・ガールズ&パンツァーと教えてギャル子ちゃんのクロス
・男子はいない
・短い
登場人物
ギャル子 やや毒舌だが基本的には気のいいクラスの人気者。戦車道に興味はあったが履修はしなかった。好きな戦車はオイ車。
オタ子 ギャル子と仲良し。ミリタリーに興味があるものの敷居が高い気がして踏み出せない。好きな戦車はマチルダⅡ。
お嬢 ギャル子とオタ子によく混ざる天然系。砲弾よりも刃物の方が親しみが湧く。好きな戦車はテケ車。
ミリ子 ミリタリー好きな女の子。特技はスパイ行為とサバイバル。実家は床屋で好きな戦車はいろいろ。本名は秋山優花里。
ねむ子 よく眠る女の子。ギャル子とは遅刻仲間だが学年主席の天才。好きな戦車はパンターG型。本名は冷泉麻子。
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【低血圧が治るって本当ですか?】
ギャル子「ちっすー、おはよっすー」
先生「おはよじゃないだろ。遅刻だぞー」
ギャル子「サーセン、マジサーセン」
オタ子「おはよ。そんなに朝つらいの?」
ギャル子「チョームリ―。寝起き頭ヤバイのー」
オタ子(いわゆる低血圧なのだろうか?)
麻子「なんだ、朝っぱらから騒がしい……」
ギャル子「あ、ねむ子ー、ちっすー。今日は遅刻しなかったんー」
麻子「ああ、戦車に乗るようになってから朝起きるくらいはできるようになった」
オタ子「結局授業中は寝てるけどね……」
【寝る子は育つって本当ですか?】
ギャル子「ねむ子ってさー、いつも寝てるじゃんー」
麻子「いきなりどうした。それにねむ子って何だ」
オタ子(なんかこういうあだ名しっくり来るんだよなあ)
ギャル子「いやさー、寝る子は育つって言うけどー、ねむ子は背が低いなってー」
オタ子(ねむ子の部分はスルーしたな)
麻子「ずいぶん遠回しな嫌味を言ってくれるじゃないか」モミッ
ギャル子「なっ、ちょ、そういうことじゃないんですけどー!」
【頭でわかってても体は正直って本当ですか?】
オタ子「ちなみにお昼寝をよくする人は、夜の眠りが浅くなって成長ホルモンがあまり分泌されなくなるんだよ」
ギャル子「へーそうなんだー。ねむ子頭いいのにー、意外だわー」
麻子「知識として知っているのと体が求めるものは違う」
お嬢「!」
オタ子「どしたの、お嬢」
お嬢「あのね、私もね、お弟子さん達のシノギは知ってるけどやろうとは思わないよ!」
オタ子「うん、多分やらないほうがいいと思う」
ギャル子(今シノギって言った)
麻子(今シノギって言った)
【友だちができるって本当ですか?】
オタ子「ミリ子はさあ、こんなこと言ったら失礼かもだけど」
優花里「何です? それと、ミリ子ってミリタリーの子ってことですかね?」
オタ子「うん、そうなんだけどさ、ミリ子ってすごくマニアックでしょ。同じ趣味の友達とかって」
優花里「あー、些か寂しい話ではありますけれど、今まではなかなか。でも、戦車道クラスで沢山の仲間と知り合えましたよ」
麻子「私も、沙織以外に気を許せる人ができた」
優花里「冷泉殿は、クールな印象が強いですからねえ」
オタ子「眠ってる時間が多くて人と話さないだけじゃないかな」
【野ション野グソって本当ですか?】
ギャル子「戦車道の試合ってあんまり見たことないけどさー、どのくらいかかるもんなわけー」
優花里「サッカーとかと違って制限時間があるわけではないので、まちまちですよ」
オタ子「でも、だいたいこんなもんってのはあるんじゃない?」
麻子「四時間以上かかったこともあったぞ」
優花里「あれは辛かったですねえ。寒かったし!」
お嬢「!」
優花里「お嬢殿、どうかいたしましたか?」
お嬢「あのね、トイレってやっぱり地面に直接するのかな?」
ギャル子「~~!!」←顔真っ赤
優花里「一応、簡易トイレを持ち込んでそれに用を足していましたよ」
麻子「臭いがこもるから、可能なら外で、だったな」
優花里「まあ、試合時間はかなり長いですからねえ」
お嬢「流石に野グソでは無いんだね!」
オタ子「お嬢、声が大きいよ」
お嬢「あっ」←顔真っ赤
【出入り口におっぱいが引っかかるって本当ですか?】
ギャル子「アタシも一回くらい乗ってみたいなー、戦車ー」
優花里「見学ということでしたら、恐らくできると思いますよー」
ギャル子「ほんと? チョー嬉しい、ありがとー」
オタ子「でもギャル子はそのムダに大きいおっぱいがつかえて乗れないんじゃない?」
ギャル子「な、そんなわけないんですけどー!」
麻子「少し怪しいかもな」
優花里「あ、あはは……さすがに平気だと思いますが」
【戦車道で女の子らしくなるって本当ですか?】
オタ子「そういえば戦車道って、淑やかで健全な婦女子の育成? だったっけ」
ギャル子「そーそー、結構ハードで荒っぽいイメージだよねー」
優花里「まあ、割と血の気の多い方が多いのも事実ですが、我が校の隊長殿は淑やかで慎ましい方ですよ」
麻子「戦いの時はちょっと怖い」
ギャル子「へー、やっぱそうなんだー」
オタ子「怖いくらいじゃないと駄目なのかもね」
【戦車に乗るとモテるって本当ですか?】
オタ子「年度初めに流行った噂なんだけど、戦車道やるとモテるって」
ギャル子「あー、あったねー、そんな話」
オタ子「二人はどうだったの」
優花里「そもそも男子との出会いがあまり無いですし」
麻子「あれは生徒会が適当なこと言ったんだ。騙された奴も数名いたみたいだけどな」
お嬢「あ、有名だよね! A組の子! 婚活戦士って呼ばれてる」
麻子「秋山さん、一年生後で集めて」
優花里「わかりました。ゼクシィ武部、こんなところまで広まっていたんですね……」
【廃校を阻止したって本当ですか?】
ギャル子「戦車道の子たちが勝たなかったら、今普通にガッコに来れてないわけじゃん」
オタ子「本当にすごいことだよね」
お嬢「昔の学校に泊まるのも、私は楽しかったけどな」
優花里「恐縮です。常にギリギリの戦いではありましたが」
麻子「手心を加えてくれる相手なんていなかった」
ギャル子「マジありがとうだよー」
優花里「生徒会の方や、なにより隊長殿の尽力あってこそでした」
麻子「うん」
オタ子「私からもありがとう」
お嬢「本当にありがとう~」
優花里「何だか、改めて言われるとむず痒いものですねえ」
麻子「慣れてない」
優花里「まあでも、隊長殿ならこう言うでしょうか」
優花里&麻子「どういたしまして!」
【おまけ】
ギャル子「あーん、ここからじゃ入れないんですけどー!」
優花里「本当に引っかかりましたね」
麻子「なんで上のキューポラから入れてやらなかった」
おしまい
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