ジョセフ「出ろと言ったら出ろッ!お前には話さねばならんことがある」
仗助「しつこいぜ爺ちゃん。俺はここからでねー」
仗助「俺には今悪霊が取りついているッ!」
仗助「今俺が出たら大勢の人が死ぬだろうぜーッ俺はここからでないことを決めた」
ジョセフ「仗助…それは悪霊であって悪霊でないものッ!」
ジョセフ「近くに現れるということから、名付けて「スタンド」ッ!」
ジョセフ「アヴドゥル!君の出番だ」
ジョセフ「三年前に知り合ったエジプトの友人、アヴドゥルだ」
ジョセフ「アヴドゥル、仗助をこの檻から出せ。」
アヴドゥル「わかりましたジョースターさん。…しかし…」
ジョセフ「どうかしたか?アヴドゥル」
アヴドゥル「仗助君の髪型…ふふっ何と言うか…古くさい…とでもいうのか…」
仗助「あ?」
アヴドゥル「なんか…「アトム」見たいな髪型ですね…ふふっ」
ジョセフ「おいッやめろアヴドゥル!仗助の髪型に口を出してはいかん!」
仗助「てめー今…俺の髪型のことなんつったァーーーッ!!」ドゥンッ
ジョセフ「オォーーノォォーーッ!小学生の時からある癖が出てしまった!」
ジョセフ(そうッ!仗助は自分の髪型を貶されると激昂し回りが見えなくなるのだッ!昔日本に来たときにも殴られた覚えがあるッ!)
ジョセフ「そしてあれが仗助のスタンドかッ!何と筋肉質なスタンドじゃあッ!」
仗助「俺の髪型が!サザエさんみてーだとオーッ!?」メキメキメキ
アヴドゥル「鉄柵を曲げて…!ジョースターさん…少々手荒くなりそうですが…」
ジョセフ「構わんッ!」
アヴドゥル「『魔術師の赤』!」
仗助「ドラァッ!」グワシッ
アヴドゥル「うぐっ…」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1465394251
アヴドゥル「何と言うパワーッ…!このままでは…病院送りになりますよ!」
ジョセフ「やれッ!アヴドゥルッ!」
アヴドゥル「くっ…レッド・バインド!」
仗助「ぐっ…!この髪型を貶されるとよーッ!何かわかんねーが向かっ腹が立つぜ!」
アヴドゥル「効いていない…!糞ッ!」
仗助「てめー!許さねぜッー!」バキバキバキ
ジョセフ「オーマイガーッ!鉄柵をボキボキにもぎ取りおった!」
仗助「ドラッ!ドラァ!」ヒュヒュッ
アヴドゥル「このくらいの鉄、魔術師の赤の熱なら一瞬で燃やせるッ!」
仗助「ドララァ!」ヒュヒュヒュッ
アヴドゥル「し…しかし…量が多い!」
仗助「てめー…俺がただ闇雲に投げていたとでも思ったかコラ!」
アヴドゥル「なにッ!?」
ジョセフ「ああッ!アヴドゥルが燃やした鉄柵が!元に戻っていく!」
仗助「そしてその柵はこっちに戻ってくるぜーッ!」
ジョセフ「まずいッ!直ぐにそこからどくんじゃッ!アヴドゥルッ!」
アヴドゥル「しっ…しまった!間に合わな───ッ」
仗助「…これで…てめーの方が檻の中に入ったと言うわけだぜ」
アヴドゥル「うぐ…し、しかし仗助…君は確かに檻の外に出たぞ…」
仗助「…してやられたっつー訳だな…」ハァー
仗助「行くぜじいちゃん。話さなきゃあいけねー事があるんだろ?」
ジョセフ「う…うむ」
仗助「先行ってるぜ。…お袋」
ホリィ「あっ仗助待ってー!」
ジョセフ「しかしアヴドゥル…わざわざ手加減することも無かったんじゃあ無いのか?」
アヴドゥル「いえジョースターさん…俺はマジに仗助君を病院送りにするつもりでした…予想外のパワーだった…」
ジョセフ「行くぞアヴドゥル!『奴』について話さねばならん!」
~~~~~~
ジョセフ「実はワシにも数年前にスタンドが発現しておってな!」
ジョセフ「ワシのスタンドの名は「隠者の紫」!」シュルル
ジョセフ「スタンドの能力は…これじゃッー!」バキッ
仗助「うおッ!」
ジョセフ「『念写』!遠くにあるヴィジョンを写し出すことのできる能力ッ!」
ジョセフ「一々三万円もするカメラを壊さねばならんがな」
ジョセフ「…そして今写し出したものの話をしよう」
ジョセフ「数年前…大西洋沖でひとつの無人クルーが発見された」
ジョセフ「争った形跡もなく、津波が怒ったわけでも無い。…しかしワシには分かる。これはある奴のせいだとッ!」
仗助「ある奴…?いったい誰のことだよ」
ジョセフ「奴は百年前…ワシの祖父ジョナサン・ジョースターが殺したはずじゃった」
ジョセフ「奴の名は!DIOッ!そしてこの写真の男がそれじゃ!」
ジョセフ「そしてこの忌々しい奴の首から下は!ワシの祖父!ジョナサン・ジョースターの物なのじゃーーッ!」
仗助「…こいつぁグレートだぜ…百年前?首から下?…そんなごった話を聞かされて信じろと言われて信じれるかッつー話だぜ」
仗助「つーか…このカメラ三万もするんだろ?もったいねー」ドギュン
アヴドゥル「直ったッ!こんなに細かく直すことも出来るのか!」
ジョセフ「これなら節約も出来そうじゃのー。元より心配するほどの値段でもないが」
仗助「聞く話も聞き終わった。帰るぜ。お袋」
ホリィ「う…うん」
ジョセフ「ああ、これから暫くの間アヴドゥルと日本に滞在することに決めた。よろしく頼むぞ」
アヴドゥル「ご迷惑お掛けします…」
言い忘れてた!
ゆっくり進行!一日一敵ペース!
今日は終了!寝る!!
次の日
~~~~~
仗助「んじゃ行ってきます」
ホリィ「待って待って!はい、行ってらっしゃいのキス!」チュッ
仗助「いい加減子離れしろよお袋…」ハァー
ホリィ「いってらっしゃい!」
~~~~~
女子1「おはよう!仗助君!」
女子2「おはよう!今日も髪型決まってるねー!」
仗助「おうおはよう。」
女子3「一緒に学校行こ!」
女子4「ちょっとあんた誰に断って仗助君の隣歩いてんのよこのブス!」
女子3「なによこのペチャパイ!」
女子4「キーッ!なんですって!ブスブスブスブスブスブスブスブスブスブス!」
女子3「ペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイ!」
仗助「うっせーぞお前ら…少しは静かにしろ」
女子3,4「キャーッ!仗助君かっこいー!」
仗助「ハー…」
仗助(いつも思うがこの階段なげえよなあ…)
???「今だっ!」ガオォン
・ ・ ・ ・
仗助「…!?えっ!なッ!?体が前に!」
女子s「仗助君!?何が起こったの!?」
仗助「まずい落ちる!…!枝ッ!」グッパオン
仗助「危なかった…何が起こったっつーんだ?」
女子s「仗助君!大丈夫!?」
仗助「お…おう。何とか擦り傷ですんだぜ」
???「まさかよーッこの俺が頭を捻って考えた攻撃方法を避けるとは思わなかったぜーッ!」コッコッコッ
仗助「攻撃…?まさかてめーッ!」
億泰「俺の名は虹村億泰!てめーはよォー!俺のザ・ハンドが消す!」
仗助「敵かッ!オメーら!今すぐ後ろ向いて逃げろッ!」
女子s「えっ…何で?」
仗助「良いから今すぐ逃げやがれこのスッタコが!」
女子s「は…はァーい」タッタッタッ
億泰「おめー…自分の事より他人を心配するなんて…良い奴じゃんかよーッ!」
仗助「てめー億泰…なんのつもりだ…」
億泰「俺は!DIO様におめーらを殺せって命令されたんだぜーッ!だから[ピーーー]!」
仗助「やれるもんならやってみやがれ!」
億泰「やってやるぜ~~!避けるんじゃねーぞ仗助ェーッ!」グワッ
仗助「ッ!?こいつ!」ガシッ
仗助(こいつ…この右手に異常な自信を持ってる…)
億泰「避けるなっつっただろォーが~~!」
仗助「避けるなと言われて避けねー馬鹿がどこにいる?…てめーのその右手…何かあるな?」
億泰「そんなこたァーよォー!くたばってから考えやがれェーッ!ザ・ハンドォーッ!」ガオン
仗助「うおッ!」バッ
億泰「避けるなっつってんだろーがァァ~~~!」ガオンガオンガオン
仗助(…?なんか…おかしいぞこの公園…何か違和感を覚えるな…掲…板?)
億泰「止めだァーッ!」ガオオオ
仗助「ハッ!掲示板の「示」がねェッ!」タン!
仗助「てめーのそのザ・ハンド!「空間を削り取りやがった」なッ!」
億泰「ごめーとー!だがよーッ分かったところで無意味だぜーッ!」ガオン
仗助「ッ!」タッ
億泰「逃げる奴にはこんなことも出来るんだぜーッ!」ガオン
仗助「瞬間移動ッ!?」
億泰「俺のザ・ハンドは!空間を削り取り削られたところは元のようにくっつく!」パンッ
億泰「だから瞬間移動させることも可能なんだぜーッ!」
億泰「もっとも!削り取った空間がどこにいっちまうかは!俺にもわかんねーがよォォォーーーッ!!」ガオン
仗助「ッ!」タッ
億泰「無駄だって言ってんだろォーッ!」グワッ
仗助「おめー…馬鹿だろ」
億泰「な…なんで!?」
仗助「空間を削り取り過ぎて!遠くの物まで持ってきちまったよーだぜ!」
億泰「はっ!花壇!しまった!ザ・ハン…ギャピッ!」ドゴドゴドゴォン
億泰「グフッ」ドサ
仗助「ハァ…ハァ…虹村億泰…中々グレートにやべえ奴だぜ…」
仗助「しかたねー今日は学校をフケるか。…聞きてえこともあるしな」
~~~~~
ジョセフ「こいつは…もうダメじゃな」
仗助「なにッ!?どういうことだよじいちゃん!」
ジョセフ「落ち着け仗助。こいつが助からん理由が…ここにある!」バッ
仗助「な…なんだこのタコみてーなものは!」
ジョセフ「こいつの名は肉の芽!こいつは人間の脳に取り付きある感情を沸き立てさせる!」
ジョセフ「その感情はカリスマ!ヒトラーに従う兵隊のような気持ち!邪教の教祖にあこがれる信者のような気持ち!」
仗助「カリスマ…」
アヴドゥル「仗助…ひとつ前の話をしよう」
アヴドゥル「私は以前…DIOに出会った!」
アヴドゥル「私が経営している占いの館…エジプトにあるのだがね」
アヴドゥル「ある日の事!二階への階段へ続く道に奴がいたのだ!」
DIO『君は…他の人には無い特別な能力を持っているそうだね…』
DIO『ひとつ…私に見せて欲しいのだが』シュルルッ
アヴドゥル『うおおおおお!!!』ガッシャン
アヴドゥル「幸運は二つあった!ひとつはジョースターさんに以前からDIOの話を聞いていて、それがDIOだと直ぐにわかったこと!」
アヴドゥル「もうひとつはエジプトの迷路のような市街について詳しかったこと!」
アヴドゥル「もしあの時捕まっていたら私はこの少年のように肉の芽を植え付けられてしただろう…」
ジョセフ「そして死んでいただろうな」
仗助「待ちなじいちゃん。億泰はまだ…死んじゃあいねーぜッ!」
仗助「この肉の芽を外に出しちまえば良いんならよーッ俺のスタンドで取ってやる!」
ジョセフ「やめろ仗助ッ!この肉の芽がどんな外科医にも取り出せない理由があるッ!何故ほんの少しだけ外に出ているのかッ!」
ジョセフ「抜き出そうとするものの脳に侵入し破壊してしまうのじゃ!」
仗助「静かにしてろじいちゃん…」スッ…
仗助「俺は別によーッ指で抜き取るとは言ってねーぜ!」
仗助「この肉の芽を!DIOの細胞まで戻す!」ブワァッ
億泰「ぐっ…仗助…てめえ…」
仗助「動くんじゃねーぞ億泰…暫くじっとしてろ」
アヴドゥル「何と言うことだ…肉の芽の形がだんだん変わっていく…」
ジョセフ「髪の毛じゃ!髪の毛の形になりおった!」
仗助「ドラァッ!」ヒュッ
ジョセフ「ワシの孫ながらなんちゅう能力じゃ!恐ろしいわい!オーバードライブ!」バリィ
アヴドゥル「全く…頼もしい限りですな」
億泰「仗助…てめえ…なんで俺を助けたんだ…」
仗助「そこんところだが…なにも死ぬこたあねー…そう思っただけだよ」
億泰「ッ…!仗助…おめえ良い奴だなあ…」
~~~~~
ホリィ(ママはちゃあんと見抜いてるだからね、仗助)
設定的には
承太郎→仗助
花京院→億泰
にした感じでその他は変わってないはずです
仗助にスタンドが芽生えたのは承太郎に合わせてつい最近です
億泰も最近
その他質問あればどうぞ
仗助を承太郎の変わりじゃなくて仗助として参加させればよかったのに
ジョセフをじいちゃんと呼ぶ仗助とか見たくなかったわ
>>36
某3部フリゲのファンなのでそれをやると運命の奴隷が暴走しそうだったので承太郎が仗助になるということで手を打ちました
暴走させれば良かったのに
クレイマン夫妻か
あれは完全に別人みたいなもんだけどこれは承太郎を仗助に置き換えただけじゃねぇか
女子に囲まれるシーンとか仗助ならもっと別のやり取りあったろ
>>38
三次創作ではなく二次創作でいきたかったので…
>>39
どうていにたのむなんて とんでもない!
今後の戦闘シーンや会話シーンを出来るだけ仗助と億泰を絡ませて行くつもりです
そのせいで日本編が疎かになってしまいましたが…
皆さん色々なご意見ありがとうございます
現状は余り原作と変わらない進みかたとなっております
敵スタンドが出てくる場面、場所は変わりませんが、戦いかたなどはその度変えていくつもりです
では続きを
次の日
~~~~~
ジョセフ「おーい!ホリィー!こいつは承太郎のズボンじゃぞーッ!背丈は同じでもこんなもの履けるかーッ!」
ジョセフ「もしかして聖子って呼ばんと出てこんかのー…聖子さーん!おーい!」
ジョセフ「あッ!アヴドゥル、ホリィの奴を見んかったか?」
アヴドゥル「ホリィさんですか?見てませんね。探してみます」
ジョセフ「頼んだ!全くこの館はだだっ広いわい!…おーい!ホリィー!」
~~~~~
アヴドゥル「こちらに…ん?」
アヴドゥル「スプー…ン…」
アヴドゥル「…冷蔵庫が…」スッ
アヴドゥル「ホリィさんッ!!」
アヴドゥル「すごい熱だ…。?…これは…!!失礼!」バッ
アヴドゥル「スタンドッ!素手で触ることが出来ない!」
アヴドゥル「しかし…スタンドが害になっている…このままでは…」
アヴドゥル「死ぬ!…ハッ!」
ジョセフ「…」
仗助「おふ…くろ…」
原作とほぼ同じシーンは飛ばしていいのでは?テンポ悪いし
仗助「お袋ォォーッ!」バッ
仗助「出てこいッ!俺のスタンド!今すぐ治してやる!」
アヴドゥル「無駄だッ!スタンドに苛まれた事によるものは、どんな手をもってしても治せないッ!」
仗助「くそッ!」
ジョセフ「ウオオオオオオッ!」バキッ
ジョセフ「分かっていたッ!娘に耐性がないことなどッ!発現しないから、安心しきっていたッ!しようとしていたッ!」
ジョセフ「その結果がこれじゃッ!ううぅ…!」
仗助「じいちゃん!言えッ!対策を!」
仗助「あるんだろッ!?言え!」
ジョセフ「ただひとつ…DIOを殺し、DIOの呪縛を解くこと!それ以外に道はない!」
>>78
テンポは悪いんですけど、以前書いてたssで失敗こいたので…
出来るだけ同じシーンも仗助や億泰が出ていたら書いていくつもりです。
マライア戦等は入る余地がないのでカットしますが。
ジョセフ「しかし…DIOの居場所を念写しても写るのは暗闇ばかりッ!」ピラッ
ジョセフ「SPWの解析技術をもってしてもそこがどこかわからんッ!」
仗助「…」ドギュンッ
仗助「…糞ッ…」
アヴドゥル「ジョースターさん…私は以前、エジプトのカイロでDIOと出会いました」
ジョセフ「…」
アヴドゥル「一か八か…それに賭けてみませんか?」
ジョセフ「確かに…この状況ではそれが一番だろう…しかし、もうひとつだッ!もうひとつ無ければ賭けることは無謀ッ!」
億泰「やっぱりよーカイロかよ」ギッギッギッ
仗助「億泰ッ!」
>>77
承太郎のズボン?
億泰「おらぁーよー二週間ほど前に父ちゃんと兄貴の三人でよーカイロに旅行に行ったんだ」
億泰「旨い飯屋とかよー綺麗な宝石店とかを見て回ったんだ…」
億泰「そしたら父ちゃんがよー道路の真ん中に並べって言うんだ。言われた通り並んだよ」
億泰「突然ッ!背後から矢が飛んできたんだッ!」
億泰「突然気分が悪くなってよー…目眩がして…倒れちまった」
億泰「兄貴も同じような感じだったぜ…そして…」
ジョセフ「DIOに肉の芽を植えられた…か…」
仗助「アヴドゥルは二年前にカイロで…億泰は二週間前にカイロで…」
仗助「つまりこれってよーDIOはカイロから動いてねーってことじゃあねーか?」
ジョセフ「確かに…そしてDIOがワシらがカイロに行くのを阻止してきたら…それは確かな証拠となるのお」
>>82,83
しまった!
バイツァダストッ!
限界だッ!押すね!
次の日
~~~~~
ジョセフ「おーい!ホリィー!こいつは仗助のズボンじゃぞーッ!ワシの体には入らんわい!そう言う問題でも無いがのーっ」
ジョセフ「もしかして聖子って呼ばんと出てこんかのー…聖子さーん!おーい!」
ジョセフ「あッ!アヴドゥル、ホリィの奴を見んかったか?」
アヴドゥル「ホリィさんですか?見てませんね。探してみます」
ジョセフ「頼んだ!全くこの館はだだっ広いわい!…おーい!ホリィー!」
~~~~~
アヴドゥル「こちらに…ん?」
アヴドゥル「スプー…ン…」
アヴドゥル「…冷蔵庫が…」スッ
アヴドゥル「ホリィさんッ!!」
アヴドゥル「すごい熱だ…。?…これは…!!失礼!」バッ
アヴドゥル「スタンドッ!素手で触ることが出来ない!」
アヴドゥル「しかし…スタンドが害になっている…このままでは…」
アヴドゥル「死ぬ!…ハッ!」
ジョセフ「…」
仗助「おふ…くろ…」
億泰「おらぁーよー二週間ほど前に父ちゃんと兄貴の三人でよーカイロに旅行に行ったんだ」
億泰「旨い飯屋とかよー綺麗な宝石店とかを見て回ったんだ…」
億泰「そしたら父ちゃんがよー道路の真ん中に並べって言うんだ。言われた通り並んだよ」
億泰「突然ッ!背後から矢が飛んできたんだッ!」
億泰「突然気分が悪くなってよー…目眩がして…倒れちまった」
億泰「兄貴も同じような感じだったぜ…そして…」
ジョセフ「DIOに肉の芽を植えられた…か…」
仗助「アヴドゥルは二年前にカイロで…億泰は二週間前にカイロで…」
仗助「つまりこれってよーDIOはカイロから動いてねーってことじゃあねーか?」
ジョセフ「確かに…そしてDIOがワシらがカイロに行くのを阻止してきたら…それは確かな証拠となるのお」
行くぞ!までやるつもりでしたけど色々考えた結果仗助と億泰の口調が分からなくなってきて今日はこれでおわりにします
明日出来ればグレーフライ偏まで行こうと思います
仗助「決まりだな。じいちゃん、アヴドゥルさん、早速準備して行きましょうぜ」
億泰「ちょっと待てよーッ仗助ーッ!俺もいくぜーッ」
仗助「はァ?なに言ってんだよオメー」
億泰「俺にもよーッ!父ちゃんと兄貴があかってるるんだぜーッ!俺にも手伝わせてくれよォーッ!」
仗助「そりゃそうだけどよ…」
ジョセフ「良いじゃあないか仗助」
アヴドゥル「そうですね。彼なら良い戦力になってくれるでしょう」
億泰「決まりだな」ニッ
仗助「仕方ねー。よろしく頼むぜ。億泰」
アヴドゥル「仗助ッ!旅に出る前に君のスタンドに名前をつけてやろう」
仗助「名前?」
アヴドゥル「うむ。運命のカード、タロットだ。これを一枚引いて───」
仗助「その必要はないっスよ。こいつにはもう名前をつけてあるっスから」
アヴドゥル「既につけてある…だと?」
仗助「ええ!こいつの名は!『クレイジー・ダイヤモンド』ッ!」
アヴドゥル「そ…そうか…私は必要なかったか…」
ジョセフ「気を落とすなアヴドゥル…こんなこともあるじゃろうに」
億泰「そうッスよー!俺のスタンドも『ザ・ハンド』でタロット?関係ないッスから!」
アヴドゥル「う…うむ。ありがとう」
ジョセフ「お前ら、全員荷物は持ったか!?」
ジョセフ「恐らく長い旅路になるだろう…準備だけはきっちりとしておかねばならんッ!」
仗助「俺は問題ねえぜ」
アヴドゥル「私もです」
億泰「おらぁー元より持ってくようなもんねーしなぁー」
ジョセフ「よし!それでは!」
行 く ぞ !
/ ____r--、 ヽ
. | ,.--< ヽ! |'⌒ヽ '. ,ハ__ノヽ--' \
n l .ハ } ,/ノ { i ノ x< ̄\ ', ト、__ノ\___,ヘ
. r' ヽJ |: :ヽ-ィ-‐ ¨ ̄ヽ.__ノ } `フ ,.ィ‐- __  ̄ \ ノ ! ‐┐
,ノ |: :_/⌒ヽ ,ノヽ j ,/⌒´ ∠ニ´: : l rュ入/ \{ | ノ ̄l
. ( l:/ lヽ.__人__,/ ) / / /こヽ ソ^\: ノ / /ヽl _,ノ
____,) ___!l__l:,.-: i'⌒ヽ. /ヽ _ノ ヽ /:⌒:ヽ/ / ,.-、 .// _ノ |
/ /l: : / |: ヽ-ィ⌒ヽ / r┘ ,) V-一く / _{ }く `! |__,ノ
. / /レ'ヽ:{__/;.-、 : ヽ--ヘ/ __フ ノ^ーv' _ヽ: : : :\___/r>ニニう、_ | __,ノ
/ {:〈_/,.-\:-.': : : : :_/ ヽ___ノ ∧ ハ>'/: :__L∠ --┴─/ /.l |
; \ヽ! } `>-/´,ハ ___ ,.-_∠ニニ、{ノニ二ィ´ ./ ヽ.__| 二. /l l
! 〉:`¨<(_ノ-レ'/l.‐/ ,x<リ乂爻ミハ: : / / | __/
∨ /: / ̄ ̄ ̄_ /:/ ,ィヌ又ミx乂爻メトハ:/ | | |
\__./: / / ̄ /:/、 (ス从爻ミ乂爻爻、} __ \__ l |
`V\/ ,/): :l \__ Vハ{ レハ爻ミ彡匁 リ:\__/  ̄`ヽ.__Τヽ,ノ ・
\:`二Z´__/__\.__ _ ∧::l、::::::::::l:::l:::::::レヘ : : : \ __/ /ヽ¨ ノ二フl l
\ /⌒ヽ \_/ ヘ::::〉ト.、ー--,ィtフ 〈ヽ、: / ̄ ___,,.ノ | /
` 、__ / r┘ i \ヽリ rテン l ln:::::>-..,,__ ,.ィ:⌒ヽ/\ __,ノ
 ̄ `つ ヽ. `小、 ,`ク ,ハJ::::::::r v‐、:::::/::::::::::::::\ ヽ. |
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__) ,.-::‐/:::_::::::\_|、_ 人二´`トv' |:l:::::::::::::::::::::::::::i ノ │´
. ,. ´ ̄`ー' /::::::/::,イ l ヽ'´ /ー--' | l::!:::::::::::::::::::::::::l:} ニlニニ
. / ___l:::::/::::l レ小、j.| ( n f! } /:::';:::::::::::::::::::::ノ:l. |_
,.' / ̄ / レ'⌒}:::ヽ--< ヽH l.レ' /::::::::V::::::::::::::r'::/l ‐- /
. l / /⌒ヽ/⌒V:::__:::::::::::::\. \ / ,.∠ ̄:::::::::::::::∨:::-‐::つ::∧ __/
l l/ ./ ヽ/'´{ .j:::::::::::::::::: ̄ ̄`ヽ/ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ-<__ノ::ノ .|_ l l
. ヽ / /ト、 / ヽ /〉::::::::::::::::::::::::::::::::/`:::::::::::::::::::,.:::-‐:::::/ / | ヽ
. \ ,' /::::lヽ / /\::::::::::::::::::::::O:/::::::::::::::::::/:::::::::ヽ::l  ̄ヽ └‐ ,.-、
. / ; |:::::l |\ / ) |::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V ∨⌒ヽ /\l
. ハ_ノ i l:::::l. V::::ーr ' /,ノ!::::::::::::::::::::/::\::::::::::::::::::::::::::::
名前 東方 仗助
能力 圧倒的パワーに修復ッ!
ハ / 、. <_ リ l|__ l , '´ l:::ハ \ / \ \\ ヽ
/__l i l__ ヽ  ̄ヽ  ̄l` / l::::∧ ヽ/ ヽ \\ \
} ` /  ̄` V l> ___,ノ l::::::∧ ヽ\ ` ー- ..__} | ヽ
l ,.=、 / _____∧ l  ̄ 、vLL,、 l:::/ハ ';:::\ノ __ 〉 ハ
! | 〉 / 三 ̄ ニ三V __ l ミ 彡 ./l//l/ミ{ 、 ヽ::::::\ / `ヽ / 〉
. l レ' i 三 三ニV〈 ll 三 三/ l l/ r',ハ.l\ \::::::\ /ヽ /
. ! {_ _,..-‐三 三二 ヽ!l /ハ ミ / V! 〈rッ!l \. \:::::ハ /l } /
'. (_/ / 彡'ィ,.,.ノ 三 l/ /ハ, i川 / ./ ヽ._`ソ、/ _\. \::∨ l / /
ヽ__ \ / 彡 ,.ノ//l l> ´小川 ! ,ィ乍 ___l_/,. /T_rッ 入 \ / /
| / >‐-- ..,__ 彡二 ̄ 彡! l ー‐‐' | |. |彡',ィモ、 し'-‐'ヽ.__二ィ彡丶、 l / /〉 /|
´ `丶、 r=、 >-=ニ i彡! _l_ l l l彡| Y´`ー-ミ、 / /--1:::::::`|ヽヘ._// |
`|/ー---ェァ'´ ─‐、 ヽ | (_/ ! '. l彡!、\__ノ:ノハ´lli/ニシ´  ̄ / \
三三 ////∠、 )ノ ! 人 /ミ ', Vへヽ--イ//Lレ'/ 、/ __,.‐┐ハ
三二 / ヽ / レ' ̄ __ノミ '、. ヽ┴〒"¨ ̄./ 、ー┘ 卩 当 l
三彡 彡 ノイ /  ̄トミ、 \/ |__/ \ |┘心 ミ
三彡 彡ィ=-イ ⌒ヽ / lミミ / .:::::::::::::::::> 二|Ζ ッ
彡'/ / '⌒ヽ| ヽ / ..:::::::::::::::::/ /日 ト
/// /ハ /´ ̄\ ト、 / ....:::::::::::::::::::::::< r┬-、 パ
//////ハ / ヽ ,ノハヽ /......::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ∨ _ノ l
ト、/////ハ,. 〉 /ill || l |/__:::::: -‐ ¨ ̄:::::::::::::::/´ ̄| 止匕 プ
/` _/ // //ハ/ハハ小|/川 || || | | ,. '´下、 ヽ 糸 ル
∧ ( ヽ ////ハ ヽ|川lノ | |∥| | |----‐一' / / | ノ └‐ /〉
/ Lノ /  ̄ | li il |l ノノ ノ _.. -‐= ´-一' ̄\∧ ) 〈/
、_ / __/ | l.i ぃvリ / / < ◇
. |  ̄) 〈__,> { | l 川ノ / ,. '" ̄ ̄`ヽ´ ̄ ̄ ̄ ̄`{ }
名前 ジョセフ・ジョースター
能力 念写ッ!
,ィ,ニ>'フ⌒ヽ ノ
し' h〈_ノニ>'⌒|
/\ └'} l 〈ノ⌒}
/ \ r‐┬' `ヽ. |
{/i⌒ヽ ', `ー'¨ヽ-‐---|
l:::::::ハ ∧ |. 『 マ ジ シ ャ ン ズ レ ッ ド
〉:::::::', ヽ l 床末 彳上ニ |コT ,┬、 二|二 /
. ,-、 l::::::::::ハ トヽ | ノ 鬼 .| 小亅lコ巾 V ノ ノノ亅ヽ 』 ・
,ィう_ノ ,イフ }::::::::::::|r‐ミ-\ 〈
〈`{ー|/‐/ .r┐ .ト、.___ノ::::::::::_>、 l\、\__,.-、 )
ノ‐っノ-く ,ノ、}. l ヽ--一'"´ _,.」 l } ト-r'⌒¨/`ヽ
. 〈 '´,/l/! / ヽ__,,.-‐-、_r:r:f::「:l┐ノ \/ / \__
∨´ 、l l く::<__l_:|::l:/7!、 / ヽ _
\ _,. / ,.--、/ <ヽ_:〉「:フノノ、::入_,.-rっ ノ'⌒´ `V
}¨´ | ,.< ̄ー-- \ }三ニィ'´,ィァ l〈 }´ ̄
l l / / ヽヽ.tゥ、弋´ ト())-、__
; │ _ノ _ r「fコ __ハ´}__リ _ヽl (ツ) \\ー' ̄ ̄i^「|.n
/ ハ/´ '´ \ |.l | |-n< l l\E彡'/ (サ) ヽ \ 「l.l│!| ト、
/ l / ', / /ヽ__r| l l V、! \l {`ー' (※) | ヽ | lj‐!‐!‐} 〉_
. ,' l } // { {. | \ \__ __(川) リ └、_,、_,、ノ)
l | i リ // ヽ ! ヽ \`Y´♀)´ ./\ |ヽ三彡'
名前 モハメド・アヴドゥル
能力 火炎と熱ッ!
あかってるるって何だよ
x::个::::x
,ィ´||:::::|:::::::||\
|│|hュ:l::rfl|| |
| ||ー'Y^ー|| !
ハ. |レ'ニニヽ|| ハ
ヽl |k '⌒゙ ,|| |´
|\!|/ ̄:ヽ!レ|
. ∧__ /| l |lー一1| ト、 /!
,...::'二::::::::::>'´ l l l!:::::::::リ / \__,...-─:〈_j、
/::ハ:::::::::`V´\ \ l!ーv┴/ / /:::::::::;ィ!:\
. ∧:::_ー'__:::/ ヽ__‐‐ヘヽー‐/ _ _ /\'´::ー'::ヽ∧
{ ∧::fヽ::/ /‐、`' /i | / r' ,ニ.`コi´ ト----:{ |
ヽ ∧`::ノ! { lニ ニlノl !__|(ヽ ニ ト、! │:::〈_|:::l l
V ヽ:::::l , '´ヽ.‐l__l‐ノノ‐-ヽr' ‐ ' ソ l`:ー--l / 『 -|‐┼ l l l l ヽ |、l l /
/ l:\ヽ/ /:: ̄,..、,.、,.、.,__ `ーく\.__,ノ、:::::::::::j/ ノ ゜/ \ __/ ! ヽ 』・
. / i: :|\:>-<:::::::://爻爻爻爻ハ:::::::\__ /:::::> 'l ハ
__ノ| ノ: :l | ヽ:::::::\:ハ:/爻爻爻メ l:::}/::::::::::_|'´ i } |
/ ̄v'⌒ヽ ̄: :// \::::::l、{(ハ爻爻ヌ、リ/|:::::::/´ l / / /
ハ } i}ー/ヽ| ヽ:lvヘ {`TT´ソ }/!/ / \¨´ /ノ-、
〈_,ノ---┴、__ノf´::::::::l.\ /V ヽ. l_レ' ノ/l / /:::::「l ̄j:/::::ハ.
| }ヽ.__,__,__,__リ:::::::::/ \___.f`| r' / `Vカ__/ {:::_;」_l_/:/::::::::::}
ヽ'ヽ:|-|ー|ー|‐ !:_:/ ヽ l }l r‐tryノくィtrラ,ィ }./ V ヽ '⌒ヽ::::::/
. L.l__L.|-.| >'ト、 ̄ | | } ̄/fく/ .{ i _人/
. ! l !_,し' /:ヽ| i ヽ_' i/l::::\ lー‐'__ __ i _}
. `¨ー' _/::::::::l::lヽ ´二` .//:l::::::/`:ーlニl´,!_j__/「 |
/ ̄/´ ̄::::::::::::::::::l:::ヽ\___/´:::::!::::::::::::::::|__l__| .j__l::ーく
. /:::::::/::::::::::::::;:::-‐====‐\:| l::::::/:::::::::::::::::::::::::::::ー':::::::::\
名前 虹村 億泰
スタンド ザ・ハンド
能力 削り取りと瞬間移動ッ!
__., ,....., ;----; ,..., ,...,
,,.. -‐ ' "/ / // / / .//_//_/
; '" / / //_,,..' _,,.. -- ; '──' ;─‐‐,
/ ,. ‐' ゙二─ ; / ̄ // ̄ ̄// // ̄ ̄`''ー,
/,.. - '", -; / // ,,.. -, //__// /;'=== / , -‐─ -、
,. - ' "´ / / /;'=‐'"´ ./_,,.. -''" //___ .// /゙;. /ヽ ヽ
/ / / // _,,..., // / ;' ̄ ̄ / l V / ノ .i
/ ,,.. -' / /;'= ‐'''' // _,,../ /__,,. -'" ヽ- '"ヽ,,,...ノ
/,. -''" ,,. - ' // ,,. -'" ' ,= ''''--, ;-; ._ ;-;_ ,-------,,---, , -、
,,.. - '" //,,.. -‐ ' 、= ,..x.., =,‐ ‐// // / 二二 // / ;`' = ヽ
; '" , ‐' ´ '二二 ̄コ/.//,/ /i l,‐、___ ;=======./ ;ノ`' '=゙
/ , ‐'" /~。~// / < ',/"'~l゙l`ソ;_゙; ;'゙/ 二二' // /./_ ゚ ゚_/
/ , ‐'" , '==',/ /,''゙,., l,-'"/,゙; o ;‐/ ─‐ .// ;v, '゙,.-、ヽ
../ , ‐'" /. -─-、,/.'゙゙ "‐'".`" '‐‐' '─── ' '‐' '"゙ v'
/, ‐'" ダイヤモンドクルセイダース
JoJo's Bizarre Adventure
>>114
かかってる
がおかしくなったみたいです
脳内補完してください
???
~~~~~
DIO「やはり来るか…このエジプトに…」
DIO「ジョセフ・ジョースターと…ヒガシカタ…ジョースケ…か…」
~~~~~
ジョセフ「うっ!」
アヴドゥル「どうかしましたかジョースターさん」
ジョセフ「い…いや…仗助ッ!」
仗助「ああ…今…「視られた」ぜッ!」
アヴドゥル「向こうにも私たちを念写することも可能と言うことかッ!」
ジョセフ「そう言うことになるのう…」
仗助「むしろ今の状況…視られて対策された方がカイロにいると言うことが証明されやすいッスけどね」
億泰「なァーなァー。あのかぶと虫でかくねーか?つかなんで冬のこの時期の機内にかぶと虫がいるんだよ…」
仗助「かぶと虫…?いや、あれはくわがた虫だぜ。…確かに妙だな…はっ!」
仗助「まさかっ!」
億泰「仗助ーッ!オメーの隣だアーッ!」
くわがた虫「キシャーッ!」シュルルッ
ジョセフ「仗助ッ!」
仗助「まずいッ!『クレイジー・ダイヤモンド』!ドラァッ!」
アヴドゥル「あ…あのスタンドは!「灰の塔」(タワー・オブ・グレー)ッ!」
ジョセフ「聞いたことがあるのかッ!アヴドゥル!」
アヴドゥル「は…はい…確か飛行機を墜落させたり船を沈没させ、その騒動で金品を盗む悪党…」
ToG『おおっと危ない…しかしこの俺を仕留められる速さじゃあねーな』
仗助「なんだとテメーッ!本気でやってみるかスッタコが!ドラララァ!」
ToG「鈍い鈍いッ!十丁の銃を我がスタンドを撃ったとしてもかすり傷ひとつつかないッ!貴様のスピードは圧倒的に劣っているのだよーッ!」
仗助「テメー~~ッ」
アヴドゥル「消えたッ!また移動したぞッ!」
ジョセフ「どこに消えおった!探せ!」
仗助「あっ!あんなところに!」
アヴドゥル「何をする気だ…!」
ToG『ケケケッ!まずは…!』
ブチッ!ブシッ!ブチュッ!グチィッ!ドチャァ!
仗助「やッ!やりやがったッ!」
ToG『ビンゴォ!そして俺の目的はッ!』
Massacre(皆殺し)!!
仗助「まずいッ!『クレイジー・ダイヤモンド』ッ!」
ToG『無駄だ無駄だッ!舌を引きちぎるとき脳幹も破壊したッ!どうやろうと再起不能だーッ!!』
仗助「てめぇ…」フルフル
ToG「そして貴様のそのムーミンのような髪型もグチグチにしてくれるッ!」
仗助「…」ブチン
仗助「テメー…今…!なんつったァーーッ!!」
仗助「罪のねー人間を殺したにも飽きたらず!俺の髪型が!ムーミンパパのようだと~ッ!?」
仗助「テメーは生きては返さねーッ!『クレイジー・ダイヤモンド』ッ!」
ToG『無駄だと言ったのがわからんか間抜けめッ!貴様のスピードでは「ドラァッ!」
ToG『うごえっ…!…!?』
ToG『み…見えなかッ…!』
仗助「ドラララララララララララララララララァァァーーーッ!」
ToG『ブギッ』ブチ
グレーフライ「ぶっぎゃァーーッ!」ブシィィッ
アヴドゥル「あのおぞましい老人がスタンド使いだったのか…」
ジョセフ「おぞましいスタンドにはおぞましい本体がついてくるものよのーッ。ヒヒッ」
ジョセフ「…む?この機体…心なしか傾いてはおらんか?」
億泰「そういえばそッスねー。なんか荷物がツーッと向こう側に…えっ!?」
アヴドゥル「心なしかじゃあないッ!確かに傾いているッ!まさか!」ドタドタ
CA「お…お客様?こちらは…」
アヴドゥル「知っている」
ジョセフ「知っておるッ!今はそれどころじゃないわい!」ドンッ
CA「キャッ」
仗助「おっと」ガシッ
仗助「大丈夫ッスか?後からあの二人には言っておきますんで…すんません」ガチャ
CA「…」(かっこいい~)
ジョセフ「ぬッ!や…やはり!パイロットが殺されておる!」
アヴドゥル「自動操縦装置も破壊されています!」
仗助「…自動操縦装置なら直せば問題ねーぜ」
ジョセフ「はァー、しかしワシャこれで三回目だぞ!?」
ジョセフ「人生で三回も飛行機が墜落するなんて、あるかのー」
仗助「…じいちゃんとはもう二度と───」
グレーフライ「バァァァ~ッ!」
仗助「ToGッ!生きてやがったのか!」
グレーフライ「あのお方は~ッ!おめえらにゃ~~倒せねーッ!」
グレーフライ「あのお方に近づくことすらァァァ~出来ねーぜ~~~ッ!ブブッ」
仗助「んだとテメーッ!もう一回言ってみやがれ!」
グレーフライ(もう少しだ!もう少し気を引けば『2体目のToG』で殺せるッ!)
仗助「その口ッ!二度と聞けなくしてやるッ!」ズンズンズン
グレーフライ(今だッ!ToG!やれッ!)
億泰「仗助、アブねーッ!『ザ・ハンド』ォッ!」ガオン
グレーフライ「えっ?…!?」
ToG『…!』
億泰「俺が言えたことじゃあねーがよーッ考えがあめーんだよオメーはよーッ!」ガオン
億泰「ホレッ!」パシッ
億泰「捕らえたぜーーーッ!」
ToG『ブギーーッ!きさまァァァ~~ッ!!』
億泰「これでもう身動きできねーなァーッ!」
ToG『タワーニードルッ!』
億泰「無駄だぜーッ!」ガオン
グレーフライ「ウギーッ!!」ブシャーッ
億泰「ホレ!ホレッ!ホレホレホレホレホレホレホレェッ!」
ToG『きさゃまッ!きしゃみゃァァァ~~~ッ!!』ブチィン
グレーフライ「ゲフッ」ドサ
CA「…!…!」フルフル
仗助「流石プロ。騒がねーとはグレートだぜ…そんなことより億泰!よくやったぜ!」
億泰「オメーよーッ後ちょっと遅れてたらやられてたじゃねーかー!」
仗助「マジに鳥肌たったぜ!」
ジョセフ「さて…このままエジプトに行くのは無理じゃろうな…」
アヴドゥル「この位置ですと香港に着陸するのが安全でしょうね」
そして───
~~~~~
香港ッ!周辺に浮かぶ島々を利用したその夜景は、『百万ドルの夜景』とも言われるッ!
億泰「仗助ー!おりゃ腹が減ったぜー」
仗助「そういやそうだなー。日本を出てからなにも食ってねーしな」
億泰「おっ!見ろよ仗助!臭豆腐だってよーッ!臭い豆腐?食べてみようぜーッ!」
仗助「臭豆腐はマジに臭いぜ…やめといた方がいい」
店員「そこのおにーさん!ちょっとこっちこっち!」
仗助「はい?なんスか?」
店員「香港と言ったらこれ!ホットコーラ!美味しいよ!」
仗助「ホット~?コーラッつったらキンキンに冷えたのを一気に飲むのが相場だろーがよーッ」
ジョセフ「その通りじゃ仗助ッ!流石わしの孫!」
ジョセフ「二人ともこい!これからのことについて話がある」
今日(昨日)の分はこれで終わりです
気が向いたら今日中にシルチャリ編までやるかも
因みにToGが二匹設定はオリジナルです
花京院にバラバラにされたのに本体がまだ生きてるのは、「2体いて本体へのダメージが二分の一になった」と解釈しています
億泰が父のことを父ちゃんと読んでいるのは、きちんとした父がまだ存在しているからだと思っています
トニオ回で億泰が母のことをおっかさんと呼んでいたのは、母が母として記憶に残っているからではと
父のことを親父と呼んでいたのは、既に父はモンスターと化していておっかさんと同じようには呼べないからではないかと思ったのです
オリジナル解釈なのでしっくり来ない方もいると思いますが、どうかご了承ください
ジョセフ「これからの旅は海路を行くことにする」
億泰「飛行機で良いんじゃないッスか?」
ジョセフ「このまま、また飛行機に乗れば恐らく襲われて犠牲者が出るじゃろう」
ジョセフ「セスナ等の自家用ジェットでは元よりカイロまで届かん」
アヴドゥル「私とジョースターさんが話し合った結果だ。これでいいよな?」
億泰「俺バカだからよー。そう言うのは任せるッスよ」
仗助「まあ代替案を出せと言われても困るしな」
ジョセフ「決まりじゃな。既に船は手配しておる。港にあと一時間ほどでつくはずじゃ」
億泰「それならよーッ!何かその間に食いましょうぜーッ!腹が減ってしょうがねーよ!」
仗助「結局なにも食えなかったしな。丁度中華料理店にいるんだし、ここで食っていこうぜ。」
ジョセフ「そうするか…」
???「すいません…ちょっとよろしいですか?」
ジョセフ「む?」
フランス人「私…フランスから来たのですが、漢字が難しくてメニューが分かりません。一緒に頼んでくれると嬉しいのですが…」
億泰「フランス人~?確かに目ェ青いなーいいッスよ!」
仗助「あっおい億泰!」
ジョセフ「まあまあ良いじゃないか仗助!それで、何を頼みたいんじゃ?なになに?ふむふむ」
ジョセフ「あ~君!これとこれと…あ~これも頼もうかな。ついでにこれも」
ドジャァァァン
アヴドゥル「牛肉と魚と貝と、蛙の丸焼きに見えますが・・・」
億泰「さっき言ってた奴となんか違うんじゃねえッスか~?まーおらぁなんでもいいけどよー」パクッ
億泰「ゥンまぁぁ~い!!」
仗助「本当だぜ!こりゃうまい」
アヴドゥル「蛙の味を鶏と形容することが有るが…確かにこれは鶏肉のような味だな」
ジョセフ「この二枚貝も随分と行けるぞ!ワシの目も捨てたもんじゃあないな!」
フランス人「いや~しかし手間隙かけてこさえてありますな~」
フランス人「特にこの星形の人参…何処かでみたことあるな…」
ジョセフ、仗助、アヴドゥル「!」
億泰「喉を通る度に幸せを感じるッ!」
フランス人「そう…確か知り合いがこれと同じ形のアザを持っていたなァー」
ジョセフ「まさかッ!」
アヴドゥル「ジョースターさん危ない!お粥が!『魔術師の赤』ッ!」
億泰「な、なんだァァァーーッ!?お粥が沸騰したぞ!」
仗助「テメー…スタンド使いだなッ!」
JP2「その通りッ!我が名はジャン・ピエール・ポルナレフッ!」
JP2「どうやら我がスタンドで最初に切り刻んで欲しいのはアヴドゥル!貴様のようだな!」
億泰「なんだーッ!?何が起こってンだーッ!?お粥を沸騰させるスタンドォォォ~?この俺が削り取ってやるぜーッ!」
アヴドゥル「まて億泰ッ!手出しは無用。彼は正当に勝負を仕掛けてきたのだ」
JP2「私は2対1でも構わないぞ。全員殺せと命じられているのだからな」
アヴドゥル「随分と自惚れの強い男だ」
JP2「自惚れッ!?自惚れだと?そいつが自惚れかどうかはこれを見てから決めやがれッ!」ピンッ
ジョセフ「五枚のコインをバラバラに弾きだした!そして!」
JP2「ホラァッ!」ドドドドドッ
ジョセフ「全てが一点に重なったとき!一気に貫きおった!なんと言うスピードと精密さ!」
仗助「違うぜじいちゃん!それだけじゃねえ!コインとコインの間を見ろ!」
ジョセフ「む…!?コインとコインの間に炎が!」
億泰「お粥を沸騰させるスタンドではねーみてーだな」
JP2「我がスタンド『銀の戦車』(シルバー・チャリオッツ)は空間をも切り裂くことが可能ッ!つまり貴様の炎も切れるのだッ!」
アヴドゥル「なるほど…では私もお見せしよう。『魔術師の赤』ッ!」
仗助「倒れてるテーブルの左半分だけが!」
アヴドゥル「魔術師の赤の炎が下から上に進むだけだと考えないでいただきたい…炎を自由に動かせるからこその『魔術師の赤』!」
JP2「メルシーアヴドゥル。貴様のスタンドを使うにはこんな狭い店じゃあ大変だろう。取って置きの場所を紹介してやる」
仗助「どこだ?ここは」
ジョセフ「タイガーバームガーデンじゃのう」
億泰「ここで戦うのか~?ハムッチュムシャッ」
仗助「持ってきてんじゃねえっつーの!後で食いやがれ!」バシッ
億泰「アァッ!俺の飯がァ!仗助~許さねーぜーッ!」
ジョセフ「二人とも静かにしろ!!」
仗助「は、はい…」
億泰「すんません…」
JP2「予言しようアヴドゥル。貴様は貴様自身のスタンドで負けると」
アヴドゥル「占い師の私に向かって予言するとは…」
JP2「行くぞアヴドゥル!『銀の戦車』ッ!」
アヴドゥル「『魔術師の赤』ッ!」
JP2「ホラァッ!」
魔術師の赤『…』スッ
JP2「ホラホラホラホラホラホラホラァーッ!」
魔術師の赤『…!』ピッ
アヴドゥル「チッ…」タラー
JP2「ククク、まだ気づかないか?貴様の後ろの岩ッ!」
仗助「あぁッ!魔術師の赤の形になっているぜッ!」
ジョセフ「あの猛攻のなか、さらにあれをする余裕があったと言うことか」
アヴドゥル「貴様…」
魔術師の赤『キシャアアアァァァーーーッ!』
JP2「来るかッ!本気の攻撃ッ!」
アヴドゥル「C・F・H(クロス・ファイアー・ハリケーン)ッ!」
JP2「その程度の威力しかないのかッ!我がスタンドは炎をも弾き返すと言ったろうがーッ!」バシッ
ボオォッ
魔術師の赤『ギャアァーッ!』
アヴドゥル「ウグゥゥ」ドサ
JP2「ククク…『貴様は貴様自信のスタンドで負ける』。宣言通りだな」
魔術師の赤『キシャーッ!』
JP2「敗けを認めろッ!悪足掻きかッ!」ズバッ
JP2「ムッ!妙な手応え」
アヴドゥル「ニヤリ」
JP2「あ…熱い!馬鹿な!切断した体内から炎がッ!…ハッ!まさか!」
アヴドゥル「その通りだ。先程貴様が撃ったのは貴様が作った魔術師の赤の像ッ!」
JP2「くそッ!」
アヴドゥル「そして今度こそ喰らえ!『C・F・H』!!」
JP2「グオオォーーッ!」ドサ
アヴドゥル「占い師の私を差し置いて予言するなど十年早いんじゃないかな」
アヴドゥル「あの様子じゃあ三ヶ月は動けないでしょう。さ、旅を続けましょう」
JP2「ブラボー…オオッ!ブラボー!」
アヴドゥル「馬鹿なッ!ダメージはでかかったはずッ!」
JP2「さて…ここから何も言わず攻撃することは闇討ちに等しい行為。説明する時間を頂けるか?」
アヴドゥル「恐れ入る」
JP2「我がスタンドは常に甲冑を被っている!しかしその甲冑は着脱可能!」
JP2「そしてその分身軽になった!その時のスピードは貴様らには見えん!」
アヴドゥル「しかし、逆に言えば甲冑を無くしたと言うことは、今度食らったら命はないと言うことッ!」
JP2「ウィ。ごもっとも!だが無理だね。なぜなら君たちに今からゾッとするものをお見せするからだ」
アヴドゥル「どうぞ」
ズララァッ
ジョセフ「ンなッ!スタンドが増えおった!」
仗助「スタンドは一人一体の筈だぜッ!」
JP2「どうやらゾッとしたようだな。これは残像だ。視覚ではなくスタンド使いの感覚としてのな」
アヴドゥル「メルシーボークー。説明、恐縮の至り」
アヴドゥル「では私のスタンドについても一つ説明させていただこう」
アヴドゥル「私のスタンドは可能範囲内なら自由自在に炎を操ることが出来るのだ。それが私の死角であったとしてもな」
JP2「それがどうしたと言うのだッ!既にそんなことは知っているッ!『銀の戦車』ッ!」
アヴドゥル「気付かないかッ!貴様の後ろに既に炎の壁があることにッ!」
JP2「ハッ!これは…!先程の攻撃の時の炎をいつのまにッ!」
JP2「しかしこの程度よければ問題はないッ!多少稼働範囲が狭まっただけだッ!」
アヴドゥル「そいつはどうかなッ!『ファイアー・ウェーブ』!」
JP2「壁が波のように動いてッ!まずい!」タッ
アヴドゥル「たまらず近寄ってきたようだな。私のスタンドは炎ばかりに注目を置かれあまり気にされないが…」
アヴドゥル「タイプは近距離パワー型ッ!炎と私に挟まれた場所で先程のような機敏な動きが出来るかッ!」
JP2「し…しまった!まずい!」
アヴドゥル「F・P・R(ファイアー・パンチ・ラッシュ)ッ!」ドゴゴゴゴッ
仗助「炎と炎のラッシュだぜーッ!」
JP2「ウグオオオーッ!」ブオオッ
ジョセフ「勝負ありじゃのう」
億泰「すっげーよ!すっげーよ仗助!俺バカだからよくわかんなかったけどかっこよかったぜ!」
仗助「全くだぜ!確かに俺も炎ばかりに注目していたぜ」
アヴドゥル「私の炎に焼かれ死ぬのは辛いだろう」ヒュッ
アヴドゥル「ナイフだ。それで自害するといい」
JP2「くッ…!」ガシ
JP2「…いや…このまま焼け死ぬとしよう…それが君と戦った礼儀…」カラン
アヴドゥル「…!!この男ッ!渡したナイフを私の背中に刺さなかったどころか、最後まで騎士道を貫くこの精神!」
ジョセフ「[ピーーー]には惜しいのう」
仗助「ああ…戻すぜッ!」
ジョセフ「これで肉の目がなくなって、憎めない奴になったって訳じゃな!ヒヒッ」
億泰「わはははは!!ジョ、ジョースターさん!面白いッスよ!ヒーッ!」
仗助「億泰…オメー何処かおかしいんじゃねえか?」
ポルナレフ戦終了
明日(今日)はポルナレフの語りとテニール戦をやるつもりです
因みにポルナレフは仲間になったらポルナレフ表記になります
長い名前は出来るだけ略していきたいので
仲間になったら名前か名字一つになります
長くない名前は略しませんが(例:ホルホース、オインゴ、ボインゴ等)
ToGと同じです
アヴドゥルの戦い方はオリジナルです
億泰の引き寄せることを手本に、熱かったらどうしても避けてしまうことを利用しました
港
~~~~~
ジョセフ「いたいた。あれがワシがスピードワゴン財団に頼んだチャーター船じゃ」
ジョセフ「乗員は全員スピードワゴン財団を通した信用できるものたちじゃ」
億泰「ほへー!チャーター!始めてみたッスよー」
仗助「それならあんしんだぜ」
ポルナレフ「…ミスタージョースター。妙なことを聞くが…貴方の左手は右手か?」
ジョセフ「左手が右手?確かに妙な質問じゃな」
ポルナレフ「貴方は食事の時もその手袋をしている…一度見せて欲しい」
ジョセフ「…」スッ
ジョセフ「五十年前に戦ったときの名誉の傷じゃよ。今はこの通り義手じゃ」
ポルナレフ「失礼な詮索だった…。…俺の話をしよう」
ポルナレフ「今から三年前…雨の日。妹のシェリーは友達と二人で学校から帰宅していた。」
ポルナレフ「突然妹は襲われ…辱しめを受けて死んだ。…唯一の犯人の手がかりは『両腕が右手と言うこと』のみ」
ポルナレフ「俺は復讐を誓い、世界中を放浪してきた…」
ポルナレフ「そしてDIOッ!奴に出会ったのだ!」
DIO『君の心の奥にある闇…私なら晴らすことが出来るだろう…』
DIO『さあ…私に心を開くのだ…』シュルル
ポルナレフ「そして俺はあんたらを殺せと命じられた。それが正しいことだと信じた。」
ポルナレフ「俺はあんたらについていくことに決めたぜ!妹の復讐のためになッ!」
アヴドゥル「私は賛成だ…あれほどの騎士道精神を持つ男をほうっておくのは勿体ない」
仗助「俺もだぜ」
億泰「いいぜーッ!オメーのスタンドかっけーからよーッ!」
ジョセフ「うむ。戦力はあるに越したことはないからな」
ポルナレフ「すまない…よろしく頼む」
女性1「あのー」
仗助「ん、なんスか?」
女性1「写真撮って貰えませんか?」
女性1(かっこいーッ!)
女性2「海をバックに撮りたいんです!」
女性2(切っ掛け作っちゃおーッ!)
ポルナレフ「いいよお嬢さん!ほらほらカメラかして!」
ポルナレフ「いいねー!笑顔だよ笑顔!んー♪」カシャッカシャッ
ポルナレフ「このシャッターのように君のハートも押しまくりたいなーッ!」
ジョセフ「なんちゅーか…随分と気分転換の早い男じゃのー」
アヴドゥル「と言うより上半身と下半身が別々と言うか…」
仗助「グレート…」
億泰「俺あーいうタイプ嫌いじゃねーけどな!」
チャーター船
~~~~~
ポルナレフ「っかー!いい天気だなーッ!こんな日は海で泳ぎたいぜ!」
仗助「水着とかあったら泳いでみてーなー」
億泰「確かに随分ときれいな海だなーッ!」
ジョセフ「ところでお前らそれ制服ー?くそ暑くないのー?」
仗助「制服だけど改造してるぜーッいかしてるだろ?このデザイン」
億泰「俺のも改造してあるやつッスよ!」
ジョセフ「はー!日本の不良ってのはどーしてこうも改造するんじゃろうなーッ!しかし、コーラは旨いのーッ!」
帽子「っおい!離せよ!離せってば!」
船員「ダメだダメだ!オメーは海上警察に突きだしてやる!」
帽子「えっ。ケ、警察?やめてくれよーッシンガポールの親父に会いに行くだけだよーッ」
ジョセフ「おい!どういうことじゃ!この船に部外者は乗せるなと言ったじゃろ!」
船員「すんません…密航です。下の荷物置き場に隠れてやがりまし「ガブッ」
船員「いってェーッ!このがきーッ!」
帽子「警察に捕まるくらいならこのまま泳ぎきってやる!」
ポルナレフ「おっほー!元気いいなーッ!」
ジョセフ「おいッ!助けんくても良いのかッ」
アヴドゥル「泳ぎきる自信があるから泳ぎ始めたんでしょう。」
船員「ま…まずいですよ!ここら辺は鮫が集まる海域なんだ!」
ジョセフ「なにッ!?あ…あれはッ!」
アヴドゥル「まずいッ!戻ってこい!オーイ!」
帽子「え?な、なんだ?…!?」
帽子「ひィィィーッ!サメッ!サメだァーッ!」
仗助「ドララララララドララーーッ!」ボゴーッ
仗助「グレートだぜ…まさかマジにサメがいるとはなー…ん?」
仗助「もしかしてオメー、女か?」スッ
少女「あっ!何すんだよッ!」ファサ
ジョセフ「よくやった仗助ーッ!戻ってこい!」ポイッ
仗助「ほれ。捕まれ」
少女「あ、ああ…」ガシッ
???「…」スーッ
ジョセフ「んー?あれは…!?」
アヴドゥル「あれはサメじゃあないッ!別のものだ!仗助ッ!急げ!」
仗助「くっ!」バシャ
ジョセフ「は…早いッ!まるで幼稚園児の百メートル走にカール・ルイスが乱入したかのようじゃッ!」
億泰「あの距離ならよーッ!俺に任せやがれッ!『ザ・ハンド』ォッ!」
億泰「ホレェッ!」ガオン
億泰「ホレホレホレェ!」ガオンガオンガオン
仗助「っと」スタ
仗助「フーッ危なかったぜ。億泰、ありがとうな」
億泰「当たり前だぜーッ!」
ジョセフ「そんなことより…この女の子…」
アヴドゥル「えぇ…スタンド使い…か?」
少女「なッ…!なんだテメーら!ジロジロ見やがって!」
ポルナレフ「おいッ!DIOの野郎は元気か?」
少女「ディオ?なんだッ!スーパーの話か!?」
アヴドゥル「しらを切るんじゃあないッ!」
???「この子が密航犯かね?」
ジョセフ「テニール船長!」
テニール「私は密航犯には厳しいたちでね…向こうへ着くまで軟禁させてもらうよ」
少女「うぅ…」
テニール「ところでミスタージョースター!看板でのコーラはやめてもらいたい。手が滑ってコーラが海に落ちたら海が汚れてしまうだろう」
ジョセフ「むっ!し、しかし…」
仗助「キンキンに冷えたコーラを!熱い空のもと以外のどこで飲めってんだ!グチグチいってんじゃねーぜ」
ジョセフ「おい仗助!船長に対しての無礼はやめろ!」
仗助「いいや!こいつは船長じゃあねー。今、スタンド使いに共通する点を見つけた!」
仗助「スタンド使いは…コーラの臭いを嗅ぐと鼻の頭に血管が浮き出るッ!」
ジョセフ、アヴドゥル、億泰、ポルナレフ、テニール「えッ!」サッ
ポルナレフ「嘘だろ仗助ッ!」
仗助「ああ嘘だぜ!しかし!馬鹿は見つかったようだな!」
億泰「ンだと仗助ゴラァッ!」
仗助「おめーじゃねーッ!」
テニール?「…」
テニール?「渋いねぇ…渋いぜお宅…」
偽テニール「確かに俺は船長じゃあねー。本物の船長は今頃台湾の海底で眠ってるぜ」
仗助「てめー…生きて返さねーぜッ!『クレイジー』」
偽テニール「おっと待ちな!」
少女「きゃっ!」
偽テニール「この少女は人質に取らせて貰う!返してほしければ─『ザ・ハンドォッ!』ガオン
偽テニール「!?」
億泰「つーかまーえたッ!仗助ェッ!」
少女「!?」
偽テニール「し、しまっ!」
仗助「よくやった億泰ッ!ドララララララーーッ!」
偽テニール「ぶっぎゃーっ!」バシャッ
偽テニール「ち…畜生…何てラッシュだ…」
ポルナレフ「なーんだ。あっけねー奴だったな」
アヴドゥル「呆気なくなくてもそれはそれで面倒だがな」
ポルナレフ「それもそうだ。ヒヒッ」
仗助「ま、また暫く海の旅を楽しむと…ん?」
ボォンドカァーンウワー
ポルナレフ「お、おいッ!畜生!あの野郎爆薬を仕込んでやがった!」
ジョセフ「救命ボートがあるッ!飛び乗れッ!」
億泰「ほっ!」つ少女「うわぁッ!」
ポルナレフ「はっ!」
ジョセフ「ふっ」
アヴドゥル「ムゥンッ!」
ジョセフ「どうした仗助ッ!早くしろッ!」
仗助「それがしたくても…出来ねえんだぜ…力が入らねー」
アヴドゥル「フジツボッ!海洋性動物のフジツボ虫だッ!何故スタンドにくっついている!」
ポルナレフ「馬鹿なッ!スタンドはスタンドでしか攻撃できない筈だ!」
ジョセフ「まさかあれがスタンドか!待っておれ仗助ッ!今行くッ!」
仗助「い…いいや…その必要は無いぜ…じいちゃん」
仗助「このフジツボもスタンドならよーッやつのところに戻せるってことだよなァーッ!」
仗助「『クレイジー・ダイヤモンド』ッ!このフジツボを奴のところに直接返してやるぜーッ!」
ジョセフ「飛べッ!仗助ーッ!」
仗助「うおおおお!」ダンッ
仗助「ふぅー危なかったぜ。…本当ならあの船も直せればよかったんだがな」
アヴドゥル「あの状況なら仕方なかっただろう。そんなことより今は救難信号を出して待つのが…!?」
億泰「渦だぜッ!渦を巻いてるッ!」
船員「ここら辺は比較的穏やかな海なはずですよォーッ!」
ジョセフ「…む、静まってきた」
アヴドゥル「最後ッぺと言う奴ですね…全く驚かしてくれる」
億泰「しっかしどこ見ても海だなー」
仗助「グレート…このまま全滅ってことはねーよなー…」
今日はここまでです
明日はストレングス戦
前回の更新で「一々オリジナルとかいらない」と言われたので最後のこのコーナーは読者の皆さんが作中で疑問に思ったことを解説していくスペースにします
無かった場合は予告だけして終わります
なんで船直せないん?
>>236
フジツボに力を吸われててその余裕がなかったのと救難ボートが船より一メートル以上離れててクレイジー・ダイヤモンドが触れられなかったからです
わかり難くてすいません
少女「んん…」
ジョセフ「どうした。喉が渇いたのか?ほれ。水じゃ。」
少女「ありがと…お爺ちゃん達は何者なの?疫病神?」
ジョセフ「…少なくとも、君の味方じゃよ…」
少女「…!?」ブーーーッ
ジョセフ「貴重な水じゃぞッ!吐き出すやつがあるかッ!」
少女「ちちちち、違うッ!あれを見てッ!」
アヴドゥル「船だッ!タラップも降りているッ!」
ポルナレフ「やりぃッ!」
仗助「これでこのボートからも解放されるって訳だぜ!」
億泰「体いてーよー。全くよー」
~~~~~
仗助「…なんだ…?この船は…船員が一人もいねーぞ」
少女「オラウータンならいたけど…」
億泰「幽霊船って奴かァー?俺苦手なんだよなーッ!」
ポルナレフ「タラップが降りてたのに無人船な訳があるかッ!きっと全員でトイレにでも言ってるんだろうぜ!」
ジョセフ「しかしそれほどの人数が入るトイレも見当たらんぞ」
少女「…さっきシャワー室あったよね…取り敢えず入ってくるわ」
アヴドゥル「うむ。何かあったら直ぐに逃げれるようにするんだぞ」
少女「…?わけわかんないわ…」テトテト
船員「オラウータンには近付くんじゃねーぞ!奴等の握力はやべーからな!」
ジョセフ「さて…どうしたものか…。…!?危ないッ!」
船員「へっ?…!!」グシャッ
アヴドゥル「フックがッ!船員の頭を!!」
ポルナレフ「だれかが操作したような動きはなかった!つまり!」
仗助「スタンド使いかッ!はっ!あいつがやばいぜ!億泰!!」
億泰「お、おうッ!」
~~~~~
億泰「シャワー室だったか?…ってことはよーあいつ裸なんじゃねーの?」
仗助「そんなこと言ってる場合かッ!猿見てーなこと言ってんじゃーねーぞスッタコが!」
億泰「さ、猿…」ガビーン
仗助「…?オラウータンの柵が壊されてる…いったい誰が…。!!」
仗助「『億泰』…『猿』…『女』『オラウータン』…はっ!まさか!」
億泰「え?おっ?」
仗助「スタンド使いはオラウータンだッ!そして奴はシャワー室にいるッ!」
億泰「お、おうッ!何かわかんねーけど推理ってやつだな!スゲーぞ仗助!」
仗助「そ、そうだな…」(スゲー複雑な気分だぜ)
~~~~~
少女「ふふーんふんふーん」シャー
オラウータン「ゴッゴッ…フゴッ」
少女「ふんふ…!?キャーーーッ!」
仗助「ドラァッ!」バギッ
オラウータン「フギーッ!?」
仗助「こ…こいつがスタンド使いか…しかし、スタンドは…!!」
億泰「タオルだぜ」バサッ
仗助「ファンがッ!ドラァ!」バギッ
億泰「ホースだッ!ザ・ハンド!」ガオン
仗助「さっきからいったい何が起こってやがる…?はっ!」
オラウータン「ぐふっ!グフフフフッ」ズズズズズ
仗助「猿が壁のなかにッ!ドラァッ!」ドゴッ
億泰「畜生ッ!何処に行きやがった!」
オラウータン「グフフフフッ」バッ!
猿が指したのは、辞書の『力』(ストレングス)ッ!
タロットの十一番目ッ!
仗助「ドラァッ!」
オラウータン「グヒヒヒヒッ!」ズズズズズ
億泰「この億泰様によーッ!二度と同じてが通じるわけがねーだろーがよーッ!ザ・ハンド」ガオン
オラウータン「フギャーッ!?」
仗助「テメーは確かにその辺の猿よりも頭がいい見てーだが…しかし所詮猿だろうぜ。億泰より馬鹿だ」
オラウータン「ッ!?フギーッ!」
仗助「ほらな。こうやって直ぐ激昂する様なんぞよー」
仗助「まるっきり猿じゃーねーかッ!クレイジーッ!?」ガシイッブチ
億泰「仗助ッ!ザ・…うおっ!」ガシイッ
オラウータン「グッヒッヒッヒッ!」
仗助「勝ち誇った気でいるようだな…だがそれは…全然ちげーぜ」
仗助「何故ならッ!俺のクレイジー・ダイヤモンドの手を良く見てみなッ!」
オラウータン「グフッ?」ソーッ
仗助「ベアリング弾だぜッ!」バシッ
オラウータン「フギギャッーーーッ!」
仗助「ふんッ」バギッ
億泰「おっサンキュー」スタッ
仗助「さーてと」
億泰「やっちまうか」
オラウータン「ふ…ふがッ!ふぐっ!」
仗助「動物は敗けを認める時…自分の腹を見せると言うが、それか?」
オラウータン「フゴッ!フゴッ!」
億泰「だがよー。テメーは既に動物の範疇を越えてんだよ…」
仗助、億泰「駄目だぜ」
仗助「ドララララララララーーッ!」ドドドドド
億泰「ホレホレホレホレホレホレェッ!」ドゴゴゴゴッ
オラウータン「フギギャギャギャッーーーッ!」バヒューン
少女「曲がってる…ぐにゃぐにゃになってるわッ!この船!」
仗助「たまげるのは後にしなッ!億泰ッ!」
億泰「おうッ!上を削り取って!看板まで直通だぜーッ!」
仗助「捕まりな」
少女「う、うん」
~~~~~
ザブーン…
少女「今まで乗ってた船があんなおんぼろ船だったなんて…」
アヴドゥル「しかしものすごいパワーの持ち主だった…二人が気付かなければやられていた」
ジョセフ「これでまた…ボートの旅じゃのー」
アヴドゥル「…」ハァー
仗助「…」サッサッ(今一上手く髪型が決まらねーな)
少女(なんでこんな髪型なんだろう…)
億泰「意外と魚が泳いでるなー」
ポルナレフ「ガム噛むかい?」
今日の分(昨日の分)はこれで終わり
今日の分(今日の分)はもう少し後で
シンガポール
~~~~~
ポルナレフ「さて、これからどうする?」
ジョセフ「そこらのホテルにでも泊まってインドまでの電車のチケットを買いにいくかのう」
アヴドゥル「航海も危険ですしね。前回のようなことがあるかもしれません」
ポルナレフ「いや、と言うよりあいつは…」
少女「あ?…ふん」
ジョセフ「おい!父親に会いに来たんじゃろ!さっさと行かんか!」
少女「さっきまで海上で遭難してた少女に言う言葉ァー?もう少し世話になるつもりだからね!」
アヴドゥル「強く生きそうな子供だ…」
ジョセフ「少なくとも今日は休憩を取ろう。連戦で全員疲れとるだろうしの」
仗助「ならホテルはあそこにしようぜ」
億泰「俺も賛成ーッ!」
ジョセフ「高級ホテルじゃあないかッ!お前らッ!」
仗助「不動産王がケチケチ言ってんじゃあねーぜ。今まで孫にほとんど顔もださなかったんだからそのつけだぜ」
億泰「オメー気にしてねーとか言ってなかったかぁー?」
仗助「そう言うのは知ってても黙っておくべきだぜ…」
警官「おいッ!お前!お前だよ!お前ッ!」
ポルナレフ「俺ェ?」
警官「ゴミを捨てるなッ!ゴミを!見たところ旅行者だが、シンガポールは景観に厳しい町なのだッ!罰金一万シンガポールドルだッ!」
ポルナレフ「ゴミ?…ゴミ~?」
アヴドゥル「ぶふっ」
ポルナレフ「俺には!ゴミなんて見えねえな~俺の荷物以外に!」
警官「え、えぇ?ゴミじゃなくて荷物?し、失礼した…余りにも汚かったもので…」
ポルナレフ「最後に一言多いっつーの!ケッ」
一行「ワッハハハハハーッ!」
少女「あははは!」
ポルナレフ「…」ジロッ
少女「…」ムッ
ジョセフ「ハァー。まあいい。取り敢えずあのホテルに泊まろう。」
仗助「やりィッ!やったぜ億泰!」
億泰「これで上手い飯食べ放題だぜーッ!」
アヴドゥル「やれやれ。元気と言うかなんと言うか」
ジョセフ「学生らしく明るくていいと思うがのー。寡黙で余り喋らない男よりは良いわい。」
~~~~~
ジョセフ「さて、部屋割りじゃが…」
ポルナレフ「俺は一人が良いなァー。休憩するときは一人でゆったりしたいぜ」
仗助「俺たちは二人で良いぜ。学生だしな」
億泰「修学旅行見てーだよなー!夜中に話したりよー!」
アヴドゥル「あくまでも休養なんだから、夜は寝ろよ」
億泰「分かってますよーッ!分かってますってばーッ!ワハハーッ!」
ジョセフ「ワシはアヴドゥルと一緒じゃな。お前は───」
アヴドゥル「私とジョースターさんの部屋が良いでしょう。少なくともポルナレフと二人よりは」
ポルナレフ「はっ?なに言ってんだよ!」
ジョセフ「言えておる」
ポルナレフ「ジョースターさんもッ!俺がそんなことする男に見えるかぁ!?」
仗助「見える」
億泰「見える」
ジョセフ「見える」
アヴドゥル「見える」
ポルナレフ「お、オメーらなァァ~」
ジョセフ「えーでは、三人部屋を一つ。二人部屋を一つ。一人部屋を一つで。」
受付「畏まりました。少々お待ちください。 …ではこちら鍵になります。」
ジョセフ「うむ。では部屋に向かおう。」
ポルナレフ部屋
~~~~~
ポルナレフ「ふぃー。良い部屋じゃあねーか。快適な部屋に快適なベッド。…ハァー…」
ポルナレフ「オメーらは本当に俺たちを休ませてくれねーんだな…」
ポルナレフ「出てこい。もう隠れる必要はねーぜ」
???「…なぜ…わかった…」ズズズ
ポルナレフ「てめー頭脳がマヌケか?冷蔵庫から中身を出してそのままにしてあるぜ」
???「なるほどな…」
デーボ「俺の名はデーボ。『悪魔』を暗示するタロットカードのスタンド、『悪魔』(デビル)を使う…」
ポルナレフ「自ら名を名乗り、真正面から向かうその精神。気に入ったぜ。来な」
デーボ「…『悪魔』(デビル)」ズオッ
ポルナレフ「『銀の戦車』(シルバー・チャリオッツ)ッ!ホラホラホラホラホラァッ!」ドドドドド
デーボ「うぎゃぁーッ!よ、よくも…!よくもやりやがったなァァァ~~~ポルナレフゥーッ!」
ポルナレフ「ッ!?」
デーボ「お…俺の左目を潰しやがってッ!恨む!恨むぜェェェ~!」
ポルナレフ(なっ…なんだこいつ…さっきまでの殺気プンプンの状態から一気に変わりやがった!)
デーボ「俺のスタンドォー『悪魔』(デビル)は…『恨めば恨むほど強くなる』ッ!」
デーボ「左目を潰された恨みでッ!テメーをブチ殺してくれるーッ!」ヒューッ
ポルナレフ「窓から落ちやがったッ!畜生ッ!…ハッ!」
ポルナレフ「左足首が切られてるッ!いてェーッ!」
ポルナレフ「い…何時切られたッ!?くそッ取り敢えずジョースターさんに電話しなくては!」プルルル
ジョセフ「五分後にワシらの部屋にこい!デーボがまた現れたときの対処を考えねばならん」
ポルナレフ「あ、ああ…分かった。向かう。」ガチャ
ポルナレフ「…ハッ!し、しまった…!畜生!なんてこった…!」
ポルナレフ「傷口を縛ったのは二日間洗ってないパンツだった…後で仗助になおしてもらうか…」
ポルナレフ「鍵…鍵?あっれーおかしいな…さっきのゴタゴタでどっか飛んでいっちまったかー?」サッ
ポルナレフ「あったあった…ベッドの下のあんなところに…クッ」
ポルナレフ「ベッドの下に入るしかねーか…!?」ズッズッ
ポルナレフ「ひ…紐ッ!…!はっベッドの足が!」
ギコギコギコギコギコギコ
ポルナレフ「切られていくッ!何者だッ!貴様ッ!うぐぅっ!」ドシーン
デビル『俺は『悪魔』(デビル)ッ!貴様をこのままブチ殺してくれるッ!』
ポルナレフ「そう上手くいくと思ったかッ!『銀の』(シルバー・)」
デビル『そうはさせねえよッ!ホレッ!』シュッ
ポルナレフ「グァァッ!シャンプーかッ!目に!」
デビル『これで目は開けらんねーなーッ!そしてここで貴様をいたぶって殺してやるのさーッ!』
ポルナレフ「くっ…!さっき貴様に気に入ったと言ったが…訂正するぜ…このド腐れが…!」
デビル『どうぞご自由にッ!ホレホレッ!俺を殺さなくても良いのかー?貴様のスタンドは目が見えないんだよなーッ!』
デビル『ほーれ!人形を使ってスイカ割り!しなくて良いのかー?』
ポルナレフ「てめぇッ!『銀の戦車』(シルバー・チャリオッツ)ッ!」ズバババッ
デビル『へたっぴィィィーーッ!ちっとも当たらんぞーッ!いくらスピードに長けてても目が見えなきゃあ意味がないなあー!ポルナレフゥーッ!』
ポルナレフ「くそッ!打つ手無しか…ッ!?」
少し前。仗助、億泰部屋
~~~~~
仗助「さーて。観光にでも行こうぜ」
億泰「良いねーッ!世界三大名所だっけーッ?マーライオン見てみてーなーッ!」
仗助(世界ガッカリ名所とも言われてた気がするな)
億泰「クーッ!シンガポールの名物って何があるんだろうなーッ!なァー!」
仗助「さーな。パンフレットでも勝って調べてみるか。…そうだ、ポルナレフも誘おうぜ」
億泰「良いぜーッ!三人でシンガポールの探検だぜーッ」ガチャッ
プルルルル プルルルル プルルルル…ピッ
ジョセフ「くそッ!出ない!どう言うことじゃッ!」
アヴドゥル「まさか、既に教われたあとッ!」
ジョセフ「探しにいかなくてはッ!」ダッ
少女「えっちょっ…私は?」
アヴドゥル「あっ…うぅむ…ついてこいッ!」
ジョセフ「アヴドゥルッ!?」
アヴドゥル「連れていっても私とジョースターさんがいれば問題ないでしょう。それに奴はポルナレフが入る部屋を知っていた。我々の部屋も知っているはず。」
アヴドゥル「ここに置いておけば、仲間と勘違いしたデーボが殺してしまうかもしれません…」
ジョセフ「分かった。付いてこいッ!」
ポルナレフ「くっ…!」ガシャーン
デビル『どーこ切ってんだオメーッ!ついに頭がおかしくなったかーッ!ワハハーッ!』
ポルナレフ「そこかァーッ!」バババババ
デビル『当たらんッ!当たらんよォーッ!貴様の剣捌きじゃあなーッ!』
デビル『そしてッ!まだ気づかんかーッ!?このあまーい臭いによーッ!』
ポルナレフ「臭い…?はっ!この臭いはまさかッ!」
デビル『その通りッ!酒だァーッ!それアルコールが濃いやつさッ!高級ホテルなだけあって大量に用意してあったぜーッ!』
ポルナレフ「そ、…それを燃やすと言うのか…」
デビル『長々お察しが良い!このリミッターをぶっ壊したドライヤーでなーッ!安心しなッ!貴様の男の部分は噛み千切ってジョースター共に送ってやるぜ!』
ポルナレフ「やめろッ!やめてくれッ!」
デビル『命乞いかポルナレフッ!騎士様もずいぶんと格が下がったもんだねーッ!だがやめんよッ!』
ポルナレフ「ど、どうしてもやめてくれないと言うのかッ!」
デビル『しつこいぜーッ!ポルナレフ!死ねーーッ!』
ポルナレフ「ならテメーの敗けだ。デビル」
デビル『なにッ!』
仗助「ポルナレフッ!叫び声がしたぞッ!」
億泰「どこだァーッ!ポルナレフ!」
ポルナレフ「ベッドの下だッ!出してくれ!」
億泰「ザ・ハンドッ!で近付けて!」ガオン
仗助「クレイジー・ダイヤモンドでベッドを砕いてやるッ!」バギッ
ポルナレフ「良くやったッ!これで自由になった!…そして!」
デビル『ひ、ひぃぃーッ!』
ポルナレフ「二人が来ることは少し前から床に顔を張り付けてたお陰で分かっていたのさ。だから時間稼ぎをした。」
ポルナレフ「さっきテメー。俺の男の部分は残してやるとか言ってたよなー」
デビル『ちくしょーッ!』ダンッ
ポルナレフ「なら俺はッ!そこ以外を切り刻むッ!」ズバッ
デビル『…!』バラァ…
仗助「ポルナレフッ!大丈夫かっ!」
ポルナレフ「あ、ああ…凄く疲れた…左足が切れてるから治してくれ…」ドサッ
億泰「倒れちまったぜ。こりゃー外出は無しだなー」
仗助「グレート…明日チケットを買いに行くときに行くことにするか」
ジョセフ「いたッ!仗助ッ!敵じゃ!ポルナレフの部屋に…おお?」
アヴドゥル「ここがポルナレフの部屋…と言うことは」
ジョセフ「デーボ、もうやっつけちまったってことォー?」
仗助「ポルナレフのタフネスに乾杯ってところだぜ」
~~~~~
次の日、同ホテルのトイレでバラバラになった男が発見された…
悪魔(デビル)戦終了です
明日(今日)はラバーソウル
ところで一つ、ミスを犯しました。
デビルではなくエボニーデビルです。
すみませんでした
正直コーラの臭いはこじつけすぎだと自分でも思ってました。しかし考えたら、書かれているようにポルナレフに吸わせて頭を灰皿にしたら良いだけの話ですよね。
もっと考えて作っていきたいです。
フォーエバー戦は自分では結構「面白いぞ!」と言うつもりで書いたのですが、あまり評価はよろしくなかったようですね。
こちらはもう少し丁寧に描写していこうと思いました。
>>ポルナレフ「二人が来ることは少し前から床に顔を張り付けてたお陰で分かっていたのさ。だから時間稼ぎをした。」
よくわからん。デビル戦ってポルナレフがキャラに似合わず機転も効くという見せ場だったのに
悉く「改変」ではなく「改悪」になってしまってるな
デーボVS億泰を正直期待してた
ベッドに拘束されたところで瞬間移動とかさ。ザ・ハンド相手じゃ相性悪すぎかもしれんが
アヴドゥルでも面白くなりそうだし。感電じゃなくて酒で燃やそうとしているからマジシャンズレッドは使えない。ならば天井燃やしてスプリンクラー作動させて酒を流し反撃…とか即席妄想だけど
次の日
~~~~~
ジョセフ「さて、これからインドまでの電車のチケットを買いにいかねばならん」
仗助「じゃあ俺と億泰が行くぜ。その代わりに…」
ジョセフ「はァ…電車の時間までには帰ってくるんじゃぞ」
仗助「やりィッ!行くぜ億泰!」
億泰「おう!」
少女「ちょっと!私も行くわ!」
仗助「あー?オメーは留守番してろ。留守番」
少女「絶対ついていくからッ!」
億泰「まぁーまぁー良いじゃあねーか仗助。行こうぜ」
仗助「仕方ねーなー…。邪魔はすんなよ」
少女「分かってるわ!行きましょ!」
ココナッツ屋
~~~~~
仗助「アイスクリーム三つ」
店員「おっと!アイスクリームよりももっと美味しいものあるよ!ココナッツジュース!冷やして穴を開けて…!一気に飲む!」
少女「ごくり…仗助、ココナッツジュースにしない?」
仗助「え?おう、俺は良いけど…」
億泰「俺は構わんぞ」
仗助「そうか?じゃあココナッツジュース三つ」
店員「はいよっ!三つ合わせて12シンガポールドルね!」
少女「おっさんたけーよ!三つ合わせて6シンガポールドルにしろっ!」
仗助「意外としっかりしてるぜこいつ…ん?」
億泰「アッ!」
スリ「へへッ!おにーさん!あんたの財布はいただいたぜッ!」
億泰「…テメーよー…俺の財布を!その下痢を拭いたきたねー手で触ろうってのかァーッ!?アーン!?」
億泰「こいつァよーッ!めちゃ許さんよなァーッ!」メギッ
スリ「イギャァーッ!止めてくれ!悪かった!もうしない!」
少女「虎王ッ!一瞬で完成させたぞッ!見えなかった!」
仗助「お、おい!億泰!やりすぎじゃあねーのかッ!」
億泰「やりすぎぃ~?やりすぎだとォーッ!仗助君よーッ!こいつァ俺の財布を!盗もうとしたこすずるいやつなんだぜーッ!だからよーッ!」
億泰「右腕の一本くらい!対価として取っておかねーとなーッ!」バギッ
スリ「ミギャァァァ~~~ッ!!」
仗助「やめろッ!と言っているのが分からねーのかッ!テメーッ!」ゲシッ
億泰「グッ…蹴るこたぁーねーだろ仗助ェー」
仗助「あのまま蹴らなかったらテメー…殺してただろ」
億泰「睨むなよ仗助~!旅に疲れ始めてんだよーッ!体が痛くてなーッ!」
仗助「絶好調に見えたがな…」ギッ
億泰「…」ヘッ
仗助「ちっ…買いに行くぜ。付いてこい」
少女「うん。…?億泰は来なくて良いの?」
億泰「メチッブチッグチッ」
少女「…?億泰、ココナッツ好きなのね」
億泰「…」クルッ
少女「えっ…!?えっ!?」
億泰「ああ…凄く好きなんだよ…ココナッツ」プチプチップチプチプチ
少女「ひっ!」
少女「はぁ、はぁ、はぁ」
仗助「ん?どうした」
少女「億泰が、虫を食べてた…」
仗助「虫を…?…。見間違いじゃあねえか?」
少女「それなら良いのだけど…」
ロープウェイ乗り場
~~~~~
仗助「わざわざチケット買いにいくのにロープウェイ乗り必要あるかぁ~?」
少女「向こうの島にいくのに船よりもロープウェイの方が速いのよね。それに景色を眺めながらだから良いじゃない」
仗助「まあそうだけどよー」
億泰「ところで仗助ー。そのチェリー食べねーならくれねえか?」
仗助「おう。いいぜ」
億泰「おう。…おおっと危ないッ!仗助君ッ!」ドンッ
仗助「うおっ!?落ちるッ!」ガシィッ
少女「仗助ッ!?」ガシッ
仗助「ふんッ」スタ
仗助「億泰…テメー…」
億泰「冗談ッ!冗談だぜ~?本気にすんなよ仗助ーッ!」カリッ
億泰「カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ」
少女「ひっ!」
仗助「乗れよ。億泰」
億泰「!」
仗助「何かに取りつかれているオメーは!この俺の拳で乗れって言ってんだぜッ!」バギッ
億泰「グッ」ドスッ
少女「おおおお、おおお億泰の!顎が割れたァァーッ!」
億泰「くくく…取りつかれている?ククククク少し違うな~取りつかれているのとは少し違う…」
ラバーソウル「俺の名はラバーソウル。スタンドは『黄色の節制』(イエロー・テンパランス)」グチィ
ラバーソウル「そしてこれが俺のハンサム顔だァーッ!」バアァン
仗助「クレイジー!」
ラバーソウル「おっと待ちな!テメーの右腕を見て見ろッ!」
仗助「!!…これは!?肉片ッ!」
ラバーソウル「さっき殴られたときにつけておいたのさ!俺のスタンドは遠隔操作も可能ッ!取ろうとするともう片方の指にもつくことになるぜッ!」
仗助「やれやれ…グレートだぜ。自分のことは自分では分からないとは良く言ったもんだぜ」
仗助「オメーのスタンドは!一般人にも見えるッ!つまり物質同化型だな~ッ!」
仗助「なら話は早いッ!クレイジー・ダイヤモンド!この肉片を奴に返してやれッ!」
ラバーソウル「ちっ…しかしテメーが俺様に圧倒的な不利だと言うことは変わらんなぁ~」
ラバーソウル「来いよッ!仗助ッ!オメーが雑魚だってことを思い知らせてやるッ!」
仗助「喧嘩を売ってんならよーッ!買ってやるぜ!」ダンッ
アナウンス『ロープウェイ。発車します。』
少女「ああッ!行っちゃった!何が起こってるのよ!」
ロープウェイ内
~~~~~
ラバーソウル「ふふふーん。わざわざやられに来るとは中々オメーもバカのようだなーッ」
仗助「オメーのスタンドが俺に対して圧倒的に不利なのを忘れたか~?あーん?」
仗助「クレイジー・ダイヤモンドッ!ドララララララララララァッ!」ドドドドド
ラバーソウル「はんッ!いくら戻されようとすぐに出してしまえば無問題ッ!」
仗助「ドラララララララララララララララララララァーッ!」
ラバーソウル「無駄だと言うのがわからんのかッ!この玉無しへなちんがァァァ~ッ」
ラバーソウル「貴様のスタンドのスピードでは!俺がスタンドを出すスピードに敵わないッ!」
仗助「ふんッ!」バギッ
仗助「ドラァッ!」
ラバーソウル「鉄棒で殴ろうと無駄だって言ってんだろォーッ!ドゥーユーッ!アンダスタンンンンンッ!ドゥ!」ブワッ
仗助「ちっ!」(あと少し右によれッ!)
ラバーソウル「本物の億泰がいたら一瞬で倒せたのにな~ッと思っただろ
ォ~他人任せで良いのかい仗助君よーッ!」スッ
仗助「いいや…そんなことはちっぽけも思っていねーぜ。オメーをこれ以上なぶる必要は全然ないんだぜ」
仗助「なぜならッ!気付かなかったか!俺が今持ってるこの鉄棒と!さっき壊した鉄棒の軌道ッ!」
ラバーソウル「中間地点に俺がいるッ!しまった!イエロー・テンパランス!」
仗助「それこそ無駄だぜッ!単なるスタンドのパワーではなく!物が直る力だからなァァ~ッ!」
ラバーソウル「ヤバイッー!潰され…る…」メキメキメキッ
ラバーソウル「止めてくれーッ!仲間事を話すからこれを止めてくださいーッ!」
仗助「…」スッ
カランカランカラン…
ラバーソウル「げほっげほっげほっ…」
ラバーソウル「…仲間は…『死神』『女帝』『吊られた男』『皇帝』の四人がお前らを追っている…」
仗助「ほーん…で!どんな能力だ?」
ラバーソウル「し…知らねえ」
仗助「…」スッ
ラバーソウル「いや!こ、これは本当に知らねえーッ!」
ラバーソウル「スタンド使いは能力を他人には見せねえッ!弱点を教えることになるからな…ただ…」
ラバーソウル「DIOに『スタンド』を教えた魔女の息子がその四人にいる…」
ラバーソウル「名前はJ・ガイル両手とも右手の男だ」
ラバーソウル「スタンドは『吊られた男』…ポルナレフの仇だろ?そいつの能力は噂だが聞いたことがある…」
ラバーソウル「鏡を使うらしい。詳しいことは知らん」
仗助「ポルナレフの仇か…」
ラバーソウル「…」ニヤリ
ラバーソウル「このまま逃げさせていただくぜッ!仗助ェーッ!」ガッシャーン
仗助「しまったッ!逃がすかッ!」ダッ
仗助「くそッ!見当たらねー。…どこに消えやがった…」
仗助「全くしかし…不幸中の幸いと言うもんかねーッ!」
仗助「肉片をッ!ロープウェイの中にへばりつかせたままだぜーッ!」ヒュンッ
仗助「前のロープウェイにいるなッ!クレイジー・ダイヤモンドッ!」ダンッ
仗助「ッとアブねーッ」ガシ
仗助「さてと…」
オバサン「ちょっとあんた!入るならきちんと入りなさいよッ!」
仗助「黙ってろ」
中年「zzz…」
少年「…」ジーッ
オバサン「あんたねェッ!少し調子乗ってんじゃないの!?」
仗助「あ~ん?なんだテメーッ」
オバサン「だからよーッ!もっと回りを良く見ろってことだッ!仗助君よーッ!」
ラバーソウル「クハーッ!子犬を食ってパワーアーーップ!これでテメーも殺せるって訳だなーッ!」
中年「あああッ!私の!私の!チャッピーが!!」
少年「ひぃぃーッ!なんか喰われてくッ!」
仗助「オメーらッ!今すぐしたに降りて避難しろッ!」
仗助「今すぐにだッ!」
中年「ひいぃーッ!」つ少年「うおおおおおーッ!」ザッブーン
ラバーソウル「自分の心配よりよーッ他人の心配なんて随分と調子良いじゃあねーかァーッ!」
仗助「けッ!オメーのスタンドが俺に不利だと言うことを忘れてんじゃあねーぞ!」
ラバーソウル「本当に不利かな?」ズアッ
仗助「!?速いッ!クレイジー・ダイヤモンド!」
ラバーソウル「戻しても戻してもォーッ!すぐに攻撃するぜーッ!」
仗助「このパワー…ッ!」(子犬を食ってパワーアップ…?虫…?さくらんぼ…)
仗助「テメーのスタンド!もしかして他の生き物を食べて強くなってるって訳だなーッ!」
ラバーソウル「イグザクトリーッ!分かったところでどうだと言うのだッ!」
ラバーソウル「テメーのそのハンバーグみてーな頭も食べて強くなってやるぜーッ!」
仗助「…テメー…今!俺の頭のことッ!なんつったァァァーーーッ!」プッツゥゥーン
ラバーソウル「頭を貶されただけでぶちギレるかこの間抜けがッ!」
仗助「許さねーぜーッ!ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララァァァァァァーーーーーッ!」
ラバーソウル「速いッ!強…ッい…!ブギャーッ!」
ラバーソウル「ちくしょーッ!強くなったのに全く通じねぇーッ!」
ラバーソウル「下に逃げるッ!」バッ
仗助「逃がすかァーッ!」バギッ
ザッブーン
ラバーソウル「プハッ」
仗助「ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララァーッ!」
ラバーソウル「ブギーッ!はひーッ!やめちくれーッ!もう再起不能」
仗助「ドラァァーーッ!」バギィィィィ
ラバーソウル「顎骨ェェェーーッ!」ドヒューーン
ラバーソウル、再起不能ッ!
ラバーソウル戦終了
明日(今日)はJ・ガイル戦です
先日見せれなかったポルナレフの勇姿をここで再度取ろうと思います
考えてみたら普通にベッドを壊す部分だけ仗助にやらせて原作通り鏡で見れば良いだけですよね…
それにキャラを変えれば良いと言う発想はありませんでした…
つくづく自分の力量のなさを感じます
先日気を付けないとと言ったばかりなのに
見てくれて批評してくれる皆さん、ありがとうございます
ジョセフ「アヴドゥル…いよいよインドを横断するわけじゃが…」
ジョセフ「その…ちょいと心配なんじゃ…」
ジョセフ「いや…敵スタンド使いのことは勿論だが、わしは実はインドと言う国は初めてなんだ」
ジョセフ「インドと言う国はこじきとか泥棒ばかりいてカレーばかり食べていて熱病なんかにすぐにでもかかりそうなイメージがある」
仗助「さすがに偏見過ぎねーかそれは…」
ポルナレフ「おれカルチャーギャップで体調をくずさねぇか心配だな」
アヴドゥル「ふふふ。それはゆがんだ情報です。心配ないです」
アヴドゥル「みんな素朴な国民のいい国です…私が保証しますよ…」
億泰「ほんとかー?ならいいんだけどよー」
アヴドゥル「さあ!コルカタです。出発しましょう!」
子供「ねえ…めぐんでくれよォ!」
子供「バクシーシ」
子供「バクシーシ」
子供「バクシーシ」
子供「ねェ…お金ちょうだいよォー」
大人「ドルチェンジ。レートいいね」
大人「イレズミほらない?きれいね」
大人「毒けしいらない?おなかこわさないよ」
大人「ハロー友達。ハシシ・マリワナ安いよ。品質ベリィグッドね」
大人「ホテル紹介するよ」
子供「うた歌うからきいておくれ。♪アア~♪オ~ンン~トォ~♪」
大人「カメラ・ウォッチ・ボールペン・ライター売る気ない?高く買うね」
子供「ワーンおかあちゃーん」
大人「女の子紹介するよ。ベリィヤングね。ババアじゃないよ」
犬「ワンワンワン」
大人「どけどけェーッ!ほらァおれは卵を運んでるんだよ。どいたどいたァ」
仗助「…」
億泰「…」
ジョセフ「…」
ポルナレフ「…」
ジョセフ「…」チラッ
子供「アア~♪オアア~♪ソミカ~♪イ~ノォ~♪」
牛「モォ~」ボドボド
大人「グーグー」
ジョセフ「蝿が…」ワ~ンワ~ン
仗助「…」
子供「バクシーシ!バクシーシ恵んで!」
子供「恵んでくれないと天国へ行けないぞニイチャン」
子供「恵みなよコラッ!」
仗助「恵んでほしいのはこっちだこらァッ!」
ポルナレフ「うえぇ~!牛のウンコをふんづけちまった。チクショー」
億泰「あァッ!財布スられたッ!チクショォォォ~!」
子供「歌うまいだろ。ダ賃くれ」
ジョセフ「た…たまらん雑踏だ!おお!タクシーだ。あれに乗ろう」
こじき「おれだ!俺がドアをあけてチップをもらうんだ」
こじき「おれだおれだ」
こじき「俺が先だ!」
わーっ!
子供「ダ賃くれダ賃!」
運転手「だんなダメダメ。この牛が昼寝からさめどくまで出発できませんぜ。戒律で牛は神聖な生き物なんす」
牛「モオオオ~」
子供「ねェねェもっとダ賃くれよォダチィィ~ン」くれーっ
ポルナレフ「こら!ハナをつけるなハナを!」
ジョセフ「ね。いい国でしょう。これだからいいんですよ。これが!」ハハハハハハハハハ
コルカタ…
人口千百万人
浮浪者の数二百万を超す
十九世紀のイギリス人はこの街を『この宇宙で最悪の所』と呼んだ
インドの庶民的飲み物 チャーイ
紅茶と砂糖としょうがを牛乳でにこんだもの
1ルピーで2杯ぐらいのめる。
アヴドゥル「要は慣れですよ。慣れればこの国の懐の深さがわかります」
仗助「おれは一生馴染めねー気がする…」
ジョセフ「外に出るだけでバクシーシされるのに懐なんてあるのォ~?」
ポルナレフ「フ~。インドか…驚くべきカルチャー・ショック」
ポルナレフ「慣れれば好きになる…か。ま…人間は環境になれるって言うからな」
ポルナレフ「おい店員。手洗いはこっちか?」
店員「はい。これをお使いになってください。」
ポルナレフ「…?何…?この木の棒は?おい?」
ポルナレフ「…?」ガチャ
>>397
最後ジョセフが喋ってることになってますが、正確には
ジョセフ「ア、アヴドゥル。これがインドか?」
アヴドゥル「ね。いい国でしょう。これだからいいんですよ。これが!」
です
脳内補完お願いします
ポルナレフ「ん。妙な形をしている便器だがなかなかきれいじゃないの…」
ポルナレフ「ナイスガイのおれはトイレの汚いのだけは我慢ならんタチだからな」
ポルナレフ「うっぎイにゃああああ」
ポルナレフ「うわあああああ!!」ドバーン
店員「いかがなされましたか?」
ポルナレフ「い」「い」「いい」「いかがなされましたか?じゃあないッ!」
ポルナレフ「べ、べべべ」「べ」「べ」「便器の中に!し…信じられん」
ポルナレフ「便器の中に!」
ポルナレフ「ブタが顔を出してるぞッ!」ギャーース
豚「フゴフゴ」
店員「インドでもめずらしい方式をとったトイレですが、ちょいと下のブタ小屋を設計ミスで浅く作りすぎまして…」
店員「豚が腹をすかしていると顔を出してくるんですわ」
ポルナレフ「そっ、そう言う問題をきいてるんじゃあねーだろーがッ!」
ポルナレフ「えっ!なにィッ!するってーとこのブタのエサはッ!そのためにいるのか!?」
店員「だからですねー。これを使うんですよ。どれ!がして下さい」
店員「棒で!」ボグッ
豚「ブギーッ!」
店員「突きをくらわしてブタが怯んだ隙にようをたしてください。ね」
ポルナレフ「…」
店員「うちの店長なんかはしりを豚に舐めてもらえるからキレイでいいなんて言ってますがね。ケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケ」
店員「それじゃごゆっくり」
ポルナレフ「ま…待て!ひとりにするなッ!」
ポルナレフ「ゴ、ゴクリ」
ポルナレフ「こいつあ…一生馴染めんような気がするな…オレ」(ホテルまで我慢しよっと)
ポルナレフ「い…一応手は洗っとこっと…」バシャバシャバシャ
ポルナレフ「フ~」フキフキ
ポルナレフ「…!窓の外に…」グオオーッ
ポルナレフ「はッ!」バッ
ポルナレフ「い…いない!…?」
ポルナレフ「き…気のせいか…今…その窓の下になにか異様なものがいたような気がした…が…」
ポルナレフ「ふー。ムリもねーか…便器の中にブタがいたんだからな。そりゃあ窓の外に怪物の幻でもみるな。インド・カルチャー・ショックってやつか…!?」
ポルナレフ「いや、いるッ!なにィーッ!」クルッ
ポルナレフ「えっ!?え?」クルッ
???「…」ガチャ ドーン
ポルナレフ「な!?」クル
ポルナレフ「なんだ!?こいつは!?」クルッ
ポルナレフ「鏡の中だけにッ!見えるッ!」
ポルナレフ「な…なにかヤバイッ!『銀の戦車!』(シルバーッチャリオッツ!)」ビキィーン
ポルナレフ「なっなんだァ~こいつはッ!?ちっちくしょうッ!」
ポルナレフ「『スタンド』!ほ…本体は…どいつだ!?どの野郎だ!この人の数…く…くっそぉ~!?」
ジョセフ「どうしたポルナレフ」
アヴドゥル「何事だ!?」
ポルナレフ「今のがッ!今のがスタンドとしたなら…ついに!」
ポルナレフ「ついに!やつが来たゼッ!仗助!お前が聞いたと言う鏡を使うと言うスタンド使いが来たッ!」
ポルナレフ「オレの妹を殺したドブ野郎~ッ!ついに会えるぜ!」
???「クク!…」
ポルナレフ「ジョースターさん。オレはここで…あんたたちとは別行動をとらさせてもらうぜ」
ジョセフ「なに?」
ポルナレフ「妹のかたきがこの近くにいるとわかった以上、もうあの野郎が襲ってくるのを待ちはしねえぜ。」
ポルナレフ「敵の攻撃を受けるのは不利だし、オレの性に合わねえ。こっから探しだしてブッ[ピーーー]ッ!!」
ジョセフ「相手の顔もスタンドの正体もよくわからないのにか?」
ポルナレフ「『両腕とも右手』とわかってれば十分!それにやつの方も俺が追っているのを知っている。ヤツもオレに寝首をかかれねえか心配のはずだぜ」
アヴドゥル「…こいつはミイラ取りがミイラになるな!」
アヴドゥル「ポルナレフ!別行動は許さんぞ!」
ポルナレフ「なんだと!おめー俺が負けるとでも!」
アヴドゥル「ああ!敵は今!お前を1人にするためにわざと攻撃してきたのがわからんのか!」
ポルナレフ「…」
ポルナレフ「いいか。ここではっきりさせておく。おれはもともとDIOなんてどうでもいいのさ」
ポルナレフ「ホンコンでオレは復讐のために行動を共にするとことわったはずだぜ」
ポルナレフ「ジョースターさんだって仗助だって承知のはずだぜ。オレは最初からひとりさ。ひとりで戦っていたのさ」
億泰「『悪魔』のときは俺たちに助けてヘブ」ドゴ
アヴドゥル「かってな男だ!」
アヴドゥル「DIOに洗脳されたのを忘れたのか!DIOが全ての元凶だということを忘れたのかッ!」
ポルナレフ「てめーに妹を殺されたオレの気持ちがわかってたまるかッッ!」
ポルナレフ「以前DIOに出会ったとき恐ろしくて逃げ出したそうだなッ!そんな腰抜けにオレの気持ちはわからねーだローからよォ!」
アヴドゥル「なんだと?」
ポルナレフ「おれにさわるな。ホンコンでは確かにしてやられたがオレに説教はやめな」グイン
アヴドゥル「きさま!」
ポルナレフ「ほお~プッツンくるかい!だがな、オレは今のテメー以上にもっと怒ってることを忘れるな」
ポルナレフ「あんたはいつものように大人ぶってドンとかまえとれや!アヴドゥル」
アヴドゥル「…こいつ」グワ
ジョセフ「もういい。やめろ」ガシィ
アヴドゥル「ジョースターさん」
ジョセフ「行かせてやろう。こうなっては誰にも彼を止めることはできん」
アヴドゥル「いえ…彼に対して幻滅しただけです。あんな男だったとは思わなかった…」
~~~~~
ポルナレフ「なにッ!見ただと?両手とも右手の男を確かに見たのか?」
浮浪者「…」コクリ
ポルナレフ「どこでだッ?」
浮浪者「…」スッ
ポルナレフ「なに!」
ポルナレフ「どいつだッ!?どの野郎だッ!?」
浮浪者「あれぇ?おかしいな…ひ…一人見失っただ。今そこにいたのに…」
ポルナレフ「なにッ!」
???「『銃は剣よりも強し』ンッン~名言だなこれは」
ポルナレフ「あ?あァ~?なんだ?てめ~わ?」
ホルホース「ホル・ホース。おれの名前だぜー『皇帝』(エンペラー)のカードを暗示するスタンド使いってわけよォ」
ホルホース「あんたらを始末してこいとDIO様に雇われたってことさあ」
ポルナレフ「おい田舎もん。てめーの自己紹介は必要ないぜ。両右手の男を知っているのか?」
ホルホース「かってなヤローだ。あんたが聞いたから答えたんだ…まあいい」
ホルホース「やつとは一緒に来た…近くにいるぜ」
ポルナレフ「なに…どいつだ!?」
ホルホース「それこそ言う必要のねーことだぜ。このホル・ホースがあんさんを始末するからな」
ポルナレフ「おめーのようなカスはみんなそういうぜ!そしていつも逆におれにやられる…」
ホルホース「フッ」
ポルナレフ「ホォ~おかしいか?」
ホルホース「フフフ。DIO様が言ってたぜ。ポルナレフって野郎は人を甘く見る性格してっからオレになら簡単に倒せるってな。その通りなんで思わず笑っちまったぜ。ヒヒ」
ポルナレフ「きさまを先に倒さなきゃあ「ヤツ」に会えねえってならそうしてやる…かかってこい」
ホルホース「軍人将棋ってあるよな。「戦車」は「兵隊」より強いし「戦車」は「地雷」に弱いんだ。ま…戦いの原則ってヤツさ」
ホルホース「このホル・ホースの『皇帝』はあんさんより強いからおれのスタンドの能力を戦う前に教えといてやるぜ…『銃は剣よりも強し』。名言だなこれは」
ポルナレフ「さっきから何が言いてえんだ」
ホルホース「おれのスタンドは拳銃(ハジキ)だ。「戦車」は「皇帝」より弱いのさ」
ポルナレフ「なに?おハジキだあ~?ワッハハハハハハハハハハハーーーッ!」
ホルホース「イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」
ワーッハハハハ
ハハハハハ
ハハハハ
ギャハハ
ホルホース「てめーっ!ブッ[ピーーー]!」プッ
ホルホース「甘く見たなポルナレフ」メギャン
ホルホース「やはりてめーの負けだッ!」ドゴォオン
ポルナレフ「!『銀の戦車』(シルバーッチャリオッツ)!」(甲冑を脱ぎ捨てればッ!これしきの弾丸を叩き落とせねーとでも思ってんのか!)ボン ボン ビュッ
ホルホース「…」ニヤリ
グニャアァ
ポルナレフ「なっ!なにィィ!イゥ!?」(ば…バカな!起動が曲がった!し…しまったッ!)
ホルホース(弾丸だってスタンドなんだぜ~っ!オレを舐めきってそこんところを予想しなかったあんさんの命取りなのさぁー)
アヴドゥル「ポルナレフ!」ガシイィン
ホルホース「!」
ギュギュウーン
ポルナレフ「ア…アヴドゥル」
アヴドゥル「心配して来てみりゃい?ったことじゃあない!うぬぼれが強すぎるぞポルナレフ!」
アヴドゥル「相手はお前を知り尽くしているんだぞ!お前は一人で生きていたといったが、これからは一人では勝てん!」
ポルナレフ「し、心配だと?この野郎~まだ説教にやって来たのか!」
ホルホース「飛んだところで邪魔が入ったが…」
アヴドゥル「どけッ!ポルナレフ!弾丸が戻ってくるッ!」グイ
ドギャン
アヴドゥル「焼き付くしてやるッ!『魔術師の赤』(マジシャンズ・レッド)!」
仗助「ポルナレフ!アッ…!」
???「ヒヒ」ドス!
アヴドゥル「み…水溜まりに!…」グラリ
仗助「弾丸がッ!」
ボゴォ
ポルナレフ「なにィ!?」
ホルホース「ほう~こいつぁついてるぜ!おれの「銃」とJ・ガイルの「鏡」はアヴドゥルの「炎」が苦手でよぉ。一番の強敵はアヴドゥルと思ってたから…ラッキー!」
ホルホース「この「軍人将棋」はもうこわいコマはねえぜッ!」
仗助「アヴドゥルさん!『クレイジーダイヤモンド』ッ!」ドギュン
アヴドゥル「…」
仗助「アヴドゥル!」
ポルナレフ「…ちィ!説教好きだからこーなるんだぜ…なんて様だ」
仗助「なんだと…テメー、ポルナレフ!」
ポルナレフ「だれが助けてくれと頼んだ。お節介好きのしゃしゃり出のくせにウスノロだからやられるんだ…こういうヤツが足手まといになるからオレは一人でやるのがいいと言ったんだぜ」
仗助「助けてもらったくせに…なにを!」
ポルナレフ「迷惑なんだよ」ポタ ポタ
ポルナレフ「自分の周りで死なれるのはスゲー迷惑だぜッ!このオレはッ!」ブワッ
仗助(け…けがは直した…軽い怪我だからな。今に喋りだす。目を開けるに決まってる…アヴドゥル…そうだろ?起きろよ!アヴドゥル!)スッ
仗助「!!」
仗助「そんな…簡単すぎる…アヴドゥル…」
ホルホース「ま!人生の終わりってのはたいてーの場合はあっけない幕切れよのォー」
ホルホース「さよならの一言もなく死んでいくのが普通なんだろーねぇー。ヒヒ…悟ったよーなことをゆーよーだがよォ~」
ホルホース「そう言えば仗助…おめーその髪型のこと貶されるとプッツンして周りが見えなくなるって言うじゃあねーか」
仗助「ほー。試してみるかい?」
ホルホース「いいや!その必要はないねェー。なぜならオレとJ・ガイルのコンビは最強だからな。」
ホルホース「そしてその天敵であるアヴドゥルも…ヒヒ」
ポルナレフ「…」ギリ
仗助「ポルナレフッ!相手の挑発に乗るんじゃあねーぞッ!」
ポルナレフ「オレに…どうしろと言うのだ…」
仗助「自分を犠牲にするような戦いはするんじゃあねーッ!アヴドゥルはそれを言ってんだッ!」
ポルナレフ「アヴドゥルは背中を卑劣にも刺された…妹は無抵抗で殺された…この「無念」を!押さえて逃げろと言うのか!?」
ホルホース「カモォーンポルポルくゥーん」
仗助「ポルナレフッ!あのトラックで一度逃げるぜッ!法律は無視するッ!」
ポルナレフ「ハアハアハア…お…押さえろと言うのか…」
ポルナレフ「ち…ちくしょう。わーわかっ…」
吊られた男「クク…おい…ポル…ナレフ…」
仗助「!ポルナレフ!」
吊られた男「アヴドゥルはお前のために死んだ…アヴドゥルに借りができたってことかなァァァお前がいなけりゃ死ななかったかもなぁ~ククク」
ポルナレフ「野郎~本体はどこにいやがるッ!」
吊られた男「でも悲しむ必要はないな。喜ぶべきだと思うぞ…すぐに面会できるじゃあないか…」
吊られた男「お前も死んで…あの世で…間抜けな二人と一緒にな…クク…」
吊られた男「お前の妹はかわいかったなぁポルナレフ…妹にあの世で再開したのなら聞かせてもらうといい…」
吊られた男「どーやってオレに殺してもらったかをなああああああ~~~ッ!」
仗助「挑発に乗るんじゃあねーーッ!ポルナレフッ!」
ポルナレフ「ウオオオオオオ!!野郎ォッ!」ドガシャアアン
吊られた男「ククク…お前のチャリオッツにわが『吊られた男』(ハングドマン)は切れない…オレは鏡のなかにいる。お前のスタンドは鏡のなかには入れない…だからだッ!」
吊られた男「ククク…くやしいかぁ~くやしいだろーなあ~」
吊られた男「おい…ホル・ホース。撃て…このアホをしとめるとしよう!」
ホルホース「アイ!アイ!」
ホルホース「サー」ドグワイッ
吊られた男「いわしッ!」
仗助「ドラララララララーーッ!ドラァッ!」ドグシャッ バッ
ホルホース「車の破片ッ!なに!」バシバシッ
ポルナレフ「うぐっ」ドスッドス
ポルナレフ「おっおっうおおおおっ!」グオオオォ
ホルホース「なんとッ!ポルナレフに破片を撃ち込んで!」
吊られた男「引き戻しやがった!」
仗助「ポルナレフ!」ガシィ
ホルホース「考えたな仗助ッ!」チャッ
ホルホース「ん!ちィ!スタンド射程距離外だ…あんなに離れちゃあ命中しても弾丸の威力もなくなる」
ホルホース「…J・ガイルのだんな…追ったか…とことんポルナレフを始末する気だな彼は! ヒヒ」
ブオオオオ
仗助「…アヴドゥル…」
ポルナレフ「す…すまねえ仗助…お…おれは…おれは、妹の敵をとるなら死んでもいいと思っていた」
ポルナレフ「でもわかったよ…アヴドゥルの気持ちがわかったよ…やつの気持ちを無駄にはしない…生きるために闘う…!」
仗助「本当に分かったのか?」
ポルナレフ「ああ」
仗助「けが治してやるぜ…『クレイジーダイヤモンド』」
ポルナレフ「ああ…メルシー仗助」
仗助「今度奴等が追ってきたらッ!俺たち二人で倒すぞッ!」
ポルナレフ「…おれは確かに…確かにヤツを剣で突いた。だが命中はしなかった。手応えはなかったんだ…」
仗助「…バックミラーは取っておくぜ」バキバキ
ポルナレフ「やつのスタンド『吊られた男』(ハングドマン)は鏡が割れても小さくなった破片の中からまた攻撃してきた」
ポルナレフ「やつは鏡の中で鏡の中のオレを襲う!俺のスタンドは鏡の中にはは入れない…鏡の世界なんてどうやって攻撃すればいいのだ?」
仗助「鏡の中の世界…ガキの頃に、あるかもな~位に思っていたがそこに入り込むスタンドだと…?」
仗助「だとしたら本当に無敵のスタンドだぜ…しかし、そんな都合の良いものがあるわけがねー。必ずどこかに弱点があるはずだ…必ず…!!」
仗助「既にッ!」クルッ
仗助「既に追い付いていやがるッ!走りっぱなしなのに!早いッ!」
ポルナレフ「なにッ!」
グワシャア~ン
ポルナレフ「危ないッ!」
仗助「うおおッ!」グン!
ギギャガアア
ドグワン
グシャアァザ!
ポルナレフ「うげげ…だ…大丈夫か!仗助」
仗助「う う ム…胸を打っちまったが大丈夫だ…」
ポルナレフ「ハッ!光の筋…」
ポルナレフ「また!光の筋!」
ポルナレフ「バンパーにッ!『吊られた男』(ハングドマン)ッ!うおああああーッ!チャリオッツ!」ドドドド
ドッパアァン
ポルナレフ「ちっ畜生ッ!仗助!移るものから逃げるんだッ!」ズザザーッ
ザッ
ポルナレフ「わ…わかった…い…いま…見えたんだ…」
ポルナレフ「ヤツは鏡から鏡へ!映るものから映るものへ!飛びうつって移動しているッ!反射を繰り返してここまで追ってきたんだ…!」
仗助「反射?つーことはヤツは光かッ!」
ポルナレフ「仗助ッ!ヤツは今車のバンパーにいたッ!バンパーからなにかに反射して移動するに違いない!」
ポルナレフ「映るもののそばへは行くなッ!体からも映るようなものははずせぃっ!制服のボタンもとれッ!」
仗助「うッ!」
ポルナレフ「どうしたッ!さっき打った胸が痛いのか?」
仗助「い…いや、ちょっとこの制服の改造金かかるから勿体ねーなーって…」
ポルナレフ「こんなときにそんなこと言ってる場合かッ!」
子供「お兄ちゃんたち車の事故は大丈夫?お薬もってくる?」
ポルナレフ「ン!おい娘!向こうへ行けッ!」
仗助「なッ!」
子供「ねえ。車大変なことになってるけど…ねえ血が出てるけど…」
ポルナレフ「え!?」
子供「けがは…だいじょうぶ?」
ドオーーン
吊られた男「ククク」
ポルナレフ「や…野郎ッ!」
仗助「子供の目の中だとッ!」
ポルナレフ「おい娘!俺たちを見るなッ!」
子供「え」
ポルナレフ「見るなと言ってるだろうがあッ!目で追うなこらァ!」
子供「えっ怪我してるわよ?」
ポルナレフ「だいじょうぶだよ!ほら!怪我もないしピンピンしてるだろ?だからあっち見ろ!」
子供「あれ?怪我無くなってるわね」
ポルナレフ「向こう向けッ!ガキャア!」
子供「不思議だわ~」
ポルナレフ「野郎ォ~っJ・ガイル!」
吊られた男「ククク…どうするね!まさかこのカワイイ子供の目をその剣で潰すと言うのかね?ポルナレフ。いくら仗助がいてもお前の妹と同じくらいの娘を切るのかね~ッ!」
吊られた男「クククク」ガシイッ
ポルナレフ「うぐぐ…」メキメキ
吊られた男「ついにとられたぞ…もうのがれられん。子供の目を潰さん限りな」
仗助「畜生ッ!なんてヤローだッ!」
ポルナレフ「おい仗助…この場合!そう言うセリフを言うんじゃあねえ」
吊られた男「?」
ポルナレフ「いいか…こういう場合!かたきを討つときと言うのは…今から言うようなセリフをはいて戦うんだ…」
ポルナレフ「『我が名はJ・P・ポルナレフ。我が妹の魂の名誉のために!我が友アヴドゥルの心のやすらぎのために』」ヒュンヒュンヒュン
ポルナレフ「『この俺が貴様を絶望の淵へブチ込んでやる』J・ガイル…」ビシイィッ
ポルナレフ「こう言って決めるんだぜ」
ポルナレフ「ゆるせ娘!後でピンクダークの口紅をやるからな!」ザバッア
子供「キャアアーッ目に砂がーッ!」
ドシュバッ
ドーン
仗助「既にポルナレフ瞳の中だッ!」
ポルナレフ「原理はよくわからんがこいつは光並みの速さで動く…普通なら剣では見切れねえスピード…だが、子供の目が閉じたならこいつが次に移動するのは俺の瞳だと言うことはわかっていたのさ」
ポルナレフ「だからこいつが俺の目に飛び込んでくる軌道はわかっていた…」
ポルナレフ「その軌道が読めれば…剣で切るのは…たやすい!」
吊られた男「グッ!」ドッバァ
\ギィャアァ/
ポルナレフ「あそこにいるな!本体!J・ガイルの野郎!なぶり殺してくれるぜッ!」
ポルナレフ「野郎!ついに!ついに!」
ポルナレフ「ついに会えたなJ・ガイル」
J・ガイル?「グ…ううっ…うぐぐハアハアハアハア」
J・ガイル?「ハア~ハア~ハア~ハア~」
ポルナレフ「俺の名は…J・P・ポルナレフ
J・ガイル?「ハア~」
バン!
J・ガイル「ハアハアハアハアハア」
ポルナレフ「きさまの鏡のスタンドの秘密は見切った!」
ポルナレフ「鏡から鏡へ…映るものから映るものへ移動ができ…それは「光のスタンド」と言ってもよくてよ。ものスゲー速さだから普通じゃあ俺の剣なんかでとらえることはできない!」
ポルナレフ「しかし…移動中は無防備でその直線軌道上にいるしかない。何処に移動するかわかればその瞬間軌道をたてに裂けばおめーも裂ける」
ポルナレフ「ここにいる仗助とアヴドゥルが来てくれなければそれがわからずテメーに殺されていただろーがよ」
J・ガイル?「ハアハアハアハアハア」
仗助「おいッ!ポルナレフ!そいつァ両右手の男じゃあねーッ!J・ガイルじゃあない!」
サクッ
ポルナレフ「な…なにィ~背中に…ナイフ!」
仗助「ポルナレフッ!『クレイジーダイヤモンド』!」
男「ククク…ここだ…」
J・ガイル「バァカめー。おれがJ・ガイルだ」
J・ガイル「グァ…ククク…そいつはただのその村にいたこじきだよ!俺のキズと同じところにちょいとナイフで切れ目を入れておいたのさ。まんまと引っ掛かったな!!」
J・ガイル「俺の顔を知らねーのに不用心に信じこんで近づいたのが大チョンボォ!」
仗助「てめ~ッ!『クレイジー…』」
J・ガイル「へーっ!待ちな!周りをよくみてみろ!」
J・ガイル「おおーい!集まれーっこのお方たちがみんなにお金を恵んでくださるとよォー」
仗助「なにッ!」
J・ガイル「そしてまたまた!これがどーいうことか理解したか?」
こじき「おお」ゾロ
こじき「ありがてえ!」ゾロ
こじき「バクシーシ」ゾロ
こじき「バクシーシ」ゾロ
こじき「バクシーシ」ゾロ
こじき「恵んでくだせーっ!」ゾロ
こじき「ありがてえ!」ゾロ
こじき「ありがてえ!」ゾロ
こじき「バクシーシ」ゾロ
こじき「バクシーシ」ゾロ
こじき「どうも!お兄さん方!」ゾロ
ポルナレフ「ハ!」
こじき「バクシーシ」キラッ
ドーン
ポルナレフ「こじきの目の中に!」
吊られた男「俺のスタンドを見切っただとォ?軌道を移動中に攻撃すればいいだとォ?」
吊られた男「バカめッ!おれは自分のスタンドの弱点はとっくに知っていたわッ!映るものを多くし軌道がわからなくなればもはや弱点はないッ!」
ポルナレフ「みるな!見つめるなッ!お…おれたちをみつめるな!」
吊られた男「ククク!もうのがれられんッ!一度に全員を爆破でもするかい?」
J・ガイル「ククククク ポルナレフ…青春を犠牲にしてオレを追い続けたのに…ああ~あ途中で挫折するとはなんとつまらない…寂しい人生よ」
J・ガイル「そしてこのJ・ガイル様はおめえの妹のようにカワイイ女の子をはべらせて楽しく暮らしましたとさ。…ククク」
J・ガイル「泣きわめくのがうまかったなあ~お前の妹はよ…ヘヘヘ」
ポルナレフ「や…野郎ォ~ッ!」ピクピクピク
J・ガイル「ククク…死にな」
仗助「光の筋ッ!今だッ!『クレイジーダイヤモンド』ッ!ドラララーッ!」バキバキ
ポルナレフ「車のバックミラーッ!何をッ!」
仗助「俺のクレイジーダイヤモンドはものを元の形だけじゃあなく…とある条件下で別のかたちにすることもできる」
ポルナレフ「プッツンしてるときッ!」
仗助「少し融通が効かねーけどなあ~~~ッ!そのヤローにたいしては俺もかなりプッツンきてるんだぜーッ!そして!」
吊られた男「しまった!早く抜け出さなければ!」
仗助「一手…遅かったな…」
ドン!
仗助「逆ミラーボールの完成だぜ」
J・ガイル「ああッ!」
吊られた男「ウオオーッ!」
仗助「そしてポルナレフ」ヒュッ
ポルナレフ「なあぁ~るほど仗助」
ポルナレフ「『銀の戦車』(シルバーチャリオッツ)ッ!アーマーテイクオフ!」
ポルナレフ「分身した『銀の戦車』がミラーボールを粉々に切り刻むッ!」
ポルナレフ「オオオオッ!」ズバババババババーーッ
J・ガイル「ぎにゃあああぁぁぁ!!」
ポルナレフ「泣きわめくのがうまいのはてめーの方だなJ・ガイル!」
ポルナレフ「これからテメーは泣きわめきながら地獄へ落ちるわけだが…ひとつだけ地獄の番人にゃまかせられんことがある…それは!!」ヒュユヒュンヒュヒュン
ポルナレフ「『針串刺し』の刑だッ!この瞬間を長年待ったぜッ!」ドオオオオ
J・ガイル「ヒェェエエェッ!!」ボゴゴンバァ~ッ
ドスドスドスッブラーン
ポルナレフ「あとは…閻魔様にまかせたぜ」
仗助「い…いや、ちょっとこの制服の改造金かかるから勿体ねーなーって…」
いや治せばいい話じゃね?
あと光より早い修復能力ってのも…
~~~~~
ホルホース「待ちな」
ホルホース「追ってきたぜ…ヒヒ」スッ
ホルホース「なにトロトロのんきに歩いてンだ?おまえら!」
ホルホース「いいか!お前らは俺の敵ではないことは証明された!逃げるなら必死に逃げんかい!必死によ!」
ホルホース「なあJ・ガイルのだんな」ドゴゥオン
ホルホース「だが追い付いちまったものはしょうがねえな…今度は観念しな…」
ホルホース「てめーらの人生の最期だ!最期らしく俺たちにかかってこいよ!すわった根性見せてみろよ!コラ!」
ホルホース「なあ!J・ガイルのだんな!」ガオーン
仗助「おめでてー野郎だぜ…J・ガイルが死んだことに気付いてねーで鏡蒔いてやがる」
ポルナレフ「…」ピシィッ!
ホルホース「!?」キョロキョロ
ポルナレフ「…」ザッザッザッ
ホルホース「聞いてるのかい…!?J・ガイルのだんなよォ!」
ポルナレフ「いいや!野郎ならもう聞いてねーと思うぜ…ヤツはとっても忙しい!地獄で刑罰を受けてるならなあ!」
ホルホース「おいおいおいおいおいおいおいおい…デマ言うんじゃあねーぜ…このオレにはったりは通じねーよ。テメーにやつの恐ろしい『鏡のスタンド』が倒せるわけねーだろーがッ!この俺だってやつの無敵の『吊られた男』には一目おいてるんだぜ」
ホルホース「ポルナレフ…じょーだんきついぜ…ヒヒ」
ポルナレフ「2~300m向こうにあのクズ野郎の死体がある…見てくるか?」
ホルホース「……………………よし!見てこよう!」ダッダーッ
ポルナレフ「アッ!野郎!逃げる気かッ!」
ホルホース「こ…こいつはかなわんぜッ!俺一人じゃあ完璧不利!ここは逃げて次の機会を待つぜ!俺は誰かとコンビを組んではじめて実力を発揮するタイプだからな…「一番よりNo.2!」これがホル・ホースの人生哲学!モンクあっか!」
ゴアァッ
ホルホース「拳ッ!なにッ!」
ホルホース「グピィーッ」ボゴオーン
仗助「ああ!じじいッ!億泰ッ!」ドーン
ホルホース「ひィィィィィィ!!」
ジョセフ「アヴドゥルのことは既に知っている…彼の遺体は簡素ではあるが埋葬してきたよ」
億泰「アヴドゥルッ…!」
仗助「アヴドゥルの背中を刺したのは両右手の男…しかし直接の死因はこいつのスタンドだ…この男をどうしてやる?」
ポルナレフ「俺が判決を言うぜ…「死刑」!」
ポルナレフ「なっ!」ガシィッ
ホルホース「!」
女「お逃げください!ホル・ホース様!」ググッ
ポルナレフ「な!なんだあーッ!この女はッ!」
女「ホル・ホース様!わたくしには事情はよくわかりませぬが、あなたの身をいつも案じておりまする!それがわたくしの生き甲斐!お逃げください!早く!」
ポルナレフ「こ…このアマあ!はなせ!なに考えてんだあ!」
ポルナレフ「仗助ッ!なにやってンだよッ!ホル・ホースを逃がすなよ!」
仗助「もうおせー」
ポルナレフ「あっ!」
ホルホース「よく言ってくれたベイビー!オメーの気持ち!ありがたく受け取って生き延びるぜ!」
ホルホース「逃げるのはオメーを愛してるからだぜベイビー。永遠にな!」ドドドド
億泰「野郎!待ちやがれッ!『手』(ザ・ハンド)ッ!」ガオン
億泰「畜生ッ!もう見えなくなった!逃げ足のはえーやろーだッ!」
ポルナレフ「ちくしょーッ!」ズザザ
女「ああ…うう」
ポルナレフ「『ああ』じゃねえッ!こ…このアマあッ!」
ジョセフ「ポルナレフ。その女性も利用されてるにすぎん!それにヤツはもう戦う意思はなかった。攻撃してこないのに我々に追うことは今はできない」
ジョセフ「怪我もしている…仗助、治してやりなさい」
仗助「りょーかい『クレイジーダイヤモンド』」ドギュン
ボトッ
仗助「…!?腕が!治した部分が肉のなかに!まさかテメェッ!」
女「…」ダラダラダラダラ
仗助「ドラララララララーーッ!」ドゴゴゴゴ
女「ギャース!」バリバリバリ
ポルナレフ「うひーッ!なんだこの肉団子はーッ!」
億泰「よく見ろッ!肉団子じゃなくて女だァーッ!」
ジョセフ「て…敵スタンド使いだったんかの…なんにしろ被害が出る前に倒せてよかったわい…」
J・ガイル
スタンド『吊られた男』(ハングドマン)
ついでに
ネーナ
スタンド『女帝』(エンプレス)
再起不能ッ!
∠=To be continued
>>429
あ、確かに制服は治せばいい話ですね
あと光よりも速い修復は、四部ラストの方でキラークイーンの爆発による死よりも治すのが速かったからです
いくら移動速度が速くても鏡から鏡へ飛ぶ際の反応は人と同じ
一瞬で内部から破壊されるキラークイーンよりも早く修復できるのだからこのくらいは可能だと思いました
分かりにくくてすいません
>>434
まあその辺はマンガですしジョジョですし
もっと言ったら弾いたコインがあんな長い時間滞空するなんて花京院の親指はスタプラかと言う話になりますし
ミラーボール細切れにしても細かくなった無数の破片を移動されるだけだろ。鏡の中にいる状態を攻撃したって当たるか?
軌道を限定しないと命中率絶望的な相手なのに対処法が頭悪すぎる
なんかつくづく「発想はいいのに作者がアホ」を地で突き進むのな。もう諦めて止めたら?誰も期待してないんだし
>>435
必死に擁護してるのお前くらいなもんだけどどしたの?身内なら甘やかすんじゃなくてちゃんと現実受け止めさせろよ
>>435
そういう事言ったらもうアンタSS書きとして最低最悪だよ
お前の作中の酷さは「まぁマンガですし」なんて言い訳で済む次元じゃないだろ
2ヶ月間を明けて出てきたのがこんな三歳児みたいな言い訳か?
>>437
自演に決まってるだろ見りゃ分かるだろうが
>>1
絶望的にセンスと知能が足りないからSS書くの辞めな
仗助「インドともお別れだな…」
ジョセフ「ああ。離れるとなると急に寂しくなるもんじゃ。…既にあの喧騒や川の流れが懐かしいのう」
ポルナレフ「俺はもう一度来るぜ。…きちっとアヴドゥルの墓を作りにな」
億泰「そんときは…俺たちも呼んでくれよ」
仗助「アヴドゥル…」
ジョセフ「とにもかくにも、ワシらはカイロに急がねばならん。…事故だとかは起こすんじゃあないぞ。面倒ごとになったら大変じゃ」
ポルナレフ「分かってますよ。これでも…!?」ギャキィィッ
仗助「おわッ!なんだァーポルナレフッ!」
ジョセフ「たった今事故は勘弁と言ったばかりじゃろうが!」
ポルナレフ「い、いい、いや、あいつは!なぜ、ここに!」
億泰「おッ!おめーは!」
仗助「なんでここにいるんだァーッ!」
少女「ひひッ!また会ったね!乗せてってくれる?」
仗助「おめーはシンガポールで父親に会うんじゃーねーのかッ!」
少女「嘘に決まってんでしょ!あたしはただの家出少女よ!」グイッ
ジョセフ「誰が乗せると言った!なんでインドにいる?どうやって来たんじゃ!」
少女「まあーいいじゃないの!気にしないで一緒に乗せてってよ!」
ポルナレフ「駄目だ放り出せ!足手まといだし危険だ!」
少女「ねえ、ポルノ見る?インドのポルノ。土産物屋からカッパらった写真よ!男って好きなんでしょ?」
ジョセフ「なんちゅーもん持っとるんじゃお前は!」
少女「伊井じゃない!つれてってーッ!一緒につれてってよォーッ!」
ジョセフ「ダメじゃ!ダメじゃ!ダメじゃ!」
仗助「お、恐ろしい…物凄い生活力だぜ」
ポルナレフ「ただのかっぱらいだよ。こいつひょっとしたらスタンド使いじゃあねーか?かっぱらいのスタンドとかよォーヒヒッ」「乗せるなよ」「ポルノは没収しとけ」
少女「つれてってェつれってェェェ」
ジョセフ「駄目ッ!駄目ダメダメッ!ダメじゃ!」
億泰「まァーまァー良いじゃあねーか。国境まで連れてって帰らせりゃァいいだろ」
少女「億泰さんカックイーッ!いよっ!大統領!」
億泰「誉めるんじゃねえやい!本気にするぜおらァーよー!」
少女「あたしは女の子だからさー。今この時期じゃないと世界を旅するなんて出来ないのよ。もう少したてばブラジャーや化粧だってするし…」
億泰(誰も聞いてねーな)
仗助「ふわぁ…」
ポルナレフ「…ん?」
車「パァパパパーー」
仗助「さっき追い越した車だな。急いでるようだぜ」
ポルナレフ「ったくトロトロ走ったから抜いたってのによォー。ピッタリくっつきやがって。なに考えてんだ?」
ジョセフ「ポルナレフ、先に行かせてやりなさい」
ポルナレフ「ああ…」クイクイ
車「…」トロトロ
少女「エホ、エホッ…あの車埃だらけだわ。掃除しないのかしら」
ポルナレフ「どういうつもりだァ?またトロトロ走り始めやがった!譲ったんだから先行きやがれ!」
億泰「気味のワリー野郎だな。いっちょやっちまうか」
仗助「いや、もう少し様子を見ようぜ。ただの難癖ヤローかも知れねえ」
ジョセフ「うむ。しかし十分気を付けるんじゃ」
車「…」クイクイ
ポルナレフ「プッ!先に行けだとよ。どーやらテメーの車がボロだってことを思い出したらしいな」
億泰「始めっから大人しくしてりゃ良いのによォー」
ポルナレフ「さ、なら先に行かせて貰おうか!」グオォォ
ポルナレフ「!!」
ポルナレフ「なにィィィッ!トラック!バカな!」
ジョセフ「オーッ!ノーッ!駄目じゃッ!ぶつかってしまう!」
億泰「こう言うときこそ俺の出番だぜーッ!ザ・ハンドッ!」ガオンッ
仗助「ドララララララーッ!」ドゴゴゴッ
ポルナレフ「うおおォォッ!ザ・ハンドの瞬間移動とクレイジーダイヤモンドの超パワーがなけりゃ即死だった!」ドゴォン
ジョセフ「あいつッ!何者だッ!あの車はッ!」
仗助「怪我はねえか、お前ら。…あの車はどこにいった?」
ポルナレフ「どうやら走り去ったようだぜ。どう思う?おってのスタンド使いか、それともただの悪質な難癖ヤローか…俺は前者だと思うが」
億泰「追ってに決まってんだろォーッ!俺達は殺されかけたんだぜ!」
ジョセフ「ワシもそう思う。…しかし奇妙なのはスタンドらしい攻撃が全くなかったことじゃ。」
仗助「…車は直した。さて、どうする?」
ジョセフ「用心深くパキスタン国境へ向かうしかないじゃろうな。」
億泰「もう一度仕掛けてきたら追ってだろーがなんだろーがぶちのめしてやるッ!」
仗助「賛成だ。」
ポルナレフ「あのトラックはどうすんだ?メチャクチャだぜ」
仗助「ま、知らんぷりしときゃ良いんだが…一応直しておくぜ。」
億泰「はァー喉乾いたぜー…喫茶店でもねえかな」
ポルナレフ「そんな簡単にあるわけが…あった」
仗助「ラッキーッ!俺も喉乾いてたんだ!少し休んでいこうぜじいちゃんッ!」
ジョセフ「うむ。ゆっくり行けばあの車にも会わんで住むかもしれんからの」
億泰「チャーイ!あンまァァーいッ!」
仗助「驚くほど甘いな…不良には勿体ねーぜ」
億泰「そんなこと言いながら二杯目飲んでんじゃねーか」
仗助「オメーもだろッ!」
仗助、億泰「ギャハハハハハーッ!」
ポルナレフ「お、俺には少し甘過ぎたようだ…グフッ」
少女「女の子にはカロリーがきついわ!でもおいしーッ!」
ジョセフ「それなんだい?」
店員「サトウキビジュースね。グリグリやってレモン絞って入れて飲むのね。飲んでみる?」
ジョセフ「うむ、飲んでみよう…ん?」
ジョセフ「なにッ!」
ポルナレフ「あ?アッ!ヤツだ!あの車がいるぞッ!」
仗助「運転席に人はいねー…つまり」
億泰「つまり…?」
少女「この中に運転手がいるってことよッ!」
億泰「なるほどオメー天才だな!」
ジョセフ「オヤジッ!ひとつ聞くッ!あそこに止まっているクルマのドライバーはどいつだ!?」
鼻の高い男「…」
ハゲ「…」
花京院風のリーゼント男「…」
店員「さ、さあ…?いつから止まっているのかも気付きませんでしたが…」
仗助「どうする?とぼけて名乗り出てこなそうだぜ」
ポルナレフ「フザけやがって!」
ジョセフ「どうにかしてドライバーを特定しないと安心して国境を越えられん…」
億泰「スッとろいことは嫌いだからよー。一人ひとり聞くなんてめんどくせー」
仗助「ああ。やることは一つしかねーな。無関係の奴はとばっちりだがよー」
億泰「荒っぽいことをさせてもらうッ!」
少女「いっけー!やっちゃえ!」
仗助「どうなんだーッ!吐かねーとやっちまうぞ!」
億泰「はやく言いなよッ!削り取るぞボゲッ!」
ジョセフ「脳味噌の中身全部見られるか…身体中グシャグシャにされるかどっちが良い?」
ポルナレフ「てめーのよーな面が一番怪しいよなぁ」
花京院風のリーゼント男「えっなに!?そんな!」
車「バダムッ」ドルルルン
全員「えっ!?」
車「ドオンッ!」ブロアァーッ
ポルナレフ「…お…俺達…ひょっとしておちょくられてたのか!?」
ジョセフ「誰かヤツの顔を見たか!?」
億泰「い、いや、腕しか見えなかった…イライラするぜーッ!」
ポルナレフ「取っ捕まえてはっきりさせんことにはイラついてしょうがねーぜッ!」バダム
仗助「さっきのトラックとの正面衝突の恨みもあるからなッ!」バダムドオォン
店員、鼻の高い男、ハゲ、花京院風のリーゼント男「…」
ポルナレフ「くそォーッ!あのボロ車、山道ででこぼこなのにやけにスピードが出るじゃねえか!」
仗助「だがこっちは四輪駆動だ。すぐに追い付くだろーよ」
ジョセフ「おかしいのう…この辺はトンネルがあって鉄道と平行して走るはずなんじゃが…」
ポルナレフ「どうでも良いぜッ!すぐ捕まえるからよーッ!」
ポルナレフ「ヨシッ!あのカーブで絶対とらえてやるぜーッ!」
仗助「…!?ば、ばかなっ!行き止まりだぜッ!」
ポルナレフ「あぶねぇっ!」ギャアァァン
億泰「どう言うことだーッ!道がないのにやつが見えねーぜ!まさか墜落したんじゃあねーだろうな!」
車「…」ドゴォォン
ジョセフ「なにィィィィーーーッ!や、やつだッ!やつが後ろからぶつかってきたァ!?」
ポルナレフ「そんな馬鹿な!一本道のはずだぜッ!どうやって後ろに回り込んだってんだ!」
ポルナレフ「すげえ馬力だッ!戦車か!?四輪駆動があっけなく空回りするだけだッ!」
億泰「駄目だッ!落ちる!チクショォォーーッ!」
仗助「ドラァッ!」ガシャァン
ジョセフ「ダメじゃ!仗助のクレイジーダイヤモンドではあそこまで届かん!」
仗助「いーや、これでいい。なぜならばッ!」
億泰「おう、おうっ!上がっていくぜーッ!ジェットコースターみてーだ!」
ポルナレフ「ガラス片をやつに打ち込んだのかッ!俺の時のよーに!」
仗助「その通りッ!そして億泰ッ!」
億泰「おう、ザ・ハンドッ!」ガオンッ
車「ッ!!」
億泰「引き寄せと自分の移動を同時に…俺だって成長してるんだぜーッ!」
車「ガオーッ!!」
着地!
車「!」ドグオァァァン
ジョセフ「…スタンドらしい攻撃は全くない…やはり頭のおかしい変質者だったようじゃな」
ポルナレフ「ああ…ま、自業自得と言うやつだぜ」
少女「…でも、どうやって後ろに回ってきたのかしら…あのパワーは何?…不思議なのォ…」
???『少しも不思議じゃあ…ないな…』
億泰「…?」
ジョセフ「…ポルナレフ?」
ポルナレフ「なんで俺なんだよッ!信用ねーなぁ!ランクルのラジオから聞こえたぜッ!」
ランクルのラジオ『ヒューッヒューッガーッガーッ』
ランクルのラジオ『「車輪」…「運命の車輪」(ホイール・オブ・フォーチュン)』
WoF『だからできたのだッ!ジョースター!』
全員「なにーッ!」
ジョセフ「や…やはり追っ手!」
億泰「どこから電波を流してんだァーッ!」
ポルナレフ「ま…まさか!落ちた車からかッ!」
仗助「…オランウータンのスタンド…『力』(ストレングス)と同じタイプのスタンドという可能性も大いにありうる…」
仗助「そしてそれなら、俺の出番というわけだ」
WoF『『運命の車輪』(ホイール・オブ・フォーチュン)これが…我がスタンドの…暗示!』
ジョセフ「『運命の車輪』!!」
少女「な、なに!?急に地鳴りが!」
億泰「な、やにかやべーぞッ!」
仗助「ハッ!皆!車から離れろッ!」
ポルナレフ「まさか!地面だッ!」
WoF「ブルルロロロォォォアアアア」ドグゴオォーン
仗助「うおおおッ!地面から出てきやがった!」
ジョセフ「バカなッ!地面を掘ってきただとッ!」
ポルナレフ「これでッ!仗助の言う通り車自体がスタンドと分かったぜ!」
億泰「削り取ってやるぜーッ!こいつッ!」
ジョセフ「これからは…我々を一人ずつ殺していくつもりじゃな…今までは一気に殺すつもりだったと見た方がいいッ!」
億泰「ハッ!しゃ…車体がッ!」
ポルナレフ「なんだァーッ」
仗助「まるで生き物みてーにッ!なおっていくッ!」
ジョセフ「変形したッ!攻撃してくるッ!」
仗助「フン!クレイジーダイヤモンド!」
ジョセフ「やめろッ!まだ戦うなッ!やつの能力を見極めるのが先だッ!」
WoF『そのとーりッ!』シュキィィン
仗助「グッ!ガフッ!い…今なにかを飛ばしてきたッ!しかし…!見えない!」
ジョセフ「仗助ッ!」
仗助「なにが起こった…!?見えなかったッ!なにを撃ち込んできやがった!」
WoF『ヒャホハハハ!今の攻撃が見えないだと!?安心しなッ!すぐに分かるさッ!』
WoF『貴様がくたばる寸前にだけどなアァ!』
ジョセフ、ポルナレフ「仗助ッ!」
億泰「ポルナレフッ!ジョースターさんんッ!」
少女「きゃぁぁ!!」
ポルナレフ「うぐああッ!ちくしょうッ!なんだこれわぁ!」
ジョセフ「ぐ…!なにかを飛ばしてはいるが…何かが刺さっている訳ではないッ!」
ポルナレフ「深くはないが抉られているッ!億泰のような能力かッ!?」
ジョセフ「仗助ッ!大丈夫かッ!」
仗助「俺の心配はいらねー…それより…どんなワザかわかんねーけどよ…コントロールはいいぜ」ギャッ
WoF『貴様らのッ!足を狙って走れなくして!轢き殺してくれるわーッ!』ドグロロロオ
ポルナレフ「岩と岩のスキマに逃げ込めッ!」
WoF『フンッ!こそこそ逃げ回るんじゃあねーッ!ゴキブリかテメーらはよー!』
ジョセフ「なんちゅうやつじゃ…無理矢理入ってくるぞッ!」
ポルナレフ「力業過ぎる…本体の脳みそもバカなんじゃねーのか?」
億泰「ゴハッ!また飛ばしてきやがった!奥へ逃げろッ!」
少女「あう!…あっ!」ドデーン
少女「だっ!誰もあたしを連れてってくれないッ!ヒィイイイーッ!」
少女「どーせあたしは家出少女よッ!ミソッカスよ!誰にも愛されず一人ぼっちで皆のつまはじき者なんだわ!クキィィーッ!死んでやるわッ!」
少女「ひゃぁっ!?」ガオン
億泰「オメーそれだけのたくってんならよー逃げろよな」
少女「あっ!億泰!ありがとー!」
WoF「フヒャホハッ!フン!のぼるがいいさァ」
WoF「お前らには文字通り…道はもうない」
WoF「逃げ道も…助かる道も、エジプトへの道も輝ける未来への道もないッ!」グギギ…ジャキィーン
WoF「なぜなら!この『運命の車輪』でひき肉にして!この岩場にぶちまけるからだッ!」ガギガギガギ
ジョセフ「オーノー…なんちゅう車じゃ…」
ポルナレフ「なんでもありかよッ!」
仗助「グレート…しかし奴がのぼってくると言うことは必ず腹を見せるということになる。そこでクレイジーダイヤモンドをたたっこんでやる」
ポルナレフ「それしかねーな…俺もやるか?」
仗助「いや、ヤツのタイプなら殴れば元に戻る…一対一だ」
パラ…パラパラ
ポルナレフ「来たッ!」
仗助「オオォォッ!!」
WoF『ンッンー?元気だねー実に元気がいい!しかし冷静じゃないな…自分達が臭っていることに気付いていないのかーッ!』
ポルナレフ「そ…そういえばさっきからガソリンの臭いがするッ!」
億泰「三人の体からかァーッ!ガソリン臭いッ!」
ジョセフ「ハッ!まさか!」
ポルナレフ「飛ばしていたのはガソリンかッ!」
WoF『気付くのおせーんだよクソカスがァーッ!電気系統でスパークッ!』バチバチッ
仗助「ううっなにぃッ!」ドクォン
ジョセフ「仗助ーッ!」
少女「きゃあああああ仗助ーッ!」
億泰「ったくよォー!俺のザ・ハンドなめてんじゃあねーのかッ!」
ジョセフ「なッ!無、無駄だ!ザ・ハンドのスピードではとても全身は消せんッ!」
億泰「だからよォーッ!さっき言っただろーがッ!俺のザ・ハンドも成長してるんだってよー!」
億泰「ホレホレホレホレホレホレホレホレホレホレホレッ!!」ガオンガオンガオンガオンガオン
ジョセフ「す…少しずつ炎が消えていくッ!小さくなっていくぞ!」
億泰「ホレホレホレ!炎も服も全部よーッ!削っちまえば!もう燃えねーよなァーッ!」ガオンガオンガオン
億泰「ホレッ!」
仗助(素っ裸)「…」ドン!
少女「きゃあああああッ!」
WoF『そんな馬鹿なァーッ!』
仗助(素っ裸)「グレート…ガキのころ以来だぜ…外で素っ裸になるなんてよォー」
仗助(素っ裸)「しかしこれで!もう逃げ場はねーよーだなー!」
億泰「行くぜ仗助ッ!」
WoF『ひっ!ひ、ひ、ひィィィッ!』
仗助、億泰「ウッシャァァァァッ!」ドドドコドゴドゴゴゴドドゴゴ
WoF「つ、つぶれる」
WoF「ゲピィ!」
仗助「へッ!これでどうやら…道は出来たようだぜ」
億泰「ウシッ!」
ZZ「はひィィーーあァーッ!!」
億泰「なんだァーこいつァー!気持ちわりー!腕だけムッキムキだぜ!」
ZZ「ハッ!ハァ!ハァ!ヒェッ!?」ズリズリ
ポルナレフ「おいッ!逃げるんじゃあねーぜッ!」ゲシッ
ZZ「ぎニャァァーッ!」
ZZ「こっ…!殺さないでェーッ!金で雇われただけなんですーッ!」
一同「ぎゃあははははーッ!」
WoF『プシューッ』グニグニ
少女「あ、変形してるわ」
仗助「ボロッ!」
ジョセフ「オウグッド…スタンドもこんなちっぽけな車をカモフラージュしとっただけみたいじゃな」
ジョセフ「例えるなら…毛をむしり取られた羊と言うところじゃな。情けないのー」
一同「どわっはははははーッ!」
『私は修行僧です。神聖なる荒行をじゃましてほどいたりしないでください。』
ZZ「アグェグガゴゴ!!」
ジョセフ「ランクルは仗助が直してくれたし、こいつはほっといて行くとするか。しかしほどかれたりしたら迷惑じゃしのー」
億泰「ホレッ!」ガオンガオンガオンガオンガオン
ZZ「ゴオオオオッ!エウーフ!エウーフ!」
仗助「あと、さっきも言った通りお前はホンコンに帰すからな」
少女「えぇーッ!どおしてよォッ!」
ポルナレフ「やかましいッ!足手まといなのがまだわからんのかッ!」
ZZ「エウーーーフ!!」
←To be continued
ジョセフ「しかし仗助…よく日本の学生服がパキスタンで仕立ててもらえたのォ。しかも改造まで済ませおって」
仗助「中学時代から服の改造はしてるからよォー。このくらいならお茶の子サイサイだぜ。」
億泰「しかしこのハートといかりのマークかァ?これ、どういう…コンセント?」
ポルナレフ「コンセプト」
億泰「それだよそれーッ!どういうコンスタントなんだァーこりゃー」
仗助「コンセプトなんてねーよ。単なるファッションだぜファッション!」
ポルナレフ「しかしよー。この道かなり霧が濃いぜ!隣は崖でガードレールもねーしちょいと揺れたら真っ逆さまだぜ」
ジョセフ「おいおい!冗談にならん冗談はやめるんじゃ!実際『運命の車輪』との戦いで落ちかけたしのぅ」
仗助「おッ!町だぜ!こんな山奥だ。ホテルくらいはあるだろうぜ」
ポルナレフ「町ィ?さっき見た地図ではこんな所にゃ町は無かったんだがなァー」
億泰「きっと古いんだぜこの地図よォ!ここにある記号は…ええっとなんだっけ」
ジョセフ「墓地じゃのう」
億泰「そう墓地ッ!さっきもトンネル無かったしよー!町の一つくらいできるんじゃねーの?」
ポルナレフ「まあそろそろノドも乾いてきたしよー。あの町でホテルを探すことにするか。これ以上は参っちまうよ」
ジョセフ「そうじゃなあ。ここまで霧が濃いとのう。まだ3時前だがしょうがない。あの町で宿をとるとしよう。」
仗助「高級なホテルあるかなァー。勿論一番高いところだぜッ!」
ポルナレフ「俺も綺麗なトイレがあるホテルがいいなァ。フィンガーウォシュレットは嫌だぜ。」
ジョセフ「なかなか綺麗な町じゃあないか。人口は数千人といった所かのう。ホテルもあるし宿の心配は無いじゃろうな」
億泰「そんなことより俺よォー腹減っちまったぜ。どこかにレストランねーかな?」
ポルナレフ「そこらの人に聞いてみようぜ。」
仗助「……なんだかよォー妙に物静かな町だぜ。インドに入った時のよーにガヤガヤしてるのを思い浮かべてたんだがな。」
億泰「確かにバクチウチも物売りもいねーなあ」
ポルナレフ「バクシーシ」
ジョセフ「霧のせいじゃろう。こう霧が濃いんじゃあ町人か旅人かも分からんのじゃろう」
ジョセフ「それよりいいかみんな!パキスタンより西のイスラム世界じゃ挨拶はこうするんじゃ」
ジョセフ「まずスマイルで」
ジョセフ「アッサラーム!!(こんにちは!!)」
男「……」
ジョセフ「アレイクム!(ごきげんよう!)」
男「…………」バンッ
男はレストランのOPENの看板を裏返した
ジョセフ「…」
仗助「……」
億泰「???」
ポルナレフ「…え、な、なんだ?」
ジョセフ「……あ…あのじゃな…ハハハ!いきなり閉店にすることもなぃじゃろう。ちょいとものを尋ねるだけじゃよ…」
ジョセフ「この町にホテルはあるかな?それがどうか聞きたいだけじゃよ。あ、あはははは…」
男「……」
ジョセフ「もしもーし…」
男「知らんな。」
ジョセフ「え?ちょ、ちょっと待て!知らないこたァ無いだろう!ホテルはあるか聞きたいだけじゃ!…!?」
ジョセフ「ゴキブリが首筋に…!?なんじゃああの親父は!気のせいか!?」
億泰「発音が悪いからじゃねーのォ?あそこに座ってる男に聞いてみようぜ。」
ジョセフ「…見えたのワシだけかァ?…なら気のせいかのう」
億泰「ちょいといいか?俺たちホテル探してるんだけどよォー。高級なホテルがいいんだよねェーッ。教えてくんないかな…!?」
仗助「おい億泰。どうし…!?」
ポルナレフ「な、なんだか様子がおかしいぜッ!どうした!大丈夫か!?」
男2「……」ズルゥ
ポルナレフ「何ィィィッ!?死んでるぞ!こいつッ!恐怖したまま死んでいる!」
ジョセフ「なんだこいつはッ!なんで道端で死んでいるッ!」
ポルナレフ「死因はなんだ!?心臓麻痺か!?脳卒中か!」
億泰「い、いや…こいつ拳銃握ってるぜェーッ!しかも煙もまだ出てるッ!」
仗助「どちらにしろ今さっき…俺達がつくほんのちょいと前に発砲したのには変わりねーだろうな…」
ポルナレフ「なら自殺か!?」
ジョセフ「じゃが、死体に傷はないし血も全然出てないぞ!」
仗助「死因は何か、何を撃ったのか…検討もつかねーぜ…」
ポルナレフ「お、おい!そこのレディ!すまねぇ!人が死んでいる。警察を呼んできてくれッ!」
女「…………………」
ポルナレフ「……?」
女「…………………はぁ~…?」ウジュウジュウジュ
ポルナレフ「う…(なんてデキモノだ…とてもレディじゃあねー)」
女「失礼しましてェ……ちょいと、ニキビが膿んでしまっておりましてェ~…」
女「ところでェ…私になにかようでございましょうかァ~」
ポルナレフ「け、警察を呼んできてくれ」
女「警察?………なぜゆえにィ~~~~~~?」
ポルナレフ「見ろッ!人が死んでいるんだぜッ!どう考えてもポリスの仕事だろーが!」
女「おやまあ…人が死んでおるのですか…!……それでわたけしになにか出来ることは…?」
ポルナレフ「警察を呼んできてくれと言ったろーがッ!」
女「はいはい…警察を呼ぶんですね…分かりました…ニキビが膿んでもて…かゆーてかゆーてのォ…」
ポルナレフ「おっ…おかしな女だ……いや、あの女だけじゃねー。なんだ…?この町の人間は…人が死んだのにヤジが集まるどころか誰も見もしねーぜ…」
ポルナレフ「銃が発砲されてるというのに誰も気付かないのか…?なんて奴らだ…」
仗助「どうする?何故死んでいるのか…この町に一晩滞在する以上、死因はハッキリさせておきたいぜ。」
仗助「…新手のスタンド使いの仕業ってことも考えられるしな」
ジョセフ「うむ…だがこの男を[ピーーー]動機がない。『追手』が無関係の男をなぜ殺した?何故我々がつく前に殺したのか?」
仗助「万が一ってことも有り得るぜ…死に方が死に方だ。なるべく触らねーように死体を調べてみようぜ。」
ジョセフ「うむ。そうじゃな…」
ポルナレフ「…霧が濃くなってきたな。町全体が温泉みてーだ。」
億泰「気味がわりーなァ。あの雲とかドクロに見えねーか?」
ジョセフ「こいつ我々と同じように旅人…旅行者のようじゃな。バスや列車のチケットを持っておるぞ。」
仗助「インド人のようだな。インドの紙幣を持ってるこの町の人間じゃあねーようだ。」
ジョセフ「…!傷だ!喉の下に十円玉くらいの傷穴があるぞ!これかッ死因は!」
仗助「だが…何故血が流れねーんだ?こんなに深くてでけー穴ならよー…血が大量に出るはずだぜ。…普通ならな」
全員「!!」
仗助「これがただの殺人事件じゃねー
…スタンド使いによる物なら、かまうこたァねー。俺達には知る権利がある。服を脱がせるぜ」
バサァッ
ジョセフ「!!ゲッ!」
ポルナレフ「なんだァーこいつはッ!穴がボコボコに空いてるぞッ!トムとジェリーのマンガに出てくるチーズみてーに!」
ジョセフ「それにどの穴からも血が一滴も出ておらん!どういう殺され方だッ!?どんな意味があるのだ!?」
仗助「なにかやばいぜ…殺され方はともかく新手のスタンド使いの可能性が高くなったぜ。」
ジョセフ「みんな!ランクルに乗ってこの町から離れるんじゃ!」バッ
ジョセフ「ッ!?なにィッ!ランクルじゃない!鉄柵!?ノオオオオッ!」
ジョセフ「『隠者の紫』!!」シュルルルッ
ジョセフ「アイタタタッ!チクッとしたわい!」
仗助「…何やってんだじじい…?アホか?」
ジョセフ「ホリィシット!何やってるんだって今ここにジープが…あれ?」
ポルナレフ「ランクル?ランクルなら向こうに止めたじゃねーか。」
ジョセフ「おかしいな…今確かに…!」
テクテク
老婆「…」ペコリ
全員「…」ペコリ
老婆「旅のお方のようじゃな…お気をつけ下さい。霧が濃うて視界も悪い。この霧ですじゃ。もう町を車で出るのは危険ですじゃよ。」
老婆「なにしろこの周りは崖が多いよってのォ…よぅ死人が出るんですじゃ」
老婆「私な民宿をやっておりますが…今夜はよかったら私の宿にお泊まりになりませんかのォ…お安くしときますよって」
ポルナレフ「おお~~~!やっと普通の人間に会えたぜ!」
ポルナレフ「しかし…誰が襲ってくるわけでもねーが不気味な町だぜ。さっきの警官共もあの死体に大騒ぎもしねーしな」
老婆「ささ、ジョースター様。これが私のホテルですじゃ。案内しますよって。付いてきてくだしゃれ。」
老婆「このホテルは小さいですが…20年ほど前映画の007の撮影に使われ、あの有名なビートルズのジョン・レノンが泊まったというようなエピソードが…」
ポルナレフ「えっあるのか!?」
老婆「いえ、じぇんじぇんありませぬが、結構いいホテルだと自負しておるのでごじゃりますよですよ。」
ポルナレフ「ずこっ」
老婆「ほっほっほっ…所で、今お客様は他におりませぬが、お夕飯はお肉がいいですか?お魚がいいですか?」
仗助「そうだな…俺は肉がいいぜ!」
億泰「俺も肉がいいぜー!辛いの苦手だから辛いのやめて欲しいけど…」
ジョセフ「うむ…じゃあワシも肉にするかのう」
ポルナレフ「俺は明日からの力となる肉にしようかな」
老婆「ほっほっほっ…では皆さんお肉ですね。ではお部屋に案内しますですじゃ」
ポルナレフ「ンッンー中々いい部屋じゃないの。ベッドも綺麗だしよ」
ジョセフ「特に盗聴器や隠しカメラも内容じゃなあ。マ、一安心と言ったところじゃな」
億泰「かァーッ!腹減ったぜー!晩飯っていつ頃だァ?」
ジョセフ「後で婆さんの部屋に聞きに行ったらどうじゃ。のう仗助。」
仗助「ああ、そうだな。ところでそれについてなんだが…」
ポルナレフ「っとと!トイレ借りてくるぜ!」
仗助「あッ!ポルナレフ!」
ジョセフ「なんの話じゃ?」
仗助「ああ。それが…」
~~~
ジョセフ「ポルナレフはまだ戻らんのか?長いのォ」
億泰「あいつインドじゃ殆どしなかったしよー。溜まってんじゃねーの?」
仗助「ただ溜まってるだけならいいんだけどな。」
ジョセフ「仗助。様子を見に行ってこい。」
仗助「はいはいっと…」
仗助「ちょいといいっすか?婆さん」
老婆「!!な、なんですじゃ…ノックもせんと入ってきて。何のようですじゃ?」
仗助「ノックならしましたよ。聞こえてなかったっすか?…まあいいか。ポルナレフの奴を探してるんスけど。知らねーっスか?」
老婆(ググ…どうする…この仗助、ポルナレフよりは頭が回るからの…ボカしたりとぼけた途端ワシを怪しむかもしれん)
老婆(ええーい面倒くせぇわ!ここは本当の事を言ってやるッ!そして背を向けた瞬間ハサミで傷つけてやるわッ!)
老婆「ええええ。もちろん知ってますとも。ポルナレフさんならどこにいるかよーく知っていますよ。仗助さん」
ポルナレフ(ウグッ!この声、仗助かッ!まだ仗助はこの婆さんに傷つけられたら終わりだということを知らねーッ!)
ポルナレフ(く…来るなッ!ジョースターさんたちにそのババアがスタンド使いだと伝えろーッ!)
老婆「そこの奥のトイレでしゅよォ。今会いました。トイレにいましゅよ。」
仗助「なんだトイレっすか。あざーす」
老婆「ええ!そうですじゃ…トイレはそのドアを入って…」
老婆「目の前のドアですじゃよォオオオオーーーッ!」バッ
億泰「ザ・ハンドッ!」ガオン
仗助「なッ!」
老婆「ガッ!何ィッ!?グギャ!」ドサッ
億泰「婆さんよォー。ハサミを持ったまま転ぶとはあぶねーなァー」
老婆「あ、危ねェッ!」
仗助「おーおー。怪我がなくて良かった良かった…ところでよォ…俺達今追われててな。この町で行動する事にしたんだ。」
老婆「グッ…ググッ…!」
億泰「俺は確かに見たぜ。てめーが飛んで仗助に襲いかかる所をよォー」
仗助「もう追っ手のスタンド使いってのがバレてんだよババア。さあ、スタンドを見せろよ」
老婆「もう…」
億泰「アァーッ!?なんだァー聞こえねぇぜーッ!!」
老婆「もう見せてるよーッ!」バアアァァァ
死体「」バンッ
死体「」バンッ
死体「」バンッ
死体「」バンッ
死体「」バンッ
……
老婆「襲えーッ!」
仗助「『クレイジーダイヤモンド』ッ!ドラララララララララーッ!」ドコドゴドコドコドゴドゴドゴゴゴ
億泰「『ザ・ハンド』ッ!」ガオンガオンガオンガオンガオンガオンガオォン
仗助「あっけねぇなーッ!こんなんで勝ち誇った気になってんのかババア!」
老婆「ゲャァーヒャッヒャッヒャッヒャ!億泰のアホの右腕を見やがれポンコツ目玉!」
億泰「なんだァー?こんな傷で勝ち誇ってんじゃ…!?」グオッ
億泰「み…右腕が勝手に!なんだァーこりゃァーッ!」
仗助「どうした億泰ッ!やめろッ!」
億泰「やめたくてもッ!止められねェよォォォォーッ!」
老婆「ギャーハッハ!我がスタンド『正義(ジャスティス)』は勝つ!ほんのちょっぴりでも傷つけりゃァその部分を思い通りに動かせるのよーッ!」
ポルナレフ「アッ!アオウエイイイエハヘヒエハヘェーッ!」
ホルホース「喋れねーのかポルナレフッ!仗助、そいつはヤバい!そいつはどんなスタンドでも勝てない!逃げろッ!」
仗助「ポルナレフッ!そしてクソッタレのホルホース!」
老婆「ほーれほーれそういうことはどんどん言いなしゃれ。」
仗助「けッ。しかし話ははえーぜ。傷付いた部分を治せばいいだけだからよォー!『クレイジー…」
老婆「させるか!ほーれほーれ!」
億泰「おおぉぉぉう!体が引っ張られてェェェー!」
老婆「そしてッ!」
億泰「ザ・ハンドが勝手にィーッ!避けろ仗助ェェーッ!」ガオンッ
仗助「ヤベェッ!」バッ
億泰「ウオオォォッ!寄ってくるなァァーッ!」ガオンッ
仗助「クソッ!ドラァ!」バギッ
億泰「おッ!俺の腕がァァ!」
仗助「すまねー億泰…後でプリン奢ってやるからよォー。許せ!」
億泰「お、俺は不良だぜーッ!プリンなんて女子供の、お、お、オオオォーッ!」グワッ
仗助「何ィッ!?」
老婆「骨を折ろうとも動かせるわボケがッ!そして今度こそ死ねッ!仗助!」
仗助「くッ!」
ズバッ
仗助「…どうやらよォー間に合ったようだなァー!」
億泰「ギ、ギャアアァーッ!う、腕が!俺の右腕がァーッ!」
ホルホース「切れているッ!ハ!」
ポルナレフ「すまねぇ億泰。後でケーキ奢ってやるぜ。」
億泰「おお、俺は不良だってばよォー…」
仗助「さっき後ろに跳ねた時ポルナレフを治しておいたぜ。距離があって治せたか不安だったんだがよォー。ちょいと時間はかかったがどうやらこれでポルナレフは戦えるみてーだなァーそして…ドラァ!」バキッ
億泰「お、俺の腕が戻ってきたァーッ!」
仗助「本当はさっき殴った時に治せば良かったんだがな…すまねぇ。億泰。」
億泰「いいって事よーッ!そしてこれで!」
ポルナレフ「三対一…だぜ。ババア。さっきの恨みは忘れねーぞ…」
老婆「グググ…だがまだ死体の傀儡はいくらでもおるんじゃよォーッ!出て来いッ!」
老婆「どうやったらワシに勝てるか思いついたかァ?ジャスティスを攻撃でもするかァ?仗助に傷が付いたら終わりじゃ!ヒャヒャヒャ!!」
老婆「銃で霧を撃ち抜けるか?拳で霧が叩けるか?剣で霧を切れるか?無駄じゃ無駄じゃ!ヒャーハッハッハッ!」
ポルナレフ「いーや!切れるぜ!」
老婆「なにィ?」
ポルナレフ「我がスタンド『銀の戦車』は空間を切り裂く事も出来るッ!つまり!」バッ
仗助「なッ!だとしても距離が遠すぎるぜッ!」
億泰「ハッ!なァーるほど仗助ッ!そういう事かッ!『ザ・ハンド』ッ!」ガオンッ
老婆「き、霧がッ!寄せられて!」
ポルナレフ「殺すことはしねーよ。俺が恨みを持っていたのはJ・ガイルだけだからよ。だが!」
ポルナレフ「その忌まわしき左手と便器の恨みを今ッ!」
老婆「ヒギャァァァァッ!ひ、ひひゃが!みぎひぇぎゃあァァァァ…」ブクブクブク
ポルナレフ「流石に舌と腕が切られる痛みは老婆にゃキツかったようだな。仗助。連れていくぞ。」
億泰「え、な、なんでだよォー」
仗助「この婆さんからDIOのスタンドや今後襲ってくるだろうスタンド使いについて聞けるだろうからな。最悪ジジイのスタンドで頭の中を覗いてやればいい。」
億泰「ジョースターさんそんな能力があったのかよォー…」
ポルナレフ「だからよォーどこ舐めちまったかなんてどうでもいいじゃあねーか!」
ジョセフ「えー?なんだってー?」
ポルナレフ「オホーンッ!オホンオホン!ベンキオホーンッ!」
ジョセフ「よく聞こえんなァー!」
億泰「今便器って聞こえたような…」
ジョセフ「ひひ!本当はもう仗助から聞いて知っとるんじゃよ。でもこんな面白い事からかわずにおられるかッ!」
億泰「なるほどォーッ!ギャアーハッハッハ!」
ポルナレフ「アッ!てってめーッ!もう知っていやがったな!このクソじじい!もういい!その辺で洗う!」
ジョセフ「冗談じゃ冗談!綺麗な水でゆすがないと変な病気になるぞ!…ベンキ…を舐めたから…ヒャァーハッハッ!!」
ポルナレフ「キーッ!さあ!旅を急ごうぜ!仗助!」
仗助「なんてこった…おいみんな、ホテルの外に出てみろよ」
ポルナレフ「どうかしたか…げッ!」
ホテルの外は墓場だった!
ジョセフ「墓場の死体を操っていたということかァ?」
ポルナレフ「なんでもありかこの婆さん…」
仗助「俺たちゃお墓の死体とお話してたってことかよ…」
億泰「そういやあホルホースの奴は…アッ!」
ホルホース「あばよ!やはり俺はDIOに付くぜ!また会おうぜ!もっともおたくら死んでなけりゃあな!」
仗助「あいつッ!俺達の車を!」
ホルホース「一つ忠告しておく!その婆さんは今すぐ殺した方がいいぜ!さもなきゃあその婆さんを通じてDIOの恐ろしさを改めて知ることになるからな!」
億泰「何言ってんだあのヤロー!今度会ったらただじゃあおかねーッ!」
ジョセフ「…DIOの恐ろしさを…か…」
∠=To Be Continued
───パキスタン、カラチ!
一行は馬を借りて暫くの足としたッ!
ジョセフ「おっ ドネルケバブがあるぞ。腹ごしらえでもするか」
億泰「ドネルケバブッ!聞いたことあるぜーッ!」
ポルナレフ「思い返せば最近肉料理はあまり食ってなかったなァー」
ジョセフ「5人分くれ。いくらだ?」
店員「5個で千円(120ルピー)ね」
ジョセフ「…千円?カッカッカッカ。ちょいと君ィーッ高い高ィ。それじゃ買う気もうせちゃうね」
店員「ホーッならいくらで買うね?」
ジョセフ「5人で250円にしろ!」
店員「おっほっほっほっほ~そんなに値で売ってたら私の家族全員うえ死にだもんねーッ!ギイーッ!」
ジョセフ「ならほかの店で買うとしよう」
店員「OKフレンド!わたし外国人に優しいよ!5個で700円にするよ!」
ジョセフ「300にしろよ」
店員「600」ジョセフ「350」店員「550」ジョセフ「400」店員「450」
ジョセフ、店員「425!」
ジョセフ「425ッ!買ったッ!」(半分以上負けてやったぜ!モーケタモーケタ)
店員「バイバイ!サンキューねー」(ケケケ!いつもは5個で150円だもんねーッ!)
ジョセフ「ほれ、…!」
ジョセフ「おいッ!みんな気をつけろ!その婆さん目を醒ましておるぞ!」
一行「ッ!」
老婆「わ…ワシは…ワシは!何も喋っておらぬぞッ!」
老婆「な…なぜお前がわしの前に来る…このエンヤがDIO様のスタンドの秘密を喋るとでも思っていたのかッ!」
ジョセフ「何ッ!」
店員「……ふふふ…そう思ったのは私ではありませんよ。エンヤ婆。」
エンヤ婆「な…何故…なぜじゃあああああばばばばばばばァァー」ドッバァーッ
億泰「なッ!なんだァーこいつァー!」
ポルナレフ「触手ッ!しかも大量に!」
エンヤ婆「なぜ貴様がこのわしを殺しに来るッ!スティーリー・ダン!!」
SD「DIO様は決して何者にも心を許していない、ということだ。口を封じさせていただきます。そしてそこの5人も…お命頂戴いたします」
エンヤ婆「ギ、ギ、ギ…ウポワァーッ!」
ポルナレフ「婆さんッ!」
SD「おっと失礼…自己紹介が遅れました。私の名前はダン…鋼入り(スティーリー)のダン!」
SD「スタンドは『ラバーズ(恋人)』の暗示。君達にもこのエンヤ婆のようになっていただく。」
ポルナレフ「なんて事を!この婆さんはテメーらの仲間だろうがッ!」
エンヤ婆「うそ…う…そ…じゃ…DIO様がこのワシにこんなことを…する筈が…ない…」
仗助「『クレイジーダイヤモンド』!ドラァッ!」
仗助「…!?これは…髪の毛ッ!まさかッ!」
エンヤ婆「あの方が…わしに…こんなことを…する筈が…肉の芽を…」
エンヤ婆「DIO様はわしの生きがい…信頼しあっている…」
ポルナレフ「『銀の戦車』(シルバー・チャリオッツ)ッ!」ズババババ
切り落とした触手の部分が太陽の日に当たり溶けたッ!
ジョセフ「肉の芽ッ!DIOの細胞だッ!」
SD「いかにも!よーく観察させていただきました。それはDIO様の細胞の肉の芽が成長したもの。今この私がスタンドを使いエンヤ婆の体内で成長させたのだ」
SD「エンヤ婆…あなたはDIO様にスタンドを教えたそうだが…DIO様があなたのようなちっぽけな存在の女に心を許すわけがないのだ。」
SD「それに気付いていなかったようだな。愚かな女だ…盲目。恋人気取りだな。」
エンヤ婆「がば…ハァーッハァーッハァーッ」
億泰「オイ仗助ッ!おめーのクレイジーダイヤモンドでどうにかならねーのかよォーッ!」
仗助「…だめだ…俺のクレイジーダイヤモンドは外傷や破壊された物を治すだけの能力…病気やスタンド等の影響を治すことは出来ねー」
ジョセフ「クッ!婆さんッ!DIOのスタンドの正体を教えてくれッ!」
SD「!」
ジョセフ「言うんだッ!あんたは裏切られた!もはや守る義理などないッ!あんたの理想のような男では無いのだッ!」
ジョセフ「ワシらはDIOを倒さねばならんッ!頼む!言ってくれッ!教えるんだァーッ!」
エンヤ婆「D…IO…様…は…」
エンヤ婆「このわしを信頼してくれている…言える…か…」ドサッ
ジョセフ「!OH!GOD!」
SD「くっ…くっくっくっくっくっ…くっくっくっ…悲しいなァー…ククッ!どこまでも悲しす決まる婆さんだ…」
SD「だがここまで信頼されている…というのもDIO様の間の魅力の凄さでもあるがな…くっくっくっくっくっ」
ポルナレフ「…俺は…俺はエンヤ婆に関しては妹との因縁もあるが…お前は[ピーーー]」
ジョセフ「…」
億泰「4対1だからってよォー…手加減してもらうだなんて考えるんじゃァーねーぞ」
仗助「出しな。てめーのスタンドを…」
SD「くっくっくっ…まあ落ち着けよ。もうお茶の時間じゃあないか。1杯飲んでくつろごうぜ。」
仗助「カッコつけて余裕ぶっこいてんじゃあねー。てめーがかかってこなくてもやるぜ。」
SD「どうぞ。だが君達はこの私に指一本触れることさえ適わない。何故ならば…」
仗助「ドラァッ!」
SD「ガバッ!?」
ジョセフ「オゴウッ!?」
仗助「…?…!?…!!なッ…なんだァァァーッ!」
ポルナレフ「!?…ど…どうしたッ!ジョースターさんッ!こいつと同じように吹っ飛んだぞ!今のは!」
SD「グッ…このバカが…まだ説明は途中だ…もう少しで貴様は自分の祖父を殺すところだったぞ…」
SD「いいか…この私がエンヤ婆を殺すためだけにお前らの前にこの私の顔を出すと思うのか。」
ジョセフ「き…貴様…『恋人』のスタンド…一体どんなスタンドなのだッ!」
SD「既に戦いは始まっているのですよ。ミスタージョースター」
億泰「どこだッ!どこにいやがるッ!出てきやがれーッ!」
ポルナレフ「婆さんのスタンドのように空気に紛れるスタンドかッ!それとも何かに紛れているのかッ!」
SD「愚か者共が…探しても私のスタンドはすぐには見えははしないよ」
SD「…おい小僧。駄賃をやる。そのほうきで私の足を殴れ。」
子供「…?…!?…???」
ジョセフ「エッ!ま、まさかッ!」
SD「殴れッ!」
子供「エイッ!」バキィッ
ジョセフ「ノオォーッ!」
ポルナレフ「!?ジ、ジョースターさんッ!どうした!」
ジョセフ「!?いっ痛い!何故か分からんが激痛がするッ!」
SD「くっくっくっ…私のスタンドは体内に入り込むスタンド!さっきエンヤ婆が死ぬ瞬間に耳からあなたの脳に入り込んだのだッ!」
ジョセフ「なにィッ!」
SD「今…私のスタンドはあなたの神経の出発点である脳幹に向かっている…なぜだか分かるか?」
SD「スタンドと本体は一心同体!スタンドが傷付けば本体も傷付く。逆も真なり!この私を少しでも傷つけてみろ。同時に脳内で私のスタンドが私の痛みや苦しみに反応して同じ場所に数倍の痛みをお返しするッ!」
SD「もう一度言うぞ。君達はこの私に指一本触れることさえ適わないッ!そして我がスタンドはDIO様の肉の芽を持っていった。脳内で育てている。エンヤ婆のように死ぬのだ。ほんの十数分後にはな」
子供「えい!」
ジョセフ「いったあああイイィッ!」
子供「へっ!」
SD「いつ二回殴っていいと言った…?このクソガキめ…」
SD「ま、はっきり言って私のスタンドは力が弱い。髪の毛1本ロクに動かすのも難しい。史上最弱ではあるが…人を殺すことは簡単だ。分かるかね諸君」
SD「私が交通事故に巻き込まれたりバナナでスっ転んだり風船が割れた驚きで心臓が止まったとしても…同じ痛みがあなたの体に帰るわけだ。分かるかねミスタージョースター」
SD「そしてもうすぐ死ぬ。エンヤ婆のようにな。」
仗助「くっ…」
ポルナレフ「悪質なスタンドだぜ…」
億泰「いいやッ!一つだけあるぜェ…こいつをジョースターさんを犠牲にせずにブッ殺す方法がよォー」
SD「何ィィー?」
ジョセフ「オイ億泰。何をするつもりだ?」
仗助「オイッ!やめろ億泰ッ!」
億泰「痛みも感じねー内に削り殺す!『ザ・ハンド』ッ!」
SD「このクソバカがッ!まずい!」ダッ
億泰「逃がさねェェェぜェェェホレッ!」ガオンッ
SD「クッ!」
億泰「もう1パァァァ」バキッ
仗助「やめとけ億泰。もし殺しきれなかったらどうする」
億泰「で…でもよォー…それ以外にどうやって倒すんだよォ」
仗助「それは…それを今から考えるんだろうがよォ」
SD「くっくっくっくっくっ!無駄だ無駄だ!どんなに考えたって私のスタンドを倒すことは出来ん!」
SD「そんな事よりミスタージョースター。ドネルケバブでも如何かな?私は外国人に優しいんだ。死ぬ直前の最後の晩餐という訳だな。」
ポルナレフ「調子ぶっこきやがって…畜生…」
カフェの店員「アアッ!?なんだこりゃァ!うちの店の前がグチャグチャじゃあねーか!」
仗助「ちっ…取り敢えず治してくるぜ。」
SD「ンンーッここの紅茶は美味いなァー。仗助君に感謝しなくっちゃあなァーッ!」
SD「所で先ほど…ドネルケバブは如何と聞いたが。自分で作るのは面倒臭い…ミスタージョースター。あなたは料理が得意だと聞いた。私の分だけ作ってくれた前」
ジョセフ「くっ…」スタスタ
SD「おォーッとォ!足が滑ったァァーッ!」サッ
ジョセフ「なにッ!」ズガァッ
SD「おーおー!バランス崩して屋台に突っ込んで!何万したと思ってんだこのクソジジイッ!エェーッ!」バキッバキッ
仗助「てめェッ!やめろ!」ガシィッ
SD「ほー…この私を殴るのか?この私を殴れるのか?」
仗助「ぐっ…」
SD「貴様には何も出来ん。貴様の祖父がグチャグチャになって死ぬのを指を咥えて見てるんだなァー」
SD「そしてミスタージョースター…あなたはもうあと1分もしたら死ぬ…なにか遺言はあるかね?聞いてやろうじゃあないか」
ジョセフ「…」
SD「どうしたッ!ジョセフ・ジョースターッ!死んでる訳じゃあないのなら返事くらいしやがれェェェーッ!」バキィィッ
ジョセフ「あんたは…ここでドネルケバブを作っていたが…ドネルケバブの肉の部分はいったいどうやって焼いていたか…」
SD「…???あァーッ!?なんだってェーッ!」
ジョセフ「億泰と仗助がいなければやられていた。億泰はザ・ハンドで引っ張り破壊した…クレイジーダイヤモンドは周りを治したが…敢えて治さなかったのか…歪まし治したのか…」
ジョセフ「スタンドには適性のサイズがある…しかし、スタンドパワーを使えばある程度は操作が可能なんじゃ…知らんかったか?」
SD「?…???…何を言っている?恐怖で頭がおかしくなったか?」
ジョセフ「髪の毛よりもずっと細いから…移動スピードも遅いし何よりあんたが動き回るから時間がかかったが…」
ジョセフ「気付かんのか。我がスタンド『隠者の紫』(ハーミット・パープル)が細くなって貴様の脳内に侵入していることに。そして…」
仗助「…ドラァッ!」バギィッ
SD「え…!?」ドゴォッ
SD「な…何をしやがるッ!祖父を殺したいのか…!?えッ!?ジョセフ・ジョースターッ!!」
SD「何故ダメージを一切受けていないッ!ハ!…痛くないッ!体が! !?」
ジョセフ「ドネルケバブを焼いていた火が不完全燃焼を起こし作り出した一酸化炭素をハーミット・パープルが脳幹や血管に送っていたことに。」
仗助「つまり!確実に体は麻痺を起こすっつーわけだよなァァァー」
ジョセフ「あんたのスタンドは自分の痛みや苦しみを取り付いた相手に送る能力。ならばその痛みも苦しみもシャットアウトしてしまえばあんたはフィードバック出来ない」
SD「な!なにッ!そ、そんなッ!」
億泰「改めて言わせてもらうぜ…」
ポルナレフ「4対1だ…手加減は一切しねーぜ…」
SD「ハァー…ハァー…はァー…」
SD(しかしジョセフ・ジョースター…貴様は一つだけ大切なことを忘れている…)
SD(肉の芽がッ!脳内で増殖しているということになァァァァァ)
SD(後30秒だ…あと30秒もしたら脳内の肉の芽は暴走を起こして宿主ごと[ピーーー]ッ!)
SD(その時が貴様の敗北だッ!ジョセフ・ジョースター!貴様一人でも道ずれに殺してやるぜェェェッ!)
SD(25…20…15…10…今だッ!)
ジョセフ「次の貴様の台詞は─」
ジョセフ、SD「「馬鹿めジョセフ・ジョースター!肉の芽に殺されてしまえェェェ!」だ」
SD「ハ!なッ!なにィッ!?」
ジョセフ「波紋!オーバードライブのビートッ!」コォォォ
SD「何ィィィッ!?肉の芽がッ!一瞬にして消え去っただとッー!?」
ジョセフ「DIOから聞いていなかったのか?ワシにはスタンドと別にもう一つの能力があることを。」
ジョセフ「あんたの『恋人』に逃げられんようにギリギリまで残しておいたのだよ。呼吸さえ出来ればいつでも作り出せるからのう」コォォ
SD「そ!そんなッ!俺のスタンドが負けるはずが!」ハァーハァーハァー
ジョセフ「『相手が勝ち誇った時、そいつは既に敗北している』これがジョセフ・ジョースターのやり方。老いてますます健在というところかな」
SD「ヒ!ヒィッ!許してくださァァァい!DIOには金で雇われただけなんですッ!靴でも舐めます!前金も全て渡しますッ!だから殺さないでェェェ!!」
仗助「てめーはエンヤの婆さんの命を奪った。その時点でもうてめーを助ける選択肢は俺達にはよォー」
億泰「既にねーんだよ…泣いて請いても許さねーぜェー」
ポルナレフ「例えどんな理由があろうとも命を屠っていいのは命を賭せる者だけだ。だからテメーは…[ピーーー]。」
SD「ハァーッ!ハァーッ!ハァーッ!ラッ…!『恋人』(ラバァァァズ)ッ!!俺をどうにかして守れェェェッ!」
仗助「ドララララララララララ!ドラララララララララド!ドラララララララララ!ドラァ!」ドゴゴゴゴドゴドドゴゴゴドゴドゴ
億泰「ホレホレホレホレホレホレッ!ホレホレホレホレホレホ!ホレホレホレホレホレ!」ガオンガオンガオンガオォンガオンガオン
ポルナレフ「ホラホラホラホラホラホラホラホラホラッ!ホラホラホラホラホラララホラホラホ!ホラホラホラホラホラ!」ズバズバズバズバズバズバズ
SD「アッバァァァーッ!」ズガァァン
鋼入り(スティーリー)のダン!
自身の『恋人』と寄り添いながら三人に殴られ続け再起不能ッ!
∠=To be continued
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