僕「ザ・ドラえもんズ」(21)
俺「今日は待ちに待った修学旅行だな」
僕「そうだね」
俺「お? 自他共に認めるドラえもんマニアのお前が、ドラえもんの放送以外に楽しみにしてるものってあったのか?」
僕「もう、確かに僕は人よりドラえもんがちょっと好きでそれなりに詳しいけれど、修学旅行は普通に楽しみにしてたよ!」
私(こいつらうるせぇな)
僕「それに最近のドラえもんも悪くはないんだけどね……どっちかっていえばリニューアルされる前のドラえもんが僕は好きだったよ」
俺「リニューアル?」
僕「ああそうか……最近の小学生だったら、今のドラえもんが普通なんだね」
私(お前いくつだよ)
僕「声優が一気に変更して作風もガラリと変わって……あと、僕が好きなザ・ドラえもんズが出てこなくなったんだよね」
俺「ザ・ドラえもんズ?」
私(ドラズも原作出身のキャラじゃないけどな)
僕「うん。ドラえもんズっていうのはね――」
先生「よーし、点呼をとるから静かにしろー」
羽空「わたくしが皆様とご一緒させていただきます、バスガイドの羽空(ばす) 快兎(がいど)です。よろしくお願いします」
私(どこからツッコめば……)
俺「バスガイドさん! 俺だー! 結婚してくれー!」
私(誰だよ)
羽空「ではさっそくですが、クイズをさせていただきます」
私(ま、ベタだわな)
羽空「皆さんが大好きなドラえもんのクイズです!」
僕「!」
俺「おお」
私(…………)
羽空「では一問目です!」
僕「…………」
俺「wktk」
私(ふむ……)
羽空「ドラえもんのお友達の名前は何でしょうか?」
僕「はい!! はいはい!! 超はーーーい!!」
私(うぜぇ)
先生(うぜぇ)
俺「うぜぇ」
羽空「え、あ……じゃあ、そこの元気な彼、お答えをどうぞ!」
僕「フッ」ファサ…
僕「やっぱりドラえもんといったら僕しかいないってことかな?全部僕が答えることになっちゃうかもね」
私(限りなくうざい)
僕「ドラえもんの友達――即ちそれは」
僕「ザ・ドラえもんズのことですね」
僕「伝説のひみつ道具である親友テレカを持ち、世界各地で活躍するドラえもんと同型の猫型ロボット――それが、ザ・ドラえもんズ」
僕「メンバーはドラ・ザ・キッド、王ドラ、ドラニコフ、エル・マタドーラ、ドラメッド三世、ドラリーニョ。彼らのプロフィールをこと細かく説明してもいいんですが、長くなりそうなんで割愛しましょう……。そして、リーダーであるドラえもんを加えたのがドラえもんズです!」
私(…………)
ドラえもんズて何人いるの?
>>10
七人のはずっす
怪盗ドラパンとかいなかったっけ
俺「おお」
僕「正解は……ま、聞くまでもないでしょう」ファサ
私(…………)
羽空「えと、正解は――」
羽空「正解は、のび太くんです」
僕「えっ」
俺「えっ」
先生「wwwww」
私(まあ、そうだろうな)
この後、バスが変な空気になったのは言うまでもない。
完
>>12
あれは確かドラえもんズじゃなかったはず
あと、このssはフィクションです。1の実体験なんかじゃないんだからね!
友情テレカじゃね?
>>18
丸いものならなんでもおkだったよなたしか
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