ひぐらしのなく頃に 白恋渡し編(46)
ザワザワ ガヤガヤ
ダッダッダッダッ
ガラッ
「セーーフっ!」
キーンコーンカーンコーン
魅音「おはよう圭ちゃん、危なかったね~」
レナ「おはよう圭一君」ニコッ
沙都子「おはようですわ、圭一さん」
梨花 羽入「おはようなのですよ~」
悟史「おはよう圭一」
圭一「おう、おはよう!」
スタスタスタ
圭一「ふぅ…遅刻するかと思ったぜ…」 ガタッ
悟史「ギリギリだったね…、皆心配してたよ」
圭一「そうなのか?昨日寝るのが遅かったからな~」
悟史「あぁ…、作るの大変だったんだね…?」ボソッ
圭一「ん?作る?」
悟史「今日の為に作っていたんじゃないのかい?」
圭一「んー?弁当なら母さんに作って貰ったけどな…」
悟史「弁当じゃなくて、……まさか圭一、君は今日が何の日か知らないのかい?」
圭一「一体何の話をしているんだよ…」
レナ「悟史君と圭一君何を話してるんだろう…?」
魅音「うーん、男の子が隠れて話す事って言ったら…そりゃあもうね」
沙都子「にぃには後で説教、圭一さんはお仕置きですわね」
梨花「沙都子の顔が怖いのです…」
羽入「皆、何を言っているのですか、きっと二人は誰に本命チョコを渡すか話しているのですよ!」 バァン
シーン
レナ「え、えーと先生来ないね…」
魅音「そ~うだね~、まだかなぁ~??」
沙都子「遅いですわね~?」
羽入「どうしたのですか皆…?」
梨花「あんた…空気読みなさいよ、敢えてその話題を出さなかったのに…」
羽入「あぅあぅ~、そうだったのですか~」
圭一「本命……今日は…3月……14日……ハッ!?」ガタッ
悟史「圭一…?」
圭一「あいたたた!!」
レナ「圭一君!?」
魅音「圭ちゃん!?」
沙都子「圭一さん!?」
梨花 羽入「圭一!?」
悟史「圭一!?大丈夫かい?」
圭一「あぁ…けど保健室まで連れて行ってくれないか…?」
悟史「分かったよ…」
ガラッ
レナ「大丈夫かな…圭一君」
魅音「すっごい汗掻いてたね…、授業終わったら見に行こうか?」
沙都子「そうですわね…」
羽入「うぐぅ、心配なのですよ…」
梨花(圭一……)
―――――――――
一時間後
魅音「よし、皆行こうか!」
レナ「うんっ」
沙都子「行きますわよ!」
羽入「梨花も来るのですよ!」
梨花「分かってるわよ…」
悟史「……」
――――――――――
―廊下―
レナ「保健室に着いたね…」
魅音「よし…、入るよ」ガラッ
魅音「失礼しまーす」
「!」
「その声は…」 シャー
「皆さん…前原君に会いに来たのかい?」
悟史「監督…?どうしてここに…」
入江「少し用事があって学校に来ていたんですが、前原君が保健室にいると聞いて、つい先程まで前原君を診察していたんですよ」
沙都子「圭一さんは大丈夫なんですの?」
入江「腹痛は落ち着いていましたが、大事をとって彼には早退をしてもらいました」
魅音「そうですか…ありがとうございました…」
レナ「圭一君帰っちゃったんだ…」
羽入「あぅあぅ…」
沙都子「圭一さんも居ないことですし…、入江先生私達戻りますわ」
入江「おおっとぉ、皆待ってくれますか?」
沙都子「なんですの?もうすぐ授業が始まるので手短にお願いしますわ」
入江「今日の沙都子ちゃんはツンツンしてますね~……、それは兎も角、皆さんにお渡しするものがありま~す」 スッスッスッスッスッスッ
レナ「これは…」
魅音「もしかして…」
羽入「もしかすると」
沙都子「チョコレート…」梨花「なのですか…?」
悟史「なんで僕まで…」
入江「イリーのスペシャル手作りチョコレートです!!昼食後にでも召し上がって下さい」
レナ「わぁ~ありがとうございます、入江先生」
魅音「ありがとうございます!凄い凝ってるね…おじさんには無理だよ…」
羽入「あぅ~、甘そうなのです!イリーありがとなのです~」
梨花「義理でも嬉しいのですよ、にぱ~」
悟史「僕チョコ渡して無いのに…、ありがとうございます、監督」
沙都子「……ありがとうですわ、イリー」プイッ
入江「うおおっ、こんなに喜んで貰えるとは、作った甲斐がありました…!!」
沙都子「暴走しそうですわね…、皆行きますわよ!」スタスタスタ
三四さんと祭りにいって綿あめ食べたい
起きたら続き書きます
入江「また会いましょう~!………っと悟史君ちょっといいですか?」
悟史「はい?」
レナ「………?」
―――――――――
ガラッ
魅音「おっ、やっと戻って来たね~」
悟史「ごめん、監督とちょっと話してて…」
レナ「………何の話?」
悟史「レナ?えーっと」
レナ「嘘は駄目だよ、悟史君」
悟史「あはは……」
レナ「私気になるなぁ、教えてよ」
梨花「悟史は入江と野球の話をしていたのでは無いのですか…?」
悟史「!」
悟史「そ、そうだよ梨花ちゃん!実は来週試合があるみたいで、見に来ないかって誘われてたんだよ!」
レナ「へぇ~……そう言う事にしてあげるよ」
魅音「レナ、悟史が困ってるじゃないか、その辺で止めな~」
レナ「……そうだね魅ぃちゃん、ごめんね、悟史君?」
悟史「い、いや隠そうとした僕も悪いから…」
梨花「………」
―放課後―キーンコーンカーンコーン
魅音「さぁて、今日は皆何をしようか…?」
レナ「う~ん、圭一君いないし何にしよう…」
沙都子「折角トラップも用意していましたのに…残念ですわ…」
梨花「みぃ……」
羽入「あぅ~、ボクはババ抜きがしたいのですぅ!」
魅音「またかい?好きだねぇ~?」
沙都子「大丈夫ですの?前回は圭一さんより弱かった気が…」
羽入「大丈夫なのですよ!ぽーかーふぇいすを練習したのです!」
レナ「そっか…、なら大丈夫そうだね…(顔に出やすいだけじゃなくて、カードにも気付かないと…)」
魅音「悟史もそれでいいかい?」チラッ
シーン
魅音「あるぇー?(・3・)悟史居ないや」
レナ「さっきまで居たけど…、何処に行ったんだろ?」
梨花「悟史なら帰ったのですよ、用事があると言ってましたのです」
魅音「えぇっ!?悟史まで帰っちゃったの…?」
沙都子「用事…気になりますわね…」
梨花「直ぐに戻って来ると言っていたのですよ~、ババ抜きをしながら待つのです」
羽入「皆早く始めるのです……!」バンバン
魅音「いつの間にかカードが配られてる…、仕方無いね~悟史が帰って来るまでババ抜きしようか?」
レナ「そうだね…、羽入ちゃんやる気だし…」
沙都子「しょうがないですわね…、行きますわよ!」
羽入「かかって来るのです、人の子よ…!!」
――――――――
―――――
―――
ワイワイ ワイワイ
「……」 ジィー 「……」 パシャ
レナ「…!」 レナ「誰っ!?」 シャッ
「ぐべらっ!?」 ドサッ
魅音「どうしたんだい、レナ!」
レナ「気を付けて、誰かが私達を見てた」
沙都子「一体誰ですの…?」
「う~ん、いきなり酷いなぁ…」 スッ
梨花「みぃ、富竹だったのです」
富竹「やぁ、こんにちは。フリーのカメラマンをやっている富竹だよ」
沙都子「知っていますわよ…」
レナ「校庭で何をしていたのかな?かな?」
魅音「場合によっては警察呼びますよ?」
富竹「皆酷いなぁ…、気になった事があったんでここに寄ったのに…」
レナ「気になった事…?何ですか?」
富竹「う~ん、前原君はここにいないようだね…」
魅音「今日は腹痛で早退しましたけど…」
沙都子「圭一さんに何かありましたの?」
富竹「実は今日の朝、前原君を見かけてね…、早退したと知らなかったし、こんな時間に珍しいと思って暫く観察していたんだよ」
富竹「てっきり、家に帰るもんだと思って見ていたら、彼は竜宮さんの家に行ったんだよ」
レナ「は…?」
富竹「1~2時間位経った頃に出てきて、何かを持っていたね…」
レナ「……」 プルプル
富竹「理由は分からないけど、お父さん凄い笑顔でね、一体ナニをしていたんだろうね」
レナ「まさか……お父さん……男に……」
魅音「えぇ……」
沙都子「……?」
羽入とシュークリーム食べたい 一旦休憩します
富竹「話はそれだけじゃないんだ、実は竜宮家を出た後、彼はもう一軒寄っているんだ」
沙都子「それはどこですの…?」
富竹「園崎家さ」
魅音「はぁっ!?圭ちゃんが私の家に何の用が…」
富竹「それは分からないけどね、また1~2時間後に彼は出てきたよ、見送りは君のお婆さんだったかな?珍しいね」
魅音「ばっちゃが…?ばっちゃとお茶でもしてたのかな…」
レナ「圭一君は年上好きなのかな?……かな」
沙都子「授業サボって遊び回るとは悪い人ですわね~!」
羽入「むむむむむ~」
梨花「羽入…、あんた話を聞いてるの?」
羽入「大丈夫ですよ!」
梨花(本当かしら、さっきから神経衰弱やってるし…)
レナ「圭一君はその後また何処かに行ったんですか?」
富竹「そうだと……思うよ」
沙都子「曖昧ですわね…?」
富竹「不覚にも見つかってしまってね~、まかれてしまったんだ」
梨花(無能ね…)
レナ「はぁ、そうですか…」
富竹「力になれなくてすまないね、僕はもう行くよ!」
レナ「富竹さん、ありがとうございました~!」
レナ「はぁ……圭一君どうしたんだろ…」ズーン
沙都子「遊ぶなら私達と遊べばよろしいのに…」ズーン
魅音「何もこんな日にしなくて良いのに…」ズーン
羽入「あぅあぅ、皆暗いのですよ…」
梨花「当たり前でしょ、圭一のチョコを楽しみにしていたんでしょうから…」
羽入「そうなのですか…………ん?」 ピクッ
梨花「どうしたのよ、羽入?」
羽入「感じるのです…!、誰かが甘いものを持ってこちらに近づいているのです…!!」
梨花「あんた変な力ばっかり持ってるわね…、悟史でしょどうせ…」
ダッダッダッダッ
ガラッ
??「チョコを渡しに来たよ、梨花ちゃん!!」
梨花「東京に帰れっ!!」
バンッ
レナ「梨花ちゃん…?」
沙都子「どうしたんですの?開け閉めして…」
梨花「換気をしただけなのです☆」
魅音「そっか、風邪が流行ってるからね~、ありがと梨花ちゃん」
梨花「ふぅ……ロリコンめ…」 ガタッ
羽入「梨花……梨花……」
梨花「何よ?また誰か来るのかしら?」
羽入「そうです!もうすぐここに着くのですよ!」
梨花「ふーん……(今度は大石かしらね…)」
ガラッ
「はぁ……はぁ……間に合った……」
圭一「前原圭一のお帰りだぜっ!」
5人「……」
圭一「あれ?どうしたんだ、皆暗い顔して…」
レナ「圭一君、腹痛は治ったの?」
圭一「ん?おぉ、大丈夫だ」
レナ「圭一君、早退した後はお家に帰ったのかな?かな?」
圭一「それは…」
魅音「さっきカメラマンが教えてくれたんだけど、レナや私の家に行ったって本当?」
圭一「……」 ピクッ
沙都子「本当の事のようですわね…、何をしてらして?」
圭一「……」 ダラダラ
レナ「黙るって事は……言えない事をしてたのかな?男同士で……」プルプル
魅音「ばっちゃは圭ちゃん気に入っていたし…、まさか…ばっちゃと……」
沙都子「二人が何を言っているのか分かりませんが、早退して遊び回るのはいけませんわよ!」
圭一「ん……?何の話をしているんだ…?」
梨花「話すだけ無駄よ、さっさと渡しちゃいなさい」
羽入「圭一から甘い臭いがするのです!」
圭一「流石羽入だなっ!」ゴソゴソ
圭一「皆遅くなってすまなかった…!実は、チョコを作って来たんだ」
5人「!」
圭一「これは魅音の分」スッ
魅音「け、圭ちゃん!?私に…!?」
圭一「これはレナの分だ」
レナ「はぅ~、圭一君から贈り物なんて嬉しいなぁ~」
圭一「沙都子の分は俺からと、悟史の分だ!」
沙都子「あら、ありがとうございますわ……ん?にぃにの分も?」
圭一「途中で俺にチョコを託して悟史は詩音に捕まったんだ…」
沙都子「そうでしたの、可哀想なにぃにですわ…」
沙都子と缶けりしたい また休憩
圭一「梨花ちゃんと羽入のはこれだ」 スッ
梨花「みぃ、ありがとうなのですよ~」
羽入「あぅあぅ~、甘いものなのです~!」
圭一「皆喜んでもらえたみたいだな、教えてもらった甲斐があったぜ…」
魅音「教えてもらったって……」
レナ「もしかして私達の家に行ったのって…?」
圭一「富竹さんにバラされたみたいだし、隠しても仕方無いしな…」
圭一「実は今日がホワイトデーって忘れててチョコを作って無かったんだ。入江先生に協力してもらって早退したんだ」
「その後レナのお父さんや魅音の婆ちゃんに会いに行ったのは、作り方を教えて貰ったんだよ、良かったら開けて見てくれないか?」
魅音 レナ「う、うん…」 ガサゴソ
レナ「はぅ~、これはオットセイかな?可愛いよう~」
圭一「レナのお父さんは有給で休みらしくて、頼んだらチョコ作りを手伝ってくれたんだ、材料費は俺持ちだぜ」
圭一「俺…、料理とか出来ないからさ、時間かかったけど上手く出来ただろ?」
レナ「はぅ~、食べちゃうのが勿体ないよぉ~」
沙都子「……何でオットセイなんですの?」
圭一「前にレナが言って無かったか?オットセイが何とか~って、だから好きなんだと思ってたけど違うのか?」
沙都子「んー、違うと思いますが、レナさんも喜んでますし…大丈夫だと思いますわよ…」
圭一「そうか…、喜んでるし大丈夫だな…!」
魅音「おじさんのは~……通りで重いと思ったら、おはぎだね…」
梨花(なんてもの渡してんのよ馬鹿)
圭一「最初は魅音のお母さんに作り方を教えて貰おうかなって思ってたけど、家知らなくてさ…」
圭一「仕方無いから、婆ちゃんに聞きに行ったら、チョコよりもおはぎのが魅音は好きって聞いてさ…」
魅音(ばっちゃ余計な事を~…)
圭一「前に作ってくれたおはぎを作ってくれたよな?すげぇ美味かったぜ!アレよりは劣るけどさ、良かったら食べてくれよな!」
魅音「圭ちゃん…、勿論美味しくいただくよ!(良かった…、あの時のおはぎ食べてくれたんだ…!)」
羽入「魅音の顔が赤いのです」
梨花「黙りなさい、羽入」
おはぎって簡単に作れるんだろうか 魅音の手作りおはぎ食べたい
続きは明日 少なくてスマソ
× 前に作ってくれたおはぎを作ってくれたよな?
前におはぎを作ってくれたよな?
圭一「梨花ちゃんと羽入、沙都子のは悟史に貸して貰ったレシピを見て作ったんだ」
沙都子「にぃにのですの?」
圭一「あぁ、今日の朝俺が悟史に保健室まで連れて行って貰ったのを覚えてるか?」
圭一「その時に相談したら、家にレシピ本があるらしくてさ、家の鍵を貸してくれたんだよ」
沙都子「そうでしたの…」
圭一「予定なら悟史に味見をしてもらうはずだったんだけどな…、ちゃんとレシピ通りに作ったから味は大丈夫だと思うぜ?」
羽入「シュークリーム甘くて美味しいのです~!」 ハムハム
圭一「おっ、本当か?良かったぜ…!」
沙都子「大丈夫なようですわね、私のは……あら可愛いですわ~!、カップケーキとは圭一さんもやりますわね…!」
圭一「はっはっはっ!凄いだろ?一番時間がかかったからな~」
梨花「僕のはチョコですね」
圭一「梨花ちゃんのはただのチョコじゃないぜ?実は…」
梨花「なんですか、圭一?」
圭一『ワイン入りチョコなんだ、部活メンバーにはあげないでくれよな?』コソッ
梨花『……!』
圭一『父親のワインをちょっと拝借して作ったんだ』
梨花『そ、そうじゃなくて何でワインをチョコに入れたのよ?』
圭一『それは……前ワインを夜に飲んで無かったか?だから好きなんだと……ってあれ?いつの記憶だコレ?』
梨花『圭一……(それは多分他の世界の記憶ね、圭一は思い出しやすいのかしらね…)』
沙都子「どうしたんですの?お二人でコソコソ話をして…」
梨花「みぃ、圭一に作り方を聞いていたのですよ~、今度ぼくも作ってみたいのです」
沙都子「あら、梨花もですの?私もこんな可愛い物を作れるようになりたいですわ~、圭一さん、今度教えてくださいましね?」
圭一「はぁ?レシピを見ればいいだろ?」
沙都子「もうっ!私は本より人に教えて貰うほうが覚えやすいのですわっ!」
圭一「そうだっけか?そう言う事なら、今度作り方を教えてやるよ」
沙都子「……ふふっ、楽しみにしてますわ」 ニコニコ
レナ「いいなぁ…、沙都子ちゃん」
魅音「羨ましいよ、子供は素直に思いを伝えられて…」
梨花(あんた達も子供でしょ…)
羽入「それは梨花も変わらないのです」
梨花「うるさいわね…って、もう食べ終わったのね…」
羽入「あぅ~美味しかったのですよ!また食べたいのです~」
羽入「……っとと、それよりも、圭一!聞きたいことがあるのですよ…!」
圭一「ん?なんだよ?」
羽入「本命のお返しは誰にしたのですか…!?」
四人「……!」ハッ
羽入「ここの4人からバレンタインにチョコレートを渡された時本命だと、圭一は気付いていた筈です」
羽入「3つは義理としても、本命を1つは作っていたはずなのです!勿体ぶらずに教えるのですよ!」
圭一「それは…」
僕は沙都子ちゃん! 続きは明日にします
魅音「へぇ~意外、圭ちゃんは鈍感だと思ったけど違ったんだね~」
レナ「圭一君、逃げちゃ嫌だよ?教えてくれるよね?」
沙都子「皆さんも知りたがってますわよ?勿論私もですわよ」
梨花「ぼくも気になるのです、圭一教えてくださいなのです~!(この世界では圭一は誰を選ぶのか気になるわね…)」
圭一「お、お前ら…楽しんでいるな…?」
圭一(くそっ…、いつの間にか逃げ場が無くなっていやがる…)キョロキョロ
圭一(出入口は魅音とレナが…、窓には沙都子と梨花ちゃんかよ……ん?羽入はどこに行ったんだ?)
羽入「逃がさないのです!」 ギュッ
圭一「おいおい、マジかよ……」
5人「圭一(ちゃん 君 さん)!!」
圭一(まずい、このままじゃ…!) ギリッ
「んっふっふ、お困りのようですね、前原さ~ん」
圭一「!」 ハッ
圭一「その声は…!」
ボンッ
沙都子「わっ!?なんですの?この煙は…」
レナ「ただの煙みたい、けど周りが見えないよ…」
ガタンッ ガタガタ
魅音(物音?……!!)ハッ
魅音「……不味い、羽入!圭ちゃんをまだ掴まえてる?」
羽入「あぅ~、大丈夫なのですよ!圭一はここにいるのです!」
魅音「良かった…、梨花ちゃん、窓を開けて換気してくれるかな?」
梨花「はいなのですよ~」
ガラッ モクモクモク
魅音「もぉ~、大石さんの声が聞こえたからおじさん焦っちゃったよ~、あれ??レナどうしたの?」
レナ「……違う」
沙都子「圭一さん…?随分と大きくなりましたわね…?」
羽入「さぁ、圭一!邪魔な煙は無くなったのですよ!本命は誰なのですか??」
「本命は………三四さんだっ!!」
羽入「」
明日と言ったな、あれは嘘だ 休憩します
梨花「みぃ、圭一が富竹になっているのですよ…」
レナ「さっきまで圭一君はいたのに…、やっぱりさっきの煙は大石さんが…?」
魅音「うん、そうだと思う。その後物音がしてたから、窓か何処から誰かが入って来たんだと思う」
沙都子「どうして分かりますの…?」
魅音「それは―」
レナ「はぅ~、沙都子ちゃん梨花ちゃん可愛いよぅ~~!!」 クネクネ
沙都子「どうしましたの……って、なんですのこの格好は…!?」
梨花「みぃ、恥ずかしいのです~」
魅音「多分入江先生の仕業だろうね、気付かれずに人や服を入れ替えられる人はそうそういないし」
梨花(本来は沙都子だけだったんでしょうけど、私まで着替えさせたのはアイツの差し金でしょうね…)チッ
トミー「はっはっはっ、流石鋭いね~正解だよ。大変だったけどね――」
―五分前―
クラウド「んっふっふ、お困りのようですね、前原さ~ん」
クラウド(ここら辺でしょうかね…よっと) ポイッ
クラウド(私の出番はここまで、後は頼みましたよ皆さん…、よいお年を)
―――――――――
イリー「どうやら、クラウドは成功したようですね…、私達も行きましょうか!」
トミー「」コクッ スー スタッ
イリー(メイドイン…ヘヴン!!) シュシュ
圭一(おわっ!?なんだ??)
イリー(K、助けに来ましたよ!)
圭一(入江…じゃなくてイリー?どうしてここに…?)
イリー(話は後です、トミーが君の身代わりになっている今の内に逃げましょう)
K(すまない…、皆…)
イリー(いいんですよ、私達はソウルブラザーじゃ無いですか。さぁ、私に掴まって下さい、上に上がりますよ) スッー
K(おうっ!)
トミー「―――とまぁ、こんな感じだった訳だよ」
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