妹「ドヤ顔でなにいってんのよバカ兄貴」
ニート「うぅぅ……妹にバカって言われた……」
妹「今月中にバイト見つけなかったらうちから追い出すからね」
ニート「昔はお兄ちゃんのお嫁さんになってくれるって言ってたのに……」
妹「いつの話だよくそニート」
ニート「こんにちはみなさん、御存じニートです」
ニート「突然ですが、お留守番サービスというものを始めました」
家にエアコンとジュースはあるけど防犯対策が完璧じゃないせいで家を空けるのが不安
ニート「そんなあなた!! このニートがあなたの代わりにお留守番さえて頂きます!!」
ニート「一時間100~遠慮なくお申し付けください」
ニート「あなたの家はニートが守ります!!」
ニート「以上」
妹「バカじゃないの?」
ニート「うぅぅ……妹にバカって言われた……」
妹「せめて宣伝するなら自宅の誰もいない玄関前じゃなく、駅にでも行ってやってきてよ」
ニート「……恥ずかしくてできない」
妹「こんな兄貴がいるあたしの方が恥ずかしいよ」
妹「兄貴、簡単な仕事持ってきたよ」
ニート「なんで?」
妹「は?」
ニート「いや、どういうこと?」
妹「兄貴を働かせるためにきまってるじゃん」
ニート「なるほど!! そういうことか」
妹「それ以外にないでしょうが」
ニート「で、どんな仕事なの?」
妹「町におちてる空き缶をただひたすら人って換金する仕事」
ニート「……」
妹「文句ある?」ギロッ
ニート「やらせていただきます」
ニート「暑い……」
ニート「溶ける……」
ニート「見当たらない……」
ニート「死ぬ……」
ニート「ただいま妹、どこに換金してくればいいの?」
妹「早すぎない? まだ30分もたってないじゃん」
ニート「今日はあんまり落ちてないから、あとは明日にしようかなって……」
妹「バカじゃないの?」
ニート「うぅ……妹にバカって言われた……」
ニート「さて、妹に仕事に送りだされたわけだが……暑い」
ニート「空き缶集めなんか夏にやる仕事じゃないよね」
ニート「それにしても暑い……缶も見当たらないし……」
ニート「お、あんなところに自動販売機が、ちょうどのども渇いたし休憩するか」
ガコンッ!!
ニート「う~、働いた後のお茶はうみゃい!!」
ニート「ゴミを捨てて缶探し再開するか」
ニート「……ん、待てよ?」
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