遊矢『俺が遊馬で遊馬が俺?』 遊馬『ああ!!』 (46)

遊矢「どういう意味?」

遊馬「俺がスタンダード次元に行って遊矢は俺の次元に行くんだ」

遊矢「つまり立場を交代するって事?」

遊馬「一週間だけでいいからさ頼むよ!」

遊矢「何でまた突然」

遊馬「俺もランサーズに入って色々したいんだよ!」

遊矢「別にいいけどランサーズは」

遊馬「やったぜ!行こうぜ小鳥!」

小鳥「うん!」

遊矢「小鳥も行くって事は俺が遊馬で」

柚子「私が小鳥ちゃん?」

遊馬「そして俺が遊矢で」

小鳥「私が柚子さんね!」

遊矢「何かややこしいけど大丈夫と思う?」

柚子「さ、さあ」

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赤馬「これよりランサーズ定例会議を行うが一週間だけ榊遊矢の代わりに九十九遊馬が来てくれた」

遊馬「よろしくな社長!」

赤馬「ああ」

遊馬「何か暗いよな」

黒咲「あいつは冗談が通用せん」

沢渡「俺が盛り上げてもビクともしねえんだぜ?」

遊馬「社長!かっとビングだ!!」

赤馬「私語は謹んでくれないか」

黒咲「おい!わざわざ遊馬が遊矢の代わりに居るのにその言い方は何だ!」

赤馬「彼らが立場を交代した事に関しては私には何ら問題は無い」

黒咲「くっ・・・」

遊馬「もっと楽しくやろうぜ社長!」

赤馬「・・・」

遊馬「何とか言ってくれよ社長!」

赤馬「・・・」

遊馬「パトロールか・・・毎日してんのか?」

黒咲「毎日と言うほどではない」

遊馬「いつも社長ってあんな感じなのか?」

黒咲「そうだ。ギャグがない」

遊馬「じゃあ黒咲が何とかしてやればいいじゃねえか」

黒咲「それができたら苦労はしない。だが元気印のお前が入ればランサーズも変わるだろう」

遊馬「・・・」

黒咲「どうかしたのか?」

遊馬「何か横にさ誰か1人欲しいんだよな」

黒咲「1人?」

遊馬「カイトとシャークといつも行動してるからさ」

黒咲「ユートでも呼ぶか」

遊馬「そうじゃねえんだよ。何て言うんだろうな・・・」

沢渡「何で俺を呼ぶんだよ」

遊馬「これだよこれ」

黒咲「わかったぞ。俺がカイトで沢渡は凌牙という事か」

遊馬「ああ!」

沢渡「冗談じゃねえぞ!何で俺が凌牙なんだよ!?」

黒咲「それが凌牙だ。しかし凌牙に比べたら男らしさが足らんがな」

遊馬「どの次元にもトリオが居るからな。スタンダード次元のトリオは誰なんだろうな」

黒咲「こいつと遊矢は確実だろ」

沢渡「トリオ?十代はトリオじゃねえだろ」

黒咲「言われてみれば1人で行動しているな」

遊馬「友達は多いけど一緒に戦ってくれる奴は居ないんだって十代さんは」

黒咲「あいつも意外とナイーブだな」

沢渡「意外だぜ」

遊馬「何も起こらねえな」

沢渡「お前の次元はどうなんだ?」

遊馬「当然のように色々な事が多発してるぜ!」

沢渡「例えば」

遊馬「主にチンポかな」

沢渡「おいおいチンポはねえだろ」

黒咲「いやカイトと凌牙からよく聞いていたから信用はできる」

遊馬「巨大チンポに柚子も遭遇すんだろうな」

沢渡「ヒャヒャヒャ!それは傑作だぜ!」

黒咲「ふざけるな!瑠璃にチンポを見せる何ぞ言語道断!」

遊馬「ま、大丈夫だろ。パトロールしようぜパトロール!」

黒咲「だといいがな」

沢渡「帰って来たら色々聞いてやろ」

カイト「・・・」

シャーク「・・・」

遊矢「普段の遊馬って何やってんの?」

カイト「何をしてるんだ」

シャーク「知らねえ」

璃緒「何か不思議な感じね」

鉄男「あ、璃緒さん!」

柚子「誰?」

カイト「お前達は始めて見る顔か、あいつは遊馬の親友らしい奴だ。名は覚えていないがな」

シャーク「鉄男だ」

遊矢「親友って凌牙さんじゃないの?」

シャーク「バ、バカ野郎!照れるじゃねえか」

柚子「親友って事は遊馬くんと肩を並べるほどのデュエリスト?凄い!」

遊矢「見た目からしてエンタメって感じだな!よろしく!」

鉄男「お、おう」

遊矢「やっぱりドン・サウザンド相手にも遊馬達と一緒に?」

柚子「どんな問題も四人で解決してるのよね?でも何でいつも居ないの?」

鉄男「・・・」

カイト「こいつのデュエルの腕は」

シャーク「知らねえけどⅣにやられたって話を聞いたぜ」

璃緒「私ともデュエルしたわ」

遊矢「何で一緒に居ないんだ?まさか別働隊とか?」

鉄男「・・・」

柚子「鉄男くん?」

シャーク「やめろやめろ質問責めするのは!」

遊矢「色々聞きたいんだよ」

璃緒「遊馬に勝ち越ししてるって話よ」

カイト「鉄男とか言ったな。俺とデュエルしろ」

鉄男「!?」

カイト「顔見せにはちょうどいいだろ。来い」

カイト「俺はお前をナンバーズクラブとかいうふざけた連中の1人程度にしか認識はしてなかった」

鉄男「何で俺がカイトとデュエルしなきゃいけないんだ!」

カイト「だがお前は遊馬に勝ち越しているんだな?ならば俺とデュエルしろ」

シャーク「て、鉄男じゃカイトに殺される!やめろカイト!」

カイト「止めるな。来い鉄男」

遊矢「だって遊馬に勝ち越してるならカイトさんとだって互角に戦えるだろ?凌牙さんらしくないな」

シャーク「馬鹿野郎!鉄男が勝ち越してるのは弱かった頃の遊馬だ!」

璃緒「えっ!?」

シャーク「わざわざカイトを焚きつける事を言いやがって、逃げろ鉄男!殺されるぞ!」

カイト「どうした」

鉄男「やってやる!ウオオオオオオオオ!!!」

カイト「・・・」サッ

鉄男「よ、避けられた!?」

カイト「ここだ」

鉄男「こ、こいつ・・・でも俺がここで勝たなきゃ俺に明日は無い」

鉄男「」LP4000→0

カイト「・・・」

シャーク「どうだった鉄男は」

カイト「一発もらったが名の通り鋼鉄のような拳だった」

遊矢「だ、大丈夫なのか鉄男は」

シャーク「これぐらいでくたばる奴じゃねえよ」

カイト「これが遊馬の親友だ。俺に一発入れる奴何てそんなに居ないだろ」

遊矢「でも俺はカイトさんに勝ったけど」

カイト「・・・」

柚子「鉄男くんは」

シャーク「こういう時は放っておいてやるのが一番なんだよ。そうだろ鉄男」

鉄男「あ、ああ!いつか俺だってカイトやシャークに負けねえぐらいに」

カイト「その意気だ。まあ頑張ってみろ」

シャーク「強くなりたきゃいつでも俺が相手してやるからな」

カイト「こんな感じだ」

シャーク「今日は何も起こらなかったけど注意しろよ」

柚子「注意って?」

シャーク「ああ!」

遊矢「大丈夫!だって俺は十代さんや遊星さんの後輩だろ?何とかなるって」

シャーク「こいつも逞しくなったな。なあカイト」

カイト「十代と遊星が言っていた事も間違いでは無いだろうな」

シャーク「何が?」

カイト「こいつはいつか俺達を含め全ての次元の総大将になるとな」

シャーク「遊矢が?」

カイト「何より飲み込みが早い。俺達が教えた事をすぐに自分の物にするだろ」

シャーク「ああ」

カイト「そして俺達との大きな違いが一つだけある。何かわかるか?」

シャーク「・・・女を大事にしてる」

カイト「案外デュエリストは硬派の時代は終わるかもしれんな」

シャーク「遊馬の始めての後輩はとんでもねえ奴だぜ。遊馬もウカウカしてられねえな」

遊馬「へえ子供も居るんだ。よろしくな!」

零羅「よ、よろしく」

黒咲「珍しいな奴の弟がちゃんと返事をするなんて」

遊馬「何でだ?」

黒咲「異常なまでに人見知りでな。遊矢には懐いていたが」

遊馬「人見知り?そうか・・・よし!俺について来いよ」

零羅「!?」

遊馬「悪いようにはしねえからさ」

黒咲「・・・」

遊馬「名前なんだっけ?」

零羅「・・・零羅」

遊馬「俺は遊馬だ!」

零羅「・・・」

遊馬「ジャンジャジャーン!」

黒咲「跳び箱か?」

遊馬「ああ!20段だぜ!」

零羅「!?」

遊馬「跳べるか?」

零羅「で、できない」

遊馬「やる前から出来ないなんてダメだぞ零羅?かっとビングだ!」

零羅「かっとビング・・・?」

遊馬「チャレンジしないと何でも始まらないものだぜ」

零羅「・・・」

遊馬「じゃあ俺の背中に乗れよ。一緒に飛ぼうぜ」

零羅「一緒に?」

遊馬「それなら平気だろ?」

遊馬「さあ行こうぜ」

黒咲「落ちて怪我でもさせたらこいつの母親がうるさいぞ」

遊馬「怪我なんてしないぜ俺が一緒に跳ぶんだから」

零羅「・・・」

遊馬「軽いな零羅は、ちゃんと飯食ってんのか?」

零羅「高い・・・」

遊馬「一歩踏み出せば低いものだぜ20段なんて!」

零羅「・・・」

黒咲「・・・お前もエクシーズを使うのならば跳べ」

零羅「・・・跳ぶ」ギュッ

遊馬「じゃあ行こうぜ!俺と一緒に叫んでみるんだ!」

零羅「う、うん」

遊馬「かっとビングだ!俺!!」

零羅「か、かっとビングだ・・・僕」

遊馬「どうだった感想は?」

零羅「・・・楽しかった」

遊馬「だろ?」

零羅「・・・また」

遊馬「いつでもってわけにはいかねえけど遊矢はしてくれるんじゃないか?」

黒咲「跳べるのかあいつは」

遊馬「これぐらいデュエリストなら余裕だろ」

黒咲「確かにな」

遊馬「じゃ黒咲も跳んでくれよ」

黒咲「冗談はやめろ」

遊馬「頑張れ黒咲!」

黒咲「・・・かっとビングだ!俺!!」

遊馬「ノリがいいな黒咲は」

遊馬「って言うかランサーズってマジで何やってんだ?」

黒咲「俺にもわからん」

遊矢「案外3人で行動してないんだ」

柚子「カイトさんって意外と1人が多いよね」

カイト「そんなものだ」

柚子「何処に行くの?」

カイト「警護とでも言っておくか」

遊矢「誰の?ひょっとして有名人!?」

カイト「AV女優」

遊矢「・・・は?」

カイト「お前達も会った事があるだろ」

柚子「AV女優か・・・」

カイト「どうした早く来い」

遊矢「あ、ああ」

柚子「・・・」

遊矢「家デカいな」

カイト「夫はプロで嫁はAV女優だ。金なんて腐るほどある」

柚子「その女優ってそんなになの?」

カイト「当然だ。見ればわかるだろ」

遊矢「へえ」

カイト「入るぞ」

柚子「勝手に入っちゃダメじゃない!」

カイト「居るんだろ。出て来い」

ツァン「あ、カイト」

遊矢「お、お邪魔します」

柚子「お邪魔します・・・」

ツァン「えーっと誰だっけ」

カイト「前に話しただろ。遊馬の後輩とその女だと」

ツァン「あーあ!あの肛」

カイト「やめろ。余計な事を言うな」

カイト「警護とは何をする」

ツァン「下着泥棒だけど」

カイト「帰るぞ。何が下着泥棒だ」

ツァン「待ちなさいよ!」

カイト「何だ」

ツァン「下着泥棒だよ下着泥棒!」

カイト「その程度ならお前だけで捕縛できるだろ」

遊矢「捕まえようよカイトさん!」

柚子「うん!」

カイト「・・・」

ツァン「ほら見なよ!この子達だってやる気になってるんだから!」

カイト「勝手にしろ。俺は手を貸さんお前だけで捕らえてみせろ」

遊矢「任せてくれよ!」

柚子「カイトさんってまるでモテないのね」

ツァン「そうなんだよね。僕もさ」

カイト「・・・」

遊矢「下着泥棒を捕獲するコツは」

カイト「お前の考えでやれ、お前ならどうする」

遊矢「エ、エンタメ?」

カイト「ならそれでやってみろ」

ツァン「カイト負けたの?あの子に!?」

柚子「ってカイトさんは言ってるけど見た事が」

ツァン「負けたのアンタ」

カイト「ああ」

ツァン「勝ったの?」

遊矢「一応」

カイト「見ればわかる。俺が敗北した理由がな」

遊矢「あの人の下着を吊るして輪っかを作って」

カイト「来る補償はあるのか」

ツァン「来ると思うよ。犯行予告だってあったんだし」

柚子「何するの?」

遊矢「見てのお楽しみって奴さ!」

柚子「私も手伝うわ」

遊矢「これで輪っかを作ってくれ」

ツァン「仲良しね。女の子に感してはあの子に負けてる」

カイト「・・・」

柚子「何か楽しそうね」

遊矢「見ててくれよ俺のエンタメを」

カイト「・・・」

ツァン「何処行くの?」

カイト「便所だ」

「ヒヒヒ・・・こんな所に下着を吊るして居るなんて人気AV女優も」

遊矢「レディースエーンドジェントルメン!」

「な、何だ!?」

遊矢「上手くできたらご喝采!これより今世紀初の下着泥棒による火の輪くぐりが始まりまーす!!」

「!?」

遊矢「EMファイア・マフライオン!ファイヤー!」

ゴオオオオオオオオオ

遊矢「さあどうぞ!」

「出来るわけ・・・いやこれをくぐれば下着をゲットできる」

遊矢「さあ!」

「いいぜ!これぐらいスリルが無きゃ下着泥棒稼業なんてやってらんねえよ!」

ツァン「火の輪くぐりをさせるためにあの輪っかを!?」

「やってやらァ!!!」

プスプス

「焼けちまったけどこんなにスリルのある下着泥は始めてだぜ」

遊矢「またいつか」

「ああ・・・出所したら会いに行くよ」

ファンファンファンファン

ツァン「サーカスみたいね。まさかカイト相手にも」

遊矢「いやカイトさんの場合は力と力で拳と拳で」

ツァン「ほ、本気で言ってるの!?」

カイト「俺にあってこいつに無いものだ。帰るぞ」

遊矢「あ、待ってくれよカイトさん!」

ツァン「そう言えば聞くの忘れてたけど2人はどういう関係なの」

遊矢「えーっと・・・」

柚子「お、幼馴染・・・です」

ツァン「そうなの?」

カイト「俺に聞くな。こいつらがそう言ってるならそうなんだろ」

遊馬「そう言えば権現坂って遊矢と同い年なんだよな?」

権現坂「うむ」

小鳥「貫禄あるのよね」

権現坂「遊馬は確か」

遊馬「一つ歳下だぜ!」

権現坂「遊馬の次元はどうなんだ?例えば危険な」

遊馬「色々あるんだよ。モンスターが現れたり」

小鳥「遊矢くんと柚子さんが心配?」

権現坂「そうではない。2人ともデュエリストだ・・・しかしな」

遊馬「友達思いだな。まるでシャークみたいだぜ」

権現坂「あの男は友達思いなのか?」

遊馬「俺の親友っていうかライバルっていうか」

権現坂「ライバルか・・・」

遊馬「遊矢のライバルって誰なんだ?」

権現坂「強いてあげるのならば」

小鳥「うん」

権現坂「俺も遊馬と同じく遊矢を親友としてライバルとして見ている」

遊馬「そうじゃないかと思ったぜ!」

小鳥「うん!」

遊馬「沢渡は?沢渡はライバルじゃないのか?」

権現坂「沢渡は知らん」

遊馬「そりゃないぜ!」

遊馬「けどマジで平和だよな。何で?」

権現坂「それがこの次元の良さなんだろう。平和が一番だ!」

遊馬「ああ!」

権現坂「これからも遊矢の事を頼む」

遊馬「当たり前だぜ。デュエリストは助け合い何だから」

権現坂「遊矢も色々なデュエリストに出会い逞しく変わって行った。昔は」

小鳥「何か遊矢くんのお父さんみたいね」

遊馬「だよな」

シャーク「何だよニヤニヤして」

遊矢「凌牙さんは何やってるんだろうなって思って」

シャーク「俺か?俺は・・・何だっていいだろ」

柚子「確かにそうだけど」

シャーク「っつうかお前ら付き合ってんのか?」

遊矢「い、いや関係ないじゃん今は!」

シャーク「元に戻ってんのか戻ってねえのかわからないぜ」

柚子「そ、それよりも何かないの?」

シャーク「そんなこと言われても困るぜ」

遊矢「そんなこと言って!本当は」

シャーク「何もねえのが一番なんだよ。そうじゃねえのか?」

遊矢「ごめん・・・舞い上がって」

シャーク「・・・ちょっと来い」

シャーク「お前って足腰頑丈だよな。ならやれそうだな」

遊矢「何か凄く嫌な予感がするんだけど」

シャーク「稲妻キック」

遊矢「い、稲妻!?」

シャーク「そうだ。空中で大の字になって回転し落雷と共に蹴り飛ばすド派手な技よ」

遊矢「ド派手か」

シャーク「エンターテイメントって感じじゃねえか?俺はよく知らねえけど」

柚子「どうして大の字で稲妻が?」

シャーク「昔からデュエリストの蹴りってのはドロー並にやべえんだよ。だからできるんだぜ」

遊矢「やってみるか」

柚子「大丈夫なの?」

遊矢「デュエリストに不可能な事は無い!そうだろ凌牙さん!」

シャーク「じゃあ見ててやるからやってみろ」

遊矢「トリャッ!」

シャーク「ジャンプ力が足りねえ!もう一度!」

遊矢「こ、こう?」

シャーク「馬鹿野郎!それでどうやって大の字になんだよ!」

柚子「私はどうすればいいの?」

シャーク「ハリセンあるか?」

柚子「はい」

シャーク「素振りだ」

柚子「す、素振り!?」

シャーク「そうだ。やってみろよ」

柚子「・・・」ブンッブンッブンッ

遊矢「オラァ!」

シャーク「全然ダメじゃねえか!」

遊矢「ハァハァ・・・」

ガゴンッバキキキッッッ

遊矢「で、できた」

シャーク「やるじゃねえか!」

柚子「やったね遊矢!」

遊矢「ハハハ・・・」

シャーク「柚子!」ポイッ

柚子「レ、レンガ!?」

シャーク「ハリセンだ!」

バシンッッッ

柚子「く、砕けちゃった」

シャーク「素振りだ。毎日欠かさずやれ」

璃緒「凌牙!」

シャーク「飯ができたみたいだな。食ってくか?」

柚子「うん!」

遊矢「やった!」

小鳥「正しい動物の飼い方?」

セレナ「も、文句でもあるのか」

遊馬「動物って十代さんの猫か?」

セレナ「あいつは利口だから苦労はしていない」

小鳥「へえ」

セレナ「遊馬は最近十代に会ったか?」

遊馬「いや会ってねえけど」

セレナ「そうか・・・」

遊馬「どうかしたのか?」

セレナ「な、何でも無い!」

遊馬「ふーん」

セレナ「小鳥ちょっと来てくれ」

小鳥「どうかしたの?」

セレナ「柚子が居ないなら女のお前に聞いた方がいいと思ってな。本当は十代に聞こうと」

小鳥「え?」

セレナ「何でも無い!」

デニス「やあ遊馬」

遊馬「融合次元のスパイのペニスじゃねえか!」

デニス「いや僕はデニ」

遊馬「どうしたんだペニス?俺がエクシーズ使いだから倒しに来たのか?」

デニス「いや僕は」

遊馬「言い訳は聞かねえ!先ずはその根性を叩き直してやるぜ!」パシッ

デニス「い、痛い!」

遊馬「ズル剥けにして全てを引き出してやるぜ!」パシッ

デニス「ビンタはやめてくれよ!」

遊馬「かっとビングビンタだぜ!」パシッ

デニス「ひ、ひえ~!」

遊馬「ペニス!」パシッ

デニス「アウッ」

遊馬「ペニス!」パシッ

小鳥「何やってるのよ遊馬!顔面パンパンよ!?」

遊馬「ペニスとビンタ合戦だぜ!」

小鳥「ペニスが勃起チンポみたいにパンパンになってる」

デニス「とほほ」

遊馬「セレナはどうしたんだ?」

小鳥「下着がキツくなったとかで十代さんに聞こうとしたんだって」

遊馬「下着が?」

小鳥「今から一緒に行くんだけど遊馬は」

遊馬「悪いけど俺はセレナのブラジャー何かよりペニスの調教が最優先なんだ」

小鳥「じゃあ私はセレナと行くから」

遊馬「ああ!」パシッ

デニス「や、やめてくれよ・・・」パシッ

遊馬「まだまだ!」パシッ

Ⅳ「まだ居たのか」

柚子「明日で帰るんだけどトーマスさんに聞いておきたい事があって」

Ⅳ「俺に?」

遊矢「ファンサービスって何なの?」

Ⅳ「ファンサービスは考えるもんじゃなくて感じるもんなんだよ」

柚子「い、意味がわからない」

Ⅳ「そんだけか?」

遊矢「それと子供達がトーマスさんのサインを大量に欲しいって」

Ⅳ「あいつらが?何で」

柚子「転売するんだって」

Ⅳ「あのガキ共が・・・貸せ!」

遊矢「プロも大変だよね」

Ⅳ「もう慣れてるぜ」サラサラ

カイト「ここに居たのか遊矢」

シャーク「来い!やっと大事件が発生したぞ」

遊矢「じゃ行ってくる」

柚子「こういう時って小鳥ちゃんはどうしてるの?」

Ⅳ「小鳥?ボケーっと見てる」

柚子「見てるだけなの!?」

Ⅳ「あいつはデュエリストじゃねえからな、それがどうした?」

柚子「・・・」

Ⅳ「遊矢と一緒に戦いたいってか?いいんじゃねえか」

柚子「それもそうよね!私だってデュエリスト何だから!」

Ⅳ「だがちょっと待てよ。サイン書いてから行けよ」

柚子「・・・」

Ⅳ「どんだけ色紙があんだよ」

遊矢「何だこいつ!?」

カイト「オイリー・マッスルだ。かなりの強敵だぞ」

シャーク「何たってプロだからな」

遊矢「ど、どうするんだ」

カイト「・・・」

シャーク「・・・やるしかねえな。遊矢!かっとビングだ!」

遊矢「お、俺が!?」

カイト「何のために遊馬の代わりに来たんだ。やるぞ」

遊矢「でも俺はかっとビングなんて」

カイト「エクシーズ召喚できるな」

遊矢「できるけどそれが」

シャーク「なら問題はねえ」

遊矢「・・・そうだよ。俺だって何度もかっとビングを見て来た!」

カイト「なら俺と凌牙の間に入れ」

シャーク「失敗なんてしねえよ。俺達はエクシーズ使いでデュエリストだからな」

カイト「突っ込んで来たぞ」

シャーク「遊矢!カイト!」

遊矢「ああ!」

遊矢・カイト・シャーク「かっとビングだ!!!俺!!!」

オイリー・マッスル「オイリイイイイイイイイイイイイ!!!」

遊矢「やった!」

カイト「踏み込みが甘かった!ただ吹き飛ばされただけだ!」

遊矢「くっ・・・」

柚子「な、何か飛んできた!?」

遊矢「柚子!」

シャーク「ハリセンだ!ハリセンでオイリー・マッスルをブッ飛ばせ!」

柚子「ハリセン!?でもどうやって!」

Ⅳ「プロってのは必ず古傷があるんだ。何処か見極めてみろ」

柚子「古傷・・・わ、わからない!」

カイト「尻だ!尻を狙え!!」

柚子「あーもう!」

パァンッッッ

遊矢「はあ・・・」

カイト「お前にしては上出来ってところだ」

遊矢「きっついな相変わらず」

シャーク「こいつが褒めたら嫌だろ」

遊矢「でも柚子がハリセンを出さなきゃ負けてた」

柚子「ううん遊矢がかっとビングしたお陰なんじゃない?」

カイト「・・・」

シャーク「・・・」

Ⅳ「遊馬と小鳥に比べて扱いにくいだろ?」

カイト「もう慣れた」

シャーク「いい加減付き合いも長いからよ」

Ⅳ「ったく、俺はまだ良くわからねえよ」

遊馬「まさか焼き肉を食べさせてくれるなんて」

小鳥「ランサーズじゃない私まで」

黒咲「どういう風の吹き回しだ」

沢渡「不気味だぜ」

赤馬「・・・」

権現坂「しかしもう帰るとは」

遊馬「いつでも遊びに来れるぜ」

小鳥「そうだよ」

零羅「・・・」

遊馬「また遊ぼうな!」

黒咲「毒でも入っていないだろうな」

赤馬「私を信用しろ」

赤馬「スタンダード次元はどうだった」

遊馬「平和だったぜ。特に何も無かったしよ」

小鳥「久しぶりに平和を満喫したって感じね!」

赤馬「そうか」

遊馬「全然笑わねえけど嬉しくないのか社長?」

赤馬「いや嬉しい」

遊馬「じゃあ笑ってくれよ。最後に社長の笑顔が見たいぜ」

沢渡「ま、最後ってわけじゃねえんだけどな」

赤馬「・・・」

遊馬「・・・」

赤馬「・・・」ニヤッ

沢渡「ブッ!?」

黒咲「なっ・・・」

セレナ「!?」

赤馬「これが私の笑顔だ」

遊馬「やったぜ!」

数日後

遊矢「遊馬の次元って変な事が多かったよな」

柚子「でも楽しかったんじゃない?」

遊矢「短かったけどな」

柚子「ならまた行けばいい。そうでしょ遊矢!」

遊矢「それもそうか」

柚子「うん!」

遊矢「・・・」

柚子「どうしたの?」

遊矢「手」

柚子「手・・・そういう事ね。はい」

遊矢「はいって・・・ま、いいか」

ギュッ

柚子「こんなところをカイトさんと凌牙さんに見られたらどうする?」

遊矢「軟弱者扱いされて引っ叩かれるだろうな・・・あの2人は硬派だし」

数日後

小鳥「スタンダード次元もいいけどやっぱりスリルのある自分達の次元がいいよね遊馬!」

遊馬「小鳥」

小鳥「・・・」

遊馬「ふざけた事やってるけど人命がかかってるんだ。不謹慎な発言は慎め」

小鳥「ごめん・・・」

遊馬「はっきり言って狂ってるぜ俺らの次元はよ・・・そう思うだろ?」

小鳥「う、うん」

遊馬「それと何度も言ってるけどあまり俺にくっ付くな」

小鳥「くっ付いてないでしょ!何でそんな酷い事言うのよ遊馬は!」

遊馬「男ってやつは女とチャラチャラしちゃいけねえんだ」

小鳥「か、考え方が古すぎるのよ遊馬は!」

遊馬「昨今じゃそんな決闘者魂を忘れた男が多すぎるんだよ」

小鳥「・・・」

遊馬「こんなんじゃデュエリストの明日に未来は無いぜ」





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