生物語~イキモノガタリ~ (13)
*注意*
西尾維新の物語シリーズとは全く関係ありません
生き物をテーマに短い話を書いていきます
主人公は話ごとに人間、生き物、両方というようにバラバラです
非安価でゆっくり書きます(1日1話を目標)
以下は予定タイトルです。話の追加、順番やタイトルに変更がある場合があります
戸を叩く者
子犬(マジか犬になったかあ......)【閲覧注意】
男「友人から怪しい招き猫もらった」【閲覧注意】
鯉「鯉のぼりか......」
シマウマ「やっぱり新記録出したいよな」
白馬「王子様の乗り物! 貴人用馬車!」黒馬「貨物馬車......動力源......あっ! 騎馬!」
子キリン「何で首が長いの?」親キリン「それはね、キリンの原種が誕生した頃ーー」
友人「『ウサギとカメ』次戦の両者の対策点」男「ほう」
蛇「飽きた」蛇使い「えっ」【閲覧注意】
カラス「人間から嫌われてるらしいが......」
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せんせー俺物語は関係ありますか!
第1話 戸を叩く者 (テーマ:人間)
俺は嫁を愛してる。50歳になってもこんなことが言えるくらいに愛してる。
夫婦生活が円満に25年続いたのはお互いの愛が揺るがないからだ。
成人した娘が一人いる。今は東京で一人暮らしをしている。しっかり者の娘である。
だが俺は、娘より嫁を愛してる。どちらか一人を助けられるなら嫁を選ぶ程にーー
ある日の朝
起きてリビングへ行くと嫁が朝食の準備をしていた。挨拶を交わすと嫁は笑顔で
「今日なんの日か覚えてる?」と聞いてきた。先を越された。俺は悔しげに
「結婚記念日だろ?」と答えると嫁は嬉しそうにうなずいた。かわいい。
朝食は和食。焼き鮭に納豆、味噌汁、焼き海苔、胡瓜の浅漬け。どれも美味い。
ちなみに、朝に納豆を食べるのは俺は平気である。嫁は完全に夜に食べる派だが。
朝食を終えて今度はコーヒータイムだ。ニュースを見ながらありありのホットコーヒーをすすり、
嫁の洗い物の音を聴いてまったりする。洗い物が終わると一緒にコーヒーをすすり、一緒にニュースをみる。
このルーチンは25年揺るがない。
「今年で四半世紀ね。プレゼント何にしようかしら......ふふふ」と嫁がハードルをあげる。「ふふふ」がかわいい。
結婚記念日はお互いにプレゼントをし合うという決まりにしている。このハードル上げで、
俺は10周年では車を、20周年では今の住居である新築の家をプレゼントした。
今年まさかハードル上げが来ると思わなかった。今年は何にしようか。
このあと歯を磨き、着替えて仕事に行くのだが、その前に朝のトイレタイムがある。
トイレタイムでプレゼントが思いつけば良いなと思ってトイレに入った。
>>2-3
俺物語の存在忘れてました。無関係です。
別のスレタイも考えたんですが思い浮かばなかったので渋々これにしました。
タイトルに「いきもの」とか「動物(アニマル)」っていれると何か滑稽な印象を受けるのでね......
トイレに座り込み考えた。アクセサリーやブランドもののバッグ財布は全く見向きしない嫁に、
思い出に残るプレゼントをするのは至難の業だ。いっそ樹でも植えるかな。
しばらく考えていると突然視界がボヤけてきた。俺は慌てて目を擦るが、ボヤけたまま。
そしてだんだん視界が狭くなり、意識が遠退く。何事かと思う間もなく意識を失った。
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コンコンッ
大きなノックの音でビクンと体が反応し意識が戻る。俺は
「はい、今出るからね」と言ってすぐ立ち上がり、ドアを開く。ノックをした人を見て俺は驚いた。
「入るからどいてちょうだい」って言うからどいたが、明らかにあれは娘である。
この家には俺と嫁の二人しか住んでいなく、娘は東京に住んでいるはずである。もっとおかしい点が次。
娘が俺より少し年下に見える位老けていた。全く意味がわからない。
とりあえず嫁から娘の事を聞くためにリビングへ向かう。しかし嫁は居ない。寝室を見たが居ない。
残るは洗面所くらいかと思い向かった。しかし居なかった。嫁が消えて老けた娘がいる。俺はふと鏡を見た。
「ぅおい!」と思わず大声をだしてしまった。鏡に映っているのは俺。
黒髪が全部白髪になった俺である。
やっぱりスレタイで西尾維新を意識して開いた人を騙してるから建て直してくる
建て直しました
動物達は今日もナく【オリジナルSS集】
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