アカギ「レモンをかけないか…」 (10)

アカギ「なるほど、二流だ…!」

俺「勘違いするな、別にかけるのが怖いんじゃない!レモンの馬鹿馬鹿しさを言ってるんだ!」

俺「夜ご飯でレモンを唐揚げにかけられるか!やってらんねぇぜ!」

俺「志が低すぎる!このぺてん師野郎!ふざけるな!」

アカギ「喰うことしか考えない…痩せた考え…!」

俺「エ!?」

アカギ「おい、作りたての唐揚げ持ってこい…」

黒服「はっ!」

アカギ「どちらが多く唐揚げを食べれるか勝負だ」

俺「っ!?こんな余興や遊びで体を張ったりできるもんか!やってらんねぇぜ!」

アカギ「勝負を降りるのか…?なら腕一本だ…!」

俺「っ!?うけてつ!」

黒服「唐揚げを持ってきました!」

アカギ「俺はこの分だけレモンをかける…!」

アカギ、無法のレモンかけ

俺「おい!何やってる!?」

アカギ「見てわからないか?レモンかけだよ」

黒服「では行きます…ようい、スタート…!」

俺「うまうま」モグモグ

アカギ「…」モグモグ

アカギ「…」ジュー

俺「!?」ゾクゾク

アカギは分かっていた、俺はレモンの音が嫌いだと

10分けいか

俺「2、30個は食べたな、胃が…!」

アカギ「…」モグモグ

俺「(バカな…!まだ食べている…!)」

俺「」ダラー

アカギ「かければ、助かるのに…」ボソッ

俺「…………!?」ビグッ

アカギ「レモン汁は脂っこさを中和する成分が入っている…」

アカギ「俺がまだガキの頃目玉焼きにソースをかけられたことがある…今はそんな気分だ…」

俺「す、すみません!!」ドケザ

アカギ「お前、実はレモンをかける派でもなくかけない派でもないだろ…!」

俺「!?」

アカギ「あらら、図星だ」

アカギ「唐揚げをそんな目でしか見てない…!ただの素人…!唐揚げを食べるだけの凡人…!」

俺「すみませんすみませんすみませんすみませんすみません」

アカギ「じゃあな…」

END

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