凛「遊戯王?」(61)
凛「あんた達、またやってるの・・・?」
士郎「あぁ、最近始めたけど中々面白いぞ。遠坂もやってみるか?」
凛「そんなものやんないわよ。」
セイバー「凛、そんなこと言わずに一度やってみてはどうですか?」
凛「そもそもルールが分からないもの。」
士郎「それだったら今から俺とセイバーがデュエルするから見てみるか?」
凛「うーん・・・それならいいわ。やってみて。」
士郎「よし、じゃあセイバー。」
セイバー「分かりました。」
士郎・セイバー「デュエル!!」
セイバー「まずは私が先行です。ドロー!私は『xx-セイバー フラムナイト』をコストに『ワン・フォー・ワン』を発動!
デッキから『x-セイバー レイジグラ』を特殊召喚。レイジグラの効果でフラムナイトを回収します。
そしてそのフラムナイトを召喚!場に2体のx-セイバーが存在するので、手札から『xx-セイバー フォルトロール』を特殊召喚!
さらに続けてフォルトロールを手札から特殊召喚!場のフォルトロール1体とフラムナイトでチューニング!
全てを統括する司令官。シンクロ召喚、出でよ!『xx-セイバー ガトムズ』そしてガトムズの効果を発動!
場のx-セイバーを1体生贄に捧げることで相手の手札を1枚捨てさせます!私は場のレイジグラを生贄に。
そしてフォルトロールの効果でレイジグラを蘇生!レイジグラの効果で墓地のフォルトロールを回収、そのまま特殊召喚!
効果を使ったフォルトロールとレイジグラ2体をガトムズの効果で生贄に!そしてフォルトロールの効果でレイジグラを蘇生!
レイジグラの効果でフォルトロールを回収、そのまま特殊召喚!そしてガトムズ効果でレイジグラとフォルトロールの2体を生贄に!
これでシロウのハンドは0枚です。」
士郎「司令官が次々に部下を墓地送りに・・・何が起こってるんだ・・・」
セイバー「時にリーダーというものは部下を犠牲にする心を持たねば、戦には勝ちえないのです。」
士郎「なんでさ!」
セイバー「シロウ、甘えだけでは戦いには勝てませんよ。」
士郎「クッ・・・!」
セイバー「私はフォルトロールの効果でレイジグラを守備表示で特殊召喚。フォルトロールを回収し、特殊召喚。
このフォルトロールで墓地のフラムナイトを特殊召喚。リバースカードを2枚伏せてターンエンドです。」
士郎「俺はまだ負けていない!全てをこの1枚に賭ける!デステニードロー!」
セイバー「では、『はたき落とし』を発動します。」
士郎「うわあああああああああああ。ダメだ・・・サレン・・・」
セイバー「シロウ!諦めてはいけません!最後まで抗わなければ勝ちは見えませんよ!」
士郎「セイバー・・・あぁ、そうだな。俺はまだ諦めない!ターンエンドだ。」
セイバー「では、私のターン。ドロー。私は場のレイジグラをリリースし、『xx-セイバー ガルドストライク』を召喚します。
バトルフェイズ、フラムナイトで攻撃、ガルストで攻撃、フォルトで攻撃、フォルトで攻撃。これで終わりです。」
士郎…lp0
士郎「希望なんてなかった。でも、ガトムズでは攻撃しないのか?」
セイバー「はい、司令官ですから。」
士郎「なんでさ・・・」
凛「ふーん・・・で、このゲーム、要は相手のライフポイントを0にすれば勝てるって訳?」
セイバー「ええ、そういう事です。」
凛「なるほど、分かったわ。このまま知らないでおくのも癪だしわたしも遊戯王やってみるわ。」
士郎「やってくれるのか?遠坂。」
凛「ええ、そうと決まれば一度家に帰って用意してくるわ。」
セイバー「遊戯王はデッキを考えるだけでも楽しいですから、焦らずに頑張ってください。」
――――――
――――
――
遠坂邸
凛「とは言っても一体何からすればいいのかしら。アーチャー、さっきの戦い見てた?」
アーチャー「あぁ、しかし奴のあの戦いは無様なものだ。『エフェクト・ヴェーラー』さえ入れていればあのような惨劇は防げたものを。」
凛「えっ?そうなの?よく分かんないけど。て言うかアーチャー、あんた遊戯王詳しいの!?」
アーチャー「こう見えても私は結構強いぞ?今は残念ながら使えないが『アマゾネスの射手』と『神剣-フェニックスブレード』を
用いたデッキを使っていた。しかし、私はもう少しすればまた使えるようになると期待しているのだよ。」
凛「それもよく分かんないけどあんたが分かるなら私に遊戯王を教えて
アーチャー「それは構わないが、詳しく説明するととても長くなるぞ?」
凛「大丈夫よ、セイバーもゆっくりで構わないって言ってたし。」
アーチャー「ならば最初は『bf-疾風のゲイル』を例にしてモンスターの説明をしようか。これがそのカードだ。」
凛「ええっと、
自分フィールド上に『bf-疾風のゲイル』以外の『bf』と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。1ターンに1度、相手モンスター1体の攻撃力・守備力を半分にする事ができる。
ね。簡単じゃない。」
アーチャー「カードには数行しか書かれていないが、実は隠された効果がある。それを覚えるとしよう。」
凛「へぇ、そうなんだ?」
アーチャー「あぁ。1度しか言わないからよく聞いておけ。
自分ターンのメインフェイズ時、 自分フィールド上に「bf-疾風のゲイル」以外の 「bf」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードはチェーンブロックを作らずに 手札から特殊召喚する事ができる。
起動効果:1ターンに1度、相手フィールド上に 表側表示で存在するモンスター1体を対象に取って発動することができる。:
そのモンスターの攻撃力と守備力を半分にする。半分にする数値は元々の攻撃力と守備力ではなく、効果処理時に現在の攻撃力と守備力の数値を参照する。
この効果は、このカードがフィールド上に存在しなくなった場合でも継続して適用される。この効果によって変動した攻撃力と守備力は
エンドフェイズでリセットされず、次のターン以降も変動値の適用は継続される。また、選択したモンスター1体を
次のターン以降に再び対象に取って効果を適用する場合、効果は重複する。同じく、複数の「bf-疾風のゲイル」によって
この効果を適用する場合も重複する。この効果を適用したモンスターの攻撃力と守備力が、そのモンスターの永続効果によって変動する場合、
この効果によってその永続効果は適用されなくなる。また、この効果を適用したモンスターの 攻撃力と守備力が、そのモンスターの
永続効果以外の効果または魔法・罠カードによって 変動する場合、この効果によって 変動された数値を元にして変動させる。
この時、この効果を適用したモンスターに元々の攻撃力を変動させる魔法・罠カードを 適用した場合は、その効果に従う。
攻撃力と守備力が、既にそのモンスターの永続効果以外の効果または魔法・罠カードによって変動しているモンスターを選択した場合、
それらの効果が適用されなくなるタイミング以降も、この効果によって変動された数値が継続される。攻撃力または守備力を変動させる
フィールド魔法・装備魔法・永続魔法・永続罠によって攻撃力または守備力の数値が変動しているモンスターを対象に選択してこの効果を適用した場合、
その後それらのカードが破壊されても選択したモンスターの攻撃力と守備力は変動しない。この効果を適用した場合、
フィールド魔法・装備魔法・永続魔法・永続罠によってターン・フェイズ・ステップやダメージ計算時等の特定のタイミングでのみ攻撃力と守備力を
変動するカードが、選択したモンスターに及ぼす効果は適用されなくなる。
どうだ?分かったか?次はだな・・・」
凛「ちょ、ちょっと待って。私が悪かった。とりあえずルールを簡潔に説明してくれる?」
アーチャー「そうか、君がそう言うのならいいだろう。まずは魔法カードから説明しようか。」
凛「えぇ、お願い。」
アーチャー「魔法カードと言っても色々な種類がある。通常魔法・速攻魔法・フィールド魔法・永続魔法・装備魔法・儀式魔法の6種類だ。
凛「たくさんあるのね。」
アーチャー「通常魔法は深く考える必要はない。発動すればカードに書かれている効果が発動する。
速攻魔法はそうだな、いわば詠唱いらずの魔術だ。素早く発動できる。
フィールド魔法はそういう意味では固有結界に相当する魔法カードだ。」
凛「え、フィールド魔法ってすごいじゃない!」
アーチャー「魔術の様子に例えるならばの話だ。実際はあまり日の目を浴びていない。」
凛「そんなことないでしょ。固有結界と言えば魔術の最高位に値するのよ?あんたなんかが使えるようなものじゃないって知ってる?」
アーチャー「わ、私は使えるのだが・・・いや、何でもない。まぁ君がそう思っているのならそれで構わないだろう。
ところで説明の続きにいってもいいか?」
凛「そうね、続けて頂戴。」
――――――
――――
――
アーチャー「・・・という訳だ。これでも長くなったが分かったか?」
凛「わたしを馬鹿にしてるの?これでも学年で一番優秀なんだから。つまり、フィールド魔法が一番強いのよね?」
アーチャー「い、いや。だからだな・・・」
凛「さーて、次はデッキ作りね!」
アーチャー「聞く耳もたず、か。まぁいい。ところで凛、肝心のカードは持っているのか?」
凛「え?持ってないけど?」
アーチャー「君のことだからそんなことだろうと思ったよ。ここに私の使っていないカードがある。これを使うと良い。」
凛「あんたどこにそんなカードを買う金があったのよ。」
アーチャー「私は目がいいのでな。」
凛「答えになってないわよ。でもカードを提供してくれてるのには変わりないし、詮索するのは心の贅肉ね。
さてと、やっぱり色々なカードがあるわね。どれを使おうかしら。」
アーチャー「凛、初めてデッキを組むときは一番使いたいカードを決めてそれを軸にして構築するといいだろう。
詳しい効果はデッキを構築してから覚えても遅くはない。」
凛「なるほどね、でもどれが良いカードなのか分からないわね。とりあえず色々見てみましょうか。
・・・あれ、このカード・・・」
アーチャー「あぁ、それはジェムナイトというカード群でな。全てのカード名とイラストに宝石がつけられているんだ。」
凛「これ、どこかで見た気が・・・」
――
――――
―――――――
第四次聖杯戦争前
凛「お父さま、一体何をしているのですか?」
時臣「今度の来たるべき決戦のための準備をしているのだよ。」
凛「でも、お父さまの圧勝で終わりますよね?」
時臣「あぁ、もちろんだとも。」
――その数日後――
時臣「来たか・・・!」
雁夜「あぁ、来てやったぜ時臣。さぁ、決着をつけようじゃないか。」
時臣「来い!」
時臣・雁夜「デュエル!!」
凛「お父さま、頑張ってください。」
時臣「任せておきなさい。」
雁夜「俺の先行だ。ドロー!俺はモンスターと1枚とリバースカードを2枚セットしてターンエンドだ。」
時臣「なんだ?舐めてるのか?しかし、私は本気でいかせてもらうよ。ドロー!私は『ジェムレシス』を召喚!
ジェムレシスの効果でデッキから『ジェムナイト・ルマリン』を手札に加える!そして『ジェムナイト・フュージョン』を発動!」
雁夜「ならば俺はチェーンして手札より『増殖するg』を発動だ。」
時臣「そんなことをしてもただの悪あがきにしかならんということを教えてやろう。
手札のルマリンと『ジェムナイト・オプシディア』で融合!出でよ!『ジェムナイト・パーズ』!
オプシディアの効果でルマリンを特殊召喚。墓地のjfの効果発動、墓地のオプシディアを除外して手札に加える!
そしてjfを発動!フィールド上のルマリン・パーズ・そして手札の『ジェムナイト・ラズリー』で融合!
出でよ『ジェムナイトマスター・ダイヤ』!ラズリーの効果でルマリンを回収!
墓地のjfの効果発動、墓地のラズリーを除外して手札に加える!ダイヤの効果発動!墓地のパーズを除外して、パーズの効果を得る!
そして手札よりjfをコストに『d・d・r』を発動!除外されているパーズを特殊召喚!」
雁夜「さすがだな、まさか後攻1ターン目でワンキル展開されるとは思わなかったよ。おかげで手札は増えたがな。」
時臣「それが辞世の句か?まぁ私には関係ない。バトルフェイズ!ダイヤでセットカードに攻撃!」
雁夜「だが、甘いんだよ。途中までは良かったのに詰めを誤ったな。『攻撃の無力化』を発動だ。」
時臣「何!?」
雁夜「ハーハッハッハ、見ろよ凛ちゃん、あの無様な時臣。傑作だぜ。あぁ、だって時臣の攻撃をこの俺が止めたんだからな。」
凛「お父さま!!」
時臣「大丈夫だよ、凛。まだ負けたわけじゃない。それにあいつではどれほど手札があろうとこの布陣を突破できない。
リバースカードを1枚セットしてターンエンドだ。」
雁夜「ほんと甘ちゃんだな。まぁいい、俺のターン、ドロー。俺はセットされた『甲虫装機 ダンセル』を反転召喚だ。
そして手札から『甲虫装機 ホーネット』を装備。ホーネットの効果で自身を墓地に送り、貴様の伏せカードを1枚破壊だ。」
時臣「クッ!『スターライト・ロード』が破壊されたか。」
雁夜「ダンセルの効果を発動、デッキより『甲虫装機 センチピード』を特殊召喚。そして墓地のホーネットをセンチピードに装備。
ホーネットの効果で自身を墓地に送り、貴様のダイヤを破壊。そしてセンチビードの効果でデッキからダンセルを手札に加える。
ダンセルとセンチピードでオーバーレイ!エクシーズ召喚、来い!『no.30 破滅のアシッド・ゴーレム』!
さらに俺はダンセルを召喚。墓地のホーネットをダンセルに装備。ダンセルの効果で自身を墓地に送り、貴様のパーズを破壊。
ダンセルの効果を発動、デッキよりセンチピードを特殊召喚。そして墓地のホーネットをセンチピードに装備。
ホーネットの効果で自身を墓地に送り、貴様のジェムレシスを破壊。センチピードの効果でデッキより『甲虫装機 ギガマンティス』を手札に加える。
ダンセルとセンチピードでオーバーレイ!エクシーズ召喚、来い!『no.20 蟻岩土ブリリアント』!
そしてリバースカード『リビングデッドの呼び声』を発動!蘇れ我が虫よ!
墓地のホーネットを特殊召喚!さらにホーネットにギガマンティスを装備!これでホーネットの攻撃力は2400!
ブリリアントの効果を発動、ダンセルを取り除き、俺のフィールド上のモンスターは全て攻撃力が300アップ!」
時臣「こ・・・これは・・・」
雁夜「さて、今度はそっちが辞世の句を詠む番だな。アーハッハッハッハッハ」
時臣「クソッ・・・凛こっちに来なさい。」
雁夜「ハハッ、遺言か?まさか、そんな暇を俺が与えると思っているのか?」
凛「お父さま・・・?」
雁夜「ブリリアントで攻撃!」
時臣…lp5900
時臣「クッ。これがきっと私の最後の魔術となるだろう。さぁ凛、ここであったこと忘れるんだ。」
雁夜「ホーネットで攻撃!」
時臣…lp3200
凛「あれ・・・意識が・・・だんだん・・・」
雁夜「これで終わりだ!アシッドゴーレムで攻撃!」
時臣「これで良かったんだ・・・これで・・・」
時臣…lp0
雁夜「はぁ・・・はぁ・・・やった。やったんだ・・・ハハ・・・ハハハハハハハハハハウッ・・オゲェ・・・オエェェ・・・」
雁夜「とりあえず・・・凛ちゃんを運び出して・・・ウオエェェェ・・・ゲホッゲホッ・・・ダメだ・・・長く持ちそうにない。」
雁夜「でも・・・時臣を倒して・・・これで・・・これでようやく幸せを取り戻せたんだ・・・」
――――――
――――
――
凛「そうか・・・わたしは今まで忘れてて・・・そういえば父さんがいなくなったのもあの時からだ・・・」
アーチャー「ん、どうしたかね。凛。」
凛「わたしには勝たなくてはいけない相手がいたのよ。」
アーチャー「む、それは一体どういう事だ。」
凛「説明は後よ、今はデッキを組まなくちゃ。」
――十分後――
凛「これは・・・!ねぇ、アーチャー見て!これすごくいいカードじゃない?」
アーチャー「ふむ、確かに弱くはないカードだが、『すごくいい』と絶賛するには少々物足りないな。」
凛「何言ってんのよ。ほら、このカード日本語訳してみなさいよ。」
アーチャー「・・・まさか、君はとんでもない勘違いをしているのではないか。」
凛「してないわよ!じゃあこれを軸にしてデッキを組めばいいのね。」
アーチャー「まあ、君がいいのならそれで構わない。例えばそのカードを軸にするのならこのカードを使うと良い。」
凛「なるほどね。いち早くこのカードを手札に加えないといけないものね。」
アーチャー「そういうことだ。後はだな・・・」
――さらに三十分後――
凛「完成した・・・!」
アーチャー「ああ、それは立派な君のデッキだ。」
凛「じゃあ早速行くわよ!」
アーチャー「凛、それはさっきの戦うべき相手というところにか?」
凛「えぇ、向かう先は間桐の家よ!」
――――――
――――
――
間桐邸
ピンポーン
間桐「はい、どなた様でしょうか?」
凛「遠坂ですけども、慎二君はいらっしゃるかしら?」
間桐「遠坂!?僕が慎二だがどうしてここに?」
凛「あら、それは良かった。あなたに用があってきたの。入れてくれるかしら?」
慎二「あ、あぁ、分かった。門は開いている。入ってくれ。」
凛「じゃあお邪魔するわね。」
慎二「遠坂が僕に用だって・・・?まさか・・・!とりあえず迎えに行くか。」
凛「お邪魔します。ってあら間桐くんお出迎えしてくれたの?」
慎二「あぁ、客人に失礼はないようにしないとな。とりあえず居間に行こう。」
凛「結構な心構えね。じゃあ連れて行ってくれるかしら。」
慎二「あぁ、こっちだ。」
間桐邸・居間
慎二「そこのソファにかけてくれればいい。」
凛「じゃあ遠慮なく座らせてもらうわね。」
慎二「ところで遠坂、僕に用って事だが・・・まさかチョコでもくれるのか?
僕は既にたくさんもらってるが遠坂のなら大歓迎だよ。なんならこのチョコを全て川に捨ててきてもいい。」
凛「寝言は寝てから言ってね間桐くん。あなたに用があるのはあなたの叔父さんに関係があるの。」
慎二「な!チョコがないだと・・・!クソッ!僕をなめてるのか!?」
凛「ちょっと、聞いてる?それであなたの叔父さんなんだけどね。」
慎二「僕におじさんなんていないぞ!」
凛「いいえ、「いた」はずよ。」
慎二「ああ、雁夜おじさんのことか。そいつがどうかしたのかよ!遠坂!」
凛「なんであんたがそんなに怒ってるのよ。」
慎二「ふん。」
凛「まぁいいわ。重要なのはこれから。わたしね、雁夜さんに恨みがあるの。」
慎二「そういえば、雁夜おじさんは十年前に死んだはずだが、どうして遠坂が雁夜おじさんのことを知ってるんだ。」
凛「間桐と遠坂で親交があっても不思議じゃないでしょう?」
慎二「雁夜おじさん・・・まさか遠坂にまで手を出そうとしたのか・・・?」
凛「何をぶつぶつ言ってるの。話が先に進まないでしょう。」
慎二「ああ、悪い。遠坂」
凛「実はね、第四次聖杯戦争前中にわたし・・・あの雁夜さんに、吐瀉物を吐きかけられたの。」
慎二「それは本当なのか遠坂。」
凛「えぇ、それもわたしの頭の上から。とても臭かったわ。こんなこと末代までの恥だわ。」
慎二「それは災難だったな遠坂。」
凛「それでわたしはこの恨みは晴らさない訳にはいかないのよ。でも、雁屋さんはもう亡くなっている。
わたしの言いたいことが分かるかしら。後、一々遠坂遠坂言わないでもらえる?」
慎二「何が言いたい・・・遠坂。」
凛「あんたを倒すことでこの恨みを晴らそうって言ってるのよ。」
慎二「僕が何をしたって言うんだよ遠坂!」
凛「遠坂遠坂うるさい。遠坂がゲシュタルト崩壊するじゃないの全く。」
慎二「やっぱり僕たち分かり合えないんだね・・・アハッアハハハハハハハ。
いや、遠坂を倒す良い機会じゃないか。あぁ、いいぜ遠坂。やってやろうじゃないか。」
凛「やってくれるかしら。」
慎二「俺はいつでもいい。」
凛「それじゃあ始めましょうか。」
凛・慎二「デュエル!!」
慎二「僕の先行で始めさせてもらうよ。ドロー!僕はモンスター1枚とリバースカードを2枚セットして、ターンエンドだ。」
凛「強気な事言った割に守りから入るのね。」
慎二「何とでもいえ。さぁお前のターンだよ、遠坂。」
凛「言われなくても知ってるわよ!わたしのターン、ドロー!わたしは『テラ・フォーミング』を発動するわ。』
慎二「ほぉ、フィールド魔法の万能サーチカードか。一体何を持ってくるんだい?遠坂。」
凛「わたしはデッキから『アンデットワールド』を手札に加える!」
慎二「アンデットワールドだと・・・?本気なのか遠坂。」
凛「私はいつだって本気よ!さぁ、わたしのキーカード!固有結界!『アンデットワールド(借金のない世界)』を発動するわ!」
慎二「な・・・なんだと・・・!?」
凛「このカードがフィールド上にある限り、フィールドと墓地のモンスターは全て『借金のない人』になるわ。ありがたく思いなさい。」
慎二「な、何を言ってるんだ遠坂。」
凛「動揺しているようね、間桐くん。わたしは『ゾンビ・マスター』を召喚するわ。」
慎二「なるほど、言っていることはよく分からないがデッキは【アンデット族】という訳か、遠坂らしくないのが納得できないが。」
凛「バトルフェイズに入るわ。わたしはゾンビマスターであなたの伏せカードに攻撃!」
慎二「クッ!お前の破壊したモンスターは『プチトマボー』だ。このカードが戦闘で破壊されればトマボーと名のついたモンスターを
デッキから2体特殊召喚できる!僕はデッキからプチトマボーと『トマボー』を特殊召喚!」
凛「あんたみたいな顔の奴が増えただけか・・・!予想外だわ。最悪じゃない。」
慎二「何か言ったか遠坂?」
凛「いえ、あなたの空耳でしょう。それよりメインフェイズ2に入るわ。わたしはゾンビマスターの効果を発動。
ゾンビマスターは手札からモンスターを墓地に送り相手か自分の墓地にいるレベル4以下の借金のない人を特殊召喚する!
私はコストとして『ゾンビキャリア』を墓地に送り、そのゾンビキャリアを特殊召喚するわ。
そして、ゾンマスとゾンキャリでチューニング!深淵より蘇りし魂がこの世界を蹂躙する!シンクロ召喚、出でよ!『蘇りし魔王 ハ・デス』!」
慎二「・・・恥ずかしくないか?遠坂」
凛「うっさい!アーチャーがこう言えって言ったのよ!」
アーチャー「凛、私のせいにしないでもらいたいな。君も乗り気だったではないか。」
凛「あぁもう!知らないわよ!わたしはリバースカードを2枚伏せてターンエンドよ!」
慎二「僕のターン、ドロー!なるほど・・・アンデットワールドか。確かに厄介なカードだな。よし。
リバースカードオープン永続罠『dna改造手術』を発動。僕は、『植物族』を選択する。これでフィールド上のモンスターは全て植物族だ!」
凛「折角借金を失くしてあげたというのに、元に戻すどころかこっちまで植物族にされるなんて・・・!」
慎二「そして僕は『ローンファイア・ブロッサム』を召喚!このカードは自分フィールド上の植物族を1体生贄に捧げることで
デッキからレベルに関係なく植物族を特殊召喚できる!僕はトマボーを生贄に捧げ、デッキより『ギガプラント』を特殊召喚!」
凛「何よこの海魔みたいな奴・・・ほんっと間桐くんって気持ち悪いわね。」
慎二「ぼ、僕は関係ないだろう・・・それにまだ終わっていない。僕は手札から『強制転移』を発動!
君のモンスター1体と僕のモンスター1体のコントロールを交換する。さぁ君のモンスターを従えてやろうじゃないか。
ちなみに僕のモンスターはプチトマボーを上げるよ。ハハッありがたく思いな。」
凛「ハ・デスが取られちゃったか。それと引き換えにこの気持ち悪いのじゃ全然釣り合わないわね。」
慎二「さぁ、バトルフェイズに入らせてもらおう。ギガプラントで攻撃表示のプチトマボーの攻撃だ!」
凛「この気持ち悪いのを助けるようで癪だけど、その攻撃跳ね返してあげるわ。リバースカード『聖なるバリア-ミラーフォース』!」
慎二「何!?僕のモンスターが全て破壊された!?」
凛「えぇ、そして元々わたしのモンスターだったハ・デスはわたしの墓地に送られる。dna改造手術の効果は墓地にまで及ばない。
つまり、お互いの墓地のモンスターはアンデットワールドの影響で全て借金が帳消しになっている!」
慎二「そうは言ってもフィールド上は未だ全て植物族になるのも変わっていない。まだ状況は五分と言ったところか。
僕はこのままターンエンドするよ、遠坂。」
凛「わたしのターン、ドロー!確かにあいつの言うとおりフィールド上のモンスターは全て植物族になってしまう・・・
そしてわたしにはあのdna改造手術を破壊する術がない・・・!」
アーチャー「困っているようだな、凛。どうだ、私がアドバイスをやろうか?」
凛「そんなものいらないわ。これは私の問題、わたし一人の力で勝たないと意味がないの!」
アーチャー「そうか。それならばせいぜい一人で足掻くがいい。だが忘れるな。この戦いはお前一人では決して勝ちえぬことを。」
凛「何を言ってるのよ。この勝負は一対一の戦い。誰かがこの戦いに首を突っ込む余地なんてないわ!」
アーチャー「ならば私は予言しよう、このままいけば君は負けることになる。」
慎二「おいおい長考か?遠坂。ちなみに1ターンの考察時間は3分というルールは勿論知っているよな?」
凛「と、当然じゃない。今からやるわよ、全く。アーチャーの奴、訳の分からないことを言って・・・
とりあえずモンスターを場に出さないとね。わたしは手札から『生者の書-禁断の呪術-』を発動するわ。
貴方の墓地のロンファを除外し、蘇れ!ハ・デス!。」
慎二「なら僕はリバースカード『奈落の落とし穴』を発動させてもらうよ。これでまた深淵に戻りな、クックック。」
凛「やはり一筋縄ではいかないか。ここは時間を稼ぐべきね。
モンスターを1体伏せてプチトマボーを守備表示にしてターンエンドよ。」
慎二「おやおや、手札が0枚じゃないか遠坂。守りで必死か?」
凛「そんなこと言ってられるのも今のうちよ。」
慎二「おぉ怖、じゃあ僕のターン、ドロー。僕は『コアキメイル・グラヴィローズ』を召喚。
バトルフェイズ、グラヴィローズでプチトマボーに攻撃!」
凛「気持ち悪い奴が消えてむしろせいせいするわ。」
慎二「ふん、元々の持ち主が僕だったプチトマボーは僕の墓地へ送られる。
よってプチトマボーの効果を僕が発動する。トマボー2体をデッキから攻撃表示で特殊召喚。
バトルフェイズはまだ終わっていない。トマボーでセットカードに攻撃!」
凛「伏せモンスターは『ゴブリンゾンビ』よ。このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
デッキから守備力1200以下の借金のない人を手札に加える!
わたしが加えるカードは『闇竜の黒騎士』!」
慎二「じゃあ続けてもう1体のトマボーで遠坂にダイレクトアタックだ!」
凛…lp6600
凛「クッ、あいつにライフの先手を取られるなんて!」
慎二「無様だな遠坂、僕にチョコを渡さないからそうなるんだ。」
凛「まだ負けた訳じゃないでしょ!」
慎二「確かにそうだったな。じゃあ僕はこのままターンエンドだよ。
おっとグラヴィローズの維持コストがあったな。全く、手札の植物族を見せないといけないとは。
ほらよ、僕の手札には『椿姫ティタニアル』がある。」
凛「ふん、そんなもの興味ないわ。わたしのターン、ドロー!わたしは『闇竜の黒騎士』を召喚するわ。
このカードは1ターンに1度、相手の墓地にいる戦闘破壊されたレベル4以下の借金のない人を1体特殊召喚できるわ。
とは言ってもあいつの墓地にいる戦闘破壊されたモンスターはプチトマボーのみか・・・
なら、このままバトルフェイズ、黒騎士でトマボーに攻撃!」
慎二「クッ、だが削られたライフも微々たるものだ。遠坂」
慎二…lp7500
凛「じゃあ貴方の墓地のトマボーをわたしのフィールドに攻撃表示で特殊召喚。
気持ち悪いのは多少我慢よ!ターンエンド!」
慎二「僕のターン、ドロー!スタンバイフェイズのグラヴィローズの効果を発動。
デッキからレベル3以下のモンスターを墓地に送る。
僕が送るのは『ダンディライオン』だ。そしてダンディライオンの効果発動。
このカードが墓地へ送られた時、『綿毛トークン』を2体特殊召喚する!
バトルフェイズ、相打ちになるが仕方ない。グラヴィローズで黒騎士に攻撃!」
凛「わたしの場には後トマボーとリバースカードが1枚だけなんて・・・」
慎二「遠坂の場にトマボーがあったところでどうせ何もできやしない。
トマボー同士で相打ちするメリットも特にないか。
僕はこのままターンエンドをするよ。あぁ、先に言っておこう遠坂。
僕は次の僕のターンでもう終わらせようと思っているからね。」
凛「それは本当なの・・・?ダメ・・・悔しいけどあいつの言うとおり・・・わたしの手札は『このカード』1枚だけ・・・
もう・・・勝ち目がない・・・」
慎二「どうした遠坂?もうサレンダーするのか?」
凛「クッ・・・!!」
凛(でも一体どうやれば勝てるの・・・
そういえばアーチャーがわたしが一人で戦っていたら負けるって言ってたっけ・・・
一体どうやったら勝てたんだろう。わたし一人じゃなかったら・・・?
ううん、ここにいるのはわたしだけ、アーチャーは部外者だし・・・
・・・あっ!もしかして・・・アーチャー、そういうことだったの!?)
慎二「サレンダーする気がないならさっさと引けよ遠坂。」
凛「・・・えぇ、今から引くつもりよ。
この状況を打破するカードを・・・!」
慎二「な、そんなカードがあるはずがない!」
凛「あるはずがない・・・?えぇ、わたしもそう思っていたの。
けど、デ ッ キ を 信 じ な け れ ば 未 来 は な い の よ !
そして見つけたの。わたしの勝利への道筋を!」
慎二「馬鹿な・・・!」
凛「わたしのターン、ドロー!ふっ、来たわ。思った通りのカードが!
デッキを信じれば、それは〈運命〉のドローになる!
わたしは再び『アンデットワールド』を発動!!!
固有結界の上書き、すなわちフィールドのモンスターも全て借金のない人になる!!!」
慎二「僕の、dna改造手術が・・・無意味なカードに・・・」
凛「そしてわたしの場には借金のないトマボーがいる。わたしはこのトマボーを生贄に捧げ『真紅眼の不死竜』を召喚!!
このカードはレベル7だけど、借金のない人を生贄にする場合1体で召喚ができる!
このカードが相手の借金のない人を戦闘で破壊し墓地へ送った時、その借金のない人を自分フィールド上に特殊召喚できる!」
慎二「何!?」
凛「さぁ行きなさい。不死竜でトマボーに攻撃!!!」
慎二「クソ!!」
慎二…lp6500
凛「そして、戦闘で破壊したトマボーをわたしの場に特殊召喚!トマボーでわかめトークンに攻撃!」
慎二「わかめじゃなくて綿毛だよちくしょう!」
凛「そんなこと些末な問題よ。私はこれでターンエンドするわ。さてあなたはこのターンで終わらせられるのかしらね?」
慎二「ちくしょう・・・ちくしょう・・・僕のターン、ドロー!クソッ!なんでこんなクソカードが!」
凛「見苦しいわよ慎二。それはあなたがデッキを信じていないから、デッキはあなたに応えてくれない。」
慎二「ふんっ、言ってろ。僕には今まで温存しておいたとっておきのカードがあるのさ。
そう、あの雁夜おじさんから引き継いだカードがね。
さぁ、行け!手札から『傀儡虫』を発動!!!このカードは手札から墓地に捨てることで、
相手のアンデット族モンスター1体のコントロールをエンドフェイズ時まで得ることができる!」
凛「ふーん。」
慎二「なんだ、強がりか遠坂?お前の切り札を奪ってやったんだぞ?嘆けよ!悲しめよ!ほら!!」
凛「不死竜は言ってるわ。こんなマスターに従われたくはない、と。」
慎二「何言ってんだよ遠坂。馬鹿だなぁ、ただのカードがそんなこと言うはずがないだろう。
さぁ、行け真紅眼の不死竜よ!まずはあのトマボーに攻撃だ!」
凛「信用を失ったモンスターは自らを爪を持ってマスターに反撃する、か。
私はリバースカード『魔法の筒』を発動!不死竜の攻撃は相手にはね返る!」
慎二「何だと!ウッグワアアアアアアアア!!!」
慎二lp・・・4100
凛「そして傀儡虫で奪われたモンスターはエンドフェイズ時に元の持ち主のところへ戻るわ。」
慎二「いや・・・そんなことはさせない・・・手札の椿姫ティタニアルだ・・・
場の綿毛トークンと、この真紅眼の不死竜の2体を生贄に捧げて召喚すれば・・・ハッ!!」
凛「気づいたようね。そう、アンデットワールド下では借金のない人以外のモンスターの生贄召還は行う事が出来ない!!」
慎二「ウワアアアアアアアアアアァァァァァ!!!!!!」
凛「さて、まだ何かする?」
慎二「何でだよ・・・何でだよ・・・あの初心者のはずの遠坂にさぁ・・・くそぅ・・・ターンエンドだ。」
凛「わたしが初心者だと思って油断したこと、自分のデッキを信じていなかったこと。
あなたの敗因はここにあるわ。さ、わたしのターンね、ドロー。
わたしは闇竜の黒騎士を召喚するわ。バトルフェイズ、トマボーでわかめトークンを攻撃。」
慎二「ちくしょう・・・ちくしょう・・・」
凛「黒騎士で慎二にダイレクトアタック」
慎二・・・lp2200
慎二「どうして僕が・・・何で・・・」
凛「これで終わりよ、真紅眼の不死竜で慎二にダイレクトアタック」
慎二・・・lp0
慎二「グ・・・フ・・・」
凛「さて慎二立ちなさい。」
慎二「何だよ・・・まだ用があるのかよ・・・」
凛「いいえ、あなたに礼がいいたくて、デュエルありがとう。」
慎二「遠坂、その手・・・」
凛「ほら・・・デュエルが終わればお互い礼を言って握手するのが礼儀でしょう!」
慎二「遠坂・・・あぁ、ありがとう。僕は間違っていたよ。デッキはただの紙じゃないんだ。
そこに、自分の気持ちを込めれば自然とデッキに魂が宿る。その魂は必ず自分に応えてくれるんだな。」
凛「えぇ、最初はわたしも恨みだの復讐だの言っていたけれどそれも間違いだった。
だって、デュエルは楽しむものだもの。それ以外の目的に使っちゃいけなかったのよね。」
慎二「そうだな。遠坂、もし次デュエルする事があったら楽しくデュエルしようじゃないか。ツッ!」
凛「あら、アーチャーもう終わったの。」
アーチャー「ああ、近くにマスターがいないようだったが、楽に倒せたよ。」
慎二「な・・・偽臣の書が・・・燃えていく・・・!」
凛「ああ、アーチャーが見てるだけでは暇だーって言って近くにいたライダーを倒したみたいなんだけど
なんだ、あなたがマスターだったの。」
慎二「遠坂ああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
―――糸冬――
一人で完走しきった感があるが、
とりあえず補足説明として
凛さんがアンデット族の事をずっと「借金のない人」と呼んでいたわけは
「アンデット」の本来の意味であろう「生ける屍」というのは
英語表記にすると「undead」になり、カタカナ読みは「アンデッド」となる。
しかし、遊戯王では「アンデット」となっており、これを英語にすると
「undebt」になる「debt」とは借金のある状態を意味する語なので
「undebt」は「借金のない状態」になる。
凛さんはなまじ頭が良かったために勘違いしてしまったという事です。
そういう設定?を入れてて、分かって欲しいなら本文中で分かるようにしとけよ
>>55
そうでしたか。申し訳ないです。
アンデットが別の意味になっているというのは遊戯王wikiにも書いてましたので
知っている人が多いのかなと思ったもので。
それはこのssの中だけの設定というつもりではありません。凛さんが勘違いしているという設定は入れてましたが。
ただ、マイナーならば補足を入れておけばよかったですね。
ともあれ乙
>>57
ありがとう!
ss初めて書いたから実はそういうのが一番嬉しかったりする。
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