─ 居酒屋 鳳翔 ─

高雄「今日も1日」

愛宕「お疲れ様〜、じゃあ……かんぱ〜い！」

高雄「乾杯、んっ、んっ……」

愛宕「ぷは〜……あー、ビールが身に染みるー」

高雄「ふふ……愛宕、口髭ができているわよ？」

愛宕「ん……とれたかしら？」

高雄「とれたとれた……んー、何からいこうかしら」

愛宕「鳳翔さーん、今日のオススメはー？」

鳳翔「今日はモツ煮とキンメの煮付けですよ〜」

高雄「じゃあそちらを2人前ずつお願いしますわ」

鳳翔「はい、喜んで！」

愛宕「あっ、あと瓶ビールも追加で！」

鳳翔「はいはい、ここ、置いておきますよ」

高雄「はあ、しかしホント、今日の演習は疲れたわね……」

愛宕「ほんっと！提督の鬼！木瓜！おたんこなす！」

高雄「おたんこなすって、愛宕……まあ気持ちもわからなくはないけれど」

愛宕「摩耶ちゃんや鳥海ちゃんみたいに私も改二になれば、あんな旧時代のシゴキみたいなもんなんて……」

高雄「……愛宕、あなたちょっと太った？」

愛宕「！？」

高雄「練度がこれ以上上がらなくて出撃が減ったのもわかるけど、自主鍛錬怠り過ぎじゃなくて？」

愛宕「そ、それは……そうだけど、でも！」

高雄「提督があなたに旧世代式特訓を行うのも、ある意味合理的なのかも」

愛宕「う、うー！」

高雄「ふふ、まあぷくぷくのころころになりたくなければ、節制することよ」

愛宕「んもう、高雄だって私と似たようなものじゃない！」

高雄「あら、私はちゃんと鍛錬を怠っていないから問題無くてよ？」

愛宕「…………」

高雄「ふふ……ブー垂れていると可愛い顔が台無しよ」

愛宕「……んもう！んっんっ……ぷぁ、おかわり！」

高雄「はいはい、コップ貸しなさい」

鳳翔「あまり妹をからかうと、後が怖いですよ？」

愛宕「鳳翔さぁん！」

高雄「あら、私は愛宕の体脂肪を心配したまでですよ」

鳳翔「ふふ、それならいいですけど」

愛宕「鳳翔さぁん……」

天城「今日はありがとうございます、弓道式発艦の運用方法、大変参考になりました！」

赤城「いえいえ、こちらこそ龍驤式……えと、なんでしたっけ？」

天城「航空式鬼神召喚、ですね、まあ天城達も龍驤式って呼んでます」

赤城「んふふ」

天城「ふふっ」

赤城「さてさて、それはさておき今日のオススメは……こんばんは〜」

天城「こんばんは〜」

鳳翔「あら、赤城さんに天城さん、いらっしゃい」

赤城「鳳翔さん、今日のオススメと熱燗を二つずつで！」

鳳翔「はいはーい」

天城「席はどうします？」

赤城「カウンターに……あら、高雄型のお二人」

高雄「こんばんは、赤城さん、天城さん」

愛宕「赤城さぁん！高雄ったら酷いのよ？」

天城「ふふ、隣にお邪魔しますか？」

赤城「ふふ、そうしましょうか」