穂乃果「ガンプラバトルッ!レディー、ゴーッ!」 (404)
ss初投稿です、駄文を書き連ねて行きますがよろしくお願い致しますorz
タイトル通り穂乃果達がガンプラバトルするお話ですが、最初から最後までぐだぐだになります
出来る限り自分で進めて行くつもりですが、機体要望やBFのキャラを出して欲しい等の御意見があれば取り入れたいと思っていますので、御意見よろしくお願いします。
尚書き溜め等もしていないのでかなりテンポ悪く進んでいきますが、それでも構わないと言う方はお付き合いください
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434702085
ー高坂家ー
穂乃果「はぁ~…」
雪穂「まぁ…そう落ち込まないで、お姉ちゃん」
穂乃果「だってだって!突然廃校なんて言われてもぉ~!」
雪穂「うーん…」
雪穂「(そうだよね、突然廃校になるなんて言われたら………あ、そういえば、お姉ちゃんこれは知ってるのかな?)ねぇお姉ちゃん、これなんてどう?」バッ
穂乃果「んー…?ガンプラバトル選手権…?ガンプラって何?」
雪穂「そこから!?」ガビーン
ことり「良い?穂乃果ちゃん、ガンプラって言うのは、機動戦士ガンダムっていうアニメのプラモデルなの、で、それをプラフスキー粒子っていうので動かして戦うのがガンプラバトルなの!」
穂乃果「へぇー!…で、それって有名なの?」
雪穂「ことりさんが居る理由はさておくとして…最近は女の子の間でも流行ってるらしいよ?」
穂乃果「そうなの!?穂乃果全然知らなかったよ~」
ことり「私もちょっとだけやった事あるんだー、ホントにちょっとだけね?」
穂乃果「……で、それと廃校がどう繋がるの?」
ことり・雪穂「………」
ことり「…こほんっ!じゃあ穂乃果ちゃん!廃校にならない為には何が必要?」
穂乃果「えーっと…うん!生徒の人数が増えれば良い!」
雪穂「じゃあ次、生徒を増やすには?」
穂乃果「音ノ木を良い学校だって皆に知らせる!…ああっ!そっか!ガンプラバトルに優勝して、知名度を上げるんだー!」
ことり「正解っ!良く出来ました穂乃果ちゃん!」ナデナデ
穂乃果「えへへーっ//」
雪穂「…こほんっ!因みに私もやってるよー」
穂乃果「なになに…?ノーベル、ガンダム………」
雪穂「………何?」
穂乃果「可愛い~!ガンダムって皆こんな感じなの!?」ギューッ、ガチャガチャ
雪穂「ちょ、壊れるからヤメテー!」
ー5分後ー
雪穂「まったく…これはね?機動武闘伝Gガンダムっていう作品に出てくるの!」
穂乃果「き、きどーぶとーでん…じーがんだむ…?…はぃ?」
ことり「ことりはSEEDと初代をちょっとしか見たことないんだー…」
穂乃果「しーど?しょだい?…はい!?」
雪穂「ふふーん…じゃ、これだけでも見てもらおっか!」つシリーズ表
ー10分後ー
穂乃果「…………多すぎっ!!何で表裏に時代とか発表順とか書いてあるの!?」
雪穂「そういう物なのっ!」フフーン
穂乃果「むぅ…で、でも大体分かったよ!で?これってどういう大会なの?」
雪穂「えーっと、トーナメント形式と総当たり形式のがあって、予選は総当たり、決勝はトーナメントなんだって」
ことり「それで?」
雪穂「…決勝トーナメントに勝ったら優勝、賞品としてメイジン製特別ガンプラとトロフィー受賞だってさ」
穂乃果・ことり「メイジン?」
雪穂「メイジンっていうのは、まぁ…ざっくり言えばガンプラバトルの王者?ってとこかな?」
穂乃果「その人のガンプラが貰えるの!?」
雪穂「まぁそうだね、皆の憧れの対象だよ」
穂乃果「すっごーい!もし穂乃果が優勝しちゃったら、音ノ木の人気アップ間違い無しだよね!」
ことり「そうだねっ、じゃあ穂乃果ちゃん!早速行ってみない?」
穂乃果「…どこに?」
ことり「おもちゃ屋さん!バトルはプラモが無いと始まらないよ?」
穂乃果「そっか!じゃあ海未ちゃんも誘って行こうよ!」
ことり「そうだね!きっと協力してくれるよ!」
雪穂「行ってらっしゃい、私はここでさっきお姉ちゃんにやられたノーベルのメンテナンスするからー」ノシ
ートイ○ラス前ー
海未「…なるほど、話は分かりましたが…本当にそのガンプラとやらで廃校は免れるのですか?」
穂乃果・ことり「おねがぁい♪」
海未「っ///…ハァ、仕方ありません、私も付き合いましょう、ただし!無理だと思ったらすぐに辞めますからね!」
穂乃果・ことり「はーい!」
ことり「(やっぱり海未ちゃん引き受けてくれたねっ♪)」
穂乃果「(ことりちゃんの言う通りだったね、お願いすれば一発だよ!)」
海未「何をひそひそ話しているのですか?早く行きますよ!」
ー同時刻、ガンプラ売り場ー
にこ「ほらほらマッキ~~!これなんか良いんじゃない!?」
真姫「ま、待ってください!何で私、貴女に付き合わされてるんですか!?」
にこ「んー?あ、聞いてなかった?にこね、ガンプラアイドルを目指してるの!」
真姫「………はぁ?何それ、意味分かんない」
にこ「昔から女の子が憧れるのはアイドル!そして今最高に人気なのはガンプラ!これを合わせればどうなるか分かる!?」
真姫「知らないわよ!良いから付き合わされてる訳を…!」
にこ「………何よ、そんなに不満なの?」
真姫「…え?(何よ、なんか一気に嫌そうな態度に…)」
にこ「そう、分かったわ、もう帰って良いわよ」
真姫「ち、ちょっと…?あの…」
にこ「あーもう!良いわよ!どーせ西木野真姫って、あの西木野病院のでしょ?」
真姫「なんだ、知ってたのね…?で?それがどうしたんですか?」
にこ「悪かったわね、くだらない遊びに付き合わせて」
真姫「………あのー」
にこ「何!?」
真姫「その、もう少しくらいなら付き合いますけど…」
にこ「………にっこにっこにー!やっぱりにこにーの見込んだ通りにこっ♪」
真姫「(何このテンションの変わりよう!?)」
にこ「ささっ!もっと見るわよー!」
真姫「ヴェェェッ!?」
穂乃果「…何あれ」
海未「見たところうちの生徒の様ですね、一人は一年生の西木野真姫で、もう一人は三年生でしょうか…」
ことり「…逆じゃないのかなぁ?」アハハ…
穂乃果「あのー…」
にこ「ん?なーに?」
穂乃果「もしかして貴女達もガンプラバトルを?」
にこ「ええ、そうよ!私達二人でコンビを組もうと…」
真姫「してませんっ!連れて来られただけです!」
穂乃果「私達、これからガンプラバトルを始めようと思ってるんですけど…」
海未「貴女達も一緒にどうですか?」
にこ「え~~~?良いの~?実はにこにーと真姫ちゃん、大会に出る予定だったんだけど、二人じゃ心細くて~!」
真姫「出るなんて言ってませんからね!?」
ことり「ま、まぁまぁ…とにかく、同じ音ノ木坂学院の生徒として、一緒に始めませんか?」
真姫「まぁ…私は良いけど…」
海未「決まりですね、おや?あれは…」
凛「かよちーん!何時までそこに隠れてるにゃー!二人で見ようって約束したにゃ!」
花陽「だ、だってぇ~…あんなに子供達が多い中に女子高生二人が行くなんておかしいよ~!」
「「「「「…何(ですか)アレ…」」」」」
凛「あっ!ほら!あそこに凛達と同じ学校の子がいるにゃ!」
花陽「ええっ!?ど、どこに…!?」
「「「「「…………」」」」」
花陽「スゴイニラマレテルヨォ!?」
凛「こんにちはーっ!」グイッ
花陽「えっ!?ひ、引っ張らないで凛ちゃん!だ、誰か助けて~!」
にこ「…何?あのイチャつきっぷり」ジトー
真姫「…胸が焼けそうね」ハァ
ことり「ことりは良いと思うよ?仲が良くて」
海未「…公衆の面前で…」
穂乃果「こんにちはー!貴女達ももしかして…」
凛「あ!真姫ちゃんにゃ!」
真姫「…ああ、星空さんと小泉さんだったのね?」
凛「そうだよー、廃校になるって聞いて…」
説明中…………
真姫「…なるほど、私達と同じって訳ね?」
凛「そうみたいだにゃ!」
穂乃果「よしよーし、大丈夫だからねー?」
花陽「うぅ~…花陽まで大会に出ることに…うぅ~…」
穂乃果「…それにしても、凄い人気だね?子供達がいっぱい…」
海未「全国的に人気を獲得してるらしいですからね、ガンプラバトルは…」
真姫「今やアメリカとかでも娯楽の一つとして活躍してるぐらいよ」
にこ・穂乃果「………詳しいなぁ」ニヤニヤ
海未・真姫「なっ…!?」
\チ、チガウワヨー!チガイマスッ!/
\ホントカナー?/
凛「あ!これなんてことり先輩にどうかにゃ?」
ことり「先輩は付けなくても良いよ?えーと…ウイングガンダム?」
凛「じゃあー…ことりちゃん!「ちゃんで良いのォ!?」うん!翼が生えてて、鳥って感じがするから!」
ことり「うーん、じゃあ…とりあえず考えておくね?」
凛「了解にゃー!」
??「………」
??「さて、どうした物か…彼女達に良さそうなガンプラは………」
タツヤ「すまないな、アラン、待たせた」
アラン「ああ、丁度良かった、タツヤ、彼女達なんだが…」
タツヤ「ああ、分かっている、それと…」
アラン「?」
タツヤ「…ここではカワグチだ」
穂乃果「多すぎて悩んじゃうよー!」
海未「確かに…この店は親切にシリーズで並べてありますが、どれも個性的で悩みどころです、定番のガンダムも良いのですが、量産機をカスタムして使うというのも憧れます…」
ことり「思ったより難しいねー…」
にこ「真姫ちゃんは決まったの?」
真姫「………」カミノケクルクル
にこ「…決まんないわよねー」
凛「ほらかよちん!これなんてどう!?」
花陽「それは怖いよぉ凛ちゃん!何その筋肉の塊みたいなガンダム!?」
タツヤ「…ふむ、こんなところか?」
完全な駄文を書きまくった所で、何となく思い付いた機体候補一覧を
穂乃果:シャイニングガンダム(機動武闘伝Gガンダム)、初代ガンダム(機動戦士ガンダム)、エクストリームガンダム type-レオス(機動戦士ガンダムEXA)
海未:ライジングガンダム(機動武闘伝Gガンダム)、マスラオ(機動戦士ガンダムOO)、アストレイブルーフレーム(機動戦士ガンダムSEED ASTRAY)、グフ・カスタム(機動戦士ガンダム 第08MS小隊)
ことり:ウイングガンダム(新機動戦記ガンダムW)、ガンダムNT-1[アレックス](機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争)、ディン(機動戦士ガンダムSEED)
にこ:騎士ガンダム(SDガンダム)、フォビドゥンガンダム(機動戦士ガンダムSEED)、ハンブラビ(機動戦士Zガンダム)
真姫:ゴトラタン(機動戦士Vガンダム)、シャア専用ゲルググ(機動戦士ガンダム)、ガンダムヴァーチェorナドレ(機動戦士ガンダムOO)
凛:スターゲイザー(機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER)、アッガイ(機動戦士ガンダム)、ガンダムAGE-1(機動戦士ガンダムAGE)、メリクリウス(新機動戦記ガンダムW)
花陽:ジムスナイパーII(機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争?)、G-アルケイン(ガンダム Gのレコンギスタ)、ヴァイエイト(新機動戦記ガンダムW)、ドレッドノート[Xアストレイ](機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY)
綺羅ツバサ:フリーダムガンダム(機動戦士ガンダムSEED)ストライクフリーダムガンダム(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)、ウイングガンダムゼロ
EW版(新機動戦記ガンダムW Endless Waltz)
高坂雪穂:ノーベルガンダム(機動武闘伝Gガンダム)
てきとうにこれらから選択するつもりですが、何か御意見ありましたらお願い致します
尚ツバサさんの機体はウイングゼロ主体にストフリやフリーダムのパーツで改造した物にする予定です
安価でお願いします…
>>22 穂乃果機(ダブルオーガンダム、ダブルオーライザー、シャイニング(何故か入れる)のどれか)
>>25 絵里機(ブレイヴ指揮官用試験機、フォーンファルシア、シナンジュ、ボルトガンダム、アストレイゴールドフレーム天)
>>28 希機(デスティニーガンダム、BD1号機、ダーマ[ダハック]、ローゼン・ズール)
ダブルオー
フォーン・ファルシア
妙案をありがとう
デスティニー
埋まらなさそうなので希は>>26で行きます
とりあえず今のところの機体一覧
()内は後の機体候補です
穂乃果:ダブルオーガンダム(ダブルオーライザー、ダブルオーガンダム・セブンソード/K)
海未:アストレイレッドフレーム改
ことり:ウイングガンダム(TV版ウイングガンダムゼロ)
絵里:フォーンファルシア
希:デスティニーガンダム
にこ:ガンダムF91(クロスボーンに乗り換えるかも?)
真姫:ゴトラタン(ガンダムエピオン)
凛:スターゲイザー
花陽:ジムスナイパーII
後々ことりと真姫が作品被ってしまう………
とりあえずこれで良いでしょうか?
タツヤ「そこの君達!ガンプラをお求めかな?」
穂乃果「え?あ、はい…あの、貴方は?」
タツヤ「僕はユウキ・タツヤ、聖鳳学園の三年生さ」
海未「聖鳳学園…この辺りではありませんよね?どうして…」
タツヤ「ああ、こちらの大会に興味があったから少しやってきたんだ」
ことり「??大会って静岡じゃないんですか?」
タツヤ「いや、確か秋葉原でも小さな大会が行われる筈だ」
にこ「あ!もしかしてこれの事?」ポスターバッ
タツヤ「ああ、それだね、因みに君達…ガンプラバトルの経験は?」
ほのうみ「ゼロです!」
にこ「ゼロにこっ!」
りんぱな「ありませーん」
ことり「ちょっとだけ…」
タツヤ「…ふむ、じゃあ、僕が少しアドバイスをしよう」
タツヤ「まず君達のガンプラを決めなくてはいけないな、…と言うわけで、既に用意させてもらったよ」
海未「いつの間に!?」
タツヤ「ガンプラバトルをやってなくて、尚且つ殆どガンダムを知らなくい君達がこの中から選ぶのは苦労するだろうからね」
穂乃果「ありがとうございます!ユウキさん!」
タツヤ「構わないよ、勿論、気にくわなかったら僕に突き返してくれて良いからね」
凛「えーと…凛の機体は………スターギャザー?」
タツヤ「スターゲイザー、外宇宙探査用のモビルスーツだけど、ヴォワチュール・リュミエールを駆使した戦いをする事で結構な戦闘力を得られる機体だ、ヴォワチュー・リュミエールを起動している際は無限に加速し続ける凄い機体さ。………何故これにしたかといえば、君の名字からとったんだが…」
花陽「星空凛のスターゲイザー…良いんじゃない、凛ちゃん!」
凛「じゃあ凛の機体はこれにゃ!スターゲイザーで決定にゃー!」
真姫「凛の機体は決まったみたいね、で…私のは…ゴトラタン?」
花陽「ジムスナイパーII?………1は?」
タツヤ「ゴトラタンは小さいなりでキャノン砲による砲撃戦やビームトンファーによる格闘戦がこなせる機体だよ、何より色が君らしかったからね」
タツヤ「ジムスナイパーIIは狙撃用の機体、一番扱いやすいのは多分これだろうし、ジムを選ばせてもらったよ。………ああ、接近されると厳しいから、シールドやヒートホークなんかで武装しておくと更に安心感が出るよ」
真姫「万能って訳ね!私にぴったりじゃない?気に入ったわ、ゴトラタン!」
花陽「そういう改造もアリなんですね…えへへ、よろしくね、ジムスナイパーさん?」
真姫(さん付け?)
にこ「ちょっとぉ!これかなり機体がちっこいんだけど!?まさか私の事を…!」
タツヤ「それはガンダムF91、小型化に成功したモビルスーツ界でも屈指の傑作さ、元から高い機動力に、質量を持った残像、標準的な武装が揃った中で、全武装トップクラスのヴェスバーを備えているんだ」
にこ「…よく分かんないけど、トップなのね、凄いのね?…にこにーにぴったりにこっ♪」
タツヤ(ホントは小さいから選んだ事は言わない方が良いんだろうな…)
ことり「ことりは結局これなんだね」
海未「良いではないですか、しかし………これは…」
タツヤ「南くんの機体はウイングガンダム、ビームサーベルやバルカン等代表的な武装を持っていて、バスターライフルという高出力のライフルも持っているんだ、それと…この機体にはバード形態という変形システムがある、変形すれば飛行機の様に空を飛べるから気持ちいいと思うよ」
タツヤ「園田くんのはアストレイレッドフレーム改、ガーベラ・ストレートにタイガー・ピアスという二本の刀、それとタクティカル・アームズのソード、ワーク、デルタ、アロー、フォーム等を駆使して戦う機体だ、マガノイクタチ等の装備もあるけど、これは習うより慣れろと言った所かな」
海未「…弓に、刀…なるほど、機体の外見にそぐわず、日本の魂を持っているのですね!……ラブアローシュート…はっ!?私は何を…」
ことり「ウイングガンダム…うーん、何だか良い響き♪」
穂乃果「う~~~…」
海未「ど、どうしたのです穂乃果?」
穂乃果「…違う…」
ことり「………まさか」
穂乃果「なんか想像してたのと違う!凄い細い気がする!巻き貝みたいなのが付いてるし!」
『あー…』
タツヤ「そ、その機体はダブルオーガンダムと言ってね、GNドライヴを二つ装備した最高クラスの機体なんだ」
穂乃果「…これがですか?」
タツヤ「だが僕がそれを選んだ理由は二つある、ひとつは…TRANS-AMシステムだ」
穂乃果「トランザム?」
タツヤ「ああ、一定時間機体から放出される粒子量を上げて機体性能を上昇させるシステムだ、使いきってしまったら機能は下がってしまうけどね」
穂乃果「…それを使えば一発逆転も?」
タツヤ「ああ、押しにも使えるし最後の手段にも使える」
穂乃果「すっごーい!そんな機能があるなんて!」
凛「穂乃果先輩は凄い簡単だにゃー…」
タツヤ「そしてもうひとつは、可能性だ」
穂乃果「…可能性?何ですかそれ」
タツヤ「それは自分で見付けるものさ、とにかく、ダブルオーには秘められた力が多いのさ」
穂乃果「ふーん…でもとにかく!よろしくね!ダブルオーガンダムッ!」
タツヤ「よし!じゃあ早速、皆のガンプラを組み立ててみようか?」
『おー!』
ー30分後ー
穂乃果「海未ちゃん…時間、かかりすぎ…」
海未「どうして私だけこんなに面倒なのですか!?花陽や凛はユウキさんに手伝ってもらっているから早いのでしょう!穂乃果もことりに手伝ってもらって!にこと真姫は二人で共同作業!私だけ何故…!」グスッ
ことり「あ、あのね海未ちゃん!海未ちゃんのがそんなに面倒なのだとは思わなくて………」アワアワ
海未「気にも留めていなかったと…」プイッ
ことり「うわーーーーんっ!穂乃果ちゃぁぁぁぁぁぁん!!海未ちゃんがグレたよぉぉぉっ!!」
穂乃果「ほ、ほら海未ちゃん!折角皆のが出来たんだしさ、一回練習してみない?」
タツヤ「いい心意気だね、じゃあアレを使うと良い」
穂乃果「?あれって…確か…」
真姫「バトルシステムね、そういえば何か必要だったわよね?」
にこ「GPベースだっけ?あれはどうすれば…」
タツヤ「既に用意してある」スッ
花陽「モウヨウイシテアルノォ!?」
タツヤ「初期設定は済ませてあるからね、後はセットするだけだ」
穂乃果「よーっし!やってみよー!」カチャッ
タツヤ「…全員GPベースとガンプラは置いたね?じゃあ、まずは僕の動きを見よう見まねで構わないからやってみてくれ」
海未「…何か言っていますね?これは…システムでしょうか?」
凛「何言ってるのかさっぱりだにゃ!」
花陽「と、とにかくやろっ?何だかドキドキしてきちゃった…」
タツヤ「では、僕から行かせてもらおう!ユウキ・タツヤ!ザクアメイジング、出る!」
タツヤの声と共にザクアメイジングがカタパルトから発進し、市街地へと降り立つ
タツヤ「…さて、軽く操作訓練だけしようか、君達も出してくれ!」
『はいっ!』
これからほんの少しだけ描写を入れて投稿していきます、尚BFの時期はハチャメチャ過ぎて笑い物です。
真姫「西木野真姫、ゴトラタン!出るわよ!」
花陽「こ、小泉花陽っ、ジムスナイパーII、行きます!」
凛「星空凛!スターゲイザー、いっくにゃー!」
にこ「にっこにっこにー!ガンダムF91!あなたのハートに発進しまーすっ♪」
ことり「南ことり、ウイングガンダム!行きます!」
海未「園田海未、レットフレーム改、いざ…行きます!」
穂乃果「高坂穂乃果!ダブルオーガンダム!行きまーす!」
市街地に降り立つ七機の機体、それらを先導する様にザクアメイジングが歩き始める
タツヤ「最初はゆっくり歩くだけで構わないよ、まずは慣れる事が大事だ」
花陽「あ、あれっ!?足がもつれて…あわわっ!?」ガシャーンッ!
凛「にゃっ!?かよちん巻き込まないでにゃ!」
花陽「ご、ごめんね~!」
真姫「ちっちゃいから軽くて良いわね、これ」
にこ「…嫌味?」
真姫「ち、違うわよ!」
ー10分後ー
タツヤ「…大体の操作と自分の武装は把握出来た様だね、ならば………」
穂乃果「?どうしたんですか?髪の毛を掻き上げて…」
タツヤ「今から10分与える!その間に一度でも私のザクアメイジングに攻撃を当ててみせろ、尚五分経ったら私も迎撃行動を取らせてもらう…!」
にこ「んなっ!?明らかにプロの改造した機体、しかもどう見ても熟練のユウキくんに勝てるわけないじゃない!」
真姫「でも、一発でも当てればいいんでしょ?例えそれがバルカンやマシンガンであっても」
タツヤ「その通り!だが私は…”紅の彗星をそう簡単に捉えられるかな!?」
そう言ってタツヤはザクアメイジングを走らせ、市街地を駆けていく
凛「あ!もう始まってるのかにゃ!?」
花陽「私は向こうで待ち伏せしてるね、凛ちゃん!」
凛「オッケーかよちん!」
海未「では、私が前に出ます、穂乃果はその後ろから周囲の警戒、ことりは援護を!」
穂乃果「わ、分かったよ!」
ことり「うーん、海未ちゃんもノリノリだねぇ、でも、ことりは空から行かせてもらうね!見付けたら報告するから!」
海未「バード形態…その手がありましたか、では穂乃果、離れないでくださいね?」
穂乃果「穂乃果だって子供じゃないんだから、だいじょーぶだいじょーぶっ!」
タツヤ「…さて、どう来るか…見たところ数人は機体特性を把握している様だが…」
タツヤ「…ここから見えた情報で考えると悪くはない、だが…良くはない!」
タツヤのザクはビルの屋上のタンクの影に隠れている、そこから敵の状況を伺っているのだ
タツヤはスカートにマウントされたロングライフルを取り出し、その銃口を飛行しているウイングへと向ける
タツヤ「少しは経験があると言っていたな、どれ程か見せてもらおう!!」ダァンッ!!
弾丸は一直線にウイングへと向かう、急所は外してあるが、これは貰った…そう確信したその時だった
穂乃果「ことりちゃーん!どぉー?」
ことり「まだ見付からないよー!」ガコンッ、ヒューーーッ…………
穂乃果に呼ばれてすぐに変形を解除し、地面へと落下していき、初弾は不発に終わる
タツヤ「運も実力の内と言う、やるじゃないか…!しかしこれならどうだ?」カチャッ…タァン!ドドドドド…!
タンクの中に詰まっているのは大量の水、そのタンクをハンドガンで破壊し、水を溢れさせ、ザクはその場から離脱していく
残り時間、8分
海未「…あれは?」
にこ「ちょっと、なんかあのタンク壊れてない?」
真姫「勝手に壊れる訳無いわ、きっとあの人が私達の注意を引く為にやったのよ」
穂乃果「じゃああれは気にしなくて良いって事だね!」
ことり「そうなるんじゃないかな?所で一年生の二人は?」
海未「恐らく向こうで待ち伏せしている筈ですが…」
花陽「凛ちゃん、来てる?」
凛「うーん、居ないにゃ、やっぱりこっちには来ないのかなぁ」
花陽「一回戻る?」
凛「ううん!凛達がユウキさんに当てれば、皆大喜びにゃ!だから…」
花陽「…そういえば、さっき銃声聞こえなかった?」
凛「にゃ?ううん、知らない」
花陽「うーん…あ!じゃあちょっと聞いてみよっか?」ピッピッピッ
タツヤ「…さて、如何したものか…つい一発放ってしまった…」
ことり「うーん…ことり達も分かんないなぁ…」
花陽『そうですか…じゃあ切りますね』
ことり「うん、気を付けてね?」ブツッ
海未「何だったのですか?」
ことり「なんかさっき銃声が聞こえたんだって、あのライフルのダァン!ってヤツ」
海未「ライフル…そんな装備は花陽のスナイパーライフルと、ことりのバスターライフルくらいで、そんな音がこれらからする気はしませんし…もしや、もう攻撃を?」
にこ「だったら反則じゃない?この勝負、私達の勝ちね!」
海未「いいえ、まだ決まった訳ではありません、それに…それくらいしてもらわねば、勝った気持ちになれませんしね」
穂乃果「海未ちゃんが燃えてる…!完全に戦闘モードだよ!」
海未「さぁ…行きますよユウキさん!残り時間も残り6分、ここからが勝負です!」
タツヤ「あと一分でこちらから正式な攻撃が可能か、しかし…攻めが甘いな、彼女達は」
真姫「………と、思ったかしら?」
タツヤ「…ほう、上を取ったか」
真姫「悪いわね、あの子達と一緒に居たら勝てなさそうだし、私だけこっちに来させてもらったわ」
タツヤ「その心意気や良し!だが…一人で私を捉えられるか!」キュイイーン…!
真姫「くっ、早いっ…!」ビシュン!ビシュン!
タツヤ「当たるものか!」ヒュッ…!
真姫「くっ!皆!ユウキさんを見付けたわ、さっさと来て!」
にこ『ホントに?っていうかどこよ!』
真姫「あーもう!私のゴトラタンの位置情報送るから!」
穂乃果達も真姫の元へ到着、依然凛と花陽は現れず
穂乃果「真姫ちゃん!」
真姫「遅いのよ!…多分、この向こうの広場に居ると思うんだけど…分かってると思うけど、もう残り時間は五分切ってるわ、飛び出せば確実に撃たれる」
にこ「確かこの広場って四方から入れたわよね?だったら包囲してやればいいじゃない」
海未「今はそれしかありませんね、ではん私は来たから行きます、真姫とにこはこの南から、穂乃果は東、ことりは西からお願いします」
穂乃果「分かった!じゃあ行こう!ダブルオー!」
ことり「何で真姫ちゃんとにこちゃんは一緒なの?」
海未「真姫は一年生ですし、上級生が付いていた方が良いかと」
真姫「それ子供扱いって事じゃない!意味分かんない!」
にこ「まーまー、にこにーが真姫ちゃんを守ってあげるにこっ!」
真姫「むしろ守られる側でしょ?ちっちゃいくせに」
にこ「むっ!何よー!」
真姫「ほら、もう皆配置に着いてるわ、行くわよ!」
にこ「うがーっ!」
タツヤ「…この状況ではハンドガンとナタくらいしかアテにならんな、ミサイルは最初の牽制に使うとして…ライフルは捨てるか…」
海未「では行きますよ、3…2…1…!突撃っ!!」
ことり「了解!まずは私が…!」
ガーベラストレートを抜き、踏み込んでいくレッドフレーム改、それを援護するように、ことりのウイングのバスターライフルが放たれる
タツヤ「なるほど、そう仕掛けてきたか!?」
バスターライフルは難なく回避、地面を転がりながらミサイルポッドから数発のミサイルをレッドフレーム改へと放つ
海未「そうは…行きません!」ザンッ…!
タツヤ「!ミサイルを斬るか、これは驚いた…!」
真姫・にこ「そこぉっ!!」ブンッ!
タツヤ「そして背後から二機による同時攻撃…これもなかなか良い、だが!」キィンッ!
すかさずザクのヒートナタを構え、ゴトラタンとF91を弾く、だがそこに穂乃果のダブルオーが切り込み…
穂乃果「貰いますっ!でええええええいつ!!」
勢い良く突き出されるGNソードII、貰ったと思ったその時、タツヤはその場でブースターを噴かし、GNソードIIを踏んで飛び上がる
穂乃果「え、ええっ!?」
真姫「何よあの技術!反則じゃない!?」
タツヤ「これがガンプラバトルという物だ!受け取ってもらおう!!」ダアン!ダアン!
ことり「えっ、きゃっ!?」
真姫「マズいっ…あっ!」
ことり機、真姫機にハンドガンの弾が直撃し、一撃で制御不能に陥る
海未「あの銃…!相当な威力ですね、あれには当たらないよう気を付けて!」
にこ「って言っても、もう三人しか居ないし…!どうすんのよ!?」
凛「三人じゃないっ!五人にゃぁぁぁっ!!」
タツヤ「何っ…!?」
凛「いっぱい加速させたヴォワチュール・リュミエールを使えば、ユウキさんのザクにも追い付けるにゃ!」
海未「凄い速度です…!確かにあれならば!」
花陽「凛ちゃん!そのまま…!」
凛「分かってるよかよちん!このまま接近戦に持ち込めば!」ビィンッ…!
ことり「あ、あれ?ウイングのビームサーベルが無くなって…あ!もしかしてあれって!?」
凛「ちょっと借りるにゃー!ことりちゃん!」
VLで加速させたスターゲイザーとザクアメイジングの戦いは接戦に見える、現に不意を突かれたのもあってタツヤも少々対応が遅れていた
タツヤ「ふっ…!なかなかやる、接近戦が君は得意な様だな!」
凛「凛がコソコソやるのは合わないって、凛が一番分かってるにゃ!」
タツヤ「だが…足元がお留守だ」
凛「へっ?わにゃああああああっ!?」ガッ!ズサアァァッ…
海未「ライフル!?予め捨てておいた物でしたか…!」
タツヤ「星空くん、チェックメイトだ」
ライフルを広い、スターゲイザーのVLユニットに一撃、スターゲイザーも機能停止する
凛「あちゃぁっ…後はお願いにゃ!」
タツヤ「次は小泉くんを…っ!?」ドオォォンッ!
にこ「え?うそ!ザクのライフルが…!」
花陽「あ、当たっちゃった…?」
タツヤ「…武器を撃ち抜いただけだ、まだ勝負は終わっていない!」ドシュゥッ!
花陽「えっ?ちょっと…あわわわわっ!?誰か助けてぇ~!」
ミサイルを次々と撃ち、花陽が狙撃ポイントにしていたビルは崩壊し、ジムスナイパーも機能停止、残るはダブルオー、レッドフレーム改、F91のみとなった
タツヤ「…さあ、あと二分だ!遠慮なく掛かってくるが良い!」
海未「…仕方ありません、これを使います…!」ピピピッ!ガコンッ!
にこ「ふー、じゃ…私も行くとしますか!」ブウウウンッ…!
デルタフォームとM.E.P.E.を起動させ、二人掛かりで切り込む、が…
タツヤ「それではまだ足りん!少し本気を出させてもらう…!」
ビームトーチガンとビームライフルの連続射撃をかわし、二本の刀とビームサーベルによる攻撃も軽くいなし、ヒートナタでコクピット部分を一閃、それで二機ともやられてしまう
海未「そんな!?強化しているのに…!」
にこ「こうもアッサリやられちゃ仕方ないわね…穂乃果、辞めときなさい!」
穂乃果「ぅ…!」
実際穂乃果はまだ何もしていない、ここで退く訳には行かなかった、そして…
残り時間、30秒…!
周囲にざわざわと人がたかっている気がする、だがそんな事を気にしてはいられない
タツヤ「さぁどうする?このままじっとしていれば私も何もしない、君が向かってくるならば…遠慮なく叩き斬ろう」
穂乃果「………こで…」
海未「…穂乃果?」
穂乃果「ここで負けてたらっ!音ノ木坂を救える訳がないっ!最後まで、戦います!高坂穂乃果、行きます!!」
タツヤ「その言葉、待っていた!それでこそガンプラファイターだ!!」
穂乃果「お願い、ダブルオー!トランザム…!!」パアアアァァァッ…!
タツヤ「トランザムシステムを使ったか!だが、それでは…!」
残り時間10秒…穂乃果もタツヤも、自身の武器をGNソードとヒートナタのみにし、それを振るう
タツヤ「貰ったぁぁぁぁぁぁ!!」ブンッ!
穂乃果「やああああぁぁぁぁぁぁっ!!」ギィンッ!
タツヤ「!な、に…!?」ザシュゥッ…!
ザクアメイジンクのヒートナタはGNソードに弾かれ、コクピットを両断される、それと同時にバトル終了の声が響き、バトルシステムの電源が切られる
穂乃果「ふぅ…ふぅ…!か、勝った…?」
ことり「穂乃果ちゃーーーんっ!」ギュッ
穂乃果「わわっ!?こ、ことりちゃん!」
ことり「凄いよ穂乃果ちゃん!最後は一人で勝っちゃうなんて!」
穂乃果「そ、そんな事ないよ、運が良かっただけで…」
海未「いえ、現に素晴らしい動きでしたよ、穂乃果」
タツヤ「…私からも言わせてもらおう、おめでとう、とね」
穂乃果「ユウキさん…!」
タツヤ「これなら大会にも出れると思う、後は練習あるのみだ」
穂乃果「ありがとうございますっ…!」
朝の駄文はここまでにします、また夜に駄文を書き連ねて行きます
海未「大会にも出れると、ユウキさんからのお墨付きですからね、これはそれなりに行けるかもしれません」
ことり「うん!それに、私達七人で出ても、敵になるけど結局は味方だしね♪」
タツヤ「………秋葉原の大会はチーム制なのは知っているかい?」
『……え?』
タツヤ「…そこのポスターに書いてある様に…「そこからはこの私が説明しよう!」…ラル大尉!?」
ラルさん「こんにちは、可憐な乙女達」
穂乃果(誰!?)
にこ(見るからに怪しいヒゲ親父!)
ラルさん「はっはっは、驚くのも無理は無い、まぁ私の事はラルさんとでも呼んでくれ」
凛「ラルさん!なんか言いやすいにゃ!」
ラルさん「そうだろう?」
タツヤ「おっと、すまない、知人との約束があるんだ、また会えればその時はリベンジさせてもらうよ、最初から本気でね」
穂乃果「結構ですっ!」
タツヤ「はは、じゃあ、最後のガンプラの修理作業だけはラル大尉にお願いしても良いですか?」
ラルさん「うむ、任せたまえ!」
花陽「そういえば…ちょっと壊れちゃった…」
真姫「ダメージレベルは最低になってたけどね」
ラルさん「しかし、君の知人というとアランくんの事かね?一体何を…」
タツヤ「ええ、次の機体の相談をしたくて…」
??「おーい!カワg…タツヤ!」
タツヤ「…では、これで失礼します」ペコリ
ラルさん「後の事はこの蒼き巨星に任せておきたまえ、君の新たな機体、楽しみにしているぞ」
穂乃果「んー…あんまり壊れてないや!良かった良かった!」
海未「うぅ…私の、私の菊一文字が…」グスン
ことり「うー、コクピットやられちゃってる…」
真姫「まだ良いじゃない、私達なんてちっちゃいから衝撃で他のパーツにも支障が出てるのよ?」
にこ「なんか塗装剥がれてるんだけど…!」
凛「かよちんはボディがへこんだくらいで済んだにゃー」
花陽「凛ちゃんはバックパックだけで済んで良かったねっ」
ラルさん「よし!では私が、修理に関して一から教えてあげよう!高坂くんのダブルオーは動けそうかね?」
穂乃果「?はい!」
ラルさん「なら、私の説明を聞き終えたら少しバトルをしてくると良い、少しでも練習したいだろう?」
穂乃果「了解です大尉!」
アラン「…どうだいカワグチ?彼女達は」
カワグチ「見込みはありそうだ、というより………磨き続ければ、あの少年の様に、バトルを楽しむ心を持った強きファイターになれるやもしれんな」
アラン「…それより、用意しておいたよ、新たな君の機体…!」ガチャッ
カワグチ「…ふ…世話にならせてもらうぞ…!」
この駄ssで出そうかと思っているメイジン・カワグチの妄想機体です
1.アメイジングレッドドラゴン
アストレイレッドフレーム・レッドドラゴンに大量の実弾武装(ミサイル、マシンガン等)、Xアストレイのプリスティスを装備した機体、全面的な火力向上に加えカレトヴルッフも二本装備している
2.リック・ドム・アメイジング
嘗てシャア・アズナブルも搭乗したリック・ドム、ジオン系列の機体を再度採用
アサルトシュラウドの様な装甲を纏い、重装甲かつ高機動のドムを完璧に作り上げた
武装はバズーカにヒート・サーベル、腹部メガ粒子砲、ザクマシンガン、そして隠し機能にHADESシステムが内蔵されている
機体コンセプトと武装の少なさからジ・Oが思い浮かぶ
3.亜名人紅武者頑駄無
武者ガンダムに更に多くの近接戦装備を持たせた機体、ヒートホーク、ビームサーベルは勿論…シラヌイ、ウンリュウやビームトンファーも持ち、掌はシャイニングガンダムの物に変更している、やたらゴタゴタしているがその迫力は敵を寄せ付けない
4.アメイジング・フルアーマー・ユニコーンガンダム
ガンダムトライエイジのオリジナルMS、フルアーマーユニコーンガンダムプランBを改造した機体、青ではなく紅いサイコフレームの光を発するユニコーンにアームド・アーマーを装備した物(簡単に言えばプランBを紅くしたのみ、ボディもサーモンピンクに塗り替えている)、メイジン用のチューンが施されている
尚ウェポンコンテナも装備しているが戦闘開始時にパージする、これはユニコーンのサイコフレームの力で引き寄せる事が可能であるから(実際出来るのかは知りません)
コンテナの中にはケンプファー・アメイジングの時に使用した装備とビーム・マグナムが入っている、この装備を使用するのはアームド・アーマーが破壊された時しか無い
こんなゴミの様な妄想機体達ですので、御意見ありましたらお願い致します
コイツ良いんじゃね?(←まず無いですよね)
コレは無い(←かなり来そうな御意見)
俺の考えた機体だ、さぁ出せ
そもそもカワグチのオリジナル機体なんか出すなバーロー(一番来るであろう御意見)
等、どんな御意見でも受け止める覚悟です
良く練られていて読んでいてとても気持ちがアメイジングした、もっと出してもええんやで?
3本装備がデフォのレッドドラゴンにさらに2本追加すんのかよ
>>55
ありがとうございますっ…orz
>>56
書き忘れました、アメイジング赤龍にはジ・Oやアルケーみたいに隠し腕を付けるつもりです両手に一本ずつ、左右に広げた隠し腕に一本ずつ、上に掲げた隠し腕に一本、遊戯王のホープレイ的な感じでお願いします
ロウの機体にはまだ隠し腕が無かった気がしたので
Gガンダム系で、アメイジングシュピーゲルなんてどうだろう?
でもアメイジングレッドウォーリアとそんなに変わらない機体になりそうだな。
とりあえずまた思い付いた機体を挙げて、てきとうに安価にします
5.ガンダムアメイジングシュピーゲル
真っ赤に塗られたガンダムシュピーゲル、腕のシュピーゲルブレードは二枚重ねにされており、メッサーグランツだけでなくGNダガーやアーマーシュナイダー、シグルブレイドも装備し、背中にはショットランサーを背負っていて、エクシアリペアの布丁度良いサイズに切り、首に巻き忍者らしくなっている
レッドウォーリアは射撃寄りな細い機体な為、こちらは格闘寄りの細い機体となっています、
>>58さん、こんな感じでもよろしいでしょうか?
6.ガンダムヴァサーゴ・ACB
トリプルメガソニック砲に加え、ハイパーメガランチャー、シグマシスライフル、オプションにメガバズーカランチャー、ブラスティアキャノン等を装備した超火力機体
プロペラントタンクを半ば無理矢理装備しているが機体制御に問題は無い、更にブラスティアキャノンを10発以上ぶっ放せるエネルギー量を誇る
尚セイの作ったアブソーブシステムを取り入れており、トリプルメガソニック砲にビームが直撃するとそこから吸収し、トリプルメガソニック砲にエネルギーを回す仕様になっている(様々な用途に使えないのはアランにセイの様な柔軟な思考が無さそうだったからです)
7.驚愕の将・亜名人紅呂布トールギス
SDガンダム三国伝BBWの呂布を改造した機体
所々に劉備、曹操、孫権の鎧が使われており、三璃紗(漢字違うかも)を支配した呂布の姿を表している、武器も龍帝剣、七星剣、虎掟刀を持ち、まさに驚愕の将となっている
実際アメイジングの意味は違う気がしますがノータッチでお願いします
8.νガンダムブレイヴ・シャイニング
輝きの名を掲げる機体、嘗ての愛機を改造した姿
スーパーモード(アランはモード・アメイジングと呼びたいという設定です)を発動可能としており、カワグチのガンプラバトルを楽しむ心が極限まで達した時、スーパーモードは発動する
元は射撃武装も持ち合わせているが、スーパーモードを発動するとそれらを全て投げ捨て、拳とシャイニングフィンガーソードのみで戦う
これらの八機から安価でお願いします
これより十個後の>>69で
慣れてないもので…申し訳ないです
>>65でお願いしますorz
下3でも良かったと思うけどね
シュピーゲル
よっぽど人のいる安価スレでもない限り直下か2個下でいいよ
νガンダム
カワグチ「…νガンダムブレイヴ?いや、ボディが所々シャイニングガンダムの物に…」
アラン「ああ、僕なりに、君のνガンダムを再現、及び改造してみたものだ、シャイニングのスーパーモードとνガンダムのサイコフレーム…組み合わせたら面白そうだろう?」
カワグチ「分からなくはない、そうか…νガンダムブレイヴ・シャイニング……か、しばらくはこれを使わせてもらおう」
アラン「僕の自信作だ、大事に扱ってくれよ?」
カワグチ「…善処はしよう」
アラン「さて、大会運営に顔を出すとしようか?」
カワグチ「了解した、だが暫し待て」
\キャー!メイジンカワグチヨー/ \ナンデアキバニ!?サインシテー/
アラン「………かなり時間が掛かりそうだけど」
カワグチ「それに答えてこそ、三代目メイジンだ!」
ー20分後ー
にこ「疲れたぁ~!何であの機能使うだけで塗装がどんどん剥がれんのよ!?これ一番メンテナンス面倒でしょ!」ガーッ
ラルさん「Metal Peel Off Effect…通称M.O.P.Eは機体の塗装が剥がれてしまう代わりに、ばら撒かれた塗装全てをF91に認識させる効果があるんだ、これを使うことで敵のレーダーやカメラには何機ものF91が見える様になる、使いこなせばとんでもない機能だぞ、にこくん!」
にこ「知らないわよ!何言ってるかさっぱりだし…!」
真姫「…ねぇ園田先輩?」
海未「海未で結構ですよ、真姫」
真姫「…じゃあ海未せんp「先輩も必要ありません、これから共に戦う仲間なのですから」べ、別に仲間とかそういうんじゃ…!……まぁ、そうかもしれないけど、海未せ…海未と組む可能性もあるわけだし」
海未「それで、何か御用ですか?」
真姫「手に持ってるの何?」
海未「ああ、ラルさんから先程いただいたキットです、ガンプラを作る際、改造する際、修理する際に必要な物が揃っているんです」
真姫「え、私貰ってないんだけど…」
凛「まっきちゃーん!見て見てー!ラルおじさんに貰ったにゃー!」
真姫「………え?何で?」
花陽「えへへ、何だか本格的…♪」
真姫「………」グスン
海未「だ、大丈夫ですよ真姫!今にこが、それを受け取っていますから!きっと次は真姫の番です!」
真姫「それなら良いけど…」
ラルさん「さて、穂乃果くんは…」
真姫「私が先でしょおおおおおおおおおおお!?」
ラルさん「いやー、すまなかった、つい忘れてしまった………青いから海未くんを優先した訳では無いぞ、決して君が赤いから後回しにしてしまった訳では無いぞ!」
真姫「どうせ私なんて…忘れられるくらいの…はぁ…」
にこ「まーまー真姫ちゃん、機嫌直して?ラルさんだって謝ってるにこ」
ラルさん「面目ない…」
真姫「…分かったわよ」
ことり「それより、穂乃果ちゃんは?」
ラルさん「穂乃果くんなら、あそこだ」
穂乃果「うぉぉぉ~~~~っ!そこぉぉぉぉぉっ!」ドスゥッ!ドォォンッ…
子供「あーーーっ!お姉ちゃん少しは手加減してよー!」
穂乃果「ふふーん、ブイッ!」
海未「…正に快進撃、ですね」
ことり「ちょっと汚いけどね…」アハハ…
にこ「穂乃果ー?そろそろ辞めときなさいよー」
穂乃果「いやー、楽しくて楽しくてつい…」
海未「まったく…それより、あれだけ戦ってダブルオーに傷があまり無いような…?」
穂乃果「えへへー、それだけ穂乃果が上手いって事だよ!」
ラルさん「あそこは初心者専用のバトルスペースだからね、そこまで簡単に傷は付かないものだ」
穂乃果以外「…………」
穂乃果「………し、知らなかったもーん」
海未「………まぁ良いです、はい、穂乃果の分です」
穂乃果「なになにー………?おおっ!道具がいっぱい!」
ことり「ビルダーには欠かせないんだって!」
穂乃果「へぇ~、ありがとう海未ちゃん!」
凛「言う相手が違うにゃーっ!」
ラルさん「別に構わんよ、では、私はちょくちょくこの店に顔を出させてもらおう、大会までに会えたらまたアドバイスさせてもらうよ、では、さらばだ!」タタタタ…
真姫「…ガンプラファイターって、あんなのばっかなの…?」
花陽「さ、さぁ…?」
??「へぇ~、面白そうな子達やね、うちらもなんかせんとなぁ…?」
??「………そうね、でも、バトルをする訳には…いかないわ」
??「全く…えりちは頑固なんやから、うちはあの子達に協力してもええと思うよ?」
絵里「何故?希、分かってるの?もし大会に出て、無様な負け姿を晒したりしたら、音ノ木坂は廃校を救うどころか笑い者よ?」
希「んー、何でやろなぁ………それは…面白そうだから…やね、それに…負け姿を晒すなんてあの子達は考えてないと思うんよ」
絵里「………そう…」
希「まー、うちはうちでやらせてもらうよ~」手フリフリ
絵里「…………どうして…?どうして皆、ガンプラバトルなんかに………」
>>71
ありがとうございます、皆様の御意見を参考にして出来る限り普通に進めて行きます…
ー帰り道ー
穂乃果「あーーーーーーーーーーっ!!!!」
凛「にゃ!?どうしたにゃー穂乃果ちゃん」
海未「公共の場で叫ばないでください!」
穂乃果「良く考えてみようよ!大会のチーム制って、三人での試合なんでしょ?なら…このままだと一人余っちゃうよぉ!」
真姫「…じゃ、一人だけ三年生だし…」
にこ「ちょっとぉ!?にこだけハブろうっていうの!?」
海未「流石にそれは酷です。…学校に誰かガンプラバトルをやってる人は居ると思いますよ?」
真姫「…誰か知ってる?」
凛「うーん、確か凛達の学年は廃校のせいでそれどころじゃないにゃ」
にこ「私達は受験生だしね」
『…………』
にこ「…何よその目は!?私だって勉強してるんだからね!?」
ことり「………ふぅ」ピッピッ、ピッ
穂乃果「あ!ことりちゃん、皆に連絡とってくれてたの!?」
ことり「うん、でも駄目だったよ、ちょっとは居たけど、大会に出る程の度胸は無いって」
海未「男女年齢問わずの大会ですからね、それに…もし惨敗等という結果に終わっては示しがつきません」
花陽「じゃ、じゃあ…!私達が頑張れば…!」
真姫「ま、私達も一組は敗退するんだけどね」
にこ「だーかーら!どうにか三組作りましょうよ!」
海未「…とにかく、この件はまた今度にしましょう、明日の放課後、屋上に集合でよろしいですね?」
穂乃果「うん!オッケーだよー!」
真姫「………でも、出会って一日なのに、ずいぶんと仲良くなってるわよね、私達」
凛「そこがガンプラの魅力にゃっ!」
にこ「そーそー、ま、今日は疲れちゃったし、さっさと帰って子供達は休みなs……何よ!?」
『別にー、さようならー』
にこ「ちょっ…あー!覚えてなさいよー!?」
ー高坂家ー
穂乃果「ただいまー」ガラガラ
穂乃果母「お帰りなさい…あら?それ…」
穂乃果「あ!今日からガンプラバトル始める事にしたんだ!という訳でよろしく~!」ダダダダダ……
雪穂「…へー、ダブルオーかぁ…お姉ちゃんらしいようななんと言うか」
穂乃果「?そうかな、やっぱり、土壇場で逆転~!って感じするもんね!」
雪穂「あー、いや、ダブルオーって最初は欠陥品だったんだよね、皆がトランザム出来る中一機だけ安定しなくてトランザムは封印されてたっていう…」
穂乃果「ふーん…あれ?それってつまり…」
雪穂「あ!な、なんでもないよ!さぁさぁお姉ちゃん、これから宿題するから自分の部屋に戻って!」グイグイ
穂乃果「ちょっと雪穂~っ!?」
ー園田家ー
海未「…いざ、カラーリングと参りましょう…!!って、何故私はピンクや黄色を手に持っているのですか!青です青!」
ー翌日ー
穂乃果「行ってきまーす!」ガラガラ
穂乃果母「行ってらっしゃーい」
穂乃果「んーっ!今日も良い天気!こんな日は、放課後皆でどっかに行くに限るよー!」
海未「…放課後は屋上で会議の筈ですが?」
穂乃果「あれ?海未ちゃん?」
ことり「ことりも居るよー」
穂乃果「あ!そうそう見てよ!昨日雪穂に教えてもらってー」
海未「まさかガンプラを持ち込もう、などと考えてはいませんよね?」
穂乃果「……あっ!」
海未「校則違反で没収されますよ、穂乃果?」
穂乃果「ど、ど…どぉ~しよぉ~!!」
ことり「あ~!海未ちゃんすごぉい!レッドフレームが青くなってる~♪」
海未「…あ、あれ?ことりっ!何故…!」
穂乃果「おおっ!ホントだ!レッドフレームが青く………青いレッド?っていうか、海未ちゃんも持ってきてるじゃん!」
海未「ち、ちちち違います!たまたま昨日から入れっぱなしだったのであって…!」
ことり「でもぉ、あの時カラーリングはしてなかったよね?って事は海未ちゃん、家でやったんだよね?」
海未「………くぅ…!」
穂乃果「まったく!海未ちゃんもバトルしたくてしかたなかったんなら言えば良いのに~」ニヤニヤ
海未「ち、違います!断じて私は校則に反する様な事は…!」
穂乃果・ことり「う~み~ちゃ~んっ!?」
海未「………はい、ごめんなさい、バトルがしたかったのと、私の機体を見て欲しくて……」グスン
穂乃果「素直でよろしいっ、でもこれ凄いよね~、赤い所が殆ど青になってるよ!」
ことり「これじゃあブルーフレームだよね…」
海未「そうなのです!調べてみたところ、ブルーフレームやゴールドフレームまで存在していたんです、ですから私はこの機体にこう命名します!」
穂乃果・ことり「おおっ!」
海未「アストレイ・ブルークリムゾン、と!」
穂乃果・ことり「…ホントに?」
海未「はいっ!!」
穂乃果「ねぇことりちゃん、海未ちゃんって確か詩とか得意だったよね…」ゴニョゴニョ
ことり「う、うん、ネーミングセンスも良い方だったよ…」ゴニョゴニョ
穂乃果「なんかこう…安直だよね」ボソッ
海未「」
ー学校ー
海未「どっ、どうせ私なんて、そんな安直な名前しか思い付かないんですよ…!ぅぅ…お~いおいおい………!」
ことり「うわぁ…」
穂乃果「そ、そんな馬鹿にするつもりで言ったんじゃないんだよ海未ちゃん!うん!ホントに!」
海未「………ほんの少しでも、そんなつもりはありませんか?」
穂乃果「…………………う、うん!」
海未「うわぁぁぁぁぁぁんっ!!穂乃果がいじめますぅぅぅぅぅっ!」
穂乃果「あーーーっ!ごめんね海未ちゃ~~~~んっ!」
真姫「…………」
スマホ画面『トチ狂ってお友達にでも…』
凛「まーきちゃんっ!」ガバッ
真姫「ヴェェッ!?な、何よ凛?」
凛「何見てるにゃー、凛達にも見せてー!」
花陽「あ、それって…?」
真姫「そ、Vガンダムのアニメよ、実際のアニメを見れば戦略とかも広がるかと思ってね(昨日から徹夜して見てるなんて言えないけど)」
凛「勉強熱心だにゃー、凛もそういうの見ようかな?」
花陽「どういう戦い方が有効なのか、とか…凄く参考になりそうだよね♪」
真姫「…そういえば、にこちゃんはどうしてるのかしら?」
ー三年生教室ー
にこ「…………(マズいわ…ガンプラの事なんて聞ける雰囲気じゃない…何で皆めちゃくちゃ熱心に勉強してるのよ…!?)」
穂乃果「放課後だよぉぉーっ!」
海未「では、屋上へ行きましょうか、きっと皆いる筈です」
ー屋上ー
ことり「…何、これ?」
にこ「仕方ないでしょーっ!?もう受験生な訳だし、そうそう遊んでらんないのよ!」
真姫「じゃあ何でにこちゃんは遊んでるのよ!」
にこ「私は良いのよ!私は!どうせ真姫ちゃん達だってメンバー見付からなかったんでしょ!?」
真姫「うっ…で、でも私達はもう一年生で三人揃ってるわ!」
にこ「何よそれ!?一年生なんて遊び呆けられる時期であって…」
ワーワーギャーギャー
花陽「えと、あの…!私が、にこちゃん一人?って聞いたら怒っちゃって…それで真姫ちゃんが仲裁に入ってくれたと思ったらこの有り様で…」
海未「…なるほど、では一段落着くまで、皆で雑談でもしましょう」
真姫「…まぁ、仕方ないわよね、三年生だものね?」
にこ「そーいえばそっちは人数少ないんだったわ…ごめんなさい」
穂乃果「やったー!穂乃果あがりーっ!」
海未「うぐっ…さ、さぁ花陽!選ぶのです!」
花陽「え、えっと…こっち…?」ソーッ…
海未「へっ…!?」ズーン
花陽「じゃ、じゃあこ、こっち…」
海未「はぁ…!」
花陽「……ご、ごめんなさいっ!」バッ!
海定「ああああっ!?」
凛「かよちんも上がりにゃー!」
ことり「えーっと、凛ちゃん、ことり、穂乃果ちゃん、かよちゃん、海未ちゃんの順番だね♪」
穂乃果「海未ちゃん十回連続…」
海未「…どうして負けるのです…!」ワナワナ
にこ「って、何してんのよアンタら!!ていうか弱いわね海未!」
穂乃果「いや、にこちゃん達時間掛かりそうだなーって思って、凛ちゃんが持ってたトランプを…」
にこ「にしても楽しみ過ぎよ!あんた、今日も目的忘れてたり…」
穂乃果「よーっし!にこちゃん達の話し合いも終わったみたいだし、今後の相談をしよう!」
にこ(覚えてるじゃないの…!)ギリリ
海未「ま、待ってください、次こそ、次こそは…!きっと何かがある筈なんです!」
真姫「…海未はー…顔に出しすぎなんじゃぁ…」ボソッ
ことり「う、海未ちゃん、今はこっちの方が大切だから、また今度ね?ね!」
海未「う、くぅ………」
凛「で、何で集まったんだっけ?」
海未「私達の人数が足りない、ということです、三人チーム制という事は一人あぶれてしまいます」
真姫「それに、少しでも参加人数増やして行きたいものね、どうせ人多いんだろうし」
海未「あとは部活動を始めようかと思っています」
花陽「部活動って…ガンプラバトルの?」
海未「そうです、他の学校ではガンプラバトル部が大人気だという所もあるそうですよ、中にはガンプラバトルの事しか考えていなかったり…」
にこ「その人気は逆に怖いわよねー…」
穂乃果「で?部活動の申請はもうしたの?」
海未「ええ、一応通ったのですが………その大会に3チームで出たいなら部員は九人必須だ、と…」
真姫「…なんか理不尽じゃない?」
ことり「う~ん、あと二人、かぁ…」
にこ「…あのー、ちょっとだけ心当たりがあるんだけど…」
真姫「何よ、収穫ゼロじゃなかったの?」
にこ「収穫自体は無いけどね、ちょっと聞いた事があるのよ、生徒会長の話」
海未「生徒会長…絢瀬絵里さんの事ですか?」
にこ「そ、あの子昔ガンプラバトルやってたって噂があるのよねー」
ことり「ちょっと聞いた事あるかも…」
にこ「まー、今はまっっったくそんな素振り見せないし、聞いてもやってなかったって言い張るし、どこの店でも見掛けないしで、可能性は低いと思うけど…」
穂乃果「ダメもとで行ってみる?」
??「んー、その話ちょっと違うなぁ」
真姫「誰?」
海未「…あなたは…確か、副会長?」
希「そそ、うち東條希、よろしくね~」
にこ「希じゃない!あんた何で…?」
海未「東條先輩とにこは知り合いですか?」
希「んー、少なからず、ってトコやね?あと先輩は無くて良いし、希で構わへんよ?」
海未「…では希、単刀直入に聞きます、何をしにここへ?」
希「んー…ちょっと、遊びに?」チラッ
花陽「あ…ガンプラ…!?」
にこ「…やっぱりやってんじゃない、あんた」
希「いや~、にこっちもガンプラアイドルガンプラアイドル騒いどったからもしかしてと思ったけど、それじゃアイドルじゃなくてただのファイターやで?」
にこ「んなっ、分かってるわよ!これからよこれから!!」
希「ま…うちと…ちょっと遊ばへん?運命のゲームや、皆がうちに勝てたらうちはバトル部に入ったる」
海未「…その勝負、受けて立ちましょう…!」
ー玩具屋ー
希「ルールは簡単、うちと一人一人が勝負して一人でも勝てたらそっちの勝ちや、うちも本気で行かせてもらうで」ニコニコ
にこ「一応言っておくけど、アイツヤバいわよ」
穂乃果「そうなの?なんか凄くおっとりしてるけど…」
にこ「いやね、アイツ…巷では”運命を支配する者なんて呼ばれてるから、どうしてこうなるんだって思うくらい、アイツは運が良いのよ、おみくじ毎回大吉だし…!」
凛「それは凄いにゃ…!じゃあ凛から行くにゃー!」
希「おっ、最初はスターゲイザーやね?お互い種機やからね…でも、うちのデスティニーに勝てるかな?」
ーバトルスタートー
凛「星空凛!スターゲイザー、行くにゃー!」
希「東條希、デスティニーガンダム…行くで!」
海未「ステージは宇宙…凛のスターゲイザーにはもってこいの戦場ですね、ですが…あの紫のデスティニー、何をしてくるか分かりませんね、見たところ武装が豊富な機体の様ですが…」
希「…さぁ、行くで、ガンプラがうちに告げるんや!」バァッ…!
穂乃果「背中の羽が開いた!?」
ことり「綺麗…」
凛「そういうのなら凛も出来るにゃ!ヴォワチュール・リュミエール!」
希「ミラージュ・コロイドとヴォワチュール・リュミエール…どっちが優れてるか勝負や!」
凛「望むところにゃっ!」
お互い光を撒き散らしながら接近し、ビームライフルで牽制
至近距離まで近づくと凛は同時にオラージュ・ド・リューヌでの攻撃も混ぜていくがデスティニーに当たる気配は無い
凛「こ、これだけ撃っても当たらないの!?」
希「まぁ、腕はなかなかええと思うよ、ただ…一直線過ぎや!」ガッ…!
凛「あっ…!そ、そんな、隙間を狙ったのかにゃ…!?」
光の輪の隙間をかいくぐり、デスティニーのビームライフルがスターゲイザーのコクピットに突きつけられ、バトルは終了する
凛「…す、凄いにゃぁ…!」
ことり「り、凛ちゃん、ユウキさんに接近戦は誉められてたのに…」
花陽「つ、次は私が行きます!凛ちゃんの仇を!」
希「誰でも掛かって来てええでー、全員無双したる!」
ー2分後ー
花陽「ご、ごめんね…凛ちゃん…」
凛「か、かよちんは頑張ったよ!一発だけでも当てたし!」
花陽「最初の狙撃だけだよぉ…結局シールドで防がれたし」
希「さぁさぁ次は誰や?」
真姫「…じゃ、最後の一年生が行くとしますか」
ー30秒後ー
真姫「…………」ズーン
希「いやー、勝負に出たのはええどミスったなぁ、流石に強引やったで、もっと堅実なプレイが得意なタイプやろ?」
真姫「…精進するわ」
穂乃果「じゃあ、次は穂乃果の番だねっ!」
ことり「…穂乃果ちゃん、私が行っても良いかな?」
穂乃果「へっ?まぁ良いけど」
ことり(正直、元からセンスがある穂乃果ちゃんとガンプラ改造済の海未ちゃんはこっちの隠し玉だから…最後にした方が良い筈…!)
希「使用ガンプラは…ウイングか、ことりちゃんやったっけ?良い機体使うやん」
ことり「ありがと♪じゃあ…南ことり!ウイングガンダム、行きます!」
ーバトルスタートー
にこ「今回は山岳地帯ね、足元が悪いけど、ウイングとデスティニーならそこまで関係ないか」
穂乃果「…そういえば、真姫ちゃん達のガンプラ壊れてないね?」
真姫「えっ?あ、そういえば…」
凛「コクピットにビームライフルをコツンってされただけだにゃ」
海未「壊す気はない…という事でしょうか?」
希「さて、と…今日これを使うのは初めてや、ぶっ放すでぇ!」ガコンッ!
海未「!?何ですかアレは…バックパックに付いていた物が…!」
穂乃果「ビーム砲!?ライフルと背中の剣だけじゃなかったんだ!」
にこ「アイツは器用なのよ、殆どの武器使いこなせるくらいなんじゃない?」
ことり「そっちがその気なら…バスターライフルで!」
希「さぁて…発射!!」
ことり「えぇぇぇぇいっ!!」
長距離ビーム砲とバスターライフルが衝突し、お互いの威力を相殺し、どちらのビームも消え去る
希「…改造してなかったら押しきられたかも、今回は危なかったで」
ことり「…バスターライフルじゃ燃費的に分が悪い…なら接近戦で!」
希「おっと!」ヒョイッ
ことり「かわされた…!?やぁっ!」ブンッ!
希「それじゃぁ当てられないよ?もっと腰入れて!」
ことり「くっ…はぁぁっ…!っ!?」ガッ、ズルッ!
希「…チェックメイトや、運命はうちに味方してくれたみたいやね」
ことり「………ぅぅ…」
にこ「………ね?」
海未「…今のは、あそこの岩さえなければ確実に刺さっていたでしょうね」
穂乃果「ホントに運を支配してるんだね、凄いや!」
にこ「よく呑気でいられるわねー、アンタ」
穂乃果「よーっし!じゃあ次こそ穂乃果が行くよ!」
にこ「あんたが行きたいなら構わないわよ」
穂乃果「よしっ!勝負だよ希ちゃん!」
希「お、穂乃果ちゃんは隠れたセンスとかありそうやから楽しみや♪んじゃ、勝負や!」
ーバトルスタートー
海未「穂乃果、分かっていますね?まだ希はデスティニーの武器を二つしか使っていません、まだあの背中の剣以外にも何かあるかもしれないので…」
穂乃果「分かってるよ海未ちゃん!ダブルオーなら行ける!」
希「元気で結構やね、じゃ…コレを使わせてもらうで!」ガシッ、ブンッ!
デスティニーの肩に装着されたフラッシュエッジ2を二本同時投げし、左右から迫る軌道を描く
穂乃果「わわっ…!?肩のでっぱりが取れた!?でもっ…!」キンッ!ザッ…!
希「お、初見の武器にも対応出来るなんて凄いやん?見所ありそうやね」
穂乃果「ふふーん!なめてもらっちゃ困るよ!」
希「それなら…これはどうや!!」
フラッシュエッジ2を肩に戻すと、アロンダイトを構え、ウイングを展開しダブルオーへと迫る
穂乃果「それなら…!」
穂乃果もそれに応える様に、GNソードIIのビームを刃状に出力させ、アロンダイトとの鍔迫り合いに持ち込む
希「反応速度はなかなか…!」
穂乃果「そう簡単には負けないからねっ…!?」キィンッ!
希「っと!?」
穂乃果「そこっ!貰ったよぉぉぉ!!
希「…なーんて♪」
アロンダイトを弾き飛ばし、デスティニーの手から武器が無くなる、ビーム砲を構えようとしたが、GNソードIIが突き刺さる………等と、上手くは行かなかった、デスティニーは身を屈め、突きを回避する
穂乃果「ぁ…!」
希「これで…どうや!」
フラッシュエッジ2を引き抜くとビームサーベルの様に持ち、ダブルオーのコクピットを何時でも貫ける様に突き出す
穂乃果「…こ、降参です…」
希「…ま、それなりに危なかったかな♪」
穂乃果「う~!ブーメラン以外にも使えるなんて聞いてないよぉ!」
真姫「あんな戦い方もあるなんて…結構知識は豊富なのかもね」
希「残るは二人…海未ちゃんとにこっちやね」
にこ「…っはぁ~、じゃ、あたしが相手になるわ」
海未「にこ…!」
にこ「どーせあたしじゃあんたのブルークリムゾンより弱いしね、ま…三年生の意地は見せてあげるわ」
希「でもにこっちとのバトル、楽しみやで♪手応えありそうやん!」
にこ「…その余裕こいた表情、すぐに辞めさせてやるわ!このガンダムS91でね!」
『………S?』
にこ「…何よりも大切なのは笑顔、だから名前もフォーミュラーからスマイルに変えたのよぉっ!さぁ!バトルスタートよっ!希!」
穂乃果(にこちゃん…良いと思うけど、捻りが足りないよ…!)
ことり(正直海未ちゃんよりセンス無いかも?)
希「ふぅん…にこっちもそれなりに手ぇ加えとるみたいやし、ホントに楽しみや、さ…行くで、デスティニー!」
にこ「ガンダムS91、行くにこっ♪にっこにっこにー♪」
ーバトルスタートー
ステージ:コロニー内(フロンティアI)
ことり「殆どピンクになってるね、ただ…」
真姫「……頭の横の部分、あれツインテールのつもりよね…?」
花陽「こ、凝ってるね、にこちゃん…」
にこ「当たり前でしょ!やるからには徹底的によ!」
希「そういうの、嫌いじゃないよっ!!」ビシュンッ!
にこ「おっと…!ふふーん、そんなの効かないにこっ♪」
お互いビームシールドを構えながらライフルでの牽制を繰り返す、機体にもシールドにも当たらなかった弾はコロニーの市街地へと着弾し、コロニーに風穴を開ける
にこ「…多分あれから出ちゃったら場外よね、それだけは避けるんだから!このままじゃ埒があかないし…!」
希「ビームサーベルを二本抜いた…!けど、こっちにもフラッシュエッジがあるんや!」
にこ「昨日F91を見たけど…!こういう使い方もあんのよぉっ!!」
にこがそう叫ぶとF91のマニピュレーターが回転し、円の様になったビームサーベルを前に構えて突撃する
希「きゃっ!?」
デスティニーのフラッシュエッジが吹き飛ぶが、F91のサーベルも一本どこかに飛ばされてしまう
にこ「ふふん、どうよ希!」
希「さすがにこっち!そうそう簡単に勝たせてくれへんな!」
希「これは…ホントの本気で行かせてもらうで!」
にこ「望むところよ!こっちだって!」ガコンッ!
希「ん…!アレは…!」
にこ「ヴェスバー、高出力でぶっ放すわよ…!あなたのハートに、にっこにっこにー!」ドシュゥゥゥゥッ…!
希「くっ…!」ギギギギギ………!パリィンッ!「んなっ!?」
にこ「ふふん♪ヴェスバーなら、例えビームシールドでも貫通するわよ!」
穂乃果「っていうか、デスティニーもF91も早くない?」
海未「どちらも色を変えていますしね…生半可な機体を使っていてはあの速度相手はなかなか厳しい筈ですよ」
にこ「あんたが技術で勝るなら、あたしは発想で勝つのよぉ!」
希「そうは言っても、アニメそのままやん」
にこ「んなっ、何ですってぇ!?」
希「それじゃ…!本気モードで行くよぉ!!」
にこ「なら…あたしだって!」
穂乃果「翼とアロンダイトを…!」
真姫「M.O.P.E.も使ってるわね…性能的にはS91の方が上なのかしら?」
海未「システム的にはにこの方が厄介な筈、ただ…あの人にそれが通用するかどうか…」
希「…それ嫌いなんよねぇ………目がチカチカして」
にこ「あんたのそれも十分チカチカするでしょうがっ!」
アロンダイトとビームサーベルの鍔迫り合いが起こるが、アロンダイトの質量には勝てずにビームサーベルは弾かれる
希「そこやっ!」
にこ「甘いわね、希…!!」バッ、ガキッ…!
希「組み付かれた…!?」
凛「ギリギリまで引き寄せて…!」
花陽「す、凄い…!」
にこ「これで終わり…なわけ、無いわよね?」
希「…ご名答、まだ一個、この子の武器はあるんよにこっち!」
デスティニーの手が光り、デスティニーを捕らえていたS91の左腕を吹き飛ばす、その衝撃でS91も離れていくが、足掻きとしてビーム砲に至近距離からビームライフルを数発打ち込み使い物にならなくする
にこ「ふぅ…まさか手からビームとは、ね…」
希「接近戦用の武装やけどな、ハンドビーム砲、パルマフィオキーナ…残ってる武器はこれとライフルくらいやね…気休め程度にバルカンはあるけど」
にこ「ライフルと…シールドがあるわ、ま、バルカンとメガマシンキャノンとかもこっちは使えるけどね」
希「へぇ、なら……」
にこ「…一気にケリ着けてやるわ!!覚悟しなさい希!」
希「望む所やにこっちっ!」
にこ「この子の一番嫌なトコはぁっ!コレを使う度にあの塗装を塗り直さなきゃいけないのよぉぉぉぉっ!!」
希「ちょ、にこっち?何言って…」
にこ「さっさと塗り直して!あの可愛いS91にすんのよっ!どけえええぇぇぇぇぇ!!」
希「っ…でやぁぁぁぁっ!!」
デスティニーの手がS91の頭を捉え、S91のライフルがコクピットに突き刺さり、バトルは終了…勝者はにこであった
にこ「っふぅ…どーよ!ざまぁ見なさいのぞm「にこちゃーん!!」ぐふぅっ!?」
凛「凄いにゃーにこちゃん!」
穂乃果「まさか勝っちゃうなんてホントに凄いよ!穂乃果達は皆負けちゃったのに!」
花陽「も、もしにこちゃんが負けちゃってたら、希ちゃんは…」
海未「…あのぉ…」
希「あちゃ~…約束や、うちもバトル部に入る、これからよろしくな~♪」
ことり「三年生が増えるなんて、しかもあんなに強い希ちゃんなら大歓迎だよっ♪」
海未「………あ、あのっ」
真姫「さ、にこちゃんと希はさっさと機体修理しなさいよ」
にこ「んー、やっぱ真姫ちゃんは気が利くにこっ♪」
希「ホンマやねー、いい子いい子♪」
真姫「ちょ、な、何よー!」
海未「………」ジワ…
海未「………」トボトボ
穂乃果「あれっ?どうしたの海未ちゃん!」
海未「…もこうも…」
ことり「?」
海未「どうもこうもありませんっ!!普通あそこは!にこが負けて、私のブルークリムゾンの大勝利で終わるところではないのですか!?」
にこ(うわ、メンドくさっ!)
海未「せっかく、せっかく昨日徹夜した塗ったんですよ…頑張ったんですよ!?校則違反を犯しても持ってきたんですよ!?なのに、なのにぃ…!」
穂乃果「ほ、ほら海未ちゃん!明日があるさっ!!」
海未「もう良いです…ここで腹を切ります…」スッ…
凛「何で刀持ってるにゃ!!」
花陽「だ、誰か助けて~~~!」
ことり「良いですか!?海未ちゃん!切腹なんて今の時代はやりません!そもそもここはおもちゃ屋さんで、そんな事をする場所じゃありません!」
海未「は、はい…で、ですが、腹を切ると言ったからには…」スッ
ことり「い・け・ま・せ・ん!!」
海未「………は、はい…」
凛「完全に立場が違うにゃ…」
花陽「こ、ことりちゃん、怒ってる…?」
真姫「ことりはまさにストッパーって感じね」
希「仲が良くて結構やん♪」
にこ「んで?どーすんのよ、海未もバトルしたいでしょ?」
希「んー、でもうちはデスティニーの修理せなアカンし」
にこ「あたしもよ、塗装が…塗装がぁ…!」
海未「うぅ…ほ、他の皆は!?」
穂乃果「いやー…カスタム機と戦うのは…ねぇ?」
真姫「同感、流石にそれと戦ったらゴトラタンが壊れちゃいそうだもの」
海未「な、何故こうも私はバトルできないのですか!日本男児ならば戦うべきです!」
ことり「私達も海未ちゃんも男児じゃないよね…」
ラルさん「話は聞かせてもらったぁ!!」バァン!
海未「ラ、ラル大尉!」
ラルさん「ふふふ…どうやら練習相手が居ない様だな、せっかく機体も塗り替えたのに、これでは海未くんが報われん」
海未「どうにかなりませんか、大尉!」
ラルさん「では、このラルが直々に相手をしよう!」
海未「ほ…本当ですか大尉!?」
ラルさん「ああ!男に二言はない!」
穂乃果「何で海未ちゃんはラルさんのこと大尉って呼んでるの…?」
海未「いけませんか?」ギロリ
穂乃果「う、ううん!好きに呼んでいいと思うよっ!」
にこ「…そういえば、さっきのちょっと違うって?」
希「それはまた後にせん?ちょっと海未ちゃんとラルおじさんの対決面白そうやし♪」
にこ「…ま、別に良いけどね」
ラルさん「ん?おお!希くんも居たのか」
希「やっほーラルおじさん、うちも今日からこの子達も仲間入りって事です」
ラルさん「はっはっは!希くんなら、彼女達の頼もしい味方になるだろう!」
凛「希ちゃん、ラルさんと知り合いなのかにゃ?」
希「あー、うち両親の都合で転校ばっかしてて、行く先々でこの人と会って、ガンプラバトル始めたんよ、まさかまた会うとは思わんかったけどね」
ラルさん「しかし…ガンプラは全く変わっていないな、君はずいぶんと…」ジロジロ
希「…訴えてもええんですか」
ラルさん「いや!他意は無いぞ、私に他意は無いんだ」
海未「さぁ大尉!!始めましょう!!」
ことり「やる気まんまんだよ海未ちゃん…」
フルアーマーユニコーンガンダムがいい
>>107
善処します、ちょろっと出すくらいはするかもしれません
ラルさん「では、私の使用ガンプラはこれだぁ!」
海未「………グフ、ですか?」
希「あれ?R-35とちゃうんですか?」
ラルさん「流石にアレを使ってはいかんだろう、何せ私の最高傑作だからね」
にこ(地味に自慢するわね、このおっさん)
希「…ま、グフ系使ったらラルおじさんは容赦無いから気ぃ付けなあかんよ、海未ちゃん?」
海未「元より承知の上です、では…!いざ、尋常に勝負です!」
ラルさん「望むところだ!相手が高校生でも容赦せんぞ!」
ラルさん「青き巨星の力、見せてあげよう!行くぞっ!」
海未「園田海未…アストレイ・ブルークリムゾン!行きます!」
ーバトルスタートー
海未「…砂漠地帯ですか…足を砂に取られない様にしなければ」
穂乃果「ねぇことりちゃん、グフってどういう機体なの?」
ことり「えーっと…確か、陸戦用の接近戦向きの機体、だったかな?」
真姫「さっきちょっと見てきたけど、ヒートサーベルとかロッドとか…面倒そうな武器があったわ」
花陽「真っ向から斬り合えば海未ちゃんも行けそうですけど…」
にこ「あのおっさん、実力は伊達じゃ無さそうだしね」
ラルさん「ふふふ…このグフの恐ろしさ、身をもって味わってもらおう!」
ラルさん「そらそらぁ!!」ダダダダッ…!
海未「バルカンですか…!その程度ならば!」キンキンッ!
穂乃果「おおっ!流石海未ちゃん!」
真姫「…あれ、ホントに初心者かしら」
海未「今度はこちらの番です!虎徹!私に力を!」ブゥンッ!
ラルさん「甘いぞ海未くん!」
海未「っ…流石に正面からは受け止められますね」
ラルさん「私とてイイ年したおっさんだ、何よりも青き巨星だ、負けてしまったら…示しがつかんだろう!!」
にこ「結局自分の名誉じゃないのそれ!?」
海未「面白いですね…ですが私は負けません!」
ヒートサーベルとタイガー・ピアスの斬り合いにより、乾いた鉄がぶつかり合う音が響く、段々と海未が技量差で押され始め…
海未「…刀が二本あれば、手数は倍です!!」スッ…キィン!
ラルさん「ぬぅっ!とうとう二本の刀を…!」
海未「ラル大尉!私の本気を…受けてもらいます!」
ラルさん「何!?」
穂乃果「本気…?」
凛「なんか凄そうにゃー!」
海未「では…参ります!はっ!!」シュッ…!
ラルさん「くっ、タイガー・ピアスを投げてきたか…だが!」カキンッ!
海未「そこですっ!」
ラルさん「!懐に…!?」
海未「はああああああああっ!!」ザンッ!
ラルさん「こ、この私に一太刀浴びせるとは…!だが、っ!?き、機体が動かん!」
海未「…菊一文字で斬り抜けた瞬間、電流を流し、動きを止めさせてもらいました、そして………」カチッ…
ラルさん「刀を納めた…?ん?ぬおおおおおおおおおっ!?」ドォォォォンッ…!
穂乃果「え!?何で!?何で今グフが爆発したの!?」
海未「…相手の機体に刀をある程度斬り込ませ、電流を流し…一気に電気系統を破壊し爆発させる…これが私の、”青い一閃です!!」
ラルさん「ふ、ふふふ…青い一閃か、見事だったよ、海未くん…」
なんとなくだけど、真姫にはオオトリ装備のストライクルージュを使って欲しい。(サブガンプラでも良いから)
>>115
HDリマスターのカガリの機体でしたっけ、とりあえず出せるよう頑張らせていただきます
『…………』
希「R-35やったらラルさんの勝ちやったと思うんやけどなぁ」
海未「…ありがとうございました、大尉」
ラルさん「うむ、私もいい経験になった、海未くんは武術か何かを?」
海未「はい、弓道を…」
ラルさん「その割にはタクティカルアームズは使わなかった様に見えたが?」
海未「……まぁ、刀の方が性に合っていると言いますか…」
穂乃果「とにかく!海未ちゃんのガンプラの凄さも見れたし、今日はこれでおしまいにする?」
ことり「そうだね、ちょっと外も暗くなってきたし」
にこ「ちょっと待ちなさいよ、まだあの話聞いてないじゃない?」
希「あ~…そうやったそうやった」
海未「それで、生徒会長の噂が少し違うとは?」
希「ほら、昔はガンプラバトルやってたって話、あれはちょっと違うんや」
にこ「ださら何がよ?勿体ぶらないで教えなさいよー」
希「…今もやっとるし」
穂乃果「えぇっ!?そうなの!?」
花陽「な、なんか絢瀬さんって、そういうの絶対にやらないイメージが…」
希「まー、一時期はやめとったらしいけど、音ノ木坂に入ってからまた密かに始めたらしいで」
真姫「…まぁとにかく、生徒会長を私達の仲間に引きいれれば九人になるわね」
凛「うんうんっ!きっとあの人も強いにゃ!希ちゃんがこんなに強いんだもん!」
希「せやなぁ、えりちの実力はラルおじさんの折り紙付きや」
ことり「そうなんですか?」
ラルさん「ああ、彼女は非常に強い、希くんと同格かそれ以上だ」
穂乃果「そ、そんなに!?凄いなぁ…」
にこ「関係無いわよ、希はあたしが倒してるんだから、今度もあたしのS91がぶったおしてやるわ!」
真姫「はいはい、調子に乗らないの」
希「せやなぁ、それにうちも六戦目やったし」
凛「よく考えればにこちゃんが勝てたのは当然かも…」
希「海未ちゃんが相手やったら絶対負けてたわ」
海未「もし初戦であったら私は確実に負けていましたけどね…」
希「ま、そんな話は置いといて、問題はえりちをどうやって引き込むか、や」
花陽「ふ、普通に誘えばいいんじゃあ…?」
にこ「どうかしらね、あの子ずいぶんと堅物って感じがするし、あたし達が頼んでもごめんなさいって言われそうじゃない?」
真姫「一番良いのは希とにこちゃんよね、同じ学年だし」
希「うーん、どうやろ?えりちはガチ勢やから…」
穂乃果「ガチ勢?」
希「ガチ勢っていうのは、ラルさんみたいなのを言うんや、ガンプラバトルを本気でやってたり、ね」
穂乃果「海未ちゃんの弓道みたいな?」
ことり「そうだね、多分そういう認識で合ってるんじゃないかな?」
海未「…ガチ勢という言い方は少々嫌ですが」
凛「でもどうしてガチ勢だって知ってるの?」
希「いやなー、生徒会でちらっと鞄あさったら秋葉原大会のお知らせに、超ハイスペックそうなガンプラに道具が入ってたんよ」
にこ「あんたそれ最初に言いなさいよ…」
ラルさん「ガンプラはファルシアだったかい?」
希「んー、ちょっと違った気がします、ファルシアっぽいんやけど…」
花陽「も、もしかして…これですか?」
真姫「フォーンファルシア…後継機ね?」
希「それやそれ!花陽ちゃん流石やーん♪」ナデナデ
花陽「あ、ありがとうございます…!」
穂乃果「へ~、フォーンファルシアかぁ…」
にこ「え~っ!こんな可愛いガンプラ使ってるの!?なんかステッキとか持ってていかにもにこ向きじゃない!」
真姫「MSっていうか…その、魔法少女みたいよね、それ」
海未「確かに…これは少しバトル向きには見えませんが」
ラルさん「いや、フォーンファルシアは思った以上に戦闘能力を備えている、侮ってはいかんぞ」
にこ「しかも強いなんてもうにこの専用機じゃないのぉ~!」
真姫「…あれ何とかできない?」
希「ごめん、パスや」
ことり「そ、そろそろ暗くなってきたし、今日はこれで解散にしない?皆バトルしたし、もう一人のメンバーのアテもできたわけだし」
希「せやね、えりちにはうちから放課後残るよう言っとくわ」
凛「じゃあまた明日の放課後だねっ!」
花陽「何も無ければ良いんですけど…」
海未「どうでしょうね、どう見ても堅い雰囲気が漂っていますし、そう簡単には………って、何故私を見るのですか?」
穂乃果「いやー…海未ちゃんもどうかと言えば堅いような………」
海未「…………そ、それとこれとは話が別です!」
ラルさん「まぁまぁ、あまり遅くなってもいけない、早くお家に帰りたまえ」
穂乃果「はーい!」
ー翌日・放課後ー
絵里「…で、これはどういう事かしら、希?」
希「んー、だから言うたやん?うちらはガンプラバトルで廃校を救う為に、全国大会に挑む…その為にはまずここの大会で優勝せなあかんって」
絵里「私には関係ない事よ、あなた達だけで出れば良いじゃない?」
穂乃果「あ、あのー…絢瀬先輩…」
絵里「何?」ギロリ
穂乃果「っ、そ、その…まだガンプラバトルはやってるんですか?」
絵里「そんな物やってないわ、もう子供じゃないんだから」
にこ「子供大人関係無しに流行ってるわよ、ガンプラバトルは」
絵里「それに私達は受験生よ、よく遊んでられるわね、にこ、希?」
希「遊びとちゃうで」
絵里「………ふぅん」
希「えりちもそう思っとった…いや、今も思ってるんやろ?ガンプラバトルは遊びではない、真剣勝負って…」
絵里「…うるさいわね、希、あなた少しおかしい…「おかしいのはあなたの方でしょう…!」っ…」
海未「絢瀬先輩、あなたはガンプラバトルの腕は確かだと聞いています、その力をどうして私達に貸してくれないのですか、あなたとしても廃校を救えるのなら、やれる事はやっておくべきだと思いますが?」
絵里「………」
海未「答えられないんですか、分かりました…この、軟弱者…!」
絵里「………分かったわ」
『!』
絵里「……勝負よ、真剣勝負…!」
希「…やっとその気になったん?」
絵里「ええ、あなた達…そうね、三人がかりで良いわ、チームワーク、個人の能力、どちらも見極めさせてもらうわ…!」
穂乃果「そうこなくっちゃ!なら、早速お店にゴーだねっ!」
希「…で?チーム分けはどないするん?」
海未「そうですね…ひとまず、各学年一人ずつ入れた方が良いでしょうね、チームワークも見極めたいと言っていましたから、できれば全員違う学年にしたいと思います」
真姫「そうね、私はちょっと違うけど…凛と花陽、二年生の三人なんて特に仲良さそうだもの」
にこ「んじゃ、てきとーに>>125で良いんじゃない?」
一年生
・星空凛(スターゲイザー)
・小泉花陽(ジムスナイパーll)
・西木野真姫(ゴトラタン)
二年生
・高坂穂乃果(ダブルオーガンダム)
☆園田海未(アストレイ・ブルークリムゾン)
・南ことり(ウイングガンダム)
三年生
☆矢澤にこ(ガンダムS91)
☆東條希(デスティニーガンダム(紫塗装))
(☆は機体改造済みキャラ、各学年からお好きなキャラを選んでください)
真姫、海未、にこ
にこ「一年生は真姫ちゃん、二年生は海未、三年生はにこにーで…」
花陽「ちゃっかり自分入れてるよね…?」
にこ「ま、まぁ良いじゃない!ほら!とにかく行くわよ!」
海未「私達は構わないのですが…」
真姫「…あの三人、相当へこんでるんだけど」チラッ
ほのりんのぞ「…」ズーン
ことり「だ、大丈夫だよ皆!きっと次があるから!ねっ?」
にこ「ほらぁ!置いてくわよ!?っていうかもう絵里に置いてかれてんのよ!」
絵里「…悪いけど、あなた達の行くおもちゃ屋さんには行かないわよ?」
穂乃果「え?どういう事ですか?」
希「…えりち、まさか」
絵里「言ったわよね?真剣勝負、ってね」
~バトルバー~
??「いらっしゃいませだ!」
絵里「こんにちは、ハムさん」
ハムさん「おお、絢瀬くんか、今日は友人連れといったところか?」
にこ(金髪イケメン…!顔の傷が凄い痛々しいけど…あれってメイク?)
絵里「友達、って訳じゃありませんけど…バトルを教えてあげようと思って」
ハムさん「見たところ初心者の様だしな、良いだろう、あそこの台を貸しきりにしてあげよう、心行くまで存分に戦うが良い!」
絵里「ありがとうございます、…行くわよ」
希「ありゃ…ハムさんにはずいぶんと親しく接してたのに」
絵里「うるさいわよ希」
真姫「…あの~」
ハムさん「あぁ、何か用かね?」グラスフキフキ
真姫「………グラハム・エーカー…ですか?」
ハムさん「さぁ行きたまえ!既に君のご友人はバトルの用意をしているぞ!」グイグイ
真姫「ヴェェッ…?何よ、もう…まぁ良いか、コスプレくらいこの辺じゃよくありそうだし」
海未「……では、始めましょうか」
ハムさん「では、このグラハムが仕切らせていただこう!」
真姫(何でさっき答えなかったのよ!)
絵里「ルールは簡単、制限時間無しの1対3、私を落とせたらあなた達に協力してあげる、だけど…」
海未「私達が負けたらあなたを二度とガンプラバトルに誘わない……ですね?」
絵里「ええ、物分かりが良いじゃない?じゃ…始めましょう」
海未「では、園田海未、アストレイ・ブルークリムゾン!行かせていただきます!」
真姫「三人がかりで良いって言ったこと、後悔させてあげるわ!西木野真姫、ゴトラタン!行くわよ!」
にこ「にっこにっこにー!あなたのハートににっににっこ「早くしなさいよぉ!」…ちぇっ、ガンダムS91、行くにこっ!」
絵里「絢瀬絵里、フォーンファルシア・ソリテュード、出ます!」
ーバトルスタートー
ステージ:宇宙空間(グリプス2周辺)
海未「真姫は後方支援、にこは私のすぐ後ろから援護射撃をお願いします、私は前に出て囮になりますので」
にこ「オッケー、あんたならそうそう簡単には負けないでしょうしね」
真姫「…どう見たって絵里の機体は上級機体だものね、分かったわ」
絵里「…………さて、誰を撃とうかしらね…まぁ、手始めにあの子を…!」ダァンッ!
にこ「!真姫ちゃん、危ない!!」
デブリに隠れたフォーンファルシアから放たれた狙撃、確実にゴトラタンの頭部を捉えてはいたが、にこのS91がゴトラタンを突き飛ばすことで回避に成功する
真姫「ご、ごめんっ、ありがとう…ていうか、ファルシアの武装にスナイパーライフルなんて無いわよね、何を持たせてるのか分からないし、注意しないと…」
にこ「気を付けなさいよね!…海未、どうするの?場所も分かんないし、かと言って突っ込んだらアイツの思うつぼ…って、何してんの?」
海未「…私は弓の道を歩んで来ています、この距離ならば…っ!」ドシュンッ…!
絵里「!マズいっ…!」ドンッ!
にこ「ええええええええっ!?ち、ちょっと待ちなさいよあんた!何であそこにいるって分かってたの、デブリだって大量にあんのに!」
海未「…ただの勘、です」
絵里「…なかなかやるじゃないの…!」
穂乃果「すごいすごーいっ!海未ちゃんカッコいいー!」
海未「追撃します、また隠れられては面倒です」
にこ・真姫「了解っ!」
ーサラミス級残骸内部ー
絵里「…ここにバズーカを設置、ライフルはこっちに…もう爆弾はセットしたから、あとは私がここで撃てばOK…ふふ、どうなるかしらね…」
海未「…あそこに入っていくのは見えましたが、どうしたものでしょうか…」
にこ「真姫ちゃんのメガビームキャノン使えば一発じゃない?」
真姫「…試しにやってみる?」
海未「では、お願いします」
真姫「オッケー、それじゃ…!」ガコッ
絵里「やっぱりそう来たわね!」
真姫「…え!?」
海未「いつの間にそこまで!真姫っ!」
絵里「落ちなさい!」ダダダダダダッ!
真姫「え、ちょっと、嘘っ!?」ドォォォォォンッ
~真姫機大破~
真姫「…嘘?こんなダメージ今まで受けたこと…!っ、このダメージレベル!?」
にこ「A!?これって…!」
ハムさん「公式大会と同じ設定になっている…!絢瀬くん、そこまでやるのか……!」
にこ「やってくれんじゃないの!あたしの大事な後輩にぃっ!!」
絵里「…大会と同じ?私はBにしてた筈…っ!」
S91とソリテュードの光の剣の鍔迫り合い、お互い一歩も譲らず相手を押し続ける
海未「…そのままでお願いします、私が…撃ち抜きます!」バシュッ!
絵里「甘いのよ!」カチッ
絵里が手元のスイッチで何かを起動させると、海未が放ったTA・アローフォームの弾がどこからか飛来したビームライフルに消される
海未「なっ…!まさか、先程の…戦艦の中から…?くっ!」バシュゥッ!バシュゥッ!
ビームトーチガンをサラミス級に向け撃ち込み、サラミス級は崩壊していき、ライフルやバズーカ等が残骸から飛び出す
その内幾つかの残骸もこちらへと向かってきたため、海未もすぐさま離脱しようとするが…
絵里「…掛かったわね」
にこ「余所見してんじゃないわよっ!」ガァンッ!
海未「あの中に入ってしまってはいけませんね、すぐに離脱…を!?」ドドドドドドッ!!
辺りに散らばった残骸が爆発し、機体が吹き飛ばされていく、絵里が予め設置しておいた爆弾が幾つか海未へと迫っていたのだ
にこ「海未っ!ちっ…!!」
海未「……タクティカル・アームズ損傷、刀は無事のようですね、機体は…68%持っていかれてますか…ですが、まだ動けます!」
真姫「動きなさいって…!何してんのよ、私は…!」
ゴトラタンは九割方システムをやられており、ブルークリムゾンも約七割が既に停止していて多少動くのが精一杯、実質にこ単体になったようなものである
絵里「チームワークがなってないのよ、あなた達は!」
にこ「言ってくれんじゃない!孤独なあんたに言われたくないわよ!」
絵里「ガンプラバトルは遊びじゃない、あなた達みたいなのと一緒にしないで!!」ヒュッ…!
にこ「あっ…!?(ドスッ!!)こ、んのぉ…!遊びでやってんじゃないってのよぉっ!!」ビシュンッ!!
絵里「くっ…!うるさいのよ、あなたはいつも!!」
ソリテュードのライフルから出力されたビームサーベルがコクピットの真横を貫通するが、S91のライフルもソリテュードの右肩を撃ち抜く
にこ「悪かったわね、でもあたしはガンプラアイドル志望なの!うるさいくらいが丁度いいってね!」
真姫「…にこちゃん…」
絵里「減らず口を…!あなた達には分からないでしょう、大切なガンプラをめちゃくちゃにされる気持ちはぁっ!!」
にこ「…えっ…?」
希「………えりち…」
絵里「分かって、たまるもんですかぁっ!!!」
穂乃果「…ガンプラを…」
ことり「…めちゃくちゃに…?」
絵里「そうよ…私は、小さい頃からガンプラバトルが好きだった、だけど…ある時、ある女に、私の大切なガンプラを壊された…!」
凛「も、もしかして…絵里先輩がガンプラバトルを一時期辞めてたって希ちゃんが言ってたのは…」
希「…その時かららしいで、何年も、そのショックでとてもバトルなんか出来なかったって…」
花陽「じゃ、じゃあなんでまた始めたんですか…?」
絵里「…私には目指したい人がいるの…どんなに遠くても、追い付きたい人が…その人に追い付く為に、私は…!今度は遊びじゃない、その人をただただ夢見て、本気のバトルをするのよ!!」
ハムさん「…………」
にこ「…ごたくは良いわ、かかってきなさい、絵里」
絵里「…元よりそのつもりよ…勝負よ、にこ!」
真姫「!動いた…!海未、そっちは!?」ギギギッ…!
海未「…動きましたが、今は手出しできません、それくらいはあなたならば分かるでしょう?」
真姫「…ま、それもそうね………」
にこ「ま…あんたの事だし、そーいうのずっと一人で抱え込んでたんでしょ?多少希に話したくらいはあるのかもしれないけど…」
絵里「…そうね、私は今まで孤独だったわ、誰一人にも理解されず、誰一人とて、私の悲しみを汲み取ってくれなかったもの」
にこ「…今はそんなのどうでも良いわね、海未!ガーベラ寄越しなさい!タイガー・ピアスも!」
海未「は、はい!ですが、機体のサイズに…」
にこ「良いから!」
海未「…どうぞ」ヒュンッ
にこ「サンキュー、ほら、絵里、あんたの分よ」
絵里「…どうする気?」
にこ「決まってんじゃないの、決闘、一騎討ちよ、こういうのは刀が相応しいでしょ?ほらあんたも武器捨てなさいよ」
S91はガーベラストレート以外の全てを捨てている、それを見た絵里もタイガー・ピアスだけを残す
にこ「これ以外は使用禁止よ、良い?」
絵里「私の憧れた人も、刀を握ったのよね、なら…!!」スッ…
にこ「その意気よ、じゃ…本気で行くわよ絵里っ!!」ブンッ!!
絵里「ええ、かかってらっしゃい、にこ!!」キインッ!
戦場に乾いた鉄の音が響く、耳に来る嫌な音は、今はそうは感じなかった
にこ「あんたが今孤独だってんなら!抜け出しゃ良いじゃないっ!」カキンッ!
絵里「どういう…事よっ!」ヒュッ!
にこ「逃げるなって言ってんの!あんた…もしあたし達と一緒にいて、また孤独になったらどうしようとか考えてんでしょ!」
絵里「何を…!」
にこ「このにこにーが気付いてないとでも思った?あんた、たまに二年生の教室見に行ったりしてたじゃない!壁に耳たてて穂乃果達の会話聞いてるあんた…思ってる以上に怖かったわよ!」
絵里「こわっ…!?そんな言い方ないじゃないっ!」
にこ「何だかんだで気になってんの知ってんのよ!つーかあたしと希はとっくに気付いてるわよ!」
凛「そうなの?」
希「せやなー、えりちは嘘得意やないし」
にこ「バレバレ、バーレバレッ!ばぁ~ればれにこっ!ささっ!全部吐いて楽になっちゃいなさい!この、恥ずかしがり屋!」
絵里「っ!?な、何言って…!私は本気なの!あなた達とは…!」
にこ「はん!あたし達だって…!」バッ!
絵里「しまっ…後ろに!?」
にこ「本気でやるにっ、決まってんでしょーがああああああああああっ!!!」ザスッ!!
絵里「ぁ…!」
にこ「………だから、一緒に来なさいよ、バカ会長」
絵里「………………」
絵里機、大破…バトル終了
にこ「………あたし達の勝ちね、絵里、約束は守んなさいよ」
絵里「…ええ、分かってるわ…」
希「えりち、分かったやろ?うちらは遊びなんかでやる気とちゃう、やるからには…徹底的にやるで」
穂乃果「そうだよっ!それくらいの気持ちじゃなきゃ、学校も救えないし、バトルにも勝てないもん!」
真姫「穂乃果はそれくらいの覚悟でも勝てないんじゃないの?」
穂乃果「え、えーっ?そんな事ないよぉ!」
\ワーワーギャーギャー/
絵里「………ふふっ…」
凛「あーっ!絵里先輩笑ったにゃー!」
花陽「初めて…かもしれませんねっ…!」
絵里「………悪かったわ、さっきのにこのおかげで教えられた、ここまでされたら、断る訳にもいかないものね」
穂乃果「…ホントに!?」
絵里「………改めて、絢瀬絵里を…あなた達の仲間に入れてくれないかしら?」
穂乃果「だっ…大歓迎だよ絵里ちゃんっ!」
希(およ?呼び方が…)
絵里(ちゃっかり友達口調になってるわね…ま、良いけど)
ことり「これで大会に三組で出られるね♪」
海未「そうですね、絵里という強力なメンバーも加わりましたし、準備は万全です」
ハムさん「…その件だが、まだ大会には時間があるだろう?」
絵里「ハムさん?」
ハムさん「大会が来るまで、ここの設備は自由に使わせてあげよう、但しここは一応バーでもある、バーの回転時間になったら立ち去ってもらうぞ」
穂乃果「い、良いんですかっ!?」
ハムさん「ああ、君達のバトルを見ていて、私も心が昂った、この気持ち、まさしく愛だ!!」
絵里「…じゃあ、明日からはここで練習ね」
希「せやな、まぁそれより先にせなあかん事はあるで?真姫ちゃんの新しい機体…」
真姫「…胴体以外は完全にぶっ壊れたわ」
絵里「………ご、ごめんなさい…」
……………
カランコロン…
ハムさん「いらっしゃいませ…ああ、ラル大尉!」
ラルさん「…見ましたね?エーカー少佐」
ハムさん「ええ、彼女達には光る物があります、特に、高坂穂乃果という少女…実際の動きを見てはいませんが、彼女は目が違う、確実に磨けば光りますよ、彼女は」
ラルさん「そうですな……だが、他の子達も相当な物です、もしやすると、セイくんレイジくんの様なファイターになれる可能性も…」
ハムさん「…レイジ…あの少年ですか」
ラルさん「うむ、今はもう居ませんが…」
ハムさん「とにかく、しばらく様子を見ましょう、ああそうだ、後日、あのリカルド・フェリーニのバトルイベントがここ秋葉原行われるようですぞ」
ハムさん「…何と!?」
ラルさん「エーカー少佐、ちょうど休日ですし、お店を休んで彼女達と行かれては?」
ハムさん「ええ、そうしましょう、有意義な情報提供に感謝します!」
ラルさん「うむ、ではこれにて失礼させていただきます」
ーside・フェリーニー
フェリーニ「……さぁて、どんな面白い相手がいるかね、ここには………明日も頼むぜ、相棒…!」
このssのフェリーニの機体候補一覧です
相変わらずの駄機体ですが>>140がお選びください
1.ウイングガンダムフェニーチェ・リナーシタ
ガンダムビルドファイターズ本編よりそのままの機体です
2.不死鳥の翼(フェニックス・ウイング)
ウイングガンダムの四肢や武装をフェニックス・ゼロのものに変更、バスターライフルも装備しており実質フェニックス・ゼロにウイングの胴体など使ったのみ
3.ガンダムエアマスター・アサルトバスター
ガンダムエアマスターにV2ガンダムの強化装備、アサルトバスターを装備したもの(そもそも規格があってなかったりはノータッチでお願いします)、図体もかなりゴツくなっているが変形は可能
4.ケルディムガンダム・アサシン
ケルディムの狙撃力と素の運動性能を活かした暗殺用の機体、ミラージュコロイドを搭載しており姿を消して相手に近付き、懐にGNビームダガーを突き刺すのが主な戦法
5.デッドヒートアルトロン
バイオフィードバックシステムを搭載したアルトロンガンダム、フェリーニの気持ちが昂る程ナタクの機体が燃え上がり、ビームトライデントや火炎放射の出力が上昇する、追加兵装にフェイロンフラッグとマスタークロスを装備
これらの五機、もしくは御意見が出たらその機体に致します、よろしくお願いしますorz
1
ー翌日ー
穂乃果「土曜日だよーっ!よーし!バトルバーに行こう!」
海未「ええ、メンバーも揃った事ですし、チーム分け等もしましょうか」
ことり「昨日の海未ちゃん達はなかなか良かったんじゃない?」
にこ「そぉ?即刻退場の真姫ちゃんとか、トラブルだらけだったわよ」
真姫「んなっ…わ、悪かったわね!?」
凛「まーまー、これからもっとバトルして強くなれば良いにゃ!凛達なんてもっと弱いから!」
花陽「そ、そうかもしれないけど凛ちゃん、自分で言うのはなんかこう…」
絵里「そうね…まだ私は穂乃果とことり、凛と花陽、希の実力を見てないし…チーム分けはもう少し後で良いんじゃない?」
希「せやねぇ…って、もう着いたやん(ガチャガチャッ)……開かへん」
ハムさん「あぁ、すまない、今日はバーは休みにしているんだ」
『ハムさん?』
ハムさん「聞いていないのか?あのリカルド・フェリーニがこの秋葉原に来る事を…」
にこぱな「リ、リカルド・フェリーニィィィィィィ!?」
穂乃果「…知ってるんだ、この二人…」
真姫「にこちゃんはガンプラアイドル志望だから知ってるのは分かるけど…どうして花陽が?」
花陽「あ、そ、その~…」
凛「かよちんもアイドルっていうジャンルが結構好きなんだよーっ、で、にこちゃんと趣味が合って話してる内に、ガンプラバトルの有名人も大抵覚えちゃったらしいにゃ」
真姫「へ、へぇ…?」
にこ「フェリーニよ絵里!イタリアの伊達男よぉぉっ!!」
絵里「ええ、とってもハラショーよ…!あのウイングガンダムフェニーチェ・リナーシタが生で見られるなんて!」
海未「絵里まで…」
希「えりちも元々ガンプラバトルが大好きやった訳やし?」
ことり「で…そのフェリーニさんが来るからどうしたんですか?」
ハムさん「ああ、彼との果たし合いを私は心から待ち望んでいたのだ、彼が来日した理由は武者修行らしい、来る者は拒まずでここ秋葉原にて一日中対戦会を開くそうだ」
穂乃果「あれ?ハムさんってガンプラバトルするんですか?」
ハムさん「あぁ、これでもワンマンアーミーと呼ばれたくらいだ」
穂乃果「…わ、わんまんあーみー?」
ハムさん「とにかく君達も行くぞ、いい経験になる筈だ」
フェリーニ「よっしゃ!これで20連勝!さぁどんどん掛かってきな!大人も子供も関係ない、ガンプラバトルを楽しもうぜ!」
男性A「よーし!じゃあ次はおれだ!」
男性B「その次は俺がやる!絶対勝つぜ!」
子供「僕もやるー!」
フェリーニ「そうそうその意気だ!さぁどんどん行くぜ!フェニーチェ!」
穂乃果「…あれがリカルド・フェリーニさんですか?」
ハムさん「ああ、そうだ、見ての通りその操縦センスは圧倒的、ガンプラの制作技術も大した物だ、相手にとって不足はない!」
真姫「…ねぇ海未、あのフェリーニって人とハムさんの声、似てない?」
海未「というかほぼ同じですよね…もしや兄弟?」
ハムさん「偶然声が似ているだけだろう」
凛「ところでハムさんはどんなガンプラを使うにゃ?」
ハムさん「…よくぞ聞いてくれた!私のガンプラは、これだっ!!ブレイヴ・愛修羅!」
海未「愛修羅?阿修羅では無いのですか?」
ハムさん「うむ、私のガンプラへの愛を示す為に、この名前にしたのだ、ブレイヴ指揮官用試験機をベースにし、スサノオの武装を付け、カラーリングは青をメインに黒のラインを入れ…そして赤で愛と背中に書いてあるのが最大の特徴だぁ!!」
ことり「あ、この機体も刀で戦うんですか?」
ハムさん「ああ、無論それだけでは心許ないので、ビームライフルやトライパニッシャーなども装備しているがね…」
穂乃果「でもこれ、すっごく強そうでカッコいいです!フェリーニさんのも凄いけど、こっちもなかなか…!」
ハムさん「ふ…そう言っていただけると、精魂込めて作った甲斐があるというものだ!」
絵里「…良いからハムさん、もっと近くに行きませんか?」
ハムさん「ああ、そうだったな、つい夢中になってしまった………」
ドレイクハウリングは装備してないのかな?
>>145
ブレイヴのGNビームライフルがドレイクハウリングだった様な…省いてビームライフルと書いてしまいました、申し訳ありません
ハムさん「では、彼に果たし合いを申し込んでくる、君達はあまり動くのではないぞ」
穂乃果「はーい」
フェリーニ「お次はどいつだぁ?どんどんかかってきてくれて良いんだぜ?」
ハムさん「ではその闘志!私の愛で応えよう!!」
フェリーニ「……エーカー少佐!?」
にこ「あら?知り合いかしら」
ハムさん「久しいな、フェリーニ」
フェリーニ「まさかあんたが居るとはな、良いぜ、俺も本気で行かせてもらう!」
ハムさん「その意気や良し!ならば!」
フェリーニ「ウイングガンダムフェニーチェ・リナーシタ、リカルド・フェリーニ!行くぜ!」
ハムさん「グラハム・エーカー、ブレイヴ・愛修羅!いざ尋常に、勝負!!」
ステージ:ヘリオポリス
ハムさん「さぁ、私のブレイヴに勝てるかな?伊達男!」
フェリーニ「それこっちの台詞だ!ワンマンアーミー!」
ハムさん「では、まずは斬り合いと参ろう!」
ブレイヴとフェニーチェがお互いの剣を抜き、真正面から斬り合う、どちらも一歩も退かない辺りを見るとガンプラの性能に著しい差は無いようだ
穂乃果「わわわわっ…何あの動き!?ユウキさんぐらい速いよ!?」
海未「肉眼で捉えきれない動きをするとは…」
ことり「………これ、普通に戦ったらそれは負けるね」
ハムさん「せいやぁっ!!」
フェリーニ「ちっ…!」
ブレイヴの機体を捻らせ、回し蹴りをフェニーチェに叩き込み、フェニーチェは後退していく
フェリーニ「流石だぜ…!あんまり時間はかけたくねぇな…」
フェリーニ「じゃ、一発ぶっ放すか!!」
ハムさん「受けてたとう!」
バスターライフルカスタムと高出力モードのドレイクハウリングを構え、お互い最大出力で放出する
フェリーニ「うおおおおおおおっ…!!」
ハムさん「良い威力だ…!だが、これならばどうだっ!!」
ドレイクハウリングを放ちながら、アンテナからビームチャクラムを発射し、左右からフェニーチェへと向かわせる
フェリーニ「そうは行くかよっ!」
咄嗟に両肩に内蔵されたビームマントを出力させ、ビームチャクラムを弾く、この攻防に観客も大盛り上がりを見せる
凛「すごいにゃーあの二人…!」
真姫「ええ、あんな角まで武器になってるなんて…」
花陽「あ、あのマントも凄い発想だよね、肩から出るなんて…」
ハム・フェリーニ「「その言葉、ありがたく受け取らせてもらう!!」」
真姫「…ね、ねぇ、やっぱりあの二人の声、おんなじじゃない?一回調べてみたいわ………」
凛「真姫ちゃん気にしすぎにゃー、声が似てる人なんて何人もいるにゃ」
真姫「え、えぇ…」
フェリーニ「さて、お嬢ちゃん達の応援も来た事だし、こりゃ負けられないな…!」
ハムさん「相変わらずの女好きか、そんな不純な気持ちで果たして勝てるかな!?」
フェリーニ「全力で行かせてもらうぜっ!エーカー少佐!!」
ハムさん「来い!トランザムッ!!」パアァァァァッ…
フェリーニ「ビームマントはこういう使い方も出来るっ!でええええいっ!!」ブンッ!
ハムさん「むっ…!くっ!」ガキィッ!
にこ「でえええええたああああああああああっ!!世界大会でスタービルドストライク対ウイングガンダムフェニーチェでやった、腕にマントを纏わせて相手をぶん殴るぅっ!」
絵里「…ほ、ホントはこの子、こういう熱い方が性に合ってるんじゃあ…」
希「アイドルとはちょっと遠いなぁ」
にこ「何よー!こういうのに燃えない方がおかしいのよっ!あぁ~フェリーニ最高っ!」
ハムさん「ずいぶんと熱心なファンがいる様だぞ…!?」グググッ…
フェリーニ「あと2、3年早く生まれてりゃあ最高なんだが…なっ!」ガンッ!
ハムさん「ぐうっ!?」
その後、一進一退の攻防が10分続き……
お互い片腕を失い、ビームサーベルしか残っていない状態で向き合っていた
ハムさん「…トランザムももう使えんか…ならば、最後はやはりこれだ!」
フェリーニ「良いぜ、一本勝負、相手に一発叩き込んだら勝ち、ってな」
ハムさん「いざ…参る!!」ダッ
フェリーニ「うおおおおおおおおおっ!!」
フェニーチェのビームサーベルが先に突き出され、これは勝ったと殆どの観客が思う、が…
絵里「…あれなら行けるわね」
穂乃果「えっ?…あぁーっ!?」
穂乃果達が気付いた時には、ブレイヴが背後からフェニーチェの首にビームサーベルを突き立てていたのであった
穂乃果「ど、どうやって!?」
ハムさん「………ビームサーベルが突き出された瞬間、私は攻撃など考えてはいなかった、当たる寸前で変形し、機体サイズを小さくしその剣をかわし、背後に回り込んだという訳だ」
フェリーニ「クッソ…最後の詰めが甘かったって訳か」
ハムさん「だが、良い勝負であった、いつかまた手合わせ願いたい」
フェリーニ「こちらこそ、あのエーカー少佐とやりあえるなんてそうそう無いからな、また挑戦させてもらうぜ」
ハムさん「ああ、頼みがあるのだが…彼女達に少し指導を…」
フェリーニ「………あの九人かい?………よし、引き受けた!(めちゃくちゃ可愛い子揃いじゃないか!これは少し年下だが、上手くいけば…!)」
希(鼻の下のばしてんなぁ…)
真姫(何考えてるか丸わかりよね、アレ)
にこ(あ~~~~!フェリーニカッコいいいいいいいい!!)
絵里「あの、ハムさん?」
ハムさん「すまない、絢瀬くん、私は少し野暮用があってな、今日はこの伊達男に教えてもらってくれ、ではさらば!」スタスタ
絵里「ぁ…行っちゃった…………」
フェリーニ「と、いう訳だ、今日は俺が特別指導をしてやるが…って、どうしたブロンドのお嬢ちゃん!?」
絵里「い、今までずっと面倒見てくれてたのに…まさか、嫌われた…?」グスッ
穂乃果「だっ、大丈夫だよ絵里ちゃん!今日だけだから!それにイタリア代表に見てもらえるんだよ?」
希「まぁ、確かにえりちとは少し合わないかもしれんなぁ」
フェリーニ「…何かすまん、とにかく、任された以上俺はやるぜ、あと少し待っててくれ、あっちの件をお開きにしてくる」
凛「そういうば向こう放っておきっぱなしだったねー」
花陽「すごい人…って、フェリーニさんが無理矢理連れてかれた!?」
真姫「え、ちょっとどうすんのよ!?あれまたバトル始めるでしょ!」
海未「仕方ありません、私が行ってきます」
そして待つこと30分………
フェリーニ・海未「ふぅ………」ゲッソリ
穂乃果「いやー、大変だったね、海未ちゃんが大ブーイング受けてフェリーニさんとのタッグマッチやらされるなんて」
海未「大変どころではありません!何故私があんな人前で…!」
絵里「その割にはなかなか楽しんでたじゃない、海未」
海未「バトルは楽しい物ですが、流石に15連戦は疲れます!フェリーニさんがサポートしてくれたから助かりましたが…」
フェリーニ「俺もまさかあんなに来るとは思わなかった…悪かったよ」
海未「ですが、これで改めてフェリーニさんの実力を知る事ができました」
フェリーニ「そうかい、で?俺の評価はどうなんだい?」
海未「…ユウキさんに少し劣っていますが、その実力が世界の強豪達と戦った物だという事はよく分かりました、私達を指導するのには最高の人材、というところでしょうか?」
フェリーニ「…なぁ、俺海未ちゃんに下に見られてないか…?」
凛「き、気のせいだにゃー!」
フェリーニ「…ま、まぁ、改めてよろしく頼む、まずお名前とガンプラを聞かせてもらえるか?海未ちゃんと絵理ちゃんは認識してるんだが…」
にこ「はいはーいっ!あなたのハートににっこにっこにー♪笑顔届ける矢澤にこにこーっ♪」
フェリーニ「………と、とりあえず、その辺の店に行くか、練習するにも場所は確保しなきゃ…」
にこ「ちょっと!!無視!?」
フェリーニ「…まぁ、予想はしてたが…」
「キャー!フェリーニよー!」「やっぱりこのお店に来てくれたのねー!」「あぁ…伊達男素敵…♪」「や・ら・な・い・か」
穂乃果「ど、どうするんですか?フェリーニさん」
フェリーニ「…仕方ねぇな、何にしたってここでやるしかないだろ、ちょっと待ってな」
『…?』
5分後
フェリーニ「とりあえず俺の落とし文句とサインで黙らせて来た、もう心配いらないぜ?」
九人(さ、流石有名人…!)
フェリーニ「ま、移動中に話も聞いたし…まずは真姫ちゃんの次のガンプラを考えないとな、あと皆のサブガンプラもだ」
穂乃果「サブ?」
フェリーニ「今真姫ちゃんはゴトラタンをボロボロにされてすぐに修理は難しい状態だ、そういう時の為に二機目や三機目は用意しておくもんだ」
にこ「そうねー、あたしもS91を何度も塗り直してたら心が折れるわ…」
ことり「確かに、たまには違うガンプラを使うのも良いかもね♪」
フェリーニ「そういう事だ、と、いう訳で…まずは穂乃果ちゃんだな、ダブルオーだけじゃいまいち格闘センス以外身に付かないし、万能か射撃ってトコか?>>157で行こう」
穂乃果「えーっ、私はダブルオーだけでも…あ、いや、ごめんなさい」
海未「私のガンプラは…レッドフレーム改で事足りてるのですが」
フェリーニ「そうだな…レッドフレーム改は色々揃ってる全部盛り機体、という事は一点特化の機体なんかを練習すると良いな、>>158だ」
ことり「じゃあ私はどうですか?」
フェリーニ「ウイングガンダムは変形機構や弾は少ないが最強クラスのバスターライフルがウリだからな…その手の機体とは別に豊富な武装を持つ機体かな、よし、>>159だ!」
二年生のサブガンプラ募集です、出来るだけフェリーニの条件に合わせてくださるとありがたいです
あと考え無しでやってしまったせいで種機が多いので比較的種以外でお願いします
Z
アヘッド・サキガケ
ガンダムヘビーアームズカスタム
フェリーニ「こんなトコだな、気に入らなかったら言ってくれ」
穂乃果「カッコい~…!変形、ライフル、ミサイル、高威力武装!Zガンダム最高~っ!」ホッペスリスリ
海未「マ、マスラオ…!この様な機体が存在したとは…これをメインにしても良いかもしれません…」
ことり「へぇ~…ウイングとおんなじ作品な感じするなぁ、あとちょっと可愛いかも♪」
フェリーニ「気に入ってくれたみたいで何よりだ、次は…三年生の子達にするか」
にこ「とーぜんっ!にこは可愛い機体よね!?」
希「うちはスピリチュアルなら何でもOKやで」
絵里「非ガンダム志望です!」
フェリーニ「全員謎の拘りだな…分かった、可愛い機体…SD辺りか?>>162だ、スピリチュアルっていうと変わった機体…>>163が良いな、非ガンダムタイプって言っても色々あるだろ………出来ればエースに与えられた機体なんかが良いか、ファルシアが愛機なわけだし、まぁ>>164で行くか」
ヘビーアームズカスタムはEW版の黒いヤツで良いんでしょうか…まぁ三年生の機体募集です、よろしくお願いしますorz
雷鳴頑駄無
呂布
希ならユニコーンガンダム
絵里ならジェスタ
ガンダムローズ
にこ「いやっほぉぉぉぉ!フェリーニが選んでくれたガンプラ!あのリカルド・フェリーニが!ちょっと可愛いよりカッコいい寄りな気がするけどこれはこれでアリね!」
希「なんや、西洋の騎士様みたいやね?するとうちはお姫様かなんか…?なんちって」
絵里「シンプルに収まっているけどこの凝った機体デザイン…!よし、まずは金色に塗る事から始めましょう!」キュキュッ
フェリーニ「…で、問題はこっちか」
真姫「私の場合メインから考え直さないといけないんだけど…」
フェリーニ「ふーむ………前はゴトラタンだったんだよな、まぁメインは>>169、サブが>>170で良いな」
凛「フェリーニさんフェリーニさん、凛は?凛はっ?」
花陽「や、やっぱり…私はあんまり前に出ない機体が…」
フェリーニ「…スターゲイザーにジムスナイパーねぇ…とりあえず凛ちゃんはクセの無い機体だな、>>171にするか、花陽ちゃんは…前衛機の練習もしなきゃいけないだろ?>>172で行くとするか」
ケルディムガンダム サーガ
クランシェカスタム
ビギナギナ
ジム・ストライカー
真姫「…なんかこう…私の機体って後衛機以外考えられないの…?こっちのクランシェっていうのもあんまり前で戦うタイプじゃない様な…」
凛「お、お姫様みたいなシルエットしてないかにゃ?この機体…?凛には似合わないよぉ…」
花陽「またジムなんですねでもその方が勝手が分かってて良いかも、でも…完璧に前衛機体じゃないですかっ!」
フェリーニ「そ、そうか…?似合ってると思うんだが…」
希「そうは言ってるけど、真姫ちゃんと凛ちゃんは一目見た時結構嬉しそうな顔しとったで?花陽ちゃんは…なんというか、獣の様な…」
花陽「何でですか!?」
絵里「とにかく、これで皆ガンプラは揃ったわね、そろそろ本格的な練習にしませんか?」
フェリーニ「そうだな…ひとまず、君らは大会に出たいんだろ?で、その大会はチーム制と来た…丁度九人居るしな」
海未「ええ、3チームに分けられますね」
フェリーニ「ふーむ…ま、学年は気にしなくても良いだろ、二年生が被ったりしても大丈夫だな?」
穂乃果「はいっ!海未ちゃんやことりちゃんは大歓迎です!」
フェリーニ「ま、てきとうにクジ引きで決めるか」
チーム分けです、三人ずつ選んでください、学年が被っても大丈夫です、大会で使うガンプラはどちらが良いか等も書いてくださって構いません
>>174
>>175
>>176でお願いします
海未・希・凛
真姫、穂乃果、絵里
じゃあ残ったにこ、ことり、花陽か。
にこは雷鳴、ことりはウイングガンダム、花陽はビギナギナで。
海未「見事に学年は分かれましたね」
希「まー、海未ちゃんと穂乃果ちゃんが一緒だったりしたらもう一人が可哀想やし」
凛「海未ちゃんと穂乃果ちゃんは特に仲良しだもんねー」
海未「どっ、どういう意味ですか!?」
絵里「まぁ妥当よね、穂乃果と真姫は少し頼りないもの」
穂乃果「ええっ!穂乃果はユウキさんに一発当ててるんだよーっ!真姫ちゃんは…うん」
真姫「な、何よーっ!私だって…えっと、その……」
にこ「…真姫ちゃんって活躍どころか絵里に初めての機体ボロクソにされてたわよね」
真姫「イワナイデ!」
ことり「それを言ったらこっちもちょっとだけ頼りないかな~…?」
花陽「で、でも、にこちゃんは曲がりなりにも三年生二人に勝ってますし…!」
にこ「曲がりなりにもって何よ!?」
フェリーニ「あ~…そろそろ練習を始めたいんだが…」
にこ・真姫「ちょっと待ってなさいよ!」
フェリーニ「あ、なんかすみません」
ー10分後ー
にこ「こーなったらバトルで決めようじゃない!今決めた三人組よ!」カオマッカ
真姫「良いわ!受けて立とうじゃない!」カオマッカ
穂乃果「…二人とも顔が真っ赤だねー…」
ことり「最後はほっぺの引っ張りっこだったもんね」
海未「…あのぉ、私達は参加しなくても…」
にこ・真姫「するに決まってるでしょ!?」
希「うちらとばっちりやん!」
凛「凛達悪いことしてないのにー!」
フェリーニ「じゃあ、仕切りは俺がやる、ルールは3対3対3の3チームバトル、最後まで生き残った者のチームが勝ちだ、良いな?」
絵里「ええ、分かりました、さぁ穂乃果!真姫!作戦会議よ!」
穂乃果・真姫「はい!!」
海未「…では、こちらも作戦を立てましょうか、私のガンプラは先程受け取ったマスラオでよろしいですか?」
希「じゃあ凛ちゃんもビギナ・ギナ使ったらどう?うちがデスティニーで援護したるから」
凛「ええっ…?ま、まぁ、希ちゃんがそう言うなら…」
海未「決まりですね、アシストは任せます、希」
にこ「…気合いは真姫ちゃん達が一番、チームワークだったら海未達ね、だったらうちは…」
ことり「うちは?まさかコソコソ隠れたりしないよね…」
にこ「逃げる!!」
花陽「やっぱり!?」
絵里「私は気になるからシナンジュ・スタインで行くわ、二人は?」
真姫「どうやったって私は新規機体になっちゃうわよ、とりあえず無難にケルディムサーガを使わせてもらうけど…」
穂乃果「え~っ!?じゃあ穂乃果は新しいのは駄目ってこと!?」
絵里「…この際全員新規で行きましょうか?」
真姫「本気?エリー」
絵里「…知らない武装でめちゃくちゃに戦う穂乃果、確実に戦力になるわよ?」ニヤリ
真姫「!!さ、流石…!」
絵里「賢い可愛いエリーチカは伊達じゃないのよ!」ドヤチカァ
穂乃果「めちゃくちゃって…よーし!でもそういう事なら私も頑張るよっ!」
にこ「ことり、あんたウイングで出てくれない?」
ことり「え?別に良いけど、どうして?」
にこ「もうこの際隠れるのも厳しいし…全員で突撃しましょ」
花陽「え、ええっ!?本気なのにこちゃん!?」
にこ「当たり前よ!雷鳴にウイングにジムストライカー、ぶっちゃけこれで接近戦に持ち込めれば負ける気がしないもの」
ことり「それはちょっと無理が…「文句あるの?」…ありません」
にこ「よーし!アイツらに一泡吹かせるわよ!」
絵里「望むところよにこ!あの時の仕返しはここでしてあげるわ!」
希「…やっぱうちら要らないんとちゃう?」
海未「…やるだけやりましょう」ハァ
フェリーニ「じゃ、全員準備は良いな?」
『はい!!』
フェリーニ「じゃ…バトルスタートだ!」
穂乃果「Zガンダム、高坂穂乃果!行きます!」
真姫「ケルディムサーガ、西木野真姫、行くわよ!」
絵里「絢瀬絵里、シナンジュ・スタイン!出ます!」
海未「園田海未、マスラオ!いざ…!」
凛「星空凛、ビギナ・ギナ!いっくにゃー!」
希「東條希、デスティニーガンダム、行くで!」
ことり「南ことり、ウイングガンダム!行きます!」
花陽「こ、小泉花陽、ジム・ストライカー…行きます…!」
にこ「にっにっこにー♪あなたのハートにビリっとにこっ♪雷鳴頑駄無、矢澤にこ、行くにこっ!」
フェリーニ「一人だけ長いっ!!」
ーステージ:ジャブロー基地ー
穂乃果「え~っ…なんかステージ広いなぁ…」
絵里「…これは時間がかかりそうね、真姫、穂乃果、焦らないでね?」
真姫「分かってるわよ、にこちゃんに一泡吹かせたいけど、やられたら無理だもの」
希「さて、と…どうする?うちが先行してきても構わへんよ?」
海未「…いえ、こちらから仕掛けましょう」
凛「えーっ!?本気、海未ちゃん!?」
海未「ええ、何時までもじっとしていても仕方ありません、挟み撃ちになるかどうかだけが問題ですが…とにかく行きますよ!」
にこ「ったく…早速面倒なトコになったわね、どうする?」
ことり「ここだとあんまり変形もできないし、ちょっと厳しいかな…」
花陽「く、暗いし歩きづらい…」
にこ「…はぁ、んじゃ、あたしがちょっと行ってくるわ、雷鳴はちっこいからあんな道も通れるもの」
ことり「!小さな通路が…」
にこ「そーいうこと、上手く行けばあそこからどっかに出て、他のチームを奇襲出来るわ、じゃ、行ってくるわ」
フェリーニ「…悪くはない判断を全員下してるな、問題は………穂乃果ちゃんのチームが完全に挟み撃ちの位置なんだよな…」
海未「…誰も居ませんね」
希「この辺は外へ続く通路みたいやね?」
海未「ここを確保しておくのもひとつの手ですが…他にも出口はある様ですし、あまり効果的ではありませんね」
凛「じゃあやっぱり攻め込むの?」
海未「愚問です!」
希「…穂乃果ちゃんとそっくりなトコあるやん」
穂乃果「………う~~~っ!ひーまー!」
絵里「静かにしなさい、そろそろ誰か来ると思うわ」
真姫「いい、穂乃果?誰か来たらあんたがまず突っ込むのよ、フォローは絵里、援護は私がするから」
穂乃果「大丈夫!Zもできるって言ってるもん!」
絵里「…そう言われると不安よね」
にこ「………ふふん、あたしがここに居るのに気付いてないわね?なら、ここから狙い撃ちに…って、アレ?アレ?………展開出来ない…!」ガビーン
ことり「うーん、あっちかなぁ?」テクテク
花陽「あんまり動き回ったら危ないよ、ことりちゃん…って、アレ…!」
ことり「!穂乃果ちゃん達…」
海未「…良いですか?希が一撃撃ち込んだら、すぐに私達が飛び込む…まず狙うは真姫です」
凛・希「オッケー!」
絵里「………そろそろ始まるわね…!」
希「…こっち見とるな、えりち…まぁ任されたからにはしっかりやらせてもらうで、まずは…これでっ!!」バシュゥゥゥッ!
絵里「来た!真姫は私の後ろで援護、穂乃果は前に出て!私は周囲の敵機に気を配るから!」
穂乃果「オッケー!今のビームは希ちゃんのだから…あの時のお返ししてあげるんだから!」
真姫「えっと…GNアサルトカービン、これなら…!」
全員長距離砲撃は回避し、各々行動に移る、穂乃果のZはすぐに距離を詰めようと、デスティニーにライフルで牽制しながら近付いていく
穂乃果「希ちゃん、覚悟ーっ!!」
希「めちゃくちゃな撃ち方やな…その分読めなくてかわすのに苦労してるうちがいるんやけど…!」
絵里「…希だけが来た訳じゃないわよね、あとの二人は…?」
真姫「…あそこっ!」ダァンッ!
凛「うにゃっ!?」
海未「しまった…!くっ!」
絵里「海未に凛!なるほど、希は囮ね!」
海未「そういう事です…!お互い新しいガンプラならば…!はっ!」
絵里「甘いわね…生徒会長をなめたら駄目よ、海未!」
凛「じゃあ凛は真姫ちゃんをやるにゃーっ!って、あれ?居ない!?」キョロキョロ
真姫「…絵里なら二対一でも行けそうね、私は穂乃果の援護に行かせてもらうわ…!」タタタ…
穂乃果「えーいっ!!」ブンッ
希「穂乃果ちゃん、踏み込みはええんやけどねっ!」ヒョイッ
穂乃果「うっ…またかわされちゃった!?」
希「ごめんな、うちもてきとーにやって負けるのは嫌やからね、決めさせて…っ!?」ガガガガッ!
穂乃果「!あの攻撃…」
真姫「…案の定やられてたわね、でも、二対一なら簡単には負けないわ、行ける?穂乃果!」
穂乃果「大丈夫っ!よーし!今度こそ希ちゃんにお返ししてあげる!」
希「あちゃぁ…ちょーっと厳しいかな?」
絵里「ちょっと、真姫!?まったく、どこに行ったのよ…!」
海未「何を呟いているのです!」シュッ!
絵里「っ…!はっ!!」キィンッ、ガッ!
マスラオとビギナ・ギナに挟まれつつも、二機の攻撃を軽くさばく絵里、どうやら自分一人に任されたらしいことに気付き、何だか頼られている気分になっている様だ
絵里「…よく考えたらあの子達は希のデスティニーと戦ってるのよね、なら私もここをさっさと片付けないと…「そうは行くかーーーーーーーっ!!」えっ!?まさか…!」
にこ「あたし達のこと忘れてんじゃないわよ絵里ぃっ!!」ピョンッ、ブンッ!
絵里「雷鳴…!いつの間に!?」
にこ「あんた達、一旦共闘よ!先に絵里を潰せば楽なのは分かってるでしょ!」
海未「…分かりました、凛、良いですね?」
凛「了解にゃー!」
絵里「…私もちょっと厳しいかもね…さっさと戻って来てくれる事を祈りましょうか…!」
穂乃果「そこぉーっ!!」
希「わわっ、と…!?穂乃果ちゃんすごいなぁ!なーんにも分かってないのに武装をどんどん撃ってきて…!」
穂乃果「習うより慣れろ!ってヤツだよ!」
真姫「…エリーの予想通りね、ナイスよ穂乃果…!」バシュッ!
希「っ、と…!真姫ちゃんの狙撃もあるし、ここは一旦退くべき…っ!?」
穂乃果「うぉぉぉぉぉーーーーっ!!」
希「いつの間に変形っ…!?あぐっ!」ガキィンッ!
穂乃果「真姫ちゃーーーんっ!!」
真姫「OK!希…あの時のお返しよっ!」ダァンッ!
希「くっ…!?でもこれだと穂乃果ちゃんも…!」
穂乃果「今っ!とぅっ!」ガコンッ!
希「!バックパックを外して…!」ドシュゥッ…
希機、コクピットを貫かれ戦闘不能
希「うわぁ~…アカン、ごめんなぁ二人とも!」
穂乃果「やった!まずは希ちゃん撃破!」
真姫「…さ、エリーの方に…っ?ちょっと、これ!」
穂乃果「ほぇ?………ええええええええっ!?え、絵里ちゃん、五機に囲まれてるっ!?」
真姫「早く行くわよ!幾らエリーが強くても五対一は無理よ!」
絵里「う、うーん…流石にキツイわね…」ジジジ…
にこ「悪いわね絵理、あんたさえ倒せば後の二人は大して怖くないんだから、さっさとやらせてもらうわよっ…!」
絵里「…さっきから通信が来ないと思ってたけど、いつの間にかやられてたみたいね…さて、どうしましょうか…!」
穂乃果「ど、どうするの真姫ちゃん!通信繋がらないし、希ちゃんと戦ってる間にかなり離れちゃってるし…ダブルオーだったらトランザムで行けるのに…でもそれでもここ入り組んでるから…ど、ど~しよ~!?」
真姫「何言ってるのよ、ひとつあるじゃない、高速移動手段、穂乃果のZの最大の利点は?」
穂乃果「ま、まさか変形?無理だよ!さっき外しちゃったし、飛んでもその辺にぶつかっておしまいだって!」
真姫「私が着けてあげるわよ…それに、これがあるでしょ?」コンコン
穂乃果「…なるほどっ!乗ったよ真姫ちゃん!」
絵里「うっ…!?」ガクンッ
海未「ふぅ…二本の刃渡りの異なるビームサーベルによる攻撃、あなたでも捌ききれないでしょう!」
絵里「サーベルというより…!雷鳴とマスラオに詰められて、他の三機に撃ちまくられたらそりゃ負けそうにもなるわよね…!?」
ことり「二人とも下がって!バスターライフルを使うから!」ガコン、バァァァァッ!
海未「はい!」
にこ「ぐぐぐ…!任せたっ!」
絵里「えっ…!?」
「「さ・せ・る・かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」バシイイィィィッ…!
海未「…あれは、Zとケルディムサーガ!?」
にこ「嘘!?どうやってここまで…!」
絵里「二人とも無事だったのね…良かった…!」
真姫「人の心配をよくしてられたわね?ま…私達が来たからには大丈夫よ」
にこ「くっ…答えなさいよ、結構な距離離れてた筈よ、それがどうやってここまで…!」
穂乃果「Zのウェーブライダーのおかげだよ!」
花陽「で、でも、ここは暗いし入り組んでるよね?希ちゃん達が戦ってた辺りなんて特に…!」
真姫「…私の機体が何か忘れた?射撃戦用のセンサーが付いたケルディムサーガよ?…ま、あんまり遠くまでは見えないからちょっと苦労したけどね」
凛「えーと…どういう事?」
海未「……なるほど…!ウェーブライダーの機動力ではぶつかってしまう恐れがありますが…ケルディムサーガのセンサーで辺りの地形を把握し、穂乃果に伝えていたのですね…!?」
真姫「その通り♪穂乃果が私の指示に素直に従ってくれて助かったわ」
穂乃果「えっへん!真姫ちゃんの道案内、良かったよ!」
希「穂乃果ちゃん反応だけは凄いもんなぁ」
穂乃果「あーっ!自分はもう戦わないからって私を馬鹿にして!」
希「あははー、まぁ大逆転劇見せてや?期待しとるでー」
穂乃果「よーっし!行くよ絵里ちゃん!真姫ちゃん!」
絵里・真姫「ええ!」
細かい所だけど「ウェイブライダー」ですよ
>>189
確認してきました、ミス申し訳ありません
にこ「…面白いじゃない、まさか真姫にそこまでの頭があるとは思わなかったわ」
真姫「ふふん、なめてたらもっと痛い目に逢うわよ?」
にこ「…だけど、ちょっと甘いわね、これでも戦況は5対3、数はこっちが勝ってんのよ!それに絵里のスタインはもう満身創意じゃない!」
絵里「…まだ動けるわ、もうサーベルとハイ・ビームライフル三発分のエネルギーしか無いけどね」
穂乃果「………真姫ちゃん、私が花陽ちゃんとことりちゃん、それに海未ちゃんを押さえてくるよ」
真姫「はぁ!?正気、穂乃果?幾らあなたでもそれは無理よ、まず海未相手が厳しいでしょ…!」
穂乃果「絵里ちゃんは今の状態でも真姫ちゃんの援護があればにこちゃんと凛ちゃん相手でも戦えるよ、だから…私が残りの三人を相手にする…!」ダッ
真姫「ちょ、穂乃果!?」
絵里「…真姫、援護お願い、まずは凛を落とすわ」
真姫「ヴェェェッ…!?もう!分かったわよ!」
にこ「…どういう事?あたし達を無視して海未達の方に…でも、好都合ね!」
凛「ここであの二人を倒すにゃーっ!」
絵里「行くわよ、真姫!」ビュィンッ!
真姫「了解っ!」ガチャッ
海未「花陽、ことり、私が相手をします、援護を」
花陽「は、はいっ!」
ことり「大丈夫なの?穂乃果ちゃん相手に…」
海未「反射速度では負けません、いざ…参ります!」
穂乃果「てやぁぁぁぁっ!!」バシュッ!
海未「はぁぁぁぁっ!!」ビィンッ!
穂乃果「勝つのは私達だよ海未ちゃん!」
海未「くっ…速い!?」
絵里「おおおおおおおおおおおっ!!!」ズバァッ!
凛「え、えーっ!?ビギナの腕が…!」
にこ「やつぱり絵里は強いわね…!凛は下がって!」
凛「う、うん!」
真姫「逃がさないわよ凛!」ダンダンッ!
凛「にゃにゃーっ!?」
絵里「はぁぁぁぁっ!!」
にこ「おりゃああああああっ!!」
スタインと雷鳴が真正面から剣でぶつかり合う、形としてはスタインが吹き飛ばされたが、雷鳴の顔にはサーベルが突き刺さっていた、雷鳴は苦しそうな顔を見せる
にこ「う、そっ…!?何で手負いの機体に負けんのよ…!」
絵里「…SDを使いこなせて無いからよ…」
フェリーニ「…なるほどな、にこちゃんはSDの機体サイズの小ささを使い活かせてない、と…」
希「…フェリーニさん、久々に喋った?」
フェリーニ「気のせいだろ、それより穂乃果ちゃんを見てみろよ、1対3で凄い立ち回りだ…」
穂乃果「えぇぇーーーーーーいっ!!」キンッ!
海未「うっ…!ハワードが!?」
ことり「海未ちゃん!」
穂乃果「!悪いけど…普通のビームサーベルならこれで勝てるよ!」ビィンッ、ブンッ!
ことり「きゃっ…!あ、あれって射撃武器じゃないの!?」
穂乃果「次は花陽ちゃんの番だよーっ!」
花陽「え、えぇっ!?ど、どうしたら…だ、誰か助けて~~~っ!」
穂乃果「貰ったーっ!」
誰もが花陽は落ちたと思った瞬間、Zのビームサーベルが弾かれる
穂乃果「………へ?」
花陽「…あ、あれ?」
海未「は、花陽が…」
ことり「穂乃果ちゃんの攻撃を弾いた!?」
にこ「うっそ!?凄いじゃない花陽!」
花陽「ぇ、えっと…えーいっ!」
穂乃果「わわわっ!?こ、これリーチ長過ぎじゃない!?」
海未「あの棒の様な武器の先にビームサーベルを着けているのですね、あれは接近戦においてかなりの脅威ですね…」
絵里「…あの子、ホントは接近戦の方が得意なんじゃないの?」
凛「かよちんは怒ると怖いにゃー…」ポカーン
真姫「…あれって、ただ闇雲に振り回してるだけじゃないの?…あ、隙あり」パンッ!
凛「うにゃ!?真姫ちゃんズルいにゃー!」
真姫「…余所見する方が悪いのよ」
フェリーニ「コイツは驚いた…!あの臆病な花陽ちゃんがあれを使えるなんてな…!」
希「…でもあれ、振り回してるだけじゃないですか?」
フェリーニ「………あ、確かに」
にこ「って、りーーーーーーんっ!何いつの間にやられてんのよ!?」
凛「あ、あれはかよちんのせいだにゃー!」
花陽「わ、私のせいなのっ!?」ピタッ
穂乃果「!今だっ!」
ビームサーベルの代わりにハイパー・メガ・ランチャーを取り出しビームサーベルを出力しそれを突き出す
花陽「えっ!はわぁ~~~っ!?」ドスッ!
穂乃果「…は、花陽ちゃん撃破っ…!」
花陽「ふ、二人ともごめんなさい…!」
海未「いいえ、後は私達に任せてください!はっ!」
ことり「穂乃果ちゃん、ごめんっ!」
穂乃果「二人同時に斬ってくる…なら!」
マスラオとウイングの間を抜け、ビームサーベルを拾うと右手にはメガ・ランチャー、左手にはビームサーベルを構える
穂乃果「うわっ…!これ、重っ!?」
海未「二刀流ですか…面白い!」
穂乃果「海未ちゃんに真っ向から普通に挑んでも勝てないのは分かってるからね!ならこうするのが一番だって分かったんだよ!」
海未「…確かに、今のマスラオはハワードしか残っていません、ですが!」
ことり「海未ちゃん、使って!」ヒュッ
海未「こうすれば…(パシッ!)二本です!!」
穂乃果「あぁ~~~~っ!?ず、ズルーいっ!」
海未「これもチーム戦略のひとつです!」
穂乃果「海未ちゃん達元からチーム違うよね!?」
海未「知りません!」
穂乃果「どぉしよっ…!?流石に右腕が重いし…!」
ことり「海未ちゃん!もう一発行くよ!」
海未「はい!!」ググッ…バッ
穂乃果「ま、またアレ!?って、逃げ場無いじゃん!?」ハイゴニカベー
ことり「穂乃果ちゃん、行くよーっ!!」
穂乃果「そ、そうだ…!一か八か!」ガスッ!
海未「メガランチャーを地面に刺した?まさかアレを縦に…?」
穂乃果「最大出力でビームサーベルを展開すれば…!」ビイイイイッ…!
ことり「っ…バスターライフル、発射ーっ!!」バアアアアアアッ…!
穂乃果「お願い、Z!!」ギュォォォォッ!!
海未「!ビームサーベルの出力が上がった!?しかもアレ…どう見ても桁違いの太さを…!」
穂乃果「おおおおおおおおおっ!!」ガァァァァッ…!
ことり「嘘、バスターライフルが割れた!?」
希「ど、どうなってるん?」
フェリーニ「バイオフィードバックシステムだ…だが、アレをもう使えてるのか…!」
穂乃果「す、凄い…!これがZガンダム…!よーしっ!」
海未「ことり、あなたはにこの方へ!」
ことり「えぇっ?で、でも海未ちゃんは?」
海未「穂乃果の足止めをします、あなたとにこの二人掛かりならば絵里と真姫相手でも…」
絵里「そうはいかないわ!」
海未「!?」
にこ「…な、何よこの強さ…手負いなのにほぼ1対1で負けるなんて…!?」
真姫「全く…手を出すなって言うから見てたけど、ホントにヒヤヒヤしたわよ!」
絵里「ふふっ、雷鳴の小ささはちょっと鬱陶しいけど、ハイ・ビームライフル一発で両足を持っていけたから案外楽だったわ♪」
にこ「うぐ~~っ!てか、両腕まで斬り落としてるじゃないアンタ!鬼!」
絵里「何とでも言いなさい、勝つためには手段を選ばないわ…!」
ほのうみこと(こ、怖っ…!?)
真姫「…さっきの戦いの時の方が怖かったんだけどね、エリー、笑いながら斬ってたもの」
海未「………よ、よく考えたらそちらに絵里がいるのがおかしいのです!絵里は飛び抜けて実力が高いのですから!」
フェリーニ「いや、だから大胆でめちゃくちゃな穂乃果ちゃんと新しい機体に完全交換しちまった真姫ちゃんと組ませたんだが…むしろその二人の面倒を見れるのが絵里ちゃんくらいだったしな」
希「というか、おかしいといえば…うちと海未ちゃんがおんなじチームっていうのもなかなかおかしいで?」
海未「うっ…」
穂乃果「そうだよ!海未ちゃんと希ちゃん、強いもん!」
真姫「それに、希だけずっと前から使ってる機体だったじゃない、これが不公平よね?まぁ、私達が倒してやったけど!」フフン
希「せやねー、うちも機体変えるべきやったわ(手ぇ抜いてた言うたら怒られるんやろなー…)」
フェリーニ「ま、完全に海未ちゃん達はバトルより口論になっちまってるし…絵里ちゃんチームの勝ちとするか」
穂乃果「いえーい!勝った勝ったー!」
絵里「ハラショー!まさか3対6で勝てるとは思わなかったわ、真姫の機転のおかげね♪」
真姫「何言ってるのよ、エリーが長い間持ちこたえてくれたおかげよ」
海未「…いつもなら、互いを称え合うその姿勢は微笑ましい筈なのに…今回ばかりは認められませんっ!うーーーっ!」
ことり「う、海未ちゃん?これはあくまでも特訓だから、ね?」
海未「………もう一度です…」
『!?』
海未「…もう一度です!!」メラメラ
穂乃果「う、海未ちゃんが燃えてる!?」
希「絶対に勝ちたいという闘争心が、海未ちゃんの侍魂に火を点けたみたいやね」
にこ「何言ってんのよあんた、ていうか…アレ、ヤバくない?」
海未「さぁ!バトル!バトル!バトルバトルバトルバトル…!!」
真姫「最早憎しみが見えるんだけど…どんだけ悔しかったのよ海未」
フェリーニ「あー、そんな事より、一言アドバイスさせてくれ」
絵里「はい、お願いします、フェリーニさん」
海未「はぁっ!?バトルしないのですか!何故ですか!?」
ことり「い、良いから海未ちゃんっ、今はフェリーニさんの話聞こ?」
海未「うぐぐ…分かりました…」
フェリーニ「まず一番実力のある絵里ちゃんだが…一人での戦いに少しだけ固執してるな、多分あれは全国のチーム戦じゃ通じないぜ」
絵里「…私に必要なのはチームプレイって事ですか?」
フェリーニ「そういう事だ、希ちゃんもそうだが、囮役と一人で無理をするのは訳が違うからな、で…希ちゃんは囮としては充分働いてたが…油断があったな、だから穂乃果ちゃんと真姫ちゃんにさえ負けた」
真姫「ちょっと!穂乃果はともかく私までそんな扱いなの!?」
穂乃果「私は良いの!?」
希「んー…まぁ、せやなぁ…気を付けます」
フェリーニ「…にこちゃん、あー…流石に楽しみたい心で満たせとは言わないが、ゲス過ぎる、あとゲスい事やる割には実力が噛み合ってないから…練習あるのみだな、あとSDと普通の機体の使い勝手の違いについても…」
にこ「あー、分かってるわよ!言わなくて良いんですけど!?」
フェリーニ「…さて、お次は一年生だが…全面的に安定性に欠けるな、真姫ちゃんはともかく、凛ちゃんは集中力、花陽ちゃんは度胸が無い」
凛「うにゃっ…それを言われると…」
花陽「ぅ…で、でも怖い物は怖くて…」
真姫「ま、私くらい完璧なファイターも少ないんじゃない?」
フェリーニ「ただ真姫ちゃんは相手が良かっただけなんだよな…しかも多分誰かが近くに居ないと良い結果を残せて無いだろ」
にこ「そーいえばあんた、希にやられたの一番時間掛からなかったわよね?」クスクス
真姫「な、何よっ!あの時はまだ下手だったもの!」
にこ「今も大して上手くないじゃないの」
真姫「何ですってー!?」
絵里「ま、まぁ二人とも落ち着いて…普通に皆似たり寄ったりよ」
にこまき「絵里(エリー)に言われたくないわよ!!」
絵里「…後輩と友達に怒られた…エリチカ、おうちかえる………」
希「よーしよし、えりちはよぉ言ったわ、でもほっとけば仲直りしとるから放っておいていいんやでー」ポンポン
フェリーニ「…二年生なんだが…これがまたくせもの揃いだなぁ…ことりちゃん、もうちょっと腕を上げよう、ただそれだけだ」
ことり「(>8<)ゝ」
フェリーニ「海未ちゃん、つい熱くなりすぎる傾向があるから、そこを直せ、戦いは常にクール&ワイルドだ」
海未「く、くーるあんどわいるど?」
フェリーニ「…やっぱ忘れてくれ、そして穂乃果ちゃん!センスはある、だが詰めが甘い!ちょっと二年生三人組は俺と真剣に練習しないと駄目だな………」ゴゴゴゴゴゴ
海未「な、何故ですか!?私達の他にも…」
穂乃果「そ、そうですよぉ!何で私達だけ!?」
フェリーニ「良いから来い!みっちり叩き込んでやる!」ズルズル
ほのうみこと「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!??」
絵里「…え、何で連れて行かれたの?」
にこ「まさか特別扱い!?許すまじ二年生…!」
凛「良いな良いなー!何で三人だけなの!?」
希「…仕方ない、こっちはうちらで指導しよか?」
絵里「そうね、じゃあ皆、連携行動の練習するわよー!」
五人『おーっ!』
??「…へー、ちょっと面白そうな事になってるじゃんか、音ノ木坂、ねぇ…ま、狩りの時間まで待たせてもらいますかっと…」
ー2時間後ー
ほのうみこと「………」グッタリ
フェリーニ「そっちは指導終わったか?」
絵里「はい、一通り…って、ずいぶんとしごかれたのね、三人とも」
にこ「こ、こっちもおんなじでしょうが…あんたらスパルタ過ぎんのよ!希はともかく、絵里はエグいわ!このエグーチカ!」
絵里「何よその呼び方!弱音ばっかり吐いてたクセに!」
にこ「だからスパルタ過ぎるって言ってんのぉ~!」
希「まぁその辺にしとき、そろそろフェリーニさんもお帰りの時間みたいやし」
穂乃果「えーっ!?もう帰っちゃうんですか!?もっとリナーシタ見たかったです!」
フェリーニ「悪いな、待たせてる人が居るもんでな…ま、充分通用する腕前になったと思うし、また今度、俺にチャレンジしてくれよ、可愛いファイターさん達?」スタスタ…
海未「…そういえば、先程の練習の際少し不思議な事を仰っていましたね」
ことり「うん、穂乃果ちゃんは…えーと…ア、ア…アシ…何とか…」
穂乃果「アシスタント向き?」
海未「絶対それは違います、…思い出せませんね………」
絵里「…何を言われたのかは分からないけど、今日はこれで解散にしましょうか?」
穂乃果「そうだねっ、大会も近いからもっと練習はしたいけど…」
海未「無理は禁物ですね、穂乃果なんて無理したら倒れそうですし」
にこ「じゃ、明日からは大会まではバトルバーで連習ね、無理はせずに」
穂乃果「そうだね!じゃ、また学校で!」
大会三日前………
穂乃果「いやー、私達以外居ないなんて珍しいね!」
絵里「ええ、海未達もにこ達も皆用事なんて…むしろこういう日に真姫と私だけ暇っていうのが珍しいわね」
真姫「そうね、ま…にこちゃん達が居ない分集中出来て良いんじゃない?」
絵里「それはあるかもね…っと、着いたわ、じゃぁ入りましょう」ガチャ、カランコロン
ざわ…ざわ……
ハムさん「………ふむ…」
絵里「こんにちはー…って、どうしたんですか?」
ハムさん「ああ、君達か…ちょうど良かった、見てくれ」
真姫「…チームバトル?」
穂乃果「でも三機しか居ないよ?バトルロイヤルってやつ?それとも2対1?」
ハムさん「いいや、チーム戦で合っている…見てみろ」
三人『…えっ?』
次の瞬間、三機とも機体を真っ二つにされて勝負が着く、結局その試合は相手の機体か見えることなく終わりを告げた
穂乃果「な、何なんですかアレ!?」
真姫「…ステージは宇宙ね、なら…機体の色を宇宙に合わせていた…?」
絵里「…多分ミラージュ・コロイドやハイパー・ジャマーね」
穂乃果「みらーじゅ…?はいぱー…?」
ハムさん「簡単に言えば機体をレーダーやカメラに映さなくする兵器だ、相手の機体は全てそれを持ち合わせているのだろうな…」
真姫「…って、あの子達…私達と年齢同じくらいじゃない?」
穂乃果「え?あ、ホントだ、しかも女の子!?」
絵里「…ハラショー…」
間楠植留「…そこのアンタら!見てないでこっち来いよ?」
穂乃果「………私達?」
論怒「他に誰が居る?全く、貴様の様な輩と踊ってやると言っているのだ」
弐弧流「二人とも落ち着いてくださいよ…失礼しました、私達は不可視ヶ丘学院のガンプラバトル部です」
穂乃果「え、えーっと…あっ、お、音ノ木坂学院のガンプラバトル部、高坂穂乃果です!」
間楠植留「元気で良いこった、あたしは間主植留、呼び方はマックスとかで構わないぜ」
穂乃果「よ、よろしくお願いします…」
論怒「私は論怒…ロンドとでも何でも呼べ」
絵里「…髪の毛と顔で一瞬女の子かと思ったけど、男の子なのね?」
ロンド「鬱陶しい!このクズが…!」
弐弧流「まぁまぁ…僕は弐弧流、ニコルと呼んでください」
真姫「………どっち?」
ニコル「…ああ、男の子ですよ?女の子はマックスのみです」
マックス「うるせぇなぁ…正直あたしだって男二人とチーム組んでガンプラバトルやるなんて、貧乏くじにも程があるぜ…」
穂乃果「チーム?って事は!?」
マックス「ああ、あたしらも大会出場者だが………一戦どうだい?あたしのガンダムデスサイズ・アサシンと…!」スッ
ロンド「おい、貴様勝手に…!」
ニコル「良いじゃありませんか、それに…最近少し有名じゃないですか?このバトルバーで自由にバトルする事を許され、あのリカルド・フェリーニからの指導を受けた九人の女子…」
ロンド「…ふむ、まぁ…ただの雑魚という訳では無さそうだが…」
マックス「って…訳だ、良いよな?3対3のチーム戦、先に相手を全員叩き潰せば勝ちだ!」
穂乃果「よーっし!やろう!他の学校の子と練習試合って事だよね?」
絵里「…でも、大丈夫なの?さっきの戦いを見る限り、かなり厳しそうだけど…」
真姫「良いんじゃない?むしろ…大会で当たる前に相手の手を確認出来るわ!」
マックス「決まりだな、んじゃいっちょやりますか!」
ハムさん「よし!このグラハム・エーカーが見届けよう!各員配置に着け!」
穂乃果「よーし!今日はあなたで行こう!ダブルオーガンダム!高坂穂乃果!行きまーす!」
絵里「…シナンジュ・スタイン!絢瀬絵里!出ます!」
真姫「ケルディムガンダム・サーガ、西木野真姫、行くわよ!」
マックス「ガンダムデスサイズ・アサシン!斬りまくるぜぇっ!!」
ロンド「さぁ、屍の山を築くとしよう!ゴールドフレーム・天魔!出るぞ!」
ニコル「頼むよ、シャドーブリッツ…!」
ーステージ:市街地ー
穂乃果「ここなら見やすくて良いね!」
絵里「見えなかったら意味ないでしょ?」
穂乃果「あっ、そうだった!?」ガビーン
真姫「囲まれる前に動いた方が良いわね…」
マックス「さーてっ、とっ…!死神様のお通りだっ…!」
ニコル「あまり熱くなり過ぎないでくださいね…?」
マックス「分かってるっての!心配すんな!」
ロンド「…地形的には問題は無いな、まずは私が奴等に真っ向から挑もう、後はお前達の奇襲に任せてやる」
ニコル「良いんですか?」
ロンド「所詮は子供の遊び、長く付き合ってやる必要などあるまい…」ジーーーーッ…
マックス「とか言っといて右腕消してるじゃねぇか…よし!ニコルは背後から頼む、俺はビルの上から飛び降りる!」ジーーーーッ…
ニコル「分かりました、ミラージュ・コロイド…!」ジーーーーッ…
穂乃果「…誰も居ないね」
絵里「姿をもう消してると思った方が良いわ、罠でも張っておく?」
真姫「出来るの?」
絵里「…ぁ、私スタインの武装追加してないんだった…」
真姫「そうよね…フォーンファルシアなら大量の武器があったのに」
絵里「いや、あれはあの時だけ使った装備よ、流石に3対1は厳しかったし、そもそもああいう軽い機体にそんなに持たせてもしょうがないしね、だから全部罠として使ってたの」
穂乃果「ほへー…色々あるんだねぇ」
絵里「ええ、そうよ…って、とうとうおでましみたいね…」
ロンド「ようやく来たか、トロトロと亀のように歩きおって!」
真姫「言ってくれるじゃない…!良いわ、二人が居ないね今のうちに!」
絵里「逆に言えばあの二人はどこにいるか分からないのよ?気を付けて!」
穂乃果「と、いうか…あの機体、右腕が無いんだけど…」
絵里「…え?」
ロンド「くくく…貴様らには分かるまい…行くぞ!!」
絵里「来るっ!私が相手をするから、穂乃果は右から攻めて!」
穂乃果「オッケー!」
ロンド「死ねいっ!!」
絵里「ハイパー・ビーム・サーベル…!そんな物を付けてるの…!?」キンッ!
穂乃果「右腕が無い理由は知らないけど、一気に決めるよっ!!そりゃーーーーーーっ!!」
ロンド「…フッ…」カキンッ…
穂乃果「…え?GNソードが…!」
真姫「弾かれた!?何も無いのに!」
ロンド「貴様らにこの右腕は見えまい?死ねっ、俗物!!」バシュッ!
穂乃果「あ…!」ザスッ!
絵里「穂乃果!くっ…!」ズバッ!
ロンド「チッ、流石に貴様はそれなりの腕があるか…だが、そこの二人はほぼお荷物に近い様だな?」
穂乃果「な、何が、刺さって…!」
真姫「待ってて穂乃果、今そっちに…!」
ニコル「いいえ、させません!」スゥッ…ガッ!
真姫「!ブリッツ!?いつの間に後ろに…!」
穂乃果「真姫ちゃん!」
マックス「おっと…あたしを忘れてもらっちゃ困るぜぇ!!」ブンッ!
穂乃果「ぁ…!きゃぁぁぁぁぁっ!?」ザクゥッ…!
絵里「!ダブルオーの両腕が…!!」
穂乃果「う、嘘、太陽炉が…!」
マックス「何だよ、期待外れも良い所だぜ…」
マックス「もう少し手応えがあると思ったんだがなぁ?高坂さんよ」
穂乃果「あ、ぁ…!」
マックス「悪いが…ここで終わりだ、斬って斬って斬りまくるっ!!」ザンッ、ズガッ、ザクッ、ドスッ…!
絵里「止めなさいっ…!!穂乃果はもう動けないでしょっ!?」
マックス「ああん?こっちはお遊びでやってんじゃねぇんだよ、聞けばあんたら、廃校を救う為にバトルやってるらしいじゃねえか、そんな連中に、世界は取れやしねぇんだよぉっ!!」
穂乃果「………!…!」
ハムさん「そこまでだ!ファイターの戦意喪失につき、この戦いはここで中断とさせていただく!」
マックス「あん?…ンだよ、ま、ハムさんの言う事なら仕方ねーか、良いか?良く覚えときやがれ、本気で来ねーとあたし達は倒せねぇ、次は地獄に叩き落としてやるよ…!」
穂乃果「………」
絵里「…酷いわね、ダブルオー…」
真姫「どうするのよ…大会まで時間は後少ししか無いのよ!?」
絵里「穂乃果はZで行くしか無いわね…」
ハムさん「だが、君達のチーム構成を見ると、安定した絢瀬くんと西木野くん援護力、そして高坂くんのダブルオーの爆発力が無いと厳しいだろう」
穂乃果「………………」スタ、スタ…
絵里「ちょっと穂乃果?」
穂乃果「…ごめん、帰って直してくるよ…」
ハムさん「…私も御一緒させていただけないだろうか?」
穂乃果「…?」
ハムさん「………渡したい物がある」
ー高坂家ー
雪穂「あ、お帰りーお姉ちゃ…ぶふっ!?」ブーッ
穂乃果「わわっ…どうしたの雪穂…?」
雪穂「え、その人…え!?グラハム・エーカーそっくりだよね!?」
ハムさん「…敢えて言わせてもらおう、ハムさんと呼んでくれたまえ、よろしく頼む、高坂くんの妹さん」
雪穂「え、はぃ?あ…よ、よろしくお願いします、ハムさん…あ、そうだお姉ちゃん!見て見て!」
穂乃果「…!?」ビクッ
雪穂「ノーベルガンダム・スラッシャーだよ!デスサイズのビームサイズってなかなか良い武器だからさ、使ってみよ…って、どうしたの?」キョトン
ハムさん「…すまないが、私と二人にさせてやってくれないか?今彼女はとてもショックを受けていてな」
雪穂「え、グラハムのコスプレした怪しいおじさんとショック受けたお姉ちゃんを二人きりって………お母さん!お母さーーーーーんっ!!」ダダダダ…
ハムさん「………とてもつない誤解を買ってしまった…!」
穂乃果母「ちょっと、うちの穂乃果に何を…ってあら?ハムさんじゃない!」
ハムさん「………ん?ここはまさか…はっ、やはり穂むらか!?」
穂乃果母「久しぶり~!よくほむまん買いに来てくれましたよね?」
ハムさん「お久しぶりです、と言わせていただきます、最近は娘さんにガンプラバトルを教えています、しかし…まさか穂乃果さんがこのコウサカだったとは…」
穂乃果母「ええ?じゃあ穂乃果がたまに口に出すガンプラバトルが凄い人は…」
ハムさん「…まぁ、私では無いでしょうか、いえ、それはともかく…彼女はそのガンプラバトルのせいでショックを受けています、少し御時間をいただけませんか?」
穂乃果「そうねぇ…元常連のハムさんなら信用出来ますしい、任せても良いですか?」
ハムさん「ええ、お任せください」
雪穂「え、えっと…お姉ちゃん?ごめんね…」
穂乃果「う、ううん、雪穂は悪くないからさ…」アハハ
ハムさん「…高坂くん、部屋くらい整理したらどうなんだ…表面上は片付いているが、ベッドは少ししわくちゃ、本棚の漫画もバラバラと来た…」
穂乃果「え、えーっと…ノーコメントで…」
ハムさん「まぁいい、本題に入ろう、ダブルオーを強化したいと思わないか?」
穂乃果「!出来るんですか!?」
ハムさん「ただし、その装備を着けると極端に操作が難しくなる、今までの様に力一直線では勝てないぞ?」
穂乃果「………私はこのままじゃ勝てません…だから、私の足りない腕を、せめてガンプラで補おうと思います!」
ハムさん「ふっ…良く言った、だが君の腕は決して悪くはない、そこだけは見直すんだな、さて、渡したい物とは…これだ」ガチャッ
穂乃果「…ダブルオー?……いや、肩に何か着いてるし、色も少しオレンジと赤っぽいかな…?」
ハムさん「…これはかつて私を敗った男の使用していたガンプラだ、訳あって預かっていてね…」
穂乃果「そ、そんな物を使って良いんですか!?」
ハムさん「…このガンプラを扱える、素晴らしいファイターに渡してくれて構わない、と彼は言っていた、楽しむ心を大切にするファイターに、とな」
穂乃果「すっ、素晴らしいファイター!?私、そんな大層な物じゃないです…!」
ハムさん「いいや、今のところ…君からはかなりバトルを楽しむ心が感じられる、それだけで充分だ、さぁ、こちらのダブルオーの修理に取り掛かろう、新しい機体を手に入れたとはいえ、以前の愛機をほったらかしは可哀想だからな」
真姫「くしゅんっ…あ、やだ…」
絵里「あら?真姫も可愛いくしゃみをするじゃない」
真姫「う、うるさいわね!」
二時間後…
ハムさん「…こんなところか、しかし酷いやられ様だったな…腕パーツが私の持ち合わせていたスサノオと組み合わせる羽目になってしまった」
穂乃果「で、でもこれカッコいいです!すっごく!」
ハムさん「そう言っていただけるとこちらもやってみた甲斐があった、ただこれだと少し心許ない…こちらでこのダブルオーの強化案を作らせていただいても構わんか?」
穂乃果「あ、はい!お願いします!」
ハムさん「では、そろそろ私はおいとまさせて…」
穂乃果母「ああハムさん!丁度夕飯が出来てたんです!御一緒にいかがですか?」
穂乃果「おおっ!今日のご飯何ー!?」
穂乃果母「チンジャオロース(ピーマンたっぷり)よ」
穂乃果「え」
ハムさん「ほう、それは上手そうです、しかしよろしいのですか?」
穂乃果母「娘も元気になったみたいですし、きっとハムさんのおかげなんでしょ?昔から外見も中身もハンサムなんだから!」
ハムさん「恐縮です」
穂乃果「………」ズーン
穂乃果「うぅ~…ピーマン美味しくない…」
ハムさん「野菜だと思うな!それも肉だ!いや、むしろ肉がピーマンだ!」
穂乃果母「そうよ穂乃果、お肉だと思って食べればどうって事ないわ!」
穂乃果「え~~~~ん!助けて雪穂~~~~!」
雪穂「好き嫌いは良くないんじゃないかなー…」
穂乃果「う、裏切者ぉぉーーーーーーーーー!?」
ー園田家ー
穂乃果「…どうやら、穂乃果は一歩先に進んでくれた様ですね…私も負けてはいません、このブルークリムゾンにライジングの装備を付けた、雷神ブルークリムゾンで戦います…勝利を掴むまで…!」
翌日、放課後…
にこ「穂乃果はまだ来ないの?二年生三人、ずっと待ってたんだけど」
ことり「なんか準備があるから先に行ってて、って…」
絵里「そういう事だったのね、じゃあ行きましょうか、何より…今の穂乃果はバトルなんか出来る気分じゃないでしょうし」
海未「それに関しては既にエーカー少佐が解決してくれた様ですよ、新しいガンプラも手に入れて…」
凛「新しいガンプラ!?穂乃果ちゃんもう三機目かにゃ!浮気性にゃ~…」
真姫「………凛?私は浮気性なのかしら」ゴゴゴゴゴ
凛「あっ…ま、真姫ちゃは違うにゃー、ほら、その…えーと…にゃああああああ!!」ダッ
真姫「待ちなさいこらぁ!」
希「元気でええなぁ、うちらも走る?」
絵里「そんなみっともない真似出来ないわよ…」
~バトルバー~
穂乃果「…す、凄い…!何なんですかこの機体!?パワーもスピードも段違いですよ!」
ハムさん「それがそのダブルオーライザーの魅力だ、何もかもを極限まで引き上げた能力…武装には一切手を着けていない様に見えてカラーリングが施されているから武装のパワーも上がっている」
穂乃果「…でも、やっぱり…こんな機体、私には使えないんじゃあ…」
ハムさん「私は君に託せると思った、だから今使ってもらっているのだ」
穂乃果「う~…」
にこ「ちょっと穂乃果ああああああああああ!!何よその機体っ!!」
穂乃果「あ、皆…ぐぇっ!?」
にこ「あんたその機体!!何処で手に入れたのよ!」
穂乃果「は、ハムさんからもらったんだよ~…」
にこ「…まぁ良いわ、ったく、一人だけ抜け駆けして…!」
穂乃果「も…もしかして、怒ってる…?」
にこ「怒ってるわよーーーーっ!!」
穂乃果「ひぃ~~~~ん!」
海未「穂乃果、あなたのダブルオーはどうしたのですか?」
穂乃果「ああ、それなら…はい!」
海未「これは…マスラオ?いえ、スサノオの腕ですか」
ハムさん「細部を滅多斬りにされていてなかなか修理が難しくてな、少し時間をくれれば直してみせよう」
穂乃果「あはは…こてんぱんにやられちゃったから」
にこ「…ま、強くなったのはあんただけじゃないのよねー、ほら花陽?」
花陽「えっ、に、にこちゃん?私別に何も持ってないよ?」
にこ「嘘つくんじゃないわよ!」ガバッ!
花陽「ひゃっ!?か、勝手に鞄開けないでよぉ!」
にこ「ほら、あんじゃないの、これ何?」
ことり「へぇ~…ジムスナイパーllにストライカーの武器…あ、もしかして他にも追加してる?」
花陽「も、もう少し近接択が欲しいかな、って…で、これなら扱えそうだったからスナイパーに持たせてみたんです」
にこ「ちゃっかりあんたカラーリングもしてるじゃないの…こんな明るい緑にして、なーにが何も持ってないよ?よ!」
花陽「ぅぅ…」
真姫「そろそろ練習始めない?穂乃果と花陽の実力も見てみたいし…」
絵里「そうね、じゃあ皆チームを組んで、それから………」
10分後…
穂乃果「……………!!」ズバッ!
花陽「きゃっ…!?」
ハムさん「そこまで!……高坂くん、機体性能かと思っていたんだが…昨日で何が変わった、最早一人で無双して絢瀬くん達が…」
絵里「…………ほ、穂乃果?海未が凄い目でこっちを見てるんだけど…」
穂乃果「…………えっ?あ、あれ?何?」
海未「穂乃果!!あなた、私がマスラオというサブガンプラを使っているのに、どうして本気で撃ち抜くんですか!!」
穂乃果「え、ええっ!?出力は半分に抑えてたよ!?」
海未「第一自分のガンプラでもないのに我が物顔で使うのは止めてください!」
穂乃果「そ、そんな事してないよ?ほぼ借りてる身な事は自覚してるよ」
海未「まったく…もう良いです、ですが穂乃果、大会の時、驚かないでくださいね?」
穂乃果「…?」
ことり「あ、そういえば…大会の対戦カードってもう決まってるんですか?」
ハムさん「ああ、そうだった…もう既にそのトーナメント表が来ている、ただ…厄介な事が起こった」
希「なんなん?」
凛「ま、まさか!凛達が皆同じブロックとか!?」
ハムさん「同じブロックに居るのは高坂くん達と海未くん達だな…」
六人「えっ?」
にこ「…で、他はっと…って、ちょっと何よこれ!?コイツら参加してるの!?」
ことり「ど、どうしたの?」
ハムさん「矢澤くんのチームはUTX学園のチーム、A-RISEと当たる事になっている、お互いが勝ち進めば、だがね」
にこ「嘘でしょぉ~~………」
穂乃果「………A-RISEって?」
にこぱな「!!」ギロリ
にこ「知らないの!?あたし達みたいに、学生でチーム組んでたりするスクールガンプラビルダー、略してSGPBでは最強クラスのチームよ!?」
花陽「A-RISEが現れてから少なくともこの辺りの学生部門では常にA-RISEがトップを取ってます、一般部門でも何度か優勝しているんです、あと全国女子部門では昨年見事優勝を収めています」
穂乃果「そ、そんなに凄いチームとにこちゃん達当たるの!?」
にこ「だから困ってんじゃないの!あぁ~!もう!せっかく会えるのにまさか戦うなんてぇ!」
海未「ですが、良い経験になります、私達も当たるかもしれないのですからね」
ことり「うん!それに…そんなに強いチームと戦えるって、ことりちょっとワクワクするな♪」
希「ことりちゃん位の気持ちで行かんと、楽しめるものも楽しめんよ?にこっち」
にこ「ンな事分かってるわよ!ったく…」
ハムさん「後は…不可視ヶ丘の三人か、これは高坂くん達の一回戦の相手だな」
穂乃果「!ホントですか!?」
絵里「…相手にとって不足なし、そんな顔ね?」
穂乃果「うん!今度こそマックスさんに勝つんだよっ!」
「…ずいぶんと意気込んでんなぁ穂乃果ちゃん?」
穂乃果「…あ、マックスさん!」
ハムさん「いらっしゃいませ、と言っても…あまりバトルバーに学生さんは入れたくはないのだが…」
マックス「ったく、あんだけズタズタにされたのに立ち上がるなんて、すげー根性だな、お前」
穂乃果「いやー、ちょっとの間はへこたれてましたけどね」
ロンド「貴様と同じで能天気で底抜けの馬鹿だな?」
マックス「るせぇ、あたしだって馬鹿になりたくてなったんじゃねぇっての」
ニコル「まぁ練習頑張ってください、僕達も皆さんとの対決を楽しみにしていますから、特にマックスさんが」
マックス「何言ってんだよ!…お前、ライザーにしたんだろ?ソイツなら全力で戦える…ま、楽しみにしてるぜ、じゃな!」
ニコル「素直じゃないんですよ、彼女、では、また大会の日にお会いしましょう」
ロンド「…精々私を楽しませろよ?」
ハムさん「それなりに期待されている様だな、君達も」
穂乃果「………くぅ~っ!そうと分かれば練習だよ!皆で頑張って優勝しよう!」
絵里「そうね、あの時の借りを返してあげないと!」
真姫「…ま、付き合うわ、あと皆でって言った時あの六人が凄い反応してたわよ」
にこ「…優勝出来んのは1チームでしょうか…!
(訂正)
にこ「優勝出来んのは1チームでしょうが…!」
穂乃果「あ、そうだっけ?ま、良いや!穂乃果達が絶対優勝するんだから!」
海未「…私という最大の壁を忘れていませんか?穂乃果」
絵里「勿論、海未達もかなりの強敵よ、気を付けておくわ」
希「いやー、実は海未ちゃん張り切ってるんよ、ようやく穂乃果ちゃんと本気で戦える、って」
凛「組み合わせを聞いた時からずっと楽しみにしてたにゃ!」
海未「その通り、私とあなた、どちらが強いのかをはっきりさせましょう!」
穂乃果「え、う、うん?そうだね、お互い頑張ろうね!」
海未「ええ、全力でぶつかってこそのガンプラバトルです!」
真姫「…何で海未はあんなに燃えてるの?」
ことり「実はね、ちょっとだけ穂乃果ちゃんが羨ましいんだって、穂乃果ちゃんって楽しむ心が強くて、自分よりガンプラバトルが本当に強いから、せめて実力だけは勝ちたい、みたいな…」
にこ「何それ、アイツなら実力だけが強さじゃない事くらい分かりそうなモンだけど…」
ことり「きっと恥ずかしくて言えないんだよ、穂乃果ちゃんと戦えるのが本当に楽しみ、なんて」
海未「さぁ練習です!今日も張り切っていきますよ!!」
大会当日………
穂乃果「うわぁぁぁぁぁぁぁん!!大会なのに、開会式まであと五分しか無いよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
穂乃果母「急ぎなさい穂乃果ー、海未ちゃん達、雪穂を連れて先に行ったわよー」
穂乃果「そんなぁ!?海未ちゃん、酷いよ~!!」
ー大会会場ー
ことり「ねぇ海未ちゃん、海未ちゃんってここ最近の練習の時、全然ブルークリムゾン使わなかったよね?何で?」
海未「ああ、それは…味方にも私の新たなブルークリムゾンを知られたくなかったんです、どこから情報が漏れるか分かりませんしね」
にこ「ふーん、また改造したの?で、どうしたのよ」
真姫「…なんとなく想像つくわ」
海未「ふっふっふ…これぞ!雷神アストレイ・ブルークリムゾンです!!」
希「…えーっと…」
絵里「背中に着けてるのはライジングアローにヒートナギナタ…かしら?」
海未「はい!少しお店を回っていたらこれを見付けたのです、そして私は思いました、とても素晴らしい武器だ、と…!」
凛「海未ちゃんってこういう事語る時熱いにゃぁ…」
花陽「そ、それより、穂乃果ちゃんは?」
海未「…穂乃果なら寝てます」
一年・三年『は?』
ことり「起こしに行ったんだけど…ほっぺたつねっても起きなくて…」
にこ「それ…間に合うの?」
穂乃果「おおおおおおりゃあああああああああああああ!!!」ダダダダダ
八人『穂乃果!』
穂乃果「ふ、ふぃー、間に合った…?」
海未「…開会式まであと30秒、まぁ許容してあげます」
穂乃果「よ、良かった~…」
穂乃果「はっ、そうだ!雪穂は!?私を起こしてくれなかった事を怒らねば!」
海未「寝坊したのはあなたが原因でしょう!彼女ならば、学校の友達と観戦していると、客席に向かいましたよ、私達選手はあちらです」
穂乃果「えーっ!?」
絵里「そういえば、穂乃果の妹さんは私の妹とおんなじ学校らしいわね、私の妹も今日行くと言っていたのだけど、もしかして…?」
にこ「そんな事気にしてないでさっさと行きましょ、不参加になっちゃうわよ?」
司会『これより、第○回ガンプラバトル大会チーム戦・in秋葉原を開催します、選手の皆さんは各自試合バトルスペースに移動してください』
穂乃果「…ホントにギリギリたったねー…」
真姫「あの三人、呆れてたわよ?」
マックス「ホントだぜ、まさか大会に寝坊して遅刻しそうになったなんてな!」
ロンド「…物も言えん」
絵里「とにかく、今日は良い試合にしましょう、前の私達と同じと思わないでね?」
ニコル「こちらもそれは承知しています、僕達も簡単には負けませんよ!」
マックス「じゃ、試合開始もすぐだ、戦場で会おうぜ」
穂乃果「はい!絶対負けませんから!」
司会『では!各自、第一試合スタートです!!』カンカンカン!
マックス「ガンダムデスサイズ・アサシン!…行くぜ、死神様のお通りだぁ!!」
ロンド「ゴールドフレーム・天殺!出るぞ!」
ニコル「シャドーブリッツ!ニコル、行きます!
絵里「絢瀬絵里、フォーンファルシア・ソリテュード!出ます!」
真姫「西木野真姫、クランシェ・カスタム・リフレクター!行くわよ!」
穂乃果「………高坂穂乃果、ダブルオーライザー…!行きますっ!」
ーステージ・宇宙空間ー
穂乃果「…暗いね」
絵里「所で真姫、何でクランシェで来たの?」
真姫「見えないしレーダーに映らないんじゃ狙撃や射撃なんて無理よ、だったらせめて近接戦に適応してるクランシェ・カスタムの方が良いなって」
穂乃果「背中のそれ何?変な板が…」
真姫「G-セルフのオプション装備、リフレクターパックよ、ビームを反射させられるから装備してみたの」
絵里「ブリッツとゴールドフレームにはビームライフルがあるものね、射撃による闇討ちを封じるというそれなりに良い策だわ」
マックス「今回も同じ戦法で行くか?」
ロンド「一度見られている…少々厳しいぞ」
マックス「…んじゃ、あたしが行きますか、新装備も試したいしな」
一方、にこチームは?
にこ「何なのよアンターッ!そのデブなガンダム!!」
??「ふっふっふ…知りたいか?その名もセラヴィーガンダム・K!この俺の力作だぜ!」
ことり「うぅ…何か横の二人が何も喋らなくて怖い…」
花陽「あの機体、GNフィールド持ちみたいです…!遠くから狙撃するだけじゃ厳しいですよ…!?」
にこ「…バスターライフルなら貫ける?」
ことり「かなり強化されてるから、一撃じゃ厳しいかな…」
にこ「仕方ない、あたしが前に出てヴェスバー真っ向から叩き込むから、ことりと花陽はそこから狙い撃って!」
ことり「え?にこちゃん!」
??「ん?そんなちっこい機体で良く前に来たなぁ!このカリマ・ケイに勝てると思うなよ!!」
にこ「あんたの方がちっこいガキでしょうが!良いわ!コイツを食らいなさいっ!!」ガコンッ
ケイ「へんっ、そんなの意味ないぜ!ぶっ壊す程…!シューーーーートォッ!!!」バァァァァァッ!
モブ二人「シュートォッ!!」
にこ「っ!さ、三機の同時砲撃…!?」
ことり「にこちゃんっ!少しだけ耐えて!」ズドッ!
花陽「今こっちを片付けます…!」ドスッ!
モブ二人「!!」ドォォォォンッ
ケイ「何ぃっ!?セラヴィーが一突きで!?こ、こうなったら…」
にこ「こうなったら?」
ケイ「逃げるんだよォーーーーーッ!」
にこ「逃がすかこのクソガキィィィィッ!!」ドシュゥッ!!
ケイ「うぉっ!?う、嘘だろ!?オーマガーーーーーッ!!」ドォォォォンッ
司会『音ノ木坂学園、チーム・にこにースマイリーズの勝利です!』
花陽「そんなチーム名で登録してたのぉ!?」
ことり「あはは…」
にこ「ふんっ、あんなガキに負けるにこにー様じゃないわ!」
マックス「オラオラァ!死神様のお通りだぁ!!」
穂乃果「マックスさんが正面から…って事は…!」
絵里「ええ、他の二人は任せて!真姫、デブリ帯に飛び込むわよ!」
真姫「ヴェェェッ!?ちょっと無茶があるんじゃないの!?」
絵里「良いから!あそこならミラージュ・コロイドも見切れるわ!」
真姫「…分かったわよ!」
マックス「さぁーて穂乃果ちゃん!お前の新しいガンプラの力、見せてくれよ!」
穂乃果「はいっ!行こう、ダブルオーライザー!」
マックス「と、まぁ…その前に!いっちょコイツを使うか!」ガシャン、ブォォォォォッ!
穂乃果「…何あれ…!速い!」
マックス「トールギスのスーパーバーニアだ!デスサイズじゃライザーにスピードじゃ勝てねえからな!」
穂乃果「スーパーバーニア…でもっ!」キュィィィィィッ…!
マックス「最大加速で追い掛けて来やがるか…面白れぇ!」
マックス(さて、と…これで穂乃果ちゃんと奴等は引き離せるな、上手くやれよ、お二人さん…!)
ロンド「…さて、行くとしよう、一曲奏でにな」
ニコル「…すぐ終わらせないでくださいよ?」
真姫「ねぇエリー、どうしてここならあれが見抜けるの?」
絵里「…まぁ見てなさい、少なくとも一人に重傷は与えてみせるわ」
ロンド「デブリ帯に隠れたか…一瞬で決めるぞ」
ニコル「…場所は大体把握出来てます、一気に攻めましょう」
ロンド「では…ミラージュ・コロイド!!」ジジジッ…!
絵里「…………」
真姫「………………ねぇエリー「静かに!」…はぁ?」
絵里「………(コツンッ…)…そこぉっ!!」ドシュゥッ!
ロンド「ぬぅっ!?でぇぁっ!!」ドスッ!
絵里「うぁ…!?でも、捕まえたわ!!」
ロンド「ちぃっ…!流石だな!貴様はやはりただのクズではないか!」
真姫「なるほど…!小さなデブリに当たった音を拾って…!それなら!」
ニコル「甘いですよっ!!」ブンッ!
真姫「!もう後ろに…だけどっ!!」ガッ!
ニコル「くっ…!あなたもやりますね、僕と相討ち覚悟でビームサーベルを突き立てるとは…!………ホントに相討ちになりましたがね…」バリバリッ…
真姫「真姫ちゃんを舐めるんじゃないわよ…ふふっ………」バリバリッ…
絵里「はぁっ!!」
ロンド「遅いっ!!」ガキッ!バチバチッ!
絵里「こ、これは…マガノシラホコ!?」
ロンド「貴様の機体のプラスフキー粒子、全て吸い取ってみせよう!!」
絵里「…いいえ、まだよ!」ダァンッ!!
ロンド「ぬぅっ…!?ど、どこからた!」
絵里「私の得意分野は罠の設置と一対一の勝負よ、そう簡単にはやられないわ!」
ロンド「ちっ…マガノイクタチは持っていかれたか…良く見ればライフルやバズーカが設置されている様だな…だがそんな物に二度も掛かりはせん!」バシュッ!バシュッ!
絵里「っ、く…!?手持ちの武器は…ステッキと腕部バルカンのみ…これで戦うのは、少し厳しいかもね…!」
ロンド「…最早トリケロスしか無いか、ランサーダートは残り一本、ビームサーベルは使える…ちっ、だがまだやれる…!」
真姫「お互い、粒子は残ってるけど動けないって感じね…!」
ニコル「ええ、見事に稼働部分だけをやられました、お見事です」
真姫「…だけど、この状況、最高よ、もし電気系統がやられてたら…」
ニコル「………?何を…」
ロンド「死ねいっ!!」
絵里「真姫!!行くわよ!!」
真姫「了解…!リフレクター展開!」パァァァァッ…!
ロンド「動けん機体のリフレクターを展開して何になる!それに…それは決してビームを弾き返す様には出来ておらん!」
絵里「…目的が…!」ドシュンッ…!
真姫「違うのよっ!」ジィィィィィッ!
ロンド「ぬっ…!?目くらまし…「貰ったぁぁぁぁぁぁ!!」何だとっ!?ぐっ…!!」ドドドドドドッ!
ニコル「ロンドさん!」
絵里「…悪いわね、戦略はほんの少しだけ、こっちの方が上だったみたいよ」
真姫「…後は穂乃果ね」
穂乃果「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
マックス「でえええええええええいっ!!」
穂乃果「くっ…!流石マックスさん…!」
マックス「当たり前だ!何年やってると思ってんだ!さぁーて、そろそろスーパーバーニアがもたねぇ…決めさせてもらう…!」ブォォォォォッ…!ジジジッ…
穂乃果「!速い…それに、ハイパージャマーも!?」
マックス「そぉらよっと!!」ガンッ!
穂乃果「うっ…!…でも、ハイパージャマーを破る方法は見付かってます!トランザムッ!!」キュィィィィィィ…!
マックス「あぁ…?まさかトランザムで闇雲に攻撃する気か?辞めとけ!無駄だからな!」
穂乃果「違います…こうするんです!トランザム…バーストォォォォォォォッ!!!」パァァァァァァァァッ………
マックス「トランザムバースト?そんな物して何に…って!?(ベチャッ!)な、何だこりゃ?まさか…インク!?」
穂乃果「トランザムバーストで、元から中に詰めておいたインクを放出したんです!これならデスサイズの姿が見えます!!」
マックス「面白れぇ…なら真っ向勝負だ!!」
穂乃果「はいっ!!うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
マックス「でええええりゃぁぁぁぁぁぁっ!!」
ドスゥッ…!!
司会『こちらも試合終了!!高坂穂乃果選手のダブルオーライザー、デスサイズ・アサシンを敗りました!!チーム・START:DASHの勝利です!」
穂乃果「えへへっ…ブイッ!」
真姫「…あのチーム名、間違いなく決めたの穂乃果よね…」
絵里「まぁ良いじゃない…この勝利を考えれば、チーム名なんて関係無いわ」
穂乃果「ところで…他の皆は?」
ことり「ホノカチャァーン!」
絵里「あら、にこ達も勝ってたのね、良かったわ!」
にこ「当然でしょ!あたし達が負ける筈ないっての!」
真姫「…あとは海未達ね」
花陽「………あ、あの…凛ちゃん達、結構ピンチに…」
穂乃果「…あれ?海未ちゃんは!?」
凛「にゃーーーーっ!!私に任せてくださいって言っておきながら、海未ちゃんどこに行ったにゃー!」
希「聞かれたら困るから通信もカットて…ちょっと無理あるんとちゃう?流石に3対2での射撃戦は厳しいっていうか…!」
敵A「へへへへっ!良いガンプラファイターは俺に殺されるファイターだけだ!」
敵B「さっさとぶっ殺しておしまい!」
敵C「腐らせる物は腐らせ、焼く物は焼く!」
凛「しかも怖いにゃぁ~~~!!」
海未「………さて、ここからならば、狙い撃てますね…!必殺、必中…!」キュィィィッ…!
絵里「…なるほど、狙撃ね」
海未「ラブアロー・シューーーッ!!」バシュゥッ!
敵A「おわっ…うわあああああっ!!」
敵B「何やってんだい!やられたいのか!」
敵C「もうやられてるだろ!」
希「今や!ローゼス…!キャバリアーッ!!」バリバリバリッ!
凛「オラージュ・ド・リューヌ!最大出力にゃぁっ!!」パァァァァァッ…!
敵B・C「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」ドォォォォンッ
司会『チーム・lily whiteの勝利です!』
海未「…当然です」
希「まったく…うちらも苦労するなぁ」
凛「まったくにゃ!」
六人『…ラブ…?え…?』
海未「で、全員勝ち上がれた様ですね、あと二戦で決勝ですか…」
穂乃果「ところでにこちゃん、A-RISEの対戦ってどうなってたのかな?」
にこ「分かんないわよ、あたし達もバトルに集中してたんだから」
ハムさん「…A-RISEならば、開始10秒でバトルを終わらせていたぞ」
真姫「10秒!?誰も気付かないのは当たり前ね…」
絵里「ど、どうやってですか?」
ハムさん「綺羅ツバサの愛機、ストライクフリーダム・ゼロが一瞬で勝負を着けた、相手に抵抗すらさせずに、な…」
穂乃果「綺羅、ツバサさん…!そんなに凄いんですか?」
ハムさん「ああ、ベースはストライクフリーダムガンダムを使用し、背中のドラグーンユニットはEW仕様のウイングガンダムゼロの羽に変更…羽の中にはドラグーンが挟まっている機体だ、武装もストライクフリーダムの標準兵装に加えツインバスターライフルが追加されていて…」
希「と、とりあえず機体解説はその辺で良いとちゃいます?」
ハムさん「む、そうだな、しかし…他の二人は機体を見せすらしなかったな」
花陽「ど、どういう事ですか?」
ハムさん「ABCマントか何かで全身を覆い、機体の姿を見せなかったのだ、私も流石にマントの上からではあまり分からなくてな……申し訳ない」
ことり「…勝てるのかなぁ?」
にこ「あと一戦、それでA-RISEとの対戦よ、それまでに何とか対抗策を練らないと…」
穂乃果「…私達の次の相手は?」
真姫「…すっごい嫌な予感なんだけど、地異時絵音学園…」
ハムさん「…その地異時絵音学園だが、かなり勝ち目は多いぞ」
絵里「どうしてですか?」
ハムさん「先の試合でメンバーの一人が、吹っ飛んだ破損パーツが頭部に直撃し意識を失ったそうだ、つまり…必然的に3対2のバトルとなる」
真姫「それなら楽勝そうね、因みにソイツらのガンプラは?」
ハムさん「フェニックスガンダムとフェニックス・ゼロだ」
穂乃果「フェニックス多っ!?」
ハムさん「因みにもう一人もフェニックス・ゼロに乗っていたぞ」
真姫「ホントに多いわね…ま、とにかく3対2なら苦労は無さそうね」
絵里「でも油断は禁物よ?真剣に行きましょう」
真姫「分かってるわよ」
にこ「…あたし達の相手は…チーム・E.X.A…?」
ハムさん「…エクストリームガンダムのみで構成されたチームだな、格闘戦用のゼノン、射撃戦のエクリプス、ファンネル系のアイオス…どれも一点特化で強力な機体だぞ」
海未「では…これは?」
ハムさん「…チーム・アロウズ、か…曲者ぞろいだから気を付けろ、としか言えんな…」
海未「…そうなのですか?何か情報は?」
ハムさん「…鬱陶しい、ただそれだけだ、さぁ、次の試合準備にかかれ!」
穂乃果「色々あって皆二回戦突破!次は各ブロックの準決勝だよ!」
にこ「…とうとうA-RISEとね…!」
ハムさん「うむ…先の試合でも、彼女達は機体を見せなかったな…フリーダム以外が分からないと対策のしようも無いだろう?」
海未「…私達は穂乃果達とですね、腕が鳴ります…!」
希「まーまー、落ち着いて海未ちゃん、熱くなりすぎてミスは洒落にならんから」
??「…ずいぶんと余裕の様子ね?音ノ木の皆さんは」
穂乃果「…ああああああああああっ!?」
花陽「ア、A-RISEの綺羅ツバサさん!?」
にこ「何ですってぇ!?」
ハムさん「…他の二人はどうした?」
ツバサ「あんじゅ達なら、控え室で最終調整をしています、それにしても…あのワンマンアーミーが指導しただけあって、なかなかの腕前みたいじゃない?」
ことり「…誉められた?」
凛「多分そうだにゃー、凛達、結構高く評価されてる…?」
絵里「…何が言いたいのかしら?」
ツバサ「でも私達には及ばないわ、幾ら足掻いたところで…そうね、高坂さんのダブルオー、絢瀬さんのフォーファルシアはギリギリ私に対抗出来るって所かしら…」
真姫「…ケンカ売りに来たなら意味ないわよ、私達、基本能天気が多いから、私は違うけど」
ハムさん「やめないか、スポーツマンシップに則った行動ではないぞ」
ツバサ「百も承知です、じゃ…高坂さん、あなたとのバトルは楽しみにしてるわ」スタスタ
にこ「………あたしには何にも触れないの!?」
穂乃果「…凄い…!もう全身から凄いプレッシャーが涌き出てたよ…!あれが、A-RISEのツバサさん…!私、あの人に勝ちたい!」
海未「…その前に私達を「うおーーーーっ!ファイトだーーーーっ!」………あの…」
穂乃果「よーし!その為にも海未ちゃん達に勝たないと!海未ちゃん、全力勝負だよっ…って何で涙目なの?」
海未「…な、何でもありません…!」ジワァ
希「…穂乃果ちゃん、天然ないじめやね………」
そして準決勝開始…
ツバサ「綺羅ツバサ、ストライクフリーダム・ゼロ…行きます!」
英玲奈「統堂英玲奈、ガンダム試作二号機・ツインセイバー、出る!」
あんじゅ「優木あんじゅ、ガンダムAGE-3・ランチャー、行くわよ!」
にこ「…何が来るかは分かったもんじゃないけど、やるだけやってみましょうか…!ガンダムS91!出るわよ!」
ことり「ウイングガンダム、皆ことり、行きます!」
花陽「ジム・スナイパー・クロス!小泉花陽…行きます!」
ーステージ・ブリュッセルー
にこ「…雪ねぇ…」
ことり「にこちゃん、どうするの?」
にこ「相手がA-RISEじゃ、洒落になんない程強いのは見えてるわ、どうしましょうか…」
花陽「…あれ?二機がこっちに…」
にこ「二機?もう一機は?」
ツバサ「…気付かないとは、お気楽な人達ね?」ピピピピピピッ!
にこ「!真上っ!ドラグーンが来るから避けて!」
ことり・花陽「りょ、了解!」
にこ「好き勝手にやらせるもんですかっ!」ダダダダダダッ!
ツバサ「悪いけど…バルカン程度じゃ効かないわよ」バサァッ!
にこ「!羽を翻すだけでバルカンを弾いた…!?」
ツバサ「正確には風圧で吹き飛ばしたって所ね」
にこ「どんなイカサマ機体よそれ!?」
一方、穂乃果達VS海未達は…
穂乃果「ええええーーーいっ!!」
海未「甘いですよ、穂乃果!」
穂乃果「くっ…!?実体剣じゃ、全部ナギナタで流される…!なら!」ガキッ、ビュィンッ!
海未「GNツインランス…そちらもリーチで勝負という事ですか!」
絵里「当たりなさいっ!」バシュッ!バシュッ!
希「なんのっ!…えりちも動き、甘くなったんちゃう?」
絵里「な、何ですって!?いっつも鈍いあなたにだけは言われたくないわ!」
希「うち、鈍くは無いと思うんやけどねぇ…!はっ!!」ビュンッ!ガシッ!
絵里「!しまった…!」
希「パルマッ…!「そうはさせないわ!!」っ!」
真姫「私を忘れてもらっちゃ困るのよ!いっつも少しだけおいてけぼりで!」
凛「ご、ごめん希ちゃん!真姫ちゃんのケルディムサーガ、思いの外速くて…!」
希「ええよ別に、今のでえりちが確実に仕留められなかったかもしれんし、むしろ反撃くらってたら…と考えれば助かったで」
絵里「ずいぶんとポジティブなのね?」
希「それくらいやないとチームはやって行けんよっと!」ダダダダダッ!
絵里「そう、ねっ…!」
真姫「…ソリテュードとデスティニーの動き、何であんなに速いのよ…!あれじゃ普通の援護は…っ!」
凛「凛だって忘れたら困るにゃー!」
真姫「良い度胸じゃない、隠密射撃機と外宇宙探査機…どちらもこんな戦いは想定してないけど!」
凛「楽しめれば何でもありにゃーっ!!」
穂乃果「でやぁっ!!」キィンッ!
海未「せぁっ!」カキィッ!
穂乃果「やっぱり海未ちゃん、強いや!もうチーム戦じゃ無くなってるけどね!」
海未「ええ、でも、そんな事関係ありません!さぁ、続きです!」
穂乃果「うんっ!そろそろ本気で行くからね!」
にこ「こんの…!プロ気取りぃぃぃぃっ!!」ザンッ!
ツバサ「!…私の操作するドラグーンを両断するなんて、良い腕をしてるわね」
にこ「当然!宇宙No.1ガンプラアイドルになるんだから!」
ことり「…出てこないね?」
花陽「はい…!でも、先に動いた方が敗けですよ…!」
ことり「分かってるけど…このままじゃにこちゃんも…」
英玲奈「…あんじゅ、私が彼女達を抑える、一撃で仕留められるか?」
あんじゅ「ええ、任せて、メガ・バズーカ・ランチャーを設置して…自機はメガキャノンとブラスティア・キャノンを両手に持って、肩にはハイパー・ドッズ・キャノン!」ガチャンッ!
英玲奈「…相変わらずおぞましい装備だな、私を巻き込むなよ?」
あんじゅ「分かってるわよ、ほら、早く?」
英玲奈「…では、行くぞ、GP02!」ブォォォォォッ!
花陽「!一機が急接近!」
ことり「かよちゃん、下がって!!」
英玲奈「ハッ!!」ブンッ!
ことり「ええぃっ!!」ビュインッ!バチバチバチッ!
英玲奈「…反応速度はなかなかだな!」
ことり「そ、そちらこそ…!お見事な奇襲です…!」
英玲奈「だが、まだ甘いな!」バシュッ!
ことり「えっ…!?腕からビームサーベルが!?」
英玲奈「正しくは…ビームトンファーだがな!」ドスッ!
ことり「きゃぁぁぁぁぁっ!?」
花陽「ことりちゃんっ!!」ダッ!
英玲奈「むっ…はっ!」キィンッ!
花陽「そ、そう簡単には負けませんよ…!」
英玲奈「面白い、二号機に図体は負けていない様だが…いかんせん、パイロットの質が違う!」バシィッ!
花陽「あぅっ…!足に…!?」ズテッ
あんじゅ「さて、と…これだけで充分そうね、メガ・キャノン…最大出力!!」ドォォォォォォォッ…!!
花陽「うそっ…!動けない、これじゃぁ…っ!?」ズドォォォォォンッ………
にこ「ことり!花陽っ!?」
ツバサ「余所見してる暇は無いわよ!」バサァッ、ビュィンッ!
にこ「しまっ…!」
ツバサ「…チェックメイト」ガァンッ!
にこ「嘘っ…きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ………!?」ドスゥゥン………
司会『し、試合終了ー!A-RISE、ツバサ選手以外の二人も、圧倒的実力差を見せ付けました!』
にこ「…こんなにアッサリ負けるとは、ね…」
ことり「かよちゃん、大丈夫?」
花陽「は、はい…シールドとランスは構えておいたので、何とか機体は持ちました…」
ツバサ「…少なくとも、この大会では今までで一番良い相手だったわ、お相手感謝するわ」
にこ「こちらこそ、…惨敗したけどね」
英玲奈「矢澤にこ…だったか、一人で行動するのはチーム戦においては良くないな、そこの二人はまだ技術が未発達だから、君が面倒を見てやらねばならなかった筈だ」
にこ「うっ…そ、それは分かってるけど…」
あんじゅ「まぁ…矢澤さんにツバサを任せた二人も、ね…?」
ことり「そ、それを言われると…」
花陽「ご、ごめんなさい…」
ツバサ「まぁ良いじゃない、とにかくナイスファイトだったわ、高坂さん達の試合を見ましょ?」
にこ「ええ…ってぇぇぇぇぇぇぇ!?何よアレ!?全員タイマン状態じゃないの!?」
英玲奈「………面白いじゃないか!」メラメラ
あんじゅ「あらあら~…」
真姫「ミサイルコンテナ残弾ゼロ…ビームピストルはllも銃身が限界…撃ててあとはlの一発のみね…アサルトカービンは…まだ使えるか…!」
凛「そろそろ流出残量が無いにゃ…ビームライフルは捨てて、このフラガラッハ3に全エネルギーを流せば!」
真姫「…来る!?でも…!」
凛「真姫ちゃん覚悟ーーーーっ!にゃああああああああああっ!!!」ズバァッ!!
真姫「っ………ええええええええええええいっ!!」ガッ、ドシュゥンッ…!
司会『西木野選手のケルディムサーガ!星空選手のスターゲイザー!共に大破!』
真姫「やるじゃない、凛…!」
凛「真姫ちゃんもね!凛、すっごく楽しかった!」
絵里「掛かったわね、希!」ドォンッ!
希「!えりちお得意のトラップ…!でそれは見切っとるんよ!」バシュッ!ベタッ
絵里「!銃口をトリモチで…!あれじゃ発射しないじゃない…!」
希「そこやぁっ!!」ガァンッ!
絵里「うぅっ!?やっ、ぱり…接近戦はこちらが不利…!」バババババッ!
希「ビームバルカンなんて、ビームシールドで防げるで!」
絵里「なら、コレも持っていきなさい!」パアアアアアッ!
希「…信号弾?相変わらず目くらましのつもりみたいやけど…!」
絵里「貰ったわ…!」ドシュンッ!
希「真姫ちゃんのアサルトカービン!?うぁっ…!」ドォォンッ!
絵里「トドメよっ!希!!」ヒュンッ!
希「…こっちの台詞や…!パルマ・フィオキーナ!最大出力っ!!」ガシッ!
絵里「っ、このおおおおおおおっ!!」
希「やあああああああああっ!!」ドォォォォォォンッ…!!
司会『続けて、絢瀬選手機、東條選手機も大破!』
絵里「…後は、二年生の一騎討ちね」
希「本来ならうちらが長く続きそうなモンやけどねー」
穂乃果「どりゃああああああああっ!!!」キィンッ!
海未「!ナギナタが…ですがっ!まだガーベラとタイガー・ピアスがあります!」チャキンッ
穂乃果「はあああああああっ!!」キィンッ…!
海未「そうは…させませんっ!!」ギンッ!
穂乃果「!?ツインランスの前の方が…!斬られた…!?」
海未「そこですっ!」シャキンッ…!
穂乃果「!しまった!オーライザーに電気ショック…って事は!?」バリバリバリバリ…!!
海未「…青き、一閃!!」ドオオオオオオオオンッ!!
にこ「…あれを食らったら、流石にもたないわよね」
ツバサ「いえ…どうやら園田さんの運が負けてたみたいね」
ことり「…あぁっ!」
穂乃果「甘いよ海未ちゃぁんっ!!」シュインッ!
海未「!?いつの間に目の前に!」
穂乃果「量子化して爆発を回避したんだよ!システム復旧までかなりギリギリだったけど!」
海未「…それでこそ、私のライバルです!!」
穂乃果「GNソードlll…!ビームサーベルモードッ!!」バシュゥゥゥゥゥッ…!
海未「!何て巨大なビームサーベル…!?ですがっ!こちらにも、奥の手があります!」パァァァァ…
ことり「デルタフォーム…!」
英玲奈「だが、あれではただデルタフォームを使っただけだ、残りの武装に、あれに対抗出来る武装があるとは思えないが…」
ツバサ「…園田さんって、弓道を学んでたわよね?」
花陽「そういえば、ライジングアローを装備してましたけど、まさか…?」
にこ「来るんじゃない?ラブアローシュート」ニヤニヤ
海未「必殺必中…!蒼き雷!!」バシュゥンッ!!
穂乃果「おりゃあああああああああっ!!っ!?」ドォォォォォ…!
海未「一点に全力の一撃を叩き込めば…例え巨大なビームであろうと、貫けます!!」
穂乃果「嘘っ!?きゃぁっ!」ドォンッ
絵里「穂乃果っ…!」
真姫「…やられたの…?」
穂乃果「うぁぁぁぁぁぁぁっ!!」ブンッ!バシュッ!
海未「!ビームサーベル…!そんな物!」スッ
穂乃果「狙いは違うよ…!」
海未「な…うっ!?」ドォォンッ
希「ビームサーベルを誘爆させた!?」
凛「もう手段を選ばなくなってるにゃー…」
穂乃果「じゃあ…これで勝負を決めるよ!海未ちゃん!」
海未「…望むところです!」
穂乃果「トランザム!!」
真姫「…何よあの粒子量!?」
絵里「相当な量の粒子を散布してるわね…」
穂乃果「行くよーっ!!」
海未「はいっ!」
穂乃果「………見せてあげよう、穂乃果と、ダブルオーライザーの力を!」ビュンッ!ズバッ!
海未「…なっ!?」
あんじゅ「…今のスピード…」
英玲奈「ツバサ、見えたか?」
ツバサ「何とかね、けどあの速度はフリーダムでも追い付けないわ」
穂乃果「はっ!てぃっ!とぉぅっ!!」
海未「っ、くぅ…!速い…ですがぁっ!!」ブンッ!ガッ…!
穂乃果「タクティカルアームズ!?」
にこ「てきとうに振り回して無理矢理当てに行ったわね…」
ことり「でも、穂乃果ちゃん、今ので最後の武器が…!」
穂乃果「あとはオーライザーの武装のみ、だけど…もうそんなちまちました武器に頼っちゃいけないよね、なら…!」
穂乃果「…ハムさん!あれ、使っても良いですか!?」
絵里「…あれ?」
ハムさん「了解した!そのダブルオーライザーに、彼が追加したシステムのひとつ…ランサーモードを使え!」
穂乃果「はいっ!」ガシャンッ、ギュィィィィッ…
海未「!オーライザーを前に出して…」
希「ビームを槍状に形成させた!?」
穂乃果「ふーっ…私でも使えた…!よーっし!ダブルオーランサー、未来を突き抜ける!!」ダッ!
海未「所詮はオーライザーのビームの出力を押さえて放出した物!大した出力も無いなら、これで迎え撃ちます!」チャキンッ…
穂乃果「ガーベラ・ストレートとタイガー・ピアスくらいじゃ…止まらないよっ!!」ズガッ!ドシュッ!
海未「……なんと言う威力……私達の負けです、穂乃果…!」
司会『決まりましたーっ!高坂選手のダブルオーライザー、手持ち武器を失いながらも勝利!あと一歩の所でlily white、敗北を喫してしまいました!』
海未「…もし大会で当たったら、次こそ勝ちますよ」
穂乃果「ふふーんっ、穂乃果も、海未ちゃんとはホントの1対1で戦いたいかな!」
ツバサ「…あなたですか?あのガンプラを高坂さんに渡したのは…」
ハムさん「ああ、そうだ、私の友のガンプラであるがね…彼女はもう、ダブルオーライザーを物にしている様だな、君達に勝てるかな?高坂穂乃果のパイロットセンスと、コードネームFの駆ったダブルオーライザー…この組み合わせは、かなり厳しいぞ?」
英玲奈「…所詮は他人のガンプラ、そのガンプラ全てを知るが彼女には出来ていないだろう?」
あんじゅ「それなら、利はこちらにもあるわ」
ツバサ「…とりあえず、今の高坂さんでは私達には届きません」
ハムさん「ふっ…どうだろうな?まぁ、自分達の目で確かめたまえ」
穂乃果「ええっと…ガードナーはこの数値がこうで…ランサーに切り替えるには…うぁぁぁぁ…!」
海未「…あの、エーカー少佐、穂乃果は何を一生懸命計算しているのですか?」
ハムさん「ああ…実はランサーモード以外にも色々あるんだが、あの状態を維持する為の粒子供給値があってだな、それに気を配って戦わないとモードは解除されてしまう、それをどういった風に調整すれば良いのかを計算しているのだ、ランサーへの移行だけは高坂くんは完璧なんだが…」
絵里「多分この式はこうでしょ?…なんで科学実験みたいな計算式がズラリとあるの、これ」
穂乃果「死ぬぅ…確実に死んじゃうよ…」
真姫「…エリーが教えられる方が凄いわよ」
希「もっとシンプルにはできへんの?穂乃果ちゃんの勘で」
にこ「使い始めて一週間も経ってないのにそりゃー無理でしょ、そういうのはあんたとデスティニーみたいに長年付き合ってるのが出来るのよ」
穂乃果「うーっ…!」
ハムさん「…まあ、ランサーとガードナーだけは使えるんだ、ただランサーは常時使えるが、ガードナーは不安定、しかも一度ライザーを挟まないと移行出来ないというポンコツぶりがな…」
穂乃果「ポンコツって言わないで下さいっ!」ウガー
ハムさん「とにかく、試合まで間もない、ランサーやガードナーよりアレを覚えたらどうだ?」
八人『アレ?』
穂乃果「……ボソボソイヤー」
ことり「イヤー?耳?」
花陽「…立体音響システムですか?」
凛「ボソボソ言ってて分かんないにゃ!ハッキリ!」
穂乃果「…デストロ」
八人(ボソボソイヤー、ボソボソ=デストロ…………デストロイヤー!?)
にこ「何よそれ!?」
穂乃果「そ、それは実戦でのお楽しみ!」
司会『これより決勝をー』
穂乃果「あ!い、行こう絵里ちゃん真姫ちゃん!」
絵里「ええ、アテにさせてもらうわよ、穂乃果!」
真姫「…ホントになるのかしら?なんか不安よね…」
司会『さぁ皆さん!いよいよこの大会も大詰めです!決勝に勝ち残った2チーム!まずは………チームを引っ張る最強のリーダー、綺羅ツバサに、クールな佇まいとは別に戦い方は強引な統堂英玲奈、そして大火力制圧の優木あんじゅ…A-RISEの三人です!!』\ワーッ/
ツバサ「…全力で相手をさせてもらうわ」
司会『続きまして!期待の新人高坂穂乃果を筆頭に、戦術予報士絢瀬絵里、良く分からないけどバトルに対する気合いはバッチリ!西木野真姫、START:DASHの三人!』
真姫「今の解説どういう意味よ!私はお荷物みたいじゃない!?」
穂乃果「まぁまぁ…よーし!頑張ろう!」
絵里「…戦術予報士…悪くないわ!」
司会『さぁ!それでは、歴戦の猛者A-RISEと、恐らく今シーズン新人会では最強のSTART:DASHの決勝戦、STARTです!』
ーステージ・サイド7(EXVSイメージ)ー
ツバサ「高坂さんは私がやるわ、二人は他をお願い」
英玲奈「了解だ、しかし…何故こうも平面で障害物が少ないんだ…」
あんじゅ「ちょっと私がやりにくいわね…」
ツバサ「…先手必勝!!」ビュンッ!
穂乃果「…どうする?」
絵里「どっちかが攻め込まないと進まないわ、しばらくは様子見…」
真姫「穂乃果っ!後ろ!!」
穂乃果「えっ…くっ!?」ガッ!
ツバサ「流石ね…高坂さん、私の神速の踏み込みを受け止めるなんて」
穂乃果「ありがとう、ございますっ!てやぁっ!」キンッ!
ツバサ「速い…格闘戦は得意な様ね!でもこれならどうかしら?」ピピピピピッ…バババババッ!
真姫「ドラグーンに気を付けて!穂乃果!」
穂乃果「これくらいっ…!えええええええええいっ!!」ザンッ…ドォォォンッ
ツバサ「!衝撃破!?」
真姫「ドラグーン…全機撃墜?何よあの子、相当腕が上がってるじゃない!」
絵里「…GNソードllが…紅く光って、そこから紅い衝撃破が?」
穂乃果「で、出来た!GNトランザムソード!」
英玲奈「なっ…武器をトランザム!?」
あんじゅ「意外ね、あれを作った人は何処をどう改造したらそんな仕様に出来たのかしら?」
ハムさん「…あれは意外だな、偶然か、それとも…!」
にこ「何にしても凄いじゃない!ファイトー穂乃果ー!」
絵里「あんな凄い事をやってくれたら、私もやりたくなるわね…!」
真姫「…エリー?なんか怖いんだけど…」
絵里「そっちがビームでの大火力で重装甲なら!こっちは実弾での大火力で高機動よ!!」ガシャンッ!
真姫「エリー!?ちょっとエリー!?」
絵里「さぁ真姫!まずは優木さんを仕留めるわよ!」
真姫「もう意味分かんない…!」
英玲奈「あんじゅ、常に私の後ろに居ろ、二機とも撃ち抜けそうであれば私ごとでも構わない」
あんじゅ「了解よ、…でも大丈夫?私を庇いながらなんて…」
英玲奈「案ずるな、そんな心構えでは誰も守れやしないだろう?」キリッ
あんじゅ「…流石ね、全力で援誤するわ!」
英玲奈「何か違った雰囲気を感じたがまあ良いだろう、行くぞ!」
穂乃果「うりゃあーーーーっ!」ブンブンッ
ツバサ「少し前までは太刀筋が荒かったのに、良くここまで成長出来たものね!」キンッ!
穂乃果「学校の為にも、負けたくありませんから!」
ツバサ「高坂さん、本気の勝負をしましょう…!」
穂乃果「はいっ!!」
絵里「撃ち抜くっ!!」ダダダダダッ
真姫「合わせるわ、エリー!」ドドドッ、バシュンッ!
あんじゅ「…英玲奈!」
英玲奈「ああ!任せろ!」ガガガガガッ…!
絵里「全て防いだ!?」
真姫「そういえばあのシールド、核の衝撃も耐えられるんだったわね」
英玲奈「次はこちらの番だ…シールドは要らん、これだけで戦う!」ビュインッ!
絵里「なるほど…真姫、ひとつ頼まれてくれるかしら?」
真姫「何よ、まさかまたタイマン思考が…って!?」
絵里「…全部持ってて♪」ガシャッ
真姫「…わ、分かったわ…!良いじゃない、重火力ケルディムサーガを見せてやるわ!」
絵里「それでこそ真姫ね、さぁ、行くわよ!」ヒュンッ!
英玲奈「速いな、だが…っ…!?」ボンッ!
真姫「…悪いわね、あんなふざけてそうなやりとりの後が、一番落ち着いて狙い撃てるのよ」
あんじゅ「英玲奈のバカーッ!」
英玲奈「す、すまない!ええい、左足が無くとも…!」
穂乃果「さっすが…絵里、ちゃん!」
ツバサ「あなたもやるじゃない!私と互角なんて…!」
穂乃果「ありがとうございますっ!そろそろ…本気で行きますね!?」
ツバサ「ええ、かかってらっしゃい!」
穂乃果「ダブルオーランサーモード!」ガコンッ!
ツバサ「来た…攻撃一点特化のダブルオー!」
穂乃果「粒子値、安定…!こっちのを限界まで引き上げれば…行ける!」
ハムさん「…アレを使う気か」
ツバサ「…何か来る?」
穂乃果「受けて下さいっ!必殺!!トランザムライザーランスッ!!」ゴオッ…!バアァァァッ…!
にこ「おおーっ!…って、明後日の方向に撃ってるじゃない!?」
海未「何がしたいのですか穂乃果!?」
穂乃果「明後日の方向?違うよ、全体を良く見て?」
ツバサ「!英玲奈!あんじゅ!」
英玲奈「どうしたツバ…サッ!?」ドスゥッ…
あんじゅ「英玲奈!?」
穂乃果「触れた物を全て突き殺す粒子の槍…!これがダブルオーランサーの力です!」
ツバサ「…だけど、今のでかなり粒子を使ったでしょう、今度はこちらの番よ!」ヒュッ、ザスッ!
穂乃果「うっ…!?二人とも!優木さんをっ…!!」
絵里「ええ!任せて!」
にこ「反則兵器よねアレ!?最早反則の域よね!?」
ハムさん「何を言う、あれこそがガンプラバトルの真の姿だ!」
??「その通り!どんなプラモであろうと、ガンプラであれば平等なのだ!」
海未「ラ、ラル大尉!」
希「お久しぶりやねー、ラルおじさん」
ラルさん「うむ、少しこの辺りでしたい事があったのでな」
ハムさん「………(如何でしたか、私の行きつけのメイドカフェは)」アイコンタクトー
ラルさん「………(うむ、最高でしたぞ…!そういえば、南くんそっくりと愛らしいメイドさんが居ましたなぁ…)」アイコンタクトー
ハムさん「(私も気になっていたのですが…恐らく勘違いでしょう)」
ラルさん「(うむ、そうですな)」
ことり(今度来たらどう料理してあげようかな♪)
穂乃果「トランザム!!」
ツバサ「ゼロシステム、起動!!」
花陽「お互いに機体のスペックを限界まで引き出してます…!」
凛「凄いにゃー…所でゼロシステムって?」
ハムさん「…簡単に言えば、パイロットにシステムが予測した未来を見せるシステムだ、ただし、常人ならば作中では狂ってしまう描写があってだな…」
ラルさん「だが、ツバサくんはアレを使いこなしておる」
ハムさん「…侮れませんね」
絵里「真姫!ピストルとミサイルと、援護お願い!全火力を叩き込むわ…!」
真姫「オッケー、一斉射撃よ!」
絵里「…いち、に…!ファイヤーッ!!」ドシュッ!ババババババッ…バシュゥッ!ドドドドドッ…!
真姫「纏めて持ってきなさいよね!全弾発射!!」
あんじゅ「…エネルギー充填、130‰…!行ける!!ブラスティアキャノン、最大出力っ!!」ドォォォォォォォォ…!!
絵里「嘘!?だけど…!」
あんじゅ「うぐっ…はあああああああっ!!」ドォォォォンッ…!
絵里「う、あああああああっ!?」ドォォォォンッ…
真姫「エリーッ…きゃぁっ!?」ドドドドドッ…
司会『…え?あ、あの!ここで!優木あんじゅ選手、自らと引き換えに、フォーンファルシアとケルディムサーガを落としました!』
絵里「な、何よあの威力…」
あんじゅ「そちらこそ、ファンネルミサイルを搭載しているとはね…」
真姫「…またリーダーが残ったわね」
穂乃果「ランサーからライザーに移行…!GNトランザムソード!!」バシュッ!
ツバサ「それはもう読めている、いいえ、ゼロが教えてくれる…!」ザシュッ
穂乃果「くっ!?速い…というか、こっちの動きが全部読まれてる!?」
ツバサ「あなたの反射速度もなかなかだけど、これならどうかしら!?」ヒュンッ!
絵里「一瞬で真上を…穂乃果!」
穂乃果「っ…!」シュゥンッ…
ツバサ「!量子化!?」
穂乃果「うおおおおおおおおっ!!」ガシッ、バァンッ!
ハムさん「フリーダムの右腕をやったか!」
ツバサ「っ、うぁっ…!!ぐ…!」
穂乃果「てえいっ!!」
ラルさん「…エーカー少佐、彼女の動き…」
ハムさん「ええ、さっきと比べてずいぶん遅くなった、まるで…本人もダメージを受けているかの様な…」
ツバサ「やるわね…高坂さん、だけど…!」クルッ、バシュンッ!
穂乃果「羽からビーム!?まだドラグーンが…!きゃっ!」ドンッ!
ツバサ「そこっ…!」ガァンッ!
穂乃果「くっ…な、なんで?さっきより速く、なってる!?」
英玲奈「ツバサ、無理はするな!それ以上の機動はお前の身体がもたないぞ!?」
ハムさん「そうか!人機一体!」
ラルさん「何?彼女が!?」
ハムさん「アシムレイト…!あまり使いこなせてはいない様ですが、間違いなくあの動きはそうです」
ラルさん「…だから先程、右腕を押さえたのか…」
ことり「ど、どういう事ですか?」
ハムさん「見ていたまえ、後に分かる」
ツバサ「はっ!ふっ!!」
穂乃果「…速い…!このままじゃ、トランザムも切れちゃうし…なら!!」
ツバサ「何を目論んでるか…知らないけど…!!」バァァァッ!
穂乃果「ライザーからガードナーに移行…!GNビームシールド展開!」パァァァッ!
ツバサ「嘘、ツインバスターライフルを弾いた!?」
穂乃果「そこっ!!」ブンッ!
ツバサ「ビームを固定して、シールド状に…!しかも遠隔操作が出来るって、どんなシステムよ!?」
穂乃果「ユニコーンのシールド・ファンネルが元です!」
ツバサ「あなた…バナージ・リンクス並のニュータイプじゃないのかしら、ねっ!」バリンッ!
穂乃果「うっ…壊された…!ライザーに戻して…!」
ツバサ「その動作、いちいち隙だらけよ!」ドシュッ!
穂乃果「うっ!?あ、危ないっ…!掠めただけで装甲が…」シュゥゥゥ…
ツバサ「次は…当てる!」
ハムさん「…高坂くんも一歩も退かんな」
ラルさん「右腕がある分有利ですからな」
真姫「…………ねぇエリー?」
絵里「どうしたの?真姫」
真姫「…もう10分くらい経ってるんだけど」
絵里「気のせいよ!多分!」
真姫「気のせいじゃないわよ!」
穂乃果「トランザムはもう使用不可…でも、ツバサさんも…!」
ツバサ「ふぅ、ふぅー…なかなか耐えるわね…これ以上はこっちももたないし、一気に…!はああああああああああっ!!」ヒュッ!
穂乃果「う、おおおおおおおおおおおおっ!!!」ザシュッ…!
ハムさん「…入った!!」
ラルさん「行け!高坂くん!!」
穂乃果「このまま、ずらせばっ…!!」
ツバサ「まだあああああっ!!」ザンッ!
穂乃果「!しまった…左腕が…!でもっ!」バシュンッ!
ツバサ「うっ!?こ、のぉっ!!」ガンッ!
穂乃果「でやあああああああああっ!!!」ドシュン!ドシュン!ドシュン!ダダダダダッ!
ハムさん「オーライザーのミサイルとビームマシンガン…!」
ラルさん「…綺羅くんのストライクフリーダムは、もう動かんか…」
ツバサ「…あ、ぐっ…!ゲホッ…!」
英玲奈「ツバサ!」
穂乃果「はーっ…はーっ…!はーっ…はーっ…!」
絵里「…穂乃果?大丈夫?」
穂乃果「…腕がっ…痛い…!」
ハムさん「まさか…!?」
ラルさん「彼女もアシムレイトを!?」
司会『え、ええと…!ストライクフリーダム・ゼロ!戦闘不能!よって!!音ノ木坂学院、START:DASHの勝利です!!」\ワーッ/
ハムさん「ええい、ひとまず二人を休ませなければ…!表彰は…絢瀬くん、西木野くんが行ってくれ」
絵里「は、はい、あの…穂乃果は?」
ラルさん「案ずるな、ただ身体に謎の痛みが走っているだけだ」
ハムさん「さて、行くとしようか…!」オヒメサマダッコ
ー休憩室ー
英玲奈「…あれ程無理をするなと言ったんだがな…」
ハムさん「彼女と高坂くんの能力について話そう」
海未「あの、絵里と真姫、それに凛と花陽、にこは…」
希「あの子達は表彰式を見に行ってるで?流石に誰も見てくれないって辛いやろ」
ことり「で…能力って?」
ハムさん「まぁ、アシムレイトと言うんだが…簡単に言えば、ガンプラとの一体化だな」
「「「一体化!?」」」
ハムさん「うむ、操縦技術等は驚くほど向上するが、代わりに…機体のダメージを自分も負う事になる」
海未「諸刃の剣、ですね?」
ハムさん「…そういう事だな」
ハムさん「まぁこのダブルオーライザーだが…見ての通り酷い損傷だ、実際そんな損傷を受けてたら高坂くんの身体はもたないだろう」
海未「?では、どうして穂乃果は…」
ラルさん「恐らく戦いの最中に覚醒したのだ、強き力…ツバサくんに触れてだろう」
あんじゅ「…お互い皆を引っ張るリーダーだしね、どこか惹かれ合う所があって、高坂さんはアシムレイトを覚えたのかも」
ことり「穂乃果ちゃん…?」
穂乃果「………ぁー…死ぬかと思ったよー…」
ハムさん「…目が覚めたか」
穂乃果「あっ!試合は!?私がここにいるって事はもしかして…ってうわあああああ!?綺羅さんも寝てる!?え!どっちが勝ったんですか!?」
海未「あなた達ですよ、穂乃果」
穂乃果「なーんだ、私達かー…じゃあ、大会は出れないねー…ってぇ!?勝ったの!?いいやったぁぁーっ!」ピョンピョン
海未「少し落ち着いてください穂乃果」
穂乃果「あ、ゴッメ~ン」
英玲奈「しかし、ナイスファイトだったよ、ツバサに引けをとらないなんてな」
あんじゅ「ええ♪うちにスカウトしたいくらい…♪」
ツバサ「おーい……」ノシ
二人「なんだ、生きてたの(か)?」
ツバサ「酷くない私の扱い!?まさか負けたのが悪いの!?」
英玲奈「冗談だ、気にするな」
ツバサ「まったく…!あたた…」
英玲奈「おっと…無理はするな、私が居る」ガシッ
ツバサ「えっ?え、ええ…ありが…と………///」
穂乃果(えっ?何あのムード)
ハムさん「…こほん、さて、これで音ノ木坂は全国大会出場権が得られた訳だが…」
花陽「みんな~~~~~っ!?」
ことり「かよちゃん?どうしたの?」
花陽「た、大変ですっ!大会に出場出来る人数は、一校、一団体につき三人だって…!」
海未「…本当ですか」
希「なら答えは簡単やん?START:DASHが出ればええよ」
凛「駄目にゃー!真姫ちゃんも絵里ちゃんも!もう少し考えない?って粘るにゃ!」
ツバサ「絢瀬さんは腑に落ちないけど、西木野さんは支援タイプだものね」
希「多分えりちはガラじゃないんやないかな、自分が出ても…みたいな、多分そういうのに向いてるのは穂乃果ちゃんと海未ちゃんやし」
穂乃果「海未ちゃんはそうだよね!元々そういう考えが浸透してるし!」
海未「あなたも普通のチーム戦はあまり見た事がありませんがね…」
何だかんだで表彰式終了後
穂乃果「うーん、誰が出るか一向に決まらないね」
海未「ひとまず穂乃果は確定ですね、言い出しっぺですし」
にこ「そうねぇ…絵里と真姫はやだって言ってるし、私、希、海未、ことり、凛、花陽の内の二人よね」
希「…ここは公平に籤引きと行こうか?」
絵里「ハラショー、それなら誰も文句は言わないわね」
希「いや、辞退したえりちはちょっと黙ってて、な?」
海未「…私が引かなかったら希を恨み倒します…!」
希「こ、怖いな…でもうちが決められる事やないし」
海未「では、いざ引きましょう!」
一人目>>259 二人目>>260
海未
にこ
海未「引きました!これで私とにこが残り二名です!」バーン
にこ「…運が良いんだか悪いんだか、ま、年長者が出てやんなきゃカッコつかないものね」
希「え?にこっち一年生じゃ…うん、冗談やから睨まんといて」
凛「うー、凛も出たかったにゃー!」
真姫「何言ってるのよ、また次の機会があるわ、私達はあの子達より多いんだし」
花陽「なんか、ほっとするようなちょっと悔しいような…でも、頑張ってください!」
絵里「ええ、多分1対1ならこの三人が適任だもの」
ハムさん「…よし、三人にはこれから私とラル大尉で全力の特訓をしてやろう!!」
ラルさん「む、私もか…まぁ構わん、よぅし、このラル、命を賭けて君達を勝利へと導こう!」
ほのうみにこ「よろしくお願いしまーす!」
絵里「…私達も練習相手くらいにはなるわ、何時だって手を貸すからね?」
穂乃果「うん!よろしくねっ!」
ツバサ「…私達も帰って練習と行きましょうか?」
英玲奈「ああ、彼女達に負けてはいられないからな…」
ハムさん「と、まぁ…少々問題が生じてだな…」
穂乃果「問題?」
ラルさん「うむ、ダブルオーライザーなんだが…流石に限界までこの機体を使用したのと、ゼロシステムとアシムレイトを使ったツバサくんとの激闘…正直ライザーはガタが来ているのだ」
ハムさん「そこで、だ…大会まではまだまだ時間がある、よって!このダブルオーライザーに、君の独自の改造を施すのだ!」
穂乃果「…え?ええええええええええええっ!?」
海未「面白そうではないですか、私達も私達の機体を改造する予定です」
にこ「その通りよ、今回の大会で、穂乃果の実力はこの辺りではもう知られてる筈よ、何時までもそのダブルオーじゃ対応出来ないわ」
穂乃果「で、でもぉ…」
ことり「うーん…じゃあ穂乃果ちゃん、私が手伝ってあげよっか?」
穂乃果「良いの!?」
ハムさん「…君はせめて、影からサポートするという事だな」
ことり「はい、勿論、海未ちゃんも手伝うからね?」
海未「それはありがたいですね、是非頼みます」
絵里「…私達はにこを全力で手助けしましょうか」
にこ「い、良いわよ!一人でだって出来るから…」
希「皆の意見合わせたら凄いの出来るで~?ただでさえにこっち、穂乃果ちゃん達に機体は負けとるんやし」
にこ「………お願いします…」
ハムさん「話もまとまった様だな、では…私は高坂くん達の面倒を見よう、ラル大尉は矢澤くん達をお願いします」
ラルさん「うむ、構わん」
穂乃果「よーっし!私だけのガンプラ…!作ってみせる!」
数日後
ニコル「マックス、少し話が…」
マックス「なんだよニコル、こっちは今忙しいんだ、面倒見るならロンドのヤツに見てもらえ…「メイジンから手紙です」…………はぁ!?おい!見せろ!」バッ
ニコル「…貴女だけでなく、これは誰が受け取っても相当嬉しい知らせですよ?」
マックス「…う、嘘だろ?あたしが全国出場ぉ!?」
ニコル「ええ、なんでも…貴女の元々のセンスをメイジンが…」
マックス「くぅ~っ!やっとこの時が来たぜ!この俺のデスサイズ・マリオンを見せる時が!」
ニコル「完成していたんですか?」
マックス「いーや、これからだ、そう仕上げに掛かって実験もしなきゃなんねぇ、大会までまだまだ時間はあるが…使いこなすには時間が掛かりそうだな」
ロンド「…ならば我々が練習相手になってやろう」
マックス「うぉっ、居たのかお前」
ロンド「ずっと後ろで作業をしていただろう!?」
ニコル「まぁまぁ…では、デスサイズヘルの仕上げをしましょうか!」
マオ「いやー、ワイもずいぶんと有名になりましたなぁ我道はん!普通に全国行けるなんて!」
我道「そりゃあ前の大会であんだけのおお立ち回りをすればな…ま、俺も出場権は持ってるし、俺達のXはどっちが強いのかを、ここで決めようぜ!」
マオ「ええですよ、心形流の名に懸けて!」
我道「後で吠え面かくなよ?俺のガンダムTXの性能に!」
マオ「そっちこそ!後で機体の名前後悔するかも…」
我道「いや機体の名前は関係無いだろ!?」
メイジン「…この参加メンバー…少々面白い事になりそうだと思わないか?アラン」
アラン「…カワグチ、君は何を考えているんだ?既に秋葉原からの出場者は音ノ木坂の三人だと決まっているのに、あのデスサイズ使いまで呼ぶなんて…」
メイジン「彼女は居たら面白そうだろう?」
アラン「…それに、特に腑に落ちないのは彼女だ、コウサカ・チナ…彼女はマトモにガンプラバトルをする子じゃない」
メイジン「君は知っているか?高坂とコウサカの関係を」
アラン「………?まさか…」
メイジン「…これも、楽しそうだ」
アラン「…まったく、いちいちフォローする僕の身にもなってくれ」
メイジン「私は常にガンプラバトルは最高の物にしたいと思っている、君とて同じ事だ」
アラン「仕方ない、とにかく参加者はこれに君を追加した物で構わないな?」ヒラヒラ
メイジン「ああ、約100人で行われる日本ガンプラバトル選手権全国大会…何が何でも成功させるぞ」
アラン(そう思うならもう少しマトモに考えて欲しい物だ…そこがタツヤのいい所ではあるけど)
一応BFのコウサカとラブライブの高坂は従姉妹か何かの関係にしようかと思っていますが…何か御意見ありましたらお願いします
従姉妹が良いか駄目かでお願い致しますorz
何か御意見ありましたらそれを使わせて頂きます
別にいいよ。
>>268
ありがとうございますorz
穂乃果「うーん…」
ハムさん「…致し方あるまい、園田くんの機体の方に専念しよう」
海未「良いのですか?穂乃果の方が…」
ハムさん「彼女は初の機体改造だ、自分で悩む方が良いだろう」
ことり「穂乃果ちゃん、ちょっとお店に行ってみるのはどうかな?」
穂乃果「うん、そうするよ、何か良い武器やガンプラがあるかもしれないしね」
海未(調べた方が早い、なんて言えませんね…)
穂乃果携帯『ファイトだよっ!ファイトだよっ!』
穂乃果「ん、電話?………おーっ!」
海未「どうしたのですか…って、これは!」
ことり「…コウサカ・チナ?誰?穂乃果ちゃんの妹って雪穂ちゃんしか…」
穂乃果「んー?私の従姉妹だよっ」
うみこと「………えええええええええええええ!?」
ハムさん「…従姉妹が居たのか…というか、コウサカ・チナとはまさか…あの美術展でガンプラの絵を出した…?」
穂乃果「はい!それです!とりあえず電話に出させてもらいますね?」
ハムさん「あ、ああ、私達は別に構わん…」
穂乃果「(ピッ)もしもしチナちゃん!久しぶり~!穂乃果お姉ちゃんだよっ!元気にしてた!?」
チナ『わわっ、あんまり大きな声を出さないで、穂乃果ちゃん…』
穂乃果「ごめんごめん、で、お姉ちゃんに何か用?」
チナ『そもそも血の繋がったお姉ちゃんじゃないよね…あの、私…良く分からないんだけど、全国大会に出てくれってユウキ先p…メイジンさんに言われて…』
穂乃果「…何ですと!?」
チナ『あ、雪穂ちゃんから話は聞いたよ、穂乃果ちゃんも学校の代表としと全国大会に出るんでしょ?』
穂乃果「うん!それで廃校を救うんだっ!」グッ
チナ『………その事なんだけど…知らないの?』
穂乃果「…何を?」
チナ『………今テレビでやってるよ、大会のハイライト…』
穂乃果「…で?」
チナ『まぁ見てみてよ、凄いから』
穂乃果「…?」
~高坂家リビング~
穂乃果「ただいまー!」バタバタ
雪穂「あ、お帰りーお姉ちゃん、さっきまで大会のハイライト…「録画してる!?」えっ?う、うん…」
TV『スーパーバーニアとハイパージャマー…!』『蒼き雷!』『ランサーモード!』『ゼロシステム、起動…!』
穂乃果「おぉ~!凄い!皆の戦いが…」
雪穂「そうだ!お姉ちゃんには言っておかないと…!実はお姉ちゃん達凄い人気で…ここなんだけど…」
TV『ホントに凄かったです!私音ノ木に…』『私もー!』
穂乃果「…はい?」
雪穂「それでね、今日お母さんにことりさんのお母さんから連絡があって…」
穂乃果「…まさか、まさか!?」
雪穂「……そのまさか、急に入学希望者が続出して廃校の話は無くなり始めてるらしいよ、…私も入学しようと思ってる訳だし」
穂乃果「………アレ?って事は………」
雪穂「うん、お姉ちゃん達のやってる事、成功したんだと思うよ」
穂乃果「………アレーオカシイナー」バタン
雪穂「お、お姉ちゃん!?」
穂乃果「うー、うー…はっ!?………?」
海未「目が覚めましたか、穂乃果」
ことり「穂乃果ちゃん!私達の学校、廃校じゃなくなるって!」
穂乃果「…うん」
海未「これで重しを外して、全力で大会に挑む事が出来ます、穂乃果、乗り掛かった船です、最後まで…全力で「出なくて良いんじゃないかな?」…は?」
穂乃果「だって、廃校は無いんでしょ?なら、私達がするべき事はもう終了!またいつもの生活に戻ろうよ~」
海未「え、え?本気ですか穂乃果!?」
ことり「あんなに頑張ったのに!?」
穂乃果「え、うん…」
にこ「そうはいかないわよ穂乃果!!」
穂乃果「あ、にこちゃん?」
絵里「ど、どういう事穂乃果!?従姉妹がどうこうハイライトがどうこうって海未達が言うから来てみれば…」
穂乃果「だから、出なくて良いんじゃない?」
希「…見えとるで穂乃果ちゃん、多分穂乃果ちゃん、負けたらどうしよって思ってるやろ」
穂乃果「………」
凛「ここまで来て諦めるなんて穂乃果ちゃんらしくないにゃ!」
花陽「わ、私達も今まで頑張って来たんですから、最後まで…!」
真姫「…言いたい事は分かるわ、もしも穂乃果達が一回戦負けを繰り返したりしたら、音ノ木坂の株は下がって、受験者も減るかもしれない…」
穂乃果「………」
ハムさん「だが、それで良いのか?」
ラルさん「うむ、私達は反対だ、それこそ君達の学校をまた、廃校にさせてしまうかもしれん」
ハムさん「否、理由はそれではない………君のガンプラにかける青春は、その程度の物か?」
穂乃果「…それってどういう…」
ハムさん「見損なったぞ、君は…その程度の覚悟だったのか?」
穂乃果「…何を…」ギリ…
ハムさん「高坂くん、君のダブルオーライザー、明日までに最高の改造を施してバトルバーに来てくれ、誰の力も借りずに、君の力を見せてくれ」
穂乃果「どういうつもりですか、ハムさん?」
ハムさん「…試させてもらう、君の覚悟を…!もし君のガンプラ魂が本物なら、ここで逃げはすまい?…当然、逃げても構わんがね」
穂乃果「…受けます、その勝負!」
ハムさん「ふっ…良い目をしている、だが、そんな君が大会に出ないのであればその目は宝の持ち腐れに過ぎん!明日を楽しみにしているぞ…!」
穂乃果「と、いう訳で…力を貸して、チナちゃん!」
チナ『誰の力も借りずにって言われたんじゃないの…?』
穂乃果「うん、でもチナちゃんならバレないし…」
チナ『駄目!そもそも、私ガンプラに詳しくないし…あ、綿を詰めるなんてどう?』
穂乃果「ちょっと嫌かなー…あ、そうだ!ユウくんは!?」
チナ『…ユウくんは、ちょっと…』
穂乃果「…??」
チナ『あ、ちょっと出掛けてるの!だからまた今度、ね?』
穂乃果「う~…仕方ない、自分で探すよ…じゃーねー(ブツッ)…じゃ、ちょっとお店に行こうかな」
穂乃果「ふぃー…うん、お店に着いたは良いけど………なんか、視線を感じる…!?」キョロキョロ
\アノココウサカホノカサン?/ \キャーホンモノ?/ \サインシテクレーハァハァ/
穂乃果「…え?えええええええっ!?」
海未「…で?今外出するのは危険だと」
ことり『うん、海未ちゃんと穂乃果ちゃんとにこちゃんは各チームのリーダーだっさし、特に注意しろ、ってハムさんが…』
海未「…穂乃果は大丈夫でしょうか…」
穂乃果「あ、あの!私ただの学生なので!私ただの一般人なので!そんな、サインとかする様な人間じゃぁ…うぁー!ちょっと退いてくださーい!」
??「…ったく、相変わらずアホやってんなぁ穂乃果ちゃん」
\エ?アレッテ/ \キャー!マックスサマ!/
穂乃果「マックスさん!?」
マックス「よっ、久しぶり…って訳でもねえか、まぁ、また会えたな、元気か?」
穂乃果「は、はい、でもどうして…」
マックス「…野次馬がうるせーな、ちょっと走るぜ」ガシッ、ダッ
穂乃果「え、ちょっとマックスさん!?」
\ニゲタゾーオエー/
裏路地
マックス「…ったく、何してんだ?小規模とはいえ、このアキバのガンプラバトル大会で優勝してんだぞ?」
穂乃果「(アレって小規模なんだ…す、すみません…やらなきゃいけない事があって…」
マックス「やんなきゃいけない事ォ?ずいぶんと大変だなぁお前…で?何しようとしてたんだよ
」
穂乃果「実は………」
マックス「なるほどね、お前の気持ちは分かるぜ、もしもそれでヘタこいちまったら、音ノ木坂の人気は下がっちまうだろうからな、つかあのグラハム・エーカーと勝負って…」
穂乃果「UTXくらい人気があれば、話は別なんですけど…はい、もうそっちは割りきってます、私はハムさんと戦って、私の覚悟を…!」
マックス「(ったく、ンな覚悟決めるくらいなら全国行けよ…)ああ、知ってるか?俺とツバサも出るんだぜ、全国大会」
穂乃果「…はい?」
マックス「ま、ちょいとこれが届いてな…」ヒラヒラ
穂乃果「メイジンからの招待状…!?」
マックス「そういうこった、またお前と戦える…今度こそリベンジさせてもらうぜ?」
穂乃果「楽しみです!マックスさんとまた戦えるなんて!」
マックス「…出んの?出ねえの?」
穂乃果「…あっ」
マックス「出たいんだろ?自分に嘘つくな、つか自分を騙すな、お前はそうやって自分を騙してる」
穂乃果「…騙す?」
マックス「ああ、俺には分かるぜ?逃げも隠れもするが、嘘はつかないからな」
穂乃果「………」
マックス「…ちょっと来いよ、お前に群がる様な野次馬のいねー店に連れてってやる」
穂乃果「…はい!」
マックス「…ここだ」
穂乃果「…なんか、ちょっと古いお店ですね」
マックス「まー中を見りゃあ感心するぜ?おーいじいさん、入るぜ」ガラガラ
??「おお、デュオか、待っておったぞ」
マックス「…マックスって呼べよ、デュオは何だか好かねぇ」
穂乃果「デュオさんデュオさん」
マックス「っておい!?」
穂乃果「どっちが名前なんですか?デュオとマックス」
マックス「…あ~…」
??「コヤツはデュオ・マックスウェルじゃ、お前さん、多分マックスウェルだからマックスと呼んどるじゃろ」
穂乃果「あっ、そういえばマックスウェルでしたね!じゃあマックスウェルが名前?」
??「いや、デュオじゃ」
デュオ「…ったく、しゃーねーな、好きに呼べよ」
穂乃果「じゃあデュオさんで!で、デュオさん、この人は?」
デュオ「ああ、ハワードって化学者だ、実は粒子開発にも関わってたんだが…」
ハワード「そこは良いじゃろう、所で嬢さんの方は見たことが…」
デュオ「俺がやりあったヤツだよ、相当腕が立つ、俺と同等かそれ以上だぜ?」
ハワード「ふーむ…ま、何はともあれ、ほれ、頼まれてた物じゃ」
デュオ「っし…サンキュー!これで俺のデスサイズヘルも完成するぜ!」
穂乃果「デュオさんも新しい機体を?」
デュオ「ああ、前から開発を進めてたんだが、秋葉原大会には間に合わなくてな、今最終調整中だ」
穂乃果「で、それは?」
デュオ「ツインアクティブクローク、EWのデスサイズヘルを元にした機体なんだが、今度は逃げも隠れもして、更にすげー防御力を追加しようと思ってる、その為にこのアクティブクローク二枚重ねが…」
穂乃果「わ、分かりました!分かりましたから!」
ハワード「…それで?お主はどうするんじゃ」
穂乃果「………」
デュオ「…武装はほぼ無改造、カラーリングとかだけをしたダブルオーライザーじゃ無理があるよな」
ハワード「そういえば、アレはどうやって改造しとるんじゃ、ランサーだのガードナーだの…」
穂乃果「それがよく分からないんです、だから…」
ハワード「…ここら辺は武器の山だ、この中から好きな物をひとつ持っていけ」ゴチャゴチャ
穂乃果「えっ、良いんですか!?」
ハワード「うむ、ただし、わしが使えるかどうかは判断するがな」
穂乃果「よーっし!探そう!私に合う最強の武器!」
デュオ「確か…格闘戦よりでありつつも、射撃も疎かにならない武器だよな?GNソードじゃ駄目なのか?」
穂乃果「はい、何か新しい物じゃないと…」
デュオ「手伝ってやりたいが…ちと作業があるんでな、悪いな」
穂乃果「全然!またお会いしましょう!」
デュオ「じゃ、この子に手ぇ出すなよ!」
ハワード「ふん、小娘に興味など無いわ」
穂乃果「GNソードV、ドラゴンハング、ゴッドフィンガー…どれも違う…あーもう!どれが良いのかな~!」
ニコル「あ、デュオ、どこに行ってたんですか?」
デュオ「おい今なんつった、俺の事はマックスって今まで…」
ニコル「ハワードさんから連絡がありましたよ、ずいぶんとデュオは変わったの、成長した証じゃ。って」
デュオ「…それだけで呼び方変えるのな、お前…いや、それは良いや、手伝ってくれ」
ニコル「ええ、勿論です」
ハワード(あれからかれこれ二時間強…よく探し続けられるのぉあの小娘…)
穂乃果「うー…これも違う、違う…!私とピッタリな…ん?」ガチャ
ハワード「ほう?カレトヴルッフか、なかなか良い物を選んだのぉ」
穂乃果「カ、カレーとスープ?」
ハワード「カレトヴルッフじゃ、ソイツはMS用のマルチツールでの、使う者によって使い方が変わるんじゃ」
穂乃果「マルチツール…どういう事ですか?」
ハワード「…元々はジャンク屋の工具としての開発をしたようじゃが、兵器にも転用出来てしまうという事じゃ」
穂乃果「…そんな物があるんですか、ガンダムって」
ハワード「うむ、しかしカレトヴルッフなんて子供の間じゃあ結構マイナーな武器じゃし、使って損は無いぞ?何よりも、強力じゃ」
穂乃果「あの!カレトヴルッフの使い方、教えてください!」
ハワード「ほー、良い目をしておる、よし、なら今日は帰さんぞ?限界までカレトヴルッフの使い方を叩き込んでやる!」
穂乃果「はい!」
ハワード「…あと、お前さんのガンプラを更にチューンしようじゃぁないか」
ニヤリ
翌日…
ハムさん「………」
海未「………」
ことり「な、何してるのかな、あの二人…」
にこ「対戦前の精神統一ですって、海未は関係無いと思うんだけどね…」
ラルさん「しかし、何故君達も?」
デュオ「ん?ああ、面白そうだから、かな、そうだよなぁツバサ?」
ツバサ「デュオ、貴女…ずいぶんと軽くなったわね」
デュオ「そうか?自分じゃ分からねえな」
絵里「それより意外ね、二人が知り合いだったなんて」
デュオ「なに、ちょっとした腐れ縁さ、俺らは全国行く訳だし」
ツバサ「そうね、英玲奈やニコルくんには悪いけど…」
希「あ、穂乃果ちゃん!」
凛「おっはよー穂乃果ちゃってえええええええええ!?」
穂乃果「………お待たせしました…!」ボロッ
ハムさん「…相当の修業を一日でこなしてきたようだな、流石だ」
ラルさん「君のダブルオーライザーがどれだけの成長をしているか、見せてもらうぞ!」
・・・・・・
穂乃果「勿論です、行こうか、セブンソード…!」スッ
ハム・ラルさん「セブンソード…!?」
花陽「オ、オーライザーが無くなってます…!」
絵里「あのカラーリング、穂乃果みたいね、オレンジ、ピンク、緑…」
海未(…ほむまん?)
穂乃果「これが私とダブルオーの最終進化、ダブルオーガンダムセブンソード/K!」
ハムさん「Gではないと言うのか…ん?もしや、その武器は!?」
穂乃果「…カレトヴルッフ装備のセブンソード、見せてあげます、私の覚悟を…!」
デュオ(ハワードのじいさん、どんな特訓したんだ?あの完成度、最早イオリ・セイにも匹敵してるぞ…)
ツバサ(…私達も負けていられない様ね)
(↑レスの点が思いきりズレてしまいましたが気にしないで頂けると幸いです)
ハムさん「…その様子だと、既に答えは決まっている様だな」
穂乃果「はい!ガンプラバトルは…最後まで楽しみます!皆でここまで来たんです、私達が出来る精一杯を、全力で出しきります!どこまでも…!」
ハムさん「よくぞ言った!さぁ行くぞ!グラハム・エーカー!ブレイヴ・愛修羅!出る!」
穂乃果「高坂穂乃果、ダブルオーガンダムセブンソード/K…!行きます!」
ハムさん「セブンソード装備…トランザムは使えるのか?」
穂乃果「はい…使えます。…ファンの方には少し申し訳無いですけど、私はそれが良いんです!」
ハムさん「いいや、それもまたガンプラの楽しみ!そんな事より…そのダブルオーの二重アンテナが気になるな…」
穂乃果「…見せてあげましょうか?全力のダブルオーを…!」
ハムさん「…良いだろう、こちらも本気で行かせてもらうぞ…トランザム!!」パァァァァッ!
穂乃果「ドライグヘッド・オープン!!トランザム発動…!」
ハムさん「ドライグヘッド!そういう事か…!だが!」ビュンッ!
デュオ「はえぇ!流石はワンマンアーミー…!」
穂乃果「…その程度なら!」キンッ!
ハムさん「…何、今のは!?」
ラルさん「ヒートショーテル…!成る程、所々装備が変わっていると思ったら…」
ハムさん「…全て違う剣か…!」
穂乃果「ふふふ…さぁ行こうダブルオー!私達の本気のバトルを見せよう!!」
にこ「あんな無茶のある改造良くやるわね…ドライグヘッド?だっけ?アレ外れそうじゃない?」
ツバサ「ダブルオーのアンテナに縦にして重ねてるものね…でも、アンテナを重ねて接着するっていうのをやった人はいるわよ?」
デュオ「あー、何とかワイバーンってヤツか、あった気がする」
ラルさん「そんな事より、あのブレイヴの機動に付いていけているのは驚きだ」
デュオ「ああ、俺のデスサイズのスーパーバーニアでも追い付けやしねぇな…」
穂乃果「GN…!トランザムダガー!!」ヒュッ!
ハムさん「はっ!!…トランザムの応用、使いこなしているな!」キンッ!
穂乃果「ウェポントランザムシステム、WTSです…!」
ハムさん「ならば、こちらも本気で行かせてもらうぞ…!」
ハムさん「リミッター解除、ブレイヴ…!全面解放!!」バァァァァァッ…
絵里「…凄いわね…貴女のフリーダムや穂乃果のダブルオーより上じゃない?」
ツバサ「いえ、あれを発動している間は、スタービルドストライクやアメイジングエクシアにも勝っているわ」
ラルさん「流石にRGやトランザムには及ばんだろうが、それでもエーカー少佐のガンプラは強力だ」
ハムさん「いざ、尋常に勝負っ!!」ビュッ、ザンッ!
穂乃果「えっ…嘘!?一瞬で、GNカタールが…!」ドンッ!
希「足の武装だけを破壊した!?アレってつまり…!」
ハムさん「次はコクピットに行かせてもらう!さぁ、どれだけかわしきれるかな!?」ビュンッ!
穂乃果「…GNフィールド、トランザム展開…!!」ギュオオォォォッ!ギンッ!
ハムさん「なにぃっ…!?」
穂乃果「これで…決めます!WTS・ナックル!高坂流…!トランザム・フィンガアアアアアアアア!!」ガシッ、ゴォォォォォォッ!!
ハムさん「ぐおおおおおぉぉぉっ!?」ドドドドッ…!
ラルさん「そこまでぃっ…!!」
ラルさん「グラハム・エーカー、ブレイヴ愛修羅…戦闘続行不能につき、高坂穂乃果くんのダブルオーガンダムセブンソード/Kの勝利!」
穂乃果「やったーっ!お疲れ様っ、ダブルオー!」
ハムさん「むぅ…悔しいが、私の敗けだ、君の覚悟…見せてもらったよ」
穂乃果「はい!私…例えどんな結果になろうとも、この想いは最後まで貫きたいんです!」
絵里「…最も、穂乃果にとって、優勝する事しか頭の中にはないんでしょう?」
穂乃果「それは勿論だよ!優勝は絶対穂乃果が掴み取るんだから!」
ツバサ「…聞き捨てならないわね」
デュオ「こっちもいるって事、忘れてもらっちゃあ困るんだよな」
海未「…何よりも、私達がいます」
にこ「そうそう!このスーパーガンプラアイド「他の参加者もきっと強者揃いです、穂乃果ちゃんのダブルオーはともかく…」「うんうん!にこちゃん達もガンプラの改良も早急に必要にゃ!」……あんたらぁ…!そんなもんとっくに済んでるわよ!!」
全員『え?そうなの?』
にこ「何よその目は!!ほら!」スッ
ハムさん「な、なんと!?」
ラルさん「これは…!」
希「…ピンク一色のS91…」
ことり「でもこの周りの武装は何から持ってきてるの?槍とかロングレンジ用のライフルとか…」
にこ「ふふん!それはF90の「私ももう出来ていますよ!」ちょっとぉ!?」
海未「名付けて!武神アストレイ!!」
穂乃果(海未ちゃんらしいなー)
海未「二本の刀、腕から展開する剣、肉弾戦対応、デルタフォーム、ハイパーモード、ツインタクティカルアームズ…!他にも様々な機能を乗せた全部盛り機体です!」
花陽「い、色々付けすぎて邪魔になりそうなのに、見た感じ全く動きに支障が無さそうです…!」
海未「ですが、ひとつこの武神アストレイには欠点があります」
デュオ「…見えたぞ、何も言わねえけど…」
海未「全部盛り過ぎてまだ私には全ての機能使いこなせません!!」ドヤァ
デュオ「ですよねー」
ハムさん「ま、まぁ、その点に関しては…大会まで特訓を重ねれば良い話だ」
絵里「…ちょっと思ったんだけど、にこのそのカスタムはチーム戦用?」
にこ「………タ、タイマン用よ?」
希「流石に重いんとちゃう?ビームランサー、ロングライフル、ヴェスバー、それにビームライフルにランチャーも装備しとるし…」
にこ「で、でもねぇ…どれも外すのが難しいのよ、接近戦にあんまり強くないからビームランサーは必要、中距離はデフォルトの装備で何とかなるけど、遠距離となるとヴェスバーだけじゃ物足りなくてロングライフルが…」
凛「ビームランチャーは無くても良いと思うにゃ」
にこ「ランチャーはいざって時の隠し玉!!…誘爆させるのにピッタリなのよ」
真姫「それはもう外して良い装備だと思うわ」
にこ「ぐ…わ、分かったわよ、外せばいいんでしょー!?」
ラルさん「…骨が折れますなぁ」
ハムさん「まったくです」
ツバサ「…じゃあ、私達も私達の練習をさせてもらうわね、大会まで頑張ってね?」
デュオ「俺らも最高の新しい機体でお前達に挑む、他のライバルの情報が入ってきたら教えてやるよ」
穂乃果「はい!お願いします!」
ツバサ「じゃ…ごきげんよう」スタスタ
穂乃果「ありがとうございましたっ!」ペコリ
今更ですが一応訂正…穂乃果の機体名はダブルオーガンダムセブンソード/Kではなくダブルオーガンダムセブンソード/Cです
カレトヴルッフはKから始まると勘違いしていました、すみませんでした
デュオ「…んで?お前のフリーダムはどうなんだよ」
ツバサ「順調よ、英玲奈達が手伝ってくれてるわ」
デュオ「ソイツぁ良い事だ、うちも今、三人でデスサイズヘルの仕上げに掛かってるぜ」
ツバサ「…お互い良い仲間を持ったものね」
デュオ「そーだなー…大会でお前と当たるの、楽しみにしてるぜ?」
ツバサ「こちらこそ、その時は全力で…って、あら?」
チナ「………」オロオロ、キョロキョロ
デュオ「…迷子か?見たところ中学生…みたいだが」
ツバサ「そうみたいね、そこの貴女?」
チナ「あっ、はい…!何でしょうか…?」
ツバサ「道が分からないのなら、教えてあげましょうか?」
デュオ「地元民でな、少なくともお前の勘よりは頼りになるぜ」
チナ「そのー…穂むらって知ってますか?」
デュオ「穂むらっつーと…あぁ!ロンドの野郎が絶賛してた和菓子屋か!場所は知ってるぜ、行くか!」
ツバサ「…お名前、聞いても良い?穂乃果さんと知り合いだったり…」
チナ「あっ、はい!コウサカ・チナです!穂乃果ちゃんとは従姉妹にあたります」
デュオ「…………え、マジで?」
ツバサ「…意外ね」
デュオ「穂むらってアイツの家だったのか…!?」
ツバサ「そっち!?」
デュオ「で、まぁ…お互いの色々な話をしつつ、穂むらに着いちまったな…」
チナ「お邪魔しまーす」ガララッ
穂乃果母「いらっしゃーい…あら!チナちゃん!待ってたわよ~♪」
雪穂「あっ、チナちゃん?久しぶり
ー」
デュオ「…マジで従姉妹みたいだな」
穂乃果母「あら、そちらは…いつも大量に揚げ饅頭を買っていくイケメンさんと「誰がイケメンだ誰が!?」、いつも揚げ饅頭を大量に買っていくUTXの人ね♪」
デュオ「…お前もかよ」
ツバサ「…美味しくて、つい…」
デュオ「ま、俺はあの二人のパシリだけどな」
穂乃果母「チナちゃん上がって上がって!うちの穂乃果と一緒に大会に出るなんて、凄いわね~♪」
デュオ&ツバサ『えっ』
デュオ(嘘だろ、偶然招待状が俺達は届いたってのに…)
ツバサ(あの子…どう見ても中学生だし、ガンプラバトルをする様には…)
チナ「はい、私も穂乃果ちゃんに負けないよう、ベアッガイIIIで頑張ります…!」
デュオ(ベアッガイさんってなんだぁぁぁぁ!?)
ツバサ(和むわねー、名前…)
デュオ「ゴニョゴニョゴニョ(なぁツバサ、あの子ホントにガンプラバトルつええのかな…)」
ツバサ「ゴニョゴニョゴニョ(分からないけど…メイジン・カワグチから招待されてるんだし、そうなんでしょう?)」
デュオ(…よし)
雪穂「じゃじゃーん!自信作、ノーベルガンダム・スノー!」
チナ「わぁ…お姫様みたい…!」
雪穂「ふふん、髪の毛やボディを全体的に白にして、腰のスカートを………」
デュオ「あ~、ちょっと良いか?」
チナ「何ですか?」
デュオ「…お嬢ちゃん、バトルの腕前はどんな物なのかな?」
チナ「え!?え、えっと………その…」
雪穂「そういえば私もあんまり知らない、お姉ちゃんは知ってるの?」
チナ「う、うん、ある程度は…」
ツバサ「で?その実力の程は?」
チナ「…ほぼゼロ?」
デュオ「…はぁーーーーーーーっ!?」
ツバサ「ほぼゼロって…それは嘘よね?コウサカさん」
雪穂「えっ、私は…」
ツバサ「…ごめんなさい、チナさん、貴女の話、ガンプラを見てちょっと思い出したわ、女子のみの小さな大会で、初ガンプラバトルで準優勝…だったかしら?」
チナ「えっ!?あ、あの、それは…!」
デュオ「ゼロじゃねーよな、バリバリ経験あったよな!?」
デュオ「いや、まぁそれは良いや、だが…大した実績じゃあないし、経験が多い訳でもない、何で呼ばれたんだ?日本にはもっと凄いファイターが居るだろうに」
チナ「さぁ…私にも…」
ツバサ「…高坂さ、いえ、穂乃果さんの従姉妹だっていう事と関係あるのかしら」
穂乃果「たっだいまー!高坂穂乃果!帰還しましたー!」ガラッ
雪穂「遅いよお姉ちゃん、もうチナちゃん来てるよ?」
穂乃果「あっ、そ、そうだ!ハムさんとの勝負しか考えてなかった!」
チナ「き、気にしなくて良いよ?大事な勝負だったんでしょ」
穂乃果「あー、うん、ありがと…相変わらず優しいなぁ…雪穂とは違う」
雪穂「お姉ちゃん、それどういう意味…」
デュオ「まーまー、二人共落ち着けって」
穂乃果「あれ、何でデュオさん?」
デュオ「あー、この子が困ってたから道案内してやっただけさ、にしても従姉妹が居るなんてな」
穂乃果「もう一人の妹って感じです!」
ツバサ「まぁ…私達も大した用はないし、今日はここで本当にさよならね」
デュオ「それもそうだな、さっさとデスサイズの仕上げにかからねえと」
穂乃果母「二人共、揚げ饅頭は如何?それともお団子!?ほら、穂乃果のお友達みたいだし…」
雪穂(意地でも買わせる気だなー、お母さん)
穂乃果「と、まぁ!ツバサさん達に見事揚げ饅頭を買わせ帰らせたのはさておき、チナちゃんのガンプラを見せてもらおうか!」
チナ「えっと…これです、ベアッガイIII」
穂乃果「…えっと、べあっがいさん?」
チナ「うん、ベアッガイIII(さん)だよ」
穂乃果「何この異様に可愛いガンプラ!ってかこれホントにガンプラなの?目がある!いやそれはSDもそうか、じゃなくて!とにかく可愛いーーー!」ギューッ
チナ「あっ、乱暴にしないで…!」
穂乃果「あ、ごめんごめん(ポロッ)…………だぁぁぁぁっ!?」
雪穂「お姉ちゃんのバカー!」
チナ「…よいしょっと」モフモフ、カチッ
穂乃果「………綿?え、今綿が見えたんだけど」
チナ「うん、綿を入れてみたの、ちょっとおかしいけど…幸い腕がちょっと外れただけだし、大丈夫だよ」
穂乃果「ほぇ~…自由な発想だねぇ…」
雪穂「バトルしか考えてないお姉ちゃんとは大違いだね…」
穂乃果「べ、別にバトルしか考えてない訳じゃないもーん」
雪穂「じゃあ他に何かある?」
穂乃果「………無い」
雪穂「だよね」
雪穂「あっ、そういえば…知ってるよね?お客さんが最近増えてること」
穂乃果「えっ、ホント!?」
雪穂「うん、お姉ちゃん目当てでやってくる人が多…ぃっ!?」
穂乃果「…お小遣い、増やしてもらえるかな!?」
雪穂「あ、あのー、お姉ちゃん?目が…あと無駄遣いは良くないしもらえないんじゃないかなー…」
穂乃果「よぅし!行ってくる!!」ドタドタバタバタ
雪穂「…十秒したら帰ってくるよね」ドタバタ
穂乃果「駄目って即答されたよ…」
雪穂「うん、分かってた、そんな事より、お姉ちゃんは大会の準備しなよ、新しいガンプラも出来たんでしょ?」
穂乃果「うん!セブンソードだよっ!カッコイイよねぇ~!」
雪穂「…あのさ、お姉ちゃん?それって前の大会で使ったダブルオーライザーを使ってるの?」
穂乃果「?うん、私のダブルオーはまだ腕が直ってないし、Zはあくまでもサブだから…」
雪穂「…ランサーとかガードナーのモードは使えるの?」
穂乃果「えっ?」
雪穂「ほら、多分あれってダブルオー本体の改造でしょ?ならあれは今のセブンソード装備でもどうにかすれば使えるんじゃあ…」
穂乃果「そ、その発想は無かったよ!オーライザーの方かと思ってたから…よし!ちょっと実験してくる!」
雪穂「じ、自信は無いからね!?…行っちゃった」
チナ「…前と何も変わらないね、穂乃果ちゃん」
雪穂「いい所も悪い所もね」
海未「はぁぁぁーーーーーっ!!」ガキンッ、ヒュルルルルッ!
ハムさん「ふむ、タクティカルアームズを連結させて投擲か…ブーメランとしてはかなり大きく重い、威力はあるが投げるまでの時間が掛かり、隙が出来てしまうな、それに下手をすればツインタクティカルアームズを失う事になる」
海未「そうですよね…やはり、ブーメランとして使うには向いていませんか」
ハムさん「ああ、普通に使う方がマシだろうな」
海未「…では、四刀流は!?」
ハムさん「…あ、ありではないか?」
海未「…序盤はツインアローとライジングアローで牽制、接近戦は四刀流、そして最後の詰めにはツインソードフォームを…!」
ハムさん「…デルタフォームは?」
海未「…ぁ」
ハムさん「…戦術構成にはまだ時間が掛かるか…」
にこ「だぁーっ!だからこれは設置武装じゃないわよ!」
絵里「駄目よ!この辺りに設置しておけば、間違いなく一撃叩き込めるわ!」
希「そもそも、そんなロングライフルとデカいビームランサーなんて…機体コンセプトが…」
にこ「あんたのデスティニーを見てから言いなさいよね!?」
ラルさん「…やれやれ…」
>297
指摘ありがとうございます
穂乃果「…こういう日に限って、皆バトルバーじゃなくて普通のお店に行ってるんだね…」
ユニオン兵「ぃよう!何時ものお嬢ちゃんじゃないか、何なら俺達が相手になろうか?」
穂乃果「!是非!お願いします!」
…………
ユニオン兵「…Oh…何で3対1で負けるんだ…」
穂乃果「うぉぉぉぉぉっ!使えた!もう何でも来い、だよ!いよーっし!ここに居る人達!全員勝負お願いします!」キラキラ
ユニオン兵達『ひぃっ!?』
ハムさん『…何?高坂くんが?………ふむ、相手をしてやってくれ』ブツッ
ユニオン兵「少佐ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
穂乃果「次!お願いします!!」
フェリーニ「…へぇ、これが次のお前のガンプラか」
??「はい、名付けて…ガンダムトライエイジ!!」
フェリーニ「(聞いたことある名前だな…)しかし…相変わらず凄いな…流石はイオリ・タケシの息子ってトコか」
セイ「フェリーニさんが手伝ってくれたおかげですよ」
フェリーニ「手伝ってなんかない、ちょっと足りない部分を補ってやっただけだ、それも…何をベースにするか、だけだぞ?」
セイ「でもフェリーニさんがAGEを提案してくれたから出来たんですよ?」
フェリーニ「…三世代全てのウェアを換装可能なAGE-1、トライエイジか…期待して良さそうだな」
セイ「ただ…まだウェアが完成してないんです」
フェリーニ「そりゃあ他のは基本フルスクラッチだからな、大会までに仕上がるか?」
セイ「分かりませんけど…頑張ってみます!」
フェリーニ「これ以上手伝えなくて悪いな、俺もイタリアの大会に集中しなきゃならんからな」
セイ「いえ、最初だけでも手伝ってくれてありがとうございました!」
フェリーニ「…お前のその顔、アイツに見せてやりたいな」
セイ「……アイツって、レイ「っと、そろそろ飛行機の時間か、んじゃ、帰るわ」あ、はい!さようなら!………さて、連続徹夜かな…!」
大会三日前………
穂乃果「カレトヴルッフ!十文字斬り!!」ズバァッ!
凛「にゃ~~~~~~っ!?」
花陽「ほ、穂乃果ちゃん、もう凛ちゃんに五連勝…!凄いです…!」
穂乃果「ふぅっ…セブンソードの全体も良い調子だし、これなら、大会にベストコンディションで行ける…!」
にこ「落ちなさいってのよ!このおっぱい狸ぃぃぃぃぃ!!」
希「酷い言われようやね…!っ、流石ににこっちの攻撃は捌き切れんかな…くっ!?」
にこ「そこっ!ゼロ距離…取った!!」ドシュゥンッ!
希「…嘘やぁ、これで三連敗なんて」
にこ「ふふん!何時までも甘く見ると痛い目見るわよ?」
絵里「…こっちも絶好調みたいね」
海未「園田流…青い一閃…!!」ザンッ、ドォォンッ!
ことり「ちゅんっ!?も、もう海未ちゃん強すぎだよぉ~!」
海未「…武神アストレイがいる限り、私は負けませんよ」
真姫「…穂乃果からは何の不安も感じないんだけど、にこちゃんと海未は少し余裕がありすぎな気が…」
ラルさん「…うむ、だが…それに気付くかどうかは本人次第、決して口にしてはいかん」
ハムさん「…矢澤くんは元からだが、園田くんの動きはヤケに荒かったな…」
穂乃果「よーしっ!にこちゃん、海未ちゃん!大会、頑張ろうね!皆で精一杯楽しもう!」
海未「…ええ、勿論です」
にこ「当たり前でしょ、このにこにーが楽しまない訳無いじゃない」
ハム&ラル「…………」
海未「…くっ…」
穂乃果「うーみちゃーんっ!どうしたのー?」
海未「穂乃果…いえ、何でもありません、それより、練習に集中しては?」
穂乃果「…悩み事?穂乃果で良ければ相談にのるよ!」
海未「いえ、大した事では「悩み事はあるんだね!?ほらほら、何でも良いから!」………本当ですか?」
穂乃果「うん!海未ちゃんは何と言っても穂乃果の大切な幼馴染みだもん!」
海未「……家が…と、いうより、両親が…」
穂乃果「え、海未ちゃんのお父さんとお母さん?…悪い人じゃなかったよね?」
海未「ええ、勿論です、ただ………その、ガンプラバトルの方が、道場より大事なら園田家の子ではない、と…」
穂乃果「(うわぁぁぁぁぁ!重い!)そ、それって…ジョーク?リアル?」
海未「何故その言葉をチョイスしたのかは分かりませんが、本当です、このままでは…ガンプラバトルを皆と続けるどころか、大会にも…」
穂乃果「…海未ちゃんは」
海未「??」
穂乃果「海未ちゃんの覚悟はその程度?」
海未「!」
穂乃果「簡単だよ!穂乃果がした様に海未ちゃんのお母さん達にも、私はこんなに頑張ってますって伝えれば良いんだよ!」
海未「…敵いませんね、穂乃果には」
穂乃果「ふふーん、海未ちゃんもまだまだよのう?」
海未「ええ、本当に」
穂乃果「認めた!?」
海未「…貴女なら、彼女の悩み事も聞いてあげられるのでは?」チラ
穂乃果「オッケイ!穂乃果に任せてよ!」
にこ「…はぁ~」
穂乃果「ほっのほっのほー!」ヒョコッ
にこ「どぉっ!?ちょっとぉ!それにこのでしょ!?」
穂乃果「えへへー、一度やってみたかったんだよね!にっこにっこにー!」ニコッ
にこ「………穂乃果、ちょっと良い?」
穂乃果「んー?何?」
にこ「…練習時間、削っちゃうんだけど」
穂乃果「あ~、もしかしてデート?にこちゃん大胆だねぇ!」
にこ「違うわよ!…ねぇ絵里ー?ちょっと抜けても良い?」
絵里「え?構わないけど…って、穂乃果も?」
ハムさん「…行ってきなさい」
にこ「さっすがハムさん!じゃ、行くわよ穂乃果!」
凛「ま、まさかデート…!?」
花陽「にこちゃんと穂乃果ちゃん、そんな関係だったのぉ!?」
にこ「だから違ーう!!」
穂乃果「ねぇにこちゃん」
にこ「んー?」
穂乃果「何処に行くの?まさか変なお店でバイトしてたり…!」
にこ「どうしてあんたの頭の中のあたしは変なイメージなのよっ!」グリグリ
穂乃果「痛い痛い!ごめんなさ~い!」
にこ「…あたしの家よ」
穂乃果「家デート!?」
にこ「どれだけ引っ張るのよ!もうそれは置いといて!…相談、乗ってくれるんでしょ」
穂乃果「うん、それで…悩みって?」
にこ「…妹達が居るんだけどね、その内の一人がガンプラバトルで痛い目見ちゃって…もうやりたくないって、それに…」
穂乃果「ま、まさか…」
にこ「…ガンプラバトルをするお姉さまも嫌だって………ああ、もう無理…」グスッ
穂乃果(こっちも重いぃぃぃぃ!まぁさっきのに比べれば軽いけど!っていうかお姉さま!?)
にこ「…ガンプラバトル、辞めようかな…」
穂乃果「にこちゃん!確かに、その妹さんもガンプラバトルを今は嫌だって言ってるかもしれないけど、今までは楽しくやってたんだよね?」
にこ「え?ええ…それはもう毎日あたしに教えを乞うくらい…」
穂乃果「絶対、大会に来させて!私達で…ガンプラバトルの楽しさをもう一度思い出させるんだよ!」
にこ「…なるほど、分かったわ、穂乃果…あんた、頼りになるわねぇ…」
穂乃果「そうかな?穂乃果は駄目な子だよ…?ここまで来れたの、皆のおかげだし!」
にこ「…その考え自体、相当立派じゃない、じゃ…あたし、家に行ってその事伝えてくるわ、あんたは練習戻んなさい」
穂乃果「良いの?」
にこ「あんたが相談に乗ってくれたからね」
穂乃果「…じゃあ、私は練習に戻るから、頑張ってね!」
にこ「当たり前よ、任せなさい!」
絵里「…で?にこの家には行かずに穂乃果だけ戻って来たと」
穂乃果「はい…」
凛「にこちゃんとのデートはどうしたにゃぁー!」
穂乃果「デートじゃないデートじゃない!」
花陽「ほんとの事さ~♪」
真姫「…花陽、もしかして貴女…」
花陽「はっ…!け、決して、決してZZが好きとかじゃないよ!?ジュドーさんの子供からどんどん成長していく様が気に入ったとか、決してそういうのじゃ…!」
真姫「…ま、ZZにハマるのは分かるわ」
花陽「だ、だからぁ~!」
希「うちは「「DESTINYでしょ?」」…うん、そうやけど…」
絵里「私は08MS小隊ね、軍が違えど、敵同士であろうと、自分の恋を…愛を諦めないシロー様は正にヒーローよ」
ことり「今シロー様って…私はWかな♪ウイングガンダムがカッコいいんだ~♪」
穂乃果「穂乃果は絶対OO!キャラはカッコいいしストーリーも良い!更に劇場版まで出てるんだよ!?」
凛「穂乃果ちゃん子供だにゃあ、やっぱりVだにゃ!勝利って良い響き!」
海未「分かっていませんね、ガンダムにおける王道は機動武闘伝Gガンダムです!そして!王道ではない道を進みつつも、常に根強い人気を獲得しているASTRAYも…!」
絵里「じゃあ、今日の練習はここまでにしましょうか、後は各自自由行動!」
海未「ちょっと、聞いているのですか!?あの!?」
穂乃果「よーっし!セブンソードの新しい装備の研究だー!」
ことり「手伝うよ!穂乃果ちゃん♪」
海未「ま、待ってください~!」
ラルさん「皆張り切っておりますなぁ」
ハムさん「好きな作品の話が出来るくらいの余裕は常に持ち合わせていたい物です、さて…少年、君も出るのかな?」
??「………」コク
ハムさん「ふっ…久々に帰ってきたと思ったらコレか、君らしいな、ガンプラバトルの影の猛者…刹那、彼女はどうかな?」
刹那「…ああ、すまない。………彼女は、俺のダブルオーを大事にしてくれている、だが…」
ハムさん「…まだまったく使いこなしてない、と…」
刹那「それを…俺のダブルオークアンタ・CBで分からせる」
ハムさん「期待しているぞ、残念ながら我々は参加出来ないのでな」
刹那「ああ、努力はする」
ラルさん「最も…表に立たぬ彼の事を知っているファイターは少ない、噂程度の知識しかない筈ですぞ」
ハムさん「うむ…勝利の女神が相手に微笑む事はまず無いな」
刹那「………この世界に神は居ない」
ハムさん「…言うと思った、さて、君ももう休め!長旅で疲れているだろう?」
刹那「…了解した」
ダブルオークアンタ・CB
ガンプラバトルの表舞台には立たず、影でガンプラバトルの人気を支える少年、刹那の最高傑作ガンプラ
設定は刹那が対話において人類の犠牲を出さない為に一機で対話に行く為の装備、ソレスタルビーイングの最終決戦装備をかき集め、最終決戦仕様のサバーニャ、ハルートの装備とラファエルのセラヴィーIIを装備し、宇宙戦用の装備に見えるが常に浮遊出来るため地上でも充分過ぎる性能を叩き出す
武装
GNバスターソード零(クアンタのGNソードVにソードビットを12個着けた物、使い勝手は刹那曰く悪くない
GNツインシールド(両肩に着いた二枚のシールド、ソードビットも合わせて12個になっている
GNライフルビットII
GNホルスタービット
GNシザービット
GNキャノン
GNソードライフル
セラヴィーガンダムII
GNクアンタムダガー(投げた瞬間量子化し、刹那の意思で自由に飛ばせる)
トランザムシステム零(トランザムを改良した物で、普通のトランザムより持続時間が長く、出力を上げるとトランザム・オーバーフレアとライトニング・トランザムの二つが使える。オーバーフレアは文字通り機体が燃え上がり、攻撃性能を極限まで上げ、ライトニングは機体の速度を最大加速で3分飛べば空中分解する程、雷の如く速さで戦場を駆け抜けられる様にする)
ソレスタルビーイングバスター(サバーニャのビット、ハルートのキャノン、セラヴィーIIのキャノンとGNバスターライフルを合わせて放出する必殺武装、威力はツインサテライトキャノンの約20倍)
煉獄の刃(トランザム・オーバーフレアを使用すると使える武装、炎のトランザムライザーソードを腕から出し、相手を薙ぎ払う)
疾風迅雷剣(ライトニング使用時に使える武装、名の通り目にも止まらぬ速さで敵を切り裂き、一瞬で敵を駆逐する)
ダブルオークアンタ(全ての装備を脱ぎ捨てダブルオークアンタになる、尚このクアンタ自体は(装備は別)設定上対話の事しか考えて居ない為攻撃性能は従来より低い、クアンタムバーストによりレベルの低い相手の機体は機能停止させられる)
大会前日
海未「…昨日、穂乃果は練習に来ませんでしたね」
絵里「電話にも出ないし、家に行っても親御さんと雪穂さんに追い返されるし…」
ことり「せっかく海未ちゃんとにこちゃんの悩みは解決したのに、何かあったのかなぁ?」
ハムさん「…実は…少々一昨日トラブルがあってだな…」
にこ「何で知ってるのよ」
ラルさん「…むぅ…その…」
刹那「………」
真姫「それで、その子は?見たところ私達とあまり変わらない様に見えるけど」
刹那「……彼女は今、ライザーとセブンソードを併用出来る様にしている」
凛「え?ライザーと…」
花陽「セブンソードを併用!?そんな事出来るんですか!?」
刹那「…モードチェンジのシステムを使えば、簡単にだが…ライザーは出来る筈だ」
海未「…何故貴女が穂乃果のガンプラの事を?」
刹那「………」
希「あら、だんまり?」
ハムさん「…高坂くんのガンプラは、彼が作った物だ」
八人『えぇっ!?あれを!?』
刹那「………ああ」
刹那「あれは一年前まで俺が使っていたガンプラだ、かつては最高の作品だったが…ライザーは、俺に着いて来れなくなった」
海未「…あの、ダブルオーライザーが…?」
ことり「ファイターの腕に追い付けない…!?」
ハムさん「…彼は世界が認める程のファイターであり、ビルダーだ。こう見えて中身はガンプラバトルに魂を燃やす少年だしな」
刹那「………」
絵里「待って、ダブルオーライザーが貴方の操作に着いてこれないって…本当なの?」
刹那「なら、試してみると良い」
真姫「ずいぶんと余裕そうじゃない…!私が相手に「待って」……エリー、希?」
絵里「私達二人でも良いかしら?」
希「流石にそんな自信満々に言うんやったら、うちもやる気出てまうわ」
刹那「…2対1…別に構わない、俺はコイツを使わせてもらう、良いな、グラハム・エーカー」
ハムさん「…良いだろう、少年のガンプラはこのガンダムエクシアだ」
にこ「ちょっと、それって素組みじゃない、そんなので勝てるの?」
刹那「…問題ない」
絵里「舐められてるわね…なら、本気で行かせてもらうわよ!」
ハムさん「……そこまで!少年のガンダムエクシアの勝利!」
刹那「………ミッション終了、相手に感謝する」
絵里「…嘘でしょ?」
希「…試合開始から二分も経っとらんのに」
にこ「何よりも凄いのはアイツの指よ!完全に次の次の操作まで行ってて、途中でエクシアが操作に…」
海未「しかもその一瞬の隙を流れる様に次の攻撃に繋げるのが凄いです…隙はある筈なのに、まったく無い…!」
ハムさん「…分かっただろう?彼は表舞台にはそうそう出ないが…裏では超一流のトップファイターなんだ」
真姫「………穂乃果のガンプラが彼の動きに追い付けないなら、穂乃果に勝ち目は…」
刹那「最初から諦めている人間に勝利は訪れない」
絵里「!」
刹那「…見ていて分かった、お前達は俺を心の底で恐れ…戦いに集中していなかった、それで勝てる訳がない」
希「何やて…?」
刹那「…俺には、もう何も怖くはない、そこの二人も、俺を恐れていたら、絶対に勝つ事は出来ないぞ」
海未「…誰が…!」
刹那「…バトルを楽しめ、それだけだ」
海未・にこ「!!」
ハムさん「…やはり、な…彼なら言うと思ったよ」
一方、高坂家では………
穂乃果「ここの粒子を…こう回せば…っ!ぁ………で、で、で…出来たーーーーーーーーっ!!」
雪穂「おおっ!ホント!?」
チナ「凄い穂乃果ちゃん…!」
穂乃果「くぅ~…!努力した甲斐があったよ!見て見て!」
雪穂「おぉ~…オーライザーが粒子で出来てる…」
チナ「ちょっと綺麗かも?」
穂乃果「これ、もしかして色んな装備を粒子で…!」
雪穂「まぁそこまでしなくても良いんじゃない?お姉ちゃん、昨日からずっと寝ないでこれやってたじゃん」
穂乃果「せっかくお父さんが置いてくれたバトルシステムだよ!?なら、もっと練習しないと!」
雪穂「駄目駄目!ゆっくり休んでって!」
チナ「身体を壊したら意味無いからね…」
穂乃果「…ちぇっ、じゃあ今日はゆっくり休もうかな………お休、み………すぅ…すぅ…」
雪穂「だからってここで寝ないでよ…ベッドに運ぶの、面倒なんだからさぁ…!」
大会当日、会場前………
海未「どういう事ですか!穂乃果もチナさんも来ていないなんて!?」
ことり「穂乃果ちゃんはともかく、チナちゃんまで…」
にこ「あと五分よ!?開会式!」
ハムさん「…まったく…」
選手控え室
穂乃果「うーん、何で海未ちゃん達来ないんだろう…」
チナ「きっと寝坊か何かだよ」
穂乃果「……あれ、メール来てる…ん?<早く起きなさい>………んん?と、とりあえず…<控え室に居るけど?>と…」ピッ
海未「………控え室に居る!?はぁ!?」
にこ「何よそれーーー!!」
海未「は、早く行きましょうにこ!」
にこ「分かってるわよ!あ~~~~もう!」
希「二人共頑張ってな~」
ハムさん「では、私達も客席へ行こう、既に席は取ってある」
セイ「…大体のウェアは換装可能、AGEシステムも良好…うん、ベストコンディション…!」
マオ「だからぁ!我道はんのTXは予選向きじゃない言うとるんです!」
我道「な、何だって!?そういうマオのクロスボーン魔王だって、ただの戦闘用だろ!」
マオ「ただの、とは失礼な!」
セイ「マオくん!」
マオ「お、セイはん!お久しぶりですぅ」
我道「イオリ・セイ!あんたもこの大会に来てたのか!俺、我道走、好きに呼んでくれて構わないぜ、よろしく!」
セイ「…がどう…はしる?………ガロード・ラン!?」
我道「良く言われるけど、関係無いよ、まぁガンプラはX系だけどね」
セイ「まぁ何はともあれよろしく!今回の大会、僕も結構本気なんだ」
マオ「ふーん、一体どんなガンプラを使うんやろ」
セイ「それは予選開始のお楽しみさ!………それより、委員長知らない?」
マオ「委員長?ああ、突然居なくなった言うてましたね」
セイ「うん…理由はあるらしいんだけど………」
我道「探してりゃ見付かるだろ?案外この大会に隠れて出てたりしてな」
セイ「それは無いよ~」
刹那「………」カチャカチャ
\オイ、アレミロヨ/ \セツナ…!ナンデコンナトコニ?/
刹那「……今回が表で初出場だな、クアンタ…よろしく頼む…」ギュッ
\ナンダアノガンプラ/ \スゲーゴツイ/
刹那「………」
セイ「…マ、マオくん、あれ…」
マオ「…刹那はんですな、あの人も出てるなんて…!」
海未「ほ・の・かぁ~~~~~!!」
穂乃果「ひぃ~っ!ご、ごめんなさい海未ちゃん!悪気は無かったんです!」
海未「問答無用!今日という今日は許しません!」
我道「………何だあれ」
セイ「………あれ?委員長!?」
チナ「!イオリくん!」タタタ
にこ「…イオリ・セイ…」
セイ「ま、まさか委員長も…」
チナ「うん、大会の招待状が届いたの」
セイ「ホントに!?凄いね委員長!」
チナ「きっとユウキ先輩に何か考えがあっての行動なんだよ…」
セイ「とにかく、お互い大会頑張ろう!」
チナ「うん!」
穂乃果「………私のもう一人の妹が…!」
我道「おっ、あんた達も参加者か、俺我道走!よろしくな!」
マオ「ワイはヤサカ・マオ言います、どうぞよろしゅう頼んます」
穂乃果「あっ…高坂穂乃果です!よろしくお願いします!」
海未「園田海未です、よろしくお願いします」
にこ「矢澤にこ、コイツらの一個上よ、よろしくね?」
セイ「あっと…僕はイオリ・セイ、よろしくお願いします!」
チナ「改めて、コウサカ・チナです、穂乃果ちゃんの従姉妹なので、よろしくお願いします」
我道「しっかしすげえなぁ…総勢200人だろ?予選で何人落とすんだよ…」
セイ「決勝トーナメントは32人で8人ずつの4ブロックに別れるみたいだよ、で、勝ち進んだ二人が決勝戦…って所かな」
マオ「決勝に行けるかは1/6ってトコですね」
穂乃果「くぅーっ、燃えてきた!」
アナウンス『只今より、開会式を始めます、選手の皆さんは………』
海未「…では、行きましょうか?」
にこ「そうね、祭の始まりよ…!」
メイジン「よくぞ集まってくれた!ガンプラバトルを極めし日本の猛者達よ!!今日はこの東京で、君達のガンプラに懸ける熱い情熱を見せて欲しい!」
メイジン「まず目指すは勝利!しかし…本当に大事なのは、ガンプラバトルを楽しむ心だ!皆、それを胸に抱き、正々堂々とぶつかり合って欲しい!」
メイジン「今回が初参加の方もいるだろうが、決して恥じる事は無い!皆が平等…!それぞれの個性を活かせ!そして楽しめ!それが、ガンプラバトルだ!!さぁ、予選の開始だ!」
\ワアアアアアアアアアアッ!!/
希「盛大やねぇ~…」
ハムさん「流石はメイジン・カワグチ、心に響く挨拶であった」
ラルさん「見たまえ、予選形式の発表だ」
真姫「…ねぇ、レースって何」
凛「にゃにゃ!?サバイバル!?」
花陽「どれもこれも面白そう…!」
セイ「一回戦はレースか…」
マオ「前もありましたなぁ」
我道「へへっ!追加装備の出番か!」
穂乃果「すっごい面白そう…!ますます楽しくなってきたよ!」
デュオ「いようお前ら、元気にしてるか?」
ツバサ「その様子だと、むしろ元気が余ってるわね」クスクス
穂乃果「あっ、デュオさん、ツバサさん!」
ツバサ「一回戦は40人毎のレースで、20人が次に進める様よ」
セイ「つまりここで半分は脱落…」
チナ「緊張してきた…」
デュオ「因みに、もう組み合わせは出てるぜ」
穂乃果「…第一レースは………おおっ!私とチナちゃん、それに我道くんだ!」
我道「いきなりかよ!おいマオ!見てろよ?俺のトリプリエックスとGコンドルの速さをな!」
マオ「はいはい、頑張ってくださいね~」
穂乃果「よーし!行こう二人共!」タタタタ…
海未「………にこ、アレ…」
にこ「…見たわよ、何であの名前が…」
セイ「…少なくとも一位は厳しそうですね、穂乃果さん」
ツバサ「………真紅の稲妻、ジョニー・ライデン…!」
司会『これより!予選第一回戦、第一レースを開始します!ルールは簡単、コースに設置されたトラップをかわしながらゴールを目指すだけ、尚選手同士の戦闘もアリとします!』
穂乃果「ええっ!?アリなの!?」
チナ「ど、どうしよう穂乃果ちゃん…」オドオド
穂乃果「大丈夫!チナちゃんは穂乃果が守るから!」
我道「ここは炎のモビルスーツ乗り、我道走が二人をエスコートするっきゃ無いね!」
穂乃果「所で…そのガンプラ、凄い見た目ですね?」
我道「ん?ああ、ガンダムTX(トリプルエックス)!サテライトキャノンを三本装備した最強のXさ!因みに今装備してるのは追加装備のGコンドルだ、元はGファルコンって言うんだけど………」
司会『参加選手は位置に着いてくださーい!』
我道「っと、んじゃ、行くか!」
穂乃果「オッケー!行くよチナちゃん!」
チナ「う、うん…!」
ジョニー「………さて、行くとするか、真紅の稲妻の実力、見せてやるぜ!」
司会『では!40名のファイター達も揃いましたし、これよりレーススタートと参りましょう!』
我道「うぉ~っ!さっさとスタートしてくれよ!」
穂乃果「チナちゃん、始まったら我道さんのGコンドルに乗ってね?私が援護するから…!」
チナ「う、うん!よろしくお願いします、我道さん…!」
我道「任せな!その為にベアッガイ用の手すりも付けたからさ!」
司会『では!皆さんカウントを!5!4!3!2!1…スタートーッ!!!』
選手A「オラオラーッ!退きやがれーっ!」ゴォォォォォッ!
選手B「勝つのは俺だぁ!」ゴォォォォォッ…!
次々と機体のスラスターを噴かし、飛び立つ選手達…穂乃果と我道は急ぎチナのベアッガイの元に駆け付ける
穂乃果「うわっ…!我道さん!」
我道「任せろ!チナちゃん!乗れ!」
チナ「は、はい!」ピョンッ!ガシッ
我道「じゃ…飛ばすぜぇっ!!」
穂乃果「ドライグヘッド、展開…!最大出力…!行きます!!」
司会『次々とスタートして行きます!先頭は…真紅の稲妻!ジョニー・ライデン!周りの敵を切り裂きながら突き進んでいきます!!』
ジョニー「3っ!!へっ、これであと36人!」
ジョニーの駆る高機動型ザクIIはヒート・ホークを構え、群がる敵のスラスターのみを切り裂いて突き進んでいく
ジョニー「……このレースじゃあ、期待出来るのは…そうだな、あのGファルコンとダブルオーくらいか…」
「ヒャッハー!ガキ共はさっさと消えなぁ!」
我道「くそっ、ただドダイに乗ってるだけのザクのクセに…!チナちゃん、振り落とされんなよ!?穂乃果!頼む!」
チナ「は、はい!」
穂乃果「うぉぉぉぉっ!カレトヴルッフ!一文字、斬りッ!!」ザンッ!
「ぐおお~~~~っ!?」ドオォォォンッ!
我道「ナイスッ!」
穂乃果「敵は私が落としますから!」
我道「悪いな…!っと、何だあれ?」
穂乃果「………落とし穴?」
チナ「こんなのに引っ掛かる人、居るんですか?」
我道「間違いなく一人か二人は居るぜ、見てみろよ」
穂乃果「…あっ、ガンタンクゥゥゥゥゥゥゥゥ!!酷い、酷すぎるよ!」
我道「ま、それは置いといてさっさと行こうぜー、今の大体の順位は24、5、6ってトコだから急がねーと」
セイ「…バクゥも落ちてる…」
にこ「あれは無理よねぇ…」
司会『依然トップはジョニー・ライデン!このまま後続を突き放しゴールするのでしょうか!?』
ジョニー「今回もレースは楽勝だな!」
我道「……穂乃果、チナちゃん頼めるか?」
穂乃果「え?は、はい!チナちゃん!こっち!」
チナ「わ、分かった…!えいっ!」ピョーンッ
Gコンドルから飛び降りるベアッガイIII、それを見事キャッチするセブンソードが顔を上げると、そこには…
穂乃果「………えっ、何で上向いてるんですか!?」
我道「サテライトキャノンを撃つ…!下がってろ!」ギュンッ!
チナ「サ、サテライトキャノン?」
我道「行くぜ…トリプルエックス!!」
チナ「飛んだ…!?」
一気に上空に飛び去ると、Gコンドルからトリプルエックス本体が射出され、トリプルエックスのサテライトキャノンが一本構えられる
我道「…粒子残量充分、っし!サテライトキャノン!!発射ああああああああああああ!!!」ドォォォォォォォォッ…!!
「このままなら12位で突破…!せめて抜かれない様にしないとな!」
「くっそー!待ちやが…れええええええええええ!!??」
穂乃果・チナ「…………(唖然)」
司会『な、なんと!!我道選手のトリプルエックス!12位から23位までの選手を一掃!これにより、一気に順位が上がりました!』
我道「よっしゃぁっ!!行くぜ!!」
穂乃果「お、おー!」
ハムさん「…ずいぶんと強引に行く物だ」
ラルさん「だが、あのコース一面を焼き払える高火力…とんでもない物です」
その後、穂乃果と我道は次々と敵を追い抜いていき、順位はあっという間に2、3、4位に…
我道「くそっ、一位を取りたいけど…!」
穂乃果「あのザク、速い!」
我道「確かアイツ…!………って、あれ?ま、まさか!ジョニー・ライデン!?」
穂乃果「誰ですかそれ!?」
チナ「イオリくんが言ってた…!戦場を駆ける真紅の稲妻…!」
セイ「………あの人達、まさか…」
にこ「…今気付いたわねー、アイツら」
ジョニー「よう!我道走!聞いたぜ、最近心形流で修業してるんだってな」
我道「そ、それがどうした!?」
ジョニー「いや…気になっただけだ、それはともかく!一位はもらうぜ!」
司会『ジョニーザク!既にゴールまであと僅か!』
我道「くそっ…!」
穂乃果「ここは私が…!トランザム!!」キュィィィィィッ…!ギュンッ!
司会『音ノ木坂学院の高坂選手!ここでトランザム始動!!一気にジョニー選手との距離を縮めます!』
穂乃果「うぉぉぉぉぉぉっ!!」
ジョニー「速いっ…!だがぁっ!!」
ジョニーザクとセブンソードが一気に加速し、ゴールラインに到達する、周りから見たところほぼ同時…そして、Gコンドル、ベアッガイIIIもゴールし、次々と他の選手もゴールインを果たす
ジョニー「どっちだ!?どっちが速い!」
穂乃果「…っ…」
我道「………」
司会『………一位!ジョニー・ライデン!二位!高坂穂乃果!以下はこの通り!』
穂乃果「あーっ、負けちゃったか~…」
ジョニー「……驚いたな、まさかこんなお嬢ちゃんが俺と最後の最後で張り合えるとは…」
穂乃果「あ、ありがとうございます!」
ジョニー「…俺はジョニー・ライデン、大会は始まったばかりだ、もし戦う事になったら、次こそ勝たせてもらうぜ?」
穂乃果「…こちらこそ!」
海未「…さて、次は私達ですね!」
マオ「海未さんの実力、拝ませてもらいます!」
司会『さぁどんどん行きましょう!第四レースは…』
海未・マオ「………あれ?」ポカーン
穂乃果「いやー、流石海未ちゃん!見事第一回戦突破だね!」
セイ「マオくんも!まさか二人で敵を殆ど蹴散らしながら進んでいくなんて…」
デュオ「おかげで10~20位は撃破されてんのにランクインだからな」
海未「あ、あれ…?」
マオ「…ワイらはこういう扱いなんですね、師匠…!」
にこ「あーもうっ!何で私が二位なのよーっ!一位のおっさんムカつく~っ!」
穂乃果「お帰りーにこちゃん、速かったね?」
にこ「ええ、それより、第四レースよ、速くしなさいよ」
セイ「…次のレースは僕達ですね」
デュオ「ああ、いっちょ派手に行くか!」
司会『では!第四レース!スタートです!!』
セイ「ガンダムトライエイジ・ビークス!行きます!」
デュオ「デスサイズヘル・マリオン!行くぜぇ!」
司会『さぁ次々とスタートして行きます!早速先頭に躍り出たのはイオリ・セイ選手のトライエイジ!デスサイズヘルやヅダ等も後に続きます!』
デュオ「速いな…流石はイオリ・セイ!」
セイ「ビークスは高速射撃形態ですから…!」
デュオ「っと、上見ろ!」
セイ「………ガウ攻撃空母!?」
司会『おーっと!ここでチョマーさんのガウが先頭集団の上空に!因みに、チョマーさんはこの大会を盛り上げる為のスタッフとして参加しています、つまりこれはレース上の罠なので、決してチョマーさんは参加者ではありません!』
チョマー「そこまで言う必要無いだろ!ええい、リカルド・フェリーニめ…ヤツが居ないこの屈辱…お前達にぶつけてやるぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
セイ「そうは…!」ダダダダダッ!
デュオ「行くかよっ!!」ザンッ!
チョマー「こ、これで終わりぃぃ~~~~~~~~っ!?」ドォォォォォォォォンッ
司会『………えー、イオリ選手とデュオ選手による連携で、ガウは撃沈、引き続きレースをお楽しみください』
にこ「弱いわねー、あれ」
穂乃果「確実にエンジンとスラスターを狙う辺りが凄いね!あの二人!」
デュオ「…他に驚異になる相手は特に居ない…って訳じゃないか…!」
「ふっふっふ…このヅダから逃れられると思うなよ!」
デュオ「ちっ!ヅダかよ!しかもかなりはえぇ…!」
「ヅダは最早ゴーストファイターではない!」ゴォォォォォォッ…バキッ!「……なにぃっ!?」
デュオ「土星エンジン稼働し過ぎて空中分解してるじゃねえかよっ!!」
「む、無念…ツイマッドに栄光あれ…!」チュドーン
デュオ「おっさああああああああああん!!」
司会『………え、えー、ヅダ、空中分解により脱落!』
セイ「デュオさん、あれ!」
デュオ「ああ?………何で別れ道あるんだよ!」
セイ「ゴールはこっちだよ………と、ゴールはこっちだよ………どっちも同じ!?」
デュオ「………こっちだ!」
セイ「分かるんですか?」
デュオ「…勘だ!」
セイ「ええっ!?じゃ、じゃあ僕こっちに行きますから!デュオさんはそっちをお願いします!」
デュオ「おいっ!?ったく…!」
司会『因みに、別れ道はゴールと、無人のトーラス部隊の場所に別れています!』
デュオ「どうせこっちが正解に決まって………どわっ!?」
トーラス「…………」
デュオ「………えっと…ざっと、50?………おらおらぁ!!この先にゴールあんだろ!?死神様のお通りだぁっ!!」ズガァッ!
セイ「結局難なくゴール出来そうだけど…デュオさんは大丈夫かなぁ」
??「他人の事を心配している暇があるのかな!?イオリ・セイ!」
セイ「!この声は…!でも、このレースには参加してない筈…」
メイジン「それはどうかな!!」バーン
セイ「ユウキせんぱ…メイジン・カワグチ!?どうして此処に!」
メイジン「…飛び入り参加だ!!私もこの、νガンダムブレイヴ・シャイニングで参加させてもらうぞ!」
司会『え、ええと!急遽、三代目メイジン・カワグチの参加が決定致しました!第四レース参加の皆さん!頑張ってください!』
にこ「…頑張ってじゃ済まないわよね、アレ…」
ツバサ「ええ、まさかメイジンの飛び入り参加なんて、誰も予想してなかったでしょうしね、それよりデュオ…………」
デュオ「斬って!斬って!斬りまくるっ!!っと…これで終わりか!?」プシュー…
司会『こ、これはどうした事でしょう!?デュオ選手のデスサイズヘル、CPUレベルEXTREAM設定のトーラス部隊をほぼ全滅させてしまいました!!ついでに他の参加者も…』
デュオ「…完全に行き止まりになってやがるな、今の順位は…27!まだ追い付けるぜ!」ゴォォォォォォッ…
セイ「ビークス装備でメイジンと戦えばやられる…なら、逃げるしかないか…!」
メイジン「そうはさせんよ!受けてみろ!シャイニングショット!!」バァンッ!
セイ「っ…!?くっ!」グルンッ
メイジン「ギリギリで避けたか!流石だな!」
セイ「そっちがその気なら…!でぇぃっ!!」ヒュッ!
メイジン「何っ!武器を捨てた…!」キンッ!
セイ「最大加速…!!」ギュォォォォォォッ…!
メイジン「逃がすものか!」
アラン『カワグチ!まだνガンダムは最終調整中なんだ!頼むから無理はさせないでくれ!』
メイジン「分かっているとも!」
司会『トライエイジとνガンダムブレイヴ!ほぼ横一線!一気にゴールへ突き進んで行きます!勝利を掴むのはどちらか!?』
マオ「行けーセイはん!」
海未「どちらも素晴らしいスピード…!目が離せません…!」
ツバサ「………あれ!」
穂乃果「あっ…あれは!?」
デュオ「おらおらおらあああああああああああっ!!」
セイ・メイジン「デスサイズヘル!?」
司会『こ、ここで外れを引きつつもここまで順位を上げたデスサイズヘルが登場!二機との距離を詰めます!』
デュオ「死神舐めんなよぉっ!!」
メイジン「ええぃっ!」
セイ「うぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
司会『最早この三機に注目せざるを得ません!さぁ一位は誰か!?どうせ二回戦には進出出来るが一位は誰か!?』
セイ「負けるもんかぁぁっ!」
メイジン「あれだけ啖呵を切って無様は見せられんっ!」
デュオ「そこかよっ!?っと、そんな場合じゃねえ!」
完全に並走している三機共全ての武装を捨てており、最大加速状態になっている、そしてゴール寸前に迫り、デュオが勝負に出る
デュオ「悪いなメイジンさん!コイツをくらえ!!」バララララッ!
メイジン「バルカンか!だがっ!」ガァンッ!
デュオ「ぐわぁっ!?………っておい、何してんだあんた!」
メイジン「はっ!つい…!」
νガンダムはバルカンを物ともせずデスサイズヘルに飛び掛かってしまい、その隙にトライエイジがゴールを果たす
メイジン・デュオ「………………」
司会『第四レース!一位通過者はイオリ・セイ選手!』
デュオ「………二位は譲るぜ…」
メイジン「いや、君が行くと良い………」
にこ「…馬鹿丸出しねアイツら」
穂乃果「にこちゃんさっきから酷い事しか言ってないよね!?」
ツバサ「とうとう私の出番ね!この…」
穂乃果「二人共お疲れ様ー」
デュオ「…結局三位になった」
セイ「あ、あはは…」
チナ「や、やったねイオリくん!」
ツバサ「ち、ちょっと、穂乃果さん?皆?」
にこ「あ、メール来てるわ、………絵里達、絵里の妹と穂乃果の妹、それにあたしの妹達と一緒に居るみたい」
ツバサ「……あのー…」
穂乃果「へー、大人数だね、っていうか絵里ちゃん妹居たんだ」
にこ「あんたの妹の友達らしいわよ?それと海未の大ファンだって」ニヤニヤ
海未「え、えぇっ!?」
穂乃果「聞いてないよ!?どういう事!」
にこ「んー、そういう事でしょ」
ツバサ「うわあぁぁぁぁぁぁぁん!!何で無視するのよ!もしかして英玲奈達が居ないと私は存在感無いの!?ねぇ!」
穂乃果「あ、ツバサさん!次のレース、頑張ってください!」キラキラ
ツバサ「………え、えぇ!任せなさい!」
にこ(なーんか前もこんな光景あったわね)
穂乃果「で?フリーダムは?」
ツバサ「そう!私のフリーダム、完璧に仕上げたわ…!その名も、フリーダムガンダム・スプラウト!!」
穂乃果「羽が変に盛り上がってる!?」
ツバサ「ええ!ジャスティスのファトゥムやシャイニング・エッジも装備したわ!…キラ・ヤマトとアスラン・ザラの融合よ!」
セイ(ヒイロ・ユイも融合してる…)
マオ「なるほど、その羽の中から装備を出して攻撃する訳ですか」
ツバサ「ええ、ドラグーンやバラエーナもあるわ」
にこ「もう四次元ポケットの域じゃない、どうやって使ってるのよ!?」
ツバサ「………色々あるのよ」
海未「い、色々って…」
ツバサ「とにかく!次のレース、確実に一位は貰うわ!じゃあね!」スタスタ
にこ「…ねぇ海未、あれ…」
海未「……ええ、居ますよ、あの男が」
刹那「………」
絵里「ながーーーーーい!もっと熱くなる戦いを見せなさい!!」グシャッ、バシャー
希「ちょっとえりち!うちにもかかった!」
亜里沙「お、お姉ちゃん落ち着いてっ!ね?」
雪穂「大丈夫かな、あの人…お姉ちゃんが凄い憧れてる人らしいけど…」
こころ「………お姉さまの出番はもう終わってしまいましたし、もう帰っても…」
凛「まだまだにゃー!ガンプラバトルの楽しみはこれからにゃ!」
ここあ「でも~…」
虎太郎「………」
花陽「ほ、ほら!凄いのはにこちゃんだけじゃないよ?さっきの人達だって…」
真姫「まぁ見てなさいって、これからもっと盛り上がるわ」
ことり「………あの人…!」
ラルさん「…さぁ見せてくれたまえ、刹那くん!」
ハムさん「君の最高のガンプラ、恐らく…イオリ・セイやメイジン・カワグチにも劣らないその力を…!」
ツバサ「…自分でも分かるほど怯えてる、大きな大会に出るのは初めてじゃないのに…どうして?」
刹那「………あんたが、綺羅ツバサか」
ツバサ「!貴方…(何?この感じ…間違いない、この子…出来る…!)」
刹那「……話は聞いている、期待させてもらう」
ツバサ「…こちらこそ」
司会『………では、選手が揃いましたので、最終戦を開始します!!』
穂乃果「ツバサさーん!頑張ってくださーい!」
ツバサ「当然…!」
刹那「………」
『5!4!3!2!1!スタート!!』
ツバサ「はばたいて!フリーダム・スプラウト!」バサァッ!
刹那「……………」シーン
司会『……ど、どうした事でしょう!刹那選手のダブルオークアンタ・CB!動きません!!トラブルでしょうか!?』
にこ「…アイツ…!」
絵里「…どういう事…?」
ツバサ「…舐められてる…!くっ!」ギュンッ!
司会『フリーダム加速!どんどん後続を突き放していきます!』
刹那「………」シーン………
穂乃果「マ、マオくん!何であの人動かないの?」
マオ「………どう思います、セイはん」
セイ「…僕だって噂に聞いた程度だけど、あの刹那さんが勝負を捨てる様な人間だとは思わない」
海未「それはそうです、機体を動かしもせずに負けるなんて、そんな馬鹿な事………」
にこ「…ちょっと!見なさい!」
穂乃果「…居ない?」
司会『ゴ、ゴーーーーーール!?』
デュオ「んなっ!?」
司会『せ、刹那選手のダブルオークアンタ・CB!一瞬でゴールしました!』
刹那「…ライトニングトランザム解除、ミッション終了」
ツバサ「はぁっ…!はぁっ…!」プシュウウウウウ…
司会『フリーダム・スプラウト、ゴール!綺羅選手、二位を勝ち取りました!』
ツバサ「ぜ、全力で駆け抜けたのに…一瞬で、ゴールされた………?」ガクッ
刹那「……悪くないが、まだ足りない…」
ツバサ「っ、ぅ…!」
穂乃果「ツバサさん!」
ハムさん「…人機一体した綺羅くんのフリーダムを、一瞬で追い越すだと…?」
ラルさん「…どうやら、本物の様ですな、彼のガンプラは…」
ツバサ「……………」
穂乃果「つ、ツバサさん…」
ツバサ「…気にしないで、むしろ彼には感謝してるくらいよ」
にこ「………でも、格が違ったわね、アイツのガンプラ」
セイ「…あのスピード、少なくとも僕らの機体で追い付ける機体は居ませんよ」
デュオ「…冗談じゃないぜ、あんな化け物」
海未「…実力も恐らく私達より遥かに上です、どうすれば…」
チナ「あ、あの人のガンプラ、メイジンより凄かったですよね…」
マオ「ただ、あれはまるで雷の様なトランザムによる一時的な物だと思います、通常時の性能はそれほどでも…」
セイ「いや、強化を使うだけであの性能になるんだ、元もかなりの物だよ、あれは」
穂乃果「…悩んでても始まんないよね!よし!次のサバイバルも頑張ろう!…っていうか、控え室に誰も居ないんだけど」
ツバサ「…もしかして、知らないの?」
穂乃果「は?」
にこ「…あんた、荷物は?」
穂乃果「??ガンプラだけだよ!」
海未「………」ワナワナ
セイ「あ、あの!この大会、実は三日に分けて行われるんです、それで…その二泊三日は、大会のスタッフが用意した宿舎に…」
穂乃果「………ええええええええええええええええええっ!?」
絵里「あら?雪穂さん、それは?」
雪穂「お姉ちゃん用の着替えとかです…(怒)」
穂乃果「………皆私の扱いが酷すぎませんか、ツバサさん」
ツバサ「ま、まぁ…皆疲れてたのよ、穂乃果さんを待っているより先に休みたかったんでしょう」
デュオ「………だから俺達は戻って来てやったろ、何が不満なんだよ」
我道「ホントだよなぁ、あんな「貴女のその適当でおっちょこちょいな所に振り回されては敵いません!私はチナさんと同室にします!」…なんて言う子と一緒にしないで欲しいぜ」
穂乃果「でも置いていったのは事実ですよね!?」
デュオ「………それはー」
我道「うん、お前が悪い、ってか何時来るんだよ妹さん」キョロキョロ
ツバサ「…もしかしてアレ?明らかにこっちを見て怯えてるんだけど」
穂乃果「あっ!雪穂~~~~~~っ!我が愛しの妹よっ!」
雪穂「…お姉ちゃん、後ろの人………誰………?」
穂乃果「え?………うわぁぁぁっ!?」
我道「だ、誰だおっさん!?…って、シュウジさん?」
老人「ふん、何を驚いておる小僧小娘、お主らもガンプラファイターであるのなら、人の気くらい感じとってみせい」
デュオ「…知り合いか?」
我道「ああ、俺にバトルのいろはを教えてくれた人さ、…シュウジさん、まさか…」
シュウジ「うむ、お主らは気付いておらんかった様じゃが、儂は第三レースで一位を取っておったぞ…」
雪穂「……お姉ちゃん、これ」スッ
穂乃果「あっ!ありがと~、愛してるよ雪穂!」ホッペタスリスリ
雪穂「や、止めてよお姉ちゃん!まったく…!じゃ、ゆっくり休んで、明日に備えてね、じゃ!」タタタ…
シュウジ「………」
我道「……なんと言う姉妹愛…」
シュウジさんのモデルは東方不敗・マスターアジアでいいのかな?(Gガンダム7thを未読の人も多そうなので。斯くいう私もです)
>>339
はい、そうです
東方不敗とかマスターアジアとか名乗ったらヤバそうなので一応クロス・シュウジで黒須修司(漢字は適当)として出させて頂きました
呼び方はシュウジですがモデルはGガンダム本編の師匠です
ツバサ「…で?どうするの、部屋割」
デュオ「あ~、それなんだが、俺はもう矢澤に誘われちまってな…同じ苦労役同士話がしたいそうだ」
我道「俺もマオと同じ部屋にしちまった、一応同門だしな」
シュウジ「儂は既に弟子に部屋を用意してもらっておる」
穂乃果「弟子が居るんですか!?」
シュウジ「うむ、まだなっちゃいない馬鹿弟子じゃがな」
ツバサ「…園田さんはコウサカさんとで、セイくんは確か一人部屋だったわよね?」
デュオ「ああ、何でもまだ出来てないウェアが二つあって、それを完成させたいそうだ」
穂乃果「…と、いう事は………」
ツバサ「…」ワクワク
穂乃果「一人!?で、デュオさん!にこちゃんはほっぽって良いですから!お願いします!」
ツバサ「!?」ガーン
デュオ「何でそうなんだよ!ほら見ろ!ツバサが気の毒に思えるくらい凹んでるぞ!」
穂乃果「あ、ああっ!ごめんなさいツバサさん!」
ツバサ「…私、棄権するわ…」
我道「いやいや止せって!落ち着け!」
デュオ「ゴニョゴニョ(ほら!早く一緒の部屋が良いですって言え!)」
穂乃果「あ、あの…ツバサさん、私…すっごく緊張して、眠れない気がするんです。………一緒の部屋じゃ駄目ですか…?」ウルウル
ツバサ「分かったわ、任せて!」キラキラ
デュオ・我道「チョロいなぁ…」
シュウジ「…さて、儂は弟子の所に戻るとしよう、ぬしらはどうする?」
穂乃果「私達も部屋に行きましょうツバサさん!」
ツバサ「ええ、そうね…♪」デレデレ
シュウジ「…走よ、あの小娘達は一体…」
我道「…まぁ、気にすんなよ、あれ多分片想いだから」
シュウジ「ぬぅ…」
デュオ「んな事より、俺らも部屋に戻るぞ、矢澤のヤツうるさいだろうなぁ…」
我道「マオの方がうるせーよ、何に関しても絶対女キャラかガンプラか自分の彼女に話を持っていくんだぜ」
デュオ「………お疲れ」
我道「お前こそ、男女で同じ部屋なんt「一応女だよ!」………ごめん」
「師匠ー!何処にいらっしゃいますか、師匠ー!」
シュウジ「おっと…呼ばれてしまったか、では、さらば!とぅっ!」タタタタタタッ…
穂乃果「…足が見えなかったんですけど」
ツバサ「…世の中にはああいう人も居るのよ、穂乃果さん…」
穂乃果「という訳で部屋に来たけど…広いですねー…」
ツバサ「それは日本全国のトップファイターの集いだもの、これくらいの待遇はする物よ」
穂乃果「ほへー…ってこれ、お店でたまに見掛ける御高いセット!?」
ツバサ「……同じ物持ってるけど、これ全部の部屋に置いてあるのかしら」
穂乃果「そうだツバサさん!後で下の階でバトルしましょうよ!大会前の練習です!」
ツバサ「そうね、もうお互い機体は明かしてるし、今度はちゃんとした性能確認をしましょうか」ピンポーン
ツバサ「はーい」ガチャ
メイジン「………」
ツバサ「………」ガチャ…
メイジン「いや待ちたまえ、何故閉める」ガッ
ツバサ「ちょっと怖かったというか……その、ごめんなさい」
メイジン「まぁ聞きたまえ、これはかなりの極秘事項なのでな」
穂乃果・ツバサ「極秘事項!?」
メイジン「そうだ、これはこの大会の参加者、及びその協力者により企てられた、巨大な犯行だ」
ツバサ「…それで、一体何が?」
メイジン「…実はだな、メイジン・カワグチ製のガンプラが持ち去られた」
穂乃果「ええっ!?」
メイジン「当然ガンプラを保管してある場所には相当の実力を持ったガードマンや警備システムもあったのだが………それを全て振り払い、誰にもバレる事なくガンプラを奪い去ったのだ」
ツバサ「…プロの犯行ですね」
穂乃果「そ、それより!大丈夫なんですか?ガンプラは…!」
メイジン「…問題はそこではない」
穂乃果「えっ?」
メイジン「…選手が一人、殺られた」
ツバサ「!!」
メイジン「幸い一命はとりとめたが…ここまで来ると流石に見逃す訳にはいかん、それにもしその魔の手が客にまで及んでしまったら…分かるだろう?」
ツバサ「………なるほど、それを止める為には、参加者の私達を使うのが一番、と…」
メイジン「そういう事だ、だが…こちらの勘違いという可能性もある、出来ればそれに賭けたいものだが…とにかく、この事は限られた人間にしか教えていない、君達の知り合いでいうと…イオリ・セイ、ヤサカ・マオ、我道走、シュウジ・クロスとその弟子に、デュオ…園田海未に矢澤にこ、そして刹那・F・セイエイだな」
穂乃果「…他には?」
メイジン「残念ながら、私が絶対の信頼を置ける人物は居ない、君達が最後だ」
ツバサ「…仕方ありません、協力しましょう、穂乃果さん」
穂乃果「は、はい!せっかくのガンプラバトル大会…そんな人達に潰されたら大変です!」
メイジン「………すまないな。ああ、この事は他言無用だ、絶対にな…では、詳しい調査を私はして来るとしよう」
シュウジ「………お前はどう思う、ドモンよ」
ドモン「はい、俺はゴッドマスターと共に、この大会で勝利を掴みます!!」
シュウジ「…どうしてそんな話になったかは聞かんが、先程のメイジン・カワグチの話…どう思っておる」
ドモン「はい、俺としては…敵はかなりの大人数なのではないかと」
シュウジ「何?」
ドモン「…今まで何の動きも見せずに、一瞬でガンプラを奪い取った者達です、必ず何処かで騒ぎを起こしているに違いません」
シュウジ「ふむ…一理あるな、では、儂らは騒ぎを起こした人物とその内容を確認するかのう」
ドモン「はい!お供致します!」
マオ「ワイはともかく、何で我道はんまで?」
我道「さぁなー、ま、お前の同門だからだろ」
マオ「うーん、何か納得が行きません…」
ツバサ「………あれ、そういえば…」
穂乃果「どうしたんですか?それより一緒にケーキ食べませんかっ?さっきここの売店で買ったんです!」
ツバサ「えっ、穂乃果さんと…//い、いただこうかしら…じゃなくて!さっきチナさんの名前が出てなかったわよね?」
穂乃果「……すっごい身近に話しちゃいけない相手が居た…!」
海未「ほおぉぉぉのおぉぉぉかあぁぁぁ!!!」バンバンバン!
穂乃果「海未ちゃん!?」
ツバサ「………」ガチャ
海未「助けてください穂乃果!!……あ、ツバサさん」
ツバサ「………穂乃果さん、患者さんよ、相当危ない」
穂乃果「だ、大丈夫?海未ちゃん…もしかして………」
海未「は、はい!!そうです!貴女の従姉妹…チナさんが私とメイジン・カワグチの会話が何だったのか、しつこく問い詰めてくるのです!!」
穂乃果「たまに頑固だからねー、チナちゃん」ガッ
穂乃果「あ、あれ?海未ちゃん?」
海未「………部屋、変わってください…!!」
ツバサ「…園田さん、部屋に戻りなさい?」
海未「へぇっ!?」
ツバサ「…いつも言ってるんでしょ?後先考えろって」
穂乃果「うんうん!と、いう訳で海未ちゃん!チナちゃんの相手がんばってね~♪」ガチャッ
海未「………穂乃果ぁぁぁぁーーーーーーーー!!??」
セイ「うおおおおおおおぉぉぉぉっ!!」
にこ「うおおおりゃぁぁぁぁぁっ!!」
デュオ「…ずいぶんと派手にやってるなーあの二人、まぁ…矢澤のヤツじゃイオリ・セイにはまだ及ばないのが見て分かるが…」
チナ「やっぱりイオリくんって凄いんですね…矢澤さんも凄い強かったのに…」
デュオ「まぁな、俺も付いていけるかどうかってトコだしなぁ…」
チナ「そういえば…メイジンさんと園田さんが何か話してたんですけど、デュオさんは何か知りませんか?」
デュオ「(へぇ…この子には言ってないのか、いや、それより…)あー、知らねえな、そもそもメイジンが今の俺に用なんて無いだろうしな」
チナ「そうですよね…」
デュオ「そうですよね!?今さらっと…!」
にこ「だーっ!また負けたぁっ!!」
セイ「でも今回は僕も苦戦を強いられましたよ、矢澤さんは動きを見極めれば凄い反応をしてきますよね…」
にこ「それ、相手の動きが分かってないと使えないじゃないの…」
セイ「それならほら、過去の試合のビデオを見たり…」
にこ「あ、なるほど!その手があったわ!」
デュオ「…どんどん友情深めてるし」
デュオ「まったく、コイツらはライバル同士って自覚があんのかね?」
チナ「…私も、なんですよね…」
デュオ「ん?ああ、そういやそうだな、…メイジンも何考えてんだか」
チナ「メイジン?」
デュオ「あーいや、その…ほら、お前はともかく、負けた俺やツバサをこの大会に呼ぶのが良く分かんねーなって」
チナ「あ、そういう事ですか」
デュオ(危ねぇ危ねぇ!気付かれるトコだった…!)
「お取り込み中失礼しても良いかしら?」
デュオ「ん?…お、あんたら…」
絵里「高坂穂乃果さんの部屋を教え頂きたいのだけど…」
希「せっかくやし、差し入れ持ってきたでー♪」
デュオ「サンキュー、ああ、穂乃果とツバサの部屋はもっと上の階だぜ」
真姫「……ちょっと待ちなさい、穂乃果と?」
デュオ「………?ツバサ」
ことり「ツバサさんおやつにしちゃおっかなぁ♪」
凜「凜達の穂乃果ちゃんはまだあげられないにゃー!」
絵里「よし!行くわよ皆!うちの穂乃果が魔の手に襲われる前に!」
デュオ「………大変だなぁ、アイツら」
海未「で、チナさんを誤魔化す方法ですが………」
穂乃果「何で海未ちゃんまだ居るの…?」
ツバサ「貴女が言わなければ良い、それだけ」
海未「それが出来れば苦労はしません!!」バンッ
ツバサ「ご、ごめんなさい…………何で謝らなきゃいけないのかしら」
海未「…とりあえず、どうしたら良いのでしょう?」
穂乃果「んー…あ、そうだ!可愛い物で釣ろう!」
海未「えぇ…?それはどういう…」
穂乃果「海未ちゃんのベアッガイIIIコスプレ…(ヒュッ!)………ね、ねぇ海未ちゃん、今穂乃果の顔の真横を超スピードで拳が通った気がしたんだけど…」ビクビク
海未「……………」ギロリ
穂乃果「す、すみませんでした………」
海未「では、改めてどうしたら…」
穂乃果・ツバサ「言わなきゃ良い」
海未「…も、もう二人には頼りませんっ!うわぁぁぁぁぁん!!」ダッ
穂乃果・ツバサ「何で泣くの!?」
絵里「穂乃果ああああああああ!!今海未が泣いて出てきたわよ!何して…」
希「ホントにツバサさんと同棲中や!」
穂乃果・ツバサ「面倒なのが来たぁぁぁぁぁぁぁ!?」
絵里「なるほど、一人は嫌だったと」
真姫「だからあの時妹さんは急いでた訳ね」
花陽「でも海未ちゃんはどうして泣いてたの?」
穂乃果「あ~…それは~…」
ツバサ「何でもこれ以上公共の場でガンプラバトルを続けるのは辛いらしいわ」
ことり「…海未ちゃんなら有り得そうだね…」
凛「あれ?そういえばバトルスペースでにこちゃんと話してたのって…」
穂乃果「うん、セイくんだよ?(ガッ)痛い痛い…何するの絵里ちゃん!?」
絵里「セイくんじゃなくてイオリさんとか呼びなさいよ…!知ってるでしょ?あの子が有名なビルダーだって事は!」
穂乃果「ええーっ…だってセイくん自身別に気にしてないみたいだし」
希「ま、まぁ…それならええんやけど…」
穂乃果「あ!そういえはメイジンのガンプラがぬ…もごぉっ!?」
ツバサ「ご、ごめんなさい、穂乃果さん、メイジン製のガンプラがどんなのか楽しみで仕方ないのよね!?」
穂乃果「………」コクコク
絵里「…………?」
真姫(…ぬ?)
真姫「穂乃果、ちょっと来なさい」グイッ
穂乃果「え、ちょっと、真姫ちゃん!?」
絵里「少し話があるの、良いわよね?ツバサさん」
ツバサ「ち、ちょっと、穂乃果さんも私も疲れてるの、また後日…」
希「そうつれない事言わんといて、な?」
凛「ツバサさんと一回お話してみたかったにゃー!」
花陽「強くなる秘訣、教えてください!」
ツバサ「え、ええっ!?ちょっと!?」ワーワー
穂乃果「ツ、ツバサさ~~~ん!?」
絵里「大丈夫よ、死にはしないわ」
穂乃果「死ぬわけ無いよ普通!」
真姫「…ただ、ことりが居るのよね、あの中………」
ツバサ「さ、さっきからつつかれてる気がするんだけど…気のせい?」コツンコツン
希「気のせいやと思うよー」
ことり「チュンチュン!」コツンコツン
真姫「………穂乃果、それ本当なの?」
穂乃果「嘘ついても仕方ないよ、真姫ちゃん達に嘘ついたら後が怖いしねー…」
絵里「…分かった、私と真姫の方でも色々調べておくわ」
真姫「正直関わりたくないけど、音ノ木坂の邪魔をされるのは癪だからね」
穂乃果「良いの?…って聞いても、当たり前でしょ!って返ってくるよねぇ」
真姫・絵里「当たり前でしょ!」
穂乃果「………仲良いねぇ~、所で、希ちゃん達には?」
絵里「希はまだしも、凛と花陽を巻き込むのは気が引けるわ、それに一人は上級生が着いてないと怪しまれそうだし…だからあの三人には話さないわ」
穂乃果「なるほど…じゃあ、よろしくね?穂乃果は二回戦に備えるから!」
絵里「ええ、頑張りなさい!…じゃあ皆ー?そろそろ帰るわよー、これ以上居ても迷惑だし」
希「はいはーい」
ツバサ「…………ふぅ…」ゲッソリ
ことり「チュンチュン」
穂乃果「…た、大変だったみたいですね…」
ツバサ「何なの…何であんなに元気が有り余ってるの…」
穂乃果「そ、そこが持ち味と言いますか…」
ツバサ「…それより、あの二人は完全に例の事件に首を突っ込んだわね」
穂乃果「はい…悪い事が起こらないと良いんですけど」
ツバサ「…まぁ、考えても仕方ないわ、そろそろ明日に備えて色々しましょ」
穂乃果「そうですね。…いやー、しかし…」
ツバサ「…食事の時間って何時なのかしら………まったく予定表とか無いのだけど」
穂乃果「………適当に食堂探して食べに行きますか!」
ツバサ「そうね、そうしましょう。(悪い予感しかしないわ………)」
翌日………
ツバサ「…何してたのかしらね、私達…」
穂乃果「ホントですよねー、まさかツバサさんの持ってきた資料に予定表埋もれてたとは!」
ツバサ「食べれたから良いけど、本当に申し訳ないわ…」
海未「そもそも穂乃果がしっかり探せばこういう事にはならなかったのですよ?」
デュオ「いや、その言い方だとツバサに非がゼロじゃねえか…」
マオ「というか見付けられなかったのは綺羅はんも同じやん」
海未「!そ、そんな事分かっていましたよ!?」アセアセ
にこ「…今日なんか海未、キレがなくない?」
海未「キレって何ですか!まったく…」
チナ「ゴニョゴニョ(実は昨日寝てないらしくて…)」
にこ「ゴニョゴニョ(あー、なるほど、それはしょーがないわね)」
海未「別に緊張して眠れなかったとかではありませんからね!?」
刹那「………」
シュウジ「そこの小僧、少し待たんか」
刹那「…?何か用か」
シュウジ「いや…お主もカワグチから聞いておろう?儂らもそうなのだ」
ドモン「こんな事を勝負の前に言うのは少し気が引けるが………」
刹那「…悪いが、狙うなと言うのであればそれは出来ない、俺は立ちはだかる者は全て駆逐させてもらう」
シュウジ「いや、そう慌てるでない」
刹那「……?」
シュウジ「…真剣勝負をしよう、と言いに来たのだ」
刹那「………ふっ」
ドモン「そう、俺達も同じ事を考えていたのさ。もしもお前の様な男と戦えるチャンスを逃すのは惜しいからな、それに…何よりもスポーツマンシップに反する」
シュウジ「そういう事だ、よろしく頼むぞ」
刹那「…こちらこそ、と言わせてもらおう」
シュウジ「では、お互い必ず決勝トーナメントまで進むとしようぞ」
刹那「言われるまでもない…」
メイジン『諸君!よくぞここまで勝ち残ってくれた、今日はここに居る全員により行われる、ガンプラバテルサバイバルを行う!』
にこ「サバイバル、ねぇ…?」
メイジン『各員のスタート位置はこうなっていて、それぞれ荒野や市街地、森林、はたまた宇宙等、様々な場所で戦ってもらう事になる、当然誰かを手を組むのは構わないが、どうなろうと自己責任である!』
我道「おっ、俺とマオは近いな、組むか?」
マオ「ええですよ、ワイもここで落ちたくありませんし」
メイジン『このサバイバルで生き残った32名が通過者だ!さぁ、全員位置に着け!』
穂乃果「頑張ろうね海未ちゃん!あ、ツバサさんはチナちゃんの事よろしくお願いします!」
海未「任せてください、まずは合流しましょう…!」
ツバサ「良いわね?どこか物陰に隠れてやり過ごす事、そうしてれば私が援護に行くわ」
チナ「は、はい…!」
にこ「お喋りはそこまで!始まるわよ!」
司会『では!メイジン・カワグチと先日までの司会に代わりまして、今日からはこのわたくしが司会を務めさせて頂きます、皆さんお待ちかね!待ちに待った二回戦!ガンプラバトルサバイバルに、レディー…ゴーッ!!』
穂乃果「おおおおおおおおおっ!!GNバスターソードォッ!!」ズバァッ
海未「はっ!!」ドスッ!
穂乃果「やるぅ海未ちゃん!」
海未「当然です、それより、背中は任せましたよ」
穂乃果「オッケー!」
にこ「でぃっ!!」ガッ、ドシュゥッ!
デュオ「ずおりゃぁっ!!」ガンッ!
にこ「あーもう!面倒ね…どうする?逃げる?」
デュオ「やり過ごす方が楽そうだな、とりあえずあの洞窟に行くか!」
一般人「げへへ…悪いなお嬢ちゃん、勝つためなんでな!」カチャッ
チナ「ひっ…」
ツバサ「その子から…離れなさいっ!!」ザンッ、ドガッ!
一般人「ぐおわっ!!」ドオォォォンッ
ツバサ「…私が守るって穂乃果さんと約束したもの、とりあえず…私から離れないでね?」
チナ「は、はい!」
セイ「ビームラリアットォ!!」ズガアッ!
刹那「イオリ・セイ…いや、今は奴を狙える状況ではないか」
一般人A「おいおい小僧ォ!さっきはよくも仲間をやってくれたな!」
一般人B「スピードしか取り柄のないバカデカいガンプラなんざここで始末させてもらうぜ!」
刹那「…ライフルビット、シザービット展開、全包囲攻撃…!」バババババッ!ザシュッ、ドスツ、ザクッ!
一般人A・B「「な、何とぉーーーーーっ!?」」
刹那「…無重力ならクアンタ・CBの重さは気にならない…!」
セイ「ウェポンコンテナオープン!ウェア換装…ウォーゼス!でやぁぁぁっ!!」ズガァッ!
刹那「………次の目標へ移行する」
シュウジ「でやああああああああ!!!」
ドモン「せやあああああああっ!!」
一般人「うぎゃああああああああああ!?」
ドモン「さぁ!このゴッドマスターの相手になる男は居ないのか!?」
シュウジ「ふっ…儂のマスター大和に向かってくる者にも容赦はせんぞ!」
一般人「け、桁違いな強さしてやがる!逃げろぉぉぉ!」
シュウジ「軟弱者があああああああああ!!」
司会『各エリアで戦闘は激化!既に森林エリアにいる参加者はシュウジ・クロス、ドモン・カッシュと、残り三名になってしまいました!残りの参加者は………74名!』
デュオ「もうそんなに減ってるのかよ!?」
にこ「気ィ抜くとやられるわよっ!」
デュオ「てかよぉ…!今回の大会、実力者少なくねえか!?」
にこ「日本でしか募集してないもの、世界中から参加してる訳じゃないからね…!」
デュオ「ああ、リカルド・フェリーニやルワン・ダラーラが居ないのはそういう事か…よっ!」
メイジン「はぁぁぁぁぁぁ…!でぇぃっ!!」ズドッ!ボォンッ!
メイジン「ふぅぅぅ………」
アラン『やるねカワグチ!肉弾戦用のνガンダムを使いこなしている!』
メイジン「ガンプラは遊ぶ心が大事なのだ、だが…これではまだ、燃え足りん…!!」
アラン『…いや、良い相手が現れたぞ』
刹那「………」
メイジン「ほう…君か、相手には申し分無いな!」
刹那「………メイジン・カワグチ、俺もあんたとの手合わせを所望する」
メイジン「例え相手が三代目メイジンでも臆さず向かうその心、気に入った!では……!」ゴォッ!
刹那「…目標を、駆逐する…!!」
穂乃果「疾風!怒濤斬りぃっ!!」グルンッ、ズガァッ!
海未「ガーベラ・ストレートは投げても強いのですよ…!」ヒュッ、ドスッ!
穂乃果「っと…大丈夫?海未ちゃん!」
海未「ええ、なんとかっ…うっ…?」クラッ
穂乃果「海未ちゃん!「こっちを見な小娘!!」しまっ…!」
「待てぃっ!!」
一般人「どわっ!?テメェ、真紅の稲妻…!?」
ジョニー「…ったく、いい大人が弱い者いじめは感心しないな」
一般人「でしゃばるなよ若僧!」
ジョニー「止まって見えるんだよっ…!」ダダダダッ、ドシュゥッ!
一般人「おおおおおおおおおおっ!?」
ジョニー「その子を連れて行きな、見たところ体調不良の類だろ?」
穂乃果「あ、ありがとうございます!ジョニーさん!」
ジョニー「気にするな、それより行け!」
穂乃果「はい!」
??「………面白くない………何故あの小娘共をさっさと始末出来んのだ…!」
メイジン「アメイジングッ!フィンガアアアアアアアアア!!!」グォォッ!
刹那「シールドビット…!」
メイジン「無駄だぁぁぁっ!!」バリィッ!
刹那「くっ…!」フゥッ…
メイジン「っ、量子化したか!」
刹那「でやああああっ!!」バババババッ!
メイジン「!背後に量子ジャンプしとライフルビットで乱れ撃ち…正にクアンタとサバーニャの融合技だな!だがっ!アラウンドシールド!」バァッ!
刹那「弾かれたか…!だが、あれは一体…?」
アラン「カワグチのガンプラバトルを楽しむ心に反応して発動するシールドさ!どんな攻撃でも、熱きカワグチの想いは破れないだろう!」
刹那「ならば、セラヴィーッ…!」ガコンッ!
アラン「実質二対一、更にステージ優位は向こうにあると来た…!」
メイジン「だが、押し通るっ!!」
司会『νガンダムとクアンタの戦いは最早タイマン!さぁ他のステージはどうか!?』
シュウジ「超級!!」
ドモン「覇王!!」
シュウジ・ドモン「電!影!!弾!!!」ゴオオオオオオオオオッ!!
司会『………あ、圧倒的!御覧入れましたか、師弟の絆による必殺技を!さぁ現在残っている人数は…50名!あと18名が脱落者となります!』
ツバサ「くっ…つ、強いっ…!」グググッ…
??「ふん…この程度か、雑魚が」
チナ「き、綺羅さんのフリーダムが…!」
ツバサ「逃げなさい…!早くしないと貴女もやられるわよ!」
チナ「は、はぃっ…!」テテテテ…
??「逃がさんよ!!」ギュンッ!
ツバサ「待ちなさっ…うぐっ!?」
「そうは!!」「させません!!」
??「何!?」
我道「正義のガンプラ乗り!我道走様、見参!!」
マオ「心形流継承者、ヤサカ・マオ…!弱い者いじめをする言うなら、相手になります!」
我道「お前継承者だっけ…まぁ良いや、マントで全身覆っててガンプラは分からねえが…やるぜ!」
??「ええい、小賢しい!!」
穂乃果「大丈夫?海未ちゃん…」
海未「何とか…ですが、もう立っているのも少々厳しいですかね…」ヨロ…
穂乃果「くっ…なら、ここで待ってて!穂乃果が急いで倒してくるから…!」
海未「駄目です…!もしそれで、シュウジさんやメイジンさんと会ってしまったら…!」
穂乃果「でも…!」
司会『こ、ここで大波乱っ!!我道走のトリプルエックス、ヤサカ・マオのクロスボーン魔王!共に中破!』
穂乃果「…嘘…!?」
海未「あの二人が…?!」
我道「う、嘘だろ…?俺とマオの二人掛かりで、しかもツバサとの戦闘後だってのに…!」
ツバサ「で、でも…チナさんは逃がせたわ…!」ジジッ…
マオ「…幸い、ワイらもまだ敗退にはなっとらんみたいです、動けますか?」
我道「…バランサーがイカれたか…?悪い、立てねぇ…!」
ツバサ「こっちは推進システムがやられてるわ、厳しいかも…」
マオ「…ワイはサテライトキャノンの使用不可だけで済みましたし、急いであの子を追います、あの人もチナはんを追いかけたみたいですし」
我道「悪い…どうにか持ちこたえるよ…!」
マオ「クロスボーン魔王、もう少し頑張って下さい…!」ゴォォッ…!
チナ「こ、ここまで逃げれば………」
??「…見付けた…」
チナ「えっ…!」ドスッ!
チナ「嫌っ…!?」
??「…外したか…!」
マオ「その馬鹿デカいし黒いシールド!バンシィ・ノルンのアームド・アーマーDEですね!?」バシュッ!バシュッ!
??「もう来たか…鬱陶しい小僧め!」
チナ「マオくん…!」
マオ「早く逃げ…って言っても、そっから後ろは場外…こうなったらワイが頑張るしかありませんね…!」
??「ふん、この俺に一人で向かってくるか?雑魚が…」
マオ「…せめて御名前を」
??「…俺の名は、コードネームα(アルファ)…!貴様を消させてもらう…!」
マオ「…全力で行きますよ、アルファはん!」
…………数分後………
司会『な、なんという事でしょう!参加者は未だ減らず50名!優勝候補のヤサカ・マオ、アルファ選手の謎の機体と未だ交戦中!』
マオ「うりゃぁっ!!」
α「甘い…!」ドシュゥンッ…!
マオ「っく!?……そのライフル…いや、ビーム・マグナム…!ガンプラはやっぱりノルン…!?」
α「…隠す必要も無いか、なら見せてやろう、俺のバンシィ・レクイエムを…!!」バッ!
マオ「!?これって…!」
α「…バンシィ・ノルンにフルアーマー・ユニコーンの装備を付けたのさ…シールドはアームド・アーマーDEにしてな…!」
マオ「…これはまた厄介な…!」
α「ビーム・ジャベリンを受けろっ…!」
マオ「くぅっ!?」
チナ「…!」
マオ「(…このままじゃ一緒にやられるだけ…なら…!)チナはん!ごめんなさいっ…!」トンッ…
チナ「きゃっ…!?マ、マオくん!?」ブブーッ!
司会『ベアッガイIIIエリアオーバー!どうした事でしょうか?今まで守る様に動いていたクロスボーン魔王が、ベアッガイIIIを突き飛ばしました!』
チナ「ま、まさか、私のベアッガイIIIが壊れない様に…」
マオ「これで、心置きなくやれます…!!」ガシッ!
α「!何を…!?」
マオ「サテライト・キャノン…!!行けぇぇぇぇぇっ…!!っ!?」ズバァッ…!
α「…隠し腕くらいは用意している」
司会『や、ヤサカ・マオ脱落っ!!これで参加者は48名!』
我道「マオ…!畜生っ…!!」
セイ「マオくんがやられた…!?結構なファイターみたいだけど…っ!?」ドシュッ!
??「ふふっ…この私の狙撃をかわすとは、貴方まさかニュータイプ?」
セイ「誰だっ!?」
??「私の名はコードネームβ、さっきあの心形流の小僧をやった奴の仲間よ」
セイ「…本気で来て下さい」
β「…あら?」
セイ「コンテナオープン…!とっておきを使う…!ウェア換装…!」ガシャンッ!
β「あらあらあら?それってまさか…」
セイ「これが僕とトライエイジの力、トライエイジ・FX!!」
β「Cファンネルにスタングルライフル…しかもあの素の性能となると、期待出来そうじゃない?」
セイ「…Cファンネルだけじゃない…!!」ババババッ…!
β「ふん、ただのビームじゃ………っ、これは!?」
司会『御覧下さい!ベータ選手の周りを、光のファンネルが囲っています!!』
セイ「…プラフスキーファンネル、略してPファンネル…!」
β「…なるほど、粒子を固定してスタングルライフルから撃ち出してるのね、それを貴方が遠隔操作…良く分からないけど、面白い事をするじゃない?」
セイ「…イオリ・セイ、トライエイジ・FX!!行きます!!」
セイ「この人もマントで隠してる…けど、そのマントはFXなら簡単に剥がせる!!」バ゙ァァァァッ!
β「きゃ…!」
セイ「!?コレ…!」
β「…ふふ、見せてあげるわ…私のクシャトリヤ・プレリュードの力を!!」ゴォッ!バババッ!
セイ「間違い無い、あの目はEXAMシステム…!くっ!?」ヒュッ、ヒュッ!
β「それそれ!!さっさと消えてしまいなさい!!」
司会『イオリ・セイ!防戦一方!その頭上ではファンネル同士の互角の攻防が繰り広げられる!』
セイ「こうなったら…一か八か!」バッ!
β「ライフルを捨ててこっちに来た…馬鹿ね!」ガシッ!
セイ「うぁっ…!」
司会『トライエイジ!捕まってしまった!!どうするイオリ・セイ!』
β「ふふふ…メガ粒子砲チャージ……これで、終わり、よっ!?」ボォンッ!!
セイ「…」ニヤリ
司会『…………あ、あれは!?』
β「ダイダルバズーカ!?」
セイ「…あのウェポンコンテナには、作業用のプチモビが何体か居るんだ!それを使ってダイダルバズーカをセット、及び発射…!そして!!」ギュォォォォォッ!!
司会『FX!蒼白い光を放っています!FXバーストでしょうか!?』
セイ「マオくんの仇とは行かないけど…!くらええええええええええええっ!!!」ズガッ!ドシュゥッ!!
β「きゃああああああああああっ!?」ドォォォォォンッ!!
司会『べ、β選手脱落!そして他のエリアでもバトルは激化しています!』
ドモン「でやああああああああっ!!」ブンッ!
??「はあああああああああっ!!」キンッ!
シュウジ「…儂の弟子と互角、か…お互い様子見と行った様子だが、それでも素晴らしい腕前だ…」
ドモン「はぁぁぁぁ………!…俺の名はドモン・カッシュ!貴様、名は!?」
??「…私はマツモト、騎士の名に懸けて貴公との勝負を望む!」
ドモン「マツモト…日本人か?いや、それは良い、そのガンプラ、非常に良い出来だ…!」
マツモト「…騎士ガンダム、私の若き頃からの愛機だ」
ドモン「…命乞いをする訳では無いが、お互いここで居なくなるのは惜しくないか?」
マツモト「…一理あるな」
ドモン「…………お互い、決勝へ進もう、そして!一対一で全力の勝負をしよう!!」
マツモト「心得た、貴公との決着はそれに相応しい場所で行おう!では、さらばだ!」ググッ…ピョンッ!
ドモン「…格好つかないな」
マツモト「…触れないでくれ」
デュオ「ずおりゃぁっ!!」スカッ
デュオ「くそっ、速ぇ!」
にこ「ったく、アイツもどうせあのαってヤツの仲間でしょ!?」
??「うふっ、その通りよぉ!」
デュオ「うっせー!その図太い声、あんた絶対男だろ!?」
??「失礼ねえ坊や「女だよ!」あたしはれっきとしたオカマよ!!」
にこ「自分をオカマと公言するって…どんな神経してんのよアイツ…」
??「あたしの名はオ・カーマ男爵!」
デュオ「絶対仲間じゃねぇ!!今までα、βと来てんのにコイツだけオ・カーマ男爵って!つか男じゃん!男爵って言ってんじゃん!?」
男爵「うるさいわねぇ、あたしはアイツらの仲間よ!そんなにうるさい子にはこのガンダムAパーツがお仕置きよっ!」
デュオ「!マントを取っ…ってホントにAパーツだ!怖ぇ!」
にこ「ずいぶんちっこいと思ったらそういう事ね…!」
海未「………………眠い…眠すぎます…!」
穂乃果「目が怖いよ海未ちゃん!モニター切っていい!?」
海未「穂乃果のお間抜け面を見ていれば少しは目が覚めそうなんです!」
穂乃果「おまぬっ…っていうか穂乃果の顔見て目が覚める訳…っと!?」
??「うぉいうぉい、この俺様の一撃をかわすなよ、つれないねぇ」
穂乃果「…モ、モビルアーマー…!?」
海未「EX-Sガンダム!?気を付けて、穂乃果…!」
穂乃果「ほぇ?イクス…エス?」
??「俺様の名は亮!覚えておけ!お前らの仲間の世話になってる男爵のダチだ!」
海未「………α、β、オ・カーマ男爵………で、亮?」
穂乃果「普通過ぎてつまんない!!」
亮「ぐほぉっ!?ち、畜生…乙女に心を袈裟斬りにされた…」ガクッ
海未「………え、これで終わりですか!?」
穂乃果「ウィン!」
亮「冗談はここまでにして、さぁ、奏でようじゃないか、俺の銃撃多重奏を!!」ガシャンッ!
穂乃果「えーと?視認出来るだけで…ヘビーアームズ改のビームガトリング二つ…ユニコーンのビームガトリングガン二丁に、色んな機体のミサイルポッド、それにインコム………いや多くない!?」
亮「因みにビームガトリングガンはクシャトリャのオプション装備の設定なんだからな!!覚えとけよ!?おらおらおらぁっ!!」ダダダダダダダダッ!!
穂乃果「海未ちゃん下がって!私がやる…!」
海未「後ろから弓で援護させてもらいます…!」
穂乃果「GNフィールド、最大展開…!!」
亮「無駄なんだよ!おらおらぁ!!」ドドドドドッ!
穂乃果「ミサイルなら…!」シュッ!
海未「…私が狙えば良いのです!」バシュッ!
亮「………おい、嘘だろ?お前ら、何で普通に爆発させずにミサイル斬ったり撃ち抜いたりしてんの?しかもそっちの眠いんだろ!?」
穂乃果「ふっふっふ…私がミサイルを切り裂けたのは!ズバリ根性!!」
海未「ずばり…気合い!!」
亮「嫌だコイツら!!間違いなくGガン信者だろおおおおおおお!!逃げろおおおおおおおお!!」ヒューーーーーーッ………
海未「待ちなさいっ…くっ…」
穂乃果「海未ちゃん!……あれ?残り参加者が…残り33名!?誰がやったんだろ…」
マツモト「うおおおおおおおおおおおおお!!!」
ドモン「でえええええりゃあああああああ!!!」
シュウジ「はあああああああああああああっ!!!」
司会『………な、なんと言う事でしょう!?マツモト選手、ドモン選手、シュウジ選手が、今いる参加者を33名にまで減らしました!』
シュウジ「ふんっ!他愛無いわ!」
ドモン「出直してこい…!」
マツモト「皆の為に、負ける訳にはいかん!」
司会『さて、とある場所で決着が着きそうです!』
ジョニー「ったく!こんな強者と出会うとは、想定外だぜ…!」
??「はっはっは!俺もおんなじ事思ってたぜ!!真紅の稲妻さんよ!!」
ジョニー「あんた、確か地獄院とか言ったな…!」
地獄院「おうよ!!地獄院悪一郎だ!」
ジョニー「最低な名前してるな…機体もデストロイだしよ…!」
地獄院「褒めてやるよ!デストロイ相手にザクでここまでやるんだからな!だがそれも…これで終わりだぜぇっ!!」バァァァァァァァッ!
ジョニー「なめるな!ビームくらい避けられるんだ…うぉっ!?」ズドッ!
ジョニー「な、まさか…これは!?」
地獄院「その通り!!ビームダガーを予めお前の逃げる方向の上空に投げておいたのさ!」
ジョニー「…図体はデカいくせに、ずいぶんショボい倒し方をしてくれたじゃないか…」
地獄院「暴れ回るだけが俺じゃねぇ、って事だよ!」
司会『ジョニー・ライデン敗北!これで決勝トーナメントへ進むメンバーが決まりました!!』
穂乃果「………ジョニーさんが負けた…!」
海未「…モビルアーマーでの参加、今回は彼一人だった様ですね」
穂乃果「穂乃果もああいうのにすれば良かった!」
海未「………」ハァ
絵里「………あの四人、って所かしらね?」
真姫「かもね、あの地獄院はどうするの?」
絵里「………そっちはあの人達に任せましょう」
ハムさん「いや、私達が調べよう、子供達がして良い程…優しい事ではない…」
絵里「は、ハムさん!?まだ話してない筈なのに…!」
ラルさん「君達の考えている事が分からん程、私達も馬鹿ではないという事だよ、それに…私達だけではない」
??「まったく、セイの大会を見に来たらこんな事に巻き込まれるとは…」
??「まったくじゃ、マオは二回戦敗退じゃし…」
??「て、言うか…二人だけでそんな危ない事に首突っ込んだらアカンやん?」
絵里「あ、あなた達は…!」
タケシ「君達の話は聞いているよ、絢瀬絵里くん」
珍庵「音ノ木坂…実はわしの友の子もそこにおってのう」
ハムさん「………そういう事だ、この件…我々が責任を持って解決させてもらう」
希「ま、そーゆー事やから、うちらは応援に専念せな!」
真姫「の、希!?」
絵里「…感づいてたのね?」
希「うちが一番ニュータイプに近い存在かもしれへんね?」
絵里「そうかもね…でも、私達にも手伝わせてくれませんか?」
真姫「穂乃果にあれだけ自信満々に言っちゃったもの、今更引き下がれないわ」
ハムさん「…ふむ、どうでしょう?」
タケシ「良いんじゃないかな?」
珍庵「何事も経験じゃ」
ラルさん「…経験の一言で済ませられる事ではないが、覚悟はある様だ、よし、今夜は徹夜だぞ?」
絵里「はい!」
真姫「……良く考えたら…何、この集団と展開…」
穂乃果「うわぁっ!?バスターソードにヒビ入ってる!?」
にこ「…直せるでしょそれくらい、ってか代わりは?」
穂乃果「…セブンソード装備がまず急に用意したヤツだから無いよぉ…」
海未「…?良く見たら柄も折れてませんか?これ」グラグラ
穂乃果「触んないでよぉ!ホントに折れ…あーっ!?」ボキッ!
海未「………い、いっそ折れた方が直しやすいですし」
デュオ「武器に負荷かけすぎなんだよ、多分カレトヴルッフも…っと?こっちは何ともねぇな」
ツバサ「…というか、穂乃果さん、貴女バスターソードをどうやって使ってるの?」
穂乃果「え?それはこの大きな刃を使って…」
穂乃果「突き刺します!!そして叩きます!」
ツバサ「………」ハァ
海未「……なるほど、ではカレトヴルッフは?」
穂乃果「一刀両断!!」グッ
にこ「アホかーーーっ!!何でカレトヴルッフは斬るのにバスターソードは突き刺すのよ!刃関係無いし!刺すんだったらせめてGNソードIIとかにしなさい!」
穂乃果「ええ~っ!」
海未「仕方ありません、今日の機体の修理は皆でやりましょう、お二人の機体と穂乃果の武器も手伝ってあげなければ」
我道「いやー、悪いな、でも気にしなくても良いんだぜ?…明日はライバル同士なんだからさ」
穂乃果「っ…」
デュオ「…ま、そうだよな、誰が当たるか分かんないしな」
セイ「…良いじゃないですか」
ツバサ「?」
セイ「…明日からですよ、それまでは、皆さん仲良くして良いんじゃないですか?」
海未「…それもそうですね、では、後に穂乃果の部屋で良いですね?」
穂乃果「オッケー!じゃ、また後でね!」
ツバサ「まったく…敵わないわね、天下のイオリ・セイには」
セイ「…何よりも、あの人達からガンプラの事を聞き出さないといけませんしね」
ツバサ「それもそうね…さて、明日はどうなるのかしらね…?」
翌日………
穂乃果「うわっ…凄い人だかり…!」ガヤガヤ
ツバサ「決勝トーナメントだもの、予選は見てないけどここから見たがる人も多いんでしょ?」
海未「…席を立って見る人の方が多そうですね」
シュウジ「ふむ、奴等…何か企んでおるかの」
ドモン「はい、何か起こらぬ様、俺達も気を引き締めねば…!」
α「………メイジンのガンプラは?」
β「ちゃんと持ってるわよ、アメイジング・フルアーマー・ユニコーンガンダム…」
男爵「これまたずいぶんと派手な物を作ったわよねぇ?」
亮「これが数百万の価値出るってのが不思議だよな、さて、どうする?どのルートで売り捌くか…」
穂乃果「よーっし!今日は皆ライバル同士!勝っても負けても恨みっこ無しだよ!皆で、最後まで全力で楽しもう!」
『おーっ!!』
司会『皆さんお待ちかねぇっ!とうとうやって参りました!ここ、秋葉原で開催されたガンプラバトル大会もいよいよ決勝トーナメントです!』
司会『ルールは簡単、4つのブロックに8人ずつに分け、1対1の試合を行ってもらいます!尚、決勝戦はAブロック対Bブロックの内1人、Cブロック対Dブロックの内1人となっております!』
司会『では!各ブロックの組み合わせを発表致します!!』デデン!
Aブロック
穂乃果
デュオ
亮
地獄院
他一般人4人
Bブロック
海未
我道
ツバサ
α
他一般人4人
Cブロック
にこ
シュウジ
刹那
男爵
他一般人4人
Dブロック
セイ
メイジン
ドモン
マツモト
他一般人4人
司会『では!Aブロック第一試合………』
絵里「ハラショー!凄く良い戦いだったわ皆!」
希「って言うても、うちらが名前すら知らん人達みーんな負けて、穂乃果ちゃん達皆が進んだだけやん」
凛「見て見て!次穂乃果ちゃんとデュオさんにゃ!」
花陽「後はあの凄く怖い人とEX-Sの人だね」
ハムさん「…流石に全ブロックの試合を一気にやったせいで先程は若干ブーイングが出たな」
ラルさん「急遽ブロック制に変えましたなぁ」
珍庵「走の試合を見せんかーーーーー!!」
タケシ「セイー!良いバトルだったぞー!!早く次の試合を見せてくれー!」
真姫「………親バカ(?)達が居る…」
絵里「ファイトー!穂乃果ーっ!」フリフリ
真姫「ピンクポンポン!?」
希「こっちも似たようなもんやねぇ」ユサユサ
穂乃果「…さっきの戦いでも、最高のコンディションだった…!行こう、セブンソード!」
デュオ「へへっ、ずいぶん楽しみにしてそうだなぁ?俺が相手だってのに」
穂乃果「デュオさんが相手だからこそです…!さぁ、勝負です!」
デュオ「やれやれ…んじゃ、行くとしますか!」
亮「………あんた、どっかで会ったか?」
地獄院「さぁな?知らねえよ、会ったとしたら刑務所くらいじゃねえの?」
亮「!あんたも同じ穴のムジナって訳か…」
地獄院「どうでも良いだろ、さぁ始めようぜ!地獄をよ!!」
司会『全員気合いMAX!では、Aブロック第二試合…レディーッ、ゴーッ!』
穂乃果「高坂穂乃果、ダブルオーガンダムセブンソード/C!行きます!」
デュオ「ガンダムデスサイズヘル・マリオン!斬って斬って斬りまくる!」
亮「EX-SガンダムMK-II!出る!」
地獄院「インフェルノガンダム!地獄を見せてやるぜぇぇぇぇ!!」
穂乃果「まずはデュオさんを捉えて先手を取らないと…!」キョロキョロ
デュオ「バーカ…!遅いんだよ!」ダダダダッ!
穂乃果「バルカンッ…いや、マシンガン!でも、もうそんな距離に!?」
デュオ「へへっ…!」ブォンッ…!
穂乃果「目が…赤く…!?」
デュオ「行くぜデスサイズ!あん時の借りを返そうぜぇっ!!」
穂乃果「くっ…!?」
絵里「…早速ピンチね、穂乃果」
希「相手の性能がどれ程か分からない以上、むやみにトランザムも使えんし…」
ハムさん「この勝負、どちらが勝ってもおかしくないな」
地獄院「おらぁっ!!」ガンッ!
亮「うぐっ!?」
地獄院「早く立てよ、俺のインフェルノがもっと戦いたいってよ!」バシュンッ!
ラルさん「…あのガンプラ、元はハイペリオンですな」
タケシ「ハイペリオンのアルミューレ・リュミエールとフォルファントリー…それに加えてジャイオーンのビッグアームユニット…!」
珍庵「しかも近接戦用のブランドマーカーにアルケーのバスターソード、射撃戦用のロングレンジライフル…うむ、中々の出来じゃ」
穂乃果「うぁっ…!く、このままじゃぁ…!」
デュオ「貰ったぁ!!」ズバァッ!
穂乃果「きゃぁぁっ!?」ボォンッ!
穂乃果「しまった、シールドが…!」
デュオ「もういっちょ…!」ブンッ…!
穂乃果「…トランザム!!」パアアァァァッ…シュンッ!
デュオ「!速いじゃねえか…だが!!」ビュンッ!
\キンッ!ガンッ!カキンッ!バシュッ!ダダダダッ…!/
絵里「速い…!」
ハムさん「トランザムとEXAM、お互い最高クラスの強化システムだからな…!」
タケシ「…一般人は肉眼で追えない様だな、さて…向こうはもう終わりそうだな」
地獄院「おいどうしたァ?まだアームは二本しか動かしてないぜ?」
亮「ち、畜生…クソがっ!!俺様が負ける訳ないだろうがっ!!」ドシュッ!ドシュッ!
地獄院「アルミューレ!」バチィッ!
地獄院「……覚悟しやがれ、犯罪者さんよ!」ズバッ!
亮「ぐわっ…あ、足が!?」
地獄院「テメーらみたいな悪党は!」ザスッ!
地獄院「纏めて!この俺が!」ズドォッ!
地獄院「刑務所送りにしてやるぜぇっ!!」ボオオオオオオンッ!
亮「ぐわああああああああああっ!!」
司会『インフェルノガンダム!短時間でEX-S・MK-IIを撃破!Aブロック決勝へ駒を進めます!』
亮「あんた…なにもんだよ…!!」
地獄院「……地獄院悪一郎、こう見えて…サツの人間でね」パカッ
亮「は!?…………嘘、だろ…」ガクッ
穂乃果「せぇいっ!!」ババッ!
デュオ「ヒートショーテルぶん投げたくらいじゃ…当たんねぇってんだよ!」
穂乃果「っ!!」クィッ、ヒュルルルルッ…!
デュオ「んなっ、戻って来やがった!?ブーメランかよっ!」
穂乃果「これで…ケリを着けます!!トランザム…リミットオーバーッ!!」ゴォォォッ…!
絵里「リミットオーバー…?」
真姫「へぇ…限界突破、ねぇ」
穂乃果「てああああああっ!!」ザンッ!
デュオ「っ…!?おいおい、冗談じゃねえぞ…アクティブクローク叩き切るって…!」
穂乃果「まだっ!終わってないっ!」ズガァッ…!
デュオ「ぐぁ…!左腕がやられたかっ…だがぁっ!!」ズバッ!
穂乃果「あっ!?バ、バスターソードが…!っ、でええええええいっ!!」バシュッ!
デュオ「カレトヴルッフをGモードにしたお前の敗けだ!穂乃…っ!?」ズドォッ!
穂乃果「…………ありがとう、ございました…!」バシュンッ!
デュオ「こ、こんちくしょーっ!!」ボォォォォォォンッ………
司会『決まったー!Aブロック内決勝戦は、高坂穂乃果VS地獄印悪一郎に決定致しました!』
絵里「…で、負けた分際で選手控え室に居るのは辛かったからこっちに来たと…」
デュオ「………おう」
真姫「…狭いんですけど」
デュオ「ごめん、でもマジで勘弁してくれ…ホント、強ぇなぁ…アイツは」
ハムさん「さて、次はBブロックだな、園田くんの相手は…ほう、綺羅くんか…」
海未「…お互い全力を尽くしましょう」
ツバサ「ええ、穂乃果さんの言った通り、最後まで楽しみましょうね?」
海未「言われなくても!…それと…………穂乃果は渡しませんよ」ボソッ
ツバサ「なっ…!?何言ってるのよ!まったく…」
海未「…あれは皆で愛でる可愛さであって!一人で愛する可愛さではありません!」
ツバサ「っ!?あ、貴女に穂乃果さんの何が分かるって言うの!?」
海未「…あの愛らしい容姿と、真っ直ぐな瞳を見れば分かります、あの子がとても可愛いという事が!」
絵里「…あれ、何の話してるのかしら…」
希「えらい胸張って話しとるな、海未ちゃんの方は」
ツバサ「貴女、さっきから可愛い可愛いって、もっと表現のしかたは無いの?」
海未「ふっ………穂乃果を表現する言葉は、これで充分なんです、多くの
言葉は必要ありませんから」ドヤァ
ツバサ「ぐぬぬ…良いわ、私が勝ったら穂乃果さんは頂くわ!」
海未「勝つのは私です!よってそれは認められません!」
穂乃果「二人共何話してるのかな?にこちゃん!なんか穂乃果の名前がちょくちょく聞こえるけど」
にこ「次穂乃果と戦うのは私だー、とか言ってんでしょ」
穂乃果「なるほどー!」
司会『皆さんお待ちかね!これより、Bブロックの試合を開始致します!マッチングは、園田海未VS綺羅ツバサ!そして、我道走VSα!どちらの勝負も目が離せません!それでは!ガンプラバトル!レディーッ…ゴーッ!!』
海未「武神アストレイ!園田海未、いざ…尋常に勝負!」
ツバサ「綺羅ツバサ、フリーダム・スプラウト!行きます!」
我道「ガンダムトリプルエックス魔王!行くぜぇっ!」
α「バンシィ・レクイエム…出る」
穂乃果「始まった!海未ちゃんもツバサさんも、どっちも応援しなきゃ!」
にこ「ったく、呑気ねぇ、準決勝であんたと戦うかもしれない相手なのよ?」
穂乃果「フレーッ、フレーッ!ふったりっともっ!」フリフリ
にこ「止めんかい!」ベシッ!
マツモト「…彼のガンプラ…もしや二回戦で居なくなったクロスボーン魔王の武器を使っているのか?」
ドモン「その様だな、友か何かだったんだろう」
我道「でりゃぁっ!!」バシュッ!バシュッ!
α「…………」ドシュゥンッ!
司会『お互いビームの撃ち合い!これは長引きそうです!さぁ、園田選手達は!?』
海未「ライジングアローッ!!」バシュンッ!
ツバサ「ハイパーフォルティス、クスフィアス、カリドゥス…!一斉発射!!」バアァァァァッ!
海未「!くっ!」
司会『一発一発に賭ける園田選手と、物量で押す綺羅選手!勝つのはどちらか!?』
海未「これなら…どうです!」チャキンッ!
ツバサ「…近接戦闘ならこっちも出来るわ!」ビュインッ!
海未「はぁっ!!」
ツバサ「せえええぃっ!!」
穂乃果「ほへー…あの二人、凄い迫力…!」
セイ「でもどっちも、何か他の事を考えて戦ってるような…」
にこ「…大体想像つくわ」
海未「何が貴女をそこまで駆り立てるのです!」
ツバサ「あれだけ可愛ければ気合いなんて幾らでも出るのよ!」
穂乃果「頑張れー!海未ちゃーん!ツバサさーん!」
海未「それは私とて、同じですっ!」ズバッ!
ツバサ「!しまった…だけど!」ガコンッ、ババババッ…!
海未「くっ…!」
司会『惜しい!あのままならば斬り抜けられましたが、ドラグーンがそれを邪魔します!』
ツバサ「危なかった…!やるわね…」
海未「………斬り抜ける事すら難しいとなると、一瞬で斬り刻むしかない様ですね…!」ガキョンッ!
我道「ぐぁっ!?」ズザッ!
α「………NT-Dを発動すれば、この程度か」
我道「くそっ…!馬鹿にしやがって…!でもなぁ…お前のその慢心、命取りなんだよっ!」カチッ、ドォォォォンッ!
α「!いつの間に地雷を…!」
α「…いや、地雷ではない、煙幕弾か…?」
我道「もらったぁーっ!!」バァァァァァァァッ!!
α「!」
司会『ここでいよいよ幕引きか!?トリプルサテライトキャノンが上空から発射される!』
α「…シールドファンネル…!ビームマグナム…!」シュシュシュッ…!バシュウンッ!
我道「そんな方向に撃っても当たらないぜ…!」
α「………ふん」キンッ!キンッ、キンッ!ドシュゥンッ…!!
司会『シールドファンネルがビームマグナムを反射し、トリプルエックスへと無理矢理向けた!!』
我道「なっ…うわぁぁぁっ!?」ドォンッ!!
α「………トリプルサテライトキャノンとブースターは破壊した、後は落ちるのみだ…」
我道「………せっかく…アイツから武器まで借りたのによぉ…!このまま終われるかっ!!行け!Gコンドル!!」ゴォォォォッ!
α「!?」ドォンッ!!
司会『じ、Gコンドルを初めからステージに置いておいた模様!Gコンドル決死の特攻と同時に、トリプルエックスはボロボロの機体で地面に激突!!どちらが立っている…!?』
α「…………」ジジジ…
我道「………一矢くらい、報いる事は出来たかね…?ちくしょぉ…!」ドサッ…
司会『決着!!Bブロック内決勝進出はα選手!!』
α「……当然だが…シールドファンネルを使う事になるとは………ちっ…」
海未「せいっ!!」ズバァッ!
ツバサ「しまった…!?」
海未「足を取った…!これならっ、くっ!?」
ツバサ「ドラグーンの扱いには自信があるのよ…!」
海未「ですが、貴女はそれではもう飛ぶ事も難しい…なっ!?」
ツバサ「ファトゥムがあるのよぉっ!!」シュゥゥゥゥ…ドスッ!
海未「くぅっ…!こ、のぉっ!!」ザンッ!ドォンッ!!
ツバサ「…ファトゥムも殺られた…あとは…!!」
海未「いいえ、ドラグーンももうありませんよ、否…これから全て斬ります!!」パァァァァッ…!
ツバサ「………光の…翼…!?」
司会『な、なんという事でしょう!?ツインタクティカルアームズが展開し、翼を作っています!』
海未「青き…稲妻!!」ヒュンッ…ズバアァァァァァッ!!ドドドドドドッ…!
ツバサ「う、嘘!?ドラグーンが…全滅!?」
司会『一瞬でドラグーンを全機撃墜!恐るべし、青き稲妻!』
海未「…既にガンダム用語にあるのは少々惜しいですが…仕方ありませんよね」
海未「さて、これで終わりにしてあげましょう…!」
ツバサ「っ…」
海未「武神弓!」ガシャンッ!
司会『ツ、ツインタクティカルアームズが合体し、アローフォームに、否、武神弓となりました!!』
ツバサ「ち、ちょっと?かなり大きくないかしらそれ!?」
海未「青き…閃光っ!!」バシュンッ!!
司会『放たれた一撃は一直線に綺羅選手へと向かう!どうする綺羅選手!?』
ツバサ「………カリドゥスを撃っても無駄よね、負けたわ…園田さん」ドォォォォォンッ…ブーーーッ!
司会『ち、直撃ーっ!!そして決着!Bブロック内決勝進出は園田選手に決まりました!』
海未「…新技、青き閃光…!その光は、一瞬で何物でも貫きます…!…今度は被ってませんし、完璧な技です!」
にこ「…あれ、クロスボーン知らないのかしらね」
セイ「あ、あはは…」
司会『さてさて!お次はこの試合!Cブロック!!矢澤選手VSシュウジ選手!そして刹那選手VSオ・カーマ男爵選手です!』
にこ「あのおっさん相手とか勝てる気しないんだけど!?もし勝ったとしてもあっちに勝てる気しないし!」
シュウジ「………」ゴゴゴゴ
刹那「………」
男爵「あたしは眼中に無いのかしら!」
にこ「どうせその子に負けるでしょーが…」
男爵「何ですってぇ!?失礼しちゃうわね!」
シュウジ「…儂らの試合、早く行かんとリタイア扱いとなってしまうぞ」
にこ「分かってるわよ!まったく…」
真姫「狭い!!」
ツバサ「ご、ごめんなさい…」
デュオ「何でここに来てんだよ、控室あるだろ!?負けても使って良いって言われただろ!」
絵里「貴女が言えた事じゃ無いでしょ」
希「おっ、にこっちとシュウジさんの試合始まったで?」
にこ「落ちなさいってのよ!!」ピキュン!ドシュゥッ!!
シュウジ「甘いわ!この儂のマスター大和に当てようなど…十年早いわああああああああ!!」ゲシィッ!
にこ「うぐっ…!?こ、のぉっ!」ガンッ!
シュウジ「ふんっ、てやぁーーーーっ!!」ビィンッ!
にこ「布で掴まれた!?でもっ!」ドシュゥッ!
シュウジ「ダアァァァクネス!フィンガーシェードッ!!」キィンッ!
にこ「反則でしょぉぉぉぉぉぉ!!」
希「………ち、ちょっと劣勢、かな?」
ハムさん「ううむ…勝ち目は薄いな…」
男爵「消えなさい坊や!もしくはあたしの夫になりなさい!」
刹那「………GNバスターソード零、シザーモード」ガシッ!
男爵「あらっ?」
刹那「…切断…!」ズバァッ!!
男爵「いや~~~~~~~~~ん!?」ドォォォォォォンッ!
司会『こ、こちらは早くも決着!刹那選手、ガンダムAパーツを一瞬で撃破!』
にこ「こっちも負けてらんない…!」
シュウジ「怯えていては勝つ事など十年早いわ小娘!」ガンッ!
にこ「うっ…!?」
にこ「んな事言われなくても…分かってんのよぉっ!!」ズドッ!
シュウジ「ぬぅっ!?こしゃくな…!」
ラルさん「…あの様子…」
ハムさん「ええ、恐らく彼は何らかの病か何かを…」
海未「…急に動きが甘くなりましたね、シュウジさん…」
ドモン「師匠…!御無理はなさらないでください…!」
マツモト「…彼は何か病気でも?」
ドモン「ああ、持病が酷いそうだ…」
マツモト「………」
シュウジ「でぇぇいやぁっ!」ガンガンッ!ゴンッ!
にこ「ううぅぅっ…!?き、機体ダメージ60%…!こうなったら…!」シャァァァァァッ…!
シュウジ「!質量をもった残像か…!」
にこ「これを捉えられる程…あんたも凄くは無いでしょ!!」バシュンバシュン!
シュウジ「ふっ、動きが見切れずとも…攻撃を見切る事は容易いわ!」
司会『M.E.P.E.によりマスター大和を翻弄はしていますが、当たる気配はありません!どうするのでしょうか!?』
にこ「なら、これでっ!」バッ、ブンッ!
司会『ランサーとライフルを捨て、ビームサーベルのみで突撃しました!』
シュウジ「たわけが!マスタークロスで貫いてくれるわぁ!」シュッ!
にこ「ここでっ…ステップ!」
シュウジ「なにっ!」
司会『か、華麗なステップでマスタークロスを回避!マスター大和の脇を捉えています!』
にこ「もらったぁーーーーーっ!」
シュウジ「ふんっ、せいやぁーーーーーっ!!」ズドッ!
にこ「だぁぁぁぁっ!!」ズバッ!
司会『マ、マスター大和の右腕、S91を貫通!ビームサーベルは…おしくも、胴体を捉えていますがコクピットに到達せず!』
シュウジ「…ふふ…良くやった、小娘…」
にこ「………あたしの負けね」
シュウジ「………いいや、お前の勝ちじゃ…」ガクンッ
にこ「………はぁ!?」
シュウジ「ぐっ!ごほっ、ごほっ…!」
ドモン「師匠!?」
シュウジ「ぬぅ…儂の身体さえマトモであれば…こんな事にはならなんだ物を…」
にこ「え、え?」
シュウジ「………降参じゃ………」バタッ
司会『………や、矢澤選手の勝利!早くシュウジ選手を医務室へ!』
にこ「はぁぁぁぁぁぁ!?」
医務室……
シュウジ「ごほっ、ごほっ…」
ドモン「師匠!」
シュウジ「ふふふ…儂はもう戦うことの出来る身体ではおらんかった様じゃの…」
ドモン「師匠っ…」
シュウジ「………ドモンよ、これをお前に託そう…」
ドモン「!マスター…クロス…!?」
シュウジ「…あのマツモトという男、どうやら奥の手がありそうだからの…お前もこれを、気休め程度にしかならんが持っていけ…」
ドモン「…分かりました、必ず勝ちます!!」
司会『皆さんお待ちかねぇっ!遂に各ブロック最後の試合がやって参りました!ドモンVSマツモト!そして、この大会の目玉二人、イオリ・セイVSメイジン・カワグチの対決です!』
司会『この二つの勝負…一見イオリ・セイ達の方が凄そうに見えますが、あの二人も今大会のダークホース!どちらも目が離せません!』
司会『それでは!ガンプラバトル!レディーッ…ゴーッ!』
ドモン「ガンダムゴッドマスター!!ゴォォォォォォッ!!」
マツモト「行くぞ!バーサル騎士ガンダム!」
司会『早速ドモンとマツモトの戦いが始まり…おっと?』
ドモン「師匠!力をお借りします!!」ギュッ!
マツモト「…それは君の師匠の…襷の様に扱っているが、良いのか?」
ドモン「ああ…これがあれば、俺は負けん!!」
マツモト「…ならば、私も奥の手を見せよう!古の石板よ!私に力をっ…!!」パァァァァッ…!
ドモン「何っ!?貴様の機体はバーサル騎士だろう!三種の神器は…!」
マツモト「うおおおおおおおおっ!!」ビシャァァァァァッ!!ガキンッ!
ドモン「………何ぃっ!?」
司会『な、なんと言う事でしょう!?バーサル騎士ガンダムが、炎の剣と力の盾を持っています!』
マツモト「…炎の剣と力の盾を持ったバーサル騎士…あったら、面白そうだろう?」
ドモン「ふっ…良いだろう、来い!!」
セイ「トライエイジ-FX!イオリ・セイ!行きます!」
メイジン「νガンダムブレイヴシャイニグ!出る!!」
司会『こちらは出撃と同時に、トライエイジはウェアの入ったコンテナを捨てて一気に勝負にかかる!』
セイ「Cファンネル!」バババッ!
メイジン「その程度っ…!ブレイヴブレイドォッ!!」ズバッ!ザスッ!ガンッ!
セイ「くっ…一筋縄じゃいかない!」
メイジン「シャイニングッ…!ブラスターッ!!」ドオォォォッ!
セイ「っ!ダイダルバズーカ!」ガシャンッ、ドオォォォッ!
司会『お互い譲らない!全力の戦いです!』
真姫「だから何でここに来るのよ!?」
凛「いい加減狭いにゃぁっ!」
花陽「わ、私達はともかく、ハムさん達が…」
ハムさん「気にするな、我々は立っていて構わん」
デュオ「ったく、おい矢澤、ツバサ!お前らが来るからハムさん達が「負けてここに来たの第1号誰よ!」………悪かった」
絵里「…しかし、これはホントに、どっちを見るか迷うわね………」
ドモン「でりゃぁっ!!」ブンッ!
マツモト「だぁりゃぁっ!!」ヒュッ!
司会『拳と剣!二つの”けんが交わり合います!』
ドモン「少し本気で行くぞっ!!マシンガンッ…!パアアアアンチッ!!」シュシュシュシュッ!
マツモト「炎の剣よ…!その力を貸してくれ!!でえええええええいっ!!」ブワァッ!キンキンキンッ!
ドモン「やるっ…!ちぃっ!」
イオリ・セイ「ぐぁっ!?」
メイジン「ふっ…そんな急増品に近いAGEで私に勝てるか!?」
メイジン「せぃっ!!」ガンッ!
セイ「!Cファンネルが…!?」
メイジン「ふっ…!」
セイ「駄目だ、FXはもう使えない…!だったら!!」シュッ!
メイジン「手榴弾?そんな物!」ズバッ!パァァァァッ!
メイジン「!目くらましか!?」
セイ「今の内に…!」ビュンッ!
アラン『カワグチ!トライエイジが…!』
メイジン「分かっている!だが…」
司会『ト、トライエイジ!コンテナのもとに向かいましたが…どのカメラにも映っていません!一体どこに居るのでしょうか!?』
メイジン「………FXではなく、強力なAGEウェア…ソーディアか?レイザーか?」
セイ「その答えはっ…これだああああああああっ!!」バッ!
メイジン「!?あの紅く、不死鳥の如く四肢…まさか!?」
セイ「トレジャースターに登場した、フェニックスウェアですっ!!」ズバッ!
メイジン「むっ…!サーベルが!?」
司会『な、なんと!トライエイジ、フェニックスウェアに切り替えて来ました!少々メイジンが押され気味です!』
ドモン「ふんっ!はぁっ!!」
マツモト「この力の盾の前に、そんな攻撃は効かんっ!」
ドモン「くっ…小さくて捉えづらい上に、防御も完璧って訳か!」
マツモト「攻撃もだっ…!炎の剣を受けてみろぉっ!!」ボォォォォッ!!
ドモン「ぬっ…!でえええええいっ!!」バシュゥッ!!
マツモト「そんなエネルギーを撃ち出した所でぇっ!!」ズバァッ!
ドモン「ぐはっ…!?」
司会『炎の剣による強烈な一撃が炸裂!ゴッドマスター、危うくやられる所でした!』
ドモン「……やるな…だが、俺は勝利を掴むまで、負けられんのだ!!」ガコンッ!
マツモト「ゴッドフィンガーであれど、この力の盾で…!」
ドモン「いいや、違うっ!!」ゴオオオオオオオッ!パァァァァァッ……!
マツモト「ハイパーモード!?だがっ…!」
ドモン「行くぞマツモト!これが俺の最終奥義!双極!!デビル!ゴォッド!!フィンガアアアアアアアアッ!!」ズガァッ!ドゴッ!!
マツモト「!力の盾をデビルフィンガーで…!?」
司会『ゴッドフィンガー!バーサル騎士ガンダムを捉えました!!』
ドモン「うおおおおおおおおっ!!ヒィィィィト!エエエエエエンドッ!!」グググッ…ドオオオオオオンッ!!
マツモト「ぬおおおおおおっ!?」
司会『決まったーーーー!バーサル騎士、大破!ドモン・カッシュのゴッドマスターが勝利を掴みました!』
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