サーモン「何を言うんだ、君は全く分かってい無いね」

ハマチ「そーだそーだ、マグロの天下は終わったんだよー」

マグロ「何言ってんだ、俺の天下はそう終わらんよ」

サーモン「ふんっ、そう思っておくといいさ」

いくら「…気づいた時には…遅いのだ…」



赤貝（いいな、あいつらは…僕なんかもう5日も神様に選ばれてい無いよ…）

赤貝（早く神様に選ばれて、生まれ変わりたいな）

赤貝（僕たちは神様達にお寿司と呼ばれている）

赤貝（僕たちは1日が始まる頃、キカイに生み出され、セカイを回り、1日が終わる頃神様に回収される）

赤貝（しかし、それを知っているのは僕ともう一人、アジ君ぐらいだろう）

赤貝（僕たちは神様に選ばれると生まれ変われるんだ）

赤貝（今までと同じに見えるけど、記憶はない
この現象は神様に選ばれた時しか起こらない
1日の終わり、回収された時の記憶は残るんだ）

赤貝（僕には5日分の記憶がある、つまり僕は5日の間、一度も神様に選ばれていないんだ）

赤貝「それにしても暇、だなー」

アジ「そっすね、あっ、またサーモンさん選ばれたっす」

赤貝「あっちの神様はいくらちゃん選んでるぞ」

アジ「先輩、何日目っすか？自分3日っす」

赤貝「5日目だな、さみしいモンだ」

アジ「いいっすねー、人気のある奴らは」

赤貝「だなー、ハマチ取られたな、アレで今日何回目だよ」

アジ「60、ぐらいすかね」

赤貝「いくらは40、ハマチは55、でもってマグロは50だよな」

アジ「そして自分らは？」

赤貝「ゼーロー！下手すると本当にマグロ負けてんじゃね？」

アジ「世代交代すね」

ミス発見
>>6
＞赤貝「だなー、ハマチ取られたな、アレで今日何回目だよ」
ハマチ→サーモンでお願いします
ハマチ2回言ってた

赤貝「遂に昨日も選ばれなかったな」

アジ「そっすねー」

赤貝「昨日はいくらが1番選ばれてたな」

アジ「みたいっすねー」

赤貝「選ばれたいなー」

アジ「そっすねー」

赤貝「なんか元気ないな、どうした？」

アジ「なんでもないすよー」

赤貝「今日新入りくるみたいよ？」

アジ「なんで知ってるんすか？」

赤貝「キカイの近くの神様がなんかしてたから」

アジ「それでなんでわかるんすか」

赤貝「カツオ来た時もなんかしてたし」

アジ「誰が来るんすかね」

赤貝「誰でもいいさ、選ばれない組が増えなきゃ」

アジ「どうせなら人気になってほしいすよね」

赤貝「だよな」

赤貝「見たか？新入り」

アジ「変なやつっすね」

赤貝「はんばーぐとか言うらしいぞ」

アジ「色茶色なんすけど…」

赤貝「ただ神様にはよく選ばれてるんだよな」

アジ「なにがウケるかわかんないもんすね」

赤貝「ほんとにな、僕もそろそろ選ばれてもいいと思わないか？」

アジ「そうすね、先輩何日目でしたけ？」

赤貝「あれから3日だから…何日目だ？」

アジ「えーーと」

赤貝「9日目かな？」

アジ「あー、そうすね」

赤貝「暇だな」

アジ「暇すね」

アジ「先輩、どうしたんすか？そんなツヤツヤで」

赤貝「最近の疑問が解決しそうなんだよな」

アジ「なんすか？」

赤貝「いやさ、アジお前生まれ変わってるだろ」

アジ「なっ、なに言ってんすか」

赤貝「僕、取られてないの8日なんだわ」

アジ「そーなんすか、騙しましたね？」

赤貝「引っかかるやつが悪い、てかなんで黙ってたし」

アジ「なんか先輩選ばれないって言ってるのに選ばれましたって言うのも…」

赤貝「別に気にしないんだけどな、後輩の幸せを祝えないやつじゃないよ？僕は」

アジ「もーしわけなかったす」

赤貝「まぁいいさ、生まれ変わりおめでとうな」

アジ「ありがとっす」

赤貝「暇だな」

アジ「ひますね」

赤貝「そろそろ神様たくさん来る時間だな」

アジ「そうすね」

赤貝「なんか僕選ばれそうになってないか」

アジ「みたいすね」

赤貝「やっとか…苦節9日目、いってくるな」

アジ「いってらっしゃい」

赤貝「初めて見る景色だ」

赤貝「まぁ、当たり前だけどな」

赤貝「僕はこれからどうなるんだろうか」

赤貝「神様がなにが棒を取り出したな」

赤貝「うわ！挟まれた！痛いんだけど！もっと優しく持ってくれない？」

赤貝「なんか黒いのに付けられた！」

赤貝「な、何するんだよ！うわ、なんか穴に入れられた！」

赤貝「イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ………

アジ「お帰りなさいっす、先輩」

赤貝「えっと…君は？」

アジ「あぁ、忘れてるんすね、アジっていいます」

赤貝「えっと、アジさん？」

アジ「アジでいいすよ、その呼ばれ方は気持ち悪いっす」

赤貝「わかったよ、よろしくなアジ」

アジ「よろしくっす、先輩」