八幡「正直、告白されたのなんて始めてなんで戸惑ってます。」

陽乃「無理なら無理って正直に言って？じゃないと辛いだけだから。」

八幡「何回も確認して申し訳ないんですが本気なんですよね？」

陽乃「うん。君がどう思ってるか分からないけど、雪乃ちゃんやガハマちゃんを倒す覚悟でいるよ？」

八幡(やっぱり魔王だ！この人！）

八幡「冗談に聞こえないんですけど…」

陽乃「さっきから一言も私は冗談なんて言ってないよ？」

八幡「じゃあ…付き合いますか？」

陽乃「本当に？嘘じゃないよね？」

八幡「まぁ俺もその…雪ノ下さんに女性としての魅力は前から感じていたんで。」

陽乃「でも雪乃ちゃんたちの事はいいの？君はあの二人のどっちかの事が好きなんじゃないの？」

八幡「正直、異性として意識してなかったって言えば嘘になりますね。あの二人でかなり妄想もしましたし。」

陽乃「ならいいの？私で？」

八幡「あの二人のどちらかを選ぶ事なんて俺には出来ません。それにあいつらと恋愛するっていうのは直感的に違うと感じるんです。」

陽乃「じゃあ私は消去法で選ばれたって事かな？」

八幡「完全な否定は出来ません。けどこれからはそんな事関係ないくらいに雪ノ下さんと付き合っていくつもりです。」

翌日

雪乃「何かしらさっきかた私たちをチラチラと見て、言いたいことがあるなら言えばいいんじゃないかしら？」

八幡(言い出すタイミングが分からん…というか別にこいつらに教えなくてもいいんじゃないのか？）

結衣「ヒッキー、私たちで変な想像してるでしょ？マジでキモイ！」

陽乃「ひゃっはろー！」

雪乃「部外者は今すぐに帰ってちょうだい。」

結衣「こ、こんにちは…」

八幡「何しに来たんですか？」

陽乃「比企谷くんつめた～い。それが彼女に取る態度？それに彼氏に会いに来るのに理由なんてないんだよ？」

雪乃「何訳のわからない事を言っているのかしら？ここに姉さんの彼氏なんていないはずよ？」

陽乃「まだ言ってなかったんだぁ」

結衣「どういう事？」

八幡「実はその…雪ノ下さんと付き合う事になった。」

結衣「えっ！？冗談だよね？」

雪乃「比企谷くん、姉さんに脅されてそう言っているだけでしょう？悪ふざけはよしなさい。」