【響け!】久美子と麗奈の仲良し妄想SS【ユーフォニアム (31)

 タイトル通り

 口調変&キャラ改変はお約束。無理なら回れ右
 関西弁を文字で読むのは無理だから原作未読
 でも最近北宇治吹部だよりは読んだ。面白かった
 それでもアニメ設定

 以上まで注意点
 次から投下



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1433063690

久美子「ねえ麗奈。麗奈の好きな人って誰?」


麗奈「久美子」


久美子「へ~……」


麗奈「…………」


久美子「…………」


麗奈「……で、滝先生?」


久美子「へぇっ!?」


麗奈「分っかりやすいなぁ、麗奈は」

麗奈「じゃ、じゃあ、久美子は誰が好きなの?」


久美子「麗奈」


麗奈「塚本でしょ」


久美子「…………」


麗奈「……どうしたの?」


久美子「いや、今日一緒に帰ろうって言ったのは、そのことなんだけど」


麗奈「なに? 告白するの?」


久美子「しないよ」

久美子「というか、別に秀一のことなんて好きじゃないし」


麗奈「嘘」


久美子「嘘じゃないよ」

久美子「だた、よく分からないんだ」


麗奈「分からない?」


久美子「……ねえ、やっぱり麗奈はさ、滝先生のこと考えると胸がドキドキするの?」


麗奈「べ、別に滝先生のことは……」


久美子「あ~……じゃあ、好きな人のことを考えたらドキドキする?」


麗奈「私は、久美子のことを考えたらドキドキする」


久美子「いやだから――」


麗奈「ドキドキするの」


久美子「…………」


麗奈「…………」


久美子「……そっか」


麗奈「うん」

久美子「私もね、麗奈のことを考えるとドキドキする」


麗奈「うん」


久美子「でもね、秀一のことを考えても、別にドキドキはしないの」


麗奈「そうなんだ」


久美子「でも……でもね」

久美子「秀一が葉月ちゃんと付き合わないって知った時」

久美子「……ちょっと、安心したんだ」


麗奈「……そっか」


久美子「……うん」

久美子「……これって、好きってことなのかな?」


麗奈「分かんない」


久美子「だよねぇ」


麗奈「分かんないけど」

麗奈「でも、近くにいて欲しいから」

麗奈「どこか遠くに行くかもって思った時」

麗奈「ちょっと、怖くなったんじゃない?」


久美子「…………」


麗奈「私も、久美子が近くにいると、安心する」

麗奈「久美子は?」


久美子「……そうかも」

久美子「私も、麗奈が近くにいると、安心する」

久美子「そして、たぶん…………」


麗奈「…………」

久美子「じゃあ、これも恋?」


麗奈「違うよ」


久美子「え?」


麗奈「私のは愛」

麗奈「言ったでしょ」

麗奈「愛の告白、って」


久美子「……そっか」

久美子「そうだったね」


麗奈「うん」


久美子「えっ? じゃあ私、秀一のこと愛してるってこと?」


麗奈「愛着はあるんじゃない?」

麗奈「幼馴染なんでしょ?」


久美子「愛着……ん?」

久美子「それってなんかおかしくない?」


麗奈「おかしくないよ」


久美子「そう?」


麗奈「そう」

>>2 色々ミスってるねビックリ。全訂正


久美子「ねえ麗奈。麗奈の好きな人って誰?」


麗奈「久美子」


久美子「へ~……」


麗奈「…………」


久美子「…………」

久美子「……で、滝先生?」


麗奈「へぇっ!?」


久美子「分っかりやすいなぁ、麗奈は」

久美子「……じゃあ麗奈も、た――私の事、愛してくれてるんだ」


麗奈「うん」


久美子「そっか」


麗奈「久美子は?」


久美子「私は……」

久美子「…………」

久美子「……どうだろ」


麗奈「なにそれ」クスッ

麗奈「酷いな~」


久美子「私は性格悪いらしいからね」

麗奈「たぶん、久美子は自覚がないだけだよ」


久美子「自覚?」


麗奈「キッカケがあったら、きっと変わっていくよ」

麗奈「だからそれまでは、私と一緒にいて」


久美子「……いいの?」


麗奈「いいよ」

麗奈「でもね、一つだけ忠告」


久美子「ん?」


麗奈「いつまでも、今のままじゃないから」


久美子「えっ……?」


麗奈「私と久美子は、これから高校生の間だけしか、ずっと一緒にいられない」

麗奈「それからはきっと、たぶん、イヤだけど、別の道を歩むことになる」

麗奈「だから、それだけしか、このままじゃいられない」


久美子「それは……」


麗奈「何十年も一緒にいたからって」

麗奈「それが続くわけじゃない」

麗奈「大人になっていったら、邪魔なものばかり引っ付いてくる」

麗奈「だから……続くわけじゃないの」


久美子「麗奈……」

麗奈「だから……だからね。変わって、取り返しが付かなくならないで」

麗奈「でも、だからって、焦らないで」

麗奈「そういうキッカケなんて、男が渡してあげるものなんだから」

麗奈「女がいく時は、想いが溢れて零れ落ちた時だけ」

麗奈「でも、零れ落ちたものを相手に伝えられないぐらいには、ならないで」

麗奈「私が言いたいのは、これだけ」


久美子「……うん。分かった」

久美子「ありがとう、麗奈」


麗奈「いいよ」

麗奈「だって久美子のこと、好きだから」


久美子「……ははっ」

久美子「私、愛されてるな~」


麗奈「当然だよ」

麗奈「塚本には簡単に、久美子は渡さないんだから」


久美子「も~、だから秀一はそんなんじゃ無いってば」

久美子「……よっし」

久美子「ありがとう、麗奈」

久美子「おかげで元気出た」


麗奈「そう」

麗奈「それは良かった」


久美子「……私、やっぱり麗奈のこと好きだな」


麗奈「聞いたよ、それ」


久美子「ふふっ。だったね」

久美子「なぁんか……もっと早く、友達になりたかったな……」

久美子「だったら、高校の間だけなんて短い時間じゃなかったのに……」


麗奈「久美子」スッ


久美子「えっ」



ギュッ

久美子「ちょっ、麗奈」///


麗奈「短くても大丈夫」

麗奈「これからいっぱい、沢山、一緒にいよ」


久美子「…………」

久美子「……うん」

久美子「ありがとう、麗奈」


麗奈「聞いたよ、それも」


久美子「そっか」

久美子「そう、だったね……」

久美子「でも……うん」

久美子「それでも、ありがとう」


麗奈「ふふっ、おかしな久美子」

麗奈「でも、うん」

麗奈「どういたしまして」



終わり

 前回はちょっと距離が近すぎた
 久美子と高坂さんはこのぐらいがちょうど良い

 やっとちょっと満足

 十分後ぐらいにスレタイとは関係ないの投下します

滝野「なぁんでこう、女子の着替えってのは長いかねぇ……」

滝野「ちょっとサンフェスの衣装合わせするだけだろ?」

滝野「このままだと男子だけでグラウンドの準備が終わっちまうっての」


瀧川「しかもそれで女子の衣装が見れないんすもんね~……割に合わないっす」


塚本「そういうなよ」


後藤「そうだぞ。滝野、お前も口だけじゃなく手と足を動かせ」


滝野「はいはい。分かってるっての」

滝野「でもよ、せめて一目ぐらい見せてくれてもバチは当たんないと思わね?」


瀧川「そうっすよね」


滝野「なあお前ら」

滝野「誰の衣装が一番見たい?」

滝野「ちなみに俺は中世古先輩!」


塚本「あ~……あのトランペットの」


滝野「そう!」


瀧川「分かります先輩! 中世古先輩、メチャクチャ美人っすもんねっ!」


滝野「だろ? しかも彼女になったら尽くしてくれるタイプとみた」

滝野「お弁当作ってきたの、一緒に食べよ?」

滝野「的な」


瀧川「うわ~! たまんないっすね!」


塚本(気持ち悪いモノマネまでして……バカだこの先輩)


滝野「ん? 何だそのバカにしたような目は?」


塚本「いや、バカにはしてませんよ」

塚本「ただ中世古先輩ってほら……なんか、皆に慕われてるじゃないですか」

塚本「ほらあの、リボンの人とか……」


滝野「あ~、吉川な」


塚本「そうです」

塚本「ああいう人からアイドルみたいな扱いされた女の人って、なんか怖くないですか?」


瀧川「怖い?」

塚本「なんていうか……作られそう、みたいな」


滝野「なにを?」


塚本「初めてじゃないのに初めて、って平気で言いそうな感じが」


滝野「か~! お前どれだけ自分に自信無いんだよ!」

滝野「んなもん、例えそうだったとしても信じてやるのが男の甲斐性ってもんだろ!」

滝野「そんな前の男と比べられるかもみたいな不安、情けないったらありゃしない!」


塚本「確かに……みみっちいことって言われたらそれまでですけど……」


瀧川「っていうか俺はそれ、部長の方がそれっぽいと思うんすけど」


滝野「小笠原先輩?」


瀧川「そうっす」


滝野「いや~……俺はあの人、なんか情緒不安定になりやすそうに見えるな~」

滝野「なんか喧嘩になった時平気で感情論持ってきそう」


瀧川「それって女全員じゃないっすか?」


滝野「そうじゃないやつもいるって」

滝野「田中先輩とかそうじゃねぇか?」

滝野「あのグラマラスボディで迫られてみ?」

滝野「たまんねぇよ。なあ塚本」


塚本「いや、俺田中先輩も怖いと思ってるんで……」


滝野「じゃあお前誰なら怖くねぇんだよ!」

塚本「っていうかその三人、美人すぎて気後れしません?」

塚本「もし滝野先輩そうならないんなら相当図々しいですよ」


滝野「あ? それどういう意味だおい」


瀧川「いやでも塚本の言う通りっすよ滝野先輩」

瀧川「その三人なら誰に告白しても間違いなく二年生女子に総叩きに遭いますよ」


滝野「なんで叩かれること前提なんだよ」

滝野「それに俺、同級生に叩かれたって平気だね」


塚本「じゃあ吉川先輩に命狙われても大丈夫ですか?」


滝野「え? 中世古先輩狙うってそんな危険?」


瀧川「いやどう考えてもそれぐらいの覚悟がないとダメっすよ」


塚本「あの人なら素行調査と称してダメなところネチネチと見つけてきますよ」


後藤「お前ら。本人がいないからってさすがにそれは吉川に失礼だろ」


塚本・瀧川「「す、すいませんっ!!」」


後藤「ま、確かにそんな気がしないでもないがな……」

瀧川「というか同級生じゃダメなんっすか、滝野先輩」

瀧川「二年の先輩たちも皆キレイだと思うんっすけど」


滝野「んな後藤みたいな真似出来るかよ」


後藤「おい」


塚本「えっ!? 後藤先輩って付き合ってたんですか!?」


瀧川「相手って誰っすか!?」


後藤「黙秘権を行使する」


滝野「同じ低音パートの長瀬だよ」


後藤「おいこら滝野。何簡単に言ってんだっ」


滝野「別にいいだろ? こいつらだって言いふらしはしないだろ。なあ?」


塚本「は、はいっ」


瀧川「もちろんっす」


後藤「……は~……ま、もう喋った後だと仕方ないか」

後藤「お前ら、本当に言うなよ」


瀧川「でもなんで秘密なんっすか?」


後藤「……恥ずかしいからだ」

瀧川「でも長瀬先輩か~……確かにあの人も美人っすよね」


滝野「そう。んでもって隠れ巨乳」


後藤「お前人の彼女を……!」


滝野「わりぃわりぃ。もう言わねぇよ」


瀧川「人の彼女って分かっても、サンフェスの衣装見てみたいっすね」


塚本「…………ん?」


瀧川「ん? 最初っからそういう話じゃなかったか?」


塚本「あ、ああ……そうだったな。すっかり忘れてた」


滝野「なんか、どっかから付き合いたいって話になってたな」

滝野「で、瀧川。お前は誰の衣装が見たいんだ?」


瀧川「俺っすか? ん~……でもうちの部なら全員見たいっすかね~」


滝野「てめぇそれは見境なさすぎだろ」


瀧川「そう言われても……あっ、あの、よく吉川先輩と一緒にいる人」


後藤「長瀬……じゃないとしたら、中川か」


瀧川「たぶんそうっす」

瀧川「なんかあの気だるげな人が頑張ってる姿とか、見てて興奮しません?」


滝野「いや、俺吉川と中川をそんな目で見たことねぇから……」


塚本「俺は……低音パートの二年生、って印象しか」


後藤「中川は最近やる気出してるからな」

後藤「そういう意味では、お前の好みには合うのかもな」


瀧川「って言っても、やっぱり外見だけの判断なら田中先輩っすかね」


滝野「あ~……おっぱいね」


瀧川「おっぱいっす」

滝野「あっ、でも一年にも胸の大きい子いるぞ?」


瀧川「えっ? 誰っすか?」


滝野「ほらあの……トランペットのやたら上手いヤツ」


塚本「ああ……高坂」


滝野「お? 塚本も知ってるのか?」


塚本「っていうか、同じ中学でしたし」


後藤「そうなのか?」


塚本「はい。久美子と俺と高坂とで。ま、この学校に来たのは偶然ですけど」


瀧川「おいちょっと塚本紹介しろよっ!」


塚本「嫌だよ」

塚本「だって俺高坂も苦手だし」


滝野「だからお前は誰なら大丈夫なんだよっ!」

滝野「もうここまで来たらお前が大丈夫なやつを見つけるぞ!」


瀧川「いやでも滝野先輩、それしたら塚本的にはそいつが可愛くない、って言ってるようなもんになりません?」


瀧川「んっ……ん~……さすがに、それは可哀想か……」

瀧川「……ん? そういえばお前、もう一人同じ中学のヤツいたんだよな?」


塚本「あ、はい。黄前です」


滝野「あ~……あの子」


塚本「……なんすか、その反応」


滝野「いや」

滝野「っていうか低音パートのことよく知らないし」

滝野「その子どんな子なんだ? 後藤」


後藤「そうだな……ユーフォ、上手いぞ」


滝野「それ以外で」


後藤「それ以外か……なんだかんだで、立ち回りが上手い、かな」

後藤「あの中川にやる気を出させるキッカケを作ったのはソイツだ」


滝野「へ~……」

滝野「顔は?」


後藤「知らん」


滝野「見たこと無いのか?」


後藤「んな訳あるか」

後藤「どうせ今の質問、可愛いかどうかだろ?」


滝野「おう」


後藤「それには答えたくない」

後藤「どうしても知りたいなら、それはお前が見て判断しろ」

後藤「ほら、こんな無駄話をしている間にも女子が来てる」

後藤「嫌でも見れるぞ」


滝野「お~……で、どの子どの子?」


後藤「よく見てれば低音パートで固まるからすぐに分かるだろ」

後藤「それよりも、女にモテたいならここで頑張って男らしいとこ見せといた方が良いんじゃないか?」


瀧川「おっ、そうっすね」

瀧川「ここで女子を手伝ったりしたら良いかもっ」


滝野「よしっ。行くぞ瀧川、塚本!」


瀧川「はいっ」


塚本「いや、俺これやってないといけないんで」


滝野「ちっ、ノリの悪い」

塚本(は~……やっと行った)


後藤「ま、あんな下心丸見えだと、誰の好感度も上がらんだろうがな」


塚本「ははは……」


後藤「……塚本」


塚本「はい?」


後藤「俺は、低音パートは皆可愛いと思ってる」


塚本「は?」


後藤「ただ滝野のことだ。黄前のことも加藤のことも川島のことも」

後藤「皆胸が小さいって言うだろう」


塚本「はぁ……」


後藤「あとは、なんかおばさん臭い髪型だとか、声が大きいだとか、付き合ったら犯罪者になる気がするとか」

後藤「そんな失礼なことを言うだろう」

後藤「でもな……それを聞いても、苛立たないでやってくれ」


塚本「……分かりました」


後藤「ちょっと、ノリやすいだけなんだ」

後藤「許してくれ」


塚本「いえ、そんな」

塚本「っていうか、後藤先輩が謝ることじゃないですよ」


後藤「それでもま、友達、だからな」


塚本「……なるほど」



 ちなみに滝野先輩は、後藤先輩が言った通り感想を言っていた。

 本当に読まれやすい人である。



終わり

 以上。
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