モバP「鍋の可能性を探るアイドルたち」 (83)

内村さまぁ~ずのステマ


前作:モバP「潰しが利くアイドルたち」
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モバP「さて、こうして皆さんに集まってもらったわけですが」

P「先日のゴールデンウィークはどう過ごされましたか?」

奈緒「前見てた時もそうだったけど振りが雑なんだよな」

楓「ちょっと南米の方に行ってきました」

みく「南米!?」

楓「急にマチュピチュを見たくなったので」

クラリス「えぇ、わかります」

奈緒「わかるんですか!?」

P「クラリスさんはどう過ごされたんですか?」

クラリス「ウユニ塩湖に行ってきました」

奈緒「ウユニ塩湖?」

みく「ボリビアにある塩原にゃ。雨季になると鏡みたいに空が反射してきれいなんだにゃ」

奈緒「へー、ボリビアってどこにあんの?」

みく「南米にゃ。…あれ?」

奈緒「一緒に行ったんですか?」

楓「えぇ、成田まで」

奈緒「それは一緒に行ったとは言わねーよ!」

クラリス「飛行機は別でしたね」

P「奈緒は?」

奈緒「この流れにのらないといけないのか…?」

奈緒「えーと…ロンドンの方に」

みく「ロンドン!?」

奈緒「たまには行っとかないといけないかなって」

P「トラファルガー広場とか行った?」

奈緒「…ナンダソレ…トラファルガー広場は…えー…無かった…かな」

みく「大事件にゃ!?」

P「みくはどう過ごしてた?」

みく「嫌な流れにゃ…えーと…カスピ海に行ってきたにゃ」

楓「カスピ海って国はどこなんですか?」

みく「国は決めてないにゃ」

奈緒「さっきの塩湖を説明したみくはどこ行った!?」

クラリス「空港はどうされたのですか?」

みく「カスピ海行きの船に乗ったからそこら辺はこう…ふわっと」

奈緒「ふわっとし過ぎだよ!」

楓「ずいぶん長い休暇だったんですね」

クラリス「向こうは暖かったですか?」

みく「うん、暖房が効いてたにゃ」

奈緒「ねこかよ」

P「皆さんゴールデンウィークは堪能されたようで、何よりです」

P「さて、皆さん。心が温かくなる食べ物と言えばなんでしょう」

奈緒「さっきからどうした?…えー…シチュー?」

みく「ハンバーグ」

クラリス「おでん」

楓「熱燗」

奈緒「それは食べ物じゃねーよ!?」

P「そう、鍋です!」

みく「何に対して『そう』って言ったにゃ」

P「それではタイトルコール行きましょう!」

奈緒「タイトルコール!?」

P「鍋の可能性を探るアイドルたち!!」

楓「イェーイ!」

クラリス「………」クラッカーパーン

みく「!?」ビクゥッ

奈緒「どこからそのクラッカー取り出したんですか?」

P「と、言うわけで、鍋やります」

奈緒「あー…鍋なぁ…」

P「あれ?乗り気じゃ無い?」

みく「なんかバラエティの乗りでやられると不味い鍋を食べさせられんじゃないかという不安がすごいにゃ」

P「大丈夫です。今回はただただ美味しい鍋を作る回です」

楓「アイドルとしての面白いリアクションとかも必要ではないんですか?」

P「必要ありません」

クラリス「はちみつとか入れませんか?」

P「…そんな仕事入れましたっけ?」

クラリス「いえ、里美さんが…」

P「ほわぁ…」

奈緒「…気持ちわる!!」

P「鍋会場に移動してきました」

奈緒「事務所の打ち合わせ室だけどな」

P「今回、47都道府県の名産品を用意しましたのでこれらをうまい事組み合わせて美味しい鍋を作ってもらいます」

北海道:カニ
青森:りんご
岩手:わんこそば
宮城:牛タン
秋田:きりたんぽ
山形:いも煮
福島:こんにゃく
茨城:水戸納豆
栃木:かんぴょう
群馬:下仁田ネギ
埼玉:草加せんべい
千葉:白菜
東京:雷おこし
神奈川:かまぼこ
新潟:コシヒカリ
富山:ホタルイカ
石川:甘海老
福井:干し柿
山梨:ほうとう
長野:野沢菜
岐阜:朴葉味噌
静岡:麦とろ
愛知:手羽先
三重:伊勢海老
滋賀:鮒寿司
京都:湯葉
大阪:たこ焼き
兵庫:赤穂の塩
奈良:奈良漬け
和歌山:高野豆腐
鳥取:ちくわ
島根:カブ
岡山:白魚
広島:牡蠣
山口:うに
徳島:すだち
香川:讃岐うどん
愛媛:みかん
高知:鰹節
福岡:明太子
佐賀:柚子胡椒
長崎:カステラ
熊本:からし蓮根
大分:カボス
宮崎:地鶏
鹿児島:さつまあげ
沖縄:ゴーヤ
※各都道府県出身のアイドルに食べ物の名産品のアンケートを実施した結果です

みく「ふざけてるとしか思えないのがいくつかあるにゃ」

P「そこら辺は他の物と組み合わせて美味しくしてください」

奈緒「殺しあうよ」

クラリス「カステラなどいくつかは単品でいただきたいですね」

楓「…私の箸の長さが違うんですけれど」

P「具材が鍋に合うかどうかを3段階で評価してください」

最適:相性抜群
我慢:なんとか食べられる
無理:どうやっても無理

みく「みくお魚苦手なんだけど…」

P「苦手なものは他の人に判断を仰ぐ感じで」

奈緒「カニとかエビもあるけどそっちは食べられるのか?」

みく「甲殻類はなんとか…うにや牡蠣は食べた事ないにゃ」

楓「今お鍋はどういった状態なんですか」

クラリス「…お湯ですね」パカ

奈緒「てなると最初は出汁選びからか」

みく「味噌あるにゃ」

楓「んー…それは中盤以降ですかね」

奈緒「え?あぁ、全部味噌味になっちゃうか」

みく「じゃあ最初はうすあじでいくにゃ」

クラリス「そうなるとこの辺りですかね」

鰹節

楓「みくちゃん、鰹節は大丈夫?」

みく「お出汁なら平気にゃ」

奈緒「カニとか魚介で出汁を取るのも良いかもな」

みく「鳥にゃ。魚介は後で良いにゃ」

クラリス「魚介を避けていきますね」

楓「鮭はありませんけどね」

P「完全に肉食だからな、あの猫」

楓「…鮒寿司もお鍋に入れるんですか?」

P「もちろん」

みく「においがやばいにゃ」

奈緒「あれ鍋に入れたら全部くさくなりそうだな」

クラリス「誰なんでしょうか鮒寿司を推した人は」

P(由愛が言ってたって言わない方が良いか…)

P「みなさんが最初に選んだのがこちらですか」

高知:鰹節
宮崎:地鶏
愛知:手羽先
兵庫:赤穂の塩

奈緒「甘海老いかなくて良い?」

みく「まだ早いにゃ」

クラリス「みくさん魚介を避けますね」

楓「鮭はありませんけどね」

P「気に入ったんですか?」

奈緒「まず出汁だな」

楓「では鰹節からですね」ドバー

クラリス「あれ?お鍋沸騰してました?」

楓「………あ」

みく「掬う?」

クラリス「…いえ、このままいきましょう」



クラリス「鰹節の香りがしてきましたね」

奈緒「おー…」

楓「お塩も入れましょうか」

みく「任せるにゃ」パッパッ



奈緒「………」オタマカラシルポタポタ

みく「………あっつ!?あっつ!?何にゃ!?」

奈緒「え?あ、ごめん!垂れてた」フキフキ



クラリス「では一度味見をしてみますか」

奈緒「じゃあお願いします」カエデサンドウゾ

楓「えぇ、いただきます」ズズズ

みく(最年長が率先して味見してる…)

楓「あ、うっすいですね」

クラリス「もう少し塩を入れますか」

みく「手羽先も入れてみるにゃ」ドバドバ

奈緒「ちょっと雑じゃないか?」

楓「もうこれだけでも十分美味しそうですね」



みく「地鶏も入れちゃう?」

クラリス「そうですね、最初に鳥系を入れましょうか」

みく「じゃあ切っちゃうにゃ」ズシャ

奈緒「え?骨ごといくの?」

みく「骨の髄からエキスみたいなのってでるんじゃないの?」ホネドバー



楓「ネギも入れちゃいましょうか」ザシュ

クラリス「あれ?輪切りですか?」

楓「………え?」

奈緒「確かに鍋のネギって斜めに分厚い感じで切ってあるよな」

P「鍋食べたことあるでしょうに」

みく「Pちゃんの当たりが強いにゃ」

楓「白菜も切っちゃいますね」スパン

みく「白菜もう使うの?」

楓「あー…まだ早かったですかね」

奈緒「切っておくだけ切っておこう」

P「最年長があそこにいるうち切ってもらおうって魂胆か」

奈緒「いや!?ちが!?」

楓「…奈緒ちゃん?」

奈緒「いや!本当に違うんだって!!」モープロデューサー!!

高知:鰹節
宮崎:地鶏
愛知:手羽先
兵庫:赤穂の塩
群馬:下仁田ネギ
を、鍋で煮込み中



楓「………」ズズズ

楓「あ、おいしい」

クラリス「出汁が出てきましたね」ズズズ

奈緒「鳥を先に仕留めますか」ウツワニヨソイ

みく「後半は劇物が出てくると思うから先に少しでも多く美味しく食べるにゃ」

奈緒「じゃあいただきます」ジドリパクパク

楓「どうですか?」

奈緒「あー…うまいなぁ…」

アイドル「「「おー」」」

奈緒「少し薄味だけどこれが『品のある京都の味』って言われたら『なるほど!』ってなるな」

みく「大丈夫?紗枝ちゃん怒らない?」

クラリス「…手羽先はもう少し………」

みく「…鳥ももう少し煮込んでも」

楓「じゃあもうひと煮立ち待ちましょうか」

奈緒「何だそれ!?罰ゲームか!?」

~煮込み待ち~

P「かぼすやすだちも搾る用に今の内に切っておいても良いんじゃないですか?」

クラリス「そうですね、良いと思います」

楓「じゃあ取ってきますね」

P(よく動く最年長だなー)

みく「良い頃合いにゃ」フタパカー

奈緒「じゃあこれにすだちをかけて…」プシャー

アイドル「「「「いただきます!」」」」

みく「んー!おいしいにゃ!」パクパク

奈緒「鳥の出汁が良い感じだな」モグモグ

クラリス「かぼすをかけるとまた違った味わいですね」ガツガツ

楓「はぁ…お酒が欲しくなりますね」

P「お酒は避けていただいて…」

楓「!?」

兵庫:赤穂の塩
高知:鰹節
宮崎:地鶏
愛知:手羽先
群馬:下仁田ネギ
徳島:すだち
大分:かほす

P「さて、今鍋に入っている7種類の具材、鍋との相性はいかがでしょうか?」

楓「せーの」

アイドル「「「「最適!」」」」

みく「まずい訳ないにゃ」

奈緒「いやーうまかったな」

クラリス「なんでしたら今日の打ち上げこのお鍋でも良いですよ」

P「なんか終わった空気出してるけどあと40種類あるかからな」

奈緒「いい加減これ入れるか」

みく「ついにカニが来たにゃ…」

クラリス「あれ?まだカニ生きてます?」

楓「たし『かに』生きてますね」ドヤァ

P「プレデターの口みたいだな」

みく「たとえがヘタクソか!?」

奈緒「取り敢えず切るか」ブシャ

奈緒「んで脚入れて…」ポチャ

クラリス「甘海老も入れてしまいましょうか」

奈緒「それでこれも入れて」ドーン

みく「奈緒ちゃんヘッドはいらんにゃ!?」

楓「迫力がすごいですね」

奈緒「あれ?ヘッドいらない?」

クラリス「ヘッドは、今回の鍋には入れなくて良いかと」

クラリス「では甘海老入れますね」ポイッ

楓「牡蠣も入れましょうか」

みく「んー…牡蠣かぁ」

奈緒「食べれなったらあたしが食べてやるからさ」ポンポン

みく「ん…ありがと奈緒ちゃん」

奈緒「ここまで来たら伊勢海老も入れちゃうか」

みく「あれ?これも生きてない?」

クラリス「今回の企画はけっこうお金を使ってそうですね」

奈緒「入れるぞー」チャプ

伊勢海老「………あっつ!?」ピョン

アイドル「「「「うわっ!?羽太!?」」」」ピョン

ビタン

P「みく!?」

みく「イタタ…活きが良すぎるにゃ…」

楓「いったんザルに戻しましょう」

奈緒「料理番組とかでお酒飲ませるとおとなしくなるのを見た気がする」

みく「でも逆にすごい暴れるのも見たことあるにゃ」

クラリス「やってみましょうか」トクトク

楓「………」ジー

P(羨ましがってそうだな)

楓「………」ウラヤマシイ

奈緒「…あばれないな」

みく「絵面が地味だにゃ」

クラリス「おとなしくなったようで何よりです」

~煮ること10分~

みく「あけるにゃー」パカ

奈緒「おー赤くなってる」

クラリス「美味しそうですね」

楓「ではみなさん」

アイドル「「「「いただきます」」」」

奈緒「まずカニだな」ムキムキ

クラリス「はぁ…おいしいですね」ガツガツ

楓「エビもおいしいです。みくちゃんは食べられそう?」

みく「うん!すっごくおいしいにゃ!」

奈緒「あたしん家の鍋よりおいしいかも」ズズズ

クラリス「牡蠣も他の食材に負けず劣らず美味しいです」

奈緒「みくは大丈夫そうか?」

みく「うん!初めて食べたけど牡蠣っておいしいにゃ!」

楓「けっこう高い牡蠣を使ってそうですね」

北海道:タラバガニ
石川:甘海老
三重:伊勢海老
広島:牡蠣

P「さて、鍋に入れた4つ具材、鍋との相性はいかがでしょうか?」

みく「せーの」

アイドル「「「「最適!」」」」

奈緒「間違いないな」

クラリス「鳥からの魚介、素晴らしかったです」

楓「本当にお酒飲めないんですか?」

P「…一杯だけですよ?」

楓「………♪」パァァァ

みく「笑顔が眩しいにゃ」

奈緒「自由すぎるだろ」

奈緒「今のうちに分けておくか」

クラリス「そうですね、毒にならないものを選びましょう」

楓「かまぼこ、ちくわはいけますね」

みく「こんにゃくも大丈夫にゃ」

奈緒「さつまあげも救出しとくか」

クラリス「湯葉も邪魔しませんね」

楓「ホタルイカも魚介の流れで入れますか」

奈緒「その流れなら白魚もだな」

みく「白魚…」

クラリス「大丈夫ですよ、私たちが着いています」

楓「………カマボコ」ズシャー

楓「………チクワ」スパン

楓「………コンニャク」ブシュー

楓「………ユバ」スッ

みく(率先して包丁を持つスタイル)

クラリス「ホタルイカ入れましょうね」ポイッ

奈緒「白魚も入れるぞー」ボタボタ

みく「カブも入れるにゃ」ペイッ

奈緒「………なんだろう、急に魅力が無くなったな」

クラリス「ですが、おいしいはずですよ」

楓「そうですね、まだ毒を入れてないので不味いはずがないです」

みく「にゃあ…」

アイドル「「「「………」」」」

P「………煮立つまでちょっと休憩しますか?」

アイドル「「「「そうですね」」」」

P「じゃあ一旦カメラ止めます」









比奈「わかったっス」カメラオロシ

留美「よいしょっと」カメラオロシ

文香「………」マイクオロシ

雪菜「メイクなおしまーす」

美波「8分後から再開しまーす」

取り敢えずここまで。

おつ
前作とかあるの?興味ある

>>33
前作:モバP「潰しが利くアイドルたち」
モバP「潰しが利くアイドルたち」 - SSまとめ速報
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美波「再開しまーす」




奈緒「白菜ってまだ入れないの?」

クラリス「まだですね」

みく「白菜なかなか入れないにゃ」

楓「ずいぶん前に奈緒ちゃんに切らされた気がします」

奈緒「あたし!?」

クラリス「そろそろ良い頃合いですかね」パカ

奈緒「…なんか白魚がうどんみたいになってる」

みく「おでんみたいのがウロウロしてるにゃ」

楓「ではみなさん」

アイドル「「「「いただきます」」」」

奈緒「うん、湯葉初めて食べたけどうまいな」パクパク

みく「カブも味が染みてておいしいにゃ」モグモグ

クラリス「ちくわやさつまあげなども美味しいですね」ガツガツ

楓「白魚やホタルイカは無理して食べなくて良いからね」

みく「うん、わかったにゃ」

奈緒「あ、柚子こしょう付けると違ったうまさが」パクパク

福島:こんにゃく
神奈川:かまぼこ
富山:ホタルイカ
京都:湯葉
鳥取:ちくわ
島根:カブ
岡山:白魚
佐賀:柚子こしょう
鹿児島:さつまあげ

P「さて、食べていただいた9つ具材、鍋との相性はいかがでしょうか?」

奈緒「せーの」

アイドル「「「「最適」」」」

P「で、みくは白魚とホタルイカは無理と」

みく「最適にゃ!最適で良いにゃ!」

奈緒「明太子とか入れてみても良いかもな」

クラリス「少し苦いかもしれませんがゴーヤも大丈夫ですかね」

楓「台無しにならない内にうどんを入れるのも手ですね」

みく「じゃあ明太子前にうどんで一回締めるにゃ」

奈緒「ついでにわんこそば入れとくか」

クラリス「でしたら麦とろにそばを入れるのはいかがでしょう」

楓「あーおいしそうですね」

みく「じゃあうどん入れるにゃ」ドバドバ

奈緒「あれ?全部入れた?」

みく「おいしいから大丈夫にゃよー」カナコボイス

奈緒「微妙に似てないな」

かな子「おいしいから大丈夫にゃよー」

楓「こうやってゴーヤのふわふわの部分を取っていくの」

みく「へー、上手いにゃ」

楓「チャンプルーにするとお酒のオツマミになるからたまに食べるの」

みく「でも苦いって聞くにゃ」

楓「その苦味がおいしいんだけどね」ゴーヤドバー



クラリス「………野沢菜はこのままいただきたいですね」

奈緒「醤油を少しかけてご飯と一緒に食べたらうまいよな」ノザワナポイ

P「企画変わっちゃうような事言うのやめて」



みく「………」チラ

みく「フフ…白菜はまだ良いのかにゃ?」

クラリス「白菜まだですね」

楓「気持ちシナシナしてきましたか?」

P「千葉県がすごい焦れてる」

みく「奈緒ちゃんの出身地は?」

奈緒「千葉です」

奈緒「よし、開けるぞー」パカ

みく「おー良いにお…い?」

クラリス「野沢菜が若干主張してきていますね」

楓「鍋にして初めてわかる野沢菜の強さですね」

奈緒「まぁ取り敢えず」

アイドル「「「「いただきます」」」」

みく「うどんおいしいにゃ」モグモグ

クラリス「………」ンー

奈緒「クラリスさん?」

クラリス「いえ、ゴーヤは初挑戦なので小さいものはないかなと思いまして」ナサソウデスネ

楓「…このアクって野沢菜からかしら?」

奈緒「でもまぁうまいな」パクパク

みく「…ゴーヤ」モグモグ

みく「あ、これまずいっスね」

P「言葉遣いが比奈みたいになってるぞ!?」

みく「でもまぁ、うん。最適で良いんじゃにゃいかにゃ」

奈緒「あー…高校生にこの苦味はダメだな」

楓「………」モグモグ

楓「………」ゴクン

みく「楓ちゃんは大丈夫?」

楓「………ゴーヤってね、味付けを濃くして調理して苦味を軽減させるの」

みく「つまり?」

楓「鍋にはダメですね」

楓「でも最適で良いと思います」

P「何でも最適判定するコーナーじゃないですよ?」

クラリス「………意外と野沢菜が他の食材を侵食してきましたね」

奈緒「麦とろも醤油で食べたかったな」

クラリス「それをご飯にかけるとおいしいですよね」

P「だんだん文句が多くなってきたな」



みく「そばはいついけるかにゃ?」

楓「じゃあ私が試しに食べてみますね」チュルチュル

楓「うん、もっと茹でた方が良いですね」

P(最年長が率先して犠牲者になっていく)



みく「明太子入れるにゃー」ドバドバ

クラリス「からし蓮根も入れてしまいましょう」ドバドバ

奈緒「うにも入れちゃおう」ドパドパ

P「雑になってない?大丈夫?」

楓「これが本当の雑炊ですね」

クラリス「せーの」

アイドル「「「「いただきます」」」」

奈緒「あったかい明太子だな。おいしいけど」パクパク

みく「からし蓮根もおいしいにゃ」モグモグ

クラリス「おでんのようですね」ガツガツ

楓「うにもおいしいですね」

みく「そばもおいしいにゃ」チュルチュル

奈緒「素麦とろって初めてだ」チュルチュル

岩手:わんこそば
長野:野沢菜
静岡:麦とろ
山口:うに
香川:讃岐うどん
福岡:明太子
熊本:からし蓮根
沖縄:ゴーヤ

P「さて、食べていただいた8つ具材、鍋との相性はいかがでしょうか?」

クラリス「せーの」

アイドル「「「「最適」」」」

P「ゴーヤが不味いとか言ってませんでした?」

楓「最適です!」

P「野沢菜の主張が強いとか言ってませんでした?」

クラリス「最適で良いのです!」

P「さて、続いての具材を選んでください」

みく「もう2次会のカラオケ行きたいにゃ」

P「まだ1/3ぐらいあるからな?」

奈緒「『1/3の純情な感情』歌いたい」

P「奈緒ってその世代だっけ?」

楓「じゃあ私は『酔いかぜ』歌います」

P「それ二次創作の替え歌ですよね?」

クラリス「私は『磔刑の聖女』を一人で歌います」

P「おねシンとかにしてくださいお願いします」

奈緒「もう味噌味にしちゃう?」

クラリス「そうですね、味を変えてみましょうか」

みく「あ、牛タンもおいしそうにゃ」

楓「いも煮も入れましょう」

クラリス「きりたんぽも入れてしまいましょうか」

奈緒「あ、じゃあ白菜入れちゃわないか?」

みく「千葉県民の我慢がとうとう利かなくなったにゃ」

クラリス「………」ミソグルグル

楓「………」ズズズ

みく(やっぱり最初は最年長)

楓「朴葉味噌って甘いんですね」

奈緒「………」ズズズ

奈緒「味噌田楽の味噌みたいだな」

クラリス「鍋の出汁としては難しいかもしれませんね」

みく「でもおいしいから最適にゃ!」

楓「牛タン入れましょう」ポィッ

みく「一人一枚にゃ」

奈緒「けっこう食べてきたよな」オナカサスサス

クラリス「………?」

P(『まだいけますが?』みたいな顔してる)

みく「かんぴょうも入れちゃうにゃ」ポイッ

楓「これも一人一本にしましょう」

奈緒「千葉の味も入れるぞ」ポイッ

みく「白菜って言うにゃ」

クラリス「いも煮はどうしましょうか?」

楓「汁ごと入れて味の調整しましょう」

奈緒「整うのか?」

楓「ふたを開けますね」パカ

奈緒「牛タンが…」

みく「火を通し過ぎると岩みたいになるにゃあ」

クラリス「でもおいしいですね」ガツガツ

楓「味噌に合いますね」モグモグ

みく「いも煮のこんにゃくあげるにゃ」ポイ

奈緒「…うん…」

みく「疲れちゃったの?」

奈緒「まぁうまいよ」パクパク

クラリス「千葉の味もおいしいです」ガツガツ

みく「白菜って言うにゃ」

楓「きりたんぽって崩れるんですね」オイシイ

奈緒「雷おこしって意外と合うな」パクパク

みく「結局お米みたいなもんにゃ」

クラリス「ほうとうも予想通りおいしいです」ガツガツ

楓「高野豆腐もおいしくない訳がないですね」ングング

P「みくの箸がさっきから止まってるけど」

みく「食べるにゃ!かんぴょう食べるにゃ!!」モグモグ

秋田:きりたんぽ
山形:いも煮
宮城:牛タン
山梨:ほうとう
栃木:かんぴょう
千葉:白菜
東京:雷おこし
和歌山:高野豆腐

P「さて、食べていただいた8つ具材、鍋との相性はいかがでしょうか?」

楓「せーの」

アイドル「「「「最適!」」」」

みく「今回は文句ないにゃ」

P「…今回は?」

みく「言葉の綾です」

奈緒「口調が崩れてるぞ」

P「さて、残り10品です」

奈緒「納豆とたこ焼きいっちゃう?」

みく「納豆!?納豆入れたら全部納豆になっちゃうにゃ!!」

クラリス「納豆入れませんか?」

みく「どっかでオェってなるにゃ!!」

楓「取り敢えずたこ焼きだけ入れましょう」チャプン

奈緒「じゃあ雷おこしおいしかったから流れで草加せんべいもいけるだろ」テイ

クラリス「隠し味にみかんを」ポイ

みく「!?」

奈緒「あれ?あたしのみかんどこ行った?」

みく「早くしないとみかんのエキスが鍋にでるにゃ」モグモグ

クラリス「みかんにも味が染みそうですね」ガツガツ

楓「まだみかんの味ですね」ングング

奈緒「あれ?みかん本当に居ないんだけど!?」グルグル

P「神隠し?」



みく「味噌味の濡れせんべいにゃ」モグモグ

クラリス「おやつに良いですね」

楓「たこ焼きが汁を吸ってジューシーな感じになっておいしいですね」ングング

奈緒「あ、みかん見つけた!」

埼玉:草加せんべい
大阪:たこ焼き
愛媛:みかん

P「さて、食べていただいた3つ具材、鍋との相性はいかがでしょうか?」

みく「せーの」

アイドル「「「「最適」」」」

奈緒「でも本番はこっからなんだよな」

取り敢えずここまで。

奈緒「干し柿漬ける?」

みく「漬ける時間は短くするにゃ」

奈緒「………」ポイ

みく「なんでもう漬けるにゃ!?」

奈緒「柔らかくなるかなって」



みく「このりんごおいしそうにゃ」キルキル

クラリス「真ん中の蜜の部分が良い色をしています」

奈緒「…早くしないと干し柿がエキスを吸ったり出したりするぞ?」

みく「フシャー!!」

楓「タイムサスペンスみたいですね」

みく「干し柿食べるにゃ」モグモグ

アイドル「「「「………」」」」モグモグ

楓「あー…うん…」

クラリス「…取り敢えず最適にしておきましょう」

奈緒「なんか、ごめんなさい」



奈緒「リンゴはうまさが失われてないな」シャクシャク

みく「りんごってすごいにゃ」シャクシャク

クラリス「神話に出てくるのもうなずけますね」シャクシャク

楓「少しすっきりしましたね」シャクシャク

クラリス「次はどういたしましょうか?」

楓「カステラをやっつけちゃいましょう」

みく「やっつけるって言葉がこの企画のしんどさを表してるにゃ」

奈緒「汁に漬けて食べるのか?」

楓「………」チャプチャプ

奈緒「うわー…」

みく「断層が…」

クラリス「食への冒涜と言われても仕方がない光景ですね」

楓「………」ングング

楓「…あ゛っ゛!?」

奈緒「今まで聞いたことない声が聞こえたぞ!?」

みく「あかん」

クラリス「…Oh my goodness」

楓「…さぁ゛、皆さんもどうぞ」ニコリ

P(楓さんの笑顔が怖い)

アイドル「「「………」」」チャプチャプ

アイドル「「「………」」」モグモグ

奈緒「うぇあ゛!?」

みく「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?」

クラリス「」

P「クラリスさんの動きが止まった?」

青森:りんご
福井:干し柿
長崎:カステラ

P「さて、食べていただいた3つ具材、鍋との相性はいかがでしょうか?」

アイドル「「「「………」」」」サイテキデス

P「何でも最適にするコーナーじゃないですよ?」

アイドル「「「「………」」」」サイテキデス

P「さて、残り4品ですが、どうしますか?」

奈緒「どう行っても地獄だからな」

楓「まず納豆いきましょう」

クラリス「それでごはんを食べまして」

みく「奈良漬けを経由して」

奈緒「鮒寿司かぁ」

クラリス「納豆入れますね」ネバネバ

奈緒「BGMはNever say neverだな」

フリカエラズマエヲムイテ

みく「こんな使われ方したらさすがに凛チャンも怒ると思うにゃ」

楓「味噌汁に納豆入れる人も居るようですし悪くはないと思うんですが」

クラリス「では、どうぞ」

楓「………え?」

みく(やっぱり…)

楓「あ、食べたらおいしいですね」ングング

奈緒「お、本当だ」パクパク

クラリス「意外と食べられるものですね」ガツガツ

みく「………でもにおいは最悪にゃ」モグモグ

奈緒「コシヒカリ入れるぞ」ドバー

楓「奈良漬けも入れましょうか」チャプ

比奈「………」クサイッス

みく「ちょっと比奈ちゃん!?」

クラリス「私たちだってくさいんですよ!!」

楓「…美波ちゃんもにおいのせいでくらくらしてますね」

奈緒「それがなんか色っぽく見えるな」

楓「では食べますか」ングング

楓「………はぁ、最適で良いですよもう」グッタリ

奈緒「奈良漬けなんだこれ………最適」

みく「………」サイテキ

クラリス「………ふぅ、最適ですね」グッタり

P「いよいよ残り1品となりました」

P「皆さん頑張ってください」

みく「他人事にゃあ…」

奈緒「鮒寿司食べたことないんだよな」

楓「一度におい嗅いでみましょう」

奈緒「クンクン…う゛あぁ゛r゛」

みく「………今日暇って言わなければ良かったにゃ」

文香・比奈(…よかった今日はスタッフ役で)

クラリス「鮒寿司だけ無理って事にはならないですか?」

P「一度食べてから判断してください」

取り敢えずここまで。

楓「では、入れます」ダバダバ

奈緒「え!?全部!?」

みく「うわー…」

クラリス「中に入っている奈良漬けとうまい具合に殺しあって頂けると助かるのですが」

P「物騒なこと言ってるぞあのシスター」

奈緒「…くっさ!?」パタパタ

比奈「ちょ!?こっちに匂いを送らないでほしいっス!!」パタパタ

みく「道連れにゃ!」パタパタ

文香「………ウー」パタパタ

クラリス「死なば諸共」

留美「クラリスさん!?」パタパタ

雪菜「………香水散布しようかしら」パタパタ

美波「………ヤメテクダサイ」パタパタ

かな子「………ダイジョウブジャナイ」パタパタ

P「なんだここ地獄か?」パタパタ

クラリス「………開けますね?」パカ

奈緒「なんだこの臭さは!?」

みく「わらけてくる臭さにゃ」ハハ

楓「フフ…フフフ…」

クラリス「志希さんの薬で中和してくれませんかね」ハナツマミ

奈緒「あ!食べたらカボスやすだちかじろうぜ」

楓「テキーラを飲むときのように」

クラリス「神はここに居ました」

みく「はぁ…なんでこんにゃ事を桜咲く時期に…」

P「急なカミングアウト止めてくれない?」
※ロケ日:4月初め

楓「………では、いただきますね」ングング

楓「…」カボスチューチュー

みく「無言にゃ…」

奈緒「無言だな…」

クラリス「無言ですね」

楓「…ゴクン……さいてkです」

P「え?なんて?」

楓「最適です!」

奈緒「やべーよ…マジやべーよ」

奈緒「…いただきます」パクパク

奈緒「………」モグモグ

奈緒「………」カボスガジガジ

みく「やっぱ無言にゃ…」

クラリス「やはり無言ですね…」

楓「そりゃ無言にもなりますよ…」

P「判定は?」

奈緒「…最適です!」

みく「ご飯粒付いてるにゃ」

クラリス「いただきます」ガツガツ

クラリス「………」モグモグ

クラリス「………!?」クワッ

みく「目が開いたにゃ!?」

クラリス「………」スダチチューチュー

奈緒「それだけの衝撃なんだよあれは…」

楓「皆さん無言になりますね」

P「判定はどうですか?」

クラリス「最適で宜しいかと…」

クラリス「無理をしなくても良いんですよ?」

みく「…やるにゃ!みんなにだけつらい思いをさせる訳にはいかないにゃ!!」オサカナニマケニャイ

みく「いただきます!」

みく「………」モグモグ

みく「~~~~~~~~~~~!?」スダチガブガブ

奈緒「みく!?」

みく「呼吸する度にくさいにゃ!!」ポロポロ

P「色んなものが色んな所から出てるぞ!?」オテフキ

みく「みんなが無言になる訳がわかったにゃ…」フキフキ

クラリス「地獄はこんな身近にあったと思い知らされました」

楓「寿命が減る思いでしたね」ドヤァ

P「みく、判定は?」

みく「最適にゃ」

P「そんな訳で、全食材、『最適』です!!」

アイドル「「「「わー」」」」パチパチ

P「どうでしたかこの企画は?」

楓「鍋の国日本ですね」

奈緒「結局火を通せばうまくなるんだよ」

クラリス「日本の食文化の素晴らしさが伝わる良い企画だったと思います」

みく「無事終わって何よりにゃ」

P「本音は?」

楓「しばらく鍋は要らないです」

奈緒「火を通せば良いってもんじゃないよな」

クラリス「ケイトさんやナターリアさんにもこの食文化を伝えるべきです」

みく「無事な人が一人もいないにゃ」

クラリス「あとクラッカー鳴らして頃の自分を長時間にわたって懇々と説教をしたいです」

P「鍋の可能性は無限大って事が分かったところでまた次回お会いしましょう!さようならー!」

みく「もう鍋の回は要らないにゃ!!」

P「よーしカラオケ行くぞー!」

収録後



楓・クラリス「………」ゴニョゴニョ

みく「うー…カラオケ前にシャワー浴びたいにゃ」

クラリス「良いですね。ですが、その前に…」

奈緒「ん?」

楓「比奈ちゃん、文香ちゃん」チョイチョイ

比奈「なんスか?」トテトテ

文香「………」トテトテ

クラリス「はい、召し上がれ」

比奈・文香「………え!?」

楓「スタッフがおいしく頂かないと、ね?」ホラホラ

文香「………」フルフル

比奈「待つっス!争いは何もうまないっス!!」フルフル

クラリス「ですが、食べ物を粗末にしてはいけません」ホラホラ

比奈「そうは言ってもでスね…あ!?留美さん達が逃げようとしてるっス!!」

留美・美波・かな子・雪菜「「「「ビクゥ!!」」」」

留美・美波・かな子・雪菜「「「「………」」」」チラッ

留美・美波・かな子・雪菜「「「「お疲れ様でした!!」」」」ダッ

P「機敏な動きしてたな」



クサ!?
ナニコノニオイ!?
ゾウキン?
ソンナヤサシイモノジャナイヨ
コントンヨリハイデルヨウナコノニオイハ



P「においが事務所に…」

楓「パンデミックですね」

みちる「パンの話してました?」にゅっ

みちる「ってくっさ!?」


この後滅茶苦茶消臭した

以上です。お付き合いいただきありがとうございます。
みんなDVD買ってね。

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