みほ「これが私の戦車道」 (118)

本日の仕事中の成果

上司の目を盗んで書いてます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1450168462

全国大会一回戦


沙織「やだもー!!」


華「なんか、いろいろあってわたくし達しか残っていないようです」


麻子「ああ、なんか色んな事があったな」


優花里「流石、サンダースですね。なんかいろいろ凄かったです」


みほ「…」


沙織「私達は一車両、サンダースは20車両。こんなの勝てるわけないよ」


華「絶望的な状況ですね」


麻子「終わりだな。今は何とか逃げ続けてるが時間の問題だろう」


優花里「そんな!?まだ、何か方法があるはずです。そうですよね?西住殿?」


みほ「…」


優花里「西住殿!?」




優花里「西住殿。何か言って下さい!!」


みほ「…」


沙織「ゆかりん!!みぽりんだけに背負いこませるのは止めようよ」


優花里「‼……」


沙織「確かに、サンダースは森に潜んでるとか言って、森を包囲したけど全然違って背後を取られたりしたけど」


華「逃げるためにウサギさんチームを囮にもしましたけど」


麻子「死守と言って自分達だけ逃げたりもしたな」


優花里(あれ?西住殿の指揮ゴミじゃね?)


沙織「98%みぽりんの責任でも、みぽりんは悪くないよ!!」


みほ「…」





沙織「…」
華「…」
麻子「…」
優花里「…」


みほ「…」


4人(空気重っ!?)


沙織(誰か何でもいいから喋ってよ)


みほ「見つけた…」


4人「⁉」


優花里「今、何て言ったのですか?」


みほ「見つけたよ。ここから逆転する方法」


華「本当ですか!?」




みほ「うん。麻子さん」


麻子「何だ?」


みほ「なるべく長時間。サンダースから逃げ続けて下さい」


麻子「具体的な時間が欲しい」


みほ「そうですね、それじゃ1時間逃げ切って下さい」


麻子「了解した」




優花里「それで、私達は何をすれば?」


みほ「優花里さん。砲弾と整備セットを下さい」


優花里「は、はい。どうぞ?」


ガチャ


みほ「ありがとう。じゃあ、いってきます!!」


4人「!!」





麻子「何が起こった?」


沙織「みぽりんが戦車から出て敵陣に向かってるけど…?」


華「まさか……一人で」


優花里「肉弾戦でありますか!?」


沙織「いや、一応砲弾持ってるから!?」


麻子「……人間爆弾」ボソッ


華「人間爆弾ですか!?!?」



沙織「いやいや、みぽりんに限って」


麻子「特殊カーボンコーティングされてるとか思ってそうだな」


優花里「西住殿は戦車道の名家出身。さすがに生身で攻撃されたら無事じゃ済まないくらい理解してる筈です」


沙織「あっ、みぽりんから通信!?」


華「み、みほさん!?突然出ていかれましたがお怪我はありませんか?」


みほ「大丈夫。戦車道は特殊なカーボンコーティングされて安全に配慮されてるから」


麻子「それは戦車内の話であって、生身の話じゃない」


みほ「えっ!?」


みほ「嘘⁉マジで⁉」


沙織「みぽりんのキャラが崩壊してる⁉」





華「早く、戻って来てください!?」


みほ「でも今」


優花里「現在地を教えて下さい‼迎えに行きます」


みほ「今、敵フラッグ車の目の前なんです」


4人「はっ⁉( ̄◇ ̄⁉」


みほ「どうしよう?」



アリサ「大洗の隊長を発見しました!!」


ケイ「アリサ、よくやったわ。それで大洗の隊長はどこ?」


アリサ「それが…隊長の乗るフラッグ車の目の前です……」


ケイ「はぁっ⁉なんでもっと早くに気づかなかったのよ!?」


ケイ「まあ、いいわ。攻撃される前にこちらの砲弾をお見舞いしてやるのよ!!」


アリサ「ま、待ってください‼」


ケイ「って、ちょっと何で止めるのよ」


アリサ「双眼鏡を覗いてみて下さい」


ケイ「はぁ?何言ってるのよ?」


アリサ「大洗の隊長のみです。身体一つで戦車と向かいあっています‼」


ケイ「おぅ… ( ̄◇ ̄;)」




ケイ「念のため、機関銃で威嚇射撃しとこうか?絶対に当たらないようにね」


┣¨┣¨┣¨┣¨ドド‼


みほ「撃ってきた⁉」


ケイ「絶対当てちゃだめよ。実弾なんだから笑話じゃ済まなくなるわ」


アリサ(クソッ…イライラするわね)


アリサ(生身で戦車に挑もうなんて頭がいかれてるか。私たちの倫理観に訴えかけてきてるのかしら?)


アリサ(イライラする…一発だけあいつの近くに撃ってやるわ)


ドド!!


みほ「ち、近い⁉」


みほ(し、死ぬ⁉)



その時、少女の身に振りかったのは死の恐怖という極限のストレスだった。ごく普通の女子高生でありながら戦車と睨みあうという現状。

相手に命を握られているという感覚。
威嚇射撃ではあるが、みほに向かって弾丸が放たれたという事実。

そして今、アリサが放った弾丸が引き金になり、

みほ、PTSD(心的外傷後ストレス障害)発病。

みほの本能は、自人の心を守るため
自ら、狂うという道を選択した。



ケイ「今、撃ったのは誰!?当たったらどうすんのよ⁉」

みほ「」

ケイ(動かなくなった?)

アリサ(ふん、これで懲りたか)

みほ「(・⊥・)」

サンダース「!?」

みほ「アヒャハハハハハハッ」

みほ「ウホッウホッウホッ」

みほ「ハッハッハッ……」

サンダース「!?」




ケイ「何あれ?絶対ヤバイ。後退、後退よ‼」


アリサ「早く後退しろ!!」


みほ「人…撃ツ……ヨクナイ……」


ケイ「ヤバい近づいてきてる!?」


ケイ「全力で後退よ!!」


みほ「アヒャハハハハハハ!!」




ケイ「全然離れないじゃない。全力後退って言ってるでしょ」


隊員「もう、やってます。この車両ではこれが限界です!!」


ケイ「えっ!?」


アリサ(そう私達は全力を尽くして行動している)


アリサ(そう異常なのはあっち。大洗隊長よ)


アリサ「砲手、大洗の隊長を狙って!!」


砲手「えっ、でも」


アリサ「確かに、人間一人で戦車に勝てるはずが無い。でも、それは普通の人の話よ。戦車のスピードについてくる人間を普通とは呼ばないわ」




ドーン!!


ケイ「アリサ、何やってるの人間に向けて砲弾を撃つなんて⁉」


アリサ「隊長、あの動きをみて下さい。どう見ても人の動きじゃありません。一人では何も出来ないとはいえ可能性は潰しておくべきです」


ケイ「確かにそうだけど…」


アリサ「大丈夫です。責任は私が負います…」


通信士「通信、強制的に切られました」


ケイ「くっアリサ…何カッコつけてんのよ!?」


アリサ「消えた⁉」


ガタッ


みほ「アヒャハハハハハハ」


アリサ「上か!!」


アリサ「ジグザグに走行して振り落として!!」


隊員「ハイ」



審判「サンダース M4A1 戦闘不能」


ケイ「アリサがやられた!?」

*今回はケイがフラッグ車の設定です


隊員「隊長!?ぜ、前方に大洗隊長の姿が!?」


みほ「うひょひょひょひょ」


ケイ「やはりアリサは奴にやられたみたいね」


みほ「うひょ、うひょ」


隊員「ガリ股で両手で砲弾を持ち上げて走ってくる」


ケイ「なんて気持ちの悪い動きなの」


みほ「うひょひょひょひょ‼」



ケイ「砲塔を大洗隊長に向けたまま後退!!」


ケイ「いい?急いで!!」


隊員「ハイ!!」


ケイ「そして、いつでも撃てる準備をお願い・・・」


ケイ「十分引きつけて撃つわよ」


隊員「ハイ!!」


ケイ「さあ、もっと近くに来なさい」


みほ「うひょひょひょひょ」


ケイ「来い、もっと近くに…!?」


ガシャン!!!!!


ケイ「な、何今の衝撃は!?」


隊員「す、すいません。大洗に気を取られていたので行き止まりに気づけませんでした」


ケイ「な、何やって…」


ガゴッ


ケイ「!?」


みほ「うひょひょひょひょ」


ケイ「大洗の隊長は私の頭の上か」


ガン!!ガン!!ガン!!ガン!!


隊員「隊長!?」


ケイ「大丈夫だ。外から開けられるわけないだろう」


隊員「そうですね」


ガン!!ガン!!ガン!!ガン!!


ケイ・隊員「」


ガン!!ガン!!ガン!!ガン!!


ケイ・隊員「」


しーん

ケイ「諦めたのか?」


ケイ「!?」


みほ「うひょひょひょひょ」


みほ「うひょひょひょひょ!!」


みほ「うひょひょひょひょ!!!!」


ケイ「なんだ!?」


ギィィィィィ


ケイ「なぜ⁉」


みほ「こんにちは」ニィィ


ケイ「そ、それは!?」


みほ「一応、整備セット持ってきてるので籠城してもむだですよ」ニッコリ


ゴルッ!!

ケイ「」


隊員「た、隊長!!!!」


みほ ニッコリ


隊員「き、棄権します!!!」


ケイ

首元を掴まれ、後頭部を壁に打ち付けられ気絶。
意識を失う直前に見た西住みほの笑顔が脳裏から離れなくなり、パニック障害を発症。
1年ほど入院生活を続け日常生活に戻るが、戦車を見るたびに発作が起こるため。戦車道と関わらない人生を送る。

のちに、西住みほについて聞かれ「・・・狂人」と答えている。



サンダース大学付属高校


20対1をひっくり返されるという歴史敗北。


その傷は大きく。

戦車道を選択する生徒が激減。大会でも結果が残せなくなり今後、10年ほど一回戦の壁に苦しむ事となる。

学校も戦車道にかけるお金の減額を決定、多くの戦車が破棄処分された。



審判「サンダース大学付属高校 棄権により勝者 大洗女子学園」


麻子「何が起こった?」


沙織「えっ?勝ったの??」


華「私たちの勝ちですか?」


優花里「や、やりました!!西住殿がやってのけたんですよ!!」


沙織「み、みぽりんが!?」


優花里「そうです。そうとしか考えられません!!」


麻子「絶対、ロクなことしてない気がするが」


沙織「もう、今、そんなこと言う?」


麻子「思ったことを言っただけだが?」


華「まあまあ、私たちの勝なのですから今は喜びましょう」


優花里「そうですよ。何があったのか分かりませんが勝ちはかちですし!!」





みほ「ただいま」


沙織「みぽりん!!」
華「みほさん!!」
麻子「西住さん」
優花里「西住殿!!」


みほ「一応、何とかなりました」


沙織「本当、何が起こったかとのかと思ったよ」


優花里「正直、聞いてみたいです」


優花里「どんな作戦でサンダースを戦闘不能に追い込んだのですか?」


みほ「それは・・・」


華「それは?」


みほ「秘密です」


沙織「秘密なの!?」




波乱の一回戦が終わった。


みほは、今回の出来事を隠そうとした。
しかし、一年生が大会放送を録画していたため、みほの雄姿はチーム全体に知れ渡ってしまう。


だが、大洗女子学園がうろたえる事はなかった。
むしろ、この出来事は忘れようとチーム全体の団結が生まれた。



こうして、数々の伝説や傷跡を残しつつ物語は二回戦へと進んでいく。

そりあえず、今日はここまで。

また暇なときに続き書いていきます。

SS書く暇があるならその分率先して仕事のタスクこなしたらいかがか

ただいま、今夜勤帰り。

>>36

待機がメインの仕事なんですよ



とりあえず、準決勝まで書けたんで投稿します。

二回戦

大洗女子学園対アンツィオ高校





沙織「この状況、一回戦も見た気がするんだけど」


麻子「20対1 対戦相手が違うだけで同じだな」


華「何かいろいろな事があったような気がするのですが?」


優花里「そうでしたっけ?」


優花里「いたってシンプルだった気がしますけど」


みほ「」



華「確か、誰にでも落とし穴と分かるような場所を挟んでアンツィオ高校がいまして」


沙織「そうそう、そして私が「絶対、落とし穴じゃん」って言ったんだけど」


麻子「西住さんが…」


みほ「これは罠に見せかけて、実は罠じゃないパターンです」


みほ「パンツァーフォー!!」


優花里「と言って落とし穴は本物で」


沙織「うさぎさんチームを踏み台にして逃げた私達以外全滅したんだっけ?」


みほ「」


沙織(仕方ない…)


沙織「ああ、このままじゃ私たちの学校も廃校か(棒)」


みほ以外「!?」


麻子(そういう事か)


麻子「そうだな。私も離れ離れになるな(棒)」


華(分かりました)コク


華「でも、私達は全力を尽くしました(棒)」


優花里(み、皆さん⁉)


沙織(ゆかりんも言って!!)


優花里(本当にやるんですか?)


沙織(それしかないよ!!)




優花里「ええと、もう後悔はありませんね(棒)」


みほ「」


沙織「」
華「」
麻子「」
優花里「」


みほ(やっぱ、ここは私が立ち上がるしかない!!!)


みほ「みんな!!私行ってくる!!」



ガチャ、スタタタ…

沙織「み、みぽりん!?(棒)」
麻子「や、やめるんだ(棒)」
華「まだ、他に方法があるはずです(棒)」
優花里「西住殿!!(棒)」



沙織「あ、みぽりんから通信」


みほ「そんなに心配してくれるなら戻ろうか?」ニッコリ


優花里「え…( ̄◇ ̄⁉」


沙織「だだだだ、大丈夫だよ。ねえ麻子?」


麻子「そそそそ、そうだな」


華「みみみみ、みほさんは自分がやれる事をやって下さい」



沙織(優花里もなんか言って‼)


優花里「ええと…あっ敵戦車発見!!(棒)」


麻子「おお、それは今すぐ逃げなきゃな!!」


みほ「うーん」


4人(どうなる?)



みほ「じゃあ、しょうがないよね」


みほ「今は、各自がやれる事に専念しましょう」


4人(助かった)


みほ「それじゃあ」


みほ「うひょひょひょひょ!!!」スタタタタ


みほ「一人だけどパンツァーフォー!!!」


ガンガンガンガン!!!


みほ「整備セット忘れた…」


アンチョビ「大洗め!!まさか生身で乗り込んで来るとわ!?」


ペパロニ「どうします?今、隊長の頭の上にいますけど」


ペパロニ「とりあえず撃ちましょうか?」


ドンッ!!


みほ「危ない!?」ヒョイ


アンチョビ「バカ!!私に当たったらどうするんだ?フラッグ車だぞ!?」


ペパロニ「まあまあ、大洗は隊長から離れたんだしいいじゃないですか」


アンチョビ「そういう問題じゃない!!」


ガン!!


ペパロニ「あれ?次は私の上か」


ペパロニ「全体、大洗の隊長を狙って撃て!!」


アンチョビ「おい、やめろ!!!!」


隊員「「「了解しました!!!」」」」


みほ「」ヒョイ


ペパロニ「撃て撃て!!」


アンチョビ「やめろ!!!バカ!!」


みほ「」ヒョイ


ガン!!


アンチョビ「!?」


アンチョビ「やっぱフラッグ車の上に…」


みほ「」ニッコリ


アンチョビ「おい、絶対撃つなよ!?」


ペパロニ「あれ、なんだか通信が乱れて」


通信「…絶対…う…」


ペパロニ「絶対う?」



ペパロニ「ああ、絶対撃てって事か」


アンチョビ「おい、何言ってるんだ!?」


ペパロニ「全隊、大洗を狙って撃て!!!」


隊員「「「はい!!」」」


アンチョビ「おい、やめろ」


アンチョビ「やめろ、やめろ、やめるんだ!!」



ペパロニ「撃て!!!」


ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!


みほ「」スッ


ペパロニ「あっ逃げられた」


審判「アンツィオ高校、フラッグ車走行不能」


審判「よって勝者 大洗女子学園!!!」


ペパロニ「あれ?」


アンチョビ「バカやろおおおお!!!!!」


こうして大洗女子学園二回戦が終わった



アンチョビ

アンチョビこと、安斎千代美はこの敗戦を境に
仲間を全く信用しない戦車道の道を進み始める。

冷酷非道に仲間を切り捨てる千代美の戦車道は、安斎流と呼ばれるようになる。

しかし、戦車道と同じように仲間を作る事をやめてしまったアンチョビには弟子も友人、恋人もなく。

安斎流はアンチョビ一代で戦車道の歴史から消えることなる。

アンツィオ高校

アンツィオ高校は今回の敗戦で大きなショックを受けた。

しかし、元から1、2回戦で負けるチーム。
次年度の大会でも相変わらず1回戦敗退といういつも通りの活躍を見せる。



沙織「で、なんで二回戦が終わったばかりなのに」


西「突撃!!」


福田「突撃!!」


細見「突撃!!」


沙織「練習試合やってんの!?」




西「負けました」


みほ「勝ちました」


沙織「しかも、弱いし…」


優花里「でも、久しぶりに戦車で戦った気がします」


華「そうですね。大会中なのに不思議な感覚です」


麻子「原因は明らかだがな」


4人「(`ФωФ') 」ジー


みほ「もっと突撃以外の作戦を考えた方が」アハハ


西「突撃以外ですか?考えた事もありませんでした」アハハ


4人「(`ФωФ') 」ジー

そして準決勝

大洗女子学園 対 プラウダ高校


沙織「もう、お約束だけど色々あったね」


麻子「ああ、もうこの状況にも慣れた」


華「そうですね。やっと準決勝が始まった気がします」


優花里「人間って凄いですね。こんな窮地にも慣れてしまいますもの」


みほ「」



沙織「何があったか思い出すと」


麻子「凍りついた川があってだな。その張った氷を見た西住さんが」


みほ「大丈夫。この厚さなら戦車が通れます」


麻子「と言って」


華「とりあえず、うさぎさんチームに先陣をきらせてみると」


優花里「案の定、氷は割れてうさぎさんチームは冷たい水の中に沈んでいきましたね」


みほ「」

沙織「他には」


みほ「戦車はどこでも通れるから」


麻子「と言われて、5mの雪壁に突っ込んで走行不能になったり」


華「寒いから暖を取ろうとして」


みほ「戦車内で火を焚いて下さい」


優花里「と言われて、一酸化炭素中毒で走行不能になった仲間もいましたね」


みほ「」



みほ「じゃあ、今回も行ってこようかなぁ」チラ


4人(キタッ!!)


沙織「頑張ってね!!」

麻子「私は何もできないが応援してるぞ」

華「みほさんなら出来ると信じてます」

優花里「西住殿が本気を出せばプラウダなんて赤子の手をひねるようなものですよ」



4「「「「頑張れ!!!」」」


みほ「…うん、じゃあ行ってくるね」


ガチャ


みほ「」


ガチャ


優花里「どうかされたのですか?」


華「まさか体調が優れないとか?」


みほ「外…寒すぎ……」ブルブル


外 ヒュゥゥゥ・・・


4人(な、なんだって!?)


沙織「みみみみみぽりんなら大丈夫だよ!!」


麻子「そうだな。大丈夫だ!!」


華「みほさんほど戦車道を極められていれば、寒さなんて感じないはずです!!」


優花里「もう一度、もう一度チャレンジしてみましょう!!」


みほ「わ、分かりました」ブルブル


ガチャ

 ヒュゥゥゥ・・・


みほ「」


4人「おっ!?」


ガチャ


みほ「やっぱ無理……」


4人(お、終わった…)



カチューシャ「大洗の隊長は出てこないようね」


カチューシャ「それとも、このカチューシャ様に恐れをなして出てこられないのかしら?」


隊員「あの…カチューシャ様、寒いです。ハッチを閉めてもらえませんか?」


カチューシャ「何言ってんの。ちゃんと顔を出して辺りをうかがわないと、もしもの時に対処出来ないじゃない」イラ



カチューシャ「それにこれ位の寒さ。プラウダ……」


隊員「カチューシャ様?」


カチューシャ「」カチコチ


隊員「カチューシャ様!!カチューシャ様!!」


隊員「大変!?カチューシャが寒さで凍りついてる!」


隊員「嘘でしょ!?」


ヒュー〜〜〜


隊員「さ、寒い!?」


隊員「早くハッチを閉めて!」


隊員「駄目、カチューシャ様が邪魔で閉まらないわ」


カチューシャ「」カチコチ


隊員達「凍える」ブルブル

みほ「……寒い」ブルブル


審判「プラウダ高校、フラッグ車走行不能」


審判「よって勝者 大洗女子学園!!!」


4人「へっ?」


4人「嘘!?」




沙織「なんか勝った」


麻子「凄いな奇跡だ」


華「こういう事もあるのですね」


優花里「なんだか分からないけどやりました!!」


みほ「…寒すぎる」ブルブル


カチューシャ


今回の敗戦により雪国から南国沖縄に引っ越しを決める。


しかし、沖縄の強烈な紫外線に雪国で育ったカチューシャの肌が耐えられる筈もなく。


カチューシャは部屋に引きこもるようになり
親のスネをかじりながら生きていくことになる。


プラウダ高校

今回の敗戦はプラウダではタブーとされ、口に出したものは即粛清された。

もちろん、サンダース同様長い低迷期を迎える事となる。





こうして、西住みほ率いる大洗女子学園は決勝に駒を進める事になった。

とりあえずここまで。

夜勤帰りなので眠い・・・寝ます。

おやすみなさい

まだ、未完成だけど続き

決勝

黒森峰女学院 対 大洗女子学園





沙織「20対1になったね」


麻子「20対1だな」


華「20対1ですね」


優花里「いつも通りの20対1なのですが、いつもと違うのは……」





沙織「普通に戦って20対1だよ!?」


麻子「完全に実力で負けてる」


華「まさか、ここまで実力に差があるとは思いませんでした」


優花里「奇襲も強行も、罠も全部正面からうち破られましたもんね」




沙織「後、私達にできる事は一つだけ」


麻子「ああ西住さんを」


華「みほさんを」


優花里「西住殿を」


沙織「みぽりんを」


4人「「「「応援する!!!」」」」





みほ「うひょひょひょひょ」スタタタッ


隊員「アレは元副隊長!?」


通信「元副隊長を市街地で発見!!」


まほ「よし、隊列を組んで奇襲に備えろ!!」


エリカ「分かってる?誰もうかつに手を出しては駄目よ」


隊員「はい」




うひょひょひょひょひょひょひょひょひょ…


うひょひょひょひょひょひょひょひょひょ……


うひょひょひょひょひょひょひょひょひょ………


隊員「怖い……」


隊員「どこにいるんだ……?」


市街地に響くみほの笑い声が、黒森峰の精神を削ってゆく…。




シーン


隊員「…」ゴクッ


隊員(どこにいるんだ⁉)


隊員「…」


みほ「…」ソロリ



……コツッ


隊員「見つかりましたか?」


隊員「いいや、さっきから窓を覗いてはいるのだが」


みほ「…ウヒョ」


隊員「ん?」


みほ「ばあ!!」


隊員「きゃあああああああああ!!!」


隊員「!!!」



ドーン!!ドーン!!


班隊長「撃つはやめろ!!味方に当たるだろ!!」


シーン


隊員「す、すいません」


班隊長「落ち着くんだ…」


班隊長「見つけても撃つなよ。大丈夫」


班隊長「私達には西住流家元の隊長がついてる」


班隊長「不安や動揺は隊長への裏切り行為だと思え!!!」


隊員「はい!!」


みほ「ばあ!!」


班隊長「ぎゃああああああああああああ!!!」


ドーーーン!!!!


隊員「…えぇ」



エリカ「発砲が聞こえた!?」


エリカ「どうやら既に戦闘が始まっているようね」


エリカ「元副隊長……」


エリカ「あなたの戦車道を私は認めない」ギリ



みほ「うひょひょひょひょ」スタタタ


隊員「見失った⁉」


エリカ「さあ、出てきなさい!!」


隊員「副隊長!!」


エリカ「待たせたわね」


隊員「やった。副隊長が来てくれたわ」




みほ「うひょ?」


エリカ「さあ、私が恐ろしくでて来られないの!?」


みほ「うひょひょひょ」ニヤニヤ


エリカ「出てきなさい!!!」


10分経過・・・


エリカ「逃げたか・・」


エリカ「移動するわよ。みんな着いて来て!!」

隊員「はい!!」

ブルルルルル・・


エリカ「よし、広場に出たでたわね」


エリカ「皆もう窓を開けても大丈夫よ」


エリカ「ここで少し休憩をとりましょう」


エリカ「もちろん、見張りは怠らないようにね」


みほ「…ウヒョ」

10分後…


エリカ「さあ、休憩もこれくらいにして作戦の続けるわよ」


隊員「…は、あっ‼」


みほ「うひょ」ザッ


エリカ「!!」


エリカ「後ろか!!」




エリカ「あんたが私を狙うことくらい想定内なのよ!!」ザッ


みほ「!!」ダン‼


隊員「出た。副隊長のCQC!!」


エリカ「隊長を除いて私に近接戦闘で勝とうなんで100年早いわ!!」


みほ「うっ…」


エリカ「さあ、大人しく負けを認めなさい!!」


みほ「」


みほ「」ニヤ


みほ「うひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょひょうひょひょひょ」


エリカ「何なの?何がおかしいの?」


みほ「何がおかしいのって?」


みほ「エリカがこの程度で勝った気になってることかな」ニッコリ


エリカ「何!?」


ゴリッ!!


エリカ「か、肩を!!」


みほ「遅い!!」


エリカ「グハッ!!!」


隊員「副隊長…!!!」


エリカ「はぁはぁ…まだだ」フラフラ


みほ「お姉ちゃん勝ったことのないエリカさんが、同じ西住流である私に」


みほ「勝てるわけないじゃないですか」ニッコリ


エリカ「!!」


隊員「副隊長おおおおおおおお!!!」


パッパ…


みほ「さあ、エリカさんを捕縛したところで」


エリカ「くっ…」


??「ふ、副隊長」


みほ「ん?」


みほ「あなたは…」


みほ「赤星さん⁉」


水没した人「こんなの副隊長の戦車道じゃありません!!」


みほ「私の戦車道じゃない?」


水没した人「はい!!、西住副隊長の戦車道は真っ直ぐでみんなが憧れてしまうような戦車道でした」


水没した人「でも、今の西住副隊長の戦車道は…」


みほ「戦車道は?」


水没した人「戦車道は…」


水没した人「ええと…」


みほ「ああ大丈夫です。言いたい事は分かりましたから」ニッコリ


水没した人「えっ⁉」



みほ「赤星さんの気持ちを理解した上でお願いがあるのです」


水没した人「へっ?」


みほ「ああ、赤星さんだけじゃなく、ここにいる全員にですけどね」ニッコリ


水没した人「そ、そのお願いとは?」


みほ「全員、今すぐ自滅して下さい」


エリカ「!?」


全員「!?」


エリカ「バカ言え!!そんな要求のめる訳!!」


みほ「お前は黙ってろっと」


グシュ

水没した人「ふ、副隊長!!!」


エリカ「は、歯が私の歯が…」


みほ「みなさん見ましたか?あなた達が従わないとエリカさんがボロボロになっていきますよ」


みほ「ねえ、エリカさん」


エリカ「や、やめてくれ…」


隊員達「…」ざわざわ…

エリカ「た、頼む。今は従って…くっ…くれないか?」


隊員達「…」ざわざわ


みほ「・・・命令」ボソッ


エリカ「は、はい…こ、これは命令だ。……みんな今から…………自滅してくれ…………」


隊員達「は………はい」


エリカ「あ、あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」






審判「黒森峰女学院 4車両の走行不能を確認。残り 16車両」


まほ「4車両だと!?」


まほ「通信士。今すぐ離脱した隊員に通信をつないでくれ!!」


通信士「はい」




今回はここまで
スマホで書くのは目が疲れる


寝ます。

まほ「なんがあった状況を説明してくれ」

隊員「申し訳ありません。河川敷を走行中、操作を誤り4車両とも転落。走行不能になりました」

まほ「!?」

まほ「状況は分かった。それで罠の可能性はあるのか?」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年03月10日 (土) 19:51:43   ID: JKspGTHU

これはひどい

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