八幡「確か、お前、就職すると同時に実業家と結婚したんだったよな？」

雪乃「えぇ、そうよ。」

八幡「そうか、今じゃ雪ノ下も母親か…」

雪乃「貴方は結婚したの？」

八幡「してねぇよ…つーか俺が出来る訳ないだろう。独りが好きだし。」

雪乃「貴方らしいわね。」

八幡「じゃあ、子供も待ってる様だし、この辺でな！子供と旦那さんと楽しくやれよ。」

雪乃「…旦那とは別れたわ。」

八幡「えっ？」

雪乃「２年前に別れたわ。」

八幡「そうか…お前も色々あったんだな。」

雪乃「えぇ…」

八幡「由比ヶ浜とは会ってるのか？」

雪乃「彼女は色々と相談に乗ってもらっているわ。」

八幡「そうか、色々と大変だろうし、何かあったら俺にも連絡してくれて構わないぞ？ほらこれ携帯番号な。」

雪乃「…貴方、あの頃とは別人の様で驚いたわ。」

八幡「そりゃ、いつまでも子供じゃいられないだろう？俺だって大人になるよ。」

雪乃「そうね…大人になって…目も腐ってなくて…こう言うのもなんだけれど…いい男になったわね」

八幡「褒めても何もでねーよ、会社の歯車として毎日業務を全うしてる、高校生の俺が見たら発狂するような存在が今の俺だ」

雪乃「ふふ、なのにちっとも曇った顔してないじゃない」

八幡「そう言うお前のほうこそ、子供の前で言っちゃ悪いが…目が腐ってるぞ？」

雪乃「さりげなく子育てが大変なシングルマザーの心を抉るのをやめなさい」

八幡「いいや、いたわってるつもりなんだがな」

雪乃「口が減らないのは相変わらずね」

これは期待。この手のSSは無かったからな。

いろは量産系に飽きてる俺には嬉しいスレだ