失禁ファイト リターンズ 【コンマ 時々安価】R18 (112)



失禁ファイト【R18】 コンマ - SSまとめ速報
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登場人物おさらい

男 空手黒帯全国レベル、前回の勝負で女に完勝したため主人公に

女 空手黒帯全国女子トップレベル。 前回の勝負で男に完敗し失禁。屈辱を味わう。

失禁ファイトとは 対決の二時間前に1リットルの水を飲み、対決をする。先に漏らした方が負けである。目突き以外の技が解禁されている。



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月曜日。

○○学園の理事長室。そこに男と女の姿があった。彼らは目の前の高級な机に座りながらパソコンで映像を見ているこの学校の女理事長の前で立っている。二人とも先日の道着ではなく制服を着用している。
男と女の失禁ファイトは土曜日の午後行われた。その結果を余すことなく撮影した映像を理事長は見ているのだ。

二人の表情は対象的であった。自信たっぷりに前を向く男。それに対し女は肩を震わせながら顔を赤くし、俯いてしまっている。この光景を見て理事長は映像を最後まで見る前から結末を悟った。そして予想通り映像の中の女が男に蹴りを喰らい崩れ落ちた。

「あっちゃー………痛そ」

水溜りが道場に広がるのを確認した理事長は映像を止めた。




「さって、確かに、失禁ファイトを最後までやり遂げたみたいね」

理事長が男と女に体を向け話し始めた。

「競争社会が激しくなりつつある世界、格闘技も例外ではないわ。どの格闘技が一番強いのか、誰が一番強いのか、世界中の戦士が競い始めた。」

「やがて生み出されたのが失禁ファイト。我が校でも導入が決まって、テストプレイヤーとしてあなた達二人に実際に戦ってもらったわけだけど…」

「感想はいかが?男子空手部部長さんと女子空手部部長さん」

この二人はそれぞれの空手部の部長を務めていた。そしてこの二つの部活、犬猿の仲で有名なのだ。道場をどちらが広く使うか。練習器具の取り合い。活動日程の取り合いなど、事あるごとに張り合ってきた。


しかもお互い全国レベルの実力を誇っているため、どちらも一歩も譲らず仕舞い。そんな状況を見兼ねた理事長が両部活の部長に失禁ファイトを勧めたのだ。

「通常の対決では味わえない必死さ、緊張感。買った時の愉悦、負けた時の目の前が真っ暗になるほどの屈辱。堪能したことでしょう」

「くぅ…………!!」

「くくく、まあ確かに気持ち良かったですよ、こいつが糸がきれたみたいに崩れ落ちて小便をぶちまけた時の爽快感と言ったら」

「あんた!!糞野郎!」

女を挑発的に揶揄した男の言葉に激昂した女が男に掴みかかる。女は濡れた床を掃除している姿もすべて撮影されてしまったのだ。股間が黄色く濡れている道着を履いたままである。

「女さん、敗者に歯向かう権利などなくってよ。この勝負に関しては男くんの完全勝利。映像がきちんと残っているわ。これ以上ない屈辱でしょう?」

「は………はい………っ!」


女が握り拳に力をいれ絞るように答える。

「これが失禁ファイト、完全なる勝者と敗者に分けられるわ。勝って実力を再確認し、哄笑し自信をつける物語、負けてひれ伏し汚物まみれになるもの」

「一戦で今までのすべてが無に帰るか、更なる高みに登るかが決まる…これこそ本当の真剣勝負ね」

理事長の言葉に男は笑い。女は更に大きく方を震わせた。

「まぁ、テストプレイで良かったわ。女さん、まだ心は折られていないでしょう?」

「もちろんです!」

「ほぅ…………」




「理事長、では本番の失禁ファイトでは更に敗者の心を折る仕掛けが用意されるってことですね」

男の問いかけに対し理事長は意地悪そうな笑みを浮かべ、楽しそうに答えた。

「ええ、ふふふ………本当の失禁ファイトでは8割りがた敗者は二度と戦えなくなってしまうわ」

その言葉に二人は息を飲んだ。どんな辱めが待っているというのか…だが、格闘家としての本能で、更に戦闘欲求が強まる自分も存在することを感じていた。

「ふふ……………二人とも、特に女さん、獣の牙はまだ抜かれてきないみたいね、感心したわ。」

理事長は心底楽しそうな顔でニコニコと二人を見た。そして、椅子から立ち上がると机の引き出しから腕輪のようなものを二つ取り出した。

「じゃあ………今日この時より○○学園の失禁ファイトを解禁しましょう。ふふふふ…………………そうね、さらに面白くしてあげるわ」


理事長は形の整った唇に塗られている赤い口紅をなぞりながら宣言する。

「私に失禁ファイトで勝利した映像を持ってきた部活は、部費を二倍にしてあげるわ。戦闘欲だけでなく活動資金も満たせる。こんないい話はないんじゃないかしら」

「その話本当だろうねぇ!」

その時、突如理事長室の扉が開かれた。ノックなどない。聞き耳を立ていたのだ!その油断ならぬ抜け目なき乱入者を三人は知っている。

「ふふ…………女子レスリング部部長の恵さん、ようこそ失禁ファイトへ」




そう、女性である。176cmという長身は男とほぼ同じだが制服の上からでも分かるその丸みを帯びた身体と豊満なバスト、可憐な顔と長い髪の毛が女性らしさをアピールしている。ただし彼女もまた格闘者である。

見ることはできないがその腹筋はうっすら割れており、全身も強力な筋力を備えている。彼女は女子プロレス部の部長だ。優良生徒を数多く推薦入学させている○○学園は多くの部活で全国トップレベルの実力を誇っている。女子プロレス部もその一つだなのだ。

恵は制服を膨らませている胸部を組んだ腕に乗せながら挑発的な笑みを浮かべた。

「好きな奴と戦えて、ぶっ潰して構わないだってね?しかもおまけのボーナスまでつくなんて、ついてるよ私は」






「では貴女は失禁ファイトをやりたいというわけね?」

「えぇ」

理事長と恵の視線がぶつかり、二人が楽しそうに話をしていると女が割り込んできた。

「恵……分かってるの、敗者は失禁するのよ?しかも今度は更なる罰まで待ってるって話よ」

「聞いてたって、負けることなんか考えてちゃ誰とも戦えないっての、そんなだからあんたは股間を濡らす羽目になっちまったんだろ」

女の敗北映像を見ていた頃から聞き耳を立てていたのか、恵は女を嘲笑し、愉快そうに肩を震わせる。

「みっともないね……負けて、小便もらしてさ、アタシだったら学校こられないね、図太さだけは認めてやるよ」

「!このっ…」



一触即発の雰囲気、それを理事長が遮って恵に問いかけた。

「恵さん、では貴女の申し出を受理します。そのあとは対戦相手が引き受ければ失禁ファイトは実現されますが。何部のどなたを希望かしら?」」

「そうですね………前からあんたのことが気に入らなかったんだ、今日で格闘界から消えて貰おうか」

恵が指を指したのは…?

↓1

1 男
2 女

コンマぞろ目で理事長

まさか…………嘘だろ



指をさしたのは椅子に座っている理事長だった。


「?……私」

呆気に取られた顔をした理事長は自らの顔を指差しながらききなおした。

「恵さん、部活動に所属している生徒と戦ってと言っているのよ?私と戦いたいの?」

「ああ、理事長、アタシはあんたの駒として戦うなんて御免なんでね、潰させてもらうよ」


駒とは………?理事長には何か別の思惑があるのか?失禁ファイトを学園に取り込んだ狙いとは………?男と女は意味も分からず二人を見ている。



「貴女…どこまで知っているのかしら?」

理事長は笑顔をやめ、世の中の酸いも甘いも噛み分けてきた大人の表情で言った。僅かな殺気が見え隠れしている。これは彼女が殺気も操れない未熟者というわけではない。威嚇しているのだ。

「アタシの父親が日本プロレス協会の偉い人でね、あんたのことはいろいろ聞いたぜ、黒い噂があるってな」

「まあ、あんたを脅そうってわけじゃないさ、これ以上は余計なことは言わないよ………アタシとの勝負に逃げなきゃね」

今確かに、恵は理事長を脅している。自分との勝負から逃げられないように。余計なこととはそこまで理事長が知られたくない秘密だということか。 男と女は居心地の悪さを感じていた。

「そう……………貴女のお父さんが余計なことをね…………ふふふ………いいでしょう、貴女がブラフを言っているのではないと確信しました。私にとって今知られたくないことを知っていることもね」

理事長は意外にも冷静に椅子から立ち上がり、腰まで伸びた艶のある髪を靡かせた。



「いいでしょう、私との失禁ファイトがしたいという貴女の希望を受けるわ」

「な…」

男は絶句した。恵はプロレスのトップ選手だ、油も乗っており身体のきれも凄まじい。対して理事長は身長こそ恵と大差ないが体つきはどうか?
すらっとしながらも豊満な胸。そこに力強さは感じられない。格闘者ではない。ただのいい女だ。理事長の名前でネット検索をしても武道大会で優勝したという記録も見つからない。

「理事長、無茶ですよ、恵の技を素人が喰らったら一発で意識を持っていかれます!」

堪らず女が前に出て理事長に言う。しかし、次の瞬間、女は背筋が凍る感覚を覚え、少しちびってしまった。

「ふふ、まあ見てればいいわ」


理事長の顔は穏やかで、殺気は感じられない、しかし、女は確かに理事長から妙な圧を感じていた。

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