【安価】男「誰でもいいから告白だ」 (34)
~あらすじ~
あまりのモテなさに悩む男は
苦悩の末に訳の分からない結論にたどり着いた
~あらすじ終わり~
男「よし、まず↓2に告白しよう」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1454161524
男「好きだあぁぁぁぁぁ!」
ヤンデレ「いや、私はあなたのこと好きではないので……」
男「ヤンデレでしょぉぉぉぉう!?」
ヤンデレ「あ、こんな時間。あの人が塾から帰ってくるころなので失礼しますね」
男「あっはい。なんかすいませんでした」
男(ヤンデレは好きな人が絡まないと基本的に常識人なのか……)
男(あれ? 普通にフラれてね?)
男(ちくしょおおおおおおお! 次だ!)
男「↓2に告白だ!」
男「好きだあぁぁぁぁ!」
恐怖の大王「ん?」
男「あ、いや。好きだっていうか……まずは友達位からで関係を始めたいなぁって……」
恐怖の大王「ふーん」
男(びっくりするくらい簡単に恐怖の大王に会えた……俺のやる気の為せる業なのだろうか……)
男(でもひげモジャのおっさんかぁ~)
男(金髪のギャル風女の子だと思ってたのに……)
恐怖の大王「お前の町に降りてやろうか?」
男「いやぁ、それはちょっと愛が重いかなって」
恐怖の大王「てゆーか、一撃必殺?」
男「ファンかよ! じゃあ大王様、非礼を詫びるので誰か紹介してください」
恐怖の大王「いいよ。↓2なんてどうだ?」
酉変えました。
男「好きだあぁぁぁぁ!」
丸出「あ、あの……一体私のどこに?」
男「ん? あー。えーっと、なんか可哀想な名前……だし?」
丸出「やっぱり……そう……ですよね……」
男「あ、いや違うんだ。それはあくまで理由付けであって俺が君を好きなことには」
「あらあら、先程の」
男「え?」
ヤンデレ「とても偶然で・す・ね」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
男(ヤンデレ来ちゃった!?)
丸出「あ、ヤンちゃん……」
ヤンデレ「あら丸出さん。偶然ね、塾の帰り?」
男(!?)
男(おい……まてまさかヤンデレの狙いって……)
ヤンデレ「丸出さん、せっかくだから一緒に帰りませんか?」
丸出「う、うん!」
男(こいつレズかよぉぉぉぉ!)
恐怖の大王(ぷぎゃーwwww)
男(あの親父根に持っていやがった!)
男(ぜってえ許さねぇ!)
男(だが落ち着け。落ち着くんだ俺)
男(ピンチはチャンス。こういう時こそ冷静に↓2をするんだ!)
久しぶりで酉のやり方間違えてました。ごめんね。
男「いやぁ、ごめんねなんか。俺には構わないでいいから」
丸出「え? あ、はい……」
ヤンデレ「うふふ、お気遣いありがとうございます」
男(ほっ……)
ヤンデレ「ですが丸出さんをたぶらかそうとした貴方は許しませんから」ボソッ
男「ひっ」
丸出「ヤンちゃん何か言った?」
ヤンデレ「いいえ、なんでもないですよ」
男「…………」
男(くっ……、だが次の告白は諦めないぜ)
男「場所を変えるか」
男「↓2がいい。そうしよう」
ザバーン
男「火サスもびっくりの崖に来たはいいが」
男「果たして人はいるのか……」
男「む、人影発見!」
男「おーい、好きだあぁぁぁぁぁ!」
↓2「え!?」
ハーピー「誰さアンタ?」
男「ハーピーが存在するとは……」
ハーピー「! まさか撮るつもりじゃないだろうね!」
男「撮らない! 撮らないよ! 第一、なんも持たずにここに来たし」
ハーピー「そうかい……じゃあ消えな。今日は人を襲う気分じゃないんだ」
男「なにかあったの? 力になろうか?」
ハーピー「余計なお世話だよ人間風情が」
男「人間に話すのも一興と思って、ほら」
ハーピー「なんだお前はズケズケと。……でもそうかもねぇ」
男「本当に何があったんだ?」
ハーピー「↓2さ。↓2があってね……」
男(ハーピーなんて初めて見るから気づかなかったけど……)
男「その翼は……」
ハーピー「見たまんまさ、半分無くなっちまったよ」
男「人間と違ってまた生えてきたりしないの?」
ハーピー「どうして、とは聞かないんだね。いっちょまえに気を遣ったつもりかい?」
男「いや、そうじゃなくて」
ハーピー「じゃあなんだい?」
男「また飛びたいんでしょ?」
ハーピー「!」
男「だから無くなった理由より、元に戻せる方法考えた方がいいかなーって」
ハーピー「それができりゃ苦労しないよ。お前を喰えば治ったりしてな」
男「ご勘弁を」(土下座)
ハーピー「情けない奴。アンタさっきアタシのこと好きだって言ったじゃないか」
男「う……」
ハーピー「好きな者のためなら命だって投げ出せるんじゃないかい?」
男「むむむ……」
ハーピー「どうなんだい? ついでに返答しなくても喰うよ?」
男「と、とりあえず食料以外で協力させてください……」
ハーピー(面白い奴だ……まぁ慰み程度にはなるかもね)
こうして出会った男とハーピー
彼らの運命は男の下らない行動から
大きく動き始めようとしていた。
第一部完
声があったらいつか続ける
このSSまとめへのコメント
おもろいやんけ!
続きを書くんだ!