ロリばばあ「緑茶はうまいのぅ」 男「それメロンソーダだろ」(9)

ロリばばあ「はて?何のことかな?わしは『めろんそぅだ』など知らんぞ?」

男「じゃあ確かめるから一口飲ませてよ」

ロリばばあ「駄目じゃ」

男「なんでさ?」

ロリばばあ「か、間接きっすになってしまうじゃないか///馬鹿者め///」

男「いや、そもそもその湯呑み俺のだし……」

ロリばばあ「もうすぐ敬老の日じゃな」

男「お前、ひな祭りの時もそんなこと言ってなかった?」

ロリばばあ「というわけで何か労いがあるんじゃろ?くれ」

男「急に言われてもねぇよ」

ロリばばあ「じゃあ明日いっしょに買いに行くぞ!」

男「何か欲しい物があるのか?」

ロリばばあ「セニアカー」

男「リアカーで十分だろ」

ロリばばあ「まったく最近の若者は……」

男「何かあったのか?」

ロリばばあ「久しぶりに散歩で公園に行ったら『がむ』を踏んでしまったんじゃ」

男「お前だってこの前『風情があるんじゃ』とか言ってベランダから外にスイカの種吹き出してたじゃないか」

ロリばばあ「子供がしたことなんじゃから許してくれるじゃろ」

男「都合のいい奴だ」

ロリばばあ「のう男、カルタやらんか?」

男「二人じゃできないだろ」

ロリばばあ「『はんでぃ』でわしが札を詠めばよかろう」

男「恥知らずめ」

ロリばばあ「昔からよく言われる」

数分後

男「リーチの差は簡単に埋まらないものだな」ドッサリ

ロリばばあ「……孫の手使っていいじゃろうか?」

ロリばばあ「男ー、梨と柿どっちがいいかのー?」

男「剥いてくれんの?」

ロリばばあ「いや、まずとってくる」

男「法律は守ろうぜ?」

ロリばばあ「盗ってくるじゃなくて、採ってくるじゃ、たわけが」

男「日頃の行いが悪いからだ」



ロリばばあ「ほら急がないと日が暮れるぞ」ぺちぺち

男「籠持たされる身にもなれよな……」

ロリばばあ「あっ!後ろに熊が!」

男「騙されねぇぞ」

ロリばばあ「あっ!後ろからべとべとさんが!」

男「急がなくても問題ない妖怪だな」

ロリばばあ「あっ!後ろから土転びが!」

男「そりゃマズいな」

ロリばばあ「男、漫画貸してくれんか?」

男「お前がそういうのに興味を示すとは珍しいな」

ロリばばあ「もう水戸黄門は見飽きたわい、たまには若者の文化に触れんとな」

男「ふーん、で、どんなのを所望するのかな?」

ロリばばあ「わし向けのやつを頼む」

男「なかなか難しいな」

15分後

ロリばばあ「まだかー?」

男「よし、これでいいだろう、ホラ」

ロリばばあ「えっーと?……英語だから読めんな…」

男「ドラゴンボールだ、少し古いけど名作だぞ」

ロリばばあ「ふーん……まあ借りてくとするかの」

五日後

ロリばばあ「ほら、返すぞ」

男「読んでみてどうだった?」

ロリばばあ「面白かったが……わしの好きな『やむちゃ』が後半になってから活躍しなくなったのは、ちともの寂しいかのぅ」

男「えっ、何でヤムチャ?」

ロリばばあ「何かあの駄目男ぶりが放っとけなくてな」

男「ああ、母性か」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年12月01日 (日) 14:58:42   ID: _ibOpRBS

最高wwww

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