カバオ「あっついなー…」

ピョンきち「もう汗だくだよ…」

ちびぞう「こんなときはつめたーいアイスがほしいぞう…」

ﾋｭｰﾝ

カレー「おいおい、元気ねーなあ」

カバオ「あ、カレーパンマン」

カレー「へへっこんな暑い日はカレーがうまいもんだぜ！」

ピョンきち「ごちそうしてくれるの？」

カバオ「うーん、でもボクカレーよりアイスがほしいな…」

？？？「アイスならおまかせあれ」

ちびぞう「おじさんだれだぞう？」

ドラッグマン「ふふ、私は人呼んでドラッグマン！」

カバオ「ドラッグマン？」

カレー「見慣れない顔だな…」



ドラッグマン「まあね、私はいろんな人を幸せにするために旅してるからね。」

ドラッグマン「ところで君たちアイスがほしいってたよね」

ピョンきち「アイスくれるの！？」

ドラッグマン「ああ、あげるさ…でもね、ふつうのアイスとは違うんだなこれが…」
ﾊﾟｯ
ドラッグマンは白い粉や注射器を取り出した

ちびぞう「注射…！？どうするぞう…？」

ドラッグマン「まあまあ、心配しないで…これは気持ちよくなる魔法のアイスだから安心して、さっ」
ﾁｸ　ﾁｭｰ
カレー「お、おい子供たちになにしてんだよ…」

ドラッグマン「…」

カバオ「ふ…ふああああああああああっ！？」

カレー「！？」

ピョンきち「ああっあああうううああ…！！」

ちびぞう「うああううっ！す、すごいぞおおお！？」

カレー「みんないったいどうしちまったんだよ！？」

ドラッグマン「…これが魔法のアイスさ」

数分後


カバオ「はぁ、はぁ…」

ピョンきち「すごかったぁ…」

ちびぞう「ふう…」

ドラッグマン「ふふふ、あなたもいかがかな…」

カレー「オ、オレはやめておく…」（なんか怪しいぜ）

ドラッグマン「…。」

カバオ「ボクもっとほしいです！」

ピョンきち「ぼくも！」

ちびぞう「ぼくもだぞう！」

カレー「みんな…」

ドラッグマン「…二回目からは私の頼みを聞いてくれなけりゃあげませんよ…」

カバオ「ボクたのみなら何でも聞きます！」

ドラッグマン「そうですか…うれしいですね、それよりあなた…アンパンマンを知ってますか？」

カレー「ああ、俺たちの仲間だが、」

ドラッグマン「…ちょっとアンパンマンのことについていろいろ聞きたいので、ちょっと向こうではなしでも…」

カレー「お、おう…」

ドラッグマン「それから君たちは私のそのバッグの中のブツを町の人たちに配っておいてください使い方もおしえるんですよ…それでは行きましょうか」

カレー「…」

数週間後


アン「最近なんだか町の様子がおかしいんです…みんなどうかしちゃったみたいで…」

ジャム「おかしい…？ん、その薬はなんだい？」

アン「それが…」

～町～

　「へへっひひひ」

　「もっと…くれぇ…」

　「ふえーん」

アン「これはいったい…ん？」

　「アンパン…くれ…」

アン「しっかりして！ほら、アンパンならここに…！」

　「…うう…ちがう…」
ｻﾞｯ
アン「カバオくん…！」

カバオ「はい…アンパンだよ…」

　「うへへっ…アンパンだぁ…！」ｽｰﾊｰｽﾊｰ

アン「みんなどうしたんだい…？」

カバオ「ドラッグマンって人が町中に配れっていって…アンパンマンにもあげるよ」ﾎﾟｲｯ

アン「…」（ジャムおじさんに聞いてみよう…）

アン「…ということがあって、カバオくんからもらったんです」

ジャム「…アンパンマン、これは麻薬だ」

アン「麻薬…？」

ジャム「…麻薬というのはね、使ったときに少しの間とても幸福な気持ちや気分にさせるが、徐々に体をむしばんでいく危ないものなんだ。」

ジャム「しかも、依存性があってやめられなくなってしまうものなんだ」

アン「どうすれば…」
ｱﾝｯｱﾝｯ

アン「！どうしたんだいチーズ？」

ｽﾞﾙ　ｽﾞﾙ
カレー「…ﾊｧ…ﾊｧ…ｯ」

アン「カレーパンマン…！いったい…」

カレー「うう……」

～寝室～

カレー「…………」

ジャム「…カレーパンマン、いったいなにがあったんだい？」

カレー「く…くすり…」

ジャム「まさか…！」

ﾊﾞｯ
カレーパンマンの腕には痛々しいほど注射の痕が残っていた

カレー「…うぐ…ドラッグマンに無理やり薬をやらされて……う…うあああ…」

アン「！」

カレー「う…うああああああああああ！！！？？」

バタコ「落ち着いてカレーパンマン！」

カレー「ああああああ！！！ぎゃああああああああああ！！！」

ジャム「アンパンマン、ドラッグマンを探し出すんだ！バタコはカレーパンマンを…！」

アン「わかりました！」

ドキン「ねえ、ばいきんまん！」

ばい「ん、なにもってるのドキンちゃん？」

ドキン「チョコよ」

ばい「はひ！？おれさまチョコレート大好き！おれさまにもちょーだい！！」

ドキン「ちょっとまって、このチョコ普通のチョコとはちがうのよ。みてて」
ｻﾗｻﾗ　ｽﾙｽﾙ

ばい「？」

ｽｳｳｳ　ﾊﾟｧｱ

ドキン「……はぁあ…」

ばい「ドキンちゃん…？」

ドキン「…はい、ばいきんまんにもあげる…気持ちいいわよ…」

ばい「…」（なんだかよくわからないのだ）

ドキン「それにしてもドラッグマンって素敵な人ね…こんなにいいものくれるんだもの…」

ばい「ドラッグマン？」

ドキン「あ、ばいきんまん。ドラッグマンからほかのブツもらってきて…」ｽﾊﾟｧァ

ばい「わかったのだ」（なんかいつものドキンちゃんとちがうのだ）

ﾌﾞｰﾝ

ばい「ぐふふっ！ドラッグマンとかいうやつもしかしたらたっくさんチョコレート持ってるかもしれないのだ！！はーひふーへほー！！」

アン（はやくみつけないと、麻薬が広まってしまう…！）

ﾋｭｰﾝ
アン「！」

ドラッグマン「…坊や、これを使ったら気持ちよくなりますよ」

アン「やめるんだ！」

ドラッグマン「…これはこれは、アンパンマン」

アン「なんてことするんだ！こんなもの広めてひどいじゃないか！！」

ドラッグマン「ふふ、聞いたとおりのひと。お友達からよく聞かせてもらったよ」

アン「…ッ…！」

ドラッグマン「君のお友達はナニからナニまでヤってくれましたよ…」

アン「うるさい！！！」

ドラッグマン「……殺れ」
ﾊﾞｯﾊﾞｯﾊﾞｯ

木の後ろから数人の人たちがあらわれた

町の住民たちだ…

麻薬によって従わざるをえないのだろう

アン「みんな…そんな…」　

ドラッグマン「ふふふ、きみはみんなを傷つけるつもりかね？」

アン「あ…あ…」

ドラッグマン「くらいな！シンナー攻撃！」
ﾊﾞｼｬｯ

アン「う…顔が濡れて力がでない…」

ドラッグマン「さあとどめといこうか…ねえ？カレーパンマンくん…」

アン「！？」

カレー「…」

ドラッグマン「薬欲しさに耐え切れなくなってきたんだろ？…さあ、殺れ」

カレー「…」

アン「カレーパンマン…」

カレー「…」

ｻﾞｯ

ドラッグマン「！」

カレー「アンパンマンはオレの大切な仲間だ…手出しはさせねぇ…」

ドラッグマン「…ふん、まあいい…おまえらやっちまえ！」
　ｻﾞｯ

カレー「っ…！」

ﾋﾞｭｯ　ﾋﾞｭｯ
カレーパンマンは住民にカレー攻撃で目つぶしをした








が、カレーが尽きてしまい薬の力で体力も無駄に消耗してるのであろう…力尽きてしまった

ドラッグマン「へっ、薬にすら勝てねえクズが…お前なんか生きてる価値なんてねえんだよ！」
ｶﾞｽｯ
カレー「…うぐ…！」


ドラッグマン「そうだぁ！アンパンマンにも薬の良さを味わってもらおうかな？ヒヒヒ」

アン「…や…め…」

ドラッグマン「ヒヒヒヒって、あれ？薬がない…！？」

ﾌﾞｳｳﾝ

アン「…！」

ばい「はーひふーへほー！チョコレートはおれさまが頂いたもんねーばいばいきーん！！」

ドラッグマン「くそ、仲間がまだいたとは…」

ﾌﾞﾙﾝ　ｷｷｰｯ
バタコ「アンパンマン新しいかおよ！」

ドラッグマン「！？そうはさせｒ」

ジャム「ノーズパァアンチ！」
ｶﾞｽｯ
ドラッグマン「ぐえっ！？」

バタコ「今だわ！それっ！」
ﾋｭーﾝ
ﾀﾞｽ　ｷﾗﾝ
アン「元気百倍アンパンマン！！」

ドラッグマン「っ！行けおまえらっ！」
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

ジャム「みんな、よく聞くんだ…！」

ﾋﾟﾀｯ
住民「！」

ジャム「薬の効果をなくす方法が一つだけある。だからいますぐ麻薬をやめるんだ」

住民「…」

ドラッグマン「おまえら、こんなやつのいうことをきくんじゃない！やめれるわけねーんだ…！おい、まて！」

住民たちはジャムおじさんのことを信じ、アンパンマンたちの側についた

以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2015/08/05(水) 16:16:39.80 ID:w6u/2PYF0

ドラッグマン「くそっ、くそぉ…！」

ジャム「もう無駄な抵抗をやめなさい。みんな本当は麻薬をやめたいんだよ。さ、ドラッグマンきみも麻薬をやめて、パン工場においで」

ドラッグマン「…うるせえんだよ、ジジイ、おれは麻薬をやめねぇ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

アン「まって！ドラッグマン…！」

バタコ「…」

ジャム「だいじょうぶだよ、もうこの町には来ないだろう」

ジャム「みんな、麻薬では幸せにはなれないものなんだよ。」

　ジャム「…ドラッグマンも心の奥ではわかってると思うがきっと抜け出せないんだろう…かわいそうに」

翌日
アンパンマンは町のみんなに麻薬の危険性を教え、パン工場に呼び寄せた

ジャム「勇気の花のエキスだ…みんなこれを飲んで薬をやめたいと心に誓うんだ」

住民Ａ「それだけでよくなるんですか？」

ジャム「ああ、治すためには勇気をもつことなんだ。そして完全には治せない、かなりの苦しさを伴うがじっと耐えるんだそれしか方法はない」

住民Ｂ「…わたしには娘がいる…麻薬のことで迷惑をかけてしまった…わたしはどんなことがあってもやめようとおもう…！」

住民Ｃ「…おいらも…」

住民Ð「僕も…」

住民Ｅ「私も」

その後、麻薬の効果を断ち切ろうと様々な人が苦しんだが、

どうしてもやめられないというものはドラッグマンをさがしに町を出ていき、人口が減っていった。



しかし、少しづつだが改善とまではいかないが元気を取り戻すものもいて、前のように活気のある街に戻っていった

～パン工場～



アン「傷もなおってきたね、カレーパンマン」


カレー「…アンパンマン…」


アン「ん？」


カレー「あのときおまえのおかげでオレは目が覚めた。感謝している…
壊れちまった心は完全には戻らないかもしれないがオレもがんばるよ…」



アン「…カレーパンマンならきっと薬に勝てるとおもうよ…」

カレー「そうか…ありがとよ」

～バイキン城～


ばい「ドキンちゃん、もうやめたら？このチョコぜんぜんおいしくないよ」


ドキン「ああん？薬が足りないわ。もっともらってきて」


ばい（とほほ…もう嫌…）





終わり

26 名前：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日：2016/05/21(土) 14:05:58.34 ID:NhW1Irjm0 [26/31]
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2015/08/05(水) 16:16:39.80 ID:w6u/2PYF0

ドラッグマン「くそっ、くそぉ…！」

ジャム「もう無駄な抵抗をやめなさい。みんな本当は麻薬をやめたいんだよ。さ、ドラッグマンきみも麻薬をやめて、パン工場においで」

ドラッグマン「…うるせえんだよ、ジジイ、おれは麻薬をやめねぇ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

アン「まって！ドラッグマン…！」

バタコ「…」

ドラッグマンのビジュアルはどんなんだろうな？

身体は人型で頭部がドラッグっぽく
・コカの葉
・ケシの花
・注射器
・モルヒネの真空パック
・白い粉入りの薬袋
のどれか？