穂乃果「壁ドンするよ!」 (203)
穂乃果「もっと皆と仲良くなりたいなぁ……」
TV『壁ドン特集!』
穂乃果「壁ドン?」
TV『――』
穂乃果「ふむふむ……」
…
穂乃果「これだ!」
雪穂(また間違った知識を……)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1431755450
学校
穂乃果「さっそく実行するよ!」
穂乃果「誰にしようかなあ……」
直下
穂乃果「まずはにこちゃんからいこっか」
穂乃果「…あんまりにこちゃんと二人きりで遊んだりしないし…」
穂乃果「これを機にもっと仲良くなれるといいなあ……」
~廊下~
にこ「で、用事って何よ」
穂乃果「えっとね……」
にこ「何? この後も授業あるんだから早くしなさいよ」
穂乃果「うぅ…」
にこ「はぁ~……もう行っていい?」
にこ「にこ忙しいのよ。じゃあね」スタスタ
穂乃果「ま、まって!」グイッ
にこ「ちょっ!」
ドン
穂乃果「……」
にこ「ほ、穂乃果……?///」
穂乃果「……」ジーッ
TV『黙って相手の目を見つめる!』
穂乃果「……」
にこ「ちょ、ちょっとみ、見つめないでよ……//」
穂乃果「……ふふっ」
にこ「!?」
にこ(な、何がおかしいの?! 何でコイツがちょっとかっこいいの?!///)
TV『じっくりと詰め寄り』
穂乃果「……」スッ
にこ「ぁっ///」
TV『耳元で――』
穂乃果「…可愛いね」ボソッ
にこ「」
~~~
穂乃果「あのあとにこちゃんに逃げられちゃった……」
穂乃果「本当に効果あるのかなあ…?」
穂乃果「でも皆ともっと仲良くなりたいもん!」
穂乃果「やるったらやる!」
直下
穂乃果「希ちゃーん!」ギュッ
希「!」
穂乃果「希ちゃん希ちゃん!」
希「穂乃果ちゃんは元気やなー」
穂乃果「えへへ」
希「そういやにこっち今日ずっと変やったんやけど」
希「何か知らん?」
穂乃果「うーん…わかんない」
希「そっかぁ」
穂乃果「それでね、お願いがあるんだ!」
希「お願い? ウチができる範囲やったらええよ~」
穂乃果「やった!」
希「ふふ、可愛いなあ」
穂乃果「えっとね、壁にもたれてー」
希「こう?」
穂乃果「それでね」
ドンッ
希「えっ?///」
穂乃果「……」
希「か、壁ドンがしたかったんやね…///」
希「分かっててもドキドキする物なんや…///」
穂乃果「……」ジーッ
希「ほ、穂乃果ちゃん…?」
穂乃果(次どうするんだっけ…!)
直下
穂乃果(そうだ!)
希「あ、あかんよ…勘違いしてまうから……」
穂乃果「……」
スッ
希「ひぁっ///」
穂乃果「…希ちゃん……」
希「な、ななな何かな?!///」
穂乃果「……わしわし、していい…?」ボソッ
希「あ、あ……////」
穂乃果「…?」
希「穂乃果ちゃんが、望むんやったら…///」
――
穂乃果「きもちよかったぁ…」
穂乃果「あんなに……うへへ…」ジュルリ
穂乃果「…って違う違う! 仲良くなりたかっただけだから!」
穂乃果「次! 次!」
直下
鬼畜すぎるのはスルーします
放課後
凛「穂乃果ちゃんに呼び出されちゃった」
凛「しかも体育館裏……」
凛「…なんだか怖いにゃ…」
穂乃果「あっ、凛ちゃん!」
凛「!」
穂乃果「凛ちゃん来てくれたんだね」
凛「…呼ばれたんだから当たり前だにゃ」
穂乃果「ふふっ」
凛「……」
穂乃果「……」ニコニコ
凛「え、えーと凛に何の用かな?」
穂乃果「それはね……」
凛「……?」
穂乃果「こうするためだよっ」
ドンッ
凛「にゃっ!?」
凛「ほ、ほほほほのかちゃん?!」
凛「りん何か悪い事したかな!?」
凛「ごめんにゃさいごめんにゃさい!」
穂乃果(凛ちゃん勘違いしてる…かわいー)
穂乃果(…さて、何をしようかな)
直下
穂乃果「……」
凛「ほ、ほのかちゃん…?」
穂乃果「……」スッ
凛「っ!」
ナデナデ
凛「ふぇ?」
穂乃果「ふふ、凛ちゃんかーわいい」ナデナデ
凛「お、驚かせないでほしいにゃ///」
穂乃果「凛ちゃんは本当に可愛いなあ」
凛「…凛なんか可愛くないよ……」
穂乃果「そうかなあ?」
凛「そうだよっ。皆と比べると凛なんか……」
穂乃果「…そんなことないよ?」
凛「…」
穂乃果「凛ちゃんは…」
凛「……」
穂乃果「お嫁さんにしたいくらい、可愛いよ…?」
凛「にゃにゃにゃにゃっ?!////」
穂乃果「どうかな? 穂乃果が旦那さんになるのは」ニコ
凛「…ふ、不束者ですが……///」
穂乃果「家に帰るまで凛ちゃんが穂乃果にべったりだったんだけど…」
穂乃果「…どうしちゃったのかな?」
穂乃果「まあ、成功ってことだよね!」
穂乃果「この調子でどんどん行くよ!」
直下
理事長室
穂乃果「失礼します!」
理事長「あら、高阪さん。どうしたの?」
穂乃果「えっと、その…」
理事長「?」
穂乃果「えっとぉ……」
理事長「言いづらい事?」
穂乃果「い、いえ! …えーと……あ!」
穂乃果「甘えに来たんです!」
理事長「はっ?」
理事長「…高阪さん。ここは学校よ?」
理事長「甘えるだなんて……私はこの学校の理事長ですよ?」
穂乃果「う……」
理事長「私は教師です。特別扱いなんてしません!」
理事長「全く……」
穂乃果(ど、どどどどうしよう! お母さんに連絡されるかも…?!)
穂乃果(たすけてー!)
直下
――
ことり「穂乃果ちゃんどうしたのかな…」
ことり「理事長室に行くって…」
ことり「理由を聞いても教えてくれないし……なんだか怪しいな」
ことり「…よしっ!」
――
理事長「…そもそも、普段から――」
穂乃果(……こうなったら強行突破だ!)
理事長「…高阪さん? 聞いてます?」
穂乃果「理事長! 失礼します!」
理事長「へっ?」
ドンッ
穂乃果「理事長…」
理事長「ちょ、ちょっと…ほ、ほのかちゃん……?///」
穂乃果「…私、私、理事長と……」
理事長「わ、私と?!///」
穂乃果「……」
理事長「だ、駄目よこんな事…///」ドキドキ
穂乃果(…何て言おう……)
直下
理事長「…コホン……。高阪さん、今なら許してあげます」
理事長「だから、今すぐ――」
穂乃果「…愛してる」ボソッ
理事長「」ボンッ
穂乃果(……何か違う気がする!)
理事長「あ、ああああ、愛してるだなんて……そ、そんなの……///」
理事長「だって、教師と生徒だし、娘の友達だし、昔から知っているし……////」ブツブツ
穂乃果(ど、どうしよ……)
理事長「で、でも可愛いなとは昔から思っていたし……///」ブツブツ
穂乃果(……結果オーライってことで!)
ことり「……」
穂乃果「うわあああああ……やっぱりことりちゃんのお母さんは駄目だったんだよ…」
穂乃果「はぁ……」
穂乃果「……」
穂乃果「…つぎいくよー……」
穂乃果「やるったら…やる…」
直下
上手く書けない
駄目だ。寝ます
自宅
穂乃果「次はことりちゃん!」
穂乃果「よーし! もっともーっと仲良くなるぞー!」
穂乃果「さっそく遊びに誘おう!」
穂乃果「なんて誘おうかなあ」
メールの内容
直下
――
既読 明日、二人で遊ばない?
――
穂乃果「あれ? 丁度開いてたのかな」
――
うん。勿論いいよ。何処で遊ぶ?
ことりは穂乃果ちゃんのお家がいいな
――
穂乃果「わわっ! 早い!」
穂乃果「私の家かあ…。出かけたかったけどことりちゃんがそう言うならそれでいっか」
翌日
ピンポーン
穂乃果「きたっ!」
ドタドタドタ
ガチャッ
穂乃果「いらっしゃいことりちゃん!」
ことり「……」
穂乃果「…ことりちゃん? おーい」
ことり「! …おはよう穂乃果ちゃん!」
穂乃果「おはよう! 今日は何だか……」
ジロジロ
穂乃果「いつもより可愛いかも!」
ことり「……えへへ。ありがとう穂乃果ちゃん」
ことり「……何時間もかけたからね…」ボソッ
穂乃果「?」
穂乃果の部屋
穂乃果「なにするー?」
ことり「…穂乃果ちゃんがしたいコトでいいよ?」
穂乃果「したいことかー……」
何する?
直下
穂乃果(んふふ♪ちょっとからかってみよ!)
穂乃果「…ことりちゃん♪」ダキヨセ
ことり「っ! ……どうしたの?」
穂乃果「いつもだけど…今日は本当に可愛いよ」ボソッ
ことり「……」
穂乃果「もしかして……」
穂乃果「穂乃果と会うから…とかだったりして?」
ことり「そうだよ?」
穂乃果「えっ」
穂乃果「ど、どどどうしたのことりちゃん?!」
ことり「うふふ」ニコニコ
穂乃果「ひぃっ!」ゾクッ
ことり「どうしたの?」ニジリニジリ
穂乃果「こ、ことりちゃんなんかおかしいよっ!」
ことり「…おかしい……?」
穂乃果「…う、うんっ」
ことり「……」
穂乃果「こ、ことりちゃん……?」
ことり「…ふふっ」
穂乃果「?!」
ことり「……穂乃果ちゃんの方がおかしいんだよ」
穂乃果「…え?」
ことり「ことり知ってるよ?」
穂乃果「な、何を…?」
ことり「……ことりお母さんを口説いてたでしょ」
穂乃果「…えっ? く、くどいてなんか……」
ことり「嘘っ!!」バンッ
穂乃果「きゃあっ!」
ことり「嘘…嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘……」
穂乃果「い、いや……」
ことり「嘘ばっかり!!」
穂乃果「う、嘘じゃないんだもん……」ポロポロ
ことり「…泣いたって駄目だよ? …穂乃果ちゃんがお母さんに壁ドンしてるの見たからね」
穂乃果「…? し、したけどぉ……」グスッ
ことり「……」
穂乃果「…仲良くなりたかっただけだもん……」グスグス
ことり「……?」
穂乃果「か、壁ドンって仲良くなるためでしょ…?」ポロポロ
ことり「…もしかして勘違い……?」
ことり「っ…ち、違う違う……穂乃果ちゃんが悪いんだもん……」ブツブツ
ことり「今しかない……穂乃果ちゃんを……して……ふふ…」ブツブツ
穂乃果「ううっ……」
ことり「――」ブツブツ
穂乃果「……!」
穂乃果(…よくわかんないけどもしかして今がチャンス……?)
穂乃果「こっ、ことりちゃん!」
ことり「!」
ドンッ
穂乃果(こ、これでいつものことりちゃんに戻ってくれるよね…?)
ことり「……穂乃果ちゃん」
穂乃果「こ、ことりちゃん?」
ことり「そうやってお母さんを落としたんだね……」
穂乃果「! ちっ、ちがうよ!」
ことり「…何が違うのかな?」
ことり「あの日からお母さんは穂乃果ちゃんのことばっかり聞いてくるんだ」
ことり「……どうしてくれるの? お母さんを返してよ……」
穂乃果「う、うぅぅ」
ことり「そうだ! 代わりに穂乃果ちゃんの大事なものをことりに頂戴?」
ことり「ねっ? 良い案でしょ? どうかな?」
穂乃果「だ、大事なもの……?」
ことり「うふふ。穂乃果ちゃんももう高校生なんだから分かるよね?」ギュッ
穂乃果「わかんないよお……」
ことり「うふふふふふ」
穂乃果(うう…どうすればいつものことりちゃんに戻ってくれるのかな……)
穂乃果の行動
直下
寝ます
穂乃果(ほっぺにキス……とか?)
穂乃果(だ、だめだめ…意味ないよきっと……)
ことり「穂乃果ちゃん♪」ニコニコ
穂乃果「ひいっ!」
穂乃果(…ええいもうどうにでもなれ!)
穂乃果「ちゅっ!」
ことり「」
穂乃果「…よくわかんないけど、これじゃだめかなあ…?」
ことり「……」
穂乃果「…こ、ことりちゃん?」
ことり「ふわぁぁぁ♡」
穂乃果「!?」
ことり「穂乃果ちゃんにキスされちゃったぁ…♡」
穂乃果「……」ビクビク
ことり「ほっぺただったけどカウントしてもいいかな……///」
穂乃果「…?」
ことり「穂乃果ちゃん大好きっ♡」ギュー
穂乃果「!」
穂乃果「やった! いつものことりちゃんだ!」ギュー
ことり「はぅぅぅぅぅぅん♡」
夜
穂乃果「今日は楽しかったなー」
穂乃果「いつもよりことりちゃんがスリスリしてきたけど…なんだったんだろ」
穂乃果「まあ、ことりちゃんが元に戻ってよかった!」
穂乃果「明日は誰にしよっかな~♪」
直下
音楽室
~♪
ガチャッ
穂乃果「まーきちゃんっ!」
真姫「!?」ビクッ
穂乃果「あはは! 真姫ちゃんびくってなった!」
真姫「も、もう! 驚かさないでよ!///」
穂乃果「えへへ」
真姫「…それで、何しに来たの?」
穂乃果「えっとねー……」
穂乃果(何て言おうかなあ)
直下
真姫「練習してるんだから――」
穂乃果「真姫ちゃん」
ドンッ
ガジャーン♪
真姫「!?」
真姫「ちょ、ちょっと! なんなの!?///」
真姫「ピアノが汚れちゃうじゃない!///」
穂乃果「……」スッ
真姫「って近い!///」
穂乃果「真姫ちゃん……」ボソッ
真姫「な、なによっ///」
穂乃果「だぁいすき♡」ボソッ
真姫(あ、ちょっと耳に口が触れ……)
真姫「」プシュー
穂乃果「真姫ちゃん!?」
穂乃果「真姫ちゃんまっかっかで可愛かったな~♪」
穂乃果「それじゃあ次は誰に壁ドンしようかな!」
直下
穂乃果「思い切ってツバサさんにしちゃおう…!」
穂乃果「えーと、今から会えませんかっと」
ピコン
穂乃果「わ、早い!」
穂乃果「皆打つの速いよね…」
穂乃果「凄いなぁ~」
穂乃果「んと、公園だね!」
穂乃果「よーし行くぞー!」
ワンパターンな気がする
公園
ツバサ「高阪さん!」
穂乃果「! ツバサさん!」タタッ
ツバサ「こんにちは。久しぶりね」ニコ
穂乃果「はい! お久しぶりです!」
ツバサ「……」
穂乃果「?」
ツバサ「ふぅむ」
穂乃果「どうしたんですか?」
ツバサ「いや、今日も素敵だなって」
穂乃果「そ、そんなことないです!///」
ツバサ「うふふ」
――
ツバサ「それで急にどうしたの?」
ツバサ「もしかして告白?」
穂乃果「違いますっ!///」
ツバサ「うふふふふ」
ツバサ「で、何なの? 遊びたいとか?」
穂乃果「えーと…」
穂乃果(何て言おうかな~)
直下
穂乃果「んとね……」
ツバサ「?」
穂乃果「キス……してもいいかな?」
ツバサ「」
穂乃果「な~んちゃって!」
ツバサ「」
穂乃果「ツ、ツバサさん?」
ツバサ「……」
ツバサ「……///」目閉じる
穂乃果「!?」
ツバサ「…もう、早くしてよ///」
穂乃果(ど、どどどうしよう!?)
直下
穂乃果「んとね……」
ツバサ「?」
ドンッ
穂乃果「キス……してもいいかな?」
ツバサ「」
穂乃果「な~んちゃって!」
ツバサ「」
穂乃果「ツ、ツバサさん?」
ツバサ「……」
ツバサ「……///」目閉じる
穂乃果「!?」
ツバサ「…もう、早くしてよ///」
穂乃果(ど、どどどうしよう!?)
直下
チュッ
ツバサ「えっ?///」
穂乃果「…///」
ツバサ「そ、そうよねおでこよね…///」
ツバサ「勘違いしちゃったじゃない…///」ボソッ
穂乃果「さ、さあ今日はいっぱい遊びましょう!」
ツバサ「そ、そうね…///」
――
自宅
穂乃果「なんか変な雰囲気になっちゃったからあんまり楽しめなかったよ…」
穂乃果「申し訳ない事したなあ……」
穂乃果「でも壁ドンはするよ!」
穂乃果「つぎ!」
直下
学校
穂乃果「あれ、花陽ちゃん一人だけ?」
花陽「うん。皆忙しいみたい…」
穂乃果「そっかあ」
穂乃果「チャンスだなぁ…」ボソッ
花陽「!」ピクッ
花陽「チャ、チャンス……?」
穂乃果「んふふ~こっちの話だよっ」モギュー
花陽「ピャアッ!」
穂乃果「花陽ちゃんいいにおーい♪」クンクン
花陽「く、くんくんしないでぇ///」
穂乃果「それに柔らかいし…」ムニムニ
花陽「ダレカタスケテー!」
穂乃果「ずっと抱きついてられるよぉ」
花陽「だ、駄目だよ穂乃果ちゃん…///」
花陽「こういうことはもっと関係が進展してから……///」
穂乃果「むっ! 花陽ちゃんは穂乃果と仲良しじゃないの?」プンプン
花陽「そ、そうじゃなくて…///」
穂乃果「むぅー……」プクー
穂乃果(こうなったら必殺壁ドンだよ!)
穂乃果(どんな感じでしようかなあ)
直下
ドンッ
花陽「!?」
花陽「ホノカチャン!?」
穂乃果「花陽ちゃん……」
花陽「な、なにかな……」
スッ
花陽「か、顔ちか――」
穂乃果「私のものになりなよ」ボソッ
花陽「」
穂乃果「私のものになったらもっとぎゅってしていいよね!」
花陽「……♡」トロン
花陽「…私、ほのかちゃんのものになります……♡」
穂乃果「あのあといっぱいぎゅーできた!」
穂乃果「やったね!」
穂乃果「それじゃ次行くよー!」
直下
穂乃果「ぅ絵里ちゃん!」
絵里「あら、穂乃果じゃない。どうしたの?」
穂乃果「えへへー甘えたくなっちゃった」スリスリ
絵里「ふふ、子どもみたい」ナデナデ
穂乃果「子どもだもーん」
絵里「もう…またそんなこと言って」
穂乃果「だって絵里ちゃん甘えさせてくれるじゃん」
絵里「それは…まあ……」
穂乃果「穂乃果が子どもっぽいのは絵里ちゃんのせいだよ!」
絵里「なんでそうなるのよ…」
穂乃果「うーっ……」
穂乃果(怒ったよ! 壁ドンする!)
穂乃果(絵里ちゃんにギャフンと言わせてやる!)
穂乃果(…よーし、どうしようかな…!)
直下
穂乃果「絵里ちゃん……」
ドンッ
絵里「! 穂乃果……?」
絵里「もしかして怒っちゃった…? ごめんね?」
穂乃果「……」
絵里「そ、そうよねっ! 私が悪いのよ!」
絵里「穂乃果は悪くないのよっ? ええ、本当に!」アセアセ
ギュッ
絵里「! 穂乃果……」
穂乃果「……」
絵里「そんな悲しい顔しないで……。可愛い顔が台無しよ?」
絵里「ほら、元気になって」ナデナデ
穂乃果「…いつまで」
絵里「なあに? どうしたの」
穂乃果「いつまで絵里ちゃんと一緒に居れるのかな…?」
絵里「!」ズキッ
穂乃果「絵里ちゃんが卒業したらもう会えなくなっちゃうのかな…」
絵里「……大丈夫よ、いつでも会えるから……」
穂乃果「でも、今みたいにずっと一緒に居れないよね…」
絵里「っ……」
穂乃果「大学で忙しくなるだろうし、新しい友達もできて、穂乃果達と付き合う暇なんかないもんね…」
穂乃果「もしかしたら…ううん、絶対……彼氏だってできるよ……」
絵里「っ! そんなこと無いわ!」
穂乃果「だって絵里ちゃん綺麗だし、性格も良いし……」
穂乃果「……穂乃果、捨てられちゃうのかなぁ」
ギュッ
穂乃果「!」
絵里「…穂乃果を捨てるなんて事しない……」
穂乃果「でも……」
絵里「お願い…。私を信じて」ジッ
穂乃果「ぅ……」
穂乃果「……うん…」
絵里「ありがとう穂乃果…」
穂乃果「……」
絵里「……私だって、寂しいわ…」
絵里「皆と、穂乃果と離れ離れになるなんて……」
絵里「新しい友達が出来ても……寂しくて病んじゃうかも」クス
穂乃果「……」
絵里「それに、彼氏なんかより素敵な……いえ、これはやめとくわ」
穂乃果「…?」
絵里「コホン……でも、大丈夫」
絵里「私たちは、そんな事で壊れるような関係じゃない」
絵里「何処へ行っても…私たちは心で繋がってる」
絵里「だから、安心して?」
穂乃果「――無理だよっ!」
絵里「っ!」
絵里「ど、どうして…? 私達の心はずっと繋がってるはずよ…?」
穂乃果「……そんなの……」
穂乃果「…そんなのわかってるけど……」
穂乃果「足りないよ……寂しいよ……」
絵里「穂乃果……」
穂乃果「触れ合いたいよ……もっとおしゃべりしたいよ……」ポロポロ
穂乃果「ずっと穂乃果のこと甘えさせてよ……」
絵里「穂乃果っ!」ギュー
絵里「私、毎日会いに行くわ…!」
絵里「…そして、許されるのなら穂乃果と一緒に暮らしたい……!」
絵里「ずっとずっと甘えさせてあげる……ずっとずっと……」ギュゥ
絵里「…だから、もう悲しまないで……」
絵里「私が一生、傍に居てあげるから…ね」
穂乃果「絵里ちゃん……」
絵里「穂乃果……」
「大好き…」
穂乃果「いやー熱くなっちゃったね!」
穂乃果「でもこれで絵里ちゃんとは私は仲良しだ!」
穂乃果「よーし次行くぞー!」
直下
ガチャ
穂乃果「お邪魔しまーす」
「はーい」
ドタドタドタ
穂乃果「亜里沙ちゃんこんにちは!」
亜里沙「あ、穂乃果さん!」
亜里沙「どうしたんですか?」
亜里沙「お姉ちゃんなら……」
亜里沙「あれ…? お姉ちゃん、今日は穂乃果さんと遊ぶって……」
亜里沙「……?」
穂乃果(最近、絵里ちゃんおかしいから……まあ、絵里ちゃんだけじゃないけど…)
穂乃果(邪魔されないように嘘ついちゃった! LINEうるさいけど無視するよ!)
亜里沙「……うーん」
穂乃果「今日は亜里沙ちゃんと遊びたいなーって思ったから来ちゃった!」
亜里沙「えっ? あ、ああ、はい! 嬉しいです!」
亜里沙「とりあえずあがってください!」
穂乃果「うんっ」
~~~~~
リビング
穂乃果「わぁ美味しい!」
亜里沙「えへへ♪ それロシアのお菓子なんです!」
穂乃果「へえ~! よくわかんないけどいくらでも食べれるよ~」
亜里沙「お口にあってよかったです」ニコニコ
穂乃果「うまうま」
亜里沙「あ、何して遊びます?」
穂乃果「うーん…そうだな~」
直下
穂乃果「そうだ!」
亜里沙「?」
穂乃果「ポッキーゲームしよう!」
亜里沙「なんですかそれ?」
穂乃果「この前雑誌で見たんだ! きっと楽しいよ!」
亜里沙「やってみたいです!」
穂乃果「あ、ポッキーあるかな?」
亜里沙「あります!」
穂乃果「よーしさっそくしよう!」
――
亜里沙「あ、あの、これ……///」
穂乃果「ほあー、はやふふわえへよー」
亜里沙「で、でも……///」
穂乃果「もうっ!」ドンッ
亜里沙「わわっ!」
穂乃果「ほあふあえへ!」ンーッ
亜里沙「そ、そんな大胆な……///」
穂乃果「はやふ~!」
亜里沙「で、でもっ……///」
穂乃果「とへてひひゃったよぉ~」
亜里沙(……ぁ……穂乃果さんの唇がチョコレートで……)ゴクリ
亜里沙「……」
亜里沙「ごめんね……お姉ちゃん」
亜里沙(亜里沙、女になりますっ!)
パクッ
穂乃果「あむあむ」
亜里沙「ん~っ///」パクパク
穂乃果「あむあむあむ」
亜里沙「!?」バッ
穂乃果「! ほのかのかひぃ~!」
亜里沙「ま、負けました……///」
穂乃果「もぐもぐ……」
亜里沙「はぁはぁ……///」
穂乃果「ごくん……よしっ! 罰ゲームね!」
亜里沙「へっ?」
穂乃果「にひひぃ~何してもらおっかなあ~」
直下
穂乃果「服を脱いで!」
亜里沙「えっ」
穂乃果「脱いで!」
亜里沙「むっ、無理ですっ!」
穂乃果「いいじゃ~ん! 女の子同士だよ?」
亜里沙「で、でもぉ……///」
穂乃果「最近の中学生の成長を見たいんだよ~」
亜里沙「ゆ、雪穂がいるじゃないですか!」
穂乃果「だって見せてくれないもーん……」
亜里沙「だ、駄目な物は駄目ですっ…!///」
亜里沙「大体、穂乃果さんは何とも思わなくても…亜里沙は絶対意識しちゃうし……///」ボソッ
穂乃果「すきありっ!」
亜里沙「!? いやぁぁぁぁっ!///」
~~~~~~~~~
亜里沙「う、うぅ……ひどいです……///」カァァ
穂乃果「お、おぉぉぉ……綺麗……///」
亜里沙「き、綺麗だなんて……///」
穂乃果「ほんと綺麗! 凄いよ~!」
穂乃果「はぁ~亜里沙ちゃんみたいな妹が欲しかったなぁ~」
亜里沙「……い、嫌ですっ!」
穂乃果「がーん! 割とショック!」
亜里沙「い、妹じゃなくて……///」
穂乃果「へ?」
亜里沙「~~~っ/// もうっ! 察してください!」
穂乃果「え、ええええ? わかんないよ~……」
亜里沙「せ、責任取ってくださいね!///」
穂乃果「う、うーん……?」
ガチャッ
亜里沙「!?」
穂乃果「あ、誰か来たね」
1 絵里が帰ってくる
2 帰ってこない
↓2
おばちゃん「ここ回覧板おいとくからねー」
亜里沙「は、はーい!」
穂乃果「あ、もう服着ていいよー」
亜里沙「……」
亜里沙「穂乃果さんのばかっ!///」バシン
穂乃果「あぶっ」
自宅
穂乃果「うぅ~ちょっとやりすぎちゃったかなあ」
穂乃果「まあ、仲良くなれたと思う……うん」
穂乃果「じゃ、次!」
直下
西木野家
穂乃果「お邪魔しまーす」
真姫ママ「あら、いらっしゃい穂乃果ちゃん」
真姫ママ「真姫は今居ないわよ?」
穂乃果「丁度良かったです!」
真姫ママ「?」
穂乃果「今日は真姫ちゃんのお母さんに会いに来たんです!」
真姫ママ「そうなの? でもどうして」
穂乃果「えーっと」
直下
穂乃果「とっても綺麗だからその秘訣を聞きたくて!」
真姫ママ「ふふ、嬉しいこと言ってくれるわね」
真姫ママ「それじゃあとりあえずあがって?」
穂乃果「はい!」
――
穂乃果「相変わらず凄い家だなあ……」
真姫ママ「はい、どうぞ」
穂乃果「わー…高そうなお茶……」
真姫ママ「ふふ」
穂乃果「もしかしてこれが秘訣ですか?」
真姫ママ「うーん…ちょっと違うわね」
穂乃果「何なんだろう……あれかなあ」
直下
穂乃果「夜な夜なことりちゃんのお母さんとやってるアレが秘訣なのかな?」
真姫ママ「!?」
真姫ママ(ど、どういうこと?! 夜な夜な南さんと『やってる』って……)
真姫ママ(ヤってる、よね!? どう考えても!?)
真姫ママ(でもそんな覚えないわよ!?)
真姫ママ「え、えーと……どういうことかしら……」
穂乃果「ことりちゃんと真姫ちゃんから聞いたんですけど」
真姫ママ(二人は知ってるの!? え、ナニを!?)
穂乃果「楽しそうにしてるって」
真姫ママ「楽しそうに!?」
穂乃果「え…はい」
穂乃果「そんなに驚く事かなあ……」
真姫ママ「驚くわよ!」
穂乃果「!」ビクッ
真姫ママ「あ、ご、ごめんなさい…少し取り乱しちゃったわ」
穂乃果「は、はい……」
真姫ママ「で、どうして娘たちはそれを……」
穂乃果「えっと、よくリビングでしてるって」
真姫「とんだ痴女じゃない!」
穂乃果「!?」
真姫ママ「ま、真姫ちゃん!?」
穂乃果「あっ、おかえり真姫ちゃん! びっくりしたよー」
真姫「ただいまハニー」
真姫「なんだか怪しいから盗み聞きしてたけど……」
真姫「どういうことなのママ……?」
真姫ママ「ち、違うの! 私そんなことしてないわ…!」
穂乃果「……」ボケー
真姫「しかも友達のお母さんとなんて……」
真姫「……パパに言わなきゃ…」
真姫ママ「そ、それだけはやめて!」
真姫「母を正すのは父と子どもの役目でしょ……?」
真姫ママ「お、終わった……あ、あははは」
真姫ママ「あははっはははははははははっは」
穂乃果(LINEの事なんだけどなあ……)
自宅
穂乃果「ことりちゃんのお母さんとLINEで情報交換してるんだと思ったんだけどなあ」
穂乃果「はずれかなあ」
穂乃果「でもLINEしてるのは本当だよね……う~ん?」
穂乃果「ま、いいやっ! 次行こう!」
直下
ちなみに真姫ママは攻略できてません
ガチャッ
穂乃果「ゆきほー入るよー」
雪穂「入ってから言うな!」
穂乃果「んもぅいいじゃ~ん」
雪穂「はぁ~……」
雪穂「で、何しに来たの」ムスッ
穂乃果「ええと……」
直下
穂乃果「マッサージしに来たんだよ!」
雪穂「ええ……? 何か怪しい……」
穂乃果「もー信じてよー」
雪穂「……うーん」
穂乃果「ほらほら! 横になって~♪」
雪穂「もう、仕方ないなあ……」
穂乃果「マッサージしに来たんだよ!」
雪穂「ええ……? 何か怪しい……」
穂乃果「もー信じてよー」
雪穂「……うーん」
穂乃果「ほらほら! 横になって~♪」
雪穂「もう、仕方ないなあ……」
~~~~~~~~~
雪穂「あーそこそこ……」
穂乃果「んしょ、んしょ」
雪穂「ふう~……」
穂乃果「どう、気持ちいい?」
雪穂「……お姉ちゃんにしてはやるじゃん」
穂乃果「むっ!」
穂乃果「この~!」サワサワ
雪穂「ちょっ!/// そこ、だ、だめえっ!///」
――
雪穂「…お姉ちゃんのばかっ!」
穂乃果「うー…ごめんねえ雪穂ぉ」
雪穂「……」ムスッ
穂乃果「うう……」
雪穂「……普通、妹の胸とか触らないでしょ」
穂乃果「は、はい……」
雪穂「ふんっ……」
穂乃果(ど、どうしよう……雪穂が怒っちゃった!)
穂乃果(壁ドンのパワーで機嫌戻るかな……)
穂乃果(でも、どんな風にしたらいいんだろう…)
直下
ドンッ
雪穂「!?」
穂乃果「……雪穂」ジッ
雪穂「う……///」
雪穂「な、なんで壁ドン……///」
穂乃果「ふふ……」
雪穂「…って」
雪穂「……この前してたテレビの影響じゃん」
雪穂「……なるほどね。これで私の機嫌を取ろうとしてるってわけなんだ」
雪穂「残念だけど――」
ナデナデ
雪穂「!」
穂乃果「よしよし…雪穂はいい子だね」
雪穂「は、はあっ!?///」
穂乃果「いつもいい子なのはいいけど、疲れちゃうでしょ?」
穂乃果「だからお姉ちゃんがいっぱいナデナデしてあげるね♪」
雪穂「い、意味わかんないし……///」
ナデナデ
雪穂「や、やめてよっ///」
穂乃果「雪穂は可愛いなあ~♡」
雪穂「やめ、やめてよぉ……///」
穂乃果「いいこいいこ♡」
雪穂「ふああ…///」
穂乃果「ふふっ、ぎゅーもしてあげるねっ」
ギュー
雪穂「あっ、ああ、お、おねえちゃ…♡」
~~~~~~~~~
風呂場
チャプ
穂乃果「よしよし♪」
雪穂「おねえちゃ……すきっ♡ すきっ♡」スリスリ
穂乃果「もー雪穂はあまえんぼだなあ」
雪穂「えへへ……お姉ちゃんだいすき……」
穂乃果(やっぱり素直が一番だよ~)
穂乃果(ちょっとおかしいくらい変わっちゃったけど大丈夫だよねっ)
穂乃果(次は誰にしようかなあ……)
直下
もう書いたので
直下
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