エリク専用ザクⅠ「お前のせいで!」ポカポカ
イフリート・シュナイド「ちょっと、何ですか!?」
エリク専用ザクⅠ「うるさい! お前のせいで俺は捨てられたんだ!」
イフリート・シュナイド「いやいや、僕はあなた知らないですよ」
エリク専用ザクⅠ「ウソつけ! その濃紺の機体……色……」
イフリート・シュナイド「僕が濃紺だと?」
エリク専用ザクⅠ「あれ、もしかしてイフリート・ナハトじゃない?」
イフリート・シュナイド「イフリート・シュナイドです」
エリク専用ザクⅠ「うわ、すみません」
イフリート・シュナイド「いえいえ」
エリク専用ザクⅠ「いやあ、僕両肩スパイクなので」
イフリート・シュナイド「あー、結構しんどいですよね」
ビッター専用ザク「おーす、お疲れ」
エリク専用ザクⅠ「お疲れっす」
イフリート・シュナイド「あれ、そのロケットブースター……」
ビッター専用ザク「ん、なに?」
イフリート・シュナイド「先輩が着けてましたよ! お知り合いですか?」
ビッター専用ザク「あれお前デザートゲルググの後輩?」
イフリート・シュナイド「はい、最近先輩を見ないのですが」
ビッター専用ザク「あいつ実家帰ったんだよ」
エリク専用ザクⅠ「あれ、どうしたんですか?」
ビッター専用ザク「それがさ」
回想
ビッター専用ザク「いやあ、今日もロケットブースターが調子いい」
デザートゲルググ「あのさロケットブースターはいいんだけどさ」
ビッター専用ザク「ん?」
デザートゲルググ「俺の潜望鏡って意味あんの?」
ビッター専用ザク「え?」
デザートゲルググ「いやさ、俺の全高知ってる?」
ビッター専用ザク「確か20mくらいだよな?」
デザートゲルググ「そんな俺が砂漠に潜れるか?」
ビッター専用ザク「うーん、まあギリギリ……」
デザートゲルググ「仮に潜れてもさ、砂漠でそんなじっとできるか?」
ビッター専用ザク「うん、まあ……」
デザートゲルググ「俺の存在意義はなんだろう」
ビッター専用ザク「ロケットブースターあるじゃん」
デザートゲルググ「それで跳躍したらバイアランカスタムに斬られたんだぜ」
ビッター専用ザク「……」
デザートゲルググ「どうせ俺は」
回想終わり
ビッター専用ザク「というわけだ」
エリク専用ザクⅠ「あー、存在意義ですか。気持ちわかります」
ビッター専用ザク「お前捨てられたもんな」
イフリート・シュナイド「辛いですね」
エリク専用ザクⅠ「お前は結構、長く使われたらしいな」
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