共にいた
一目見て灰だとわかるような大量の灰が公園に転がっていることの方が不思議だ
京太郎「……警察と組まない訳は? 知り合いの警察は知らなかった」
塞「どうしたの、京太郎?」
黒崎「組んでいないわけではありません。ですが一般の警察などにそれらを教えるわけがない。警察の下の方が知っているのは“ロイミュード”ぐらいのものでしょう?」
京太郎「なんでそれを」
黒崎「組んでいないわけではないと言ったでしょう。我々は警察上層部と手を組んでいる」
京太郎「っ……」
黒崎「下のものにまでオルフェノクのことをばらした時のことを考えてみてください。それが万が一にでも世間にバレてしまえば……大混乱は免れません」
京太郎「なら装着者を選ぶっていうのはなんです?」
黒崎「製作者である熊倉トシがいればあるいは……ですがそれ以前に変身できることを実証した社員がこちらにはいます」
京太郎「……そいつが、使うと? 警察に提供した方が良いんじゃ?」
黒崎「警察にファイズギアを使える者がいる保証もありませんし、こちらの者は戦闘訓練をつんでいます。それにこちらは対オルフェノクのエキスパート、警察上層部もそれをわかって我々に今回のことをほとんど任しています」フッ
京太郎(チッ、次から次へと……)
黒崎「他には?」
京太郎「わかった、なら……代わりのベルトをくれ」
黒崎「……ほう」フッ
塞「京太郎!? ちょっといいかげん」
黒崎「良いでしょう」
塞「えっ!?」
黒崎「我々の試作ベルトを貴方に渡します」
塞「ちょ、ちょっと京太郎どういう」
京太郎「……」
黒崎「我々の試作ベルトで戦いますか?」
京太郎(マジか、これは意外)
黒崎「構いません、人を襲うオルフェノクを倒すというのであれば貴方もまた心強い」ニコ
京太郎(だけど、渡されるなら……)チラッ
塞「……?」
黒崎「どうしますか? スペックではファイズに劣りますが悪いものではありません」
京太郎「条件、とかはあるんですか?」
黒崎「いえ、オルフェノクと戦っていただけるならそれで十分です」フッ
京太郎「……」
黒崎「あなたのやることに変わりはありませんよ、一切」
◆どうする?
1、ベルトを受け取る
2、受け取らない
◇安価1↓から3分間で集計
2、受け取らない
京太郎「……」
塞「やめなよ京太郎、無理して戦うことないって」
京太郎「無理してなんか」
黒崎「ガールフレンドの言うとおりです、無理して戦うのは美しくありません」
塞(がっ、ガールフレンド!?)
京太郎「……」
黒崎「あなたはもう戦わなくても良い。解放されたのです……」
京太郎「……」
黒崎「……」フッ
京太郎「そう、ですね……」
黒崎「ええ」コクリ
塞「……」
黒崎「では君、彼女たちを下まで案内して差し上げろ」
女性社員が頷くと、塞と京太郎を外へと案内する
一人になった部屋で社長である黒崎一誠は笑う
ファイズギアを取り寄せて中身を見る
黒崎「ファイズギア……」
ベルトとファイズフォンが入っている
アタッシュケースを閉じると胸の青いバラを京太郎が座っていた席に投げた
その表情には笑みが浮かんでいる
携帯端末を取り出すと、どこかに電話をかけた
黒崎「もしもし、ああ……このギアは、彼女に渡しましょう……」
―――【スマートブレイン本社前】
京太郎「……」
塞「どうしたの?」
京太郎「ああ、いや……帰りますか」
塞「……うん」コクリ
京太郎「……」
塞(ほんと、どうしたんだろ……)
京太郎「……」
塞「イマジンとかロイミュードとかもきっとスマートブレインが対処してくれるって」
京太郎「……ですね」
塞「葵たちだって守ってくれるから……って私守られてばっかだけど!」アハハ
京太郎「守って、やりたかったのかも」
塞「へっ?」
京太郎「いや、なんでも」フッ
【第7話<ベルトを持つのは誰なのか?>】
ゼクトはスマートブレイン社の傘下ですか…
しかも警察上層部とも繋がりが…
とは言え現社長が黒幕とは到底思えません…
未だ現社長を操る何かが居そうです…
ファンガイアのキング(私的には宮永照)…
もしくは大ショッカーの首領(私的には龍門渕透華)…
如何でしょうか?
―――朝【松実館】
朝食をとっている松実館の住人達
今日はそれ以外の面々はいない
京太郎「……」モグモグ
玄「な、なにかあった?」
豊音「え?」
宥「……塞ちゃん、知ってる?」
塞「さぁ?」
京太郎「……」ズズッ
豊音「わわ、味噌汁そのままっ」
葵「……」モグモグ
京太郎「あつっ」
宥「やっぱり……」
玄「……ホント、どうしたの?」
京太郎「……」モグモグ
葵「……」モグモグ チラッ
胡桃「どうしたの?」
葵「ん?」
胡桃「須賀」
塞(ストレート!)
京太郎「え?」
胡桃「なんか変だから」
京太郎「……気のせいですよ」
胡桃「そう?」
葵「なら良いんじゃない?」モグモグ
オルフェノクと戦いたいがベルトが無くなりオルフェノクにも変身するわけにいかない京太郎が戦うためにゼクトに入ってザビーゼクターに気に入られ、オルフェノクと戦っていたら正体がばれて絶望したところをザビーに見捨てられ、同じく見捨てられたあわあわと地獄兄妹になる所まで妄想した
◆知り合い
【塞・胡桃・豊音・葵】
【良子・裕子・洋榎・絹恵】
【宥・玄・灼・晴絵・霞】
【久・美穂子・淡・菫・煌・竜華・怜・もこ】
【明華・ネリー・由暉子・成香】
【はやり】
(>>151 なにそれ楽しそう
―――朝
◆自由行動
1、誰かと話す【>>152】
2、散歩(コンマ30以上で成功)
×、訓練
×、探索
5、松実館(葵・胡桃)
6、ドライブピット(良子・裕子)
7、道端(ハート)
0、自由安価
◇安価2↓
7、道端(ハート)
道を歩く京太郎
どこかなにか物足りない
スマートブレインでのことは彼女たちに全ては話した
とりあえず残り二本のベルトについては厳重に管理しろと
あれから一度だけ戦いがあったが、葵が倒した
どうにも足りない。なにかが足りない
京太郎「……」
ハート「どうした須賀京太郎」
京太郎「ん、ハートか……んん!!?」
ハート「ん、どうした?」
京太郎「お前こんなとこでまた……」
ハート「俺がどうしようと勝手だろう、特に敵のお前に言われる必要はないさ」
京太郎「そりゃそうだけどな、てか今日は仲間も一緒か?」
ハート「ああ、紹介が遅れたな」
そう言ったハートの後ろには二人の男女
一人が緑色の服を着たハンカチを持つメガネの男、そしてもう一人は黒いドレスを着た女
ここまで美男美女揃いだとどうにもなんとも言えないが、ロイミュードだ
ハート「こっちの男がブレンでこっちの女がメディックだ」
ブレン「ハート、この男は」
ハート「仮面ライダーだ。例の黒と赤の」
ブレン「!」
メディック「おさがりくださいハート様!」
ハート「二人共、待て……須賀京太郎は俺が潰したい。前のコーヒーの礼もあるからな」
京太郎「あんなもんいくらでも買ってやるし礼で潰そうとすんな」ハァ
ハート「お前とは一体一で戦いたい」フッ
京太郎「いつかな……それに俺は戦えないんでな」
ハート「なに……?」
京太郎「ベルトを返したっていうかな、まぁ色々あるんだよ」
ハート「俺との戦いはどうするつもりだ?」
京太郎「そんなこと言われてもなぁ」
ハート「……」
京太郎「良子さんじゃないのかよ?」
ハート「奴との戦いは大事だ、だがお前とも戦ってみたい。語り合った者として……」フッ
京太郎「……」
京太郎「なんつーかこうしてるといざベルトを手に入れてもお前と戦いにくいわ」ハァ
ハート「ベルトを手に入れたお前には容赦しない、それに本気になるだろう」
京太郎「……」
ブレン「むきー! あの男突然現れて私のハートをぉぉ!」
メディック「私のハート様ですわ! それにしても、新たなライバル!」
京太郎(一緒にされたくねぇ……)
ハート「須賀京太郎、ファイズ……俺と戦うためにもう一度変身しろ」
京太郎「いつかはそうしたいもんだよ、結局お前は敵なんだしな」
ハート「ああ、須賀京太郎と戒能良子、お前達を倒せばきっと俺は超進化体へと」
京太郎「超進化体?」
ハート「……」
京太郎「……言えないってか、口滑らすんじゃねぇよ」
ハート「お前は不思議だ」
京太郎「ん?」
ハート「お前と共にいるのは、悪くない。敵だが語り合っていて心が、昂ぶる」フッ
京太郎「……俺も、嫌いじゃない」フッ
ブレン「むきぃぃぃ!」
メディック「なぜですの!?」
ハート「だが俺はお前とぶつかってみたい。この気持ちの昂ぶりをもっと昂ぶらせることができる……必ず」グッ
京太郎「期待に応えられるかはわからないけど……ロイミュードは止めるぜ?」
ハート「ああ、俺も人間に勝つために……お前を倒すために……この力を尽くす」
挑戦的な笑みを浮かべつつそう言い、二人同時に歩き出す
そして京太郎とハートが通り過ぎて二人のロイミュードの間を通ろうとした瞬間、両肩を掴まれる
何事かとおもって待つと
ブレン「ハートにあまり近づくと」
メディック「止められていようと、もぎますわよ?」
京太郎「あ、はい」
◆System
・ハート【3/?】
※【ハート】のフラグが【3】以上のため一部ストーリーが変化します
―――昼前
◆自由行動
1、誰かと話す【>>152】
2、散歩(コンマ30以上で成功)
×、訓練
×、探索
5、松実館(宥・憧)
6、松実館前(葵・胡桃)
7、ドライブピット(良子・裕子)
0、自由安価
◇安価2↓
6、松実館前(葵・胡桃)
―――松実館前
京太郎「あれ、二人してどうしたんっすか?」
葵「ん、いや少しね」
胡桃「私のベルト、どうしようかなって」
京太郎「ベルト、ですか……まぁ確かにスマートブレインに回収されたくないなら隠しておくのが一番でしょうけど」
胡桃「私は変身できないから、いやする気になれないって言う方が正しいかも」
京太郎「ですね、例の話を聞けばそりゃ……」
葵「で、どうせなら須賀に渡したらどうかなってね」
京太郎「え?」
葵「ま、提案してみただけだから、使える奴は多い方が良いし」フッ
京太郎「ま、そりゃそうでしょうね」
胡桃「……」
京太郎「まあまだ俺の人間性とかいまいちわかってないだろうし、良いですよ別に」
胡桃「うん、もう少し、私がどう思うとかはともかくもう少し見とく」
京太郎「まあその結果、別に渡されなくても良いですよ」
葵「にしても、スマートブレインね……私には怪しく見えるね」
京太郎「俺も同じくっすよ」
胡桃「そう?」
京太郎「ま、全部納得せざるをえない理由はならべられましたけど……」
葵「熊倉さんがわざわざ抜け出してベルトを私たちに送った理由も気になる」
京太郎「熊倉さんって人がオルフェノクを倒させたくなかったってならわかるんですけど」
胡桃「……」
京太郎「いや、そうとは言ってないっすよ?」
胡桃「わかってる」
京太郎「にしても、ほんとどうするか」
葵「なに、戦いたいの?」
京太郎「そういうわけじゃ」
葵「ああ……なるほどね」
胡桃「?」
京太郎「なんで宇夫方さんだけわかってんですか」
葵「さてね……」
京太郎「なに、俺のこと好きなんっすか?」
葵「君は死にたいのかなぁ?」
京太郎「いや、冗談っすよ?」
胡桃「そういえば葵はずっと戦ってるの?」
葵「まあね、熊倉さんから送られてきて……オルフェノクが襲撃してきたあの日から」グッ
胡桃「オルフェノク、許せないね」
葵「うん……早く小瀬川さんとウィッシュアートさんを見つけないと」
胡桃「ありがと、葵」
葵「ううん、学校の知り合いとか友達はみんな死んだしね、あとは鹿倉さんたちだけ……なら私は鹿倉さんたちを守って、もう一度元に戻して見せるよ。麻雀部だけでも」
京太郎「……」
葵「そのためならイマジンだろうとロイミュードだろうとオルフェノクだろうと……殺す」ギリッ
胡桃「……」
京太郎「……」
葵「だから、その点は須賀がいてくれると助かるって話だよ」フッ
京太郎「ま、考えておきます。なんとかできないか」ハハッ…
◆System
・【宇夫方葵】【鹿倉胡桃】の好感度が+15されました
・【宇夫方葵:70】
・【鹿倉胡桃:65】
―――昼
◆自由行動
1、誰かと話す【>>152】
2、散歩(コンマ30以上で成功)
×、訓練
×、探索
5、松実館(宥・憧)
6、図書館(灼)
7、ドライブピット(良子・裕子)
0、自由安価
◇安価2↓
5、松実館(宥・憧)
―――【松実館】
カウンター席に誰か座っている
だが隣は自分がいつも座っている席
変える必要はないと思いつつ、底に座る
?「ふぇあっ!?」ビクッ
京太郎「うおっ!」ビクッ
宥「えっ……ああ京太郎くんおかえり~」
京太郎「た、ただいまっす」
?「ゆゆゆ、宥ねぇ知り合い!?」
宥「ほら、前にお話しした」
?「あ、ああ! 須賀京太郎!」
京太郎「ああ、和の友達の新子憧さん」
憧「そ、そっか、清澄だもんね……」ビクビク
京太郎「え、自慢じゃないけど初対面で怯えられるのは慣れてるけどそこまではちょっと……」
憧「ちちち、違うのよ!」
宥「憧ちゃんは男の人が苦手で」
憧「言わなくて良いから!」
京太郎「言った方が良いだろ」
憧「は、はい」
京太郎「罪悪感が凄い」
宥「憧ちゃん、京太郎くんは怖い人じゃないよ?」
憧「そ、そう言われても苦手は苦手……ほら、サメと同じ水槽にいれられて襲わないよって言われても怖いじゃない?」
京太郎「俺がサメっすか」アハハ…
京太郎「と、ともかくまぁ、ここに居候してる身としは……居候って言っちゃったよ」
憧「居候でしょ……」ボソッ
京太郎「まぁそうなんですけど」
憧「ひっ、デビルイヤー!」
京太郎「地獄耳ってか!」
宥「京太郎くん、憧ちゃんは男の人が苦手なんだから気を遣ってあげてね?」
京太郎「了解っす、てことで会うことも増えると思うけどよろしくな新子、タメだし普通に良いぞ」
憧「よ、よろしく……須賀」
京太郎「ていうかそれ色々と生活に支障でるんじゃねぇの?」
憧「うっ」
京太郎「図星かよ」
宥「京太郎くん」
京太郎「はい?」
宥「あんまりその、お、女の子口説いたりしちゃ……めっ」
京太郎(かわいい)
憧(え、口説かれてたの? なにそれこわい)
◆System
・新子憧の初期好感度は【40】になりました
・松実宥の好感度が+10されました
・【松実宥:110】
―――昼過ぎ
◆自由行動
1、誰かと話す【>>152】
2、散歩(コンマ30以上で成功)
×、訓練
×、探索
5、松実館(塞・豊音)
6、図書館(灼)
7、ドライブピット(良子・裕子)
0、自由安価
◇安価2↓
敵に襲われた時、変身ツールがないから京ちゃんがオルフェノク体になって迎撃は流石にないよね?
(>>214 コンマ判定で味方がくるかもよ! 来ない場合はご察し!
6、図書館(灼)
―――【図書館前】
図書館から出る灼、そしてそこには京太郎
今さっき、玄から『京太郎がなにかおかしい』と聞いて呼んでみた
だがおかしいことに、いつものバイクではない
灼「あれ、どうしたの?」
京太郎「えっと、今日は灼さんと歩きたい気分だった、的な?」
灼「……え、は?」カァッ
京太郎「いや、すんません冗談です」
灼「は?」ギロ
京太郎「いやなぜに」
灼「いくよ」フイッ
京太郎「なんで不機嫌になってんっすか」
灼「知らな……」ボソッ
二人して道を歩く
いつもバイクですぐに帰る道なので歩道を二人で歩くのは少しばかり新鮮だった
京太郎と灼、身長差40センチこうして並んでいると歳の離れた兄妹にすら見えるだろう
京太郎「……」
灼(自然な流れで道路側……気にしないでやってる?)
京太郎「……ん、どうしました?」
灼「え?」
京太郎「見てませんでした?」
灼「べ、別に」フイッ
京太郎「おっと危ない」グイッ
灼「っ」
歩道を走ってきた自転車へ道を開ける
驚きながらも、灼は京太郎の腰へ抱き着くような形となった
少し警戒しながらも距離を取る京太郎
京太郎「あ、すんません引き寄せちゃって」
灼「う、ううん、びっくりしただけ、だから……」
京太郎「ああすみません」
灼「次、もっとわかりやすい、その……わかりやすいように」
京太郎「ん?」
灼「……」スッ
左手を、出される
京太郎「ん?」
灼「手……」
京太郎「手……」
灼「手、出して……」
京太郎「あ、はい」スッ
灼「……ん」ギュッ
京太郎の右手に、灼の左手が繋がれる
驚きながらも平静を装う京太郎
灼が歩き出すと、それに会わせて京太郎も歩き出した
京太郎「……」チラッ
灼「……」ギュッ
京太郎「……」フッ
少しばかり、いつもより嬉しそうに見えた
なぜだかわからないが嬉しそうなのだ、悪いことではない
自分の手を握る小さな手を、そっと握り返した
◆System
・鷺森灼の好感度が+15されました
・【鷺森灼:115】
―――夕方
◆自由行動
1、誰かと話す【>>152】
2、散歩(コンマ30以上で成功)
×、訓練
×、探索
5、松実館(塞・豊音)
6、公園(晴絵)
7、ドライブピット(良子・裕子)
0、自由安価
◇安価2↓
1、誰かと話す【瑞原はやり】
―――【ビル】
5階建てほどのビルの中へと入る
一応ロビーがあり、受付があった
教えられた住所であれば、ここがはやりのいる場所、そして―――
京太郎「すみません」
受付「はい、なんでしょうか」
菫「須賀?」
京太郎「あ、菫さん」
菫「ああ、はやりさんか……良いぞ5階にいって目の前の扉だ」
受付「え、しかし」
菫「はやりさんが気に入った少年だ、責任は取る」
受付「は、はい……ではどうぞ」
京太郎「あ、すみません……菫さんもありがとうございます」
菫「なに、苦労人同士な……私は出掛けるがあまり甘やかさないように」
京太郎「?」
―――【ビル:5階】
このビルに入っている会社はユグドラシルというらしい
表向きは建設会社、なのだろうが違う感じはする
エレベーターから降りると目の前の部屋の扉に文字が書いてあった
【はやりのけんきゅうじょ☆】
京太郎「間違いないな」
ノックもせずに開ける
京太郎「すみません、須賀なんですけど」
はやり「ふぁやっ!?」
京太郎「……」
扉をあけたそこには、鍋焼きうどんを食べている女がいた
齢28歳
彼氏いない歴=年齢
元ごりごりのアイドル
そんな女性が、スーパーで売っているようなコンロですぐ作れる鍋焼きうどんを食べていた
傍に七味唐辛子が置いてあり、さらに2Lのお茶
もう切なさが止まらない
京太郎「……」
はやり「こ、これはね! たまたま! そうたまたま! 間食じゃなくてお昼を食べてなかったからね!」
京太郎「大丈夫です。大丈夫」
はやり「なにが!?」
一通り、とりあえずはやりの食事が終わる
色々と機材や書類が置いてある部屋
京太郎は彼女と対面に座る
はやり「コホン、菫ちゃんはあとでお仕置きしな」
京太郎「なにするんっすか」
はやり「なんで食い気味なのかな?」
京太郎「ああいやなんでも」
はやり「とりあえず来てくれてありがとう。ちょっと気に入っちゃったからさ」
京太郎「嬉しいんですよ? まぁ確かに美人ですけどお互いをしっかり」
はやり「そんな焦ってないからね!?」
京太郎「……」
はやり「焦った方が良いと思ったでしょ?」
京太郎「えっ」
はやり「親から言われ慣れてるからね」
京太郎「ぐっ」
はやり「ともかく、京太郎君には変身してもらおうかと思ってね」
京太郎「変身?」
はやり「そう、その名も戦極ドライバー!」ジャジャーン
取り出されたのは一つのバックル
京太郎「それって、仮面ライダーの?」
はやり「都市伝説知ってるんだ。そうそう、それに近いかな、私はこのタイプのドライバーで変身する仮面ライダーをアーマードライダーって区別してるよ」
京太郎「アーマードライダー……」
はやり「ちょっと裏ルートじゃないけど、色々あって手に入れた情報で作り上げたんだけどね」
京太郎「ふむ……」
はやり「使ってみない?」
京太郎「……なにか条件が?」
はやり「ないない、モニターをしてほしいだけだから、旧型だけどそのモニター」
京太郎「……まぁ、使うかどうかわからないですけど」
はやり「それで良いよ、いくつかあるから京太郎君だけじゃなくても一応は、でも使ってほしくはあるけどね」
京太郎「肝に銘じときますって言ってもこれ、どうやって変身を?」
はやり「そんな君にこれを渡すよ」クルクルクル スッ
一つの錠前を、回転させて京太郎へと渡す
今回はここまでー
次回はロックシードゲットイベントから
コンマ判定くるよー
そしてファイズギア没収、正規ルートではあるんですけど
ハートたちのフラグもここで1になるとこ3なんでだいぶ変わったり
そんじゃなにかあればお気軽にー
乙ー
>はやりのけんきゅうじょ☆
アイタタタ…
>>251
流石は元アイドルな神泉出身者と言うべきでしょうか…
絶対に許さねぇユグドラシル!(再開するよー)
ちなみに主人公ライダーのステータスはほとんど似たような感じになってて突出してるものとかは無い感じにしてます
ファイズだと主人公に補正がつくのでファイズ自体のステータスが若干低かったりもすんですが、ファイズより黒影が強い感じはなかったり
とりあえずなにが出るかなーって感じで
コンマによっては鎧武のストーリーが絡んでくる可能性も……
◆錠前
※運42補正:+21
01~30 マツボックリ
31~60 クルミ
61~98 メロン
100~ ???
ゾロ目 ???
◇安価1↓
【メロン】
はやり「はい」ポイッ
京太郎「っと……これは、メロン?」
はやり「あげるよそれ、旧型だけど引き続きモニターはしてほしいからね」
京太郎「こいつを、ここにつけて、か」
はやり「わかってるみたいでなにより、まぁ菫ちゃんとかぶるけど使って」
京太郎「かぶるって……同じライダーか?」
はやり「菫ちゃんは最新型だし見ただけで違うってわかるから構わないよ。感想とかメールで送ってくれれば」
京太郎「……戦極ドライバーね」
はやり「よろしくー」クルクル
笑顔でそういうはやりを見ると、その指先で回しているの錠前ことロックシード
そしてその錠前にはレモンの装飾がほどこされていた
よくわからないが、戦う力が手に入ったなら“守る”ぐらいはできるのだろう
京太郎「とりあえず、ありがとうございます」
はやり「あ、ただ気を付けてね」
京太郎「ん?」
はやり「ベルトつけないで錠前開けると怪物、インベスが出てくるから」
京太郎「……思ったより危険だな」
はやり「大丈夫大丈夫、ロックシードを手放さなければ暴走しないから」
京太郎「ま、気を付けるようにはします」
はやり「うん、それじゃあ気を付けてね!」
京太郎「うっす」
はやり「またね~☆」フリフリ
京太郎(いたい……)
はやり「ん?」ニコッ
京太郎「いや、なんでも」
◆System
・瑞原はやりの好感度が+15されました
・【瑞原はやり:65】
・【戦極ドライバー】を入手しました
・【ロックシード】【メロン】を入手しました
―――夜
◆自由行動
1、誰かと話す【>>152】
2、散歩(コンマ30以上で成功)
3、訓練
×、探索
5、松実館(豊音・胡桃)
6、公園(葵)
7、ドライブピット(良子・裕子)
0、自由安価
◇安価2↓
7、ドライブピット(良子・裕子)
―――【ドライブピット】
京太郎「まだ入れるとは、そりゃそうか」
クリム「おや京太郎じゃないか」
京太郎「クリム……二人は?」
クリム「いつもなら帰っている時間なんだが今回は事件があってね」
京太郎「事件?」
クリム「ああ、どうやらロイミュード関連のようだが……なにやら行方不明なった恋人を探している女性がどうとか」
京太郎「なるほどねぇ……二人共、上か?」
クリム「ああ、特状課のオフィスだろう、しかし夜更かしは美容の敵だと聞くが」
京太郎「らしいな、そういやクリム」
クリム「ん、どうしたんだい?」
京太郎「……お前を殺してのって、ハートなんだろ?」
クリム「ああ、そうだね」
京太郎「ロイミュードを、ハートを憎んじゃいないのか?」
クリム「難しい質問だね」
良子「そうですね、かなり」
京太郎「良子さん、それに佐藤さんも」
裕子「こんばんは」ニコ
クリム「もちろん私を殺したのはハートとロイミュードだが……復讐という気持ちはまったくないよ」
京太郎「マジかお前……」
良子「京太郎はロイミュードに復讐したいという気持ちがあるんですか?」
京太郎「まあ、ありました……」
裕子「過去形?」
京太郎「わかんなくなってきたっていうか、まぁ……ロイミュードにも色々いるんだなと」ハハッ
クリム「それに関しては同感ではあるね」
良子「うちの悠彗さんに擬態したロイミュードとかいましたしね」
裕子「ああ、いたわね……」
クリム「彼は悪いロイミュードでは無かったが、自ら消されることを望んだ」
京太郎「そういうこと聞くとどうにもな」
クリム「だからこそ我々は人々を襲うロイミュードを倒しているんだ」
京太郎「……そうだな、襲ってくるロイミュードだけを倒せば、か」フッ
裕子「……チェイサーのこと?」
京太郎「それもありますけど、ハートと会って」
良子「は、ハートと!? ベルトがない京太郎になにかっ」
京太郎「ハートはそういうことする奴じゃ無かったんで良かったですよ」フッ
クリム「なるほど、それで……」
京太郎「話せば話すほど悪い奴じゃなく見えてくるっていうか」
良子「馴れ合いすぎると後が大変ですよ。ハートは敵ですから、まっすぐぶつかってくるのは確かですが」
京太郎「そう、ですね」ハァ
裕子「ところで、長野の……須賀君を襲ったロイミュードっていうのは倒されたの?」
京太郎「結局撤退したみたいですけど……」
クリム「シフトカーではやはり限界があるからね」
京太郎「確かナンバーは……108、だったかな?」
◆System
・【佐藤裕子】【クリム・スタインベルト】の好感度が+10されました
・【佐藤裕子:80】
・【クリム・スタインベルト:90】
・【戒能良子】の好感度が+4されました
・【戒能良子:99】
※現状では【戒能良子】の好感度はこれ以上上がりません
―――朝
◆自由行動
1、誰かと話す【>>152】
2、散歩(コンマ30以上で成功)
3、訓練
×、探索
5、松実館(豊音・胡桃)
6、公園(葵)
7、ドライブピット(裕子)
0、自由安価
◇安価2↓
1、誰かと話す【大星淡】
―――【道端】
淡「おーい京太郎!」
京太郎「大声出すな聞こえてる」
淡「冷たっ!」
京太郎「で、なんだよ?」
歩みを止めない京太郎の隣を歩く淡
だが歩く速度を落としているのだから嫌ではないのだろう
淡「ファイズギア使ってたの京太郎なんだって?」
京太郎「なんで知ってんだよ」
淡「そりゃファイズギアが戻ってきたからって話をお姉さんがしてるの聞いてね」
京太郎「お姉さん?」
淡「そうそうお姉さん、会ってない?」
京太郎「おう」
淡「そっか、まあいいや!」
京太郎「良いのかよ」
淡「それでね、今日は京太郎がどんな顔してるかなーって」
京太郎「良い趣味してんな」
淡「やだなぁ」エヘヘ
京太郎「褒めてねぇよ」
淡「戦えなくなって悲しい思いしてないかなーって」
京太郎「しないだろ」
淡「しないの? 私だったら絶対無理だなー」
京太郎「あぶねぇ奴じゃねぇかよ」
淡「ま、私の部下たちと私がパーフェクトハーモニーを奏でてる内は没収なんてことないだろうけど!」
京太郎「没収されろ」
淡「ないって、でも残念だなぁ」
京太郎「ん?」
淡「取り上げろって素直に言ってくれれば私が行ったのに」
京太郎「……そうかい」
淡「なんだか最近、オルフェノクも少なくなってきたし」
京太郎「……そうなのか?」
淡「うん、かなり少ないよ」
京太郎「意外だな……いや、動いてる人間が多くなれば妥当か」
淡「そういえばファイズギアも誰がつけるか決まったみたいだし、本当にお疲れさまだね」ポン
京太郎「ま、そうなるな……お前もさっさと戦いなんかから離れろよ」
淡「ん、なんで?」
京太郎「……なんでもない」ハァ
淡「むぅー馬鹿にしてるでしょ!」
京太郎「してねぇよ」
淡「した! 絶対してる!」
◆System
・大星淡の好感度が+10されました
・【大星淡:60】
―――昼前
◆自由行動
1、誰かと話す【>>152】
2、散歩(コンマ30以上で成功)
3、訓練
×、探索
5、松実館(豊音・胡桃)
6、公園(葵)
7、ドライブピット(裕子)
0、自由安価
◇安価2↓
6、公園(葵)
―――【公園】
京太郎「……あれは」
公園で戦闘が繰り広げられていた
戦っているのはカイザと―――ファイズ
「邪魔すんなっての!」
カイザに殴られたオルフェノクが転がる
立ち上がろうとするオルフェノクにカイザブレイガンで銃撃を行おうとするが、ファイズが間に入ってきて銃撃を止めざるをえなくなった
ファイズが素早く拳を連打し、オルフェノクが怯んだ
葵「邪魔すんなこの!」
その瞬間にカイザが銃撃、四角錐の黄色いポインターが出現する
そしてカイザブレイガンからブレードを展開し、走った
ファイズのクリムゾンスマッシュと同じように、オルフェノクの前で消えたカイザとポインター
葵「死ねぇ!」
オルフェノクの背後に現れたカイザは剣を振るっていた
背後のオルフェノクはΧの文字が出現すると同時に、灰となり崩れ落ちる
カイザが振り返れば、ファイズはオートバジンに跨り走り去った
葵「……」チッ
変身を解除すると、生身の葵が現れる
京太郎「葵さん」
葵「あのファイズ……須賀の方がまだマシだ」
京太郎「そりゃなにより、っていうかあれがファイズ……」
葵「生身は見てないけどね」
京太郎「……」
葵「名残惜しくなた?」
京太郎「さて……」
戦闘スキル自体は悪くないのだろう、社長の言うとおりだ
しかし、合わせる気がないのか合わせられないのか葵と戦っている意味がまるでない
京太郎はため息をつきながら自販機で飲み物を買う
葵「……とりあえず、デルタのベルトでも借りたら?」
京太郎「え……貸して、くれますかねぇ」
葵「頼めば貸してくっるんじゃない? それに姉帯さんと臼沢さんも説得してくれるでしょ、仲良いし、いや良すぎるし」ジト
京太郎「……な、なんっすかその目は?」
葵「別に」
京太郎「デルタのベルト、ね」
葵「ま、そういう手もあるってだけの話……」
京太郎「そうなったら葵さんにも説得お願いできます?」
葵「さぁね」
京太郎「あはは、そうっすか」
京太郎(デルタのベルト、大丈夫、なのか……?)
葵「……」
◆System
・宇夫方葵の好感度が+10されました
・【宇夫方葵:80】
戦極ドライバーとメロンロックシードがあるから、デルタのベルトに魅力をあまり感じないんだよね…
今更気づいたんだが葵の好感度前回60から+15で75だったのに70になってたな
ベルトって2つ以上同時には使えないのかね?
(>>337 デルタの方が性能は高いんっすけどね
(>>338 マジっすか? なら85にしとこう
(>>339 二つ以上ある場合は戦闘前に選ぶことになるっす
―――昼
◆自由行動
1、誰かと話す【>>152】
2、散歩(コンマ30以上で成功)
3、訓練
×、探索
5、松実館(豊音・胡桃)
6、松実館(灼・晴絵)
7、ドライブピット(裕子)
0、自由安価
◇安価2↓
6、松実館(灼・晴絵)
―――【松実館】
京太郎「おう、二人一緒か」
灼「あ、京太郎」
晴絵「まあね」
対面に二人
京太郎が晴絵の隣に腰掛けると、宥がコーヒーを持ってくる
十分に美味しいがまだ研究中とは言っていた
京太郎「うまい」ズズッ
晴絵「猫舌だしアイスしか飲めないもんね」ハハッ
京太郎「ホットだってふーふーすれば飲める」
晴絵「宥にしてもらっとけばー?」グイグイ
肘てつつかれる
いたずらっぽく笑う晴絵を見ると子供っぽくはある
いつもとは違うそういう表情を見ているとなんだか安心感すら覚えた
京太郎「赤土、お前な」
晴絵「私はやらないよ?」
京太郎「んなこと言ってねぇよこのババア」
晴絵「なっ! 同じ歳だから!」
京太郎「わかってるっての」ハッ
晴絵「!」ゴクゴク
京太郎「なっ、俺のコーヒー飲みやがった!」
晴絵「私の代わりにあげるよ」ニヤッ
京太郎「こいつ」グリグリ
晴絵「あいたたたたっ! ぐりぐりはダメ! だめぇ!」
灼「……仲良さそうだね」ジト
京晴「良くないから!」
二人が落ち着く
宥が苦笑しながら再びもってきたアイスコーヒーを飲む京太郎
落ち着いたように溜息をつく京太郎の隣で、晴絵が自分のコーヒーを飲む
灼「……二人は、どういう関係?」
京太郎「え……俺達の関係?」
晴絵「難しいけど……知り合いで良いんじゃない?」
灼「あんなに仲良いから友達かと……最悪その、彼女と彼氏とか」
京太郎「ないないない」アハハ
晴絵「京太郎とかマジないって」アハハ
京太郎「それにこいつガサツそうだし、30手前になっても彼氏できないレベル」
晴絵「あ?」
京太郎「あ?」
灼「……仲良さそう」
京晴「どこが!」
灼「……む」ジト
京太郎「なんで俺、睨まれてるんっすか?」
晴絵「……ああ~なるほどね」ニヤッ
京太郎「ん?」
灼「っ」
晴絵「頑張れ灼!」グッ
灼「ち、ちが」
京太郎「なにが?」
灼「なんでも、ないと思……」フイッ
京太郎「?」
◆System
・【鷺森灼】【赤土晴絵】の好感度が+10されました
・【鷺森灼:125】
・【赤土晴絵:85】
―――昼過ぎ
◆自由行動
1、誰かと話す【>>152】
2、散歩(コンマ30以上で成功)
3、訓練
×、探索
5、松実館(豊音・胡桃)
6、公園(洋榎)
7、ドライブピット(裕子)
0、自由安価
◇安価2↓
5、松実館(豊音・胡桃)
―――【松実館】
二人が帰ったあと、京太郎が買い出しに行って帰ってくるとまた別の知り合いがいた
常連なんかもいるが、宥を口説くのに夢中のようだ。口説かれている宥は、口説かれているという自覚もないが
それなのに自然に断るというか絶妙に距離を取っているというか……
京太郎「どういうことだろ」
豊音「あ、京ちゃんお帰り!」
京太郎「ん、ただいま」
胡桃「お帰り」
京太郎「はい、ただいまっす」
挨拶をして胡桃の対面に座る
豊音も持っていたトレーから胡桃にカフェ・オレを出す
そして豊音も座った
京太郎「胡桃さん、一つお願いが」
胡桃「……いざとなったらね」
京太郎「え、なにも言ってないんですけど」
胡桃「豊音から聞いたし、葵からも言われたから、確かにいざとなったら必要になるかもだし」
京太郎「おお、思ったよりあっさり」
胡桃「数日は一緒にいるし、ただいつも貸しっぱなしにするわけじゃないから」
京太郎「わかってますよ。むしろ臨時とはいえ貸してもらえるだけありがたいっていうか」
胡桃「ここのみんなも……京太郎のこと、信用してるみたいだし」
豊音「やったね京ちゃん! ベルトが増えるよ!」
京太郎「えっと、それじゃ」
胡桃「なにかあったら電話してくれたらすぐ行く、ここにいたら渡すし」
京太郎「おお……そりゃ助かる」
豊音「えへへ、良かったね!」
京太郎「良かったっていうか……まぁ誰かを守るための力は、必要っすから」
胡桃「説明書入ってるから読んでおいて」
京太郎「説明書入ってるとかやさしいっすね」
胡桃「副作用とかは書いてないけど」
豊音「え、副作用があるの?」
胡桃「かなり好戦的になるって、錯乱したみたいになるとも」
豊音「こ、こわいよ京ちゃん!」
京太郎「大丈夫っすよ」
豊音「ええー、い、いざとなれば私がっ!」
京太郎「無理しないでください」ハハッ
豊音「ほ、ほんとにみんなを守るためなら頑張るんだからっ!」グッ
胡桃「ありがと、でもこれの犠牲になるのは京太郎だけで良いから」
京太郎「すげぇこと言いましたよ今」
豊音「京ちゃん死なないでっ!」
京太郎「死にゃしませんよ!」
◆System
・鹿倉胡桃の好感度が+10されました
・【鹿倉胡桃:75】
・【デルタ】に変身可能になりました
とりあえず今回はここまでー
次回は戦闘あるよーとかとか
どっちに変身するかは安価次第
さらに色々あったりなかったりあったり
まぁ主人公のベルトがこんな序盤で長期間没収なんてことあるわけないよね!
そんじゃなにかあればお気軽にー
申し訳ありませんこのような時間に(再開するよー)
エグゼイドはなんていうか、凄いよねデザイン
ちなみ能力は開示しないスタイル
―――夕方【松実館】
京太郎と葵がコーヒーを、そして胡桃と塞がカフェ・オレを飲んでいる
四人そろってそうしている理由は特にない、四人そろったからぐらいだろう
現状、暇な四人がそうしていると京太郎の電話が鳴る
京太郎「ん? なんだ」ピッ
豊音『きょきょきょ京ちゃん! ロイミュードが!』
京太郎「ロイミュード!?」
豊音『そ、それとオルフェノクとファイズも!』
京太郎「は!?」
豊音『ととと、ともかく!』
晴絵『早く来い! って須賀の奴ベルトなくない!?』
豊音『忘れてた! 葵連れてきて!』
晴絵『早く来ないとってあぶなぁ! なんなのあのファイズぅ!』
京太郎「たく、葵さん!」
葵「なんで須賀に電話なのかなぁ?」
塞「慣れでしょ、行こう!」
京太郎「え、塞さんも?」
塞「良いからいくよ!」
京太郎「ああ、はいはい!」
―――【公園】
京太郎「いた!」
胡桃から借りたバイクを止めると、後ろに乗っていた塞が下りた
どうやって胡桃が乗っていたか、世の中知らない方が良いこともある
重加速現象もあり少し離れた場所で京太郎と葵がその戦場を見ていた
ファイズが丁度、蹴りを打ち込んでオルフェノクを倒した
叫びながら灰へと還るオルフェノク
京太郎「ロイミュードか……」
ロイミュード「ぐっ、や、やめっ……」
ファイズ「……」
拳を打ちこんでどんどんと追い込まれていくロイミュード
こちらにはまだ気づいていないようだが、重加速現象に対応しているように見える
スマートブレインの技術ということだろう
京太郎「さて、どうするか……」
胡桃「一応持ってきたけど」スッ
京太郎「あれだけならファイズだけでも」
豊音と晴絵が走ってくる
驚きつつも怪我もないことに安心する面々
豊音「あ、あのファイズっ」
京太郎「どうしました?」
豊音「と、突然、良い人を襲ったんだよ! ゴミ拾いしてただけのおじさんをっ! そ、その人はオルフェノクだったけど、でもっ」
京太郎「待った、オルフェノクの姿でもなかったのに?」
晴絵「私も見てたし間違いない」
京太郎「……知ってたのか? オルフェノクの、人間の姿の時……」
葵「なにはともあれオルフェノクを倒すのは当然だと思うけどなぁ」
塞「ちょっと黙ってて!」
葵「っ」
京太郎「……あのファイズ、いやスマートブレイン」
葵「ロイミュードはなんで?」
豊音「ファイズとオルフェノクが戦ってたら、チャンスと思ったのかロイミュードも襲ってきて」
京太郎「ああ、なるほどね……」
晴絵「戦ってたなんてもんじゃないけどね、オルフェノクは逃げてるだけだったけど逃がさないでさっさとファイズがオルフェノクを倒したとこ」
京太郎「チッ、どうなってんだ……人を襲わないオルフェノクを」
胡桃「人を襲わないオルフェノクなんているの?」
京太郎「いるんですよ、少なからず……自分を人間だって言ったり、人間として生きてるオルフェノクだって」チッ
ファイズがロイミュードへと次々に拳を打ちこんでいく
そしてファイズが腕にファイズショットを付ける
<exceed charge>
そして拳を振るいロイミュードへとぶつけようとした瞬間、なにかが現れファイズに銃撃を行う
素早く後ろへと下がって回避するファイズがそちらを見る
京太郎たちも同じくそちらを見れば、紫色の機械の体を持つなにかがそこにはいた
京太郎「魔進、チェイサー……」
豊音「……」
ハート「これは一体どういうことだ……須賀京太郎がいるのにファイズがいるとはな!」
現れるのは真っ赤な服を着た人間、に見えるロイミュードことハート
そしてさらにその背後にブレンとメディックを連れていた
ロイミュードの幹部クラスが勢揃いだ
京太郎「……どう、する」
葵「どうするもなにも、ロイミュードは殺す……!」ガチャッ
京太郎「葵さん!」
車とバイクが走ってくる
真っ赤なスポーツカータイプの車、トライドロンに乗っているのは良子
良子が席から出てくると、バイクに乗っていた洋榎も降りる
良子「重加速が起きてると思ったら、ハートたち……!」
洋榎「ロイミュードは、ぶっつぶす!」
京太郎「俺もいくか……」
葵「当然、戦う手段があるんだからね」
◆ベルト選択
1、デルタギア
2、戦極ドライバー(メロン)
◇安価1↓から2票集まった方
ときに>>62の中に正解というかベルト奪られずに済んだ選択肢はあったんだろうか?
(>>423 返さない方法は単純に自分が使いたいってことを言うことでした、情報引き出したりベルトもらったりが実はメインだったりするんですが
1、デルタ
京太郎が頷くと胡桃の方を見る
頷いた胡桃がアタッシュケースを開いて、中のベルトを渡す
銀色のベルトと銃のグリップの形のようなもの、デルタフォンを持つ
葵「いくよ!」
京太郎「わかってますよ!」
良子「ハートたちを倒します!」
洋榎「あのファイズだけに任せておけんからな!」
四人が並ぶと、それぞれベルトを装備した
良子がイグニッションキーをひねり、洋榎はマッハドライバー炎のパネルを上げる
葵がカイザフォンにコードを打ち込み、京太郎がデルタフォンを顔の横に持ち上げる
<Standing by>
「変身!」
四人が同時に口に出す
デルタフォンのトリガーを引きながらその言葉を言うと、電子音声が流れる
<Standing by>
葵が斜めにカイザフォンを差し込み、良子がシフトブレスについたシフトカーをスライドさせる
洋榎がマッハドライバー炎にシグナルバイクを入れてパネルを下に押し込む
そして、京太郎がデルタフォンを腰横のデルタムーバーへと差し込んだ
<Complete>
<ライダー! マッハ!>
<ドライブ! タイプスピード!>
<Complete>
そして、四人のライダーが変身する
デルタ、カイザ、ドライブ、マッハが並ぶ
それに気づいたハートが笑みを浮かべた
ロイミュード達と向き合っていたファイズも振り返ってデルタたちを認識する
京太郎「……いくぜ」カチャッ
/{
// |
,ハ,.r‐///、:::::::`ヽ
Ⅵ///: : : : } .}:::::::::::::::.
{∨/{: : : :/ /:::::/`¨二} __
',:Ⅵ ',_/ <:::::/ {二} ., ´___}
',:Ⅵ_./ハ 二____/ _ ./ /:::::::::::::::::/
弋、_」/ /}⌒>一'⌒{ /::| 二二二ア
ヽr‐イ ̄ /}/ ̄/::/ /| l::::| ┌──イ
∨/⌒ア /::::::/ /:::| |:/ _二二ア
r< >く/ /::::::: / /::::::| /\\:::/
_/{ ̄⌒\/ /:::::::::::::,' {::::::::|_/:::::::::\\
/マ´:/ /{⌒\ く:::::::::::::::::::| |::::::::::::\::::::::::::::::::\\
く ∨ ∧:::::::::: } /\ \:::::::::::::| |::::::::::::::::::\::::::::::::::::::V∧
素早く手首をスナップすると、隣のカイザが首を鳴らす
そしてドライブが腰を落とした
ドライブ「ひとっ走り付き合ってもらいましょうか!」
クリム「この戦力であればあちらに対抗できるかもしれない」
京太郎「さてと」
ハート「うおぉぉぉ!」
叫びを上げながら、ハートがロイミュードの姿へと変わる
ブレンとメディックも同じくだ
そして、マッハが両手を広げる
洋榎「追跡! 撲滅! いずれも~マッハ~! 仮面ライダ~マッ」
京太郎「派手だな」ダッ
葵「……」ダッ
良子「ライダーズ、レディーGO! なんて」ダッ
ベルト「なにやらおかしな電波を受信したようだね」
洋榎「って最後まで聞けや!」
◆誰と戦う?
1、ハート
2、チェイサー
3、ブレン
4、メディック
◇安価1↓から2票集まった敵
1、ハート
ファイズがハートに向かってファイズフォンをバーストモードにしたものを撃つ
だがそのエネルギー弾をブレンが弾くと、ファイズへと攻撃をしかける
メディックにカイザが殴りかかるが、メディックとてロイミュードの幹部であり、それを受け止め離れていく
洋榎はチェイサーへと攻撃をしかける
それぞれ戦闘が別れるが、一番の強敵であるハートの前に立つのはドライブとデルタ、良子と京太郎の二人
ハートは肩を震わせて嬉しさを滲みださせる
京太郎「わかんねぇけど、戦うしかないみたいでな」カチャッ
ハート「それで良い!」
良子「あのロイミュードは逃げましたか……」
ハート「奴は奴の友達を助けただけだ!」
京太郎「なに?」
良子「京太郎、きますよ!」
京太郎「チッ!」
ハートから放たれた火球を、デルタとドライブが回避する
重加速をしようと無駄だとわかってか、ロイミュード達はしない
ハート「ハッ、性能は良いようだが慣れていないようだな!」
京太郎「性能が良いもんでな、振り回されないように気を付ける」ハッ
良子「決着を、つけます!」
◆デルタ
◇ステータス
・HP:100
・速度:40
・攻撃:75
・防御:60
◆スキル
◇ルシファーズハンマー:威力105:命中100%:SP30
◇デルタムーバ―(B):威力40:命中100%:SP15
・選択時のコンマが30以下の場合、そのバトル中攻撃を+10する
◆須賀京太郎【Lv9】
◇ステータス
・HP:63
・速度:63
・攻撃:55
・防御:36
・SP:42
①:速度判定
1自【須賀京太郎】:103
2味【ドライブ】:80
3敵【ハート】:75
②戦闘開始
デルタが接近しハートへと拳を振るう
その一撃にハートがよろめくと、喧嘩蹴りをしてさらにひるませ下がらせた
手首をスナップすると、さらに拳を振るうがハートがそれを掴み防御する
京太郎「!」
ハート「やはりお前も面白い!」ブンッ
京太郎「ぐっ!」
京太郎の右手を掴んでいる左手とは反対の左手を振るうと、デルタの頭部へとぶつかる
今度はデルタがよろめくと、ハートが掴んでいた右手を離す
追撃を開始しようとするもデルタは放された右手で腰のデルタフォンを端末デルタムーバーごと引き抜いて射撃
ハート「ぐお!」
よろめくハートへと、ドライブが走る
ハート「ハハハッ! 楽しませてもらおうか!」
良子「そういうとこ、直したらどうです……か!」
ハート「無理な相談だな!」
ドライブがタイプスピードのまま拳を打ちつけるが、あまりダメージは通っていないように見えた
手首をスナップする京太郎が、他のライダーたちを見れば戦闘は続いている
ファイズはいまだに戦っているようだ
京太郎「さすがに幹部クラスだな」チッ
③コマンド入力
◆須賀京太郎
『通常攻撃』
『必殺技:>>443』
『決定』
◇安価1↓
ドライブがハートの拳によって吹き飛ばされる
さらに突き進むハートの前に、京太郎は手首をスナップしつつ出ると、素早くハートへとムーバーを撃つ
怯みもしなければ突進力が弱りもしないとなれば、と思いつつ拳を構えた
ハート「うおぉぉぉ!」
京太郎「おらっ!」
◆通常攻撃:威力130:命中100%:SP【52】
◇威力:130
・ハート:命中!
突進するハートの角のような部分を掴むと、力を込める
それだけで、ハートの突進が止まった
デルタの力だからこそできることではあるのだろう
京太郎「ぐっ……!」
ハート「くっ、ならば!」
拳を振るうが、デルタが後ろへと飛ぶと同時に、空中でデルタムーバーを引き抜き撃つ
直撃を受けて怯むハート、一方のデルタは地上へと寝そべる形で倒れ込むがすぐに起き上がって、接近し拳を振るった
さらなる追撃に、ハートは膝を突きそうになるが、耐える
ハート「ぐっ……おもしろいッ!」
◆ハート【HP:200/250】
◇130-80=50
クリム「あの戦い慣れは一体……」
良子「くっ、私たちも……!」
クリム「ああ、反撃に出よう!」
立ち上がったドライブが走り出す
さすがのハートといえどこの二体一は苦戦どころか敗北を喫しかねない
だがそれでも、ハートは楽しんでいた。さらに立ち上がるドライブに、倒れないデルタに
ハート「さぁ、来い! そしてさらなる進化を俺にくれ!」
良子「いきます!」
<スピスピスピード!>
その音と共に、さらに素早いスピードで接近するドライブ
ハートの腹に向かって蹴りを打ち込むと、続いて拳を連打する
良子「はぁぁっ!」
◆スピードロップ:威力80:命中100%:SP20【12】
◇威力160【80+80】
・ハート:命中!
連打により怯むハートに、少し溜めて拳を打ち込む
赤い軌道を描き打ち込まれた拳を、ハートが両手で凌ぐがそのまま地面をえぐりながら下がっていく
止まったが、すぐに膝を地につける
ハート「ぐっ……!」
◆ハート【HP:120/250】
◇160-80=80
良子「まだまだ!」
ハート「うおぉぉぉぉ!」ゴウッ
良子「ぐっ」
クリム「離れるんだ良子!」
京太郎「なんだあれ……」
瞬間、熱を発するハートの体
燃えるような熱気に周囲が淀んで見える
ハート「俺は、俺は負けん! 友を守るためにも、そして人間たちに勝つためにも!」ゴウッ
京太郎「っ!」
良子「まだ強く!?」
ハート「うおぉぉぉ!」
◆アビリティ発動!
◇デッドゾーン
・ステータス【攻撃】【速度】【SP】を+20
蒸気を体から噴出させながらも走りだす
目標は二人まとめてなのだろう
ドライブがドア銃を呼び寄せて撃ち、デルタもデルタムーバーをバーストモードで放つ
京太郎「こいつっ!」
良子「まずいっ!」
ハート「一撃だぁ!」
横に転がる京太郎と良子
左右に別れるが、ハートは良子に蹴りを打ち込み吹き飛ばす
背中から地面に落ちる良子に、ハートが走り出す
京太郎「チィっ!」
ハート「終わりだぁ!」
◆デッドゾーン:威力90:命中90%:SP25【15】
◇威力180【90+90】
・デルタ:100%!
良子の前に出るとデルタは再びハートをつかんで止めようとする
だが角を掴んだところで、少し止まるがすぐに顔を上げたハートが拳を振るう
その両拳がデルタの腹部に直撃、よろめくデルタ
京太郎「ぐっ!」
ハート「良い仲間だ、だが……これで決着をつける!」
さらに、両拳に炎を纏わせるハート
その両拳が振るわれようとした瞬間、音が響く
<タイプ! デッドヒート!>
だがその瞬間、赤いドライブが拳を振るわれるより早くハートに拳をうちつけてよろめかせる
デルタの前にはドライブ、ただその肩にはマッハのようなタイヤが装備されており、さらにその体は所々赤い
なにはともあれ新フォームで止めたということだろうと、京太郎は整理しつつ息をつく
京太郎「……悪い、助かった」
良子「いえ、こちらも長時間は戦えません、すぐに決着を!」
京太郎「ああ……!」
◆デルタ【HP:79/163】
◇180-96=84
③コマンド入力
◆須賀京太郎
『通常攻撃』
『必殺技:>>443』
『決定』
◇安価1↓
タイプデッドヒートとなったドライブがハートと戦闘を繰り広げる
だが徐々に押され始めてるのは見ればわかった
そして、見ているだけの京太郎ではない
京太郎「離れろ良子!」
良子「っ!」バッ
下がる良子、素早くデルタムーバーを撃ちこむが、ハートは僅かに怯むもそのまま京太郎へと走る
良くも悪くも真っ直ぐな戦い方だ
デルタのミッションメモリーを引き抜き、デルタムーバーへと差し込んだ
◆BGM:DELTA STRIP~White Ring【https://www.youtube.com/watch?v=K7Ce-QD2-Rc】
<Ready>
京太郎「チェック」
<Exceed Charge>
ベルトから、デルタの体の白いラインを白い光、ブライトストリームが奔る
そして腕へと到達すると、デルタムーバーからポインターが打ち出された
青紫の三角錐の形の光がハートの胸に突き刺さり、ハートを拘束する
京太郎「……」カチャッ
手首をスナップさせると、京太郎が走り出す
走り出した京太郎が、跳び上がる
そして、ファイズの時と同様に片足をハートへと向け、突っ込む
京太郎「はぁっ!」
そのままハートに突き刺さり拘束している光と共に消えたデルタ
ハート「ぐあぁぁ!!?」
さらに白い光と共に、デルタはハートの背後へと現れて着地
立ち上がると、ハートの体の背後に白いΔの文字が浮かびあがった
/i!
ヘ ____ / .j|
\\ニニ-_ ヽニ-_ / ∥
_ニ\\ニニ-_ ∨ニ/ ∥
/二二 \\ニニ_ Vニ} /
ニニニニ/\\ニ__厂-/Λ
{ニニニ゙ / \\------// : !
r-ニニニ{ {: : : :\\---// : : l
八 ∨={ {: : : : : :\\//: : : :j
. {\ VΛ‘,: : : : : :.\/: : : : ’ ( \
\ 寸ヘ,‘:, : : : : | | |: : :,:’ ___--=x (^\ } ノ}
\_寸ヘ ‘ ,: : :」 | L∠__ _|ニニニノ } に二)ニニニ',
{{弋^ーく´ ̄ ̄ノ/二二=‐ァ冖冖冖寸>'' / に二)ニニニニ゙,
___ ___/Λニ>_`¨¨´/ニニ/ / /ニニ>''´ / } に二)ニニニニ〉
_--=ニ>''"/ /ニ/ /ニニニニニく_ \/ /ニ| [ニニ| r…"’ / } ノニ寸ニニ}
└-=ニニ/___ / j//二二二二二./ /l lニニl lニニ| / / /Λニニニニ/
. \_ ∨ニニ゙ Λ 〈-----------/ /ニl lニニl lニニ| r…"’ /_ { 乂ニニノヘ
\_ ∨ニ゙ {/=Λ ー‐‐‐‐‐‐ / /二二l lニニΛ ∨/| __,.イニニ=-__ 乂 ノ
こ) ∨ {二二\ \---/ /.ニニニl lニニニΛ ∨| |二二二ニニニ-__ lニ=- -=ニ|
\_ lニニニニ\ ∨ /ニニニニ.l lニニニΛ V 」二二ニニニニニ/ニニニニニ|
\_∨二二二/ 八 \ニニニニl lニニニニ└―‐ へニニニニニニ/{ニニニニニ|
ニニ寸ニニ′ /二\ \ニニニl lニニニニニニ「 `''<ニニニ{ Vニニニニ/}
{ニニニ 寸ニ」 ニニニ\ \ニニl lニニニニニニ| `''ーニ圦 `'ー===‐' ノ
∨ニニニ 寸| l二二二二\ \l lニニニニニニノ| `'くニ=- .,_,. '′
∨ニニニ 寸「ニニニニニ.\ ―┐¨¨¨¨¨¨¨¨´ノ `''ー==='゙
} }ニニニ{ └ヘ∨ニニニニ└,. -=| ̄「ニニニニ|
◆ルシファーズハンマー:威力105:命中100%:SP30【22】
◇威力:235【105+130】
・ハート:命中!
◆ハート【HP:0/250】
◇235-80=155
Δの文字が浮かび上がり炎に包まれ消える―――本来ならば、だ
ハート「うおぉぉぉ!」
振り返ったハートが勢いよく浮かび上がったΔの文字を拳で粉砕する
驚愕するデルタこと京太郎と、ドライブの良子とクリム
出力はファイズのそれを上回っているはずだ、にもかかわらず耐えた
クリム「高出力のフォトンブラッドに耐えたというのか!?」
良子「あの力は一体……!」
京太郎「ならもう一撃……」
だが、そこで止まる
弱り切ったハートを見て、ここにきて決め手を止めてしまう
クリムが僅かな異変に感付く
クリム「京太郎……」
ハート「ぐ、うぅっ」ガクッ
膝をつくハート、メディックがその前に出た
いつの間にかファイズはどこかに消えたようだった
舌打ちをする京太郎、ブレンもカイザとの戦闘を中断して走ってくる
ブレン「戻りますよ、チェイス!」
チェイサー「了解」
メディック「しっかりしてくださいハートさま!」
◆戦闘終了
・経験値:1000
・レベルアップ【9】→【10】
※以降、レベルアップに必要な経験値が上昇します
・【ハート】or【チェイサー】を3ターン以内に【撃破】【撤退】させる
※【宮守:2】
・【ハート】を撃破
※【ハート:4】
良子「ま、待って!」
京太郎「今回の事情を聞かせろハート!」
ハート「……必要ないだろう。お前たちと俺との戦いには今回の事情などっ」
京太郎「あるだろうが、それによってお前が本当に敵かどうか」
ブレン「おぼえていなさい!」
メディック「ハート様っ……」
チェイス「……」
洋榎「逃がすかっ!」
葵「死ねぇ!」
', ', //
', ', ___ //
ヘ ',´::::l l:`ヽ//
/::::::', ',::::l l:::::///
l::::::,r' ', ',:::l l::l/∧
,---、 l::::/: : : :', ',:ll''ll//: : l
|:::::::::|', l::::l: : : : : ヘ ∨ /: : : :l
|::__::::l_l l:::',: : : : : : 〉 .〈 : : : /
|| |:::| | lヽ,',: : : : /.∧ ',: : /l
|| |:::| | 、 ヽ、rゝ,_:/./:_:_',,'/r'
_,|l-/:::l l_,ヘ、 /ゝ、`、ヘ ̄ ̄/`/´
l´‐l´ 〉ニl ´_, ',ヽ、r‐'-、 `ー、二二/ヘ __
lO l'´ _, l´ノ ', ', \::::`ー、-_、``ヘ `l、-‐─r'ヽ_ヽ,
',:::/ ',-'二ニl、 ', ', ',ヽ,:::::::::::`ー、`ヽ-、┤`lヽ、:::::`l l l
ヽ-‐',ー、-、i´ヘ ', ', ',::l::::::::::::::/ `::ー..、_/::::::::ヽ::::l l |
| l',_',-‐‐'、::::ll:::::', ', ',|:::::::::/::::::::::::::::::::::`l::::::::::',ノ./ l
ヽ',三',ニ⊃':::ノl::::::', ヽ/`l/:::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::l/ /
〈O `ー,|´:::::::::::::::::::::/l`ヽ、 `ヽ、:::::::::::::::l:::::::::::/´
',::::::::::',l:::::::::::::::::/:::::l::::::::`ヽ、 \:::::::::l:::::,ィ/l
||´ ̄||::`ー-‐'´::::::::::::l::::::::::::::::\ \////
',::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::> く/∧
',:::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::,ィ' ´_,ィ´`', |:::/::::',
',`ー─-----'、_,‐--、_l´::::::::::::::l-,:/-‐'´:ヽ_,、
 ̄l`'''ー─---'-、_/::::::::::::::::/"/::::::_ィ´ ',
瞬間、葵がカイザブレイガンを向ける
膝をついているハート、そのハートの傍についているメディックへと……
京太郎「っ!」
◆どうする?
1、動かない(※敵を負傷させることができます)
2、メディックを庇う(※負傷状態となります)
3、葵を押さえる(※誰の体も傷つきません)
◇安価は次回
ということで今回はここまでー
デルタでの戦闘ってことで、ここはデルタの方が良かったかも?
全体的にデルタはメロンより能力高めですんで
あえて言うならメロンはご察しの通り防御型って感じで
とりあえず次回は重要な安価ですので、21時ぐらいに始めたいなとは思うよ!
そんじゃなにかあったらお気軽にー
2って負傷するらしいけど変身解除されないよね?ファイズ居るしちょっと心配ではある
でも必殺技級のを食らう訳では無いから大丈夫か?
>>518
最終決戦では肩を並べて戦うことになるから
っていうか思ったんだが、メインストーリーの555最終決戦はまあ京ちゃんがファイズだし当然当事者の一人になるとして、
他の最終決戦(電王およびドライブ)には京ちゃん参加できるの?
ここからは俺のステージだ!(再開するよーん)
負傷のデメリットは訓練ならびに探索ができなくなることっすね
ちなみに3を選ぶと言い訳必要になるっす
>>515
一応本文中でファイズ帰ったよーっていれてあるっすよ
>>521
ここまでガッツリ絡んでおいて最終決戦参加できないなんて畜生なことはしないっす(他に畜生なことはしないとは言ってない)
(そんじゃ再開してくよー
◆どうする?
1、動かない(※敵を負傷させることができます)
2、メディックを庇う(※負傷状態となります)
3、葵を押さえる(※誰の体も傷つきません)
◇21時30分から安価開始
◆どうする?
1、動かない(※敵を負傷させることができます)
2、メディックを庇う(※負傷状態となります)
3、葵を押さえる(※誰の体も傷つきません)
◇安価1↓から2分間で集計
2、メディックを庇う(※負傷状態となります)
カイザがカイザブレイガンを振るい十字のエネルギー刃を生み出し、マッハがゼンリンシューターを構える
マッハがシグナルバイクをゼンリンシューターへと装填する
<ヒッサツ! フルスロットル!>
葵「これでぇ!」
洋榎「終わりやぁ!」
放たれた二つの攻撃、走る京太郎
京太郎「っ!」
ハート「メディック!」
メディック「っ!」
ブレン「早く撤退を!」
チェイサー「っ!」
ロイミュード四人、メディックの前にチェイサーが出る
だがその前に、デルタこと京太郎が現れた
驚愕するハートたち、だがカイザの斬撃とマッハの銃撃
それら二つを、両腕を前にして防御の構えを取る
葵「っ!?」
洋榎「なにやっとんや!」
良子「京太郎!」
京太郎「ぐっ、おおおおおおっ!!」
ハート「なにをしている須賀京太郎!」
そして、爆発
それと共に吹き飛んだ京太郎がハートたちの間を抜けて地面を転がる
ベルトが外れて、京太郎へと戻った
京太郎「ぐっ……」
チェイサー「須賀、京太郎……」
ハート「くっ……!」
ブレン「戻りますよメディック!」
メディック「わ、わかっていますわ!」
そして、花びらと共にロイミュード四人が消え去る
残された面々は茫然としていたが、すぐにハッとした
晴絵と豊音が京太郎へと駆け寄る
塞「京太郎!」
晴絵「松実館? 救急車?」
豊音「え、えっと、ま、松実館で!」
塞「え、なんで……」
豊音「京ちゃんも、あまり自由にできないと困るだろうしー……ね?」
塞「う、うん……」コクリ
晴絵「了解、いくよ」
豊音「うん!」
良子「私の車にっ」
葵「いい、サイドバッシャーに乗せて!」
豊音「葵?」
葵「さっさと連れてく……」チッ
洋榎「なんで、ロイミュードをかばったりなんて……」
葵「それはあとで聞く!」
豊音「あ、ありがとう葵」
クリム「京太郎、君は……」
―――バー
黒崎「デルタのベルトがあったと?」
???「……」コクリ
黒崎「カイザは判明していましたが……裏切り者、ということですかね」
薄暗いバーの店内に、黒崎がいた
胸のバラを軽くいじりながら、隣に座っている少女を見る
カウンター越しにいた女が笑みを浮かべた
??「あら、例のオルフェノク以外にも裏切り者がいたのね」
黒崎「なにはともあれ、裏切り者を始末しなければ」
???「……」
黒崎「そちらの方も、他にもお願いしたい仕事はありますがね……」スッ
青いバラをカウンターに置くと、少女がそれを取る
黒崎「私のバラに彩りを加えましょう……裏切り者の血と、屈辱の涙で」フッ
―――【松実館】
京太郎「っ……」パチッ
目を開くと、見慣れない天井が写る
どこかと思いつつ、上体を起こそうとするが、痛みに悶えた
大人しく動かないようにしつつ、腕を上げて手を見る
京太郎「……ここは」
おそらく、松実館
家の匂いでわかり横を見れば宥の部屋だと理解する
そして、もう一度ゆっくりと上体を起こして、足に重みがあることに気づく
京太郎「ん?」
◆誰?(コンマ一桁)
1:松実宥
2:鷺森灼
3:松実玄
4:姉帯豊音
5:臼沢塞
6:戒能良子
7:愛宕洋榎
8:鷺森灼
9:松実宥
ゾロ目:宇夫方葵
◇安価1↓
これ、もし仮に0だったらどうなったの?シロが乗っかてたの?
(>>581 好感度100超え勢の修羅場が待ってるよ!
【臼沢塞】
足の上に、塞がいた
いや、座っていた塞が京太郎が寝ているベッドに、足に頭を乗せている
足が折れてたらと思いつつ、体の怪我を確認
京太郎(ま、それほどひどくはないか、骨も折れてないみたいだし打ち身とか擦り傷とか……?)
塞「……んぅ」
京太郎「塞さん、起きてください」ユサユサ
塞「んぇ……あ、お、起きたの!?」
京太郎「うっす、ご心配おかけしました」ハハッ
塞「……っ」バッ
突如、涙目になった塞が抱き着く
傷が痛むものの、美味く抱き留める
そんな傷の痛みより、押し付けられた柔らかなものの方が気になってしまうのは仕方がない
京太郎「あーえっと……」
塞「……心配、したっ」ギュゥッ
京太郎「……うっす」
塞「……ホント、なに、してんのさっ」
京太郎「えっと、傷、痛いんですけど……」
塞「……ちょっと、我慢して」
京太郎「……うっす」
◆System
・臼沢塞の好感度が+10されました
・【臼沢塞:100】
宥の部屋で寝ていた京太郎の元へと面々が集まる
接客に出ている宥と胡桃はいないが、松実館の面々は集まっていた
それに加えて良子とクリム、晴絵と洋榎も一緒だ
京太郎「心配かけてすんません」
洋榎「ホント、なんであんなこと……」
京太郎「まぁ勝手に体が動いたっていうか、アイツらには聞かなきゃいけないこともあったし……」
葵「勝手なことを……」
京太郎(宇夫方さんにチェイサー……小瀬川さんをやらせるわけにもいかないだろ、間違いなく庇うと思ってたら案の定庇ってたしな)
豊音「うん、それは良いと思うけど……あんな無茶しちゃダメだよ、だったら葵を止めるとか」
京太郎「あ、そっちがあったか……」
葵「そっちって……」
京太郎「なんつーかほら、葵さんに手を出すみたいになるじゃないっすかあのタイミングだと」
葵「なら自分が傷ついた方が良いって? 私は擦り傷どころかちょっと痛いぐらいですんだかもしれないのに……ホントお人よしだね」チッ
京太郎「えっと怒ってます?」
葵「怒ってないと思った?」
塞「あ、葵、京太郎だってきっと考えが……」
葵「……っ」バッ
部屋を出ていく葵
京太郎は苦笑しつつ他の面々を見る
そうすると、首を横に振る晴絵
晴絵「あれでも結構心配はしてたと思うよ、運んでくれたのあの人だし」
京太郎「え、そうなのか?」
良子「ええ、かなり速い対応で……」
京太郎「嫌われてるわけじゃ、ないのか?」
良子「しかし、おどろきました……庇うなんて」
京太郎「チェイサーをやらせたくなかっただけっすよ。あいつ人は襲わないんでしょ?」
クリム「今のところは“仮面ライダー”以外の人間に攻撃する姿は見えない。少なからず仮面ライダーの姿でないと攻撃もしないようだが」
京太郎「ならどうにかなるかもしれないし、ハートたちが悪い奴だとは思えない」
塞「……ロイミュード、だよ?」
京太郎「わかってますよ。それでも俺は……」
豊音「……京ちゃんは、優しいねー」
京太郎「そうっすか?」
そんな問いに豊音が頷き、晴絵は苦笑する
そこが仇でもあるという風に、いやそう言いたいんだろう
彼のその行動が無ければこれからなにかがわかるかもしれない
だがなければ、また変わることもあるだろう
晴絵「……ま、とりあえず死なないから良かったものの勘弁してよね」
京太郎「おう、死ぬ気で庇ったつもりはないからな」
晴絵「それでも、あんたが死んだら私が困るから」
玄「えっ……そ、そういう?」
晴絵「……なっ! ち、違うから、なんでこんな猫舌男!」カァッ
京太郎「猫舌は関係ないだろ!」
豊音「京ちゃんのチャームポイントだよっ!」
京太郎「恥ずかしいからやめてください!」
良子「と、ともかく京太郎の気持ちはわかりますので今回はなにも言いません」
京太郎「え、ああ……はい」
クリム「そうだね、できればプロトゼロがかつての記憶をよみがえらしてくれることを願うだけだね」
京太郎「だなぁ……」
塞「そのプロトゼロっていうの? なんていうか、仮面ライダーだったんでしょ、元は」
クリム「Exactly……ハートたちがなにをしたのかロイミュード側の者になっている」
京太郎「……ま、チャンスはまだあるさ、生きてるし……」
京太郎(できることならバレる前になんとかして味方に引き入れてから、にしたいもんだけどな)
良子「では、私はそろそろ仕事に戻ります」
クリム「まだロイミュード関係の事件はあるからね」
塞「あ、それじゃ気を付けて」
良子「私が下までお見送りするね!」
塞「私も仕事戻らないと、京太郎は安静にしておくようにね!」
京太郎「うっす」コクリ
京太郎(とはいうものの、あれから一日経って今は昼か……)
京太郎「これで、良かったんだよ……な?」グッ
―――???
ハート「須賀京太郎……やはりおもしろい男だった」
メディック「ハート様、大丈夫ですか?」
ブレン「ですが、仲間割れをしてくれて助かりました。ハートにお怪我もないようで……別にメディックはどうでも良いですが」
メディック「あらブレン、あなたが盾になればよろしかったのですわ」
チェイサー「……」
ハート「だが、どうして俺達をかばった……」グッ
メディック「仲間割れ、ではありませんの?」
ブレン「ハートの魅力が敵にも伝わってんだそうに違いない!」
メディック「ありえますわね」
ハート「須賀、京太郎……」ググッ
チェイサー「……」
【第7話<ベルトを持つのは誰なのか?>END】
【第8話<変えざるべき過去>】
―――【松実館:宥の部屋】
京太郎(暇だ、狂おしいほどに暇だ)
コンコン
京太郎(誰かきた?)
京太郎「どうぞ」
ガチャッ
そう言えば黒崎社長は京太郎くんや葵さんの正体を見切って居たりします?
もし見切って居たら葵さんとは会わせられませんが…
2スレ目の>>977で塞さんの好感度95になってるよーイッチ
◆お見舞いメンバー
【塞・胡桃・豊音・葵】
【良子・裕子・洋榎・絹恵】
【宥・玄・灼・晴絵・霞】
◆誰か来る!
☆【>>632】から一人選択
◇安価2↓
【宇夫方葵】
ガチャッ
葵「……」
京太郎「う、宇夫方さん……」
葵「……」
バタンッ
扉を閉めた葵が、ゆっくり歩いて京太郎へと近寄る
ベッドの横に立つ葵
見上げる京太郎と見下ろす葵
葵「……っ」ガシガシ
頭を掻くと、きっちり真ん中分けされた髪が少し崩れる
なにか言いずらそうな顔をしているが、とりあえず待つ
そうしていると、葵は一つ頷いた
葵「……怪我、具合は?」
京太郎「ああ、気にしてるんっすね」
葵「あんたが勝手にした怪我だけど、私の攻撃だからね」
京太郎「あはは、でもデルタさまさまっすよ」
葵「防御もそれなりにあるしね」
京太郎「あ、そういや」
葵「ん?」
京太郎「真っ先に運んだり対処してくれたりしたって聞きました……ありがとうございます」ニッ
葵「……別に、デルタのベルトを使えるしまだまだ使い道がある相手、だからね」フイッ
京太郎(ツンデレだ……)
葵「でも、それでも敵で奴らがまた出てきたら……同じようなことを私はするよ」
京太郎「なら同じことをするまでっすよ」
葵「なんでそこまで」
京太郎「あいつらのこと、結構気に入っちゃって」
葵「……正直、だね」
京太郎「悪いことしてるとこ見たことないからっすかね、俺はこの目で」
葵「……でも、やめて欲しい。前に出るのは」
京太郎「無理ですね」
その真っ直ぐな言葉、真っ直ぐな眼
葵はそちらを見てバツの悪そうな表情を浮かべる
彼女も心境の変化があったことぐらいは京太郎とて察している
素直に「京太郎ごと撃つ」と言えない、いや言い淀むのはここで一緒に暮らしていたから、だと思いたい
きっと彼女が本質的にもう少し我が強く、もう少しかたくなで、もう少し憎しみを背負っていて、執着するほど守りたい者がいたら違ったのだろう
だが彼女は先日まで高校3年生だったただの18歳の少女だ
京太郎「……」
葵「私に、撃たせるっていうの須賀を……?」グッ
京太郎「それは……」
葵「ようやく、少しは……思ったのにっ」
京太郎「……」
葵「須賀のことは、正直嫌いじゃない。今は少なからず……その、むしろ、好意的にすら、思ってるところも……あるっ」カァッ
京太郎「う、うっす」
赤らめた頬を叩いて、顔を左右に振る
息を吐けば、いつも通りの葵がそこにはいた
戸惑いながらも、京太郎は葵の言葉を待つ
葵「だから、前に出ないで……撃たせないで」
京太郎「無理です。宇夫方さん、ロイミュードにも良い奴がいたって聞いた……オルフェノクにだって人間として生きようとしている奴も、良い奴もいる」
葵「私に……友達を殺したあいつらを、ロイミュードやオルフェノクを許せって、言うの?」
京太郎「そうじゃなくて、いっしょくたに考えるんじゃ」
葵「同じだよ、私にとっては……」グッ
黙る京太郎に、葵は苦笑を浮かべた
これ以上は水掛け論だとお互いに悟った
だがそれでも、譲れない
葵「私は撃つよ、須賀が盾になる間もないぐらいに……」
京太郎「ならそれより速く走るだけです」
葵「……嫌だって、言ってるのがわからないのかなぁ?」
京太郎「わからないですよ、そっちもでしょ?」
葵「……」グッ
京太郎「守りたいものを守る。俺はそうやって戦う」
葵「私だって……守りたいものを、撃ちたく、ないっ」ボソッ
京太郎「え?」
葵「なんでもない……っ!」バッ
勢いよく振り返ると、そのまま歩き出す葵
止めることもままならない京太郎は静かにその背中を見送るのみ
扉を開いて、廊下へと出る葵が扉を閉めようとした瞬間、止まる
葵「……」
京太郎「うぶ……葵さん!」
ピタッ
葵「……なに?」
京太郎「ハートたちを、いやチェイサーを倒せばきっと……いや絶対、後悔します……」
葵「しないよ。私はみんなの……自分の仇を取るんだ」
聞き覚えがある。いや自分も言ったことがある「自分の仇」と言う言葉
彼女もあの日、奪われたものが山ほどある
みんなそうだ。ロイミュードに奪われた。オルフェノクに奪われた
京太郎「葵さん……」
葵「……お大事にね、京太郎」
パタンッ
京太郎「……」
◆System
・宇夫方葵の好感度が+15されました
・【宇夫方葵:95】
※現状では宇夫方葵の好感度はこれ以上は上がりません
今回はここまでー
まだお見舞いイベントは続く!
あれ、葵の好感度99でストップってことで
excelの方のデータに打ち込み忘れる
とりあえず今回のことが後にどう関わってくるかって感じで
そんじゃ何かあったらお気軽にー
さて、食事の時間だ!(再開するよー)
とりあえず負傷イベントからってことで、お見舞いですよお見舞い!
葵がデレるのがこんなに早いのも乾巧って奴の仕業なんだ
ビーストもいるっすよー
◆誰か来る!
☆【>>632】から一人選択
◇安価2↓
【石戸霞】
―――【昼過ぎ】
コンコン
京太郎「あ、はい」
ガチャッ
霞「えっと、体の方は大丈夫?」
京太郎「ああ、もうちょっと痛むぐらいなんで大丈夫だとは思いますよ?」
京太郎(半年前の俺はまさか石戸さんがお見舞いに来てくれることがあるなんて思いもしまい)
霞「イマジンの方もとりあえず大丈夫……なんだけど」ハァ
京太郎「なにかありました?」
霞「少しね、あと気を付けて欲しいことが」
京太郎「ん?」
霞「最近、宥ちゃんと仲がいいみたいだから……」
京太郎「ああ、リュウタっすか」
霞「そうそう、あの子ほら……宥ちゃんのことお姉ちゃんって言って慕ってるから」
京太郎「ああ、宥さんと仲良くなれて良かったと思うべきかどうか」
霞「それに、少し気になることがあってね」
京太郎「ん?」
霞「なんだか、敵が増えたっていうかなんていうか……」
京太郎「?」
霞「特異点、なのかしら……良くわからないんだけど、もしかしたら京太郎くんにも協力お願いするかも」
京太郎「まぁこっちでもなんとか動いて」
霞「今は安静でしょ」メッ
京太郎「そういえば、他の霞さんの仲間は?」
霞「え、ああそういうことね……なんていうか難しいところね」
京太郎「え?」
霞「少しばかりトラブルあったのよ、それで私はデンライナーに乗ってて他のみんなは九州の方にいると思うわ」
京太郎「なんか、色々大変みたいっすね」
霞「やりがいはあるのだけれどね」クスッ
京太郎「モモタロスたちの世話が?」
霞「そっちは嫌ね」クスッ
京太郎「なんつーか、苦労しますね」
霞「玄ちゃんほどではないけれど」
京太郎「あれはあれで楽しいみたいですけど」ハハッ
霞「優しいから、あの子……それにほら、なんていうか保護欲が強いでしょ?」
京太郎「……確かに」
霞「ん、そろそろ行こうかしら……」
京太郎「はい、お気をつけて」
霞「もしかしたら、晴絵ちゃんが変身する前に呼ぶかもしれないわ……」
京太郎「はい、むしろお願いします」
霞「あなたも優しいわよね」
京太郎「最近、良く言われますけどそうっすか?」
霞「ええ、私はそういうとこ、好きよ?」クスッ
, ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ::::..ヽ
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;、:.:.:.:.:.:.:::::ヽ:::..:.ヽ
// .:./..::::/.:::;:::::::::::/ ';.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:';::::....;
/,'::.:::;'.:::::/.:::l!::::::::::;' .';::::::::::l:::::::::l:::.:.:..i
/.i::::::::|:::lL::-亠 : :::l  ̄丁T!::‐!::::::l:l:::::.:.::|
. i !:、::::l::::l!、:_」L::::l:::l --+HL_:::l:::.;リノ:::.:.:...|
! .l:::::トゝ:!´__::_ヽ:川 ,,z=-zy/j;イ:::::::::::::::.|
| .l :::::. lv'筰:卞 ヽ. ´ b::::::::jヽ .!l::::::::::::::.|
l ::::::::l! .辷.ノ ー.― ll::::::::::::::.|
l :::::: l. ,,, ' ''' 'l:.:::::::::: .|
l::::::::::l /l:::::::::: .|
. l::::: :::.l. ャー‐ッ /:::l:/::: :.l
l:::: ::::::>... イ:::::/ :: ::::::l
. l:::: :::::::::::::>.....___ < |:l:/:::: ..::::::'
l::: .:::::: :::::/:::::l /:::::::::.:::::: /
. l::: :::::..:::/{:::::::| /::::::::.:::::::::/
l:: .:::.::/ ゝ´ll /,':::::::::::::::::./> 、
l: .::::::/// ! / /::::::::::::::: イ./ ヽ
. l:.:::::/ ,' / /::::::::::::::;.' / | .i
. l=;/ l / ,;:::::::::::::::,' / ! l
,':::l ./ i:::::::::::: / / / l! .l
/::丿, ' /!:::::::::::;' / / !
◆System
・石戸霞の好感度が+15されました
・【石戸霞:75】
◆誰か来る!
☆【>>632】から一人選択
◇安価2↓
【姉帯豊音】
―――夕方
ガチャッ
豊音「京ちゃん大丈夫ー?」
京太郎「ん、ああ大丈夫っすよ」ニッ
豊音「怪我、心配だったから……」
ベッドの横まで歩いて、ベッドに腰掛ける豊音
中々近いので少しばかり緊張する京太郎
そもそも、宥の部屋で宥のベッドという時点で結構緊張している
京太郎「……心配かけました」フッ
豊音「私、やっぱりあの時、戦えば良かった」ギュッ
京太郎「あの時は、ファイズもいたし危険でしょ」
豊音「でもでもっ……京ちゃんが怪我しちゃったし」
京太郎「……宇夫方さんもいるんです。やっぱ危険です」
豊音「でもでもっ」
京太郎「宇夫方さんが、心配なんですよ……あの人、強いか脆いか微妙だから」
豊音「……黙ってたんだけど、一人で何度か戦ってるんだー」
京太郎「え?」
豊音「オルフェノク、何体も倒したんだよ? だからっ」
京太郎「余計にですよ、オルフェノクが組織組んでたら厄介なことになる」
豊音「……うん」コクリ
京太郎「豊音さん、優しいから心配です」
豊音「みんな……」
京太郎「ん?」
豊音「みんな優しいから、困っちゃうんだよね……」
京太郎「そうなんっすよね」ハァ
豊音「私も戦いたい……みんなの、ためにっ」
京太郎「難しいですね」
豊音「京ちゃん、ロイミュードを攻撃からかばったよね」
京太郎「ん? はい」
豊音「私が倒されそうになっても、同じこと、してくれるっ?」
京太郎「当然でしょ」
豊音「やっぱり優しいけど……それはきっと、残酷だよ?」
京太郎「え?」
豊音「ううん、私も京ちゃんのためだったら頑張るよーっ!」グッ
京太郎「俺なんかのためより他のみんなのために頑張ってやってください」フッ
豊音「もうっ、私はみんなもだけど京ちゃんもって言ってるのっ!」プンスコ
京太郎「あはは、すんません……」
豊音「私には京ちゃんしか、いないんだよっ?」
::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
:::/:::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::\::::::\
:::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::ヽ::::::::ヽ
::|::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::::::::::::::::::::';::::::::::.
::|::::::::::::::::::::::::::::/:::::l:|::ト、::::::::::::l::::::::::::.
::|::::::::::::::::::::::::::/ }::::l:|::! }:::::::::::lト、::::}i::.
:::::::::::::::::::::::::::/_/:/斗 /:::::::::::::l }:::ハ::|
::::::::::::::::::::::::/ /::イ ;シ ':::ヾ:::::::::レ:::/ }j
:::::::::::::::/:/ ,斗f笊` .{:::::::ハ:::::::/ 〃
::::::::::/::::{ ヽ. Vソ V::/ .::::::} /
:::::::/:::::::八 ´ ” 乂 /::::/
::::::{:::::::::::::::} /'::/
::::ハ::::::::ハ:::. _ノ''"
:::{ :::::::{ |:::} ´ノ/
::::}>::::::リ:/ /::/
::::リ /i:::{:/≧=ァ'::::::{
京太郎「え?」
豊音「……って! わわっ、そ、そういうことじゃなくてっ!」カァッ
京太郎「わ、わかってますから、その……そういうことっすよね?」
豊音「う、うんっ! そういうことっ!」マッカ
京太郎「大丈夫ですよ、一人にしません」フッ
豊音「絶対だよ?」
京太郎「はい」フッ
豊音「……約束」スッ
小指が立った手が向けられると、その小指に京太郎が小指を絡める
笑顔を浮かべると、豊音も嬉しそうに笑った
京太郎「やっぱ豊音さんは笑顔の方が良い」
豊音「あぅっ……う、うん」コクリ
京太郎「約束します。死にません」
豊音「それじゃあ、指切った!」
お互いが手を離す
豊音「私が守るからねっ」
京太郎「その言葉そのまま返します」フッ
豊音「もぉー」
京太郎「牛ですか?」フッ
豊音「京ちゃんのいじわるっ」
京太郎「きらいっすか?」
豊音「だ、大好き、だけど」
京太郎「へっ?」
豊音「わわっ! わ、私お仕事まだあるから! またね!」ダダッ
京太郎「ちょっ」
ガチャッ バタンッ
京太郎「……こ、このモヤモヤ、どうしろと」
◆System
・ステータス【速度】が+1されました
◆誰か来る!
☆【>>632】から一人選択
◇安価2↓
【愛宕洋榎】
―――夜
京太郎(今日はここで寝て良いって言ってたけど……良いなベッド)
コンコン
京太郎「ん、はい」
ガチャッ
洋榎「邪魔すんで」
京太郎「愛宕さん」
洋榎「……」
バタンッ
扉を閉めると、洋榎がバツの悪そうな表情で近づいてくる
ベッドの横で正座すると、息をついた
洋榎「……その、すまん」
京太郎「勝手に出ただけなんで良いっすよ」
洋榎「……まさか須賀も、そういう考えやったとは」
京太郎「こっちも葵さんと同じように撃つとは思いませんでしたよ、なんか思うとこあるんですか?」
洋榎「敵は倒す、やろ?」
京太郎「でもあの時の愛宕さんは鬼気迫ってた」
洋榎「……ま、話しても問題あると思わんし言うけど、絹恵には内緒やで?」
京太郎「……うっす」
洋榎「うちの親父なんや……ロイミュードを作りだしたの」
京太郎「……は?」
洋榎「クリムと一緒にな、だから私がケリをつけなあかん……」
京太郎「……」
洋榎「ほら、死んだのが15年前やしあまり覚えてないんやけど」
京太郎「……」
洋榎「それでも親父や、だから私がロイミュードと決着をつける必要がある」
京太郎「その、つまり亡くなったわけですよね。お父さん」
洋榎「まあな」
京太郎「……なら」
洋榎「そういうもんちゃう。須賀、親は?」
京太郎「え、ああ……親父はその、グローバルフリーズで」
洋榎「……それも、私の親父の罪や」
京太郎「でも」
洋榎「私の親父がロイミュードを作った、クリムが作ったロイミュードは000、つまりあいつだけや。あいつは01、ハートにやられなきゃ正義の味方やった」
京太郎「え……」
洋榎「000以外のロイミュードに感情っちゅうもんを与えたのはうちの親父やって、そう聞いた」
京太郎「……」
洋榎「だから私が決着をつける、チェイサーを助けるのは好きにしたらええ……けど私は倒す気でやる」
京太郎「それでも俺は、また庇いますよ」
洋榎「……勝手にすればええ、それより速く……マッハで倒す」グッ
それだけ言うと、洋榎が立ち上がる
険しい表情を浮かべているわけではない
だからこそ、少しばかり首をかしげる
洋榎「……すまん、別に須賀のことが嫌いなわけでもないけど、それが私のやりかたや」
/: : : : : : : : : : : : \
. , ' : : : : : : : : : : : : : \ \
//.: : :/:/: : : :.|, :ヽ: : : : ヽ: :
. //' : : /:/|:.|: : : |‘,|`、: : : :',⊥_
. ///: :.:.::/|_||l: : :|_l_lノ|',: : :.:.|__: : :`丶、
(/|: l: : {八「TT、: ! |/__|ハ : : :|: | ̄¨'' :\
//|: |: l∧'笊丐 \:、「苅「》: :人′ ノ: :〉
( <_.|八\ハ 乂:リ ー┘l:イ>、:\ ___彡 ´
 ̄ ̄/:/| |', ' | |: : 〉:/
\、| 込、 ,、 . イ:| | _/',
| | ` .,_. イ|イハ| |: : : : ',
. | |___/r} ノ V:/: : : : : ',
∧| / /ーn彡 /へ、: : : : :',
| | {_/\八 ノ >、 : ',
| | /⌒i|「\\/ / ヽ `、 ,
/ / ((__ノ八、_)) / '¬: |
. / , `7/ |「 ̄ l | ∨
. ヽi / { l | l \
| l V 〉
. 八 ∨`、 _,, ィ
| 〉 `冖¨
| / `、 `、
. | / 〉 〉
. / {: / /
. / 人 / /
\ `/ /
京太郎「それなら俺も俺のやりかたでやらせてもらいます」
洋榎「……そっか、その方がらしいわ」フッ
◆System
・愛宕洋榎の好感度が+10されました
・【愛宕洋榎:80】
―――翌朝【松実館】
京太郎「ふぅ、今日は働きますか」
宥「本当に大丈夫?」
京太郎「……たぶん?」
玄「えっ!」
京太郎「冗談冗談、この通り全然平気っす」グッ
葵「大人しく寝てなにもしなきゃ良いんじゃないかなぁ?」
塞「いや、言い方あれだけどホントにね」
京太郎「色々とやることがあるんで」
胡桃「無理しないこと」ビシッ
京太郎「うっす」
豊音「本当にダメだからね?」
京太郎「わかってますって」
◆知り合い
【塞・胡桃・豊音・葵】
【良子・裕子・洋榎・絹恵】
【宥・玄・灼・晴絵・霞】
【久・美穂子・淡・菫・煌・竜華・怜・もこ】
【明華・ネリー・由暉子・成香】
【はやり】
―――昼前
◆自由行動
1、誰かと話す【>>742】
2、散歩(コンマ30以上で成功)
3、訓練
×、探索
5、松実館(胡桃・葵)
6、図書館(灼)
7、ドライブピット(良子・洋榎)
0、自由安価
◇安価2↓
そういやアコチャーとは話せないのか?
(>>750 忘れてた……
6、図書館(灼)
―――図書館前
いつも通りに合流すると二人して歩き出す
無論、灼が手を握るので京太郎も握り返したまま
傍から見れば親子か兄妹か……
灼「そう言えばバイク、どうしたの?」
京太郎「どうしたもこうした、なんつーか……まぁ色々と?」
灼「なのにわざわざ迎えに来るなんて、好きなの?」
京太郎「結構好きっすよ?」
灼「……えっ」カァッ
京太郎「結構絡んでますしね」ハハハ
灼「ふうん」ジト
京太郎「な、なんっすか?」
灼「別に」
京太郎「にしても勉強ばっかですね」
灼「大学狙ってるからね」
京太郎「なるほど、それじゃキャリアウーマンっすね」
灼「そのつもりはないけどね、とりあえず出とこうぐらいで」
京太郎「そうなんっすか?」
灼「まあ……その」ソワソワ
京太郎「ん?」
灼「きょ、京太郎一人養うぐらいなら楽なぐらい稼げれば良いな、とか」
京太郎「へえ、偉いっすね。俺ぐらいなら結構食うから大変で」
灼「……ばか」
京太郎「?」
京太郎「でもあれっすね」
灼「ん?」
京太郎「あくまで俺はなんですけど」
灼「うん」
京太郎「嫁が働くってのも良いと思うんですけど、やっぱ自分も働きたいっすね」
灼「えっ……な、なんで?」
京太郎「そりゃほら、子供できた時のこととか考えると?」フッ
灼「……こ、子供」カァッ
京太郎「……なにやらしいこと考えてるんっすか」
灼「ち、ちが」
京太郎「案外むっつりっすね」ケラケラ
灼「ち、違うから!」
京太郎「まあ良いです良いです、女子高生ですもんね」
灼「と、年上だから」
京太郎「わかってますよ」ナデナデ
灼「うっ」
京太郎「かわいいなぁ灼さんは」ハハッ
灼「い、いつか刺されるんじゃないかって心配になる」
京太郎「え、なんで?」
灼(これはいつか刺されると思)
/ .....:::::::::::::∧::::::::::ヽ:::::::
..:::/::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::....
, ..:::::::::::::::::::/|:::| |:|:::::::::|::::::::::::::.
| .::::::::| ::::::::::| |:::| |:|:::::::::|\:::::::::ハ
| .::::::::::|l::::::::N十十v|/´^ィf芹|:::::イ
| :::::::::::|:::::::ゝ弋cり ,,, ::::::::::.
| ::::::::f^|:::::::::| ,,, 从::::ヽ
| |:::::人j::::::::::: υ r , /:|:::::::/
リ\:::::::ヽ:::::::ト __ <:;:::/}::/
ー=─-ト |_,、_,、_
/  ̄ | \__/ // ヽ
/ ` ー─イ/ /
/ // V :.
◆System
・鷺森灼の好感度が+15されました
・【鷺森灼:140】
◆知り合い
【塞・胡桃・豊音・葵】
【良子・裕子・洋榎・絹恵】
【宥・玄・晴絵・霞】
【久・美穂子・憧・灼・淡・菫・煌・竜華・怜・もこ】
【明華・ネリー・由暉子・成香】
【はやり】
―――昼
◆自由行動
1、誰かと話す【>>760】
2、散歩(コンマ30以上で成功)
3、訓練
×、探索
5、松実館(胡桃・葵)
6、ドーナツ屋(明華)
7、ドライブピット(良子・洋榎)
0、自由安価
◇安価2↓
6、ドーナツ屋(明華)
―――ドーナツ屋
公園へとやってくると、屋台が出ていた
カウンターへと向かって歩くと、丁度誰かと鉢合わせる
誰かなとも思ったが、知っている人物で日傘を差している人物は一人だけ
そしてなおかつその髪を見ればすぐ誰かわかった
京太郎「ん、雀さん?」
明華「須賀君……偶然ですね」ニコッ
京太郎「今からですか?」
明華「はい、須賀くんも」
京太郎「そうなります。ってことで奢らせてください」
明華「えっ、お金ありますよ?」
京太郎「これも縁ってことで、昼付き合ってください」フッ
明華「……では、一つだけお願いします」クスッ
京太郎「ん、それじゃ……」
その後、明華の言ったものを一つと自分のぶんのドーナツを買う
トレーと共に席へとつくとすぐに明華もやってきた
日傘をたたんでテーブルにかける
京太郎「前はゆっくり話せませんでしたしね」フッ
明華「あれですね、ナンパと言う奴ですね」
京太郎「ちが、くないか?」
明華「男の人から声をかけられて一緒に食事などをするのがそうだと聞いたので」
京太郎「ちょっと違いますけどね」
明華「?」
京太郎「下心ありきで、ですよナンパは」
明華「え、し、下心があるん、ですか?」カァッ
京太郎「え」
京太郎「ち、違いますよ!?」
明華「そ、そうでしたかっ、す、すみません私ったら」ウツムキ
京太郎(と、断言したものの……)チラッ
凹凸のついた体を見る
はっきりとわかるその胸部、そして程よい肉付きの身体
足が見えないが、想像はつく
京太郎「……いやいやいや」
明華「?」
京太郎「なんでもないっす」
明華「でも、ナンパではないんですね」
京太郎「まあたぶん……」
明華「あの須賀くんにならされても良いかなとか、思っちゃいました」クスッ
京太郎(天使か)
明華「一応、ファン、ということになるんでしょうか?」フフッ
京太郎「あ、あはは……でも声かけられたら気を付けてくださいね?」
明華「?」
京太郎「雀さんカワイイから心配で」
明華「か、かわっ……かわ、いい……です、か?」ウワメヅカイ
京太郎「うっ……も、もちろん」
明華「そうですかっ」エヘヘ
京太郎(威力高い、このままでは俺のために一生歌ってくださいって言って振られてしまう)
明華「わかりました、須賀君がそう言うなら気を付けますね」ニコッ
京太郎「そうしてください」
明華「でも、須賀君……京太郎くん相手ならついて行っちゃいますからね?」
京太郎「俺のために歌ってくれ」
明華「え?」
京太郎「あ、いや、なんでもないっす」
明華「そうですか?」モグ
京太郎「そうっす」モグモグ
そう答えて何度も頷く京太郎
京太郎「でも俺相手でもついていかない方が良いです、うん」
明華「え、どうしてですか?」
京太郎「そりゃほら、俺がなんかの拍子に雀さん」
明華「明華です」
京太郎「……明華さんになにかしないとも限らないじゃないっすか、てかなに言ってんだ俺」
明華「ありがとうございます」クスッ
京太郎「う、うっす? てか食べましょうもう、あんま話してるとあれです、あれ」
明華「あれ……?」モグモグ
少ししてドーナツもなくなると、明華が立ち上がる
その指についたやけに大きな緑色の指輪が気になるも、別に良いかと気にしない
京太郎もそろそろ立ち去ることにする
明華「ありがとうございました。楽しかったです」フフッ
京太郎「こちらこそ」フッ
明華「あ、それと一つ」
京太郎「ん?」
座っている京太郎へと近づくと、顔を近づけて耳打ちをする
明華「デートでカラオケ、とかならたくさん歌わせてもらいますよ」
京太郎「……聞こえてたんっすか」
明華「はい、ではまた♪」
◆System
・雀明華の好感度が+10されました
・【雀明華:90】
―――昼過ぎ
昼食を終えて歩く京太郎
公園から出ようとした時、ふと公園の入り口の柵に座っている少年がいた
黒い服を着ていて、日記帳のようなものを片手にいる十代後半の少年、異様な雰囲気を感じるがニヤニヤしたその表情から関わらないようにする
京太郎「……」
少年「なあ?」
京太郎(声かけられちゃったけど無視無視)
そのまま歩いて通りすぎようとするが、少年は前に出てくる
少年「……須賀京太郎?」
京太郎「っ」
少年「なんで無視するんだよ」
京太郎「……誰だ?」
ファイズとして戦っていた京太郎としては、自分の名を知る者は警戒してしまう
こちらが覚えていて向こうが知らないパターンはあるだろう
だがこちらが知らないで向こうが覚えているパターンは初めてだった
少年「無視することないだろ?」
京太郎「なんっ……すか?」
少年「無視されて俺、すっごいイライラしてる」ニコニコ
京太郎(なんだ、こいつ)
少年「俺、そういう顔してるだろ?」
不気味な少年がそう言って京太郎の眼を覗き込む
今回はここまでー
次回は戦闘になるはず!
あらたそと平和にくらしたい? 子供が大きくなった姿が見れるんですかねぇ(ゲス顔)
電王のストーリーが進行ってことで、555テイストなんで本来の電王より胃がクル展開にしたい
そして明日はアメトーークの仮面ライダー芸人、棚橋いるし気になる
そんじゃなにかあればお気軽にー
イッチに質問。
戦国ドライバーとメロンロックシードってレジェンドに渡したりできない?
リスクあるだろうし最低でもファイズギア取り返したらの方がいいかもしれないけど…
もちろんイッチがダメっていうなら従う。
普通に再開してくよー
バイクにはしばし待たれよ!
そろそろラブコメもしたいなぁ、ぶっ飛んだようなのが
>>785
自由安価でできるっすよー
ベルト無しでも生身で戦闘できるんで
少年「……」ニヤリ
京太郎「なんだ、お前?」
少年「運命変革因子、とは違うよなぁ……」
京太郎「なに言って……」
少年「ふうん……なんも知らないんだなぁ?」ケラケラ
京太郎「……」
不気味な少年を相手に、京太郎は動かない
あえてその少年を視覚に入れたまま、静かに“戦える準備”をする
この状況ならば、戦極ドライバーをつけて例のロックシードをつけることもできるが、それより相手が早ければ手段は選べない
京太郎「……」
少年「そんなに警戒するなって、今はなにもする気ないしさ!」
京太郎「さて、信じられるかね、名前ぐらい言ったらどうだ」
少年「俺はカイ、よろしく……」フフッ
京太郎「……」
◆誰かくる!
1、赤土晴絵
2、松実玄
◇安価1↓から2票集まった方
2、松実玄
玄「そこまでだよ……」
カイ「ん? おかしいな、あれには手出ししてないだろ?」
玄「リュウタだけじゃない、京太郎くんにだって……っていうか、君は何者なの!」
カイ「さぁ、でも俺、今凄いムカついてる……そういう顔してるだろ?」ニコニコ
笑いながら言う少年に、京太郎は顔をしかめる
すると、その背後に現れるのはイマジン
ライオンのような頭、右手に巨大なカギ爪を持ち、左手に人間がいた
京太郎「チッ!」
カイ「契約の方は?」
レオイマジン「もう済んだ」
そう言ってレオイマジンが左手に持った人間、男を投げ捨てる
ぐったりとした男の身体が左右に開くと、その中にレオイマジンの背後から現れた黄色いイマジンことレオソルジャーが入っていく
そして男の身体が元に戻ると、カイは去っていきレオイマジンが前に出た
カイ「それじゃ予定通りよろしく……」ポン
レオイマジン「ふん……」
玄「過去に跳ばれたっ!」
レオイマジン「お前じゃなくてアイツならあっちに行っても良かったんだがな」フン
玄「っ……」
その瞬間、京太郎と玄の背後にゼロライナーが走ってくる
京太郎「っ!」
玄「晴絵ちゃん!」
晴絵「過去の方は私がいくからそっちよろしく!」
玄「ええっ!?」
◆どっちを手伝う?
1、赤土晴絵
2、松実玄
◇安価1↓から2票集まった方
1、赤土晴絵
京太郎「俺も行く!」
晴絵「はぁ!?」
開いている扉に跳び移り入る
顔を出していた晴絵とかなり至近距離になり、赤い顔のまま晴絵が玄の方を見た
迷ったような表情を見せるが、すぐに頷く
晴絵「ああもう、デネブ!」
デネブ『ああ、いくぞぉ!』
京太郎「悪い玄さん!」
玄「お願いこっちはこっちでなんとかするから!」
そう言った瞬間、走り出した玄が一枚のカードを倒れている男に当てると、それを晴絵の方に投げる
回転して迫るカードを晴絵が取ると苦い顔を浮かべた
玄「お願いっ!」
レオ「邪魔だぁ!」
玄「わわっ!?」
レオイマジンが玄にカギ爪を振るうも、それを転がって回避
すぐに葵と洋榎がやってきたのを確認して、京太郎が安堵の息をつく
とりあえずは心配無し、だろうか?
京太郎「いきましょう晴絵さん」
晴絵「うん」
葵「須賀!」
投げられた銀色のアタッシュケースを、受け取る
京太郎「デルタの?」
葵「……」
京太郎「ありがとうございます!」
そして、ゼロライナーが走り出す
―――【ゼロライナー】
京太郎「過去で戦えば良いんだろ?」
晴絵「ただし、過去での歴史改変は許されない」
京太郎「は?」
晴絵「そのままの意味、人が死のうが不幸になろうが、それでもそれが運命……変えれば歴史の運行が乱れる」
京太郎「……おう」
晴絵「約束して、あたしもフォローに回るけど」
京太郎「それはやめとけ」
あの日のように、今度は京太郎が言う
その言葉に、晴絵が顔をしかめた
京太郎「お前は変身するな」
晴絵「なっ、あんたね! 相手三体だっての!」
京太郎「関係ねぇよ、デルタのベルトもあるし……アレもある」
晴絵「アレ?」
京太郎「あ、いや……新しいベルトがな」
晴絵「……へぇ、でも私は戦う。あんたを死なせる方がもっと問題あるし」
京太郎「お前な……」
晴絵「私は私の意思で戦う、可哀想だとかそんなことは一切ない……だから私は、変身するよ」
◆どうする?
1、それでも戦わせない
2、デルタのベルトを渡す
3、戦極ドライバーを渡す
◇安価1↓から3分間で集計
3、戦極ドライバーを渡す
※強制的に【メロン】ロックシードを渡すことになります
ポイッ
晴絵「へっ!?」ガチャッ
京太郎「使え、戦極ドライバーだ」
晴絵「な、なにこれベルト!? てかフルーツ!?」
京太郎「おう、【斬月】って言うらしい」
晴絵「これで、戦えって?」
京太郎「そういうことだ、それを使えばゼロノスのあの力、使わなくて済むだろ」
晴絵「そりゃそうかもしれないけど……」
京太郎「性能は劣るかもしれないけどな、俺はデルタで行く」
晴絵「……ま、なんていうか」
ぽりぽりと頬をかく晴絵
目をそらしてどこか恥ずかしそうに頬を染める
京太郎「ん?」
晴絵「ありがとね、心配してくれたのは素直にうれしい」
京太郎「……おう」ワシャワシャ
晴絵「こらっ、撫でるな!」
デネブ『二人共、着くぞぉ!』
京太郎「よし」カチャッ
晴絵「やってみる、かな!」カチャッ
二人同時にベルトをつける
―――【東京】
都内の空から、空間を裂いて現れるゼロライナー
地上へとたどり着くと扉が開いて京太郎と晴絵、そしてデネブが出る
並ぶように立つ京太郎と晴絵、周囲はすでに襲われた後
京太郎「っ……」
ただしイマジン、レオソルジャーの仕業でわない
そこは約半年前でグローバルフリーズの少しあと
丁度、プロトドライブが戦い終わった後、ぐらいだろうか?
京太郎「……」
晴絵「須賀」
京太郎「わかってる……」グッ
救急車やパトカーが止まっている
そんな中、突如現れる三体の黄色い怪人
レオソルジャーが暴れ出す
京太郎「いくぞ晴絵!」
晴絵「言われなくても……いくよ京太郎!」
京太郎がデルタフォンを抜き放ち、晴絵は顔の前に出したメロンロックシードのボタンを押す
それと共に、錠前が開く
<メロン>
そして、その錠前をバックルにセット
<ロック・オン>
それと共に、音が響き渡る
気付いたレオソルジャー三体が京太郎と晴絵の方を向く
晴絵が右手をバックルに備えられたブレードの柄に添える
「変身!」
<Standing by>
京太郎が声を発するとその電子音が聞こえた
晴絵の上空に開いた穴から、巨大なメロンのようなものが現れる
京太郎がデルタフォンをデルタムーバーに差し込むと同時に、晴絵がブレードをスライドさせてロックシードを輪切りにした
<Complete>
<メロンアームズ! 天下御免!>
デルタギアから白いラインが京太郎の身体に伸びる
晴絵の身体が真っ白な姿へと変わり、その頭にメロンが落ち、展開し鎧へと変わった
そして、二人のライダーがそこに現れる
晴絵「さて……いくよ」
京太郎「わかってるよ」カチャッ
斬月が銃剣である無双セイバーと、盾であるメロンディフェンダーを構える
そしてデルタが腕をスナップし、走り出した
◆デルタ
◇ステータス
・HP:100
・速度:40
・攻撃:75
・防御:60
◆スキル
◇ルシファーズハンマー:威力105:命中100%:SP30
◇デルタムーバ―(B):威力40:命中100%:SP15
・選択時のコンマが30以下の場合、そのバトル中攻撃を+10する
◆須賀京太郎【Lv10】
◇ステータス
・HP:64
・速度:65
・攻撃:56
・防御:37
・SP:43
ちょっと早いけど今回はここまでー
次回は戦闘からってことで、デルタと斬月で戦闘
電王のストーリーが進んで、過去に来たんでちょっと京ちゃんの行動に変化が出る感じに
今回はハルちゃんは変身しない感じで
とりあえずこの戦闘終わったら戦極ドライバー回収となるっす
そんじゃなにかあればお気軽にー
今帰ってきたーっていってもさすがにこの時間なのよね
さすがに今日は無いと思われそうだけど
安価取る人おれば再開しようかなって感じで、人おりますかー?
ちなみにマスクドライダーについては決まってないのはドレイク、ホッパー二つ、ヘラクスと案外決まってないとこあったり
うお、こんな時間にこんなに、あらやだ嬉しい
そんじゃ、ひとっ走りつきあえよ!
(酉を間違える絶望
①:速度判定
1自【須賀京太郎】:105
2味【赤土晴絵】:75
3敵【レオソルジャーA】:60
4敵【レオソルジャーB】:60
5敵【レオソルジャーC】:60
②戦闘開始
暴れ出そうとするレオソルジャーの一体をデルタが殴り飛ばす
さらに他のレオソルジャーが手に持っていたメイスのようなものを振るうが、晴絵こと斬月が盾でそれを凌ぎ、斬る
火花を散らして吹き飛ぶレオソルジャーがすぐに起き上がった
京太郎「さっさと倒す……」カチャッ
晴絵「でも敵、三体だよ?」
京太郎「関係ないだろ、さっさと潰す。ついてこいよ」ドカッ
近づいてくるレオソルジャーが突きだしたメイスを回避すると同時に拳を打ち込む
後ろへと下がるレオソルジャーを前に手首を振ってすぐに喧嘩蹴り
さらに横から迫るレオソルジャーにデルタムーバーで射撃を行う
晴絵「乱暴な戦い方」
京太郎「ほっとけ」
晴絵「はいはい……さて、最初に言っておく!」ビシッ
無双セイバーをレオソルジャーへと向ける
晴絵「私はか~な~り~強い!」
ト 、
', ト、
Vハハ
V ハ
V ハ
V ハ
V ハ 、
V ハ /l __ ',ヘ
V ハ ,' .{ `.7く´ j.ハ
V ハ j ', イ´ ` ゙ソ !
V ,ハ ヘ ヽ_ ノ ハ、
.V ハ ,、 .,ヘjヽ、 () ,イ !/ハ
.V ,ハ ハヽ ハ ヘ ヽ イ ノノイ冫
V ハ .|乂、ヘ トミト> ト、ヘ! イ',Yヘ
V ,ハィ 、 l乂ヘ ヽ ,ィ-- 、ィ ゝヘ ト ヽ j!_//|⌒` /', __ , イ
ィ フイ-ヘ !乂メヘ ヽ // (ヽ)ヘ‐- 、\" 辷辷ソ ',イメヽ / j |
ィ-、-! _〈 〈 〉ヘ !乂乂乂,フ//メ/フヾ¬、ヘ乂乂 ト 、 //乂|乂乂ヽ、 /ノ
() ヘ ヘ ヘイ ヘ j乂乂,乂 /イイ ヾ ハ ヘ乂乂乂ハ ヘ乂乂!ヽ乂乂ヽイ!
ト 辷‐-二二 !ニニ、 {、=<ノノ" ヾ { ヘト、乂乂乂}ヘ乂乂/ ヽ乂乂イ
` ィ¬、 / 、´__ イ ̄ ィ― ソ ,! Y!乂トイメハ /乂ハ | ̄ , ィ
ヽヘ ゝト、 ヽ-、ヽ , イヘ`'" ノ ヘ 7ト、乂/ ヽメ/、 ! ̄
Y-‐へヘ } } } イイ ヘ ̄ \\ `´> <"/ ハ
゙Y"ィ'フ ヘィイ ̄´ ヘ-‐ ¬ ̄ `-"´ Y', ハ
`''´', ヘヘ _| | .ヘ ヘ
ヽヘ > "| , ィ| _ヘ ヘ
`´ ,!- 、_ィ フイ ノ-<┐', ', {ハ
{ { {ィ ィヘ ( )j .| ヘヘ Vハ
j ̄´`―!イ二、 ゝ くィ 〉', V',
! `ヽ_ノヘ_イ ヘ V',
' ! <"´彡ハ
/ ハ {-イこソ
/ `ト 、 ,ィ 、_ イ ハ ./ j |
イ ! ! .ハ レヘ 〈 _!
ハ ,' ヘ j 辷イ j´
ハヘ / ヘ ,j| 宀l,ノ
③コマンド入力
◆須賀京太郎
『通常攻撃』
『必殺技:>>851』
『決定』
◇安価1↓
レオソルジャーが迫るも、上から下に振り下ろすように殴る
頭が下を向いた瞬間、顔面に膝蹴りを打ち込む
後ろへと倒れるレオソルジャー、さらにデルタムーバーを引き抜きもう一体のレオソルジャーを撃つ
京太郎「これなら向こうのが良かったか?」
晴絵「さて、ね!」
斬月が無双セイバーを振るって敵を斬り裂く
盾の方は中々使い慣れていないのかあまり振るっていない
おそらく京太郎が使っても使い慣れずに本来の性能は引き出せないだろう
京太郎「……おらっ!」
◆通常攻撃:威力131:命中100%:SP+10【53】
◇威力:131
・レオソルジャーA:命中!
立ち上がり襲い掛かるレオソルジャー二体の攻撃を回避しつつ、肩でタックルをして一体のダウンを取ると、さらにもう一体を蹴る
手首のスナップを利かせつつ、さらに拳を打ち込んでいく
デルタムーバーを右手に持つと、左手で相手の頭を掴んで撃つ
レオソルジャー「!」
◆レオソルジャーA【HP:19/100】
◇131-50=81
京太郎「まだまだ!」カチャッ
斬月が自分が戦っていた敵を斬りつける
後ろへと下がるレオソルジャーを前に、ドライバーのブレードをスライドさせた
<メロンスカッシュ!>
晴絵「こいつを片付ける!」カチャッ
◆メロウブラスト:威力70:命中100%:SP18【17】
◇威力:150【70+80】
・レオソルジャーC:命中!
メロンディフェンダーを投げつけ、レオソルジャーにぶつける
そして、メイスが吹き飛び無防備になったところへと走り込むと同時に、無双セイバーを振るう
斬撃の軌跡をメロンの断面のような模様が現れる
レオソルジャー「!!?」
◆レオソルジャーA【HP:0/100】
◇150-50=100
京太郎「はやりんのセンス爆発してんな……」
晴絵「よっし一体!」
京太郎「おい来んぞ!」
走りだしたレオソルジャーが斬月の方に向かう
後ろを向いていた晴絵が、驚きつつ振り返る
舌打ちをする京太郎
レオソルジャーA「!!」
◆強攻撃:威力60:命中95%:SP10【5】
◇威力:120【60+60】
・斬月:95%!
晴絵「っ!」
◆命中判定
01~95 命中
96~98 回避
ゾロ目 特殊回避
◇安価1↓
レオソルジャーからのメイスでの攻撃を受ける
斬月がよろめき、ブレードを振るう
レオソルジャーが後ろへと下がった
晴絵「くっ」
◆斬月【HP:100/140】
◇120-80=40
京太郎「晴絵、まだ!」
晴絵「チッ、こっち狙った来てか!」
レオソルジャーB「!!」
◆強攻撃:威力60:命中95%:SP10【5】
◇威力:120【60+60】
・斬月:95%!
晴絵「ああもう、慣れない!」
◆命中判定
01~95 命中
96~98 回避
ゾロ目 特殊回避
◇安価1↓
さらに攻撃を受ける斬月
走る京太郎が素早くレオソルジャーを殴る
手首をスナップさせると、すぐにデルタムーバーで射撃する
京太郎「大丈夫か?」
晴絵「と、当然……!」
◆斬月【HP:60/140】
◇120-80=40
京太郎「慣れてないだろうが、慣れろ……」
晴絵「ゼロノスのが良いわやっぱ」ハァ
京太郎「良くはないだろ」
晴絵「ま……そうだけど、さ」
京太郎「やるぞ」
晴絵「当然、反撃開始……!」
京太郎「……」カチャッ
③コマンド入力
・レオソルジャーA【19/100】
・レオソルジャーB【100/100】
※HPが違うので目標選択可能
◆須賀京太郎
『通常攻撃』
『必殺技:>>851』
『決定』
◇安価1↓+【攻撃目標選択】
(間違えた、HP0になってるのAですがCでした
二人が同時に動いて、二体のレオソルジャーを引き離す
京太郎のデルタはその胴体に拳を打ち込んでのけぞらせると、手首をスナップさせてさらにもう一撃、パンチを打ち込む
よろめくレオソルジャーを前にデルタのミッションメモリーを引き抜き、デルタムーバーへと差し込む
◆BGM:DELTA STRIP~White Ring【https://www.youtube.com/watch?v=K7Ce-QD2-Rc】
<Ready>
京太郎「チェック」
_r‐┬=┐ /}
}:::::::|ニニ|_〈 , ___ .//
}:::::::ト-- | 〈 ,.ィ:7 /::::7∧
}::::Y| | 〉、----/∧:::::,
}:::::i.| | i: ∨ニ7/: : :ハ::::}_
¨「 |ぅ--} |: : :Y/ : : : : リ:/ }
. └r⌒Y| 乂_::}|:_:_:_:_ィ::/E7
_r‐‐ヘヘ.て_〕__|]:z ∨:::::::::::::〉 .イ _______,......
と::ニ::::::::::::込_-=彡′ _\¨¨¨__/斗 七¨ `寸 `寸ハ
¨ア←―/ /〕=- .,______,4z::≦〔_ 二ニ=-=ミ }:| }:i |
{::←―{ {:::::ー=ァ V⌒寸_., --===≠ -∧. }:| }:i |
圦:::::::::∨〉::::::::/ /:::::::::::::::::::r===彡⌒ ::::: } }:| }:|リ
} 〕>-ハ¨¨`寸__|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / //
/::::::::::::|}-/|:::::〕≧====--====≦--=彡 _r斗-- '
′:::::::::::::|i::::::::Ⅵ::::::::::::::::}_/:::::::::::::::::: `寸/:/
{ト---=彡::::::: 从:::::::::::: └ァ ⌒寸:::::::::::::: /
}ト---=彡:::/]ト----- / /⌒寸冖冖_,/
乂::::::::::: / /〕ト-----/⌒7::::::::::::::厂
`¨¨¨ {辷ZZニニ/ ,夂______::{
<Exceed Charge>
ベルトから、デルタの体をブライトストリームが奔った
光が腕へと到達すると、トリガーを引きポインターを打ち出す
青紫の三角錐のポインターがレオソルジャーを拘束した
京太郎「いくぜ」カチャッ
走り出したデルタが、レオソルジャーの前で飛ぶ
そして片足だけでの跳び蹴りを打ち込み、ポインターと共に消える
レオソルジャーの背後にデルタが現れると、レオソルジャーは倒れ爆散した
京太郎「クソッタレな光景を見せてくれた礼だ、受け取っとけ」カチャッ
◆ルシファーズハンマー:威力105:命中100%:SP30【23】
◇威力:236【105+131】
・レオソルジャーB:命中!
◆レオソルジャーB【HP:0/100】
◇236-50=186
デルタがレオソルジャーを倒すと、斬月も決めにかかる
すでにふらついているレオソルジャーがメイスを振るうが、それを盾で凌ぎ弾く
そして無双セイバーで一度斬りつけると、盾を放り投げて無双セイバーを肩にかつぐ
晴絵「フルチャージ……とか言ってみたり」
京太郎「は?」
晴絵「その反応やめてよ!」カチャッ
<メロンスカッシュ!>
◆通常攻撃:威力80:命中100%:SP+10【27】
◇威力:80
・レオソルジャーA:命中!
走り出した晴絵が、レオソルジャーへと無双セイバーを振るう
一撃目が防御に使おうとしたメイスを弾き飛ばし、二撃目でその胴体を斬り裂く
メロンの断面のような斬撃の軌跡が描かれ、レオソルジャーは倒れ、砂へと還った
◆レオソルジャーA【HP:0/100】
◇80-50=30
晴絵「ふぅ……」
京太郎「おう、終わったな」
晴絵「さて、さっさと帰ろう。あっちがどうなってるか気になる……アイツ強そうだったし」
京太郎「そうだな」
二人は変身解除をする
◆戦闘終了
・経験値:600
・レベルアップ【10】→【11】
京太郎「さて、戻るぞ」
晴絵「ま、さっさと帰りたいと思うよ」
デネブ「晴絵! 須賀!」
晴絵「デネブぅぅ!」
走ってきたデネブの胴体に拳を打つ晴絵
京太郎は苦笑しつつ、二人のやりとりを見守る
晴絵「どこいってたぁ!」
デネブ「え、け、怪我してる人いたからついつい」
晴絵「こっちが結構ピンチの時にぃ!」
デネブ「ごめん晴絵ー!」
晴絵「……はぁ、いくよ須賀」
京太郎「ん、おう」
デネブが先頭、その後晴絵、京太郎と乗り込む
だが扉が閉まる直前、違和感を感じて振り返ると爆発が起きた
驚きつつその光景を見ていると、影が見える
京太郎「あれは……ハート、とプロトドライブ?」
ぶつかりあうプロトドライブとハート
戦況は圧倒的にハートが優勢
固まった表情のまま、デルタギアを持つ手に力を込める
京太郎「っ……!」
プロトドライブ、つまり小瀬川白望
魔進チェイサーになる前の彼女だ
ここで、彼女を助け出したなら
晴絵「……いくよ須賀」
京太郎「赤土っ!」
晴絵「ダメだよ。とんでもない変化が生まれる……」
京太郎「だ、が……」
晴絵「……行こう」
京太郎「くそっ」
扉が閉まる寸前に見えたのは
プロトドライブがハートの拳によって倒れる場面
過去を変えることは許されない。悲劇だったとしても……
京太郎「……くそっ!」ガンッ
―――現代【公園】
ゼロライナーが走り去ると、京太郎と晴絵とデネブの三人がそこに現れる
丁度レオイマジンが、倒れて爆散した
だがその爆炎の前に立っていたのは……
京太郎「ホース、オルフェノク……」
晴絵「オルフェノクっ、なんで!」
ホースオルフェノクが下半身を馬にした形態、疾走態のままそこに立っていた
さらに隣には電王、二人で協力して倒したことはわかるのだが……
どうなっているか、状況がつかめない
京太郎「どういうことだ、これは」
膝をついている葵と洋榎に近づく京太郎
葵「ぐっ、オルフェノクがっ……!」
洋榎「あのオルフェノクに助けられて」
葵「ただの仲間割れでしょ!」チッ
そちらを見ると、ホースオルフェノクはそのまま電王の方を見る
アックスフォームの電王が変身を解除して玄の姿を見せた
その瞬間、葵が走り出す
葵「オルフェノク相手に生身とかバカかっ! 変身!」
カイザへと変身すると、葵はホースオルフェノクへとカイザブレイガンを放つが、それを後ろに下がって回避
玄と距離を取るホースオルフェノク、玄の前に立つ葵
京太郎が止めようとするが、ホースオルフェノクの視線が京太郎の方へと向いた
京太郎「っ」
豊音「……」コクリ
ホースオルフェノクはそのまま走り去る
カイザは追う力もないのか、膝をついた
京太郎「……くそっ」
二度目ともなるその言葉をつぶやいた京太郎が、玄へと近づく
葵が変身を解除すると洋榎と晴絵も近づいてきた
状況は、そこそこに悪かったように思える
京太郎「……なにが?」
玄「えっと、かなり苦戦したんだけど……その時にあのオルフェノクが助けにきてくれ」
葵「オルフェノクが人間を助けるわけない!」ギリッ
洋榎「……さすがに、助けてくれたって思ってもええやろ、そのまま逃げてったし」
京太郎「帰りますか、考えても仕方ないし」
洋榎「……そやな」ハァ
戦極ドライバーは回収した
玄の方を見るが微妙な表情をしている
玄も洋榎も、オルフェノクに大した恨みはない。いや葵ほどの恨みを持てる方が凄いのだろう
京太郎「……なんでそんなに、憎めるんです?」
葵「……友達を、自分を殺そうとした奴を、許せるの?」キッ
京太郎「いや……」
京太郎(その友達が、オルフェノクなんですけどね……)
ドレイクとヘラクスは装着者がまだ決まってないらしいから、1000で何とかできると思ってる
イッチがダメっていうなら諦めるけど
―――【高架下】
姉帯豊音が、立っていた
走ってきた時の葵の眼が、まぶたに焼き付いて離れない
友達だと、自分を守ってくれると言っていた彼女が、自分を確実に殺そうとしていた
豊音「当然、だよね……人間じゃ、ないんだもんねっ」
だが、人間であろうとしている
人間であるように生きてきたつもりだ
自分の手の平を見るが、汚れがあっても血はついていない
豊音「オルフェノクを、何人も倒した……」
仲間を傷つけ、殺して、そうしてきた
自分は人間と言っても、やはりオルフェノクでもある
人間であろうとしようと、守るためにはオルフェノクの力を振るわねばならない
豊音「私はそれでもっ……守るって決めた」グッ
こんなことで落ち込んではいられないと頷く
今は塞や胡桃、そして葵を守るために戦う
???「ミツケタ……」ザッ
豊音「えっ?」バッ
???「……」
豊音「エイスリン……さん?」
エイスリン「……」ニコッ
/ \ \
´ ト、 ヽ ` `:,
_ / |ハ i
. ,´ j [ | 斗ー┼ぃ」 i
i , { { _j斗 i| i:」 八」ft| |、 i
|ハ [ ィ 仆八 || j抖汽j「f対 沁 |
l{ 小 人れj「外、」 rJ:「::仆 扞仆辻
、 |:乂対 rJ:::| 乂 _ツ] 「 个イ丁
\L ]人乂ツ ,.,.,., Lノ [ ‘,
「 |小 .,.,., ' i 厂 ! ‘,
〔 ¦い 、 ノ ,| 〔
¦ ;込、 仆 { :, ゙、
,; | 「 > .,__, ィ 人 `. iト 小
,: 小:」i [ rt]___彡 ⌒ヽ ぃ, L, ト;
/_ノ 八iト〔 jLリ汽,厂「 沁 匕L _j「リノ
イ{ _j斗ャヒ ¨ア/ j圦 t┐ _彡ノ丿 ~^ __
‘'廴」 i 〈 イ _⌒L戎r‐‐匕 /^ ¨¨丁
r==や-や==┬‐. ア入 j广Y^ 圦
坏 ケ¨¨ケ 坏'/, ノ i{ , r イ /, ,}
'/  ̄ ̄ __ '//, ,'^ i ∨ /人 イ _j 」 ^j
'/ - - - - '//, ´ 〉’ / 〃 ハ\ 八ア ; `
'/ - - - - '//,. , ,´ ^ 、,_j L..」 Ⅵ ,′ }
'/ - - - - '//, / / ヽ|/ }
宮守女子で一緒だった少女、仲間だった少女
ようやく見つけることができた。見つけてくれた
豊音「え、エイスリンさん! みんないるんだよっ! シロはまだだけど、塞も胡桃も、宇夫方さんも一緒で!」
エイスリン「……」カチャッ
豊音「えっ?」
目の前のエイスリンは、笑みを浮かべたままベルトをつけた
そのベルトには見覚えがある。いや見知ったと言っても良い
それはファイズギア、右手にはファイズフォン
豊音「え、エイスリンさん?」
エイスリン「……」ピッ
豊音「ど、どうしたの?」
エイスリン「ウラギリモノ」ピッ
豊音「えっ?」
エイスリン「シマツ」ピッ
『5』キーを3度押すと、『Enter』キーを押す
<Standing by>
エイスリン「It is my business」『それが私の仕事だからね』
ファイズフォンを閉じると胸の前に持ち上げる
エイスリン「HEN-SHIN!」
ベルトへとファイズフォンを差し込み、倒す
<Complete>
電子音と共に、エイスリンの身体に赤いラインが奔る
瞬間、その姿はファイズへと代わり静かに拳を握った
茫然とする豊音に、ファイズは歩き出す
エイスリン「You shall die」
豊音「え、エイスリンさんっ―――!」
まだ埋まらないだろうけど埋まっても良いように次スレ!
【安価】京太郎「仮面ライダー?」晴絵「最初に言っておく!」【Part5】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」晴絵「最初に言っておく!」【Part5】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470423034/)
高架下。砂利だらけの浅い河のそば……
静寂に満ちたその場になにかが落ちている
それは、リボンがついた黒い帽子だった
____
/.:::::::::::::::::::::.`ヽ、
/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/iヽ::,-、
,.ィ三ニ=-z、::::::::::::::f⌒`ヽ、::::::/:ノ/.:::::!_
,....::´:::{三三三三ニニニ=!::::::::::::::.ヽ'}-〈:::::::::::|::.\
,..::´::::::::::::.ヾニ三三三三三|:::::::::::::,イ.:(i{ヾ、__{::::::. ヽ
/.::::::::::::::::::::::::::: ̄`ー‐===ヽ:::::::/ニl::i::{,:{:.ヽ\:::::::::::::::.
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}_ノ.::::::|:ヽ::{;、:::.`::.\:::::::::::}
. {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::.\\:::::::::.`ー:.'、
` ‐ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::!::::.\:::::::::::::::i
` ‐- :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{:::::::::::}:::::::__>‐- 、{
` ‐- :::::::::::::::::::::::::_ヽ:::::::/‐ ´ ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ }::::/
V
【第7話<ベルトを持つのは誰なのか?>END】
外も徐々に明るくなりはじめたところで今回はここまでー
遅くまで付き合ってくれてありがとデース!
ファイズ感出てきたかなー?ってとこで次話はファイズ回
電王とかドライブも徐々に進んでく感じで
とりあえずこっちはゆっくりでも埋めてくれれば僥倖ー
>>1000はいつも通りで
そんじゃなにかあればお気軽にー
1000なら鍛えてますからな人が登場
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません