クーラーが壊れた

凛「暑い暑い、こんな時は温度を20℃で風量は最強に限るよ」

凛「オゾン層破壊最高にゃあ」ﾋﾟｯ

シーン

凛「…あれ？」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

シーン

凛「何で動かないの？」ﾋﾟｯ

シーン

凛「…」ﾜﾅﾜﾅ

凛「にゃーっ！！」

凛「クーラーが壊れちゃったにゃあ！！」

真姫「…で、ウチに来たわけ？」

凛「はぁ〜、ここは天国だよ」ﾁｳ-

真姫「この時期にクーラーが壊れるだなんて凛も災難ね」

凛「昨日までは動いてたんだよ？だからいつも通りスイッチを入れたんだけど、うんともすんとも言わなくて」

真姫「家電ならよくある話よ。この前も扇風機が壊れたし」

凛「へー、真姫ちゃんちも扇風機使うんだね」

真姫「当たり前でしょ？クーラーばかりだと足が冷えちゃうわ」

凛「ふーん。凛はやっぱりクーラーが最高だけどね」

凛「この扇風機、あ゛〜って出来ないからつまんないにゃ」

真姫「貴女は扇風機に何を求めているのよ…」

凛「羽根が無いのにどうやって風が出てるんだろうね？」ｽｶｽｶ

真姫「知らない。ジュースおかわりいる？」

凛「カルピス濃いめね」

真姫「わかったわ」ｽｯｸ

凛「…でも直るまで地獄の暑さとの闘いかぁ」ｺﾞﾛﾝ

凛「充分に涼めました。ありがとう真姫ちゃん」

真姫「…また耐えられなくなったらいつでも来ていいわよ」

凛「ホント！？それじゃあまた明日ね！」

真姫「うぇぇ！？明日！？」

凛「あ、あとカルピスも用意しておいてね！」

真姫「わかったわよ」

凛「じゃーねー」ﾌﾘﾌﾘ

真姫「さようなら」

真姫「…そう言えば使ってないクーラーあったわよね。後でママに聞いて凛に譲ろう」

凛「たっだいま〜」

ガチャ

凛「クーラークーラー…ってつかないんだっけ」ﾋﾟｯ

ゴー

凛「あれ？ついた」

凛「やった！ついた！！壊れてなかったんだ！！」

凛「そうとわかったら、最強設定するにゃ！」ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ

ゴォォォォ！！！！！

凛「ふぅ〜、快適快適」

「凛？」

凛「にゃっ！？」

凛ママ「何かしら？この温度は…」

凛「そ、それは…えぇと」

凛ママ「先月の電気代がやけに高いと思ったら凛が原因だったのね…！」

凛ママ「今年はクーラー無し！扇風機で我慢しなさい！！」

凛「そ、そんなあ！」

おしまい

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