魔王「全裸で町を歩いてみやがれえええええ!」
勇者「何だってえええええ!」
魔王「勇気ある者、それが勇者だあああああ!」
勇者「じゃあお前が本当に魔王であるのならば」
勇者「フルチンで散歩をしてみやがれえええええ!」
魔王「いやだあああああ!」
魔王「ハァ・・・疲れた・・・」
勇者「俺もだ・・・叫び過ぎた・・・」
魔王「決戦の前にちょっと休憩入れるか」
勇者「そうだな」
魔王「紅茶にする、ハーブティーにする?」
勇者「紅茶で頼む」
魔王「分かった」
勇者「一応言ってはおくが毒を入れるなよ」
魔王「それはないな」
魔王「前に、風邪薬と毒薬を間違えて飲んだことがあるから」
魔王「さあお茶が入りましたよ」
魔王「クラッカーはいかがですか」
勇者「頂こう」
魔王「毒入りでございますわよ」
魔王「ついでに毒入りロールケーキですわよ」
勇者「いるか!」
魔王「勇者さんに食べて頂きたいんですの」
勇者「爽やかに言うな!」
勇者「つーか何だよ、その気色の悪い話し方は!」
魔王「お茶をお出しする時はいつもこうですのよ」
勇者「やめろ!吐き気がする!」
魔王「あらそうなの」
魔王「胃腸薬をお飲みになりますでしょうか」
勇者「どうせ毒薬だろいらん!」
<ピンポーン
魔王「はい、今出ます」
勇者「誰だ」
魔王「いらっしゃい、どうぞ上がって上がって」
勇者母「勇者!」
勇者「!?」
勇者母「まだ魔王を倒してなかったの?」
勇者「これからだよ」
魔王「お母様も紅茶かハーブティーはいかがですか」
勇者母「ハーブティーをお願いします」
魔王「今入れますね、毒入りクラッカーでも食べてお待ちください」
勇者母「早く魔王を倒して、守りのパンツを取り戻すのよ」
勇者「そう・・・あれは一昨年のある日・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
神父「今日は五年に一度のパンツ堂開帳を行います」
村民「あの守りのパンツを!?」
村民「マジか!」
勇者「何の騒ぎだ」
勇者母「五年に一度、守りのパンツが公開されるのよ」
勇者「守りのパンツ?」
勇者母「昔この村を救われた神がはいていたというパンツよ」
神父「ではいよいよ堂の扉が開きます」グッ
神父「これが守りのパンツだ!」ガチャ
村民「」
村民「は?」
勇者「どこに?」
神父「無い!パンツがどこにも無い!盗まれた!」
村民「誰が盗んだんだ!」
勇者「よし、じゃあこうしようか」
勇者「今から全員、ズボンを脱ぐんだ」
村民「えっ・・・」
勇者「犯人はこの中にいるかも知れない」
神父「しかし・・・」
勇者「とにかくやってみよう」
3...2...1...
ズバッ
勇者「あっ」
神父「・・・・・・」
村民「神父がはいてる・・・」
村民「という事は神父が犯人か!」
勇者「神父・・・お前がなぜ?」
神父「実は私は本物の神父ではない」
神父「魔王が・・・俺が変装してただけだ」
勇者「いつかの魔王じゃないか」
勇者「そして魔王はパンツをはき逃げした」
勇者母「きっと今もはいているはず・・・」
勇者母「これを使いなさい」
勇者「睡眠薬?」
勇者母「魔王を眠らせて襲い、パンツを脱がせる・・・そして今度は勇者がはいて逃げる・・・」
魔王「ハーブティーが入りました」
魔王「その白い粉は何ですの」
勇者母「片栗粉です」
魔王「ちょっと味見(毒味)していいかしら」
勇者母(ここで無理矢理薬を飲み込ませればあとはパンツを奪うだけだが・・・)
勇者母(それではあまりにも話が単純になってしまう・・・)
勇者母「本当はそれは睡眠薬なんです」
魔王「キャー!なぜこのような物を!」
勇者母「実は最近不眠で・・・」
魔王「私を眠らせてパンツを脱がせるのが目的じゃないわよね」
勇者母「はい」
魔王「からの~、」
勇者母(面倒くせぇ・・・)
魔王「裏を返すと~、」
魔王「私に飲ま・・・せる・・・た、め、に・・・」
勇者「・・・」シノビアシデマオウノハイゴニマワッテケンヲトリダシテカマエタ
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ゆうしゃはまおうをころした(たたんだ、ばらした、いきのねをとめた、ほふった、
あやめた、うった、やった、さつがいした、
いきのねをとめた、なきものにした、やいばにかけた、
かたなのさびにした、ちまつりにあげた、ざんさつした)
まおうはしんだ(なくなった、ぼっした、いった、みまかった、いきだえた、
こときれた、いきをひきとった、よをさった、さいごをとげた、
じょうぶつした、ぜつめいした、しょうてんした、ねはんにはいった、
かえらぬものとなった、しでのたびにでた)
ゆうしゃはまおうからまもりのパンツをうばいとった
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