アベンジャーズss C作戦 (36)
アベンジャーズのssです
このssは現在公開中のキャプテンアメリカ・シビルウォーの映画を見る前に書いたものなので
設定が異なる箇所があると思いますがその辺は大目に見てあげてください
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1462240642
私の名はナターシャ・ロマノフ。またの名をブラックウィドゥ。
スーパーヒーローチームAvengersの一員にして、
国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.のエージェントだ。
私の任務は世界の平和を守ること。
そのためなら私はどんな相手とでも戦ってみせる。
そう、たとえそれが仲間であっても…
「エージェントロマノフ、よく来てくれたな。」
「ナターシャ、今回キミに頼みたい任務があるんだ。」
「フューリー長官…それにスタークまで…」
今、私の目の前には二人の男たちがいる。
それはS.H.I.E.L.D.のニック・フューリー長官。
さらにSTARKIN・INDUSTRIESの社長で、
私と同じくAvengersの一員であるトニー・スタークまで一緒だなんて…
これは何か重大な任務が待ち構えていると私はすぐに確信した。
「キミに秘密任務だ。これより『C』作戦を行う。」
「これはフューリーお好みな秘密の任務だ。ナターシャと僕たちとで行うんだ。」
「OKよ。こんなことは今まで散々やってきたから。」
秘密任務なんて私にとっては日常茶飯事だ。
それに秘密で塗り固められた私の人生にはまさにお似合いだ。
それからフューリー長官は私に作戦のファイルを見せた。
けど…これは…嘘…なんてことなの…
「この資料はスティーブの…キャプテン・アメリカのものじゃ…」
「その通りだ。
ターゲットは我らがアメリカの希望、キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースだ。」
さすがに私は動揺を隠しきれなかった。
何故ならスティーブとは長いこと共に戦場を駆け抜けた戦友だ。
その彼を裏切る任務だなんて…
「知っての通り、ロジャースは高潔な男だ。だがシビルウォーによる被害は甚大だ。」
「僕たちは彼に恨みなんてない。だがこれは戦いだ。だから僕たちは彼の弱点を突く。」
「そう、これも世界のためなのね…」
この二人のことだ。
こんな作戦を行うのも断腸の思いだったはず…
ならば私も覚悟しなければ。
世界平和のために…!
「着いたぞ。ロジャースの部屋だ。」
「ハルクでも一瞬で眠る鎮静剤を盛られてぐっすり眠っているな。」
「スティーブ…」
私たち三人はスティーブの部屋へやってきた。
ターゲットのスティーブは薬を盛られたらしく、ぐっすり眠っている。
戦場にいる時は頼もしい彼だがこうして寝ているところは普通の青年と何も変わらない。
そんな彼をこれから貶めなければならないのだから気が思いやられる。
今更だけどごめんなさい。
恨んでもくれても構わない。でもこれが世界のためなの。
やはり私の手は血に汚れている。
でもこんな私だからこそ、この任務に相応しいのかもしれない…
「準備はいいかロマノフ?」
「OKです長官。それでは始めましょう。」
「よし、やるぞ!」
覚悟を決めた私は作戦を決行した。
キャプテン・アメリカ…いえ…スティーブの弱点を掴む作戦…
一体…何が起きるの…?
「まずロジャースのズボンを脱がす。」
「了解。」
「次にパンツも脱がす。」
「りょ…了解…?」
「フ○チンになったところでまんぐり返しする。
ここで重要なのはひっくり返した時にケツの穴をちゃんと見せることだ。」
「おっと、顔を隠しちゃダメだぞ。本人だとわからなければ意味がないからな。」
「…」
「恥ずかしい体勢になったロジャースを我々三人が囲いピースしながら画像を撮る。」
「ピース!ピース!イエーイ!これで任務完了だ。」
「ふざけんなコラァァァァァァ!!!!」
秘密任務だというのに私は思わず絶叫してしまった。
いや…するでしょこれ…
「何これ!こんなん真面目にやろうとしたわけ?中学生のイジメレベルよね!?」
「安心しろナターシャ。男の精神レベルは大体中学生で終わるから。」
「そうだ。これで世界は救われる。」
「救われねーよ!これで救われるとか世界どんだけチョロいんだよ!」
私はこの作戦に意見した。
上からの指示に逆らうなんてこれが初めてだ。
ていうかこれ…普通…逆らうわよね…?
「ロマノフ、この作戦をちゃんと把握していなかったのか?」
「え~と何でしたっけ?『C』作戦?」
「そうだ。作戦名『C』。Chinpo(チ〇ポ)だ!」
「チ…チン…ハァッ!?」
「だからチ〇ポだって!
おチ〇ポおっぴろげにした画像撮れば恥ずかしくて戦えないだろ。」
「最低だお前ら!今すぐ死ねよ!」
私はスタークたちの前で凡ゆる罵詈雑言を吐いた。
それは私の流儀に反するとか美学を貶されたとかそんな話じゃない。
こんな馬鹿げた任務やってらんねー!
「言っておくが既に他のメンバーのおチ〇ポ画像は撮ってある。見たまえ。」
「そんな…これって…」
長官が私に見せつけた画像の数々。
それは…あぁ…なんてことなの…
「まずはこれだ。ご存知百発百中の名手ホークアイ!」
「…のおチ〇ポ画像だ!」
「うわ…既に他のメンバーのも撮ってたのね…」
「彼は三児の父親だけあって中々のチ〇ポだった。」
「まあね。けど…バートンのチ〇ポはその…いまいち地味で…ネタにできないんだよね。」
まさか既にバートンにまで魔の手が押し寄せていたなんて…
「だがお次はスゴイぞ。ブルース・バナーだ。」
「でも…これって…」
「そうだ。彼はあっちの方もハルクだったようだ。」
「oh…これがハルクチ〇ポ…」
私は今見えているものを疑った。
そこに写っていた画像にはおよそ1mはあるであろう彼の男根がそびえ立っていたのだ。
もしもハルクに変身していたら…一体彼のチ〇ポはどこまで伸びるのか…
二人の男たちはまるで憧れのような目でバナーのおチ〇ポ画像を見つめていた。
私…?
いや…これ無理だから…絶対挿れられないから!
「それに比べてこいつは食わせ者だった…見てみろ。マイティ・ソーのソーチ〇ポだ。」
「プッ…これは…」
「あらあら、これは可愛い像さんね。」
そこに写っていたのは…
バートンの息子と同じくらいの可愛いおチン〇ンだった。
ソーったらあっちの方はマイティじゃなくてアントマンだったようね。
オーディンの息子のムスコはおそ松くんだったなんて…
「とにかくこれでロジャースのおっぴろげ画像も手に入った。」
「ああ、シビルウォーも回避されるだろうな。」
「いやいや…むしろこれが原因でシビルウォーが悪化すると思うんだけど!」
私はこの作戦に断固抗議した。
こんなこと間違っていると…
でも私の意見なんて誰も聞く耳を持ってはくれない。
所詮、上層部は現場のエージェントなんて使い捨てにしか思っていないのだ。
ていうか私の話聞けよお前ら!
「エージェントロマノフの言う通りです。この任務には愛が足りない!」
「なっ…あなたは…」
「そんなキミは死んだはずだぞ!」
「 「フィル・コールソン!?」 」
突然、私たちの前に現れたのは…
かつてロキに殺されたはずのS.H.I.E.L.D.のエージェント、フィル・コールソンだ。
けど…何故…彼は死んだはずでは…?
「そこの眼帯親父に無理やり生き返らされてね。
もっと詳しく知りたければエージェントオブシールドを見てくれ。」
「まあ説明するがよく知らん宇宙人のエキスぶち込んでやったら生き返ったんだ。
それでその時の後遺症を心配して、
脳をこじ開けて楽しいタヒチでのバカンスの記憶を植え付けてやった。」
「何それ…ガチで恐ろしいんだけど…」
一瞬この仕事を辞めようかなと本気で思った。
まあとりあえずコールソンが生きていたことには素直に喜ぶべきなのか…
けど彼も私と同じくエージェントだ。
まさかそんな彼が長官の立てた作戦に意見するなんて…
「コールソン、キミが私の立てた作戦に反対するとは思わなかった。」
「当然です。このようなヒーローを貶める作戦など私は断固反対です。」
「それならどうする気だ?戦争は綺麗事じゃ解決しないんだぞ!」
「チ〇ポ写し取った画像で脅しそうとしても解決しないけど…」
「ナターシャの言う通りです。だから私は愛を唱えたい!」
「さっきから愛などと戯言を宣っているがキミはどうするつもりだ?」
「簡単な話です。つまり私のキャップに恋人を作ってもらえばいいのです!」
恋人…?
そうね、それが一番かもしれないわ。
彼は今まで戦いの日々を送ってきた。
安らぎの場を与えることこそが一番のはずよ。
つーかチ〇ポの画像撮るよりはるかにマシやんけ!
「だがロジャースに恋人となると…」
「この朴念仁の相手を務まる女性なんているのか?」
「フッ、何も相手は女性だけではないはずだ。」
「それは…つまり…どういうことなの…?」
「この私だ。」
「へ…?」
「この私がキャプテンの妻になればいいのだ!」
コールソンの言葉に私は思わず正気を疑った。
どうやら彼は長官が盛ったクスリとやらでキチ〇イになってしまったようだ。
「待て待て待て待て!コールソン、自分が何を言っているのかわかっているのか!?」
「モロチン…いや…勿論だ!このキャップのチ〇ポを見てみろ!」
「この色、肌、艶、どれを取っても完璧なチ〇ポ!まさにキャプテンチ〇ポだ!」
「キャプテンチ〇ポって何…?それもうイジメじゃないの…?」
「確かに僕だってこんなおチ〇ポさまを見たら思わずしゃぶりたくもなるさ!だが…」
「このロジャースのキャプテンチ〇ポには弱点がある。それも世界を揺るがすほどの…」
そんな…一体どんな秘密が隠されているの…
ていうか何でこんなクソ真面目な雰囲気になってるの…?
こいつらみんな馬鹿なの…?
「スティーブ・ロジャースは童貞なんだ。」
「そんな…キャプテンが童貞なんて…本当なのかスターク!?」
「事実だ。死んだ僕の親父ことハワード・スタークの遺書に
『キプテンは童貞やで♪これ国家を揺るがす機密情報だから喋ったらあかんで!』
…と書いてあった。」
「アンタの親父なんてもの遺書に記してんのよ…」
だが納得もいく。
スティーブは超人兵士になる前は虚弱体質な青年だった。
だから当時の女性からは見向きもされなかったはず。
でも御年90歳の童貞はさすがに引くわね…
「キャプテンアメリカが童貞。この事実が世界に知れ渡ればどうなると思う?」
「悪党どもが挙って馬鹿にするのが目に見えている。
そして馬鹿にされたスティーブは二度と立ち上がれなくなるだろう。Shit!」
「それはある意味悲惨だわ…」
90歳の童貞を悪党にバラされたらと思うと背筋がゾッとする。
ていうかそんなネタを既にこの二人に掴まされてる時点でスティーブ詰んでるんじゃ?
「いや、むしろ好都合だ。」
「え…何で…?」
「私がキャプテンの脱童貞を行えばいい!」
「えぇー!?」
またもやコールソンからの驚きの発言が飛び交った。
いやいやいや…アンタどんだけスティーブのこと好きすぎんの!?
「気は確かか?このキャプテンチ〇ポを見ろ!
ハルクチ〇ポよりは大人しいが常人が…ましてや…キミの処女ア〇ルにはきつすぎる!?」
「そうだ。下手をすれば一生オストメイトのお世話になる羽目になるぞ!」
せっかく生き返った生命だというのに…
コールソンはそれをスティーブのために犠牲にしようとしている。
彼もまた世界を守るために己を犠牲にする人なのだ。
…とまあ…こんな解釈でもしてあげないとやってらんねー!
「止めないでください!
彼は90以上年ずっと童貞だったのです!キャプテンの孤独を癒せるのは私しかいません!」
「わかった。止めはしない。気の済むまでやってみせろ。」
「長官、ありがとうございます。」
こうしてコールソンの熱意に打たれたフューリー長官は彼に全てを託した。
90年も守り続けた(?)童貞が
まさかこんな形で失われるなんてスティーブは夢にも思わないでしょうね。
「コールソンがその意気なら僕も行動を起こさなきゃいけないな。」
「スターク、何か策を思いついたのか?」
「どうするつもりだ?悪いがキャプテンの童貞は私のものだぞ。」
「いや…アンタのものじゃないでしょ…」
スタークはフル〇ンで寝そべっているスティーブに近づいた。
けどスタークは彼のチ〇ポに用はなかった。
彼が必要としていたのは…
「スティーブのピンクで新品のケツマ〇コの処女だ。僕が孕ませる。それで問題解ケツだ!」
「つまりこういうことか?ロジャースを孕ませると…」
「そういうことさ。
コールソンがスティーブを父親にさせるのなら
僕は彼を孕ませてお母さんになってもらおうと思っている。」
「oh…最低な発想だわ…」
コールソンとスタークによる新たな案…
そんな二人の案を聞いて私は思わず目眩がした。
「何故だスターク!私の案だけではダメなのか!?」
「いいや、悪くはない。
だが彼はキャプテンアメリカとして長いこと戦場で戦い続けた。
そんなスティーブには父としてではなく母として家庭に入るべきだ。」
「なるほど…全てはキャプテンのために…」
「そうだ。きっと安息を得られる。僕はそう思っているんだよ。」
うわぁ…マジキチだよこいつら…
男同士でシャワルマでもほうばってろよ…
「けど…大事なことを忘れてるわよ…スティーブは男で赤ちゃんは産めないわ…」
「問題ない。僕が新たに作ったアイアンチ〇ポで男でも孕ませられる。」
「それにキャプテンは超人兵士だ。
男を孕ませるのも男に孕ませられるのも朝飯前。何も問題ないな。」
「二人とも、これは失敗が許されない作戦だ。なんとしても性行させてくれ!」
「了解です長官!」
「それじゃあ作戦決行前に合わせるぞ!」
「 「アベンジャーズ!アッセンブル!!」 」
コールソンとスタークはフル〇ンになり未だに眠り続けているスティーブに跨った。
これ以上付き合えなくなった私は目覚まし時計を音声最大にセットしてその場から去った。
そして私が部屋から出た後に…
『何だこれ!みんな何してんだ!?』
『ちがう…これは誤解なんだ!』
『キャップ落ち着いてください!』
『話せばわかる!なあそうだよなナターシャ!あれ?ナターシャ?ナターシャ!?』
『ふざけるな!この変態どもが!!』
『お助け…ギャァァァァァ!?』
などという叫び声が聞こえてきたが気にしてはいけない。
今回の任務で学ぶべきことがあった。
それはたとえ世界のためであっても、
私自身が納得できない任務ならば断固として抗う勇気を持つことだ。
その勇気を今回の任務で学べた気がする。
こうして任務は無事に終了した。
でもこれで終わりではない。
何故ならすぐ新たな戦いが待っているのだから。
私はエージェントロマノフ。
世界の平和を守るため、私は今日も戦う。
end
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