八幡「とりあえず飲むことになった」 (100)
八幡「は?浮気?してねぇよ…」
八幡「は?浮気?してねぇよ…」 - SSまとめ速報
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上の作品の続きみたいなもんです
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1438866012
雪ノ下のマンション
いろは「まあ、ここなら特に問題ないですかね~」
雪乃「問題ないわけじゃないけれど…どうして私のマンションなのかしら」
いろは「他の人の家ってわけにも行かないじゃないですか~」
結衣「う、うん…まあ、そうだよね…」
八幡「しかし、この酒の類はどこから持ってきたんだ?」
いろは「わたしの家から拝借したものとか、色々ですよ」
八幡「さっき陽乃さんがいた気がするんだが…」
いろは「あの人からも頂きました☆」
八幡「ということは、陽乃さんにはバレてるじゃねぇか」
いろは「そういうことになりますね~」
八幡「…」
雪乃「さっき私にも言ってたわ」
八幡「そうなのかよ?」
雪乃「ええ、『節度を持って飲みましょう』って」
結衣「この状況で節度を持ってとか…あははは、なんか変な感じだよね…」
八幡(ていうか、男が俺だけですしっ!?)
いろは「じゃあ、節度を持って…かんぱ~いっ!」
八幡「かんぱい…」
結衣「か、乾杯…」
雪乃「乾杯」
いろは「でも、昨日は危なかったですよねっ」
雪乃「ええ、私としたことが…なぜあんな所に行ったのかしら」
結衣「ま、まあヒッキーといろはちゃんの浮気問題があったし、仕方ないよっ」
八幡「確かに…あぶなかったな…」
八幡(浮気問題のあれが終わった後、居酒屋に行ってしまったわけだが…)
八幡(店員さんに危うくバレそうになったわけで…)
いろは「バレそうになって、そのまま撤収でしたね~」
雪乃「まあ仕方ないわね」
結衣「特にいろはちゃんがね…」
いろは「うう~…やっぱりわたし子供っぽいですか~?」
八幡「まあ、タイトスカートだけではごまかせんな」
いろは「ちぇ、いけると思ったんだけどな…」
八幡「まあ、学生ってばれてたら停学とかで済む問題かも怪しかったな…」
いろは「え…」
雪乃「そうね…」
結衣「う、うん…そうだね」
八幡「陽乃さんもそれ言いたかったんじゃないか?」
雪乃「ええ、めずらしく真剣になってたように見えたから」
いろは「うう…すみませんでした…」
八幡「行ったのは俺たちだし、お前が謝ることじゃないけどな」
いろは「そうですか?じゃあ改めまして、乾杯」
八幡「切り替え、早すぎないか?」
いろは「う~~~ん」
雪乃「どうしたの?」
いろは「ビール、あんまりおいしくないですよね」
結衣「うん、それは思う」
雪乃「私は嫌いではないけれど」
いろは「そうですか?先輩は?」
八幡「味はうまくないんじゃないか?腹に貯まる感じが苦手だな」
いろは「ですよね?日本酒のほうがいいですかね?」
八幡「度数高いし、酔いやすいんじゃないか?」
いろは「試してみましょう」
八幡「うおっ、臭いからしてきつそうじゃねぇか…!」
いろは「なに言ってるんですか、先輩。まさか飲むの初めてなんですか~?」
八幡「いや、この年で日本酒なんて飲まないからね普通は」
雪乃「というより、あなたも初めてでしょう?」
いろは「どうでしょう?昔、お父さんの目を盗んで飲んだとかそういうのはあるんですよ」
結衣「ふんふん、それで?」
いろは「でもそのときなんて、何飲んだかとか見てないですし…覚えてないですね」
八幡「で、これは家から持ってきたやつか」
いろは「そういうことです」
いろは「とりあえず、注ぎますね」
八幡「注ぐって…それ、使い方合ってんのか?」
いろは「いいじゃないですか、細かいことは」トクトク
雪乃「私にもお願いするわ」
結衣「ゆきのんも?じゃ、じゃああたしもっ!」
いろは「結衣先輩も意外と乗り気ですよね…」トクトク
八幡「由比ヶ浜は、悪巧みとかは勢いでするタイプかな」
結衣「ちょっと、聞こえてるしっ!」
八幡「三浦にタバコとか進められたら、勢いで吸ってみるってこととか…」
結衣「優美子そんなことそんなことしないしっ!ひどいし!」
八幡「冗談だっての、あーしさんがそんなことするとは思えないしな」
結衣「え?う、うん…そうだけど…」
いろは「…なんだか、今愛を感じたんですけど…」
八幡「はあ?どういう意味だ…?」
雪乃「比企谷くん…あなた、私と付き合ってるということ忘れてないでしょうね?」
八幡「忘れてねぇよ…」
雪乃「そう、じゃあ他の女性を褒めたりするのはやめてもらえる?」
八幡「いや、別に褒めたわけじゃないぞ…?三浦はいい奴だろ?」
結衣「うん…そうだけどさ…ヒッキーからそんな言葉出るとか…意外」
八幡「俺は一体なんなんだよ…やっぱりまだ備品なのか」
雪乃「大丈夫よ、あなたは私の立派な彼氏だから」
八幡「まず、備品を撤回してくれませんかね…」
いろは「まあまあ、では飲みましょうっ」
ゴクゴク
八幡「う…」
雪乃「これは……!」
結衣「ちょっと飲んだだけだけど…なんか熱い…!」
八幡「さすがに強いな…15度くらいだろ、確か」
いろは「あ…一気飲みしちゃいました…」
雪乃「え…?」
結衣「だ、大丈夫なの?」
いろは「なんか、平気ですよ~?ビールよりお腹にきませんし」
八幡「いや…そりゃ、腹にはこないけど…こういうのは後からくるだろ…?」
いろは「いえ、全然いけそうです☆」
八幡「ホントに大丈夫か?あと、あざとい表情ここですんなよ…」
いろは「今度は先輩が注いでください」
八幡「わかったよ」
結衣「あれ?なんだか二人仲良くない…?」
雪乃「こういう場だからもあるでしょうけど…もう…」
結衣「いいの、ゆきのん?怒らないの?」
雪乃「せっかくのお酒の場だし、大目に見るわ」
いろは「ほら、今度は先輩ですよ~~っ」
八幡「おい…なんかテンション高くないか…?」
いろは「わたしはいつもテンション高いです~~っ!」
八幡「酔ってきてるだろ…一色…」
いろは「酔ってません~~!」
結衣「あっちは楽しそうだけど…どうしようか、ゆきのん?」
雪乃「あの、由比ヶ浜さん…」
結衣「なに?」
雪乃「私はこれを試してみたいのだけれど…」
結衣「これって…ウイスキー?」
雪乃「ええ」
結衣「アルコール度数高いでしょ?」
雪乃「喉が焼けるような感覚になるらしいわね」
今はこんなところで
短く終わると思います
結衣「これ飲んでみるの…?」
雪乃「ええ、せっかくだから」
結衣「よ、よ~し、やってみようかっ!」
雪乃「やはり勢いで行くタイプね…」
結衣「あれ、ゆきのんひどいっ!?」
雪乃「冗談よ、飲んでみましょう」
結衣「う、うん…」
雪乃「乾杯」
結衣「か、かんぱ~い…」
ゴクゴク
雪乃「あら、これは…」
結衣「熱い…でも、けっこういける…?」
雪乃「ウイスキーは日本酒よりも飲みやすいとは聞くけれど」
結衣「でも…強すぎ…水割りにしよ」
雪乃「そうね、それがいいわ」
いろは「せんぱい~~っほら、もっといきましょ!」
八幡「一色…酔いすぎ…こっちの酔いが冷めてくるわっ」
いろは「酔ってません~~っ!」
八幡「酔っぱらいはみんなそう言うんだよ…」
雪乃「そっちは楽しそうね」
八幡「雪ノ下…」
雪乃「妬いてしまうわね」
八幡「やめろよ」
雪乃「わかっているわよ」
結衣「えへへ、でもこういう雰囲気もいいよねっ」
雪乃「お酒の場の雰囲気がいいの?」
結衣「そうじゃなくって、こういう関係になれたんだよあたしたちっ」
八幡「まあ、そうかもな…いい関係にはなれたか」
雪乃「あら、あなたの口からそんな言葉が…あしたは隕石ね」
八幡「酔ってるんだよ…」
雪乃「お酒のせいにしたわね」
八幡「けっこう日本酒飲んでるし」
雪乃「私もウイスキーをいただいてるわ」
八幡「大丈夫か?」
雪乃「おそらくね」
八幡「なんか、雪ノ下じゃないみたいだ」
雪乃「どういう意味かしら?」
八幡「はっちゃけ具合が」
雪乃「私だってハメを外す時くらいあるわ、普通の女の子だし」
八幡「自分で言うかね…」
結衣「でも、去年は色々あったもんね…」
八幡「そうだな」
雪乃「あの頃から比べたら…今の状況は奇跡的なのかもしれないわね」
結衣「うん、ちょっと前はヒッキーの浮気問題があったばっかりだし~」
八幡「やめてください、ホント…浮気じゃないです」
雪乃「ふふっ」
八幡「うっ…」(そんな笑顔見せるなよ…なんか理性の化け物が死んでしまいそうになる)
いろは「ふにゃ~~~~」
結衣「いろはちゃん、酔いつぶれてるみたいだよ…」
八幡「あいつ、飲みすぎたからな…短時間に」
結衣「う~ん、でもあたしも変になってきた~~」グデ~~
八幡「お前ら、弱くないか?」
雪乃「仕方ないわ、お酒は得手不得手があるのだし…ウイスキーだから」
結衣「ヒッキー、膝枕してほしいな…」
八幡「ば、バカ言うな…」
結衣「えへへ、ヒッキー照れてるし」
八幡「うるせぇよ…」
雪乃「一色さんといい、モテるわね比企谷くん」
チッチッチッ
結衣「すやすや…」
いろは「ううん…」
雪乃「二人とも寝てしまったわね…」
八幡「そうだな……」
雪乃「…」
八幡「…」
雪乃「ねえ…」
八幡「そ、そろそろ寝ようぜ…どうせ、あした二日酔いとかなりそうだしな」
雪乃「というより、みんな泊まっていくのね」
八幡「しょうがねぇだろ?こんな状態で帰っても、親にバレるし」
雪乃「それもそうね」
雪乃「私は由比ヶ浜さんの隣で寝るわ」
八幡「一色もそこで寝かせてやってくれ」
雪乃「わかったわ」
八幡「お、俺は向こうの方で寝るな」
雪乃「比企谷くん」
八幡「なんだよ?」
雪乃「我慢できなくなったら…その…いいわよ…」
八幡「な、なに言ってんだ…みんないるじゃねぇか…」
雪乃「酔いつぶれて寝てるから、気づかれないわよ?」
八幡「ば、バカ言うな…」
雪乃「酔ってるのよ…」
八幡「それ、ずるいぞ」
チッチッチッチッ
八幡「…寝にくいな…非常に寝にくい…頭も痛いし…」
雪乃「…」
いろは「すや~」
結衣「すやすや」
八幡「向こうではみんな寝てるみたいだな…暗いから見えないけど」
八幡「……」
八幡「トイレでも行くか」
ジョボボボボボ
八幡「ふう…なんか心臓に悪い…ほんとに理性が変だ」
スタスタ
雪乃「すやすや」
結衣「すや」
いろは「ふにゃ…」
八幡(美少女3人と一緒の部屋で寝るとか…どこのハーレムだよ…)
八幡(まさか、俺が体験することになるとは…)
八幡「ダメだ…気が滅入る、酒飲んでもっと酔ってしまおう」
グビグビグビグビ
八幡「うえ…日本酒こんなに飲んで大丈夫かな…?」
八幡「……」
ゴクゴク
ゴクゴク
八幡「き、気持ち悪い……」
八幡「なんかもうよくわからんようになってきた…」
……
八幡「これが放心状態か?」
雪乃「…」
結衣「…」
いろは「…」
八幡「……ま、いいよね?雪ノ下はいいって言ってたし…」ゴソゴソ
「…ん……?」
八幡「えっと…こんな感じか…?」ゴソゴソ
「え?え?」
八幡「ごめんな、でも我慢できなくてさ…いいって言ってたよな?」
「え……?」
八幡「い、入れてもいいよな?雪ノ下…」
「んん……!あ…!」
八幡「すまん…みんな起きてしまうって…静かに」ハアハア
八幡(うわ…自分でも何やってるかわからん…すげぇ変な気持だ…)
八幡(酔ってるからかな?あんまり思考が働かん…)
「あ、ああ……!」
八幡「うわ……あ、…」
八幡(な、中でした…か?)
八幡「あ……ご、ごめん…雪ノ下…」
結衣「ヒッキー…ううう…」
八幡「え……由比ヶ浜……?」
雪乃「すやすや」
いろは「すや~~~~」
八幡「え……?え……?」
結衣「………」
八幡「~~~~~~!!」
結衣「…ヒッキー…まず、離れようか?ゆきのんが起きちゃうよ…?」
八幡「わ、わかった…」
結衣「うん…」
八幡「あ、あの由比ヶ浜……」
結衣「とりあえず、向こうで朝まで寝よ?明日考えるとして」
八幡「……わ、わかった…」
結衣「じゃ、お休み」
八幡「あ、ああ…おやすみ……」
八幡(お、おい……これは…どうなるんだ?)
朝 チュンチュン
八幡「……」
八幡(全く寝れなかった…しかし、頭痛い…)
雪乃「おはよう、比企谷くん…」
八幡「お、おう…」
雪乃「どうしたの?ものすごく顔色悪いわよ…?」
八幡「昨日の酒が残ってるのかな…」
雪乃「大丈夫?そんなどころじゃないような気もするけど」
八幡(昨日すごいことがありましたからね?俺もなんであんなことしたんだか…)
結衣「う~~ん、ちょっと残ってるよね、やっぱり~~」
八幡「!!」
雪乃「?どうしたの?」
八幡「な、なんでもない…顔洗ってくるな…」
ザバーーーー
八幡「……ふう、俺の人生最大のピンチ…なんちゃって」
いろは「うえ~~~先輩、しんどいです~~~!」
八幡「一色…昨日飲み過ぎたな…」
いろは「今日も休みじゃなかったら、大変でした…」
八幡「とりあえず、雪ノ下にお茶でもいれてもらえ」
いろは「わかりました~~」バタン
八幡「はあ…バレてはなさそうか…」
ガチャ
結衣「やっはろ、ヒッキー」
八幡「由比ヶ浜…」
結衣「あ、あははははは……びっくりしちゃったよ…さすがに」
八幡「…あれは、その…」
結衣「うん…ゆきのんと間違えたんだよね?」
八幡「そ、その…本当にすまん…なんて謝ったらいいか…」
結衣「処女奪われちゃったな…」
八幡「由比ヶ浜…ご、ごめん…」
結衣「お詫びとして、あたしと付き合ってもらおっかな~?」
八幡「あ…いや、それは…」
結衣「な~んてね、冗談だよ」
結衣「あんな密室で男女でお酒飲んでたんだし…間違い起きてもしょうがないって」
八幡「で、でも…」
結衣「それに…ヒッキーだったから…いやじゃなかったし」
八幡「由比ヶ浜、お前…」
結衣「でも、間違えてされたっていうのはショックかな?あはは」
八幡「……」
結衣「だからさ、あんまり気にしないでよ、ヒッキー」
八幡「気にするっての…」
結衣「ほんと?じゃあさ、お願いがあるんだけど」
八幡「な、なんだ?俺でできることなら…」
結衣「妊娠してるかどうか確かめるの、一緒にしてくれる?」
八幡「え……?」
結衣「その…不安だからさ、やっぱり…」
八幡「し、しまった…お、俺…」
結衣「う、うん…中でしたよね…だからさ…」
八幡「……」
八幡(雪ノ下は昨日は…避妊対策してたってことか…?)
結衣「ついてきてくれるよね…?お母さんとかには言えないもん…」
八幡「わ、わかった…」
結衣「うん…あ、あとさ、ゆきのんとは今まで通りにしててよねっ」
八幡「ああ…わかってる…」
それから…奉仕部
結衣「……」
八幡「……」
雪乃「どうしたの?最近元気ないように見えるけど?」
結衣「え…?そんなことないよ…ちょっと疲れてるけど…」
雪乃「そうなの?なにかあったのかしら?」
結衣「う、ううん…別に…」
八幡「……」
いろは「なんだか、先輩も元気なくないですか?」
八幡「そんなことねぇよ…」
いろは「あ、じゃあ景気づけにまた酒盛りでもします?」
雪乃「そうね、悪くないかもしれないわね」
結衣「あ、いや~あたしはやめとこうかな…」
雪乃「え…由比ヶ浜さん?」
いろは「結衣先輩…?どうしたんですか?」
結衣「やっぱりああいうのはしない方がいいと思うよ…うん」
雪乃「…?」
八幡「…そうだな」
いろは「え~、先輩もですか~?」
帰り道
結衣「…」
八幡「……」
結衣「ねえ、ヒッキー」
八幡「なんだ?」
結衣「あのさ…見事におめでただったね…」
八幡「そうだな……」
結衣「たった一回でなるんだ…あははは」
八幡(そう…由比ヶ浜は妊娠してしまった……)
結衣「でも、不思議と嫌な気分でもないんだ…不思議な感じ」
八幡「由比ヶ浜…」
結衣「やっぱり好きな人だと嬉しいのかな」
八幡「……」
八幡(誰に相談できるわけでもなく……相談できる相手は…限られてた)
進路指導室 回想
静「で?私を呼んだかと思えば…そんな話をしてくれたのか、君たちは…」
八幡「はい…すみません」
結衣「……」
静「別に謝らなくてもいいが…まあ、私は君たちの顧問だしな」
静「しかし、内容が斜め上に行き過ぎだ…!」
八幡「は、はい……」
結衣「ご、ごめんなさいっ」
静「じゃあ、あれか?居酒屋にいたというグループも比企谷たちか?」
八幡「知ってるんですか?」
静「少し噂になっていてな…ここの生徒が行ってたんじゃないかという」
八幡「すみません…」
静「あ~もう…そっちの件は大丈夫だ。なんとか収束できると思う」
静「それより、こっちの方が問題だ…」
八幡「はい…」
静「乱交パーティまがいのことして…妊娠とか…」
八幡「…」
結衣「…」
静「しかも君たちが…信じられん…私は学校で一番信頼してるメンバーといってもいいぞ?」
八幡「す、すみません…俺が悪いんです…」
静「まあ、パーティのことやこのことについては、言うつもりはないから安心しろ」
結衣「先生…!」
静「はあ…バレたら確実に私のくびも飛ぶな…」
八幡「あの…平塚先生…それで」
静「ああ、そろそろ本題に入ろうか」
結衣「…」
静「まあ、察しはつくと思うが…おろすのが賢明だ」
結衣「……!」
八幡「…そうですか…」
静「生んでどうするんだ?世の中には君らよりもっと若くして生んでる人もいるだろうが…」
静「今の君たちに、子供を幸せにできるか?」
八幡「……それは…」
結衣「……」
静「親御さんの庇護のもとで育ってる、甘ったれた君たちに子供を育てるなんてできるわけがない」
八幡「…そうですね…」
結衣「で、でも…」
静「抵抗があるのはわかる、しかし生むとなれば学校にもいられなくなるし…」
静「世間的にもかなり不利なことになる」
八幡「…」
静「それだけはしてほしくない」
結衣「先生…」
静「間違いを繰り返すな」
結衣「……はい」
静「あと、おろすなら早い方がいいぞ」
静「値段的な問題もあるし」
八幡「どのくらいかかるんですかね…?」
静「10~20万をみておけばいいかな」
八幡「けっこうかかりますね…」
静「バイトして貯めるんだな、受験生」
八幡「う……」
静「それと…」
静「こういうことは、ちゃんと自分で責任のとれる年齢になってからするんだな」
回想終了
八幡「平塚先生には迷惑かけたな…」
結衣「うん…すっごくね…」
八幡「なあ由比ヶ浜…俺さ、雪ノ下と…」
結衣「ダメだよ」
八幡「え?」
結衣「それだけは、してほしくない」
八幡「由比ヶ浜…」
結衣「義務感で付き合ってくれても…あたしは嬉しくないよ…」
八幡「……」
結衣「ヒッキーはさ、ゆきのんのこと好きで付き合ってるんでしょ?」
八幡「あ、ああ…もちろん」
結衣「じゃあ、それを貫き通してよ、責任をもって」
八幡「…」
結衣「大丈夫だよ、あたしがおろせば何とか丸く収まると思うし…なんとか…」
八幡「…由比ヶ浜」
結衣「あはははは…」
八幡「金は俺が用意するから…」
結衣「うん、ありがとうヒッキー」
八幡(俺は…由比ヶ浜を傷つけた…)
八幡(その前は…浮気まがいで雪ノ下も傷つけた…)
八幡「なにやってんだ俺…最悪だな…」
結衣「わかってるんなら反省していこ?お互いにねっ」
八幡「そうだな…」
八幡(まず、初めの反省点としては…)
八幡(これは当たり前のことなんだが…お酒は20歳になってからっ!)
おしまい
これで終了です、お騒がせしました
このSSまとめへのコメント
おもんなっ!
1日くらいだったらアフターピルでいいだろ
内容が想像の斜め45度上でわろた
伝説の居酒屋エンドに続きが…