音ノ木坂は共学だけど、男子生徒は2人しかいないという設定。
思いつきなんでガバガバかもです
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なんかアイドルグループがうちの高校で結成されると聞きつけた元ダンサー志望の俺は、便乗してマネージャーを志願した。
大反対する親友を振り切って、マネージャーとして落ち着いた俺には、わりかし色んな困難があった。
(作中の方言はガバガバです)
男「何しよっと?」
海未「……え? ああ、ストレッチですよ。見ての通りに」
男「そんなんで?」
海未「何か間違ってますか?」
男「いや、そんなんじゃ柔軟にも運動にもならんって。もっと本腰入れんと」
海未「あの、前も聞きましたけど、どこ出身なんですあなたは?」
男「関係ないでしょそんなこと。……ああ、だから、こうしてこうだって!」
海未「うわ、あなた見かけによらず体柔らかいですね。何かされてたんですか?」
男「ちょっとね。あ、そだ。部室に用事ができたわ。じゃ」
海未「はぁ……では」
ーー部室ーー
男「おっ、ちっちゃい先輩。どうも」
にこ「あんたがデカイのよ! てゆーか、出会い頭に何よ」
男「いやぁ、弄りたくなるんですよね。先輩みると」
にこ「ちょっ、撫でんな! で、本当に何の用なのよ」
男「こないだのライブがあったじゃないすか。俺がマネージャーとして入るキッカケになったアレ」
にこ「うん、あれがどうかした?」
男「先輩的には手応え、どうだったっすか?」
にこ「う〜ん、悪くは無かったけど、欲を言うならもっと観客が欲しかったわね」
男「そうですか」
にこ「で、それが何?」
男「いや、なんでも無いです。あと、調べたいことがあるんでPC使いますね」
にこ「?……まぁ、いいけど」
〜数分後〜
ーー部室ーー
絵里「じゃあ、次のライブに向けての会議を始めます!」
真姫「なに張り切ってんのよ……」
穂乃果「前回は結構成功だったと思うから、前回と同んなじでいいんじゃない?」
ことり「うん、ことりもちょっと次のライブは衣装作る時間がないのよね」
にこ「あんた、いつまでやってんの調べ物」
男「いや、まだかかりそうなんで」
花陽「何してるんですか、先輩」
男「いや、前回は俺が観てて酷かったからね。曲の振り付けとかの構成を見直してんの」
海未「酷かった、と言うのは具体的にどの辺りがですか?」
男「第一にはダンスかな。その次に歌。歌唱力ね。その次には表情だね」
絵里「何してるの?」
希「マネージャーくんが色々考えてくれとるらしいんよ」
凛「良くわかんないけど、それって全部悪かったってことじゃない?」
男「まぁ、はっきり言うとそうなんだが」
男「と、言うわけでお前達には今日からこのメニューをこなしてもらいます!」ドッサアアア
穂乃果「え、何この量は……」
凛「これを調べてたってこと?」
男「まあそゆこと。できるよね、そこの西木野くん?」
真姫「ええっ!? なんで私に振るのよ」
にこ「ていうか、なんで私たちのライブ全否定されて黙ってんのよ皆は!」
ことり「あ、そうだった」
海未「根拠を所望します」
男「OK分かった。じゃあまず第一に……」
男「動きがカタイ! 柔軟ができてねー証拠だ。あとは、眠たくなるようなしょっぱい歌声。ダンス中だから、とか甘えたこと言うてる場合やないけんな」
穂乃果「まぁ、確かにキツいな、ってのはあったけどさ」
希「歌声ってのは、単に下手やったってことなん?」
にこ「単に下手なだけならこいつは言わないわよ。多分、他に何かあんでしょ」
男「そうねぇ、お前等はせめてカラオケレベルよりかは上に立ってもらわんと困るな。マネージャーとしては」
男「単に歌が下手なのは実際才能ってのもあるから、俺もとやかく言わんけども」
男「問題はテキトーに歌っとること。感情を込めとらんな、貴様ら」
海未「そ、そんなこと無いでしょう」
花陽「私は、ダンスに夢中って言うか、他のことを考えてる暇が無かったって感じで……」
男「うんうん。だから、このメニューをしてもらう。アイドルは体力勝負やけんな!」
ーー屋上ーー
男「念のために言うとくけど、お前等がつけたらあかんのは腹筋!」
海未「何故?」
にこ「分かり切ってんでしょそんなの!」
男「うん。そのちっこいのが言うように、分かり切ってるな。もし見られたらファンは引く可能性がある」
にこ「ちっこいゆーな!」
真姫「まぁ……確かに」
男「じゃ、メニュー通りにな。俺はこれで帰るけど頑張ってな」
穂乃果「えっ、帰っちゃうの?」
男「悪いけど用事があってな。じゃな」
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