唯「安価で男性恐怖症を克服する」 (40)
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唯「けいおんの平沢唯ちゃんかと思った? 残念! ココロコネクトの桐山唯ちゃんでした!」
唯(太一の金的をきっかけに、少しは男への恐怖感がなくなったけど、まだ近づかれたりすると怖いわ
何とか完全に克服したいわ)
唯「とりあえず誰かに電話して相談してみよう!」
1伊織
2稲葉
3太一
4青木
5藤島
6その他
⑥紬
唯「安価付け忘れてたわ、ごめんなさい
>>2の紬って、もしかしてけいおんの琴吹紬さんかしら?」
ピポパポ(電話のボタン押す音)
唯「しまった!ボタン押し間違えてた!」
???「もしもし」
唯「すっ、すみません! 番号を間違えまし」
???「もしかして唯ちゃん? 中学の時同じクラスだった」
唯「へ? まさかこの声、琴吹紬さん?」
紬「そうよ♪ 久しぶりね~桐山唯ちゃん」
唯「お久しぶり。ところで琴吹さんって、こんなにテンション高い人だったっけ?」
紬「うふふ、高校で色々あったからね♪」
唯「色々ねぇ……」
いじめよくない
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↑>>9の末路
紬「そうなの、かけ間違いだったのね。久しぶりに唯ちゃんとお話できると思ったのに……」
唯「ごめんっ。また今度かけ直す」
紬「でも一つだけ聞かせてくれない? 男性恐怖症、治りそう?」
唯(そうだ、誰かに男性恐怖症克服のためのアドバイスを貰おうとしてたんだわ。文研部のメンバーにこだわる必要はないじゃない)
唯「ちょうどそのことで同じ部活の子に相談しようと思ってたんだけど……琴吹さん、大丈夫?」
紬「どんとこいです!」
唯「かくかくしかじかで(人格入れ替わりとかふうせんかずらのことは省いて経緯を説明)」
紬「へぇ~、じゃあ高校生活、色々楽しくやれてるのね。よかったわ」
唯「それで、男性恐怖症の克服になりそうないい案ってないかな? 少し試してみたいの」
紬「それなら、>>15とかどうかしら?」
えんじょこうさい!
紬「援助交際とかどうかしら?」
唯「援助交際!? いわゆる出会い系サイトとかに登録してどうこうするってやつ!?」
紬「ええ、そうよ♪ 荒療治もトラウマ克服には必要だと思うわ」
唯「ううーん、少しと言わず物凄く怖いわ」
紬「ダメだった?」
唯「ううん、一応候補の一つとして考えておくわ」
電話終わりました
唯「と言ってはみたものの、安価は絶対よね……」
唯「とりあえず登録するだけなら……」ポチポチ
霧島瑠璃さん、登録完了しました。
唯「怖いから偽名にしたけどねっ!」
数日後!
唯「登録だけしといたサイトだけど、まさか『一度お会いしたい』って誘いがくるなんて……」
???「霧島さん、(略)一度お会いしませんか? 今週の日曜日の正午に、>>21で待っています。>>22(名前)」
>>22はそれなりにメジャーな作品のキャラならおK
>>1が知らないキャラなら再安価で
桜が丘女子高等学校
琴吹紬
「霧島さん、(略)一度お会いしませんか? 今週の日曜日の正午に、桜が丘女子高等学校で待っています。琴吹紬」
唯「へ?」
目をゴシゴシしてもう一度携帯の画面を見て
「霧島さん、(略)一度お会いしませんか? 今週の日曜日の正午に、桜が丘女子高等学校で待っています。琴吹紬」
唯「……何かの冗談よね?」
唯「まさか琴吹さんも同じサイトに登録してたなんて……でもおかしいわよね。普通『出会い系サイト』って異性とお近づきになるために利用するサイトじゃないかしら?」
唯「確かに偽名は使ったけど、『瑠璃』って名前なら女の子だと思うはずだし、というかまず性別の登録だってするし……きっと何かの手違いよ手違い……」
金曜日の放課後、文研部室!
唯(でもきっと琴吹さん、待ってくれてるだろうし、とりあえず行くだけ行ってみた方がいいかしら……)
伊織「稲葉ん隊長!」
稲葉「どうした伊織……って隊長は要らん!」
伊織「先程から、唯隊員が何やら落ち着きがありません! 何度も何度も携帯の画面を見て、何かを思案している模様であります!」
青木「稲葉っちゃん、唯ったら朝からこんな感じなんだよ。こっちから話しかけても上の空だし」
太一「そうなのか、いつもの桐山らしくないな」
伊織「ってことらしいよ稲葉ん。どっするの?」
稲葉「決まってるだろう?」
ヒョイ(唯の手から携帯取り上げ)
唯「ちょっ、ちょっと何すんのよ稲葉!?」
太一・伊織・青木(さすがにそれはねーだろ……)
稲葉「霧島さん、(略)一度お会いしませんか? 今週の日曜日の正午に、桜が丘女子高等学校で待っています。琴吹紬」
唯「」
稲葉「……唯、色々言いたいことはあるが……とりあえずすまん!」
唯「読み上げてから謝られてもね……」
太一「その紬って人は、名前からして女子、だよな?」
唯「え、ええ。中学の時のクラスメートだった子なんだけど、何故かこんなことになってて」
青木「俺という男がいながら唯が出会い系サイトに登録してるなんて……しかも女の子との出会いを求めてたなんて……」
唯「そういうつもりはないっての! 後アンタと付き合ってるという既成事実を作らないで!」
伊織「唯も藤島さんと同じ道に走ってしまうんかい、そっち行ってまうんかい」
稲葉「だーもー、お前らうるさい!」
太一・伊織・青木(稲葉・稲葉ん・稲葉っちゃんが一番うるさいよ……)
稲葉「アタシとしては、恋愛の形は人それぞれだと考えてるからな。別に百合だろうが薔薇だろうが当人同士が納得してるなら構わん」
伊織「藤島さんみたいなこと言うんだね稲葉ん」
稲葉「お前の場合は男性恐怖症の件もあるしな。この際倫理的にどうとか、生物学的にどうとかは置いといて、お前は同性と付き合うことに対して抵抗はないのか、唯?」
青木「いやおかしいでしょ稲葉っちゃん! 普通は男と女、異性で結ばれるもんでしょ」
稲葉「だがな青木、全人類の約10%は同性愛者だそうだぞ。割合としてはかなり多くはないか?」
太一「確かにな。俺の好きなプロレス番組の平均視聴率より遥かに高いし」
伊織「まーた始まったよ、よくわからんプロレス比喩」
唯(単に男性恐怖症の克服のための手段を模索してただけなのに、どうしてこうなった!?)「あ、あたしは……」
1男なんて不潔! 付き合うなら女の子とがいい!
2まだわからないわ。今まで恋愛についてちゃんと考えたことなんてなかったもの
3ちゃんと男性恐怖症を克服して、男性(青木とは言ってない)と付き合うつもりよ
4あたしは一生誰とも付き合うつもりはないわ! 恋愛なんてしょせん粘膜が作り出した妄想よ!
>>37で
紬と会うかはyesかnoで>>38
ギニアス兄さん
スレないから>>36採用
唯「あたしは一生誰とも付き合うつもりはないわ! 恋愛なんてしょせん粘膜が作り出した妄想よ!」
青木「ゆ、唯……」
稲葉「マジかよ、別にそこまで追い詰めたつもりはなかったんだがな」
唯「琴吹さんにもお断りの連絡しとくわ。まあ今度、友達として会うのはアリだけどね」
唯「という訳でごめんなさい、と。送信」
紬「……仕方ないわね」
???「琴吹紬が敗れたようね」
???「そうですわね。しょせん彼女はレズ四天王一番の小物ですの」
???「他人のレズプレイを傍観しているだけで自らが参加しないとはレズ界の恥さらしよ」
太一「レズ四天王の一人『沢庵』琴吹紬を破った『神童』桐山唯、しかしこれはまだ戦いの始まりに過ぎなかったのであった」
次回、山星高校武道伝KIRIYAMA「第二の四天王、時を駆ける悪魔」乞うご期待!!
伊織「って何言ってんだよ太一!?」
唯「男とも女とも、恋愛をしないと誓ったあたしは、ひたすらに己の肉体を鍛えあげる道を選択した。
最早他人からどう見られようが関係ないと考え、長かった髪もバッサリ切断。
青木は猛烈に反対したし、しばらくは好き好きアピールを続けてたけど、『好きな人の決意をねじ曲げるのは失礼だ』とか何とか言って、身を引いたわ」
稲葉「唯はそのうち文研部にも姿を見せなくなった。空いている時間はひたすら己の肉体を痛めつけているらしかった。一年後、久々に唯に会った時には、あの小柄で快活だった少女の面影は、最早どこにもなかった」
青木「唯が108の武装組織を鍛え上げた肉体一つで壊滅させ、現代の『武神』として伝えられたのは、それから程なくしてのことであった」
おしまい
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