―――贖罪の街―――


リンドウ｢お！何とか一人でオウガテイル倒せたみたいだな｣

コウタ｢へへ……｣

pipipipipi

リンドウ｢と、ちょっと連絡が来た。周囲の警戒を頼めるか？｣

コウタ｢まっかせといて下さい！｣

リンドウ｢すまんな｣

ｺﾁﾗﾘﾝﾄﾞｳ........

コウタ｢……｣

ｶﾞﾁｬﾝ

コウタ｢俺……、ゴッドイーターになれんたんだ……｣

コウタ｢これで少しは母さんとノゾミの生活が楽になる……｣

コウタ｢……｣

コウタ｢気を抜いてちゃいけないな！｣

コウタ｢警戒警戒と……｣ｷｮﾛｷｮﾛ

コウタ｢……｣

コウタ｢……て、言ってももさっきリンドウさんが俺がオウガテイル倒してる間に周りにいたアラガミを倒しちゃってるから何もないんだけどさ……｣

……ｲﾀ…………

コウタ｢？｣ｸﾙｯ

コウタ｢今誰かに話しかけられた気が……｣

コウタ｢……気のせいか｣ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

……ｷ…ｶﾞ………ﾃﾞﾝ…ﾂ……

コウタ｢！｣ｸﾙｯ

コウタ｢これは気のせいじゃない……！確かにだれかの声が！｣

コウタ｢もしかしたら逃げ遅れた人が近くにいるのかな｣ﾁﾗｯ

リンドウ｢～～～～、～～～～～｣

コウタ｢まだ、話し込んでるみたいだし、少し離れても大丈夫だよな……？｣

ｶﾞﾁｮﾝ

コウタ｢うっし、少し散策するか！｣ﾀｯ

―――贖罪の街―――

エリアI


コウタ｢ここから辺から声が聞こえた気がする……｣

コウタ｢誰かー！誰かいないんですかー！｣

ｼｰﾝ........

コウタ｢……｣

コウタ｢やっぱりオレの空耳だったのかな……？｣

コウタ｢ま、それなそれでいっか。取り敢えずリンドウさんのところに戻ろう｣

……ﾏｯ………ｲ………ｳｶﾞ………

コウタ｢……あ～もう、空耳かそうじゃないかハッキリしてくれよ！｣

ｺﾞﾄｯ

コウタ｢！？｣ﾋﾞｸｯ

コウタ｢な、何の音だ……？｣ｸﾙｯ

コウタ｢……何もないじゃないか｣

ﾁｶｯﾁｶｯ

コウタ｢ん？あんな所に光ってるものが……｣

コウタ｢さっきまでは無かったはずだけど｣

ｽﾀｽﾀ

ﾋｮｲ

コウタ｢……何だこれ｣

コウタ｢ベルト……、みたいな感じだけどかなり派手な装飾がされてるなぁ｣

ｸﾙｯ

コウタ｢文字……？少なくともオレたちの遣ってるのとは違うみたいだ｣

コウタ｢真ん中のは……、宝石？灰色だけど｣

コウタ｢全体的に的にかなりオンボロだな｣

ﾎﾞﾛｯ

コウタ｢帰ってから磨いてあげればキレイになりそうだな｣

コウタ｢……｣

コウタ｢て、なんでオレこれを持って帰ろうとしてんだ！？｣

コウタ｢大した資材にはならなさそうだし捨てて帰るか｣

コウタ｢……｣ｼﾞｰ

ﾎﾟｲｯ