男「僕は、戦いたくない。」 (6)

僕、男はどこにでもいる平凡な高校生。諍いを避け、目立つのを嫌う、極普通の高校生。そう、あの時から あの時までは…


男「いらっしゃいませ~。」
そう、僕はコンビニでバイトしてる。目的は特にない。ただ周りがしてるから、僕もしようと思った、それだけの理由。

客「マルボロひとつ。」

男「では年齢確認を押して下さい。」

客「あ~?見りゃ分かっだろ?ヤダよ、^メンドクさい。」

男「そういわれましても」

客「はー全く使えねーなー。おい、やっぱcheのタバコにしてくれ。」

男「えーと番号は?」

客「うるせーなー。ゲバラのやつだよ!それぐらい分かれよ?」

男「えーとえーと」

客「早くしろよ。こっちはこれから大事な約束があるんだよ。」

男「えーとお客様のお探しになってるタバコは当店には置いてません」
客「はぁ~?ふざけんなよ?こっちはどれくらい待たされてると思ってんだよ?ほら、あれだ。店長だ。店長呼んでこい。」

男「えーとそのあの」

バン

幼馴染み「はい、マルボロ。cheなんてタバコないの知ってて言ってるんでしょ?」

客「あ~?こっちはお客様だぞ。口の聞き方に気を付けろや。それと、大事な約束に遅れたんだ。慰謝料よこせや?」

幼馴染み「はぁ~。年齢確認が嫌だからって、コンビニに置いてないタバコを捜せた嫌がらせじゃない。」

客「なんだと?ぶ殺されてぇのか?」

幼馴染み「警察呼びますよ?あなたが騒いでていいメーワク。営業妨害よ。でマルボロいるの?いらないの?」

客「いるよ、ほら金だ。チッ、たっく時間の無駄だったぜ。」


そう彼女が僕の幼馴染み。小さい頃から何かと助けてくれるんだ。

幼馴染み「全く男はあれぐらい言い返しなさいよね。言い返さないからなめられるのよ。」

男「そうだね」

こうして今まで生きてきた、18年。僕は目立つことなく生きてきた。









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僕は今授業を受けてる。科目は日本史。僕はこの授業が堪らなく好きだ。なぜなら歴史は勝者こそが正義だからだ。結果が過程を正当化する。人柄や性格は関係ない。だから僕は歴史が好きなんだ。


きんこ〜んかーんこ〜ん

先生「よし今日はここまで。」

クラスメイト1「よしメシだ〜。購買へGO」

委員長「ちょっと男子走るな。誰かにぶつかったら危ないでしょ・」

クラスメイト1「大丈夫大丈夫。トロくないからぶつかんねーよ、なぁクラスメイト2?」バン

クラスメイト「あ」

パコン

委員長「ほら言わんこっちゃない。男君の弁当落ちちゃったじゃない・」

男「あ、いや大丈夫。大丈夫だから。」

クラスメイト「あ、いや、その‥…」

委員長「謝りなさい・男君に。」

クラスメイト「す、すまん。そのパンで良かったら買ってくよから。」

男「いいよいいよ。それに買ってきてもらうの悪いし。じゃ」タッタっタ

委員長「行っちゃった。」


男「不味い不味い。面倒に巻き込まれるとこだった。うん?なんだパン売り切れだ。しょうがない、コンビニ行くか?」

校門

男「ん?うわー」

その時の僕の記憶はない。ただ突然周りが光ると僕はもう学校には居なかったんだ。

そこは何もない、ただ白いだけの空間だった。
ガサ
何か音がした。しばらく歩くと人に出会った。それも一人だけじゃなかった。


集められた男2「おいなんだここは?さっきまで蕎麦屋に居たのによ〜」

集められた男をいか男2、男3のように現します。

男9「そんなことどうでもいい。大切なのは一体誰が何の為にだ。」

男6「君も集められたようだね。とにかくよろしく。僕は男6って言うんだ。君の名前は?」

男「僕は男。」

男2「けっ、愛想のないやつ。」


謎の男「やぁ、諸君。わざわざ集まってくれてどうもありがとう。」

男2「テメェが勝手に連れてきたんだろ?」

謎の男以下・・と現します

・・「まぁ、そう興奮しないでくれ。て言っても難しいよね。」フフフ

男9「で何のようだ?何の為に俺達を集めた。」

・・「そうだね〜。話をするためかな?」

男9「はなし?」

・・「そう、おしゃべり。君達人間は一年以内に皆んな死んじゃうんだよね〜。」

男9「ふん、ふざけるのもいい加減にしろ・・」

・・「これから一年後、未知のウィルスが蔓延するんだ。ふざけてると捉えても可笑しくない程の強力なウィルスが。そしてここに、ワクチンがある。二人分だ。愛するものと愛を囁き続けられる。」

男2「なに・」

・・「だが惜しいことかな。ここにいるのは15人。殺し合いさせるのもいいけどそれじゃ興がない。そこで君達に働いてらもらうことにした。ここに5つの強化スーツ起動デバイスがある。よって君達を5つのグループに分け、それぞれのグループで一つのデバイスを使用してもらう。」

男2「それに何の意味があるって言うんだよ・」

・・「あるさ、意味ならちゃんとある。最近ね〜人を襲う怪人が増えてきたんだ。それを見過ごせなくてね〜。つまり早い話がこれを使い君達には怪人を倒して貰いたいんだ。怪人を最も多く倒した者に薬を与えよう。ただし、グループ内での殺し合いは駄目だよ。失格にしちゃうからね。」

男2「それで生きれるんだな?」

男9「ふん、こんな奴の言うことなど信用出来るか?」

・・「いや信用せざるを得ないんだ。まぁ、見てて欲しい。」スチャ

そういうと男は一つデバイスを手に取った。

・・「じゃ見ててね。cange」

信じられなかった。でも信じるしかなかった。彼のデバイスが光ったと同時に、彼も光に包まれた。光が弱くなってくにつれ、彼の姿が現れ始めた。彼はスーツに身を包んでいたのだ。

IDが変わってますね
1です

?・?「どうかな?信じてくれたかな?」

男2「あ、あぁ〜。」

・・「良かった。それは良かった。じゃそういうことだからバイバイ。デバイスはランダムで配っておくよ。」





男「はっ、ここは?食堂?なんだ夢だったのか〜。ん?」

そうその時の僕の手の中にはあってはならない物があった。僕はその時から面倒に巻き込まれていたんだ。

男「何これ?棒?」シュン

男「わぁ・」

僕はそれを投げてしまった。驚いたんだ、いきなり針が棒の先端から出てきたのだから。


幼馴染み「ちょっと男〜」


その時僕はそれをとっさに隠してしまった。今考えれば捨てとけば良かったんだ。

男「何?」

幼馴染み「何?じゃないわよ。男、あなた弁当ぶち撒けちゃったんでしょ?」

男「いや〜ぶち撒けたってわけじゃ〜」


幼馴染み「とにかく、これ。」

男「えこれって?」

幼馴染み「パン。見りゃ分かるでしょ?お腹いっぱいで食べれなかったからあげる。」ぐー

幼馴染み「///」

男「食べよっか?」

幼馴染み「うん・・」


あの棒は結局何なんだろう?面倒事に巻き込まれちゃったな。

クラスメイト「なぁ〜男、帰りにカラオケ行かねぇか?お詫びに奢るからよ〜」

男「ごめん、今日バイトなんだ。誘ってくれたのは嬉しいけどゴメンね。また誘ってくれたら嬉しいな」

クラスメイト「あ 、あぁあ。が、頑張れよ」








男「ふぅ、疲れた。」
そういうと僕はベッドに潜り込んだ。バイトがない日はこうして寛ぐ。この時間が一番幸せなんだ。そういえばあの棒どうしようかな?悩んでても仕方ないや。遠くに捨ててこよう。面倒は嫌いだから。


そう思ったけど結局無駄だったんだ。あの時の散歩は、なんて無駄だったんだろ〜



男「秋の散歩は気持ち良いいな〜」
僕はもみじの街路樹がある歩道を歩いて居た。紅葉したもみじは好きだ。まるで燃えつきる時の蝋燭みたいで、死の前奏を奏でてるみたいだ。

キャー


誰かの悲鳴だ。ここを立ち去ろ。面倒は嫌いだからな。


男2「ん?お前は?こないだ居たやつじゃねぇか?」

ヒュードン・・


僕達は上を見た。だって女の人が降ってきんたんだ。

怪人「私は強い。特別だ。」


男2「お、さっそくか・ラッキー。」
そういうと男2はネックレスを触った。

男2「change〜」
男2はスーツに身を包んだ。

男2「おりゃ〜[ピーーー]〜」
ガツン
怪人に一発入った。

男3「いいな」

男「あの〜あなたは?」

男3「俺は男3っていうんだ。男2と同じグループで。だけどあいつが先にデバイス持ってたから俺は次からしか闘えない。」

男「…」

男3「えーとあんたもいたよな。デバイスは?」

男「僕なんだ。」

男3「いいのか?奴に倒されちまうぞ?」

男「いいよ別に。そうだ男3さん。僕のデバイス使えって下さい。僕いいです。」

男3「え、いいのかよ?よっしゃー・・」

男「これがデバイスです。」

男3「なんだこれ?うわ・針か。あぶねぇー。えーと、オペレーション」

デバイス「このデバイスは針をどこでもいいので身体に突き立てて下さい。」

男3「こうか?痛っ・」
デバイス「changeには血液が必要です。採取します」
男3「大変だな。changeするのは。」
デバイス「完了です」
男3「よし、change・・」
男3はスーツに身を包まれた。
男3「よし、やってやる・・」
ようやく終わった。これで帰れる。

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