男「…ん、……ここは?」(156)

男「…ここはどこだ?普通にベッドで寝てたハズなのに…。」

男「夢か?…にしては妙にリアルだしなぁ…。」

?「ふぉっふぉっふぉw」

男「??バルタン星人か?」キョロキョロ

?「(\)o\o(\)……えっ?」

男「えっ?」

?「……コホン、わしは神じゃ。」

神「お主に力を授けてやろう。」

男「神?じゃあここは黄泉比良坂か?それとも三途の川か?」

男「俺はいつの間に死んだんだんだ?」

神「…落ち着け若者、わしが夢枕に立っておるだけじゃ。」

男「……チッ」

神「」

男「で、なんだっけ?」

神「……う、うむ、お主に力を授けてやろう。」

男「力?」

神「うむ、まぁ特殊能力というわけじゃな。」

男「へぇ。………で、何が目的だ?」

神「目的…とは?」

男「いや、だってそんなメリットしかないことなんて怪しいし。」

神「ふむ、成程、見かけによらず抜け目無いのう。」

男「どう言う意味だコラ!…で、俺に何をさせようとしてるんだ?」

神「実は…。」

神「実は次の万能神の候補が多すぎてのう。」

神「協議の結果代理戦争をしようということになったのじゃ。」

男「えらく端折った説明且つ傍迷惑な決定事項をありがとう。」

神「いえいえ、どういたしまして。」

男「…皮肉だよ。で、お前もその万能神の候補で俺のところに来たと。」

神「理解が早くて嬉しいのう。」

男「そりゃどうも。で、能力の制限はあるのか?」

神「うむ、世の中の理を覆すような力は持てん。」

神「下手をしたら主らの世界が破綻してしまうでの。」

神「相手の能力を複製、または強奪することはできん。」

神「ゲームバランスが崩れて糞ゲーになってしまうからのう。」

男「神の威厳0な発言だな。」

神「まぁ、禁止事項はそんなところじゃな。」

神「それと能力なんじゃが最初のうちはごく弱いものしか使えん。」

神「能力を理解すれば様々なこともできるじゃろうがな。」

神「それでお主はどんな能力が良いのじゃ?」

男「ちょっと待て、まだ肝心なことを聞いてない。」

男「もらえる能力は複数でもいいのか?」

神「おぉ、そうじゃったな、能力は1つだけじゃ。」

神「ゲームバランスがry。」

男「そうか、なら少し考えさせてくれ。」

神「まぁ程々にな、夢の中とて時間は限られとるでの。」

~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~
~~~~~~
10分後

男「…よし、決めた。」

神「お、きまったのか。待ちくたびれたぞ。」

神「して、お主の欲しい能力は何ぞ?」

男「俺の欲しい能力は………。」





…チュンチュソチュンチョン
男「朝、か…。」

男「あれ、ホントなのか?夢オチじゃないよな?」

男「とりあえず試してみたいが…。」

コンコン…ガチャ

妹「お兄~、朝だよ~。」

妹「あれ?珍しい、起きてんじゃん。いつもならグダグダしてるのに。」

男「あぁ、ちょっと目が覚めてな。」

男「っと、支度するか。」

妹「うん、じゃあ先に学校行ってるね。」

妹「お兄、二度寝すんなよ~w」

バタン…トントントン

スタスタ
男(さて、試すっていってもどこでやるかな?)

男(下手なところで試して厄介なことになったらまずいし…。)

ポテポテ

?「やふやふ♪珍しいね、こんなところで会うなんて♪」

男「うわっ!あぁ、幼か。」

幼「うわぁ、ひどいなぁ…、大事な大事な幼馴染が声かけてあげたのにぃ。」

男「へぇ そうなのか それは たいへんだ 」

幼「棒読みぃ~。」

友「よっ、お二人さん、朝からよく漫才できるねぇw」

男「やってねぇよ、阿呆。」

幼「あっ、友おはよ~。」

友「幼、おはよう~。今日もかわいいねぇ、食べちゃっても良い?」

幼「やだぁ、友ったら。おだててもなにもでてこないよ~。」

幼「あ、そだそだ、男、何か悩んでるの?」

男「はぁ?なに言ってんの?」

友「え、なになに?恋の悩み?とうとう男にも春がきた?」

男「何言ってやがる、この色ボケが。」

幼「んでんで、なに悩んでるの?おねぇさんに話してみなさい。」

男「おねぇさんて。15分違いなだけだろ?大差ないじゃん。」

幼「大差あるもん!15分でもおねぇさんだもん!」

友「男、諦めなよ。こうなったら止まらないよ。」

幼「そうだよ、止まらないんだから!」

男「はぁ、何でもねぇよ、今日の夕飯のこと考えてただけだし。」

幼「え?何?今日男の手料理の日?食べに行っていい?」

幼「男の手料理美味しいんだよねぇ。」ホクホク

男「だが断る!!」

幼「断られた!!」

友「あはははは、いつ見ても息ぴったりだよね~w」

キーンコーンカーンコーン

友「あ、やばっ、予鈴じゃん、また後でな~。」ノシ

男・幼 ノシ

男「よし、俺たちも行くか。」スタスタ

幼「そうだね~。」ポテポテ

~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~
~~~~~~
夕方

男(さて、色々考えたけどやっぱ裏山しかなかったなぁ…。)

男「ここに空き缶置いて…っと。」

男「これで夢オチだったら笑えるよなぁ。」

男「空き缶に意識を集中して………。」

ブワァ メキャ

男「マジか…。じゃああの夢はただの夢じゃないのか…。」


~~~~~~
~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~
回想

見てくれてるみんなに質問

男の能力バラしたほうがいい?
個人的にはバラしたくないんだけど。
一応2パターン考えているけど

ありがとう、好きにやらせてもらうよ。

神「……ふむ、なるほどのう。」

神「まあお主が選んだ能力じゃ。文句は言わんが力に飲み込まれるでないぞ。」

男「…あぁ、気をつける。」

神「えらく素直じゃな。そうそう、開戦は5日後じゃ。」

神「鐘の音が合図じゃでそれまでに能力に慣れておくことじゃ。」



回想終わり
~~~~~~
~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~

男「…あと5日か。」

男「どんどん試していくしかないな。まずは……。」

ビュゴッ ガッ

ズバッ ゴッ

男「…ふぅ、まぁこんなとこか。難しい能力選んだかもな。」

男「さて、夕飯の支度しないとな。」


~~その頃~~

妹「むぅ~、お兄遅い~。おなかすいたよぅ…。」クゥー

妹「むぅ~、お兄遅い~。おなかすいたよぅ…。」クゥー

幼「むぅ~、男遅い~。おなかすいたねぇ…。」キュゥー

妹「ところで幼姉はなんでウチにいるの?」

幼「男の手料理の日って聞いたからねぇ。」

幼「ごしょーばんにあずかりにきたよ♪」

妹「完全に餌付けされてるね。」ハァ…

ガチャ バタン

男「ただいま~。…ってあれ?」

トタトタ

男「幼、やっぱりお前か。なんでウチにいる。」

幼「えへへ~、男の手料理食べにきたんだy…。」

男「帰れ。」キッパリ

幼「ふぇぇ、そんな食い気味にツッコまなくてもいいじゃん。」ショボン

クゥー

男「ん?」

妹「…お兄…もう限界……。おなかすいたよぅ…。」

男「すまん、すぐ用意する。」トテトテ

幼「…男ぉ…もう限界……。おなかすいt…。」

男「帰れ。」キッパリ

幼「ひどい。」

~~少し時間が経って~~

男「お~い、出来たからこっち来いよ。」

幼・妹 パァァァ トテトテ

幼「何コレ、短時間で作ったって思えない…。」

幼「男、嫁に来て!」

男「黙れ。」

幼 チーン

男「…っと、悪い、買い忘れがあったから行ってくる。」

男「先食ってていいぞ。」

妹「モグモグ……。」ノシ

幼「いただいてます。」ノシ

男「少しは遠慮しやがれ。」

ガチャッ バタン

男「さて…、アレを試してみるか。」スタスタ


[公園]


ビュゴッ ブワッ

男「…ふぅ、漸く慣れてきたか。」

男「時間も時間だし帰るか。」スタスタ

ガサッ

?「あいつも……か。厄介だな。」

ガチャ バタン

男「ただいま~。」

妹「おかえり~。遅かったねぇ。」

幼「おかえり~。甘いもの買ってきてk…。」

男「いい加減帰れ。」

幼 orz

妹「あ、コンビニスイーツ♪」

男「あぁ、買い物のついでだったしな。」

幼・妹 モグモグ

男「てめぇら感謝も出来ねぇのか。」イラッ

幼・妹「「ひふぁふぁふぃふぁふ」」

男「何言ってるかわかんねぇよ。」

幼「さて、わたしそろそろ帰るね~。」

男「送ってやるよ。時間も時間だし。」

幼「ホントに?送り狼okだよ♪」

男「とっとと帰れ。」

幼「ゴメンナサイ」

妹「お兄、送り狼って何?」

男「あと3年知らなくていい言葉だ。」

幼「ゴメンナサイ」

男「遅い時間だからちゃんと戸締りしろよ。いってきます。」

妹「いってらっしゃ~い。」ノシ

幼「ありがとね。」

男「うん?」

幼「送ってくれて。……あのね、男…。」

男「何だ?改まって。」

幼「……ごめん、やっぱなんでもない。」ニコッ

男「…ふぅん、そっか。」

男(何か言いたいみたいだけど…。)

男(こういう笑い方するときは聞かない方がいいな。)

幼(やばっ、わたしったら何言ってるんだろ。)

幼(男に言っても鼻で笑われるだろうし。)

スタスタ ポテポテ

男・幼((うわっ、気まずい!))

男・幼「「あのさっ」」

男・幼「「あっ」」

男・幼「「どうぞっ」」

男・幼「「あっ」」

男・幼「「真似すんなっ!」」

男・幼「「……プッ、アハハハハww」」

幼「あ、着いちゃったね。今日はありがと。」

男「なんだ?今日はやけに素直だな?」

幼「今日はそんな気分なんだよ。」

男「そっか、じゃ、おやすみ。」

幼「おやすみ。明日寝坊しちゃダメだよ~w」ノシ

男「わかってるって。また明日な。」ノシ

男「…さて、この時間だと人通りもないし…。」キョロキョロ

男「アレの練習しながら帰るか…。」

~~その頃~~

妹「さ、そろそろ寝よっと。そうそう、鍵閉めチェックしなきゃ。」

トテトテ

妹「よし、あとは玄関だけだね。…外灯消して…っと。」

妹「チェーンはお兄が帰ってくるし外しておいていいよね。」

コンコン

妹(?こんな時間に誰だろ?居留守使ったほうがいいよね。)

コンコン  コンコン  ドンドンドンドン! ガチャガチャ!

妹(!!!ひぃっ!な、なによ…早くどっかいってよぉ)ナミダメ

ググッ カチン

妹(鍵が開いちゃった…。そうだ、チェーンかければ!!)ダッ

ギィ 

妹(まだ間に合うっ!もうちょっとっ!)

ジャラッ カチッ

ガッ ガチン 

妹「はぁっ、はあっ、間に合ったっ。」ヘタッ

ガチン ガチン

妹 ビクン

妹「そうだ、警察っ!」ピッ ピッ プッ

~~一方男は~~

ヒュゴォ

男「だいぶコントロールできるようになってきたな。」

*「男よ 私の声が 聞こえますか?」

男「神か、なんの用だ?」

神「つれないのう。せっかく浮世の文化を学んだのにのう。」

男「で、なんの用だ?つまらない用なら消えろ。」

神「いやな、お主の家に不穏な空気を感じてのう。」

神「お主の妹が独りでおるんじゃろ?」

男「っ!早く言えっ!クソッ!!」ダッ

タッタッタッタ ハァッ ハァッ

男「クソッ、妹、無事でいてくれよっ!」

ダダダダ ガチャッ  シーン

男「……。」

男(マジで何かあったのか?)

男(一応警戒はしておくか。)

男「……。」スタスタ

男「リビング…異常なし。キッチンも…大丈夫そうだな。」

男「トイレ…にはいないな。風呂…異常なし。」

男「次は俺の部屋か。」キィ

男「っ!!」

男「妹!!大丈夫か!!」ダッ

?「おっと、ここから先は立ち入り禁止だ。」クックック

男「何だテメェは。」イラッ

?「おぉっ、怖っ。俺の名は…。」

男「テメェが妹をこんなにしたのか…。」ゴゴゴゴゴ

?「名乗らせろよ。そうさ、俺がコレをしたのさ。」クックック

?「俺の名は糸使いのm」ゴギャァ

男「うるせぇよ、このゴミクズが。」ゴゴゴゴ

?「なんてことしやがる!俺は糸使いのモブd」メキャァ

男「喋んな。糞が!!」ゴゴゴ

モブ「二度もぶったなっ、親父にm」グチャァ

男「死ね、カス!」ゴゴ

モブ「グハッ 強ぇ…。あの方が警戒してただけあr」ゴリィッ

男「あん?あの方?詳しく聞かせろ。」ギロッ

モブ「それはできねぇな…。俺にとっちゃお前なんかよりm」ベキャッ

モブ「……すんません、あんたよりもあの方のほうが怖いんだよっ。」

男「ん?なに?詳しく聞かせてくれるのか?」ニコォ クロイワライ

モブ「ヒィィィィ マジ勘弁してくれ。その子には何もしてねぇからっ!」

男「へぇ、そうかい、もう一発拳が欲しいのかぁ。」ニコォ

モブ「ヒィッ や、やめっ…!」ドゴォ

モブ「」

妹「…んっ、…あれ?…お兄?」

男「妹、大丈夫かっ?」タタッ

妹「…大丈夫…だよ。変な男がウチの中に入ってきて…。」

男「あぁ、コイツか?」チラッ

妹「そう……なのかな?骨格違うような気がするけど…。」

男「顔面にミニメテオが降り注いだからな。」

妹「うわぁ…ご愁傷様。」

pc落ちて書き溜めが消えた…orz
書き直してきます。

モブ「ククク 油断したなぁ、おいっ!」

男「逃げ腰で何言ってんだ?」

モブ「流石にあの方が警戒してるだけあるなぁ。」

モブ「だが残念だなぁ。」ククク

男「あん?何言ってんだ?」イラッ

モブ「そろそろ毒が回る頃なんだがなぁ?」

ドクン

妹「!!あぁぁぁっ!」ドサッ

男「っ!妹っ!!」ダッ

男「テメェっ、妹に何しやがったっ!」

モブ「俺の能力で特別に調合した毒を打ち込んだのさ。」ククク

男「テメェ、糸使いとかじゃなかったのかよ。」

モブ「あぁ、そんなの嘘だし。信じたのかよ。」ククク

モブ「俺の能力は蜘蛛の能力だ。」

モブ「お前の大事な大事な妹ちゃんはあと5日で毒が完全に回る。」

モブ「ただ激痛が伴うがなぁ。」クククク

男「テメェっ!!ぶっ殺す!!」グワッ

モブ「おぉっ、怖いねぇ。でもいいのかな?」

モブ「俺の毒は俺にしか解毒剤は作れない。」

モブ「そんな俺を殺しちゃったら妹ちゃんは死んじゃうねぇ。」クククク

男「くっ、テメェっ…。」ググッ

モブ「いいねぇ、その顔。」ケタケタケタ

男「……半殺しで我慢してやる、さっさと解毒剤を作れ。」ゴォッ

モブ「そいつは勘弁して欲しいねぇ。」

モブ「それに能力者同士は開戦前には戦えないんだよ。」ククク

男「俺にボコボコにされてたくせに。」

モブ「そうなんだよなぁ。まぁ何かが介入したとしか思えないがねぇ。」ククク

モブ「そんな訳だから…。」

モブ「大事な大事な妹ちゃんの解毒剤が欲しけりゃ5日後に俺と戦いなっ。」

モブ「まぁ、お前なんか俺にやられて妹ちゃんと仲良くあの世行きだがなぁ。」

モブ「クククク 首洗って待ってろよ。」シュタッ

男「テメェっ!待ちやがれっ!」ダッ

男「…チッ 逃げやがった…。」

男「妹!大丈夫かっ?」

妹「…お兄…大…丈夫…。こん…な…の平気…だから…。」ハァ ハァ

男「すまん、俺が迂闊にウチをあけたせいで…。」ググッ

妹「おに…い、謝らない…で。お兄の…せいじゃ…ないから……。」ハァ ハァ

妹「それ…より、何が…あるか…知らないけど、気をつけて…ね?」ハァ ハァ

男(妹…。お前、辛いのに俺の心配なんて…。)

男「あぁ、一瞬で片付けて戻ってくるから大丈夫だ。」ニコッ

男「それよりもお前の部屋に行くぞ。」グッ

妹 コクリ オヒメサマダッコ

ガチャッ パタン

男「クソッ、もう少し早く帰ってれば…。」

神「申し訳たたんのう、わしの察知が鈍かったせいでのう。」

男「介入したのはお前か?」

神「うむ、現全能神が許可をくれたのじゃ。」

神「人道的に非道ということでのう。」

男「感謝する。ありがとう。」

神「解毒はできんが痛みを和らげるくらいはできるでの。」

神「絶対に勝つのじゃよ。妹の為にも。」

男「当然だ。あの方とやらもまとめて潰してやる…。」

~~次の日~~

オトコハヤスミダー エー、ナンデー? イモウトサンノカンビョウラシイゾー

幼「おっかしいなぁ、妹ちゃん昨日元気だったのに。」

ソウイウワケダカラ2、3ニチヤスムソウダー ザワザワ

幼「そっかおじさんたち結婚記念日の世界一周クルーズツアー中だったわね。」

幼「よし、私の出番ね♪女子力見せちゃうぞ♪」

~~夕方~~

幼「さっ、男のウチに行こっと。」タッタッタッタ

ピンポーン

インターフォン「はい、…って幼か。どうした?」

幼「学校休んだからお見舞いにね。」

インターフォン「俺は元気だからお見舞いは大丈夫だ。」

幼「うん、男にはお見舞いはいらないよね。」

幼「でも妹ちゃんはお見舞い必要だよね。」

インターフォン「……。」

幼「それに男も妹ちゃんにつきっきりになってると家事できないよね。」

インターフォン「………わかった。ちょっと待ってろ。」

幼「うん♪」

ガチャガチャ キィッ

男「上がれよ。」

幼「ありがと♪それにしてもひどい顔ね。寝てないんじゃない?」

幼「そんなに妹ちゃんひどい状態なの?」

男「…いや、そういうわけじゃないけど…。」

幼「……嘘ね。」

男「嘘じゃねぇよ。」

幼「何年の付き合いだと思ってるの?」

幼「嘘つくときの癖くらいわかってるわよ。」

男「…チッ 厄介だな…。」

幼「で、何があったか正直に言いなさいよ。」

男「………。」

男(おい、神、コレ言ってもいいのか?)

神の声(う~ん、まずいのう。所どころ端折って誤魔化してもらえんかのう。)

男(仕方ねぇな。)

カクカクシカジカ ハショリハショリ ゴマカシゴマカシ

幼「ふぅ~ん、なるほどね。」

幼「強盗が入ってきて変な毒打たれて寝込んじゃってるのね?」

幼「で、身代金を4日後に持っていかなきゃ解毒剤もらえない、と?」

男「あぁ、そんなところだ。」

男(なぁ、こんなので誤魔化せるのか?)

神の声(五分五分、といったところじゃろうな。)

神の声(お主の手の内を知り尽くした幼が相手ではのう。)

男(だよなぁ…。)

幼「そう、まぁいいわ。妹ちゃんのお見舞いできる?」

男(疑ってるのかわからんな。仕方ない、行き当たりばったりだな。)

神の声(う、うむ。)

男「あぁ、感染はしないみたいだからいいぞ。」

幼「感染しないなんて言い切っていいの?」

男「あぁ、短時間で発症したみたいだったし。」

男「感染するなら俺も発症してるだろ?」

男「発症したらお前をウチに入れないし外にも出れない。」

男「それに奴らは身代金を受け取れなくなる。だろ?」

幼「……それもそうね。二人共倒れちゃったら本末転倒よね。」

幼「じゃあ妹ちゃんの部屋行くね~♪」

男「あぁ、騒ぐなよ。」

この>>1はしっかり書き貯めがあるできる>>1

幼「そんな非常識なことはしないわよ♪」

幼「顔をみるだけだから。」

トタトタトタ コンコン キィ

幼「妹ちゃん?入るわね。」

妹 スゥ…スゥ…スゥ…

トタトタトタ ポフ ナデナデ

幼「……大丈夫よ、必ず妹ちゃんは元気になるから…。」ボソッ

幼「もうちょっとの辛抱だから…ね。」ニコ

スッ

幼「また来るね。」ニコ

トタトタトタ キィ パタン トタトタトタ

男「早かったな。どうだった?」

幼「寝てたわ。」

男「だろうなぁ。」

男「メシ、食ってくか?」

幼「ホントに?いいの?って言いたいけど今日は私が作るわ。」

男「は?」

幼「男寝てないんじゃない?休まないと身体壊しちゃうわよ。」

男「……頼む。ちょっとソファで横になるからメシできたら声かけてくれ。」

幼「はいは~い♪期待して待っててね♪」

ドサッ

男「ふぅ…。」

男(おい、幼は気づいてると思うか?)

神の声(わからん。そもそも女とは生まれながらに女優と…)

zzzzzz...

神の声(やれやれ、話しかけておいて寝るとは神をも恐れぬ行為じゃのう。)

神の声(まぁ、今回は大目に見ておいてやるかのう。)

~~約1時間半後~~

幼「よしっ、できた~♪男~できたよ~。」トテトテ

zzzzzz...

幼「クスッ いい顔で寝てるなぁ♪しょうがないなぁ、今日はもう帰ろ♪」

メモメモ カキカキ

幼「っと、布団くらいかけてあげないとね。」

トタトタトタ キィ パタン ゴソゴソ キィ パタン トタトタトタ ポフッ

幼「これでよしっ…と。……おやすみ、明日はきっと疲れは取れてるわよ。」

幼「さ、帰ろ。…合鍵は……いつものところね。」

トタトタトタ ガチャ キィ パタン カチッ

幼「施錠よしっ…と。鍵はポストに入れて…。」コトン

幼「おやすみ、二人共…。」ニコ

ポテポテポテ…

>>50
ありがとう
誤字ないように完結したいしアドリブ苦手だから書き溜めしないと不安で。
多分安価とか無理だなぁ

チチチチ ピヨピヨ ワンワン ニャー コケコッコー

男「……ん、…朝…か?」ボケー

男「………!」ガバッ

男「……。」キョロキョロ

男「メモ?」

メモ「男へ 今日はすごい疲れてたみたいだから起こさず帰ります。」

メモ「食事はレンジで温めて食べてね♪」

メモ「そうそう、無理は良くないから明日もまた来ます。」

男(……幼…。)

メモ「あなたのスイートハニー幼y…」

ビリッ

男「後で絞める!」ピキッ

コンコン ガチャッ

男「妹、気分はどうだ?」

妹「お兄…?体、重い…。それになんか痺れる…。」

男「メシ、食えるか?」

妹「う…ん、少しなら…。」

男「そっか、じゃあ食わしてやるよ。」トタトタ

妹「ありがと…。」

男「熱いから気をつけろよ。」フー フー

妹 アーン モグモグ

妹「ん、熱っ!」ハフハフ

男「まだ熱かったか。もうちょっと冷まさないとな。」フー フー フー

妹 アーン モグモグ

妹「うん、ちょうどいい。これ作ったのお兄じゃないよね?」

男「お?わかるか?昨日幼が来て作ってくれたんだよ。」

妹「そうなの?幼姉に迷惑かけちゃったね…。」

男「お前が気にすんな、それより身体拭くか?」

妹「うん、ベトベトして気持ち悪い。」

男「わかった。ちょっと待ってろ。」

トタトタトタ ガチャ パタン

男(おい、聞こえてるか?)

神の声(なんじゃ?)

男(妹はどうなんだ?)

神の声(うむ、順調に悪くなっとる。…こんな言い方はしたくないがのう。)

神の声(痛みを和らげておるといっても徐々に痛くなっとるはずじゃ。)

神の声(少なくとも痺れる程度の痛みじゃないはずじゃが。)

神の声(主の妹は強いのう…。)

男(あぁ、自慢の妹だ。)

ジャー タプタプ モワモワ

男「よし、これくらいの温度ならいいか。」ヌクヌク

ソロソロ タプンタプン ヌキアシサシアシ コンコン

男「妹~、入るぞ。」

ガチャ 

妹「……。」ヌギヌギ ハンラー

男「」

今日はこれから用事で出かけるのでここまで。
明日の夕方から再開予定です。
それまでちょっと待っててね~。

>>60

の ヌキアシサシアシ
が ヌキサシアンアン
に見えた俺は病気なのか

戻りました。支援サンクス
>>64 大丈夫、俺もその病気かかってるから(・ω・)b

では投下します。

男「!すまん!」

妹「…?お兄、なにあせってるの?」

男「……怒って…ないのか…?」

妹「なんで?別に怒ることなんかなにもないよ?」クビカシゲ

男「なんで?って…。普通裸見られたら怒るものだろ?」

妹「……う~ん、ほかの人に見られるのはちょっとヤだけど…。」

妹「家族だから別に怒らないよ。」ニコ テンシノエガオ

男「」

男(ナニコレ、純真すぎる…。眩しすぎてまともに見れない…。)

男「と、とにかく今日も幼が来るみたいだから幼にやってもらうか。」

妹「え?わたし…、お兄に…やってもらいたいな…。ダメ…?」ウワメヅカイ

男「」

男(なんだこの破壊力…!)

男(コイツ、いつの間にこんな高等テクを身につけた…?)

男(かわいいなぁ…チクショウ♪)ホワー

神の声(男よ、目を覚ませ、しっかりするのじゃ!)

神の声(自分をしっかりと持つのじゃ!)

男「じ、じゃあ拭いてやるから後ろ向け。」

神の声(あぁ、もうわしの声も届かぬか…。)

ピンポーン

男(チッ)

神の声(神 降 臨 !!)

男「誰か来たみたいだな。」

男「幼かもしれないから服着ておけよ。」

妹「うん、わかった~。」

キィッ パタン

男(いいところだったのに邪魔しやがって。ぶっ殺す!)

神の声(待て待て、落ち着くのじゃ、あのままいっておったら犯罪じゃぞ。)

男(犯罪…。それでも結構!据え膳食わねばなんとやら!!!)

神の声()

神の声(天罰っ!!!)バチィ

男()プシュー

男(すんませんでした。暴走しました。)チーン

神の声(わかればよいのじゃ。それより来客じゃぞ。)

男(そうだった、誰か来たんだった。)

インターフォン ガチャ

男「はい、どちら様?」

インターフォン「あ、あたしあたし!あなたの愛しのy…」ガチャッ

ピンポーン ガチャッ

男「帰れ!」

インターフォン「なんでよぅ!ひどいよぅ!」

男「なんでも糞もあるか!阿呆が!!」

インターフォン「昨日のこと覚えてないの…?」

インターフォン「あんなに遅くなるまでいっぱい汗かいて…」

男「」

男「ちょっと待て!!昨日なにかやったのか?」

幼「ひどい!!あんなに熱かったのに!!もうそんな態度なの?」

男「」

男「ちょっと待て、すぐ行く!外でそういうこと言うな!馬鹿っ!」

タタタタタ ガチャ キィッ

ヤダオクサン、キイタ? サイキンノワカイコタチハネェ

幼「あ、男ぉ、出てきてくれt…」グイッ

幼「きゃっ、ちょっ…」バタン

アラアラジョウネツテキネェ イヤダワ、チョットヌレチャッタ ウフフ、コンヤハダンナトオタノシミネ

男「幼、昨日何があったか全部話せ!」グィッ

幼「なんのこと?」キョトン

男「遅くまでとか汗かいてとか言ってただろ!」

幼「あぁ、あれね?」

幼「昨日気合入れて料理したら結構時間かかっちゃって…。」

幼「気温高かったから汗もいっぱいかいちゃって。」

幼「それに昨日の夕飯はもう冷めちゃって…。」

幼「美味しくなかったから怒ってたんでしょ?」

男「」

男「紛らわしいわっ!」チョップ

幼「痛~っ!なによ!誤解する方が悪いんでしょ?」

男「誤解するような言い回しが悪い!」

男「で、こんな時間にウチに来てていいのか?」

男「学校いかなくていいのか?」

幼「いいんだもん!今日は国民の休日なんだもん!」プクー

男「そっか、今日旗日だっけ?すっかり忘れてた!」

男「ところでなんで変顔なんかしてるんだ?」

幼「変顔じゃないし!怒ってるんだよ!」プクー

男「な、なんで怒ってるんだ?」

幼「チョップ…痛かった。」

男「手加減したつもりだったけどなぁ。すまんかった。」

幼「むぅ~。」プクー

男「…幼さん?」

幼「チョップ、痛かったんだよぉ…。」プクー

男「え…っと、幼さん?」

男「わたくしめは何をして差し上げればよろしいのでしょうか?」

幼「なんでわかんないかなぁ…。」

幼「なでなで…して欲しいな。」チラッ

男「わからんわっ!」クワッ

男「とは言え手加減できてなかった俺が悪いな。」ナデナデ

幼「♪」ニッコニコ

男(なんだこの生物…。カワイイなぁ…。)ナデグリナデグリ

神の声(髪かと思うたら小悪魔じゃった…。)ガックリ

誤字 orz
× 髪
○ 神
だな。

気をつけてたのに orz

ピンポーン

神の声(神 再 臨 !!!!)

幼・男 チッ

ガチャ

インターフォン「あ、出た出た!こんにちわ~!」ワイワイ

男「あぁ、はい、こんにちわ。どちら様?」

インターフォン「あ、私たち妹ちゃんのクラスメートの…」

インターフォン「妹友1ですっ!」

インターフォン「妹友2ですっ!」

インターフォン「王子様でs…。」

インターフォン「「なんでやねん!!!」」ベシッ

インターフォン「アハハハハハ」

男「……。」

男「幼、これどうしたらいい?」

幼「お茶の用意しなきゃね~。」トテトテ

男「逃げやがったな。」

インターフォン「あ、妹ちゃんのお見舞いに来ました~。」

男「マイペース極まりないな。」

ガチャ キィ

男「どうぞ、入って。」

妹友1「ありがとうございます!」

妹友2「お邪魔します!」

王子様?「妹さんを僕にくだs…。」ドゴォ

妹友2「そのボケはngよ!」ゴゴゴゴゴ

王子様?「ゴメンナサイ…。」

男「」

~~リビング~~

王子様?「……僕はなんでここにいるんでしょうかね?」

幼「僕の存在意義とは?僕はここで何ができるんだろう?ってやつだね?」

男「随分哲学的だなぁ。……えっと、名前なんだっけ?」

王子様?「あ、僕は男子といいます。えっと、言葉通りの意味なんですが…。」

男「妹の見舞いなんだろ?」

男子「いえ、気がついたら玄関の前に立ってまして。」

男「気がついたら玄関の前に立ってていきなり漫才を始めたのか。」

幼「度胸満点だね。」

男子「ついノリで…。」テレッ

幼「適応力も満点だね。」

クシュン クシュン クシュン

男「あぁ、誰が噂してんな…。」ズズッ

幼「あぁもう、汚いなぁ。」ティッシュワタシ

男「すまん。」チーン

男「…で?お前妹とつきあってるのか?」ズイッ ゴゴゴ

幼「ちょっ、落ち着いて。」

男子「いえ、僕は妹友2と付き合ってます。」

幼「あらあら、ご馳走様。」ニヨニヨ

男「マセてんなぁ。」

男子「ところで…、男さんと幼さんはお付き合いされてるんですか?」

男「」

幼「私はアプローチしてるんだけどねぇ。男が全然okしてくれないのよ。」

男「俺は幼をどつきたい。」ゴゴゴゴゴゴ

幼「ひぃっ、男、黒いオーラが…。」ガタブル

男子「」

男「……。」ゴゴゴゴゴ

幼「ゴメンナサイ。」シュン

男子「………な、なんかすみませんでした。」ドンビキング

~~妹の部屋~~

妹友1「ねぇ妹ちゃん、体調どう?」

妹「あんまりよくないかな?」

妹友2「大丈夫?」

妹「大丈夫だよ~、熱が下がらないだけだから。」

妹友2「それ大丈夫じゃないよね。」

妹友1「ところでさ、一日中独りで寂しくない?」

妹「独りじゃないよ。お兄が看病してくれてるし。」

妹友2「お兄さんって高校生だよね?出席とか大丈夫なのかな?」

妹「ん~、大丈夫みたいだよ?お兄が言うには…。」

妹「『成績優秀だし普段真面目だから少しくらい大丈夫!』…だって。」

妹友2「それって…。」

妹友1・2「「愛されてるね~♪」」

キャッキャウフフ

~~少し時間が経って~~

妹友1「お邪魔しました~!」

妹友2「お茶ご馳走様でした!」

男子「結婚式には呼んでくださいね!」

妹友1・2「???」

男「」ゴゴゴゴゴ

幼「」ガタブル

男子「スミマセンデシタ。」ドゲザー

妹友1・2「????」

妹友2「妹ちゃんによろしく伝えてください!」

妹友1「おやすみなさい!」

トテトテトテトテ

幼「いやぁ、嵐のような子達だったね。」

男「いつもの倍疲れた…。」グッタリ

幼「男子くんは妹友1ちゃんたちと一緒にいると大オチ役なんだね。」

男「普段は割とマトモだと思うんだがなぁ。」

幼「化学反応ってやつだね。」

男「嫌な化学反応だな。」

幼「…さて、わたしも帰ろうかな?」

男「そっか、気をつけて帰れよ。」

幼「うん、ありがと♪」

幼「あ、そうそう、明日と明後日用事あって来れないけど…。」

幼「無茶しちゃダメだぞ♪」

男「あぁ、わかってる。ありがとな。」

幼「それと…妹ちゃんの為にも絶対解毒剤手に入れてね!」

男「当たり前だ。」

幼「…じゃあ、帰るね。おやすみ。」ノシ

男「あぁ、おやすみ。」ノシ

神「いやぁ、助かったのう。わしにはお主の暴走を止められんかったでのう。」

男「疲れた…。体育でマラソン走るより疲れた…。」

神「しかし妹の痛みを完全に抑えろとは無茶なことを言い出しよったものよのう。」

男「本当には助かった。妹も友達の前で苦しい顔はしたくないだろうしな。」

神「いやぁ、大変じゃったよ。痛みを抑えるのにかなりの力を使ったでのう。」

男「ありがとう。」

神「礼には及ばんよ。こちらが蒔いた種じゃでのう。」

男「妹はどうしてる?」

神「今はもう寝とるよ。完全とは言わんものの今も痛みは抑えとるでの。」

神「そうじゃ、代理戦争のことを話さんといかん。」

神「代理戦争は一つ目の鐘がなってから二つ目の鐘が鳴るまでじゃ。」

神「ほかの者の意識下からは外れるが…。」

神「全く影響を与えないということではないでのう。気をつけるんじゃぞ。」

男「どういうことだ?」

神「つまりはダメージを与えてしまうということじゃ。」

男「成程、人気のないようなところで戦えってことだな。」

神「そうじゃな。怪我人を出したくなかったらのう。」

男「わかった。気をつけて行動する。」

神「代理戦争が始まったらわしとは話すことができんでの。」

男「不正がないように…か?」

神「ご明察じゃ。そういうわけじゃでの、健闘を祈る。」

男「あぁ、任せとけ。」

~~時は流れて代理戦争初日~~

スタスタ

男「いよいよ…か。」

男「待ってろ……妹。」

ザッ

ネェ、ナンカイツモトフンイキチガクナイ? エー?ソウ?イツモトイッショジャン ナンカピリピリシテルカンジダヨ?

リーーンゴーーン リーーンゴーーン

男「来たか…。あのモブとかいうゴミ野郎はどこだ?」キョロキョロ

モブ ニヤァ クイクイ

男「野郎!誘ってやがる…。誰が乗るかよ…。」

モブ チッ スタスタ

モブ「逃げずにきたのは褒めてやる。だがいいのかなぁ?」

モブ「大事な大事な妹ちゃんが死んじゃうぞぉ。」ククク

男 チッ

男「このクズが…。」


スタスタ

モブ「よぉし、ちゃんと付いてきたみたいだなぁ。褒めてやる。」

神「両者準備は良いかの?」

男「てめぇ、何してやがる。」

神「この戦いの立ち会いじゃ。文句を言うでない。」

男神1「主が男か?まずこの度の非礼を詫びよう。」

男神1「…準備はいいようだな?…では、存分に闘えっ!」

男「とっとと終わらせるっ!」ダッ

モブ「威勢はいいようだなぁ…。」ククク

モブ「だが俺にぶっ殺される運命だk…。」ブォッ バキィ

男「グダグダとうるせえよ。」

モブ「風…だと?くっそうぜぇんだよぉぉぉ!」ダッ 

モブ「俺の毒を喰らえよぉぉぉ!」ビッ

モブ「手応えあったぁ~!どうだ、俺の毒は!」

モブ「…って、なにぃぃぃ?届いてないだとぉ?」

ビュゴォォ

モブ「風の膜だとぉ?」

男「……終わりだ。」ギュルルルル ズワッ

モブ「ゲバァッ 自分の腕に…風を巻くとはっ…。」バタリ

男「……カスが…。」

モブ「…。」

男「おい、終わったぞ。勝ち名乗りを上げてくれ。」

クックックックック

男「ん?」

モブ「油断したなぁ。喰らえ、捕食者の糸をっ!」ズビィッ

男「グッ なんだこれ、気持ちわりぃ…。」ギチィ

モブ「そいつぁ超強力な蜘蛛の糸だ。そう簡単には切れねぇよ。」ククク

モブ「何度も何度も俺の顔をボコスカ殴りやがって…。」

男「よかったじゃねぇか、いい男になれてよ。」

モブ「クソ野郎っ!テメェは苦しんで死にやがれ!」ビッ

ブァァァァァァァ

モブ「なっ、竜巻だと?」

ブチブチブチィ

モブ「ま、まさか…この音は……。」

フッ

男「……楽しい余興だったぜ。…だがな…。」

男「俺は縛られるのは大っ嫌いなんだよぉぉぉ!」ギュルルルル ギュルルルル

モブ「なぁっ、今度は両手に!…って、うわぁぁぁぁぁ!」

ドゴッ バキィ グジャッ メキッ

モブ「」

神「勝負あり…じゃの。」

男神1「…残念ではあるが…な。」

神「それまで!この勝負、男の勝ち!じゃ。」

男「………。」スッ ミギテダシ

モブ「……お前…。」スッ ミギテダシ

男「……。」ゴッ

メキャァッ

モブ「」

男「早く解毒剤出せよ、クズ。」

モブ「」

神「まるでカツアゲじゃのう。」

男神1「」

モブ「ぐぅっ、コレが解毒剤だ。コレでいいんだろ?」

男「まだ殴り足りねぇが決着はついたから勘弁しといてやる。」

男「…あの方、とやらのことを教えたらなぁ。」ニヤリ

モブ「お、俺は何も知らねぇんだ。あの方の使いが来て指示するだけで…。」

モブ「俺は誰にも能力のことは言ってない。だけどあの方は知っていた。」

モブ「恐ろしい人だ…。」ガクブル

神「…そろそろ時間じゃの。さて、二人に説明することがあるのじゃ。」

男神1「勝敗が決した者の処遇を伝えておく。」

男神1「勝者は明日、勝ち上がった者同士戦ってもらう。」

神「敗者はここでこの代理戦争に関する記憶を消され日常へと戻るのじゃ。」

男「……そうか。」

モブ「…お前、しんみりすんなよ。」

男「…いや、せいせいするが?」

モブ「」

神「懲りないやつじゃのう。」

男「…で、記憶は操作できるのか?」

男神1「無論。ここの記憶が曖昧だと何かの拍子に出てきてしまうからな。」

男「そうか。じゃあモブとやら、有り金全部出せ。」

モブ「」

モブ「何言ってやがんだ。コノヤロウ。」

男「後ろから何人かに襲われてボコボコにされて金を奪われた。」

男「後ろから襲われたから顔は覚えてない。これでいいだろ?」

神「妙案じゃの。ただ適当に記憶をいじってもその顔では整合性がとれん。」

モブ「あんたも乗るなよ。」

男神1「それならすんなり行くかもなぁ。」

モブ「」

モブ「……あんたまd…」

男「敗者に選択権は…無 い !!」ドン

モブ orz

男神1「異論はないようだな。ではその記憶を刷り込む。」

モブ「俺の味方は…」

男「いない!!」ドドン

モブ orz

男「っつーわけだ、有り金全部出しやがれ!!」

神「完っ全にカツアゲじゃの。」

男「敗者に…」

モブ「わかったよ!出せばいいんだろ!」

シメテ35,837エンニナリマース チーン

モブ「俺の生活費が…。」

男「恨むなら顔も知らない奴らを恨め。」

モブ「お前を恨み殺してぇよ!!!」

リーーンゴーーン リーーンゴーーン

男「お、鐘鳴ったな。じゃあ俺は消える。」ドロン

モブ「消えてねぇがな。」

タッタッタッタ…

男神1「さて、アフターケアの時間か。」

今日はpcのご機嫌がかなりナナメのようなのでここまでにします。
また明日投下していきます。

オヤスミ

そうかおつかれ
pcちゃん機嫌直せよ?
更新待つ

これは期待

>>102 pcには冷たいもの与えて誤魔化してます。
今のところいい子にしてます。

>>103 期待感謝。

さて、投下再開します。

タッタッタッタッ ガチャッ カチッ

ダダダダダ コンコン

男「妹!帰ったぞ!」

妹「うぅっ…、お、お兄…。」

ガチャッ 

男「妹!大丈夫か?」

妹「お兄…お兄…」ハァハァ

男「解毒剤持ってきたぞ。コレで安心だぞ。」ダキカカエ

妹「……。」ハァハァ

男「飲めるか?」クイッ

妹 ゴクッ

妹「!」ヴッ

男「……なんかすごく不味そう。」

妹 スゥ… スゥ…

男「まぁ、効き目はあったみたいだからな。良しとするか。」

男「ゆっくり休めよ。」

ガチャ パタン トタトタ

妹「お兄…ありがと…。」スゥ… スゥ…

ピンポーン

男「…こんな時間に誰だ?」

ガチャ

男「どちら様?」

インターフォン「あ、私だよ、私。」

男「新手のオレオレ詐欺か。」

男「インターフォンでなんて斬新だな。」

インターフォン「もぅ、幼だよぉ~。」

男「うん、知ってた。まぁ上がれよ。」ガチャッ

トタトタ カチッ ガチャッ

幼「妹ちゃんの様子どう?解毒剤は?」

男「万事抜かりなく。妹は落ち着いてるよ。」

男「それにしても用事は大丈夫なのか?」

幼「うん、大丈夫。もう終わったから。」ニコッ

男「…そうか、じゃあ妹の顔でも見るか?」

幼「いいの?」

男「まぁ、寝てるけどな。」

幼「…じゃあやめとこっかな?」

男「へぇ、意外だな。お前なら見たいって言うと思ったのに。」

幼「うん、見たいけど妹ちゃんの回復の邪魔したくないからね。」

男「そっか。じゃあお茶でも飲んでけよ。」

幼「ありがと。」

幼「…ねぇ、おじさんたちいつ帰ってくるんだっけ?」

男「あと3ヵ月は帰って来ないかな?かなり大荷物持って行ったし。」

幼「いいなぁ、結婚記念日の世界一周旅行…。」

男「非常識なんだよ。仕事も子供も放り出して旅行行くとか。」

幼「非常識…かぁ。いいと思うんだけどなぁ。」

男「旅行中もネット使って仕事してりゃいいけどな。」

男「部下に丸投げして来たって言ってたからな。」

幼「そ、それは非常識だね。」アハハ

~~とある公園・深夜~~

?「で、脱落者は?」

??「モブのみです。」

?「モブ?だれだっけ?」

??「…わたくしがスカウトした者です。」

?「あぁ、思い出した。」

?「黒服、お前が男を蹴落とす為に捜してきた奴か。」

黒服「はい…その通りです。」

?「確かターゲットを間違えて襲って返り討ちにあったんだよな?」

黒服「……はい…。」

?「使えない奴だったなぁ…。全く。」

???「手っ取り早く俺が行っておきゃよかったんだよぉ!」

黒服「!!!貴様!!なんて口を!!」

?「…いい。で?dqn、今度はキミがいくのかい?」

dqn「あぁ、そいつミンチにしたくてたまんねぇよ。」ヒャハッ

?「でもまだだめだよ。あいつは残しておいたほうが楽しめそうだからね。」

dqn「あん?ビビッたのかぁ?腰抜けが!」

黒服「貴様!!無礼が過ぎるぞ!!」

????「まぁまぁ、落ち着きなよ。ケーサツのおじさんたち来ちゃうよ?」

dqn チッ

黒服 フイッ

????「遅くなってゴメンねぇ。」

????「要はもう少し様子を見て仲間になりそうなら仲間にしちゃおう。」

????「ってことだよね?」

?「まぁ、半分は当たりだ。…で、どこで油を売ってた?」

????「カフェでお茶してたら女の子たちが寄ってきちゃって。」

????「ちょっと運動を…ね。」

黒服「……下衆が…。」

?「程々にしておけよ。いざという時に役に立たない奴は必要ない。」

????「その通りだね。気を付けなよ、dqn。」

dqn「あぁ?テメェ誰に口利いてやがる!!ぶっ殺すぞ!!」

????「はいはい、決まり文句で凄まれても怖くないよ。」クス

dqn「んだと?やんのかコラっ!!」

黒服「……無益な…。」

?「まぁ、今日はこれまでだな。くれぐれも男には手を出すなよ。」

黒服「各人配下の者に通達するように!」

????「ボクにはいないけどね~。」クスリ

さて、このあたりでモブの裏設定をば。

モブ 34歳 ♂ 未婚
フリーター
実家暮らし

家族構成
父 58歳(検事) 母 50歳(専業主婦) 
姉 35歳(弁護士) 妹 22歳(司法修士生)

備考
エリート一家の長男だが勉強ばかりの毎日に嫌気がさしてドロップアウト。
「働かざる者食うべからず」の家訓のため、アルバイトを掛け持ちし生活費を稼ぐ。
座右の銘は「運命はぶち壊す為にある」
爬虫類愛好家。蛇3匹、カメレオン1匹、蜘蛛10体を飼育。

~~代理戦争2日目~~

チュンチュン ピヨピヨ ニャー

妹「……んっ。」

男 zzzzzz...

妹「……お兄?」

男 zzzzzz...

男「…ん、…妹?」

妹「おはよ。」

男「身体大丈夫か?」

妹「うん、もうすっかり大丈夫だよ♪」ニコ

男「よかったな。」ナデナデ

妹「うん♪」

男「さて、朝食にするか。食べれるよな?」

妹「少しだけならね。」

男「病み上がりだからお粥にするか。」

妹「やった♪」

~~ダイニング~~

男「さ、出来たぞ。」コトッ

妹「ありがと~♪いただきま~す♪」

ピンポーン

男「?食ってていいぞ。俺が出る。」

ガチャッ

男「はい、どちら様?」

インターフォン「もしもし、私、幼だよ。今あなたの家の玄関の前ににいるの。」

男「」ガチャン

妹「どうしたの?」

男「メリーさんがウチに来た。」

妹「えぇっ?何で?人形とか捨てたりしてないけど。」

妹「って言うかこんな早い時間に?なんでインターフォンで?」

男「斬新なメリーさんもいたものだな。」

ピンポーン ガチャッ

インターフォン「何で切っちゃうかなぁ。せっかく妹ちゃんの様子見に来たのに。」

男「メリーさん、帰ってください。行く家を間違えてますよ。」

インターフォン「間違ってないもん。メリーさんでもないもん。開けてよぅ…。」

男「……はぁ、ちょっと待ってろ。」ガチャ

妹「ご馳走様。…お兄、どうしたの?」

男「幼が来た。」トタトタ

カチッ ガチャッ キィ

幼「男ぉ、ひどいよぉ。」ウルウル

男「ほら、入れ。」

幼「やったぁ♪」ニパァ

男「テメェ、嘘泣きかっ!」

幼「お邪魔しま~す。」

>>112間違い発見
× 
家族構成
父 58歳(検事) 母 50歳(専業主婦) 
姉 35歳(弁護士) 妹 22歳(司法修士生)


家族構成
父 68歳(検事) 母 60歳(専業主婦) 
姉 35歳(弁護士) 妹 22歳(司法修士生)

14歳以下との性交は犯罪だよね。

集中力切れてるな。今日はここまで。また明日。

まさか黒幕は幼だなんてありきたりな事ゆわないよね

>>119 ん~、どうでしょう?今後の展開をお楽しみに~。

妹「あ、幼姉、おはよ~♪」

幼「お、妹ちゃん良くなったね?」

妹「うん、ご心配おかけしました。」ニコ

幼「いえいえ、気にしないで♪」ナデナデ

妹「♪」

男「で?何しに来たんだ?」

幼「ほら、今日休みだしあの子達来るんじゃないかしら?」

男「……今日も疲れるのか…。」ハァ ドンヨリ

ピンポーン

幼「ほらほら、来たわよ~。」ワクワク

男「……。」ハァ

幼「ほ~ら、早く出てあげなよ。」ウキウキ

男「ったく…。自分じゃないからって……。」ガチャッ

男「はい、どちら様?」

インターフォン「こんにちわ~。」

インターフォン「妹友1です!」

インターフォン「妹友2で~す!」

インターフォン「ども、男子です。」

インターフォン「「えぇ~?ちょっと、普通すぎるよ!」」

インターフォン「いや、普通でいいんじゃない?」

インターフォン「何言ってるのよ、男子くん!こういうのは掴みが大事なんだよ?」

インターフォン「そうだよ。妹友2の言うとおりだよ!」

男「……あ~、どうでもいいから入ってくれ。」ウンザリ ガチャッ

トテトテ カチッ キィ

妹友1「あ、お兄さん、こんにちわ~。」

妹友2「ご機嫌麗しゅう~。」

男子「本日はお日柄も良…く…。」ガシッ

男「よーし、男子くん、今日は男同士拳で語り合おうか?」ニィ クロイエミ

男子「」ガクブル

妹友1「お、おじゃまします~。」

妹友2「あ、おじゃましてます~。」

男子「やっぱりお邪魔ですよね~。」

妹友1・妹友2「なんでやねん!!」ビシィ

3人「あははははは…はは。」

男「」

幼「ほらほら、そんなところで漫才やってないで上がりなよ。」

男「ここはお前のウチじゃないんだが?」

幼「妹ちゃんもリビングにいるからね~。」

妹友1「良くなったんですか?」

妹友2「やった~♪」

男「…疲れる。」ハァ

幼「あ、そうそう、お茶っ葉切れそうだよ?」

男「そっか、他に足りないものは?」

幼「えっと、卵とベーコン、あとキャベツかな?」

男「じゃあ買い物行ってくるか。」

幼「え?お買い物デート?」キラキラ

男「いや、幼のはじめてのおつかいだ」

幼「えぇ~、それはやだ。」

男「しょうがない、俺が一人で行くか。」

幼「私も行きたいなぁ…。」

男「幼、お前に頼みたいことがある!」

男「いや、お前にしか頼めないことなんだ!」ガシッ

幼「ほぇ?男……。私やるよ!任せといて!」

男「よし、じゃあ、あいつらの相手頼む。じゃあ買い物行ってくるから。」

幼「え?」

~~リビング~~

幼「男に置いてかれた…。」ションボリ

妹「幼姉、元気出して。すぐ帰ってくると思うから。」

妹友2「まぁ、たまには一人で買い物したいんじゃないですか?」

幼「違うのよ~。いつもなの。これはアレね、ツンデレってやつね。」

幼「あ、お茶どうぞ。」

妹友1「いただきま~す。」

男子「ありがとうございます。」

幼「男子くん、そこんとこどう思う?」

男子「…いや、どうと言われても…。」

幼 ジー

妹友1 ジー

妹 ジー

妹友2 ジー

男子「」

~~その頃・男~~

スタスタ

男「ふぅ、いやぁ、お茶っ葉切れかけてて助かった。」

男「幼、お前のことは忘れない!」

男「さ、買い物買い物。」

リーーンゴーーン リーーンゴーーン

男「はぁ?もうやるのか?」

神「文句を言うでない。鐘の音は神出鬼没じゃよ。」

??「おーっほっほっほっほ!今日のお相手は貴方かしら?」デデーン

男「……なんだあの時代錯誤も甚だしいドレスの女は…。」

??「無礼な!妾は由緒ある財閥家の令嬢であるぞ!」

女神1「お嬢、声を荒げるなんてはしたないですよ。」

お嬢「グッ わ、分かっておりますわ。貴方、お名前は?」

男「男…だ。」

お嬢「男殿、先だってのご無礼大変失礼致しました。」ペコリ

男「あ、あぁ…。俺もいきなりのことで狼狽えたとは言え済まなかった。」

お嬢「さ、このことはこれで終わりに致しましょう。」

男「あぁ、それじゃ…。」

お嬢「えぇ…。」

女神1「お互いご準備はよろしい様ですわね。」

神「うむ、では、双方存分に戦うのじゃ!」

お嬢「では、参りますわよ。」ブゥン

男「??なんだ、この球体は?」

男「…触らない方がいいな。」シュタッ

お嬢「あら、どちらに行かれるのですか?」

お嬢「まだパーティは始まったばかりですわよ?」

男(どんな能力かわからない以上は迂闊に飛び込めないな…。)

男「……そんなに焦るなよ。まだまだこれから、なんだろ?」ニヤ

男(!この石で試してみるか…。)ガッ イシケリ

お嬢「…何をなさってるのかしら?」フィ テハライ 

グイッ ググ

男「!外れた?…いや、外された…か?」

お嬢「ふふっ、戸惑っていますわね?」

お嬢「さ、こちらも攻めさせて頂きますわよ。」グイッ リョウテアゲ

男「!石が浮いた?この能力…一体…。」

お嬢「ふふっ、さあ、お行きなさい!」ブンッ イシトビ

男「おわっ!っと。」

男「クソッ、何なんだよ。」イラッ

お嬢「あら、はしたない。お仕置きですわ。」グイッ ブンッ

男「クッ!」ブワッ バラバラ

男「あぁ、もうまどろっこしい事は止めだ!」ブワァァァァ

お嬢「野蛮ですわね。」タタッ

男「?」

男(何だ?何かおかしい…。)

男「……試してみるか。」ボソ

お嬢「あら?漸く妾と踊ってくださるの?」クイクイッ ヒュン

男「……。」ビュオッ バババババッ

お嬢「それは効きませんわよ。」クスリ

ググッ フィフィッ

男「それならっ!」ブオッ

お嬢「それも無意味ですわ。」タタッ

男「!」

ちょっと仕事やらプライベートやら忙しくなってきたので今日はここまで。
毎日投下していこうと思うので楽しみに待っててください。

おやすみ!

昨日は野暮用で書き込めませんでした。
今晩も野暮用があるので少しだけ投下します。

お嬢「如何なさいました?こんなものでは妾は倒せませんわ。」

男「……。」

男(しかしどんな能力かわからない以上迂闊に近づけないしな。)



~~~~~

ヲタク「ヤバすヤバす!遅れるでゴザル!akbの握手会に遅れるでゴザル!」

ヲタク「この日のために5,000枚も買ったのに遅れたら洒落にならんでゴザル!」

ヲタク「ウッホ~!こじはる!待ってるでござるよ~!」ドタドタ

ヲタク「しかしこのままでは確実に遅刻でゴザルな!」ドタドタ

ヲタク「致し方ない!ここは近道を使うでゴザル!」ドタドタ

~~~~~

お嬢「あらあら、防戦一方ではありませんか。」グイッ ブン

男「くっ、どうすりゃいい?考えろっ!あいつがどういう能力かっ…!」タタタ

ヲタク「フヒィ…フヒィ…や、ヤバす…お花畑が見えるでゴザル…。」ドタドタ

お嬢「!」

男「!一般人かっ?」

ブゥン

お嬢「!えっ?まさかっ!」

ヲタク「ふはっ?体が動かんでゴザル…。」ドサッ

男「え?…何が起こった?」

お嬢「チッ なんてことですの?こんな時に…。」グイッ クイクイッ

ヲタク「うほうほうほ!体が勝手に動くでゴザル!な ん ぞ こ れ 。」

男「成程な。あんたの能力が漸くわかった。」

お嬢「へ、へぇ、恐らく見当違いでしょうがね。」フフン

ブゥン

ヲタク「あれ?体が動く…でゴザル。な ん ぞ こ れ 。」アワアワ

ヲタク「そんなことよりakbでゴザルよ!うっほほ~い!」ドタドタ

男「……。と、とにかくあんたの能力は物質を操り人形の様に操る能力だ。」

男「しかもその球体に入ったものは無差別に対象になる!」

お嬢「なななな、なんのことでしょう?私にはさっぱり…。」アタフタ

男「…図星か。しかしわっかりやすいなぁ。」クス

お嬢「なっ!」カァァァ

男「さて、そろそろ終わりにしようか?」

お嬢「あら、つれないですわね。まだまだ楽しみましょうよ?」ブォォン

今日はここまでのようです。深夜に投下できればと思ってます。

最近投下少なかったのでその分今日投下していきます。

男「残念だけど俺はもう行かなきゃいけないんでな。」ブォォォォ

お嬢「貴方の能力では妾には勝てなくてよ!」グイッ グイッ

男「それを待ってた!」ブォッ ブォッ ブォッ

お嬢「え?妾のエリアの中で竜巻がっ…?」

男「残念だけど俺はまだ実力を出してない。」

男「どうする?降参するか?」

男「俺としては女の子を傷つけるような真似はしたくないが。」

お嬢「…素晴らしい騎士道精神ですわね。…分かりました。」

お嬢「……妾の…負けですわ。」

女神1「勝負あり!ですわ。この仕合、男様の勝利でございます。」

神「では、お嬢は記憶を消され通常の日常に戻るのじゃ。」

お嬢「残念ですわね。もう少し非日常を楽しみたかったですのに。」

女神1「そうですね。」

女神1「貴女の日常は大変かと思いますが貴方ならこなせますよ。」

お嬢「それに…、妾は男殿に惚れましたわ。」

男「」

お嬢「その思慮深さ、心意気、妾にとって貴方こそ運命の方!」

男「えっ?ちょっと待ってくれ!それは余りにも買いかぶりすぎだ!」

お嬢「いえ、貴方様の言葉の端々に滲み出る知性、妾は見逃してはおりません!」

男「いやいや、ちょっと待ってくれ!」

女神1「成程、そういうことでしたら、記憶をそのように書き換えれば…。」

神「ふむ、面白そうじゃの、わしもそれに乗るわ。」

男「おいっ!お前は俺の側じゃないのかっ?」

神「わしは面白い方が良いのじゃ!主の側では決してない!」ドン

男「」

お嬢「…というわけですので、妾の記憶を…。」

女神1「出会い頭にぶつかり一目惚れしたと変えればよろしいのですね?」

お嬢「ええ、よろしく頼みますわ。……それと…。」

お嬢「女神1、貴女には大変良くしていただきました。」

お嬢「深く感謝致します。」ペコリ

女神1「こちらこそ。」

女神1「わたくし達の都合にお付き合いいただき感謝しております。」ペコリ

お嬢「お別れは…言いませんわよ。」ホロリ

女神1「えぇ、またいつか会えるその日まで。ご機嫌よう…。」ホロリ

お嬢「……ご機嫌…よう…。」ホロリ

神「良い話じゃのう…。」グスン

男「俺の立場は…?」ホロリ

リーーンゴーーン リーーンゴーーン

神「さて、鐘もなったことじゃし、記憶を消すでの。」

お嬢「えぇ、覚悟は出来ました。」

男「さ、俺は消える。」

お嬢「逃しませんわよ。」グイッ

男「!ちょっ…!」

パァァァァ

男「うっ!」

お嬢「眩しっ…!」

男「……。」

お嬢「……。」

お嬢「…あの…貴方様のお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか…?」

男「……男…です。」

お嬢「男様…。」ポッ

お嬢「……不躾で申し訳ありませんが、わたくし、貴方様に惚れましたわ。」

お嬢「どうかわたくしを娶って頂けませんでしょうか?」

男「」

お嬢「……男様?どうかなさいましたか?」

男「……いや、いきなりでなんと言ったらいいか…。」

お嬢「!…申し訳ありませんでした。わたくしとしたことが…。」

お嬢「端ない真似をしてしまいましたわね。お詫び申し上げます。」ペコリ

sp1「!お嬢様!探しましたよ!」タタタタタ

sp1「!貴様!お嬢様に何をしている!離れろ!」グワッ

お嬢「無礼な!!」カッ

お嬢「この方はわたくしが見初めた方ですわ!」

お嬢「この方に手を出すことはわたくしが許しません!!」

sp1「!失礼しました!」

sp1「…こちらブラボー、お嬢様を発見いたしました。」ザザッ

無線「了解した、すぐそちらに向かう。」ザザッ

お嬢「そういうわけですのでこれからわたくしの家へご招待致しますわ。」

男「…悪いけど用事の最中だから無理かなぁ。」アセアセ

お嬢「……左様でございますか…。」シュン

男「…すまんな。」

お嬢「!それならば!」

お嬢「わたくしがその用事に付き合えばよろしいのではありませんか?」

お嬢「如何でしょう?男様!名案でございましょう?」

スッ

??「お嬢様、どちらに行かれておられたのですか?探しましたよ?」

男「!!おわっ!いつの間に!ってか誰?」

お嬢「あ、執事、わたくし運命の出会いを致しましたの。」

お嬢「こちらの方にぶつかってしまったのですが…。」

お嬢「わたくしこの方に惚れてしまいました。」

執事「左様でございましたか。」

執事「失礼ですが貴方様のお名前を教えていただけませんでしょうか?」

男「男…だ。」

執事「男様…でございますね。わたくし執事と申します」ペコリ

お嬢「あ、わたくしお嬢と申します。」ペコリ

執事「!お嬢様、まさか……。」ゴゴゴゴ

お嬢「ゴメンナサイ、つい…。」シュン

執事「これは由々しきことでございます。」

執事「今後の社交界で恥じぬようこれからみっちり御勉強しましょう。」

執事「さ、行きますよ。」ニコォ

お嬢「執事…、恐ろしい顔ですわ…。」ゾゾ

男「般若というか悪魔というか…。この世のものとは思えない笑みだな…。」

執事「男様、本日はお嬢様が大変御世話になりました。」

執事「今後も宜しくお願い致します。」ペコリ

お嬢「名残惜しいですが…、失礼致しますわ…。」ペコリ

お嬢「ご機嫌よう…、愛しておりますわ。」

執事「今後は男様のご迷惑にならぬよう厳しく躾けますので。」

執事「では、失礼致します。」ペコリ

ブロロロロ

男「はぁ、疲れた…。」

男「……さて、買い物しに行かないとあいつら待ってるしな…。」

~~~~~~~~~

チーン オカイケイ3,675エンデス

男「あ~、しまった、もうこんな時間か。昼飯どうするかなぁ…。」

友「あれ?男じゃん。こんなところで何してるの?」

男「お、友、久しぶりに会った気がする。」

友「そうだよね。今週はずっと妹ちゃんの看病してたみたいだし…。」

友「忘れられちゃったかと思ったくらいだよ。」

男「??たった1週間で忘れるわけないだろ?」

友「あ、いや、こっちの話だから気にしないで。」

友「で、本題だけどこんなところでなにしてるの?」

男「あぁ、食材が切れそうだったから買いに来たんだけど…。」

男「そろそろ昼飯のメニュー考えなきゃな~って。」

友「へぇ、…じゃあボクも着いていっていい?」

男「う~ん。……はぁ?何言ってんの?」

友「え?だってこれからお昼でしょ?一度男の料理食べてみたいんだよねぇ。」

男「はぁ…。しょうがないなぁ。ひとり増えたところで問題ないしいいぞ。」

友「え?どういうこと?」

男「今妹と妹の友達が3人、それと幼がいるから…。7人か…。」

男「何作ろうかなぁ…。」

友「あれ?もしも~し、男さ~ん?」

男「よし、じゃあ急いで帰るか。」タタタタタ

友「え?ちょっ、置いてかないでよ~。」トタトタトタ



~~~~~~~~~

ガチャッ

男「ただいま~。」

友「こんちわ~。」

今週は殺人的に忙しくて書き溜めもできませんでした。
来週からは少し余裕が出そうなので書き溜め&投下ができそうです。

それじゃおやすみ

~~~~~~~~~

ガチャッ

男「ただいま~。」

友「こんちわ~。」

妹「あれ?友さんいらっしゃい。」ニパ

友「やぁやぁ、妹ちゃん、良くなったみたいだね。体調どう?」

妹「お陰様でもうすっかりいいですよ。」

幼「あやっ?珍しい。どうしたの?」

友「男の手料理食べに来たよ~。」

妹友1「え?男さんって料理できるんですか?」

妹友2「すご~い、何作るんですか?」

男子「妹友2に教えてあげてください。お願いします。」

妹友2「え?そんなにわたしの料理ひどい?」

妹友1「まぁ、家庭科1じゃぁねぇ…。」

幼「今のうちに習っておいたほうがいいよ~。」

幼「結局胃袋掴めば勝ちだからね。」

男「お前はしっかり餌付けされてるけどな。」

男「さて、ちゃっちゃと支度するわ。」

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