イリヤ「暇だからキリツグを追いかけて日本に行く」 (1000)

イリヤ「はぁ…暇だなぁ」

イリヤ「お母様とキリツグは日本に行っちゃったし、おじいさまは外に連れ出してくれないし」

イリヤ「こんな事なら無理やりついていけばよかった」

イリヤ「………そうだ!今からでも追いかければいいのよ」

イリヤ「よーし、そうと決まれば早速出かけなきゃ!えっと、お財布持って、ぬいぐるみ持って…」

イリヤ「荷物はこれでいいよね?おじいさまに見つからない内にお城からでなくちゃ」






イリヤがキリツグ達の元へ行こうと奮闘するSS
・選択肢によって展開が変わる
・思いつき進行
・DEADまみれ
・タイガー道場
・ご都合主義
・原作無視
・猟奇

以上の点が含まれる(可能性がある)ので、許容出来ない方はなにも言わずにブラウザバックする事をオススメします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1414685418

イリヤ「という事で早速お城から出たいけど…」

イリヤ「そのまま出ようとしたら見張りに見つかっちゃうし…どうすればいいのかな?」




1:見張りに見つからないようにこっそり屋敷内を素通りして普通に出る
2:カーテンを結んでしがみつきながら窓から降りる
3:部屋の中を探して使えそうなものが無いか調べる


選択安価 安価下2

イリヤ「焦る事はないわ、こういう時はお部屋の中を探索して何かないか調べ直してみましょう」ガサゴソ

イリヤ「うーん…あ、お母様から貰ったお守りがあった!」

イリヤ「持ってたらお母様が守ってくれるかな?」

イリヤ「とりあえず持っていってもいいよね」ゴソゴソ



コンコン


イリヤ「はーい」


ガチャ



ホムンクルス「お待たせ致しました、本日の朝食でございます」




そういえば朝ごはんを食べていなかったのでとりあえず食べておく事にした。

お腹がすいて動けなくなったら大変よね。おやつも欲しいな



ホムンクルス「おやつですか…では、焼き菓子をご用意いたします」





焼き菓子をもらった。お腹がすいたら食べよう。



イリヤ「よりみちしちゃったけど、大丈夫よね?」


1:見張りに見つからないようにこっそり屋敷内を素通りして普通に出る
2:カーテンを結んでしがみつきながら窓から降りる

選択安価 安価下2

イリヤ「とりあえず見張りに見つからなければ大丈夫だよね…こっそりこっそり」


ガヤ

イリヤ「…誰もいないよね?」コソコソ

イリヤ「このまままっすぐ進めばエントランスで、そのまま外に出れるけど…」

イリヤ「真っ直ぐ進んで見張りに見つかったらお部屋に連れ戻されちゃう」

イリヤ「でも、もたもた回り道してると部屋にいない事がバレちゃうし」




1 最短距離を進んで外に出よう
2 回り道をして慎重に進もう

選択安価 安価下2

イリヤ「見つかったらもともこもないし…脇道を通って進んだ方がいいよね」スッ




リズ「………?」

セラ「リズ、どうかしましたか?」

リズ「…なんでもない」

リズ「(…気のせいかな?)」



イリヤ「ふふん、時間はかかったけどなんとかお城から出る事に成功したわ」

イリヤ「でも…出たのはいいけど、どうやって追いつけばいいのかな」

イリヤ「とりあえず、キリツグ達が出て行った方向にいけばきっと追いつくもんね!」




-アインツベルンの森-


イリヤ「えっと、キリツグ達はこっちに向かったから…」トテトテ

イリヤ「…なにこれ、壁みたいなのがある」※結界です

イリヤ「この壁みたいなの、邪魔だなぁ」



1 結界を壊して先に進む
2 結界を通り抜けられないか試してみる
3 解決案が浮かぶまで待つ

選択安価 安価下2

イリヤ「うーん、どうすればいいんだろう」

イリヤ「うーん………」



イリヤガイナイゾ!ダッソウダ!



ホムンクルス「イリヤ様、勝手に出歩かれては困ります」

イリヤ「あれ、もう見つかっちゃった!?」

ホムンクルス「申し訳ありませんが、お部屋に戻っていただきます」

イリヤ「」ガーン



その後、私はお部屋に連れ戻された。

部屋は厳重に守られ、私がキリツグに会いに行く事はできなくなった…


BADEND もたもたしている暇はない

-タイガー道場-


大河「はいはーい、皆さんお待ちかねのタイガー道場ですよー!」

大河「という訳で、このコーナーではBADやDEADに進んでしまって先に進めない皆への救済を私達が行っちゃうぞー」

アーチャー「ちょっと待て、何故私がここに連れてこられている」

大河「だって本来の相方の弟子一号が今回主役しちゃってるから、代わりがいないと寂しいじゃない」

アーチャー「私でなくともいいと思うのだが…」

大河「細かい事は気にしない!相方はローテーションのつもりだから、そこよろしく!」

アーチャー「はぁ…仕方ない」

大河「さて、今回の失敗の原因は…これですね。部屋から抜け出してから悠長に構えていたらそりゃすぐ追いつかれますよ」

大河「見張りだって無能じゃないんです。部屋で大人しくしている内は少し位のんびりしててもいいけど外に出たらすぐに遠くに逃げないと」

大河「ちなみに外に出た後は危険がいっぱい!結界を抜けるまでがチュートリアルだから、覚悟しててねー!」

アーチャー「ちなみに結界を抜けた後はどうすればよいのだ?」

大河「とりあえず日本に向かえばいいんじゃないかな」

アーチャー「どうやって?」

大河「………頑張って」

アーチャー「ちょっと待て!まさか考えていないという事はあるまいな!?」

大河「やだなぁちゃんと考えてありますよ。最も割と最初の方でその手段が得られるか否かが決まっちゃうけど」

アーチャー「というと?」

大河「それ以上は今は言えないなぁ…それじゃ、気をとりなおしてその日の初めからリトライしてみよう!」

イリヤ「はっ!?」

イリヤ「もたもたしてたら見張りに見つかって二度とキリツグ達にあえなくなる夢を見た気がする…」


イリヤ「ううん、そんな事はない…はず」


1:見張りに見つからないようにこっそり屋敷内を素通りして普通に出る
2:カーテンを結んでしがみつきながら窓から降りる
3:部屋の中を探して使えそうなものが無いか調べる


選択安価 安価下2

イリヤ「焦る事はないわ、こういう時はお部屋の中を探索して何かないか調べ直してみましょう」ガサゴソ

イリヤ「うーん…あ、お母様から貰ったお守りがあった!」

イリヤ「持ってたらお母様が守ってくれるかな?」

イリヤ「とりあえず持っていってもいいよね」ゴソゴソ

イリヤ「(あれ、前にもこんな事があった気がする)」



コンコン


イリヤ「はーい」


ガチャ



ホムンクルス「お待たせ致しました、本日の朝食でございます」




そういえば朝ごはんを食べていなかったのでとりあえず食べておく事にした。

お腹がすいて動けなくなったら大変よね。おやつも欲しいな



ホムンクルス「おやつですか…では、焼き菓子をご用意いたします」





焼き菓子をもらった。お腹がすいたら食べよう。



イリヤ「よりみちしちゃったけど、大丈夫よね?」


1:見張りに見つからないようにこっそり屋敷内を素通りして普通に出る
2:カーテンを結んでしがみつきながら窓から降りる

選択安価 安価下2

イリヤ「そうだ、前にセイバーっていう人がやってたやり方で窓から出てみよう」

イリヤ「うんしょ…うんしょ…うーん…ぷはっ」

イリヤ「カーテンの結び目はこれでいいのかな?」クイックイッ

イリヤ「よし、早速外に出なきゃ」スッ



ビュオオオオオオ…


イリヤ「ひっ…」

イリヤ「こ、怖い…高いよ。でも、キリツグ達に会いに行く為には頑張らないと」

イリヤ「うんしょ、うんしょ…あれ?」



イリヤ「う、うそ…高さが足りてない」

イリヤ「ど、どうしよう。そうだ、早く登らないと」



シュルッ



イリヤ「え?」





急に落ち始めた。

何が起きたのか一瞬わからなかったけど、窓の方を見て何が起きたのかわかった

力が足りなくて、カーテンの結び目がしっかり結ばれていなかったのだ。

当然、結び目がほどけた事により、ぶら下がっていた私の身体は地面に真っ逆さま

そして…


アインツベルンの城付近に、小さな赤い花が咲いた。



DEADEND 子供が無茶をしてはいけません

-タイガー道場-


大河「ワルイゴイネガー!はい、またあっちゃいましたね皆さん。タイガー道場の時間だよー」

アーチャー「…まさかこんなに早く再会するとは思っていなかったぞ」

大河「まだ見ぬ選択肢に惹きつけられちゃったんだよね、分かるよーその気持ち」

大河「だがしかし!その好奇心が非力な女の子を血祭りにしてしまう。ここはそういう世界だという事をお忘れなく」

アーチャー「で、今回の失敗は?」

大河「イリヤちゃんは非力な女の子です。つい先日までお父さんと遊んでいただけのかよわい娘なんです」

大河「そんな箱入り娘がいきなり映画みたいな事を出来るかと言われれば答えは当然NO!」

大河「だから、くれぐれも無茶しただめだぞ」

アーチャー「まぁ、確かにそうだな。第5次を見る限りだととてもそうは見えんが」

大河「10年の間に人はこうも変わるのか…さて、今回の注意はここまで。次のBAD・DEADで会いましょう」

イリヤ「はっ!?」

イリヤ「窓から出ようとして地面に落ちて死んだ夢を見た気がする…」


イリヤ「窓怖い…窓怖い…」ブツブツ


1:見張りに見つからないようにこっそり屋敷内を素通りして普通に出る
2:部屋の中を探して使えそうなものが無いか調べる


選択安価 安価下2

イリヤ「焦る事はないわ、こういう時はお部屋の中を探索して何かないか調べ直してみましょう」ガサゴソ

イリヤ「うーん…あ、お母様から貰ったお守りがあった!」

イリヤ「持ってたらお母様が守ってくれるかな?」

イリヤ「とりあえず持っていってもいいよね」ゴソゴソ

イリヤ「(あれ、前にもこんな事があった気がする)」

コンコン

イリヤ「はーい」

ガチャ


ホムンクルス「お待たせ致しました、本日の朝食でございます」


そういえば朝ごはんを食べていなかったのでとりあえず食べておく事にした。

お腹がすいて動けなくなったら大変よね。おやつも欲しいな

ホムンクルス「おやつですか…では、焼き菓子をご用意いたします」


焼き菓子をもらった。お腹がすいたら食べよう。






イリヤ「とりあえず見張りに見つからなければ大丈夫だよね…こっそりこっそり」


ガヤ

イリヤ「…誰もいないよね?」コソコソ

イリヤ「このまままっすぐ進めばエントランスで、そのまま外に出れるけど…」

イリヤ「真っ直ぐ進んで見張りに見つかったらお部屋に連れ戻されちゃう」

イリヤ「でも、もたもた回り道してると部屋にいない事がバレちゃうし」




1 最短距離を進んで外に出よう
2 回り道をして慎重に進もう

選択安価 安価下2

イリヤ「見つかったらもともこもないし…脇道を通って進んだ方がいいよね」スッ




リズ「………?」

セラ「リズ、どうかしましたか?」

リズ「…なんでもない」

リズ「(…気のせいかな?)」



イリヤ「ふふん、時間はかかったけどなんとかお城から出る事に成功したわ」

イリヤ「でも…出たのはいいけど、どうやって追いつけばいいのかな」

イリヤ「とりあえず、キリツグ達が出て行った方向にいけばきっと追いつくもんね!」




-アインツベルンの森-


イリヤ「えっと、キリツグ達はこっちに向かったから…」トテトテ

イリヤ「…なにこれ、壁みたいなのがある」※結界です

イリヤ「この壁みたいなの、邪魔だなぁ」



1 結界を壊して先に進む
2 結界を通り抜けられないか試してみる

選択安価 安価下2

イリヤ「きっとキリツグ達もこの先に進んだから、私も通れるかもしれない」スッ


イリヤ「…普通に通れちゃった」

イリヤ「とりあえずここを進んで…どうすればいいんだろう」



ワオーン…



イリヤ「え?な、なに…?」

狼「グルルルル…」

イリヤ「い、いやだ…来ないで」

イリヤ「ど、どうしよう。襲って来そう」




1 逃げ出す
2 結界内に引き返す
3 焼き菓子をばらまいて気を取られてる隙に逃げる

選択安価 安価下2

イリヤ「そ、そうだ…朝もらったお菓子」ガサゴソ

イリヤ「えい!えい!こっちのほうが美味しいよ!」ポイッポイッ

狼「………」

イリヤ「…あれ?」

狼「グルルルルル」

イリヤ「や、やだ!助けて!!}

狼「ガァー!」バッ




狼に襲われた私には、抵抗する術はなかった。

肉を噛みちぎられ、悲鳴をあげ、助けは来てくれず。

お母様とキリツグの名前を最期まで叫びながら、私は狼に食い殺された。



DEADEND 獣はお菓子よりお肉が好み

-タイガー道場-


大河「はいはーい、もう3回目だね、タイガー道場の時間だよー」

アーチャー「もう深夜だというのに…朝起きれなくなっても知らんぞ」

大河「ここをどこだと思っているの?むしろ今こそが活動するべきなのがこの板よ」

アーチャー「それ以上は言うな。…で、言うまでもないとは思うが今回の死因は?」

大河「まず、肉食の野生の狼が目の前に美味しそうなお肉があるのにお菓子なんかにがっつくわけないだろと」

大河「狼にとって焼き菓子は未知の物体。それに比べてイリヤちゃんは美味しそうな新鮮なお肉!どっちを食べるかと言われれば一目瞭然です」

アーチャー「ではあの場合どうすればよかったのだ?」

大河「あの状態で狼に遭遇した時点で詰みです」

アーチャー「なん…だと!?」

大河「というか一人で行動するにも限界があるでしょうに…」

アーチャー「だが、協力者を用意しようにも協力してくれそうな人物がいないのだが」

大河「それじゃあ次のDEAD/BAD後にお会いしましょー」

アーチャー「なんでさ」

イリヤ「はっ!?」

イリヤ「狼に食べられて死んだ夢を見た気がする…」


イリヤ「一人怖い…誰か一緒に来てくれないかな…」ブツブツ


1:見張りに見つからないようにこっそり屋敷内を素通りして普通に出る
2:部屋の中を探して使えそうなものが無いか調べる


選択安価 安価下2

イリヤ「焦る事はないわ、こういう時はお部屋の中を探索して何かないか調べ直してみましょう」ガサゴソ

イリヤ「うーん…あ、お母様から貰ったお守りがあった!」

イリヤ「持ってたらお母様が守ってくれるかな?」

イリヤ「とりあえず持っていってもいいよね」ゴソゴソ

イリヤ「(あれ、前にもこんな事があった気がする)」

コンコン

イリヤ「はーい」

ガチャ


ホムンクルス「お待たせ致しました、本日の朝食でございます」


そういえば朝ごはんを食べていなかったのでとりあえず食べておく事にした。

お腹がすいて動けなくなったら大変よね。おやつも欲しいな

ホムンクルス「おやつですか…では、焼き菓子をご用意いたします」


焼き菓子をもらった。お腹がすいたら食べよう。






イリヤ「とりあえず見張りに見つからなければ大丈夫だよね…こっそりこっそり」


ガヤ

イリヤ「…誰もいないよね?」コソコソ

イリヤ「このまままっすぐ進めばエントランスで、そのまま外に出れるけど…」

イリヤ「真っ直ぐ進んで見張りに見つかったらお部屋に連れ戻されちゃう」

イリヤ「でも、もたもた回り道してると部屋にいない事がバレちゃうし」




1 最短距離を進んで外に出よう
2 回り道をして慎重に進もう

選択安価 安価下2

イリヤ「見つかったらもともこもないし…脇道を通って進んだ方がいいよね」スッ




リズ「………?」

セラ「リズ、どうかしましたか?」

リズ「…なんでもない」

リズ「(…気のせいかな?)」



イリヤ「ふふん、時間はかかったけどなんとかお城から出る事に成功したわ」

イリヤ「でも…出たのはいいけど、どうやって追いつけばいいのかな」

イリヤ「とりあえず、キリツグ達が出て行った方向にいけばきっと追いつくもんね!」




-アインツベルンの森-


イリヤ「えっと、キリツグ達はこっちに向かったから…」トテトテ

イリヤ「…なにこれ、壁みたいなのがある」※結界です

イリヤ「この壁みたいなの、邪魔だなぁ」



1 結界を壊して先に進む
2 結界を通り抜けられないか試してみる

選択安価 安価下2

イリヤ「むー…この壁邪魔だなぁ」

イリヤ「壊れてくれたら進めるのになぁ…」ペタ

ジジジ…カシャーン


イリヤ「うわっ!?」

イリヤ「ほんとに壊れちゃった…どうして?」

イリヤ「と、とりあえずこれでキリツグを追いかける事が出来るよね」タタタ





狼「………グルル」






イリヤ「森が広くてどっちにいけばいいのかわからなくなった…」

狼「グルル…」

イリヤ「…え?」

狼B「ガルル…」

イリヤ「な、なに…?やだ、来ないで!」



狼「ガルァアアアアアアアア!!」バッ

イリヤ「きゃああああああああああ!!」




ザシュッグサッドスッズシャア


イリヤ「…………!!」プルプル

イリヤ「………あれ?」

セラ「結界が壊されたので侵入者かと思えば、こんな所で何をしているのですか」

リズ「助けに来た」

イリヤ「セラ…リズ…うわぁああああああ怖かったよおおおおおおお!!」バッ

リズ「よしよし、怖かったね」サスサス

セラ「ご無事でなにより…ですが」

セラ「どうしてこのような所にいるのです?」

イリヤ「え…えっと…」


1:正直に話す
2:旅をしたいと言ってごまかす
3:家出すると言う

選択安価 安価下2

イリヤ「そのね…キリツグ達がいなくて、寂しかったから…」

セラ「それで追いかけようとしたと」

イリヤ「うん…ごめんなさい」

セラ「全く…それで勝手に城を出られては困ります」

イリヤ「………」シュン

リズ「…イリヤは、お父さんとお母さんに会いたい?」

イリヤ「…うん」

リズ「どんなに危険な道のりでも?会う前に怖い人達に攫われて解剖されたりホルマリン漬けにされたり、殺されたりするかもしれないけど、それでも会いに行きたい?」

イリヤ「…うん」

セラ「だめです、イリヤ様をそのような危険な目に合わせる訳にはいきません」

リズ「セラ、頭硬い」

セラ「何を言っているのです、これも全てはイリヤ様の為を思って…」

リズ「イリヤはお父さんに会いたがってる。だったら、それを応援する方がイリヤの為になる」

セラ「ですがアハtリズ「だからセラは頭硬い」

リズ「どうしてもというなら責めて日本への飛行機に乗るまではお供する。それくらいはいいでしょ」

セラ「…はぁ、後で説教されてもしりませんよ」

リズ「やった」

イリヤ「…いいの?」

セラ「いいもなにも、そこまでの覚悟があるなら止める権利はありません」

セラ「ですが気を付けてくださいね、外には危険がいっぱいです」

セラ「知らない人に着いていっちゃいけません、夜はなるべく出歩かないように、何かあっても誰も助けてくれません」

セラ「…では、私は誤魔化しの算段を付けてきます。リズ、今日中には戻らないとさすがに匿えませんから」

リズ「わかった。…じゃあ行こうか」

イリヤ「うん。…セラ、リズ、ありがと」

リズ「任せて。空港で手続きをするまでだけど、死徒や獣位なら倒せるから」





リズが 仲間に なったぞ!

道中安全の為中略

リズの護衛の元なんとか空港まで辿り着いた。

手続きは全部リズがやってくれたから、後は飛行機で日本に向かうだけ。

リズはアインツベルンに戻らないといけないからここでお別れする事になった。

飛行機の中で1夜過ごす事になり、昼過ぎには日本に着くって言ってた。

飛行機の中って思ってたより退屈。後狭い。

飛んだ時ははしゃいで騒いだりしたけど、少し気分悪くなったりしたかも。

そんなこんなで、窓から見える景色も真っ暗だし、もう眠くなってきたから今日は寝よう。





-1日目、終了-

セーブ完了

-タイガー道場-


大河「はいはーい、チュートリアルお疲れ様でしたー。という訳でタイガー道場いってみよー!」

アーチャー「おい、BADにもDEADにもなっていないのに何故道場が出て来た」

大河「そこに関しては今から説明しましょう」

大河「今回は1日の終わり、つまり就寝する毎に中継地点としてセーブされるのだ」

大河「これによって、会える直前にDEADしてアインツベルンからやり直しとかいう途方もない作業が発生する事がなくなるのだ」

大河「だから、次DEADしても夢落ちで醒めるのは飛行機の中!まぁ醒めた頃には日本に着くんだけどね」

大河「で、就寝する毎に中継地点は変わるけど…詰んでる時はその前の中継地点からスタートする「事もある」からねー」

アーチャー「ふむ、セーブポイントか…親切だな」

大河「というか、チュートリアルだけでここまでとは…思っていたよりもお父さんに会いに行く道のりは長そうです」

アーチャー「だが、日本に着けば後は切嗣に会うだけだろう?」

大河「ところがどっこい、イリヤちゃんは切嗣の日本での拠点を知らないのだ!」

大河「だから頑張って手がかりを掴んで、会いにいかないとね。頑張れイリヤちゃん!」

アーチャー「で、日本についたらリズもいないから再びイリヤ一人か…」

大河「空港までの道中も色々あったけどリズのおかげで安全だから省略しちゃった」テヘペロ

アーチャー「………」

大河「とりあえずアーチャーもチュートリアルお疲れ様、そろそろ次の担当と交代だからね、後はしっかり任せなさい」

アーチャー「交代するのはいいんだが、別に見守っていても構わんのだろう?」

大河「それじゃあ2日目スタートいってみよー!」

イリヤ「ん……」

イリヤ「あれ、ここは?」

イリヤ「そうだ、確か飛行機に乗ってキリツグに会いにいって…」

イリヤ「そうだ、日本に着いたから飛行機から降りないと」




イリヤ「日本についたのはいいけど、どこにいけばいいんだろう」

イリヤ「確かお母様とキリツグが日本に行く前に…」


-
--
---

切嗣「聖杯戦争は冬木で行われる。僕達も向かって準備を進めないとね」

アイリ「そうね…イリヤ、大丈夫かしら」


---
--
-



イリヤ「そうだ、冬木って所にいけばいいのね!」

イリヤ「お金も大丈夫、ちゃんとある…いけるわ!」(ユーロ)

イリヤ「待っててねキリツグ、お母様!イリヤはしっかり者だからちゃんと会いにいけるもん」



1:人に道を聞いて徒歩で冬木に向かう
2:バスや電車で冬木に向かう
3:タクシーで冬木に向かう

選択安価 安価下2

-タイガー道場-



大河「起きろおおおおお朝だぞおおおお!!」

ランサー「嫌、朝にしては遅くねぇか?」

大河「いいの!朝と言ったら朝なの!!しかしまぁ案の定寝落ちしちゃうとはねぇ」

ランサー「おぉ>>1よ、寝落ちしてしまうとは情けないってか」

大河「それじゃあ張り切って行ってみましょうか。果たしてイリヤちゃんは無事切嗣に会えるのか!?」

ランサー「ちょっと待て自己紹介させろ!」

大河「後でね!」

イリヤ「冬木への行き方を教えて欲しいの」

空港スタッフ「冬木でございますね。電車でのご移動ですか?それともタクシーでのご移動ですか?」

イリヤ「でんしゃ?たくしー?」

空港スタッフ「はい。タクシーで移動しようとするとかなりの料金がかかってしまうので電車やバスを使った移動がオススメですが」

イリヤ「よくわからないけど、でんしゃっていうのに乗ればいいのね?」

空港スタッフ「はい、電車でのご移動でしたらまず○○線に乗って××駅で乗り換えて…」




イリヤ「電車っていうのに乗れば冬木に行けるらしいから電車に乗るの!」

改札口「ピー!ピー!ピー!」ガコン

イリヤ「………」

イリヤ「なによ!なんで私は通してくれないのよ!?」

駅員「君、切符は買ったかな?」

イリヤ「きっぷ?なにそれ」

駅員「電車に乗るには切符を買う必要があるんだよ。お嬢ちゃんはどこまで行きたいのかな?」

イリヤ「んーとね、冬木!」

駅員「冬木か。だったら、あの入口から入って右側の電車に乗って××駅で…まぁわからなくなったらまた駅の人に聞いて確かめるといいよ。切符は向こうで買えるよ。料金間違えないようにね」スッ





イリヤ「切符っていうのを買わないと電車には乗れないみたいね」

イリヤ「冬木へ行く私はこの紙に書いてある料金の切符を買えばいいのね」スッ


モウシワケゴザイマセンガ、コノオカネハ…



イリヤ「………」

イリヤ「なんでよ!?イリヤには切符を売ってくれないの!?」

駅員「あー、ユーロか。ごめんねお嬢ちゃんこの国ではユーロは使えないんだ」

イリヤ「お金が使えないの?」

駅員「そういう訳じゃないけど…このままだと使えないね。換金はまだなのかな?」

イリヤ「かんきん?」

駅員「うん、空港の人にこのお金をこの国でも使えるお金に替えてもらうんだけど」

イリヤ「つまり、そのかんきんっていうのをすればお金を使えるようになるのね!」

駅員「そうだね。空港までの道のりはわかる?」

イリヤ「それくらいわかるもん!」

駅員「そうかそうか、それじゃあ気を付けてね」




イリヤ「空港に戻ってかんきんっていうのをしてもらったわ!」

イリヤ「見た事のないお金だけど、これがこっちのお金なのね…早速切符を買ってでんしゃで冬木へゴー!」




イリヤ「………」

イリヤ「どっちの入口から入ればいいんだっけ?」



1:右の入口に入ろう
2:左の入口に入ろう
3:困った時はえきいんさんに聞けばいいのよ!


選択安価 安価下2

イリヤ「右の入口に入ってみましょう」スッ




イリヤ「人がたくさんいるわね…なんだか落ち着かないわ」

マモナク、デンシャガマイリマス

イリヤ「もうすぐ電車が来るのね…どんな乗り物なのかな?」

プァアアアアアン!! イリヤ「!?」ビクッ

イリヤ「び、びっくりした…心臓が止まるかと思った」

イリヤ「と、とりあえずこのイモムシみたいな乗り物に乗ればいいのね!」




イリヤ「わぁー、外の景色が速く動いて見える!」

イリヤ「電車って速いのね!これなら冬木もあっという間よ!!」

乗客「(ほほえましいなぁ)」



………


マモナクーシュウテンー


イリヤ「あれ、もう動かないの? そういえば××駅とかも言われてなかったし…」

イリヤ「…そういえばお腹がすいた。お昼ご飯も食べたいな」



1:一度降りてこの辺りを観光してみよう
2:えきいんさんに聞いてみよう
3:お腹がすいたからお昼ご飯を食べよう

選択安価 安価下2

イリヤ「困った時はえきいんさんに聞けばいいって言ってたから、駅員さんに聞けばいいよね」



駅員「あ~、冬木市か。空港からだとこっちは全然違うかなぁ」

イリヤ「えっ」

駅員「とりあえず向こうの入口から入って、お嬢ちゃんが来た空港まで戻ったら降りてみて。それから…」



イリヤ「道を間違えてたみたい。電車って難しいのね」



駅員さんの指示に従って電車に乗っていった。

なんとか線とか複雑すぎてわけわからなかったけど、なんとか冬木市に着いたわ。

イリヤ「はぁ…もう夜だ」

ドンッ

男「おっとごめんよ」

イリヤ「もう、なによ!急にぶつかってきて、ひどいじゃない」

イリヤ「…お腹すいたなぁ。何か食べたい」


1:お腹もすいたし、ご飯を食べに行こう
2:キリツグがどこにいるか聞きたいな
3:もう疲れたから今日はどこかで休もう


選択安価 安価下2

イリヤ「お腹もすいたし、ご飯を食べましょう」

イリヤ「あそこのたいやきが食べたいわ。早速買わなくちゃ」



店員「へいらっしゃい!」

イリヤ「このたい焼きっていうのが欲しいの」

店員「たい焼き一つは100円になりやすぜ」

イリヤ「100円ね。今お金を…あれ?」ゴソゴソ

店員「?」

イリヤ「え、なんで?ちゃんとバッグの中にしまったはずなのに」ゴソゴソ

店員「お嬢ちゃん、どうかしたかい?」

イリヤ「さ、財布が…お金がなくなってる」

店員「あー…もしかしてお嬢ちゃん、スリにあったか」

イリヤ「すり?」

店員「ぶつかり際にお金を盗んでいく奴の事だ。心当たりはないか?」

イリヤ「うーん…あ!」

店員「…やっぱりか」

イリヤ「ど、どうしよう…お金がないとものが買えない」ウルウル

店員「参ったな…仕方ねぇ、ほらよ嬢ちゃん」スッ

イリヤ「え…いいの?」

店員「お前さんも被害者だからな。今回はおじちゃんからのサービスだ。けど次からは金を盗まれたりするなよ」

イリヤ「…ありがとう」




たい焼きを食べた。お金がなくなった…



イリヤ「これからどうしよう」


1:冬木市を観光する
2:今日寝る所を探す
3:教会がある…

選択安価 安価下2

イリヤ「あれ、何かしらあの建物…」



璃正「おや、こんな時間に迷いの子羊とは…どうかしたのかね?」

イリヤ「道に迷ってしまって、行くあてがないの」

璃正「なるほど、迷子か…そういう事なら我々が保護しよう」

イリヤ「ありがとう」

綺礼「おや、このような所に子供が迷い込むとは…ん?」

イリヤ「?」

璃正「おぉ、綺礼か。実は道に迷ってしまったらしく、困っているそうだ」

綺礼「ほう…」

イリヤ「ほんとは早くキリツグに会いに行きたいけど、どこにいるかわからないし…」

綺礼「切嗣…だと?」

イリヤ「知ってるの?」

綺礼「…父上、この迷える子羊、この私が主の元まで送り届けましょう」

璃正「うむ、分かった」

イリヤ「キリツグの所に連れて行ってくれるの?」

綺礼「あぁ、安心したまえ。この私が君を切嗣の所に連れて行ってやろう」

イリヤ「この先にキリツグがいるの?」ザッザッ

綺礼「あぁ、そうだ。危ないから私の傍を離れないようにしなさい」

イリヤ「はーい」





アイリ「言峰綺……イリヤ!?」


イリヤ「あ、お母様!」

綺礼「動くな」チャキ

イリヤ「……え?」

綺礼「抵抗は一切せず、こちらの質問に答えろ…衛宮切嗣はどこにいる」

アイリ「っ…!」

イリヤ「え…?おじさん?」

綺礼「命が惜しければ動くな。手元が狂って切嗣に会わせる前に殺してしまっても知らんぞ」スッ

イリヤ「ひっ…」

綺礼「さて、答える気はないか?ないならばお前を排除した後勝手に探させてもらうが」

アイリ「…その前に約束して。私が居場所を教えたら、その娘を離して」

綺礼「それは出来ない。私はこの娘を切嗣の元まで連れていく。こちらの目的を達成するまで開放する気はない」

綺礼「そしてお前がそれに対して抗議する権利はない。くれぐれも妙な事はするな」

イリヤ「お、お母様…助けて…!」

アイリ「イリヤ…っ!!」

綺礼「…返答を聞こうか、マダム」

アイリ「切嗣はこの先の城の中にいるわ。…お願い、イリヤを返して」

綺礼「…行くぞ。約束通り切嗣に会わせてやろう」

アイリ「………っ!」

切嗣「言峰…綺礼!!」

綺礼「会いたかったぞ、衛宮切嗣」

イリヤ「き、キリツグ…!!」

切嗣「貴様、どうしてイリヤを!?」

綺礼「なに、私は迷える子羊を保護して保護者の元に届けようとしただけだ」

切嗣「ならイリヤの首元に当てているものは何だ!?」

綺礼「なに、確かめたい事があるだけだ…ほら、トンッ

イリヤ「わぷっ」ドサッ

綺礼「会いたかったのだろう、切嗣に。早く行くがいい」

イリヤ「き…キリツグ…うわぁあああああん!!」ダッ

綺礼「………」ニヤッ

切嗣「イリヤ…っ!?」

切嗣「(綺礼…イリヤを開放しておいて背後からナイフを!まさかこれが狙いか!)」

切嗣「タイムアルター…ダブルアクセル!!」



イリヤ「…ふぇ?」

綺礼「…ほう」

切嗣「言峰綺礼…僕は君を許さない」

綺礼「ふっ、ならば来るがいい。私とてただで帰るつもりは毛頭存在しないのだからな」

綺礼「それより、セイバーを妻の元に送らなくていいのか?今頃アサシンが彼女を襲っているかもしれん」

切嗣「貴様…令呪を持って命じる!セイバー、アイリの所へ迎え、今すぐに!!」

綺礼「…さて、これでようやく私の求めていた答えが分かるかもしれんな…失望させるなよ」チャキ

切嗣「イリヤ…危ないから下がっていなさい」

イリヤ「…うん」




そこから、キリツグとおじさんの戦いが始まった。
二人とも凄く動きが早くて、何が起きてるのか全然わからない。
けど、その戦いはそこまで長引く事はなかった。
何故なら…



アサシン「動くな」

イリヤ「…っ!!」



切嗣「アサシン!?くそ、タイムアルター…トリプルアクセル!!」

アサシン「がぁっ!」ズガガガガ

イリヤ「き、キリツグ…」

切嗣「イリヤ、大丈夫か…ぐっ!?」ザシュッ



イリヤ「………キリ、ツグ?」



綺礼「ふん、あっけないな…衛宮切嗣。自らの子供を庇って最期を迎えるとはな」

イリヤ「キ、キリツグ…お願い、目を開けてよ」

イリヤ「ねぇ、キリツグ…なんで返事してくれないの?」グスッ

イリヤ「お願いだから…せっかく会いに来たのに、こんなの…こんな…の…」エグッヒック


綺礼「約束は守ったぞ、小娘。衛宮切嗣にはちゃんと会わせてやった」

綺礼「最も、その切嗣は私がたった今殺してしまったがな。嘘はついていない」

イリヤ「なんで…なんでキリツグを殺したの!?」

綺礼「我々にとってその男が脅威だったから。それだけだ」

綺礼「安心したまえ、マスターであるその男を殺し、セイバーも脱落した以上はアインツベルンに用はない」

綺礼「せいぜい親子の時間を存分に楽しみたまえ。もし再び会う事があれば、純粋だった娘は一体どのように変貌しているのだろうな…ふふふ」




イリヤ「…ぅ…ぁ…」

イリヤ「いやぁああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」




キリツグは死んだ。私のせいで殺された。

私はあの神父を絶対に許さない。

だから、お母様から一生懸命魔術を教わった。

けど、そのお母様もすぐに死んでしまった。

だから私は、独学で魔術の訓練を続けた。何時かあの男を絶対に殺す為に。




BADEND 復讐鬼と化したイリヤ

-タイガー道場-


大河「はいはーい、本日のタイガー道場入りました!今回の担当はクーフーリン事ランサー君!」

ランサー「ランサーだ、言っておくが俺達は裏方だけの存在だ。こいつは知らねぇけどな」

大河「なにをぅ!私はこの時代ではぴちぴちの高校生なんだぞ」

ランサー「へいへい…で、今回のBADはまぁあれだ。あのエセ神父が出て来た時点で予想は出来てた」

大河「強いて言うなら教会はBADorDEADフラグ!全く信用出来ませんね」

ランサー「要するに教会には近づくなって事だ」

大河「さて、本来なら2日目最初…空港からやり直すのだけど、正直な所あのやり取り面倒だから>>83からリトライしてもいい?」

ランサー「なんでだよ!?」

大河「だって2日目終了間近での地雷って…結構萎えるのよ?」

ランサー「てめーは自分が決めたルールすら守れねぇのか」

大河「ま、まぁまぁ!こういう時は安価で決めましょう?」

ランサー「ちっ…まぁいい。つまりだ、2日目最初からリトライするか、>>83からリトライするかって事だろ?」

大河「そういう事。いいでしょそれくらい」

ランサー「ったく、分かったよ。つー訳でだ。お前らに安価でどっちからリトライするかを決めてもらう」

大河「目安としては安価下5位だけど、目安だから下6とか下4とかで反映しちゃうかも」

ランサー「…まさかとは思うが下10まで反映しちゃえーとか言い出さないよな?」

大河「………」

ランサー「おい」

大河「それじゃあ>>1も出かける事だし、多数決とって休憩しようか」

大河「続きは多分夜くらいになると思うから、ゆっくり休もうねー」ズルズル

ランサー「あ、おい離せ!ちょっと待て、なんで鉄の扉に向かって…ちょ、何を」




ギャアアアアアア


イリヤ「はっ!?」

イリヤ「あの建物に近づこうとした時にキリツグが殺される光景が見えた気がする」

イリヤ「あそこには近づかないようにしよう」

イリヤ「そういえば、財布盗まれちゃったんだっけ…家もここにはないし」

イリヤ「これからどうしよう」


1:冬木市を観光する
2:今日寝る所を探す


選択安価 安価下2

今日はもう遅いし、寝る所を探そう。

………


イリヤ「寝る所を借りるのも、お金がいるなんて…ひもじい」

イリヤ「………昼はあんなに人がいたのに、もう全然人がいない」

イリヤ「…一人って、寂しいね」

イリヤ「はぁ…今日、どうしよう」




1:公園の椅子の上で横になって寝る
2:裏道の暗い道端で寝る
3:どこかの家を訪ねて泊めてもらおう

選択安価 安価下2

イリヤ「どこかの家に泊めてもらおう…」

ピンポーン

イリヤ「あの…ごめんくださーい!」

イリヤ「道に迷ってしまって、途方にくれているの…泊めてくれませんか?」

シーン…

イリヤ「あの…ごめんくださーい!」

シーン…

イリヤ「………誰も出てくれない」



ピンポーン

イリヤ「ごめんくださーい!道に迷ってしまって、途方にくれていて…泊めてくれませんか?」

シーン…

イリヤ「どうして誰も出てくれないんだろう…」



ピンポーン

イリヤ「ごめんくださーい!」

「あれ、どうしたの?お嬢ちゃんもしかして、迷子?」

ビクッ

イリヤ「だ…誰?」

龍之介「夜の散歩してたら民家訪ねてる迷子のお嬢ちゃん見かけちゃったからさ、声かけない訳にはいかないじゃん?」

イリヤ「(こ、この人…よくわからないけど、怖い)」

龍之介「それにしてもツいてるねぇ、迷子なら一緒に来てみなよ。旦那もいるし楽しいよ?」

イリヤ「い、いや…」

龍之介「それにしても最近は物騒だよねぇ。なんでも、子供が次から次へと誘拐されてるから皆警戒して扉開けないし」

龍之介「でもお嬢ちゃんは本当にラッキーだよ。本当に、ね」スッ

イリヤ「来ないで!!」

龍之介「ツレないなぁ、でも扉開けてもらえないのにどうやって逃げるつもりかなぁ?」

龍之介「まぁそう怖がらなくてもいいからさ、旦那と一緒に作る芸術の為にも、ストックになってよ」

イリヤ「やだ、離して!はなし…て…」

龍之介「はーい一丁上がりー。とりあえず気に入ったし、旦那と相談してどんな作品にするか決めないとねー」



その後、目が覚めた時には…目玉が飛び出てる人と、さっきの怖い人がいた。

怖い人が小さな包丁を持ってこっちに来る。

怖い。逃げ出したい。誰か助けて。

必死に叫ぶけど、誰も助けに来ない。

包丁がお腹を切り裂く。血が流れ出る。

「おー、いい悲鳴だよ。さいっこうだ!さすが旦那の魔術、ちょっとやそっとじゃ死にやしないねぇ」

あまりの痛みに絶叫しても、怖い人は笑いながら私を切り続ける。

「んー、綺麗だね、とりあえず次は心臓を使ったタンバリンでも作ってみようか」

「ぁ…ぎ…ぃ…ぁ……ぁ…っ!!ぁ…!!!」

「フンフンフフーン」

私の身体は怖い人に弄られ続ける。

もう嫌だ。なんで私が…誰か助けて。

痛い。痛い。痛い。

痛い

痛い

痛い


何度助けを呼んでも誰も来ない。

もうこれ以上苦しみたくない。


痛い    痛い  痛い



絶望が私の中を支配する。助けを求める心もいつしか折れて


もう、殺して…そう願っても死ぬ事も出来ず、苦しみ続ける。

………誰かが入ってきたのを感じた。でも、もう痛みで感覚が麻痺して何も話せない。

私は最期に、辺りが燃えていく様を見届けながら、命を落とした。

DEADEND 夜に出歩くのはやめよう

-タイガー道場-


大河「はぁ…まいどおなじみタイガー道場でーす」

ランサー「うろ覚えだったからzero見直してるとそれはそれでまた楽しめるもんだねぇ」

大河「神父怖すぎる…」

ランサー「で、今回の死因は?」

大河「とりあえず民家を訪れる選択は普通は間違っていなかったんだけどねぇ…時期が悪かったとしか」

ランサー「まぁ、殺人鬼が街をうろついてるとあっちゃ誰も扉を開けたりしないわな」

大河「まぁ、うん…ウェイバーに会うのかおじさんに会うのか遠坂に会うかケイネス先生に会うのが安全保護の手段としては理想なのかな?」

ランサー「どうせあれだろ?安全確保したと思ったら滞在先ごと爆破されたり保護者が暗殺されたり餌にされたりするんだろ?」

大河「こら、そういう事を言っちゃいけません!」

ランサー「とりあえずマスターに会うのも安全策とは言えねぇって事か…どうすんだこれ」

大河「まぁとりあえず夜は目立たなようにひっそり過ごすのが得策かも。はっきり言って夜は一番の修羅場だと思う」

ランサー「違いねぇな。とりあえず夜は頑張って生き延びる事を第一に行動した方がいいかもな」

大河「それじゃあ次のタイガー道場で合間ショー」ズルズル

ランサー「おい、会いましょうじゃなくて合間ショーって何だ!?ちょ」


ギャアアアアアアアアアア

イリヤ「はっ!?」

イリヤ「寝床を探して民家を回ってたら怖い人に遭遇して内蔵引きずり出されて死ぬより辛い目に会う予知夢を見た気がする」

イリヤ「夜の道怖い…」ガタガタ

イリヤ「寝る所を借りるのも、お金がいるなんて…ひもじい」

イリヤ「………昼はあんなに人がいたのに、もう全然人がいない」

イリヤ「…一人って、寂しいね」

イリヤ「はぁ…今日、どうしよう」




1:公園の椅子の上で横になって寝る
2:裏道の暗い道端で寝る

選択安価 安価下2

イリヤ「行く所もないし、公園で寝よう…」

ヒュオオオ…

イリヤ「へっくち! うぅ、アインツベルンとは違った寒さだよ」

イリヤ「………」

イリヤ「………ぬいぐるみ抱えて寝よう」ゴソゴソ

イリヤ「一人って、寂しいね」ギュッ




イリヤ「すぅ…すぅ…」




2日目、終了
セーブ完了

-タイガー道場-


大河「いやーなんだかんだで2日目終了、イリヤちゃんはホームレスデビューしたのでした」

ランサー「ひとりさみしく公園で寝るって、なんつーか…あれだな。こんな幼い娘が公園で寝てたら誘拐されかねないぞ」

大河「といっても、今は夜に人が全然出歩かないからねー。通報もされないし誰も見かけないのよ」

ランサー「ちなみに路地裏に行った場合は?」

大河「おじさんに保護されてました」

ランサー「そっちのほうがよかったんじゃないかと一瞬思ったが…あいつがいるしな」

大河「さて、ひもじい思いをしながらもイリヤちゃんは果たして切嗣に会う事が出来るのか?」

ランサー「一応BADで再会は果たしたな。BADでだが」

大河「さて、次は3日目だからランサー君は交代ね」

ランサー「とりあえず俺が悲鳴挙げても誰もランサーが死んだ!って言わない事はわかった」

大河「だってランサー死亡って表記出てないし」

ランサー「で、次の相方は誰だ?俺はもう生贄はごめんだからな」

大河「次の相方はこの人!」

ギル「はっはっは、我を相方に選ぶとはわかっているじゃないか。雑種よ」

ランサー「」

大河「紹介するね、この方は英雄王ギルガメッシュ!ちなみに4次じゃなくて5次のジャケットを着ているギルガメッシュよ」

ギル「ほれ、負け犬はさっさと失せろ」

ランサー「ちくしょおおおおおおおおお!!」

大河「さて、次は3日目ですが…果たしてイリヤちゃんはどうやって乗り切るのか。切嗣に会うのが先か、野垂れ死ぬが先か」

ギル「せいぜい我を興じさせるがよい、雑種共。3日目スタートだ」

-3日目-



イリヤ「ん……あれ」

イリヤ「ここは…そっか、公園で寝ていたんだっけ」

イリヤ「なんでだろう、アインツベルンよりは暖かいはずなのに寒い」

イリヤ「早くキリツグに会いたいなぁ…どこにいるんだろう」

イリヤ「とりあえず、今日はどうしようかな」


1:他の子供が集まってる建物にいこう
2:キリツグの事を知っている人がいないか聞き込みをしよう
3:大きな屋敷に行ってみよう

選択安価 安価下2

イリヤ「キリツグの家がどこにあるかわからないし、キリツグの事を知っている人がいないか聞いてみましょう」



「衛宮切嗣?うーん、聞いた事ないなぁ」

「ごめんね、私の知ってる人にはいないかも」

「衛宮切嗣…知らない人ですねぇ」



イリヤ「はぁ…全然手がかりが掴めない」

イリヤ「あれ、あのローブを着てる人…あの人ならキリツグの事を知っているかも」トテテ



イリヤ「あの、すみません、衛宮キリツウという人を探してるんですけど…知りませんか?」

魔術師「衛宮…切嗣?あぁ、あの魔術師殺しか」

イリヤ「知っているんですか?」

魔術師「あぁ、知っているとも…君は?」

イリヤ「私、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。キリツグは私のお父さんなの」

魔術師「そうか、衛宮切嗣の娘か…」

魔術師「着いてきたまえ、私なら衛宮切嗣を知っている」

イリヤ「ほんとに!?」

魔術師「あぁ、まずは私の工房に案内しよう。話はそれからだ」

イリヤ「ありがとう、ローブのおじさん」




魔術師「着いたよ。ここが私の工房だ」

イリヤ「わぁ…なんだかよくわからないのがいっぱいある」

コポ…

イリヤ「(水槽?何も入ってないけど、何に使うんだろう)」

魔術師「その水槽が気になるかね?」

イリヤ「この水槽って、何に使うの?」

魔術師「それはね…」





魔術師「君を解剖して貴重なサンプルとして保存しておくためだよ」キィイイン

イリヤ「え…ぁ…」

魔術師「ふっあっけない…魔術師殺しの娘で、しかもホムンクルスと来ればこれ程貴重な実験材料を野放しにしておく訳にはいくまい」



そこで、私の意識は途切れた。

よくわからないけど、多分ローブのおじさんは私を騙したんだと思う。

次に意識が戻った時には、私は多分水槽の中にいたと思う。

声も出なくて、視界も身体動かせなくて…


私は、水槽の中で自分がどうなっているかも分からずにただよい続けた。




BADEND 知らない人についていってはいけません

-タイガー道場-


大河「知らない人についていったらだめって何度行ったら分かるのかしら?」

ギル「まさか野良の魔術師が死亡フラグとはな…案外分からぬものよ」

大河「ちなみにイリヤちゃんが日本語を話せるのかと疑問が出てますが、切嗣から日本語を教わったと考えておいてね」

ギル「所で答えろ雑種よ、この先あの人形が何回死ねばいい?」

大河「それは皆の選択次第ねぇ。とりあえず昼だろうと危険はいっぱいよ」

ギル「フン、せいぜい我を飽きさせるなよ。所で我はどこまでこのアニメを見ていればよいのだ?」

大河「全部に決まってるじゃない」

ギル「なん…だと!?」

大河「さて、今回の死因ですが…まぁ切嗣の事知ってる人に当たったとしてもあの人の人脈だとろくな人いないのよねぇ」

ランサー「聞き込みもだめですってか。いやマジでどうすりゃいいんだこれ」

ギル「貴様の出番は終わっただろう、失せろ雑種!」

ランサー「え、ちょま…ぎゃあああああああああ!!」ザクザクザク

大河「さて、それじゃあ3日目の朝からリトライしましょー」

アーチャー「(最早ランサーについては誰も触れようとしないな)」

ケイネス「何もしていないのに知らない所で私が悪い事をした扱いをされている気がする」

ソラウ「気のせいでしょ」





-3日目-


イリヤ「はっ!?」

イリヤ「知らない人についていったら水槽で一生を過ごすハメになった夢を見た気がする」

イリヤ「キリツグも知らない人には着いていっちゃだめっていってたもんね…気を付けないと」



イリヤ「とりあえず、今日はどうしようかな」


1:他の子供が集まってる建物にいこう
2:大きな屋敷に行ってみよう

選択安価 安価下2

イリヤ「私と同じ位の人達が集まってる…なんだろう?」トテテテ



ワイワイガヤガヤ


イリヤ「(皆楽しそう…いいなぁ)」

教師「こら、こんな所で何をしているの?」

イリヤ「わっ…ご、ごめんなさい」

教師「うん?見かけない子だね。君、クラスは?」

イリヤ「く、くらす?」

教師「まいったな…もしかしてよその学校と間違えたのかな?」

教師「うーん、面倒だけどちゃんとした所に連絡しないとなぁ」

教師「とりあえず、お姉さんと一緒に来ようか。ほらおいで」

イリヤ「(どうしよう、この人についていってもいいのかな?)」



1:とりあえずついていってみよう
2:逃げ出す
3:その時ふしぎな事が起こった


選択安価 安価下2

教師「大丈夫、お姉さんは危険な人じゃな…ぅ…ぐぇ…!?」ガクッ

イリヤ「ど、どうしたの?大丈夫!?」

教師「あ…ぐ…ぎぃ!?」バシャン

一瞬何が起きたのかわからなかった。

いきなりお姉さんが苦しみ出したと思ったら、お姉さんが破裂して血が周囲に飛び散った。

イリヤ「……え?」

キャスター「うーん、不思議な魔力に釣られて朝だというのにわざわざ来てみればこれはこれは極上の生贄と出会えましたね」

イリヤ「ひっ…お、おじさん…誰?」

キャスター「ご安心を。私はジャンヌに捧げる供物を探しているだけの者でございます故」

イリヤ「ひっ…いや、こ、来ないで!」

キャスター「大丈夫ですよ、怖くありませんから。…さぁ、こちらへ」スッ

イリヤ「(ど、どうしよう…建物に入ろうとしても目玉のおじさんが立ちふさがってる)」


1:建物の中に避難する
2:建物の外に逃げる

選択安価 安価下2

イリヤ「い、いや!」ダッ



キャスター「おやおや、逃げてしまうとは…まぁいいでしょう」

キャスター「マーキングもつけたことですし、無様な逃亡劇を見物して楽しむというのもまた一つの絶望を呼ぶ」

キャスター「希望が見えた所で一気に絶望に叩き落とすのもよいでしょう…今日はよいものを見れた」





イリヤ「はぁ…はぁ…」

イリヤ「ぜぇ…はぁ…ここまで、来れば…」

イリヤ「服、血まみれになっちゃった…どうしよう」

イリヤ「お洗濯…出来ないよね」

イリヤ「………」

イリヤ「やだよ…怖いよ、キリツグ…お母様…」ブワッ


アノコ、チマミレ…
ナニカアッタノカシラ
ミチャダメヨ、ジケンニマキコマレルワ
ヒソヒソ、ヒソヒソ…


イリヤ「……どうしよう」



1:隠れるように裏路地へ
2:大きな屋敷に向かってみよう
3:血まみれの身を隠す何かを探す


選択安価 安価下2


イリヤ「そうだ、あのおっきなお屋敷…あそこなら匿ってもらえるかも」フラフラ



ピンポーン


イリヤ「………」

時臣「…誰かと思えば、見るからに何かあったとしか思えない子供が門の前にいるとはね」

イリヤ「(どうしよう、知らない人の所を尋ねるのは危険だってキリツグが言ってたけど…目玉の人につかまりたくないし)」



1:イリヤ「あの、目玉の怖い人に追いかけられているんです。助けてくれませんか」
2:イリヤ「人を探しているんです…」
3:イリヤ「あの、その…やっぱりなんでもないです」
4:イリヤ「路頭に迷っているんです…入れてもらえませんか?」

選択安価 安価下3

イリヤ「あの、目玉の怖い人に追いかけられているんです。助けてくれませんか」

時臣「………」

時臣「(この少女の姿…何かあった事は確実。追われているという事は、放っておけば無残にも殺されるだろう)」

時臣「(罠の可能性もあるが…しっかりと目を光らせておけば問題はない。何かあれば然るべき措置をとればいい)」

時臣「分かった、そこにいては不安だろう。おいで」

イリヤ「あ…ありがとうございます」

時臣「(しかしこの少女…アインツベルンのマスターにどこか似ているな。偶然だろうか)」




イリヤ「屋敷に入れてもらって、お風呂に入れてもらえた…」

イリヤ「悪い人じゃ、ないのかな…?」

葵「お着替え、ここに置いておくわね」

イリヤ「………ありがとう」




イリヤ「ふぅ…」

時臣「大丈夫だったかい?何があったのか、聞かせてもらってもいいかな」

イリヤ「(正直に話してもいいのかな?)」



1:今朝の出来事を正直に話す
2:キリツグを探して日本に来た所から話す
3:何も話さない


選択安価 安価下2

イリヤ「………」

時臣「だんまりか。何があったのかが分からないと、こちらとしてもどうすればいいか分からないのだがね」

時臣「(彼女から感じる魔力、ただものではないな…だが彼女に取り付いた魔力、マーキングの類か)」

時臣「(何かしらの封印指定…いや、サーヴァント絡みかもしれん。話せないように口止めの呪術を施されたのだろうか…どちらにせよ今は何も判断は出来ない)」

時臣「…話してはくれなさそうだね」

イリヤ「…ごめんなさい」

時臣「なに、話せないのであれば仕方ないさ。それよりこれからどうするつもりか、聞いてもいいかな?行く宛があるならいいのだけど」

イリヤ「………」



1:行く宛はないです…
2:探している人がいるんです
3:私は、大丈夫です


選択安価 安価下3

イリヤ「行く宛はないです…」

時臣「なるほど…(孤児…もしくはなんらかの理由で親からはぐれ、帰り方が分からないという事か)」

時臣「そういう事なら、この屋敷に泊まっていくといい。少しの間ではあるが、君を追う者から匿う事位は出来る」

イリヤ「…ありがとうございます」

時臣「(しかし憔悴している様子だ…辛い思いをしたのだろう)」

時臣「(ひとまず様子を見て、それから判断しよう。…もしサーヴァント絡みなら手がかりにもなる)」

時臣「さて、早速だが君の部屋を手配しておこう。…所で、名前を言ってもらえるかな?」

イリヤ「…イリヤスフィール・フォン・アインツベルンよ」

時臣「………アインツベルン、なるほど」

時臣「部屋は後ほど案内人が来るからその人についていきなさい。私は少し用事があるから、これで失礼するよ」



その後、赤い服のおじさんが行っていた案内人が来てお部屋に案内してくれた。

アインツベルンにあった私の部屋より小さいけど、ちゃんとした部屋で休めるのが嬉しかった。

イリヤ「(ちょっと、疲れちゃったな…寝よう)」





3.5日目 セーブ完了

-タイガー道場-


大河「はいはーい、まずは中継地点お疲れ。色々あって急展開になったから思わずセーブしちゃった」

ギル「ふむ、時臣の妻達がいる事から、今どの辺りの話なのかも想像がつくな」

大河「そうですねぇ…とりあえず宿は確保出来たけど油断は一切出来ない状態ですね」

ギル「で、今後は誰が鍵となりそうなのだ?」

大河「そうですねぇ…英雄王か凛辺りとの接触が進展の鍵になるのかもしれませんね」

ギル「このまま時臣の元に滞在を続けるという選択肢はどうなのだ?」

大河「恐らく、何かしらの理由でよくない事が起こるでしょうね…魔術教会とか神父とか」

ギル「ふむ…なるほどな」

大河「とりあえず、引き続きがんばりましょー」

ギル「はっはっは、我を失望させるなよ…雑種共」

イリヤ「……ん…ぅ…?」

イリヤ「あれ…今何時だっけ」


15:30


イリヤ「…そっか。ちょっと寝ちゃってたんだっけ」

イリヤ「あの赤い服のおじさんに保護してもらって…お着替えももらって…感謝しなきゃ」

イリヤ「でも、何時までもお世話になるわけにはいかないし…なんとかしないといけないよね」

イリヤ「この後…どうしようかな」



1:部屋に留まる
2:屋敷内を探索する
3:お風呂で着替えを用意してくれた人を探してみよう


選択安価 安価下2

イリヤ「そういえばさっきお風呂で着替えを用意してくれた人ってどんな人だろう…探してみようかな」ガチャ



トテテテ




葵「あら、お着替えちゃんと着てくれたのね。あの人から話は聞いているわ、ここでよければゆっくりしていって頂戴ね」

イリヤ「うん…ありがとう」

葵「そうだ、紹介したい娘がいるのだけど、よかったら着いてきてくれるかしら?」

イリヤ「?」

葵「凛、こっちにいらっしゃい」

凛「はーい」トテテテ

葵「紹介するわね、私と時臣の娘の、遠坂凛よ」

凛「お父様が預かる事になったって聞いてるわ。よろしく」

イリヤ「うん、よろしくね」

葵「それじゃあ私は洗濯物を入れないといけないから、二人で仲良く遊んでいてね」




凛「貴方、名前は?」

イリヤ「イリヤスフィール・フォン・アインツベルンよ」

凛「長い名前ね」

イリヤ「お母様とキリツグはイリヤって呼んでるから、イリヤでいいよ」

凛「じゃあイリヤって呼ばせてもらうわ。所でキリツグって誰なの?」

イリヤ「キリツグは私のお父様よ。キリツグ達に会いに日本に来たんだけど、場所が分からなくて彷徨ってたの」

凛「ふーん…ねぇ、せっかくこうして会ったんだし一緒に遊びましょ?」

イリヤ「うん、分かった!」

凛「じゃあ、まずはね………」


遠坂凛と遊んだ。少し仲良くなれた気がする。


時臣「凛、夕食の時間だ。イリヤスフィールもおいで」

凛「はーい。イリヤも一緒に食べましょう」

イリヤ「うん」



一緒に夕食を食べた。

2・3日ぶりのまともな食事はとても美味しくて、感動のあまり涙が出た。

その様子が凛達をちょっと驚かせちゃったみたい。



イリヤ「夕食後はどうしようかしら…」


1:屋敷を探索
2:時臣さんの所に行ってみよう
3:凛の所に行こう
4:自室で大人しくしておこう

選択安価 安価下3(飯落ち)

ガチャ


凛「あら、イリヤじゃない。どうしたの?」

イリヤ「えへへ…一緒に遊ぼうかなって思って」

凛「じゃあ、一緒に遊びましょう」



凛と一緒に遊んだ。仲良くなれた気がする。



凛「所で、イリヤはキリツグって人に会う為にわざわざ日本に来たのよね?」

イリヤ「うん、そうだよ」

凛「だったら、私もそのキリツグって人を探すのに協力するわ!」フンス

イリヤ「凛、いいの?」

凛「私は遠坂の娘なのよ、人探し位朝飯前よ!」

イリヤ「ありがとう、凛! でもどうやって探すの?」

凛「こう見えて、私だって見習いだけど人探し位はできるのよ」

イリヤ「そうなんだ、すごいね!」

凛「ふふん、もっと褒めてもいいのよ?」

イリヤ「(でも、凛ちゃんに頼ってていいのかな?」



1:凛ちゃんと一緒にキリツグ探しに行く
2:凛ちゃんは巻き込めない。ひとりで探しに行く
3:今日位ゆっくり休んでもいいよね。明日探しに行こう


選択安価 安価下2

凛「それじゃあ一緒にキリツグを探しに行きましょう!」

イリヤ「え、今から行くの?」

凛「思い立ったが吉日よ!早くしないとお父様達に見つかっちゃうわ」

イリヤ「う、うん…分かった!」




凛「よーし、早速キリツグを探しにいくわよ!」

イリヤ「でも、どうやって探すの?」

凛「キリツグはイリヤのお父さんでしょ?だったら、イリヤに似た魔力を探知すればいいのよ」

イリヤ「そんな事出来るんだ、凛ちゃんはすごいね」

凛「ふふーん」ドヤァ




雁屋「(あれは、凛ちゃん?白い髪の子はお友達か)」

雁屋「(どちらにせよ、目を離さない方がよさそうだ)」




凛「所でイリヤ、キリツグの行き先に心辺りはあるの?」

イリヤ「うーん…」



1:特に思い当たる所がない
2:とりあえず街に出てみましょう
3:下水道がある…

選択安価 安価下2

イリヤ「とりあえず街に出てみましょう」

凛「そうね、人の多い街の方がキリツグがいる可能性が高いかも」



ヒュオオオオオ…

凛「なにこれ…」

イリヤ「人、全然いないね…」

凛「そこらじゅうに魔力の痕跡がある…これが冬木の夜の街なの?」

イリヤ「あれ、凛ちゃんその手に持ってるのはなぁに?」

凛「これはお父様から誕生日プレゼントとしてもらったの。魔力の反応を指し示してくれるのよ」

イリヤ「そうなんだ…でも、すごくあらぶってる」

凛「こんな反応見た事ない…どうしてなの」

イリヤ「…なんだろう、嫌な予感がする」

凛「と、とりあえずこれは危険を知らせるセンサーにもなるわ。あたしがいれば大丈夫なんだから」

イリヤ「う、うん…」

凛「とりあえずイリヤちゃんと似たような魔力を感知すれば…あれ?」

イリヤ「どうしたの?」

凛「魔力の反応が…向こうに、何かいる」

イリヤ「それって…」



1:とりあえず、確かめてみよう
2:に、逃げよう!


選択安価 安価下2

イリヤ「怖いけど…確かめてみる?」

凛「そうね、確かめてみましょう。もしかしたら手がかりがつかめるかもしれない」





龍之介「ふんふんふふーん」




凛「…あの人から魔力の反応が出てるわ」

イリヤ「………あの人、嫌な予感がする」

凛「イリヤちゃん?」

イリヤ「よくわからないけど…あの人とかかわらない方がいい気がするの」

凛「…うん、とりあえずここから離れよう」

龍之介「あれ、お嬢ちゃん達こんな時間にどうしたの?ひょっとして迷子かな?」ヌッ

イリヤ「ひっ!?」

凛「う、うそ…何時の間に!?」

龍之介「いやーお嬢ちゃん達ツイテルねー。今パーティ開く為に旦那が留守の間に人集めててさー」

凛「な、なに…?」

龍之介「それでさー、やっぱ人は多い方が楽しいじゃん?だからさ」

イリヤ「ぁ…いや…!!」ガタガタ

龍之介「手伝ってよ」スッ




雁屋「蟲共よ、二人を助けろ!」

ブウウウウウンブンブンブブブン


龍之介「うわっ、なんだこれ!?くそ、こいつら離れろ!」ブォン

凛「な、なに!?」

雁屋「二人共、こっちだ!」バッ

凛「そ、その声…雁屋おじさん!?」

雁屋「長くはもたねぇ、早くしろ!」

凛「うん!イリヤ、一緒に行くわよ」

イリヤ「う、うん…!」

龍之介「おいおい逃げるなよ…!」ギラッ

雁屋「(くそ、蟲があいつを襲わねぇ…魔力があいつを守っているのか?)」

凛「おじさん!」

雁屋「ここは俺が食い止める、二人は早く逃げろ!」

イリヤ「おじさん…ありがとう!」ダッ

龍之介「あーあ、逃げちゃったじゃん。せっかく最高のアートが出来ると思ったのに」

雁屋「二人には絶対に手を出させねぇ…絶対にだ」





凛「はぁ…はぁ…」

イリヤ「はっ…はっ…」

凛「ここまで来れば…大丈夫よね」

イリヤ「でも…あの人、大丈夫なのかな」

凛「雁屋おじさん、変わり果てた姿だった…何があったのかな」

イリヤ「わからない…でも、これからどうしよう」

凛「…私、このまま黙って見ているなんて出来ない。おじさんの様子を見てくる」

イリヤ「ま、待って!今行ったらおじさんの邪魔になるのかもしれないよ」

凛「でも…」

キャスター「おやおや、一体何をしにいくのですか?」シュンッ

イリヤ「………え?」

凛「ま、魔力センサーが…なにこれ!?!?」

キャスター「希望を持って逃げて助かったと思った所に新手の絶望…いかがですかな?」

凛「こ、この反応…なにこれ、見た事ない」

凛「(間違い無い…あの目玉男、今まで見た事のある魔術師と比べ物にならない、本物の化物)」ガタガタ

イリヤ「あ…ぁ…」ガチガチ

キャスター「迎えにきましたよ…白く輝くお嬢さん」ニヤッ

凛「あ、あんた…何時の間に」

キャスター「なに、この娘につけたマーキングをたよりに転移したまでの事」

キャスター「さぁお嬢さん、私と龍之介の根城に招待いたしましょう…そこの赤いお嬢さんもどうです?」

イリヤ「い、嫌…!来ないで!!」ダッ

キャスター「いけませんねぇ」ブォン

イリヤ「あ…ぁ…ぅ…」バタッ

凛「い、イリヤ!?」

キャスター「さて、貴方もこちらに…」スッ



バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」バッ

キャスター「ぬぅっ!?」ヒュッ




バーサーカー「■ーーー、■■ーーー」

キャスター「ふむ、狂犬が邪魔してくるとは…仕方ないですね」

キャスター「なに、ジャンヌをわざわざ森へ迎えに行ったのにも関わらず追い返されたついでにマーキングした娘を拾っただけでもよしとしましょう」スゥ…

バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」ダッ

スカッ

バーサーカー「■■!?」

凛「ひ…ぃ…」ガタガタ

バーサーカー「………」

バーサーカー「………」スゥ…

凛「消え…た…?」

雁屋「凛ちゃん、大丈夫か!?」

凛「あ…雁屋おじさん」

雁屋「あいつには逃げられた。それより凛ちゃん、怪我はないかい?」

凛「わ、私は大丈夫…でも…イリヤちゃんが!」

雁屋「…まさか」

凛「ごめんなさい…わたしが、私がイリヤちゃんのお父さんを探そうなんて言わなかったら!」

雁屋「…大丈夫だ、イリヤちゃんは俺が見つける」

雁屋「絶対、無事取り戻してみせるから。大丈夫だ」

凛「…おじさん?」

雁屋「凛ちゃんは帰りなさい。俺はやることがある」

凛「………うん」




雁屋「さぁいくぞバーサーカー、凛ちゃんの友達を取り戻しに」

ほんとや…よくみたら雁屋じゃなくて雁夜ですやん 申し訳無い


イリヤ「ぅ…ん…?」

キャスター「気がつきましたか?」

イリヤ「ここは…?」

私が意識を取り戻した場所は、どこか薄暗い。それでいて少し嫌な匂いがする場所だ。

手足は縛られ、自力では動けそうにない。

でも、そんなのは些細な事に過ぎなかった。

私を驚愕させたのはその下…薄暗い明かりの周りに見える大量の血、そして


私と同じ位の子供が無残な姿にされていた。それが何人も…

「ぁ…ぁ…」

うめき声が聞こえる。見るも無残な姿にされてなお死んでいない。

いや、死ぬ事が出来ないのだ。


キャスター「いかがですかな、人間オルガン、人間時計、ここにいる子供は皆龍之介がジャンヌの生贄に相応しい供物へと変えたもの」

キャスター「貴方は子供達の中でも特段素晴らしい…きっとジャンヌもお喜びの供物となるでしょう」

キャスター「龍之介が帰り次第、貴方も素晴らしい姿へと変貌するでしょう…それまで、ここでのんびりとお待ちください」スッ


イリヤ「ま、待って…!そんな、そんなの嫌だ!!」

イリヤ「誰か、誰か助けて!!一人は嫌!!時計にもオルガンにもされたくない!!」





イリヤ「いやぁああああああああああああああああああああ!!」

-某排水口-




ライダー「はっはっは、大当たりではないか!なぁ、なんとかなったであろう」

ウェイバー「キャスターの工房を突き止めたからって、そんなすぐに突撃する事はないだろう!?」

ライダー「何をいうか坊主、敵の拠点を突き止めたならばいち早く叩かにゃいかん」

ライダー「それに、機を逃して取り返しのつかん事になれば、一生悔いが残るであろう。そうなれば遅いのだ」

ウェイバー「そりゃそうだけどさ…」

ライダー「それに、ようやく我がマスターが功績らしい功績を挙げたのだ、となれば余も敵の首級をとってくるのがサーヴァントとしての心意気というものだ」

ウェイバー「ライダー…」

ライダー「A A A A La La La La La ie!!」







イリヤ「(あれから何時間も経ったけど…誰も来ない)」

イリヤ「(泣き叫ぶのも疲れた…床の血がべっとりついて貸してもらった洋服も汚れちゃった…)」

イリヤ「(私、殺されちゃうのかな…キリツグにもお母様にも会えずに)」

イリヤ「(こんな事なら、お城で大人しく待ってればよかった…)」

イリヤ「(………あれ…音がする。誰か来るのかな?)」

イリヤ「(私、もうすぐ殺されちゃうんだ…責めてキリツグ達に会いたかったな)」




ライダー「フン、キャスターめは生憎不在のようだな」

ウェイバー「貯水槽か、何かか?ここ」

ライダー「………」

ライダー「坊主、これは見ないでおいた方がいいと思うぞ」

ウェイバー「何言っているんだよ、キャスターがいないなら、責めて居場所の手がかり位探し出さなきゃ始まらないだろ」

ライダー「…そりゃあそうかもしれんが、やめとけ。坊主、こいつは貴様の手には余る」

ウェイバー「うるさい!」シュッ

ウェイバー「………っ!!」

ライダー「…だからやめておけといったのだ」

ウェイバー「うるさい!ちくしょう…ばかにしやがって…ちくしょう…」

ライダー「いいんだよ、それで。こんなもの見せられて眉一つ動かさんやつがいたら、余がぶん殴っておるわ」

ウェイバー「何がぶん殴るだよばか…お前だって、平気でつっ立っているじゃないか」

ライダー「だって、のぉ…今は気を張りすぎてそれどころじゃないわい」

ウェイバー「え?」

ライだ「余のマスターが…殺されかかっているのだからな!」ガキィン

アサシン「っ!」グシャッ

ウェイバー「アサシン!?そんなばかな…!だってアサシンは死んだはずじゃ」

ライダー「驚いている場合じゃないぞ坊主」

アサシンs「…」ゾロゾロ

ウェイバー「ど、どうして!?」

ライダー「どうしてもこうもあらん。一つ言えるとすればアサシンが死んだと思っておる輩は一人残らずこいつらに謀られたという事だ」

アサシンs「…」スッ

ウェイバー「逃げた…?」

ライダー「油断するでないぞ坊主、奴らは二人倒した所で更に二人…この様子だと何人のアサシンがおるか分からんからな。ここは奴ら好みの環境だ。さっさと退散するに限る」

ウェイバー「ここは…このまま放っておくのか?」

ライダー「調べれば何か分かるかもしれんが…諦めろ。とりあえずぶち壊せるだけぶち壊しておくさ」

ウェイバー「………」

ウェイバー「(こんな残酷な事をされて…皆あのキャスターの生贄に)」

ウェイバー「(この子も、この娘も…皆無残な姿にされて。それをどうする事も出来ないなんて)」

ウェイバー「責めて一人位、無事な子がいれば…まだ気持ちの整理位ついたのに」



イリヤ「……だ…れ?」

ウェイバー「!?」バッ

ライダー「坊主、早く乗らんと何時アサシンが再び襲って来るかわからんぞ」

ウェイバー「待ってくれライダー!一人…一人助けられる子を見つけたんだ!」

ライダー「…何?」

ウェイバー「助けられなかった命はともかく、助けられる命位助けたい…だめか?」

ライダー「駄目な訳あるまい。助けたいなら助ければいい、それだけだ」

ウェイバー「ライダー…!」

ライダー「はよせんかい。こっちは準備出来ておるぞ」



それから、キャスターの工房に火を放った。

去り際に目に映った助けられなかった子供達を見てなんともいえない気持ちになったが…

それでも、助けられた子供が一人でもいただけでも、少しだけ救われた気がする。

ライダー「坊主が助け出したその娘、それは紛れもなく余のマスターの戦果だ」

ウェイバー「…うん」



とりあえず、助け出したこの娘を両親の元に届けてあげよう。

今は気を失っているから、一度家で休ませてあげないと…




3日目 終了

日付が変わりそうなので酉だけでも付けときます

-タイガー道場-


大河「はーい、イリヤちゃんがアインツベルンを出てから3日目、色々ありましたがなんとかなりましたねぇ」

ギル「キャスターが出た時はどうなるかと思ったぞ…さらわれた時期に助けられたな」

大河「いやーほんとならもう少し後にウェイバーフラグ建てようと思ってたけどまさかこんな事になるなんてねぇ」

ギル「安価による物語に筋書き等不要という事だ。物語を操作していくのは…貴様ら雑種なのだからな」

大河「といっても、物語の骨組みは>>1が握っているんだけどね」

ギル「で、凛と知り合いになってキャスターに攫われてウェイバーに助けられて…雁夜達はどうなるのだ?」

大河「さぁ、後の不穏なフラグにでもなるんじゃないかな?」

ギル「フン、まぁいいだろう。物語がどう転がるかは読めぬ方が我も楽しめるというものよ」

大河「そうよねぇそれこそが安価の醍醐味だものねぇ。さて次は誰が交代してくるのかな?」

ギル「ふん、さすがの我でもアレを抑えておくのはいささか手をやいたぞ?」

バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」

大河「」

ギル「さて、中間地点に着いた訳だが…雑種共にアドバイスはないのか?」

大河「あ…あぁ、うん!そうね…とりあえずウェイバー君の宅でしょ?………」

大河「あ、うん…とりあえずあれね、普通ならこのまま安泰と考える人も多いんだろうけど、ね」

ギル「が、イリヤを保護した事で今度は違う波紋が生じて、安全とは断言できなくなったと」

大河「どうなるかは安価次第!頑張ってね!」

ギル「では我は座して物語を閲覧するとしよう。ほれ、こいつは開放しておくぞ」パチン

バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」ガキン

大河「ぎゃあああああああああああああああ!!」


ギル「はっはっは!では四日目スタートだ」

セーブ完了



イリヤ「………ん…?」

ライダー「おぉ、坊主!娘が目を覚ましたぞ!」

ウェイバー「本当かライダー!?」バッ

イリヤ「…え、あれ、ここは?」キョロキョロ

ライダー「気がついたか小娘」

イリヤ「ひっ…!?」

ウェイバー「おいライダー、お前がいきなり前に出たら怖がるだろ」

ライダー「そうか?」

ウェイバー「そうなんだよ!ったく…」

イリヤ「あ…その…」

ウェイバー「…大丈夫か?」

イリヤ「う…うん…」

ライダー「坊主に感謝する事だ。キャスターの工房に乗り込んだ際にこの坊主が見つけて助け出したのだからな」

イリヤ「…そうなの?」

ウェイバー「……そ…それは…」

ライダー「何を照れておる、男なら胸を張って堂々とせんかい」バシッ

ウェイバー「ぐわっぷ! だからいきなり叩くなって!」

ライダー「がっはっはっは!」

イリヤ「………」ポカーン

ウェイバー「………まぁ、その…こいつの言っている事は本当だ。こいつも悪気があって怖がらせた訳じゃないから、許してやってくれ」

ライダー「なんだ坊主、それでは余がこやつを怖がらせたみたいではないか」

ウェイバー「みたいじゃなくて怖がらせたの!」

ライダー「そうか………」

イリヤ「えっと、ライダーさんと坊主さんが助けてくれたんだよね」

ウェイバー「…ゴホン、俺にはウェイバーベルベットっていう名前がある。坊主じゃない」

イリヤ「…助けてくれてありがとう、ウェイバー」

ウェイバー「よ、よせやい。俺はただ、こいつに付き添っただけというか…なんというか…」

ライダー「(初々しいのう)」

ライダー「で、だ」

ウェイバー「なんでお前が仕切るんだよ…」

ライダー「坊主、そこの小娘を助けたのはいいが…この後はどうするつもりだ?」

ウェイバー「どうって、警察に届けるとか両親の元に送り届けるとか…」

ライダー「お前さん、両親の居場所は?」

イリヤ「…分からない」

ライダー「…だそうだ」

ウェイバー「で、でも警察なら…」

ライダー「恐らく警察を頼っても無駄だろうな」

ウェイバー「どうして無駄って言えるんだよ…」

ライダー「こやつの身体…妙な目印を付けられておる」

ウェイバー「目印?」

ライダー「あぁ、それこそよーく目を凝らさんと見えない目印…恐らくキャスターのものだろう」

ウェイバー「な!?」

ライダー「警察に届けた所でサーヴァントの前では無意味。両親に届けたら今度は恐らくその両親が危ないだろう」

ウェイバー「じゃあ、どうしろっていうんだよ」

ライダー「だからこその余と坊主だろう」

ウェイバー「…ここで保護するって事か」

ライダー「それ以外に何がある?」

ウェイバー「そりゃあ、確かにそれが一番安全かもしれないけど…この子が嫌がったらどうするつもりだよ」

ライダー「なんなら、聞いてみるといい」

ウェイバー「…わかったよ」

ウェイバー「なぁ、君は…どうしたい?お父さんとお母さんの所は…居場所が分からないから無理だけど、僕達でよかったら君の事を守るけど」

イリヤ「私は…」



1:イリヤ「これ以上迷惑をかける訳にはいかないから…」
2:イリヤ「キリツグ達に会いたい…」
3:イリヤ「もう、怖いのは嫌」
4:イリヤ「私の行く宛は…もう無いから」


選択安価 安価下2

イリヤ「私の行く宛は…もう無いから」

ライダー「ふむ、何やら訳ありのようだな」

ウェイバー「行く宛がないって…まさか」

イリヤ「………私がいたら、皆に迷惑がかかっちゃうから」

ライダー「と言っているが、どうする坊主?」

ウェイバー「どうするって…決まってるだろ。行く宛もない子を放っておいて勝手に死なれたら気分が悪いし、ボク達が保護する」

ライダー「よく言った坊主!さすがは余のマスターといった所だ」バシッ

ウェイバー「あだっ!?」

イリヤ「…でも、私がいたら今度はお兄ちゃんやおじさん達が…」

ウェイバー「あのな、君にどんな事情があるかは知らないけど今は聖杯戦争中で外は危険なんだぞ。キャスターにいつ再び狙われるか分からない子を放っておけるわけないだろ」

ウェイバー「安心しろって。ライダーがいる限りきっと大丈夫だから」

イリヤ「…私、ここにいてもいいの?」

ウェイバー「ボクがいてもいいって言ったんだからいていいの。分かったか?」

イリヤ「………うん……う…ん…」グスッ

ウェイバー「お、おい泣くなって!」

イリヤ「うわぁあああああああああ」ポロポロ

ウェイバー「あぁもう何で泣くのさ、寄りかかっても何もないぞ!?」

ライダー「坊主、一つアドバイスしてやろう。そういう時は黙って胸を貸してやれ。今まで相当辛い想いをしてきたんだろうよ」

ウェイバー「ライダー………」

ウェイバー「………」



30分後




祖父「はっはっは!まさかライダーさんの娘さんもいらっしゃるとは。急な訪問で大したもてなしも出来なくて申し訳無い」

ライダー「いやいや、先程も申したように気取らぬ家庭の味こそ極上のもてなしであります故」

祖母「まぁまぁ、お世辞がお上手ですこと」

ウェイバー「(なんでライダーの娘で押し通す事になったんだっけ)」

イリヤ「ぷはっ…このジュース美味しいね」

祖父「いやぁ娘さんも気持ちのいい飲みっぷりですな」

ライダー「そうですなぁ、はっはっは!」




ウェイバーさんの家でしばらく泊まる事になった。

そういえば聖杯戦争って言っていたけど何の事だろう?




イリヤ「これからどうしようかな…」


1:ウェイバーと話す
2:ライダーと話す
3:祖父・祖母と話す
4:ウェイバー達と出かける

選択安価 安価下2

イリヤ「あれ、ウェイバー達何処にいくのかな?」トテテテ




ウェイバー「おいライダー、本気かよ」

ライダー「本気もなにも、余は一度王達と聖杯を競う上での問答を問いたいと考えておったのだ」

ウェイバー「だからって…あの娘はどうするつもりだよ」

ライダー「心配なら連れていけばいいではないか」

ウェイバー「あの娘はマスターでもない一般人だぞ!?聖杯戦争と無関係の一般人を巻き込んじゃまずいだろ!」

イリヤ「二人共どうしたの?」

ウェイバー「あぁ、ちょうどいい所に…えっと…」

イリヤ「イリヤよ。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」

ウェイバー「ライダーのやつが、イリヤの事を置いて出かけるとか言い出したから少し揉めてただけだ」

ライダー「なんだ、娘が心配なら一緒に連れていけば問題ないだろう」

ウェイバー「問題大ありだ!!」

ライダー「どの辺が問題なのだ?」

ウェイバー「だから…イリヤは、ボク達と出かけるのは嫌か?」

イリヤ「ううん、嫌じゃないよ」

ライダー「ほれ、娘もこう言っている事だし問題ないだろう」

ウェイバー「………はぁ、分かったよ」

イリヤ「それで、二人は何処に行くの?」チョコン

ライダー「うむ、まずは宴の為の酒と言いたい所だが…時間もある。それに余も外を出歩くのを心待ちにしておった。さてどこから回ろうか」

ウェイバー「(イリヤがライダーの肩に乗ってる…こうしてみると髪の色を気にしなかったら親子と言われても違和感ないぞ)」

イリヤ「わぁー…」キラキラ

ウェイバー「(…まぁ、イリヤが楽しそうだし別にいいか)」

ウェイバー「ライダー、言っておくけどイリヤを危険に巻き込んだりはするなよ」

ライダー「わかっておる。所で坊主、この娘の着替えを用意せにゃあいかんじゃろう」

ウェイバー「あ…そっか。昨日の服は洗濯してるし、今着てるお下がりだけだとなぁ」

ライダー「そこでだ、こやつの服を買いに行こうではないか」

イリヤ「…いいの?」

ライダー「遠慮はいらん、安心して坊主におねだりしろ。ついでに余の服に会うズボンも欲しいのだが」

ウェイバー「………イリヤはともかく、お前は少し自重を覚えろ」

ライダー「何をいうか、王は誰よりも強欲でなければならんのだ」

ウェイバー「はぁ…分かった分かった」




ライダー「ふむ、デパートとやらは品揃えが凄いな。食べ物から家具までなんでも揃っておる」

ウェイバー「そりゃそうだろ。なんたってそりゃ…ってえぇ!?」

ライダー「どうした坊主、何か目に入ったか?」

ウェイバー「そ、そうじゃなくて…あれ」




ギル「ふむ…なるほどな。デパートとやらは雑種の求めるものが一通り揃っているという事か」





ライダー「あれは英雄王ではないか。丁度いい、奴も今宵の宴に誘おうではないか」

イリヤ「あの金色の人、知り合いなの?」

ライダー「うむ、その通りだ。娘は坊主と一緒に待っておれ」スッ

ライダー「よう金ピカ、このような所で会うとは奇遇だな」

ギル「なんだ、貴様か。後ろにいるのは雑種が2匹…何の用だ」

ライダー「うむ、今宵はセイバーの城に乗り込んで宴をしようと考えていてな。お主もどうだ?」

ギル「ふん、くだらん。我は雑種共と馴れ合うつもりは毛頭ない」

ライダー「まぁそう言わずに。酒も用意するぞ」

ギル「我には極上の酒がある。そのようなもので我を釣ろうとしても無駄だ」

ライダー「ふむ、そうか…」

ギル「我はこの辺りの視察で忙しいのだ。話が済んだなら失せろ」





ライダー「待たせたな坊主、買い物の続きと行くか」

ウェイバー「お前なぁ…」

イリヤ「何を話していたの?」

ライダー「宴の誘いをかけてきた。最も断られたがな」

ウェイバー「当たり前だろ。それより、もうお昼だぞ」

ライダー「うむ、そうか。ならば昼食にしようではないか」

ウェイバー「イリヤは何か食べたいものとかある…か?」

イリヤ「ジー…」キラキラ

ライダー「坊主、娘が眺めているあれはなんだ?」

ウェイバー「パフェだよ。女の子らしいっちゃらしいけどさ。それが食べたいのか?」

イリヤ「あっ…ううん、私はウェイバー達が食べたいのでいいよ」

ウェイバー「………じゃあパフェが食べたくなったからパフェでも食べるか」

イリヤ「本当!?」

ライダー「娘の扱いが上手いのう」

ライダー「しかしパフェとは随分甘ったるい食べ物だったな」

ウェイバー「そりゃあデザートだからな。美味しかったか、イリヤ」

イリヤ「うん、とっても美味しかった!」

ウェイバー「よかった。じゃあ次はどこを回ろうか」

ライダー「何を言っておる、娘の服を買いに来たではないか」

ウェイバー「そりゃあそうだけど…」チラッ

ウェイバー「(うん、付き添いが必要とはいえボクが付き添うのは恥ずかしいし)」

ライダー「よし、早速3人で入るとしよう」ガシッ

ウェイバー「えぇ!?ちょ、待っ…!!」





店員「ありがとうございましたー」



ライダー「うむ、これで娘の着替えも安心じゃな」

ウェイバー「(死ぬ程恥ずかしかった…)」

イリヤ「二人共、ありがとう…私の為に色々してくれて」

ウェイバー「…いいんだよ、ボク達が好きでやってる事だし」

ライダー「うむ…む?」

ウェイバー「ライダー、どうし…」

ギル「………む」

ウェイバー「(うわぁ…また会ったよ)」

ギル「不穏な気配がしたかと思えば、貴様らか。デパートでの買い物は満足だったか?」

ライダー「うむ、ちゃんと酒も手に入れた事だし、そろそろ乗り込みに行きたい所だが…娘、少し降りておれ」スッ

イリヤ「はーい」

ギル「アッハッハッハ!征服王とやらがこのような小娘を肩に乗せてあるいているとはな。まるで親子だ」

イリヤ「むー…」

ライダー「………」

ウェイバー「イリヤ、そうムキになるなって。…ライダー?」

ライダー「坊主、娘の事…しっかり守っておけ」

ウェイバー「一体何を…っ!?」





バーサーカー「■■■■■ーーーー!!」バッ

ウェイバー「バーサーカー!?何でここに!」

ライダー「どうしてもこうしても、現れたからには対処せねばならんだろう」チャキッ

ギル「デパート視察の帰りに狂犬か…まぁ、見物位はしておいてやろう」


バーサーカー「■■■■■ーーーー!!」

ライダー「ぐっ…こいつ!」

バーサーカー「■■、■■ー!」ダッ

ライダー「させん!」ガキィン

ウェイバー「ラ、ライダー!」

イリヤ「だ、大丈夫!?」

ライダー「来るな坊主!理由は知らんがこいつの狙いは余でもそこの金ピカでもないらしい」キィンガキィン

ギル「令呪によってマスター狙い、と言った所か」

ウェイバー「………いや、違う」

ギル「ほう?」

ウェイバー「あいつが見ているのはボクじゃない…あいつが見ているのは」

ライダー「ぐっ…何故娘を狙う、答えろ! と言った所で理性がないと答えられんか」

ギル「ほう…」

イリヤ「ひっ…」

ウェイバー「………」スッ

ギル「別に我はそこの雑種をどうこうしようという気はないさ」

ウェイバー「じゃあ何でじろじろ見ていたんだよ」

ギル「少し観察していただけだ。だが我の推測が正しければそこの娘が狙われるのも頷ける」

ウェイバー「推測?」

ギル「あぁ、最も貴様ら雑種が跪いて教えを請えばヒント位はくれてやってもいいぞ?」

ウェイバー「………誰が跪くかよ」

ギル「ほう」


ライダー「ええい、なんという体力よ。お主にはスタミナ切れというのが存在せんのか?」

バーサーカー「■■■■■ーーーー!!」

ライダー「それも狂化の影響か…ぐぅ!」ザシュッ

ウェイバー「ライダー!」

ライダー「焦るな坊主、たかが掠り傷程度で余は倒れん!」



ウェイバー「………」

イリヤ「………」ギュッ

ギル「………王の財宝」キィイイン

ウェイバー「なっ…!?こっちに宝具を!?」

ギル「動くな、手元が狂う…失せろ!」ヒュンヒュンヒュン



キャスター「ぎぃあああ!!」ザシュザシュザシュ

ウェイバー「!?」

キャスター「おのれええええ、ジャンヌに捧げる最高の供物の回収を邪魔するとは、神はどこまであざ笑うのか!!」

ギル「そいつは貴様如きが手を出していい代物ではない。大人しく失せろ」

キャスター「ふふふ…だがしかし、ジャンヌに最高の供物を捧げる事ができなくとも私には龍之介がいる」

キャスター「私の目的の為ならば…どんな手段も使うという事をお忘れなく」スゥ


ウェイバー「消えた…?」

ギル「…フン」

イリヤ「はっ…はっ…」ガタガタ

ウェイバー「イリヤ!?大丈夫かイリヤ!!」

ギル「随分と怯えているな。何かあったのか?」

ウェイバー「…イリヤは、キャスターの工房に攫われていた。多分、キャスターに対して大きなトラウマをかかえていると思う」

ギル「なるほど、な…」

ウェイバー「けど、それがお前と関係あるのかよ」

ギル「いや、無いな」

ウェイバー「………」ポンポン

イリヤ「………ぁ…ウェイバー」

ウェイバー「大丈夫だ、イリヤは俺とライダーが守ってやる」




バーサーカー「■■■■■ーーー!!」

ライダー「ぐっ、お主も諦めの悪いやつだのう。だがその根性は気に入った!」



ウェイバー「くそっ、バーサーカーの奴一体どうしてイリヤを…このままだとライダーが」

ギル「いや、時間切れだ」

ウェイバー「え?」



バーサーカー「■■■ー!!■■…■………」

ライダー「む?」

バーサーカー「………」スゥ

ライダー「なるほど、魔力切れか」

ライダー「なんとかなったな。坊主と娘を守ってくれて感謝するぞ、英雄王」

ギル「我はただ目障りなハエを叩き落としただけだ」

イリヤ「…金ピカの人、優しいのね」

ギル「………ふん」

ウェイバー「あの、さ…アーチャーは何でイリヤが狙われるのか納得したかのような口ぶりだけど、一体どうしてだ?」

ギル「答える義理はない…が、我の独り言を聞きたければ勝手にしろ」

ライダー「素直じゃないのう」

ギル「黙れ!! …そうさな、そこの娘は人間ではない」

ウェイバー「!?」

ギル「どこかの魔術師の家系が得意とする錬金術によって生み出されたホムンクルスと人間のハーフ、と言った所か」

ギル「それだけでも目を付けられる理由としては十分だ。だがそれだけではない」

ギル「その娘には聖杯が宿るであろうな。他に聖杯の器がいなければ、その娘が聖杯の器となるだろう」

ウェイバー「そ、その聖杯の器になったら…一体どうなるんだ?」

ギル「そうさな、サーヴァントが脱落する毎に人としての機能を失い、最終的には聖杯に自我を取り込まれるであろう」

ギル「つまり、聖杯としての役目を全うして死ぬという訳だ。聖杯が宿る器とあれば、サーヴァントが惹かれるのも無理はあるまい」

ギル「最もこれは我の推測に過ぎない。真実はもしかすると、更に残酷なのかもしれんな」

ギル「…が、どちらにせよホムンクルスという時点で短命は運命づけられている。その娘をどうするかは貴様次第だ」

ウェイバー「そんな…なんとかならないのかよ」

ギル「我の財の中には短命をなんとかする財も存在する。…が、我がそこまでする義理はない」

ギル「独り言は終わりだ。後は自分たちでどうにかする事だ」スゥ


イリヤ「………」

ライダー「うーむ、今日は興ざめしてしまったのう。仕方ない、坊主よ、もう帰って寝るとするか」



こうして、私達は帰路に着いた。

けど、あの金ピカの人が言ってる事が全部本当だったら私は長くは生きられない。

それに、ますますウェイバー達に迷惑がかかっちゃう…

どうすれば、いいのかな。

4日目 終了
セーブ完了

-タイガー道場-


大河「ぜぇ…ぜぇ…タイガー道場、はっじまっるよー」

バーサーカー「■■■■■ーーー!!」ブォンブォン

大河「今回もぉ!無事1日を終えてぇ!!私はぁ!!なんとか助かってぇ!!」ドゴォンドゴォン

バーサーカー「■■■■■ーーー!!」

大河「誰か止めて!このままだと私死んじゃう!!」

バーサーカー「■■■■■ーーー!!」

大河「だぁーっ!!と、とりあえず走りながら進行勧めちゃおう!」

大河「今回は珍しくBADもDEADもなかったね!ウェイバー君の加護のおかげかな!?」

大河「とりあえず、今回はバーサーカーやキャスターの介入もあったけど何よりギルの行動が意外だったよね!?」

大河「そしてイリヤちゃんには自然とサーヴァントを引き寄せる何かがあるとギルが言っていた訳ですがぁ!!」

大河「果たしてどこまでが真実なのか!どこまでがあたっているのか!それは皆さんならご存知かとぉ!!」

大河「明日は多分ウェイバー編最初の鬼門だと思うよ!しっかりフォローしてあげてね!!」

大河「それじゃあバーサーカー君は交代ね!早く新しい相方!」

5次ギル「退場の時間だ、雑種」

バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」



大河「ぜぇ…ぜぇ…助かった」

大河「BADとかDEAD入ってたらその分多くバーサーカーに追い回される所だった。皆に感謝ね」

大河「それじゃあ今回はここまで!次は朝or夜あたりに再開するね」

大河「もうだめ…おやすみバタンキュー」

-タイガー道場-

大河「うらー!泣く子も黙るタイガー道場だぞー!」

小次郎「いきなり何を言い出すかと思えば…所で朝は更新しなかったな」

大河「睡眠時間には勝てなかったよ…と、それより色々質問やらなにやらが来ちゃってますねぇ」

小次郎「どうするのだ?全ての質問に答える余裕はないのだぞ?」

大河「とりあえず簡単にまとめちゃうと時系列に関しては全てパラレルワールドって事で勘弁してね!原作無視の注意書きもあるし」

大河「そんじゃ、5日目いってみましょー!」

イリヤ「うーん……ん?」

イリヤ「………そっか、あの後疲れて寝ちゃったんだっけ」

イリヤ「(私がホムンクルスだって事は聞かされてたけど、ホムンクルスが短命なんて知らなかった…)」

イリヤ「(それに聖杯ってなんだろう。私が聖杯の器って…昨日からわかんない事だらけ)」

イリヤ「(今日は、どうしようかな)」



1:気分が落ち込んでるし、寝よう
2:ウェイバー達は下かな?行ってみよう


選択安価 安価下2

ウェイバー「………」

ライダー「どうした坊主、朝から神妙な顔をして」

ウェイバー「別に。ちょっと考え事してただけだよ」

ライダー「昨日金ピカが言っていた事か」

ウェイバー「それもあるけど…なんでもない」

ライダー「ふむ…どうやらあの娘の件は思っていた以上に深刻だったようだな」

ウェイバー「あぁ、いきなり人間じゃないとか、聖杯の器だとか、短命だとか言われたら訳が分からないね」

ライダー「それもそうだが…坊主が悩んでいるのはそれだけか?」

ウェイバー「どうしてそう思うのさ」

ライダー「何、余の勘だ」

ウェイバー「勘って…あのなぁ」

ライダー「余も人間だったのだ、人の悩み位わかる。だからこそ言える事がある」

ウェイバー「…何だよ」

ライダー「悩める時は存分に悩め。浅はかな判断で後悔する位なら、悩んで悩んで悩み抜け。その果ての選択に後悔はないのだからな」



イリヤ「おはよー」トテテテ

ライダー「おう、ようやく起きたか。ほら坊主、娘も起きた事だしさっさと支度せい」

ウェイバー「支度って何の支度だよ」

ライダー「今日こそはセイバーのマスターの所に殴り込んで聖杯について語り…」

ウェイバー「ストオオオオップ!!だめだぞ、絶対駄目だからな!」

ライダー「なんだ、つれないのぅ」

ウェイバー「ただでさえ昨日聖杯とか色々あってイリヤがデリケートになっているのに、火にガソリンを注ぐ馬鹿が何処にいますか!」ボソボソ

ライダー「ここにおるぞ?」

ウェイバー「………とにかく絶対に行かせないからな。無理にでも行こうとしたら令呪使うぞ」

ライダー「そうか…」シュン

祖母「あらイリヤちゃん、今日はおかわりはいらないの?」

イリヤ「うん…ちょっと食欲がなくて」

ウェイバー「………」

ウェイバー「ライダー、イリヤ、3人で街に出かけよう」

ライダー「いきなりどうした坊主、どういう風の吹き回しだ?」

ウェイバー「ただの気分転換だ。イリヤも来るか?」



1:ウェイバー達と一緒に出かける
2:今日は家に残る

選択安価 安価下2

イリヤ「………」

ライダー「どうした娘、元気がないではないか」

イリヤ「うん…ちょっと、考え事してただけ」

ライダー「なんだ、お前さんまで辛気臭い顔しおって。せっかく坊主が気分転換に連れて行ってくれるのだから、そういう時位は辛いこと一旦忘れて楽しまんと損だぞ」

イリヤ「…うん、そうだね」

ウェイバー「(ライダーの奴、無神経な事を………しかしイリヤってどこかで見た事があるような感じだよな。……気のせいかもしれないけど)」

ライダー「所で坊主よ、今日はどこに行くつもりだ?」

ウェイバー「ちょっと本を見に行くだけだよ。イリヤも欲しい本があったら1冊位買ってあげるから遠慮しなくていいぞ」

ライダー「ほう、では余もウェイバー「お前は遠慮しろ!」






ライダーの言うとおりだよね。せっかくウェイバーが気分転換に連れて行ってくれるのに私だけこんな顔してたら、つまらないよね。

今日は嫌な事忘れて、楽しむのもいいかも



ライダー「着いたぞ坊主!ここは本を中心に取り揃えておるがどうやら他の物も売っているようだな」

ウェイバー「ここからはそれぞれ見たい所を回ろう。イリヤにも小遣いを渡しておくから、買いたい本とかあったらこのお金で買うんだぞ」



そう言って、ウェイバーは本がたくさんある所に行っちゃった。ライダーは機械みたいなのが置いてある所に行ってるし、私はどうしようかな?


1:ウェイバーの後を追う
2:ライダーの所に行く
3:一人で気ままに回る

選択安価 安価下2

ライダー「ほほぉ、まさか今日が発売日だったとは。余のラックはやっぱり伊達ではないな」

イリヤ「ライダー、それなぁに?」

ライダー「こいつはな、アドミナブル大戦略というゲームでなんと本日発売だったのだ!しかも初回限定版だ」

イリヤ「ゲーム?」

ライダー「うむ、ゲームは娯楽の一種らしいからな。せっかくだし余もこのゲームとやらを買ってみようと思ってな」

イリヤ「ゲームかぁ…楽しいのかな?」

ライダー「やってみなければ分からんな。なんなら一緒に遊ぶか?」

イリヤ「この小さな箱で遊べるの?」

店長「こちらのソフトは、こちらのゲーム機に差し込む事で遊ぶ事が出来ますよ。なんでしたら安くしますがいかがですか?」

ライダー「ほほう、安くしてくれるのか!それはありがたい」

店長「今でしたら特別サービスでこちらのコントローラも2つお付け致しますよ」

イリヤ「(金ピカだ…)」

ライダー「随分太っ腹ではないか。決まりだ、こいつを買うぞ!!」

店長「ありがとうございます。よろしければお嬢さんもお好きなソフトを買いませんか?」

イリヤ「うーん、じゃあ面白そうなゲームを教えて」

店長「そうですね、ではこちらの格闘ゲームはいかがでしょうか?」

イリヤ「よくわからないけど、これにする!」

店長「ありがとうございます」








「行ったか?」

店長「えぇ、行きましたよ」


「ちゃんとあれも付けておいただろうな」

店長「ぬかりはありません」

「ならいい。奴らがどこにいるかは常に把握しておきたいからな…ご苦労だ」

ライダー「さぁ坊主、帰ったら早速対戦プレイだ。コントローラというのも2つ付いてきたぞ!」スッ

ウェイバー「(なんで金ピカ…)」

イリヤ「(多分私と同じ事を考えているんだろうなぁ)」

ライダー「どうした坊主、何かおかしいか?」

ウェイバー「あのな、ボクはそんな下賤で低俗な遊戯には興味ないんだ」

イリヤ「えー!?新しい遊びだよ?ウェイバーも一緒に遊ぼうよ!」

ライダー「はぁ、もーどうして坊主は好き好んで自分の世界を狭めるかな。ちったぁ楽しい事を探そうとは思わんのか」

ウェイバー「うるさいな…余計な事に興味を割く位なら、真理の探求に専念するのが…」

ライダー「で、そういう貴様が興味を持っていたのが…この2冊か?」

ウェイバー「!?」

イリヤ「んと…アレクサンドラ・ザ・グレート?」

ライダー「こいつぁ余の伝記ではないか。当の本人が目の前にいるのだから、直に聞けばよいではないか」

ウェイバー「あぁ聞いてやる!聞いてやるよ!! お前、歴史だとすっげぇちびだったって事になってるぞ。それがどうしてそんなばかでかい図体で限界しているんだよ」

ライダー「ん?余がちびとな。やっぱりどこの誰かも知らん奴が書き残したものなどアテにならんという事か。がーっはっはっは!」

ウェイバー「違ってるなら違ってるで、怒ったりしないのかよ」

ライダー「いや、別に気にせんが。変か?」

ウェイバー「いつの時代も権力者ってのは、自分の名を後世に残そうと躍起になっているだろ」

ライダー「そりゃまぁ、史実に名を刻むというのもある種の不死生ではあろうが、そんな本の名だけが2000年もながらえる位なら、その100分の1でいい。移し身の寿命が欲しかったわい」

ウェイバー「じゃあ、30そこそこで死んだっていうのは…」

ライダー「そりゃあ合っているな」

ウェイバー「………」

イリヤ「ねぇ、難しい事はよくわからないけど…ライダーってこの本に載っている昔の人なの?」

ウェイバー「あっ」

ライダー「そうだ」

イリヤ「じゃあ、死んだって書いてあるのになんで生きてるの?」

ライダー「そりゃあ余が坊主のサーヴァントとして限界しているからだ」

イリヤ「サーヴァント?」

ウェイバー「何でお前はそうやって何も隠さず答えるんだよ!?」

ライダー「だって、なぁ?」

ウェイバー「なぁ?じゃなああああああああああい!!」

ウェイバー「(結局全部話してしまった…)」

ライダー「何をだまりこんでおるのだ。ん?」

ウェイバー「別に。ただ二人の気分転換になったかなって」

ライダー「そうさなぁ、余は早く帰ってゲームで対戦プレイをしたくてうずうずしておる。どうだ、坊主も一緒に」

ウェイバー「だからボクはいいって。…それより何で話したんだよ」

ライダー「仕方なかろう。隠す程の事でもあるまい」

ウェイバー「それで本来無関係だったイリヤがますます危険な目にあったらどうするつもりだよ!?聖杯戦争とは無関係なんだぞ」

ライダー「坊主、その考えは恐らく見当違いだ」

ウェイバー「見当違いもなにも、聖杯戦争の事を全部教えたら、他のマスターやサーヴァントに狙われる可能性が高くなるんだぞ」

ライダー「それが見当違いだと言っておるのだ。貴様も見ていただろう、バーサーカーの襲撃、キャスターの奇襲、そして金ピカの言葉」

ライダー「恐らく何も話さないままだとしても、娘は狙われる運命にあるのだろうよ。それならば全てを話す事で、現状を理解してもらった方がよかろう」

ウェイバー「それってお前が決める事なのかよ」

ライダー「それに、娘だってその事で悩んでおったのだ。知りたい事が知れたのであれば、悩みも一歩は前進するだろうよ」

ウェイバー「………イリヤはどうなんだよ」

イリヤ「え?あ、えっと…何の話だっけ?」

ウェイバー「ライダーの話、聖杯戦争について…聞いて後悔したか?」

イリヤ「………頭の中ではね、色々なびっくりがどんどん出てきて整理出来てないからなんともいえないけど、これだけはわかるよ」

イリヤ「多分、その聖杯戦争っていうのがなかったら私はウェイバーやライダーに助けられる事はなかったと思う。だから、後悔はしてない…と思う」

ウェイバー「………そっか。言っておくけど辛い時は一人で抱え込んだりするなよ」

イリヤ「………うん」

ライダー「坊主も何時の間にか成長したな。出会った時のやり取りが嘘のようだ」

ウェイバー「うるさいなぁ…っ!?」

ライダー「!!」

イリヤ「え、何?二人ともどうしたの?」

ライダー「川…か。坊主、娘を連れて先に帰っていろ」

ウェイバー「ライダーはどうするんだよ!?」

ライダー「余は一足先に現場に向かう。その間に坊主は娘の安全を確保しろ。それから合流すればよい」

ウェイバー「…わかった。イリヤ、一緒に行くぞ」

イリヤ「待って、そしたらライダーは…」

ウェイバー「ライダーは戦いに行く。けどイリヤは戦いとは関係ない一般人だ。巻き込まれたら死ぬ可能性が高い…だから、急いで家に帰ろう」

イリヤ「………」




1:無理を言ってライダー達と同行する
2:素直に忠告を聞いてウェイバーと帰宅する

選択安価 安価下3

イリヤ「ま、待って!」

ウェイバー「イリヤ…?」

イリヤ「私も一緒に連れて行って…ライダーとウェイバーが参加している聖杯戦争に行くんでしょう?」

ライダー「おい娘よ、お主自分の言っている事が分かっておるのか?」

イリヤ「分かってる…危険だって事も。でも、二人が危険な目に合うかもしれないのに私一人だけが安全な所に避難なんて出来ないの」

ウェイバー「だからって、わざわざ危険な所に連れていく訳ないだろ」

イリヤ「でも…!」

ライダー「なぁ娘、今回はさすがに余であっても守りきれん。それこそ本当に死ぬかもしれんのだぞ。それでもついてくるのか?」

イリヤ「うん…私も連れて行って」

ライダー「………はぁ、仕方ない。なら掴まっておれ」キィイイン…

イリヤ「うわっ、でっかい牛さん!」

ライダー「早く乗らんか。言っておくが振り落とされるでないぞ」

ウェイバー「ライダー、いいのかよ!?」

ライダー「娘が着いて来ると言って聞かぬのであれば連れて行く他あるまいて」

ウェイバー「あのなぁ、ってだぁあああああああ!?」

ライダー「不用意に口を動かすと舌を噛むぞ。しっかり掴まっておれ!!」

大海魔「ぎしゃあああああああああああ!!」




ウェイバー「な、なんだよあれ!?」

イリヤ「で、でっかい化物!?」

ライダー「しっかり掴まっていろ!キャスターの奴め、まさかこれ程の海魔を召喚するとはのぅ」

ウェイバー「こ、これからどうするつもりだ?あの怪物相手にどうやって戦う?」

ライダー「それを今から考える所じゃ。みろ」

ウェイバー「あれは………セイバーにランサー!?」

ライダー「奴らもキャスターを止める為に動いておるのじゃろう。どうやら、セイバーのマスターもおるようだ」

ウェイバー「セイバーの…マスター…」

ウェイバー「(あれ、あの容姿…もしかして)」

イリヤ「お母様!!」

ライダー「む…いかん!!」



ガキィン

バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」

ウェイバー「バーサーカー!?こんな時に…ってイリヤ!?」

ライダー「しまった、今の衝撃で…!!」







お母様が見えた。

必死に呼びかけようと気付いてもらおうと身を乗り出した時、突然大きな衝撃が乗り物を襲った。

そのひょうしに、私は転落してしまった。

川に真っ逆さまに落ちていく。待ち受けるのは、巨大な化物の………私を飲み込もうと待ち構えている口。




ウェイバー「イリヤァアアアアアアアアアアアアア!!」




そして私は、怪物に食べられた。


DEADEND ライダーは万能ではない

-タイガー道場-


大河「うん、まぁ予想通りの結果だね」

小次郎「ライダーについていけば安全だろうという安易な思考の結果だな」

大河「まぁそりゃあ原作からして一人残るのは死亡フラグだと思うものねぇ…その逆もしかり」

小次郎「今回の死因はフラグ管理に敏感すぎた所だろうな」

大河「そういう事だね。この先もこういうフラグとかに敏感な皆だからこそ引っかかる罠が出てくるかもしれないわよぉ」

小次郎「時にはフラグうんぬんを抜きにしてどの選択が一番安全か等の違う視点で考える事も必要という訳だ」

大河「しかぁし!一つ死亡フラグを回避した所でフラグは次から次へとやってくるもの」

大河「という訳で、特別に直前の選択肢からやり直してあげちゃうぞ!」

小次郎「全て回避しきれるとは思えんが…せいぜい頑張る事だ」

イリヤ「はっ!?」

ライダー「どうした娘よ」

イリヤ「…ううん、なんでもない」

イリヤ「(今、ライダーの乗り物から転落してでっかい化物に食べられる光景を見た気がする)」

ウェイバー「なぁ、大丈夫…っ!?」

ライダー「!!」

イリヤ「え、何?二人ともどうしたの?」

ライダー「川…か。坊主、娘を連れて先に帰っていろ」

ウェイバー「ライダーはどうするんだよ!?」

ライダー「余は一足先に現場に向かう。その間に坊主は娘の安全を確保しろ。それから合流すればよい」

ウェイバー「…わかった。イリヤ、一緒に行くぞ」

イリヤ「待って、そしたらライダーは…」

ウェイバー「ライダーは戦いに行く。けどイリヤは戦いとは関係ない一般人だ。巻き込まれたら死ぬ可能性が高い…だから、急いで家に帰ろう」

イリヤ「………」

イリヤ「(二人は、これから戦いに行くんだね。それに私が着いていったら多分足でまといになっちゃう)」

イリヤ「…うん、分かった」

ライダー「よぉし、では遙かなる蹂躙制覇を出してやる。そいつに乗ってゆけ!」キィイイン




イリヤ「うわっ、でっかい牛さん!」

ウェイバー「って、これを俺達が乗って行ったらライダーはどうするんだよ!?」

ライダー「なに、余の宝具はこれだけではない。とにかく先にゆけ!」

ウェイバー「ちょっと待て、誰がこれを操縦…うわぁあああ!?」



ライダー「なに、自動操縦で家まで送ってやるさ。その後は坊主だけを連れて戻って来る」

ライダー「さて、戦へと向かうかのぉ」

ズガガガガガッシャアアアン…


ウェイバー「つ…着いた………」

イリヤ「ふにゃあ…」

ウェイバー「…こいつ、待っていてくれてるのか」

ウェイバー「………」

イリヤ「はっ、ここは!?」

ウェイバー「ボク達の拠点だよ。いいかいイリヤ、今からボク達が帰ってくるまで絶対に家から出ちゃいけないよ」

イリヤ「ウェイバー………」


1:一人だと心細いからウェイバーも一緒にいてほしい」
2:分かった、一人で待ってる
3:…やっぱり私も連れて行って


選択安価 安価下2

イリヤ「分かった、一人で待ってる」

ウェイバー「それでいい。…それじゃあいってくるよ」

イリヤ「あ……ま、待って!」

ウェイバー「い、イリヤ?」

イリヤ「(もしウェイバー達が帰って来なかったら…そんなのやだ)」

イリヤ「(責めてお母様のお守り…アインツベルンから出る時に持ってきたこのお守りがウェイバー達を守ってくれるなら)」





1:ウェイバーにお守りを渡す
2:やっぱりなんでもない


選択安価 安価………大河「ちょっと待った」

小次郎「おい、表に出てこないという言葉はウソだったのか」

大河「何を言っているのよ、私は親切に裏から忠告に来てあげただけよ」

大河「この選択肢はそれだけ重要な選択なの。何がとは言わないけど、とにかく重要。すっごく重要なの」

大河「強いていうなら、エンディングにも関わってくる選択だから、後悔しないようにね!なんなら再安価抗議もこの選択に限っては受け付けるからね!」

小次郎「…それでいいのか」

大河「いいの!」

大河「という訳で、さっきの選択肢はよく考えた上で安価をとってね。それじゃあ安価下3に選択を委ねてみよう!」

大河「2ね?ほんとに2でいいのね?」

小次郎「いい加減にせよ、安価に委ねたのは貴様であろう」

大河「だってこの選択でルートが確定するんだよ!?それでも重要視しないっていうの!?」

小次郎「と、私に言われてもな…」

大河「ふーんだ、まぁいいもんね。私は皆の安価に従うしか出来ないしー。抗議するなら今の内だしー」

小次郎「どうしろというのだ」

大河「あ、別にはずれ選んだとしてもルートが潰れる訳じゃないから安心してね。2で後悔ないならそのまま書いちゃうぞー」

小次郎「………」

大河「どうしたのよ、まじまじと私の顔を見て」

小次郎「いや、別に。所で抗議とやらは受け付けないのか?」

大河「続き投稿前にいっかいだけF5押すから、その時に抗議の声がそんなになかったらそのまま投下するだけよ」

小次郎「………もう何もいうまい」

大河「私がルールブックだー!!」

ランサー「いや、お前ただの司会だろ!!」

イリヤ「ううん、やっぱりなんでもない」

ウェイバー「そっか。………じゃあ、いい子にして待っていろよ」

イリヤ「うん…いってらっしゃい」






イリヤ「ふぅ…」

イリヤ「行っちゃった…無事、帰って来るよね?」

祖父「おやイリヤちゃん、先に帰ってきたのかい?」

イリヤ「うん、ウェイバー達はちょっと行く所があるから先に帰っていなさいって」

祖母「そうかいそうかい。それならイリヤちゃんの分だけでも先に作っておくから、夕食を食べましょう」

イリヤ「はーい」




イリヤ「ウェイバーとライダーがいない3人で食べた晩御飯…少し寂しかったなぁ」

イリヤ「これからどうしようかな」




1:ウェイバー達が帰って来るまで寝て待とう
2:持ち帰ったゲームで先に遊ぼうかな
3:ちょっと外の様子を見てみよう
4:おじいさんとおばあさんの所に行ってお話しようかな

選択安価 安価下2

イリヤ「おじいさんとおばあさんの所にいってお話しよう」トテテテ


祖父「おや、イリヤちゃん。どうしたんだい?」

イリヤ「ウェイバー達が帰ってくるまで暇だから、お話したいの」

祖母「おやまぁ、それじゃあウェイバーの事についてお話しようかねぇ」



おじいさんとおばあさんと一緒にお話をした。

少し仲良くなれた気がする



祖母「しかしこうしてウェイバーにもお友達が出来て、娘まできてくれるなんて今まで生きてて一番楽しいわ」

祖父「そうじゃのお、どうせならイリヤちゃんがウェイバーの嫁に来てくれれば言うこと無しじゃのぉ」

イリヤ「お嫁さんかぁ…」



その時、「リビングの」電気が消えた。

祖母「あら、電気が消えちゃったわ」

祖父「おかしいのぅ、確か新しいのに変えたばかりのはずじゃが…ちょっと、ブレーカーの様子を見てこよう」

祖母「あなた、気をつけてね」

祖父「心配いらんよ、この家に何年住んでいると思って…うぐっ!?」ザシュッ

祖母「あなた?どうしたのあなた…ぁ」スパァン

ドシャッ



イリヤ「え…な、なに?」

暗くてよく分からないけど、聞き覚えのある音。人が倒れる音が聞こえた。

倒れるシルエットと、その先に立つ影。

そして…



私の目の前に、不気味な仮面が立っていた。

「………」

そこで、私の意識は途切れた。

その後、私がどうなったのかはよくわからない。

ただ、最期にキリツグが泣きながらこっちに何かを構えている姿がうっすらと見えて…


発砲音と共に、私の意識は永遠に途切れた。



DEADEND マッケンジー宅に迫る死亡フラグ

-タイガー道場-

大河「はぁー、今回は見えない地雷が多いわねー(棒読み)」

小次郎「悪魔だ…悪魔がここにいる」

大河「私は悪魔なんかじゃないわよ?善良な裏方に決まってるじゃない」

ランサー「なぁあんた…いくら舞台裏だからって、だんだんキャラ崩壊してないか?」

大河「気のせいよ気のせい」

小次郎「思惑通りに事が動かないからといって、癇癪を起こした所で何も解決せんぞ?」

大河「癇癪なんて起こしてませんよーだ。それよりアーチャー、御飯まだー?」

アーチャー「なんで俺がこんな事を……」ジュージュー



小次郎「で、今回の死因は?」

大河「ズバリ、マッケンジー宅に迫る死亡フラグに気付かなかった事です。目先の選択肢で回避出来たと思ってたら次の選択肢が出る時点では既に詰んでたとかよくある事だし」

小次郎「そういえば、割と最初の方でも言っていたな」

大河「ちなみに私はあえてここ詰んでるとか明言するつもりはないわよ?そこ理解した上で一日の最初からやり直すか、直前からやり直すか、特別中継地点からやり直すかを選んでねー」

小次郎「………まるで女狐だな」

大河「何かいったかしら?」

小次郎「いや、なんでも」

大河「さて、それじゃあ皆さんには今日の最初からやり直すか、直前の選択肢からやり直すか、特別中継地点(ライダーがキャスター察知した所)からやり直すのか選んでもらいましょうか(ゲス顔」

ランサー「もう滅茶苦茶じゃねぇか!誰かこの暴走した司会止めろ!このスレが乗っ取られる!!」

大河「うるさいわね、やっちゃえバーサーカー!!」

ランサー「え、ちょっと待て、え?」

バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」

ランサー「ぎゃあああああああああああああ!!」




小次郎「とりあえずだ、司会が暴走したようなので代わりに私が進行しよう」

小次郎「基本は直前の選択肢からやり直すようにはするが、明らかに詰んでると思ったら先程の中継地点や一日の最初からやり直してもいい。その場合きちんと申し出が出るまでは遡りの意思がないと見て進めるから注意したまえ」

小次郎「では、今回は直前の選択肢からやり直しを行おう。…そういえばどうすればよいのかを聞いていなかったが、今聞いた所でまともな答えは帰って来ないだろうから今回は仕方なしだ」

イリヤ「はっ!?」

イリヤ「おじいさんとおばあさんが殺される光景を見た気がする」

イリヤ「ウェイバーとライダーがいない3人で食べた晩御飯…少し寂しかったなぁ」

イリヤ「これからどうしようかな」




1:ウェイバー達が帰って来るまで寝て待とう
2:持ち帰ったゲームで先に遊ぼうかな
3:ちょっと外の様子を見てみよう


選択安価 安価下2

イリヤ「ちょっと外の様子を見てみよう」トテテテ


外は相変わらず静かだ。

イリヤ「ウェイバー達…大丈夫かな」


綺礼「おや、こんな時間に外に出るとは…いかんせん、関心せんな」

イリヤ「だ…誰!?」

綺礼「私はただの神父に過ぎない。それゆえにこのような時間に子供が出かけるのを見て見過ごす訳にはいかん」

綺礼「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン…わざわざ出てくるとは、手間が省けた」

綺礼「悪いが、私と一緒に来てもらおう」シャキン

イリヤ「(こ、この人…怖い)」

イリヤ「た、助けて!おじいさ…ぁぐ」ドスッ



ドシャッ


綺礼「夜の街には危険がたくさんある…それを分からぬようでは、この先生き残る事は出来んだろう」





それから、私が意識を取り戻す事はなかった。

ただ、最期にうっすらと…泣きながらこっちを見るキリツグの姿が見えた気がした。



DEADEND 神父

-タイガー道場-


大河「」プシュー

ギル「反省したか、雑種」

大河「ハイ、ボウソウシテゴメンナサイ」


小次郎「とりあえず一件落着…と言った所か」

ランサー「死ぬかと思ったぜ」

小次郎「さて、今回の死因は…まぁ夜に外を出歩く時点で殺してくださいと言っているようなものだな」

小次郎「夜はあまり出歩かずになるべく家でおとなしくしている方が賢明という事だ」

ランサー「賢明ってだけで生き残れるとは言ってない。ここ重要な」

小次郎「さて、司会である貴様の暴走で皆が心配している訳だが…どうするつもりだ?」

大河「あー、うん。まぁ私も暴走しすぎちゃったし、反省はしてるよ?」

大河「でもでも、最初の方で言ったように詰んでる所から始めなきゃいけないルールはないから明らかに詰んでると双方が判断した場合に限り遡りを認める。それなら文句ないでしょ?」

小次郎「まぁ、妥当だな。とりあえずそれ以外での最安価取得や内容確認は一切禁止だ。いいな」

大河「はーい」

小次郎「わかればよい。では直前の選択肢から行こうか」

イリヤ「はっ!?」

イリヤ「怖い神父に攫われる光景を見た気がする」

イリヤ「お外怖い…」ガタガタ

イリヤ「…これからどうしようかな」




1:ウェイバー達が帰って来るまで寝て待とう
2:持ち帰ったゲームで先に遊ぼうかな


選択安価 安価下2

イリヤ「ウェイバー達が来るまで寝ておこうかな」ゴソゴソ


スゥ…スゥ…



パチン ウワナニヲスルヤメ



アサシン「………」


チャキッ


ザシュッ



DEADEND ………

-タイガー道場-


大河「………」

小次郎「………」

大河「WHAT!?何で?何でここでそっち選んだの!?訳がわからないよ!」

小次郎「タイガー道場巡りをしたいのだろう、きっと」

大河「と、とりあえずあれね。今回の死因は無防備に寝てた事ね!」

小次郎「…だからといってゲームをしていても同じ気はするが」

大河「てか、残った選択肢一個だし…全部の選択肢消化してから一日の最初から戻るとかいう裏技使えちゃうわよこのままだと」

小次郎「そんな事をしようものならペナルティを付け加えればいい。ルールブックはお前だろう」

大河「むむ、それもそうね。………うん、何も思いつかない!」

小次郎「では次回までにしらみつぶしに対するペナルティを考えておくのだな」

大河「あい分かった!」

小次郎「で、選択肢が一つとなってしまった以上詰んでると判断して一日の最初からやり直すか、まだあるかも分からないペナルティを覚悟して最後の一つの選択肢を選ぶか。まずは選べ」

大河「あれ、最安価取得とか内容確認禁止じゃ…」

小次郎「これはどちらにも違反していない。何よりこうなる事事態想定していなかったのだから仕方ないだろう」

大河「………」

小次郎「という訳だ。一日の最初からやり直すか、最後の選択肢を取るかは安価下4に委ねよう。たまには数字も変えないとな」

大河「連投とかは禁止だぞー」

イリヤ「暇だからゲームでもして待っていようかな」ガサゴソ


イリヤ「これがハード機ね。ふんぬぬぬ…重い」

イリヤ「ウェイバーが部屋まで運んでくれたけど、こんなに重い荷物を持ってたのね」

イリヤ「…それにしても、お店の人がセットにしてくれたこの金ピカのコントローラ、なんなんだろう」

パチン

イリヤ「え?あれ!?」

イリヤ「電気、消えちゃった…」

スゥ

アサシン「………」

イリヤ「だ、誰!?」

アサシン「………」スッ

イリヤ「いや…やだ、来ないで!」

アサシン「………」バッ

イリヤ「いやあぁああああああああああああ!!」


その時、不思議な事が起こった。

金ピカのコントローラが光ったのだ。

そして、次に目を開けた時に映っていた光景は………





ギル「ほう、まさか我のお守りが早くも効果を発揮するとはな」

イリヤ「あれ、貴方…金ピカの人!?」

時臣「君は…どうしてここに!?」

ギル「騒ぐな。こいつは呼ばれるべくしてここに呼ばれた、それだけの事だ」

時臣「は、はぁ…」

ギル「貴様はそこにいるマスターの相手をしておけ。我はこの小娘と話をする」

時臣「…御意」





ギル「さて…何があったのかは知らんが、どうやら念のためにとお守りを忍ばせておいて正解だったようだ」

イリヤ「お守りって…もしかして、あの金ピカのコントローラ?」

ギル「あぁ、そうだ。店を懐柔して自然を装って危険が迫るであろうお前達の所に我のお守りを忍ばせたのだ」

イリヤ「そうなんだ…」

ギル「………さて、もう少し話をしていたい所だが」

ギル「どうやら狂犬がこちらにやってくるようだな。小娘、下に降りるか我に掴まっているか…選べ」



1:ギルガメッシュと一緒にいる
2:下に降りて待つ

選択安価 安価下2

イリヤ「じ、じゃあ下に降りて待ってる」

ギルガメッシュ「いいだろう。…なら我は少し空の散歩に行ってくる、少し待っていろ」







イリヤ「…わぁ、お空で凄い戦いが起こってる」

イリヤ「………あ、あっちにライダーがいる!」

龍之介「あっれーこんな所で会うなんて奇遇だねぇ」

イリヤ「!!」

龍之介「先日ぶりだねぇ、見てよほら。あれ旦那がやってるんだぜ」

龍之介「旦那が神様に超COOLなショーを見せているんだ!すっげぇだろ?」

龍之介「なぁ、どうせなら一緒に見届けようぜ?逃げないなら大人しくしててやるからさ」

イリヤ「ひっ…いや!」ダッ


龍之介「あれ、逃げるんだ…旦那のショーも見ていたいけど、あれの腸みるのも楽しそうだからいいけどさ」ユラッ


イリヤ「はっ…はっ…はっ…!!」

ガッ

イリヤ「あうっ!?」

龍之介「だめだよ急に走ったら。ほら、捕まえた」


イリヤ「やだっ助け…て……」

龍之介「はーいいっちょうあがりー。それじゃあショーの合間のおやつがわりに解剖してみますか」





DEADEND 何故降りたし

-タイガー道場-


大河「何故降りたし」

小次郎「その前に何が起きたのか説明しろ」

大河「本編で説明する予定だから却下」

小次郎「今回の死因は?」

大河「何故降りたし」

小次郎「把握」

ランサー「ちょっと待て、やり取り簡素すぎだろ!!」

大河「だって>>1が朝から夜までの仕事の疲れ誤魔化す為に無理やりテンション上げた結果変な不況買ってるんだもん、そりゃ簡素にもなるわよ」

ランサー「その前に飲むな」

小次郎「とりあえず、余計な何かを追加せずそのまま進行すればよいと思うのだがな」

大河「だってそれだけだとつまんないじゃーん、裏方からもいろいろやりたいわけよー」

ギル「また葬られたいか?」

大河「ゴメンナサイ」

小次郎「とにかく、だ。思いつき進行はともかく思いつきで変な事をしようとするな」

大河「はーい」

小次郎「では、再開しよう」

アーチャー「(疲れているなら寝るべきだと思うが…)」

イリヤ「はっ!?」

ギル「どうした?」

イリヤ「下に降りたら危険な気がする…」

ギル「まぁ、あの化物が猛威をふるっているからな」

ギル「………さて、もう少し話をしていたい所だが」

ギル「どうやら狂犬がこちらにやってくるようだな。小娘、舌を噛むなよ…しっかりと我に掴まっていろ」

イリヤ「う、うん…うわぁ!?」ギュン



バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」

イリヤ「っっっっっ!!」

ギル「狂犬が…地べたに這いつくばっていればいいものを、誰の許しを得て我と同じ高度に登ろうとしている!」

イリヤ「(凄い勢いで空を飛んでる!?なにこれ、どうなってるの!?)」

ギル「小娘、何が起きたのかは分からないだろうが説明は後だ。我の宝具で貴様への風圧は軽減している…この速度でも死ぬ事はあるまい」

バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」

ギル「チッ、狂犬め…小賢しい」

イリヤ「(ど、どうしよう!?しっかり掴まってないと。でもどうしてこうなってるのかわからないし…)」



1:ギルガメッシュに何で自分がここにいるのか聞いてみる
2:黙って様子を見る
3:大海魔の方を振り返ってみる

選択安価 安価下2

イリヤ「ね、ねぇ金ピカさん!一つ聞いてもいい!?」

ギル「なんだ、今は集中しているのだ。手短に話せ」

イリヤ「私、さっきまで部屋にいたのになんでここにいるの!?」

ギル「それは我のお守りの力だ。我のお守りが貴様の傍にある時に貴様が危機に陥った場合、瞬時に我の元に転送される仕組みだ」

ギル「恐らく肌身離さず所持するだろうと踏んだが、どうやらそのとおりだったようだな」

イリヤ「金ピカさん…」

バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」

ギル「なっ…しまった!!」

イリヤ「あっ………」



最期に見たのは高速でこっちに向かってくる黒い騎士。

騎士が乗っていた乗り物は金ピカさんの乗り物に乗って爆発して…

私は騎士に抱えられたまま海に落ちて、その衝撃で命を落とした。



DEADEND 人の集中を邪魔してはいけません

-タイガー道場-


大河「ほげー」

ランサー「遂にタイガーが壊れた」

小次郎「仕方あるまい、ここは私が進行しよう」

小次郎「まず今回の死因だが…英雄王が必死に操縦している時に横から話しかけて集中を削いだらそりゃあ注意も散漫になる」

小次郎「結果、一瞬の見落としが死に至るという訳だ。怖いものだ」

小次郎「ちなみに、展開は違えど死に方が似ていたりほとんど同じだったりする事も多々あるが…そこは>>1の死にネタが多くないという事で勘弁してくれ」

小次郎「では、次こそは無事を祈る」

大河「わたしはー…まだ寝ないのー」

大河「眠くなるまで更新してー…眠くなったら寝るのー」

小次郎「………はぁ」

イリヤ「はっ!?」

ギル「どうした!?」

イリヤ「金ピカさんに話しかけて死ぬ光景を見た気がする…」

ギル「ふん、そうなりたくなければ我の集中の邪魔をしない事だ…しっかりと我に掴まれ」

イリヤ「う、うん…うわぁ!?」ギュン



バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」

イリヤ「っっっっっ!!」

ギル「狂犬が…地べたに這いつくばっていればいいものを、誰の許しを得て我と同じ高度に登ろうとしている!」

イリヤ「(凄い勢いで空を飛んでる!?なにこれ、どうなってるの!?)」

ギル「小娘、何が起きたのかは分からないだろうが説明は後だ。我の宝具で貴様への風圧は軽減している…この速度でも死ぬ事はあるまい」

バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」

ギル「チッ、狂犬め…小賢しい」

イリヤ「(ど、どうしよう!?しっかり掴まってないと。でもどうしてこうなってるのかわからないし…)」



2:黙って様子を見る
3:大海魔の方を振り返ってみる

選択安価 安価下2

イリヤ「(そ、そういえばあっちで何が起こっているんだろう…)」チラッ




大海魔「ぎしゃああああああああ!!」


イリヤ「ひっ…!」

イリヤ「(な、何あの化物!?あんなの見た事ない…嫌だ、怖い!!)」

ギル「心配はいらん、我の傍にいる限りは安全を保証してやる…飛ばすぞ」ギュオン

イリヤ「っっっっっっ!!」

バーサーカー「■■■■■ーーーーーー!!」

ギル「ちっ面倒な…」

イリヤ「あ、危ない!」

ギル「む…ぬおっ!!」ギュン


大海魔「ぎしゃあああああ…」



ギル「…我としたことが、奴の醜い触手に触れる所であった」

イリヤ「はっ…はっ…」

ギル「(しかしこの小娘…消耗が激しいな。軽減しているとはいえさすがにこのGは負担が大きいか)」

ギル「もう少し我慢しろ、そろそろケリをつける」

ギル「良いものを見せてやろう、狂犬…」スッ

ギル「地面から遠く離れたここでこいつを抜くのは初めてだが…問題はない」

バーサーカー「■■………!!」

ギル「感謝しろ狂犬、我だけの宝具、乖離剣エアを貴様に対して抜いてやるのだからな」ゴゴゴゴゴゴ

イリヤ「(なに、金ピカの人が持ってる棒になんか凄い力が集まってるみたい)」

ギル「天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)!!」カッ

バーサーカー「■■ッ!!」バッ














ギル「………チッ、逃げたか」

イリヤ「………終わった、の?」

ギル「そのようだな。向こうも直に終わる」

セイバー「エクス…カリバァアアアアアアアアアアアアア!!」






ギル「ほう…あれがセイバーの持つ輝きか。悪くはないな」

イリヤ「」ポカーン

ギル「さて、ひと段落ついた事だ…話の続きでもしようではないか」

イリヤ「う、うん…」

ギル「まずは何故貴様がいきなりここに召喚されたのかについて説明してやろう。今日買ったゲームにセットで付いてきた金色のコントローラは覚えているな?」

イリヤ「お店の人が一緒につけてくれた金ピカのコントローラの事?」

ギル「そうだ、あれは我の差金だ。あいつらだけで守りきれなかった時…要するに貴様に危険が迫った時に貴様が肌身離さず持ち歩いているであろうコントローラに仕込んだ我の宝具が発動し、貴様を我の元に呼び寄せるお守りを用意した」

ギル「結果、危機に陥った貴様が持っていた宝具が発動して我の元に呼び寄せられたという事だ…理解したか?」

イリヤ「えっと…金ピカさんが助けてくれたって事だよね?助けてくれてありがとう」

ギル「そのとおりだ。だがこんなにも早く貴様に危機が訪れるとは思わなかったぞ」

イリヤ「ご、ごめんなさい」

ギル「謝る必要はない。…所で小娘、貴様は何の目的でこの地に来ている?」

イリヤ「それは…」




ギル「なるほど、父親と母親に会う為にわざわざ遠い地からやってきたという訳か」

ギル「愉快…実に愉快だ。ますます貴様に興味が沸いたぞ」








眠いので一旦落ちまする

イリヤ「えっと…よくわからないけど、金ピカさんもサーヴァントなの?」

ギル「金ピカではない。我は英雄王ギルガメッシュという名がある」

イリヤ「じゃあ、ギルガメッシュって呼べばいいの?」

ギル「まぁそれで構わん。我の名を呼ぶ事を許す。貴様が察する通り、我もサーヴァントだ」

イリヤ「そうなんだ、じゃライダーと同じだね」

ギル「フン、我が征服王と同じだと言うか。我をその辺にいる王と一緒にするな」

イリヤ「違うの?」

ギル「我は王の中の王、英雄王だ。奴とは王としての格が違う」

イリヤ「んー…難しくてよくわからない」

ギル「まぁいい、今日はもう帰るぞ」

イリヤ「帰るって…ギルガメッシュのおうちに?」

ギル「我の…というよりは時臣の家だがな。なんなら貴様をライダーのマスターの所に送ってやってもいいのだぞ?」

イリヤ「(時臣さんって、あの時匿ってもらった人だよね。凛ちゃん心配してるかな…)」

イリヤ「(でも、ウェイバーとライダーも急にいなくなったら心配するよね…どうしよう)」


1:我様の家に行く
2:ウェイバー達の所に帰る


選択安価 安価下3

イリヤ「時臣って、遠坂さんの事?」

ギル「そうだが。なんだ、知り合いか?」

イリヤ「うん、少しの間だけど匿ってもらった事があるの。凛ちゃんとも一緒に遊んだよ」

ギル「時臣が貴様を匿った、か…なるほどな」

イリヤ「ギルガメッシュは時臣さんのサーヴァントなの?」

ギル「形式上は、だがな。あいつは面白みに欠ける」

イリヤ「ギルガメッシュは時臣さんの事が嫌いなの?」

ギル「奴は我を興じさせるには程遠い、つまらん男だ。表では奴のサーヴァントとして振舞ってやっているが、我はあの雑種の指図等受けるつもりはない」

イリヤ「二人は仲良くないんだね…」

ギル「小娘には分からん事だ。帰るぞ」





時臣「王よ、よくぞお戻りに…その娘は?」

ギル「気まぐれで拾っただけだ。しばらくこの家に置いておくが、我の客人だ。妙な事はするなよ?」

時臣「はっ」



イリヤ「ぺこぺこしてたね…ギルガメッシュって偉いんだね」

ギル「我が誰よりも偉いのは当然の事だ。だがあの雑種は何かあればご機嫌取りに頭を下げるだけ…だからつまらんのだ」

イリヤ「ギルガメッシュは、時臣さんがペコペコしてるのが嫌なの?」

ギル「奴が生意気な態度を取ろうものならすぐに殺す」

イリヤ「うーん、じゃあどうすればいいのかな?」

ギル「簡単な事だ、我を興じさせればよい」スッ

イリヤ「あれ、どこかに行っちゃうの?」

ギル「我は夜の散歩に出かける。小娘はもう寝ておけ」スゥ


イリヤ「…消えちゃった」

イリヤ「ギルガメッシュがどこかに行っちゃったし…どうしようかな?」



1:夜ふかしはだめだよね、今日はもう寝よう
2:凛ちゃんを探してみよう
3:時臣さんとお話してみようかな


選択安価 安価下2

イリヤ「そうだ、凛ちゃんを探してみよう。きっと心配しているよね」トテテテ

ガチャ

イリヤ「凛ちゃー…あれ、いない?」

イリヤ「凛ちゃーん、遊びに来たよー」

シーン…

イリヤ「…お風呂かな?」

ガチャ

イリヤ「いない…」

ガチャ

イリヤ「ここにもいない」

ガチャ

ガチャ

ガチャ

イリヤ「うーん、どこに行ったんだろう?」


綺礼「ふむ…どうかしたかね?」

イリヤ「あれ、貴方は…?」

綺礼「私はここに通っているしがない神父だ。我が師…時臣殿とは師弟関係にある。君は時臣の客人かね?」

イリヤ「私はギルガメッシュに案内されてここに来たの。貴方は時臣さんと知り合いなのね」

綺礼「…まぁ、その通りだ。英雄王の客人とあらばここにいるのも不思議ではない」スッ

イリヤ「」ビクッ

キレイ、イルカイ?

綺礼「………我が師がお呼びなので、私はこれで失礼しよう。夜ふかしはいかんぞ」ガチャ



イリヤ「………」

イリヤ「(あの人…よくわからないけど、怖かった)」


5日目 終了

セーブ…しない

-タイガー道場-


大河「あー飲みすぎた…昨日は飲みすぎた」

ランサー「だから飲みすぎだって言ったろ…ったく」

大河「とりあえず再び時臣宅にお住まいだねぇ。今回は英雄王編って所かな?」

小次郎「所で、セーブ…しない とあるが、これはどういう事かな?」

大河「んー…内緒」

小次郎「………深くはツッこむまい。それでこれからはどうすればよいのだ?」

大河「神父にはくれぐれも注意しましょー。それだけ!」

小次郎「やはり神父がいる以上安心は出来んか。所で時臣生存ルートは用意されているのか?」

大河「んー…難易度高いねぇ。時臣生存ルート用意しようにも苦労したんだよ?神父を思いとどまらせるとか無理だし、英雄王懐柔しようにもねぇ」

小次郎「…用意はしてあるのだな?」

大河「さぁねー。そこに関してはノーコメントという事で」

小次郎「…まぁいい。では6日目スタートだ。不穏な気配こそするが詰んでいない限りは大丈夫だろう」

イリヤ「……ん…」

イリヤ「ふぁーあ…もう朝かぁ」ムニャムニャ

イリヤ「…今日はどうしようかな」



1:我様の所に行く
2:時臣の所に行く
3:今日は一人で出かけよう


選択安価 安価下2

イリヤ「あ、ギルガメッシュだ!」タタタ

ギル「小娘か。我に何の用だ?」

イリヤ「小娘じゃないもん、私にはイリヤっていう名前があるのよ」

ギル「我にとっては小娘と変わらん」

イリヤ「むー…」

ギル「用がないなら我は行くぞ」

イリヤ「あ、私も連れて行って!」

ギル「我に付き従うか。それもよかろう…だが邪魔はするなよ」

イリヤ「はーい」


ギル「ここは…ダメだな。我の好みではない」

イリヤ「ねぇ、ギルガメッシュ、何をしているの?」

ギル「街の店を見て回っている。気に入った店は片っ端から手に入れる」

イリヤ「ギルガメッシュってお店買えるの?」

ギル「我ならば造作もない事だ」

イリヤ「すごーい!」

ギル「フッ、それよりも次の店を回るぞ」

ギル「ふむ…ここは寿司屋か」

イリヤ「私、知ってるよ。日本にはおすしっていう食べ物があるってキリツグが言ってたの!」

ギル「ふむ…我が食事として相応しいか否か、見極めてやろう」ガラッ


イリヤ「美味しかったねー」

ギル「悪くはなかったな。財には至らんがまぁまぁの味ではあった」

イリヤ「ギルガメッシュは金色のお皿ばっかりとってたね」

ギル「当然だ。我は王の中の王なのだからな。次の店に行くぞ」


ギルガメッシュとお店巡りをした。


イリヤ「今日は楽しかったね」

ギル「それなりの収穫はあったな。そろそろ帰るぞ」

イリヤ「うん。…ねぇギルガメッシュ」

ギル「なんだ?」

イリヤ「また、一緒にお出かけしてくれる?」

ギル「我について来るというなら好きにすればいい」

イリヤ「本当?やった!」

ギル「全く、人懐っこい小娘だ」





-教会-


綺礼「………っ!!」

綺礼「父上………」

綺礼「………」

イリヤ「今日の晩御飯も美味しかったなぁ」

イリヤ「…寝る時間までに少し時間があるけど、どうしようかな」



1:時臣とお話する
2:綺礼とお話する
3:我様とお話する
4:今日は早めに寝よう


選択安価 安価下2

イリヤ「こんばんわ」

時臣「む、イリヤか。どうかしたかね?」

イリヤ「凛ちゃんが見つからないけど、どこに行ったのか知らない?」

時臣「そうか、凛と君はお友達になっていたのか…残念だが、凛達は別の場所に避難させているからここにはいないよ」

イリヤ「えー、じゃあ凛ちゃんここにいないの!?」

時臣「今私達はある事をしていてね。それに巻き込まれたら危険だから避難させているんだ」

イリヤ「ぶー…じゃあなんで時臣さんは避難しないの?」

時臣「私は遠坂の代表として戦いに勝利しなければならない。だから私が逃げる訳にはいかないよ」

イリヤ「それって、聖杯戦争の事?」

時臣「…知っていたのか。英雄王から聞いたのかな?」

イリヤ「うん、ギルガメッシュは時臣さんと仲が悪いみたいだけど」

時臣「下手に王の機嫌を損ねれば勝てる戦いにも勝てなくなる。だからこそ出来るだけ王を尊重して振舞ってはいるのだがね…」

イリヤ「なんかね、ぺこぺこしてるのが気に入らないみたいだったよ」

時臣「なに、これは子供には難しい問題だ…今日はもう寝なさい」

イリヤ「はーい」




綺礼「………」




6日目 終了

セーブ…しない

-タイガー道場-


大河「何やら神父が不穏な動きを見せております」

ライダー「あからさまに不穏ですね。何か起こしますよと言わんばかりに」

大河「まぁうん…今は何も言わないから頑張ってね」

ライダー「ちょっと待ってください、私の出番はこれで終わりですか?」

大河「しょうがないじゃーん、6日目はこれで終わりだから交代しかないでしょ」

ライダー「納得いきません…」

大河「では7日目いってみようか。希望を持って進んでみよー」

イリヤ「ふぁー…ん…朝ね」

イリヤ「今日はどうしようかしら?」



1:我様の所に行く
2:時臣の所に行く




選択安価 安価下2

イリヤ「あ、ギルガメッシュだー!」トテテテ

ギル「小娘か。今日は街に出るつもりはないぞ」

イリヤ「じゃあ家で一緒に遊びましょう?」

ギル「フッ、いいだろう。では我を興じさせてみよ」

イリヤ「今日はこのお部屋にあったトランプを持ってきたの。色んな遊び方があるみたい」

ギル「ほぅ…」



ギルガメッシュと一緒に遊んだ。




イリヤ「楽しかったねー」

ギル「それなりの遊戯にはなったな」

イリヤ「ねぇ、ギルガメッシュは私と一緒にいて楽しい?」

ギル「そうだな…少なくとも時臣よりはマシだと言ってやろう」

イリヤ「つまり、楽しいって事?」

ギル「そういう事にしておいてやろう」

イリヤ「本当?じゃあまた遊んでくれる?」

ギル「いいだろう。我と戯れる事を許すぞ」

イリヤ「やった!」

ギル「………悪くはないな」





その後、時臣さんと綺礼さんが帰って来たと思ったらすぐに出かけてしまった。

ギルガメッシュは屋敷にいるけど…どうしようかな



1:我様とお話する
2:今日は早めに寝よう


選択安価 安価下2

イリヤ「あ、ギルガメッシュだ」

ギル「小娘か。我と戯れにでも来たのか?」

イリヤ「うん、一人だと暇だもん」

ギル「いいだろう。なら戯れに興じるとしよう」


ギルガメッシュと一緒に遊んだ。


イリヤ「…ねぇ、ギルガメッシュ」

ギル「なんだ、小娘」

イリヤ「………やっぱりなんでもない」

ギル「ふむ…まぁいい。我は少し出かける。今日はもう寝ろ」

イリヤ「はーい」





イリヤ「上の方で時臣さんと綺礼さんがお話してるみたい…」



1:会話の様子を見てみる
2:邪魔しちゃ悪いから、今日はもう寝よう

選択安価 安価下2

イリヤ「ちょっと会話の様子を見てみようかな」トテテテ


時臣「今回の聖杯戦争が終わった後も、君には兄弟子として、凛の指導に当たってほしいのだ」スッ

綺礼「………」

時臣「まぁ、簡略ではあるが…遺言状のようなものだ。万が一、という事もある」

時臣「凛に遠坂の家督を譲る旨の署名と、成人するまでの後継人として、君を使命しておいた」

綺礼「お任せを。ご息女の事は、責任を持って見届けさせていただきます」

時臣「ありがとう、綺礼」スッ

綺礼「これは…?」

時臣「君個人に対して、私からの贈り物だ。開けてみたまえ」

綺礼「これは…」

時臣「アソッド剣だ。君が遠坂の魔導を収め、、見習いの過程を終えた事を証明する品だ」

綺礼「いたらぬこの身に、重ね重ねの御口受を。感謝の言葉もありません、我が師よ」

時臣「君にこそ感謝だ、言峰綺礼。これで私は最後の戦いに臨む事ができる」



イリヤ「(時臣さん、綺礼さんの事を本当に信用してるんだね…)」




時臣「…もうこんな時間か。飛行機の時間に間に合うといいのだが」

綺礼「いえ、心配いりません…我が師よ」


ザシュッ



イリヤ「!?」


時臣「ぁ…が………!?」

綺礼「もとより飛行機の予約等、しておりませんので」



ドシャッ




イリヤ「ひっ…あ…いやむぐぅ!?」

アサシン「………」

イリヤ「んー!!んー!!!」ジタバタ

アサシン「………」シュッ

イリヤ「むぐ…ん…」ドサッ




それから、私は二度と目を覚ます事はなかった。

最期に、お父さんが私をかばった気がする…よくわからないけど、そんな気がした。



DEADEND  時臣死亡フラグ=イリヤ死亡フラグ

-タイガー道場-



大河「いやーあっはっは!察してた人も多いけど案の定だったわねー」

キャスター「うふふ…あの時点ではもう死は決まっていた。どうあがいても逃れられぬ運命ね」

大河「ちょっと、詰んでるとか明言しちゃだめよー」

キャスター「あら、ごめんなさいね。…所で今回の死因は?」

大河「我様と時臣を懐柔しきれない→時間切れで神父覚醒→時臣死亡→イリヤ死亡 OK?」

キャスター「………」

大河「要するに、我様の所に行くなら全力で我様懐柔しつつ時臣の信頼得て、トッキー生存フラグ建てないとそのままイリヤちゃんの死に繋がるって事よ」

キャスター「それでセーブ…しない とか出ていたのね」

大河「そゆことー。ちなみにこの辺りはお話した回数とか選択肢でフラグ管理してるから7日目以外は順不同よ」

キャスター「ちなみに寄り道したりする余裕は?」

大河「そんなのないない。必要以上にどちらかとお話しすぎたり少しでも時間を無駄にした時点でフラグが足りなくてDEADは確定するわよ」

キャスター「なんという鬼畜…なんという邪悪」

大河「でも大海魔のやり取りもういっかいやるのも面倒だし大海魔イベントの直後位からやり直してあげる」

キャスター「では、私の番はまだしばらくお預けと…」

大河「そゆことー。それじゃあ今度は生存出来るように頑張ってねー」

イリヤ「はっ!?」

イリヤ「何か見てはいけないものを見た気がする…」

ギル「まぁ、あの醜い化物を見たのだ。仕方あるまい…今日はもう帰るぞ」

イリヤ「帰るって…ギルガメッシュのおうちに?」

ギル「我の…というよりは時臣の家だがな。なんなら貴様をライダーのマスターの所に送ってやってもいいのだぞ?」

イリヤ「(時臣さんって、あの時匿ってもらった人だよね。凛ちゃん心配してるかな…)」

イリヤ「(でも、ウェイバーとライダーも急にいなくなったら心配するよね…どうしよう)」


1:我様の家に行く
2:ウェイバー達の所に帰る


選択安価 安価下3

イリヤ「時臣って、遠坂さんの事?」

ギル「そうだが。なんだ、知り合いか?」

イリヤ「うん、少しの間だけど匿ってもらった事があるの。凛ちゃんとも一緒に遊んだよ」

ギル「時臣が貴様を匿った、か…なるほどな」

イリヤ「ギルガメッシュは時臣さんのサーヴァントなの?」

ギル「形式上は、だがな。あいつは面白みに欠ける」

イリヤ「ギルガメッシュは時臣さんの事が嫌いなの?」

ギル「奴は我を興じさせるには程遠い、つまらん男だ。表では奴のサーヴァントとして振舞ってやっているが、我はあの雑種の指図等受けるつもりはない」

イリヤ「二人は仲良くないんだね…」

ギル「小娘には分からん事だ。帰るぞ」





時臣「王よ、よくぞお戻りに…その娘は?」

ギル「気まぐれで拾っただけだ。しばらくこの家に置いておくが、我の客人だ。妙な事はするなよ?」

時臣「はっ」



イリヤ「ぺこぺこしてたね…ギルガメッシュって偉いんだね」

ギル「我が誰よりも偉いのは当然の事だ。だがあの雑種は何かあればご機嫌取りに頭を下げるだけ…だからつまらんのだ」

イリヤ「ギルガメッシュは、時臣さんがペコペコしてるのが嫌なの?」

ギル「奴が生意気な態度を取ろうものならすぐに殺す」

イリヤ「うーん、じゃあどうすればいいのかな?」

ギル「簡単な事だ、我を興じさせればよい」スッ

イリヤ「あれ、どこかに行っちゃうの?」

ギル「我は夜の散歩に出かける。小娘はもう寝ておけ」スゥ


イリヤ「…消えちゃった」

イリヤ「ギルガメッシュがどこかに行っちゃったし…どうしようかな?」



1:夜ふかしはだめだよね、今日はもう寝よう
2:時臣さんとお話してみようかな


選択安価 安価下2

イリヤ「こんばんわ」

時臣「む、イリヤか。どうかしたかね?」

イリヤ「凛ちゃんが見つからないけど、どこに行ったのか知らない?」

時臣「そうか、凛と君はお友達になっていたのか…残念だが、凛達は別の場所に避難させているからここにはいないよ」

イリヤ「えー、じゃあ凛ちゃんここにいないの!?」

時臣「今私達はある事をしていてね。それに巻き込まれたら危険だから避難させているんだ」

イリヤ「ぶー…じゃあなんで時臣さんは避難しないの?」

時臣「私は遠坂の代表として戦いに勝利しなければならない。だから私が逃げる訳にはいかないよ」

イリヤ「それって、聖杯戦争の事?」

時臣「…知っていたのか。英雄王から聞いたのかな?」

イリヤ「うん、ギルガメッシュは時臣さんと仲が悪いみたいだけど」

時臣「下手に王の機嫌を損ねれば勝てる戦いにも勝てなくなる。だからこそ出来るだけ王を尊重して振舞ってはいるのだがね…」

イリヤ「なんかね、ぺこぺこしてるのが気に入らないみたいだったよ」

時臣「なに、これは子供には難しい問題だ…今日はもう寝なさい」

イリヤ「はーい」




5日目 終了

セーブ完了

-タイガー道場-

大河「はーいまたあったわね」

小次郎「まさかまた私がここに立つとはな…」

大河「しょうがないでしょー巻き戻ったんだから」

小次郎「で、今回は大丈夫なのだろうな?」

大河「それは皆次第よー。ちなみに既に見た部分は使いまわすけど勘弁してねー」

小次郎「まぁ、仕方あるまい」

大河「ちなみにケイネス先生生存ルートは…諦めてください5日目の時点ではもう無理です。ケイネス先生は犠牲となったのだ…」

小次郎「もっと早くからケイネスと接触していた場合ケイネス生存ルートもあったのか?」

大河「さぁ?展開次第では>>1も考えてくれたんじゃないかしら」

小次郎「キャスター&龍之介生存ルートは?」

大河「あの二人は接触=死亡フラグだから無理」

小次郎「ふむ…なるほどな」

大河「今EDの線として有効なのはウェイバー君ルートか我様ルート…もしかして第三勢力が現れるかも!?」

小次郎「それこそ安価次第、だろう?」

大河「そゆことー。個人的には推したいルートもあるけど、露骨にオススメするのは我慢しまーす」

小次郎「それでよい」

大河「とゆー訳で6日目いってみましょー」

イリヤ「……ん…」

イリヤ「ふぁーあ…もう朝かぁ」ムニャムニャ

イリヤ「…今日はどうしようかな」



1:我様の所に行く
2:時臣の所に行く



選択安価 安価下2

イリヤ「おはよう時臣さん」

時臣「おはよう、イリヤ。朝早くから起きるなんて偉いね」

イリヤ「当然よ、私はアインツベルンの娘だもの」ドヤァ

時臣「アインツベルン…その話、少し詳しく聞かせてもらってもいいかな?」

イリヤ「え?いいけど…」



時臣とお話をした。



時臣「(まさかこの娘がアインツベルンのマスターの娘だとは…不思議な縁もあったものだ)」

イリヤ「どうしたの?」

時臣「いや、なんでもないよ。それより君はお母さんやお父さんに会いたいかい?」

イリヤ「うん、私はその為に日本に来たのよ。早く会いたいけど…どこにいるかわからないの」

時臣「そうか。…もし聖杯戦争が終わった後でよければ、私が君の両親を探してあげよう」

イリヤ「本当!?」

時臣「もちろんさ」

イリヤ「絶対よ、約束だからね!」

時臣「(最も、聖杯戦争でアインツベルンのマスターを殺した場合…私は彼女に恨まれるだろう)」

時臣「(だがそれは仕方のない事だ。これはそういう戦いなのだから)」

時臣「(もし聖杯戦争が終わった時に彼女の両親が死んで私が生きていた場合は…彼女を私が保護しよう)」

時臣「そろそろ夕食の時間だ。行こうか」

イリヤ「はーい」





イリヤ「時臣さん、いい人だね…」

イリヤ「寝るまでに時間があるし、どうしようかな」


1:我様の所に行く
2:時臣の所に行く

選択安価 安価下2

イリヤ「こんばんわ」

時臣「おや、イリヤか。どうしたのかな?」

イリヤ「何をしているの?」

時臣「なに、宝石魔術の鍛錬だよ。見物するかい?」

イリヤ「うん!」

時臣「そうか。では、見ていなさい」シュウウウウ…

イリヤ「わぁ…綺麗」

時臣「これは宝石魔術の中でも初歩の初歩に過ぎない。少し応用させればこんな事もできる」シュウウウ…

イリヤ「わぁ…すごい」

時臣「これは、イリヤにあげよう。大事にとっておきたまえ」

イリヤ「時臣さん…ありがとう!」

時臣「今日はもう遅い。早く寝なさい」

イリヤ「はーい」



6日目 終了

セーブ…しない

-タイガー道場-


大河「はぁー、お茶が美味しい」

ライダー「再び出番が回って来たと思ったらもう終わりですか」

大河「だって死亡フラグ建てようがないのだもの、しょうがないじゃない」

ライダー「ぐっ…納得がいかない。所でまたセーブ…しないとか出ていますが?」

大河「考えるのではありません、察するのです」

ライダー「はぁ…まぁいいでしょう。重要なのは7日目でしたね」

大河「えぇ、ここまで来ちゃったから説明しちゃうけど、5・6日目で我様と時臣のコミュを一定に至るまで築き上げないと7日目含めてもたりないのよ」

大河「ちなみに7日目のコミュで両名のコミュがようやく足りるのだけど…ここ、5・6日目とは別でフラグあるから注意ね」

ライダー「つまり、回数はなんとか足りてもその時のフラグを見逃すと…」

大河「DEAD確定ね」

ライダー「理不尽ですね…まぁ原作も大概ですが」

大河「それじゃあ7日目いってみよー」

イリヤ「ふぁー…ん…朝ね」

イリヤ「今日はどうしようかしら?」



1:我様の所に行く
2:時臣の所に行く




選択安価 安価下2

時臣「さて、それじゃあ行こうか」

綺礼「我が師よ、こちらへ」

イリヤ「あれ、二人ともどこに行くの?」

時臣「妻と娘に会いに行こうと思ってね…イリヤも一緒に来るかい?」

イリヤ「凛ちゃんに会いにいくの?私もいく!」

時臣「そうか。なら一緒に行こう」





凛「お父様!それと一緒にいるのは…イリヤちゃん!?」

イリヤ「凛ちゃーん、遊びに来たよー!!」

凛「無事だったのね………もう、私がどれだけ心配したと思っているのよ!?」

イリヤ「り、凛ちゃん?」

凛「あれから、イリヤちゃんを探してまた街に出て、子供を攫ってる人から皆を助け出して…そこにイリヤちゃんがいなくて………」

凛「それで、そのままこっちに来る事になっちゃって………私が…どれだけ…」グスッ

凛「うわぁあああああああああん、無事でよかったよおおおおおおおおおお!」

イリヤ「凛ちゃん…心配してくれてありがとう」

時臣「凛、感動の再会を果たした所すまないが…少し話がある。イリヤは車の中で待っていなさい」

イリヤ「うん、分かった」





イリヤ「………」

綺礼「どうかしたかね?」

イリヤ「貴方は、時臣さんのお知り合いなの?」

綺礼「時臣殿は我が師だ。私達は師弟関係にある」

イリヤ「そうなんだ」

綺礼「………」

綺礼「君は、愉悦をどう捉える?」

イリヤ「ゆえつ?なにそれ」

綺礼「…いや、知らないのならばいい」

イリヤ「?」

綺礼「所で、君は衛宮切嗣に会いたいそうだな」

イリヤ「そうだけど…キリツグを知ってるの?」

綺礼「あぁ、知っているとも。なんなら会わせてやってもいいぞ?」

イリヤ「………」


1:本当!?じゃあお願い、キリツグに会わせて
2:ううん、今はいい

選択安価 安価下2

イリヤ「ううん、今はいい」

綺礼「……ほう」

時臣「待たせたね、二人共。…それじゃあ行こうか」

綺礼「…わかりました」

綺礼「………」

イリヤ「(あの人…なんだか怖い。嫌な予感がする)」





時臣「さて、私はこれから別の用事で出かけてくる。すまないが君を連れて行く事は出来ない…良い子にしてお留守番出来るね?」

イリヤ「うん…ねぇ、時臣さん」

時臣「どうかしたかな?」

イリヤ「あの綺礼っていう人…時臣さんの弟子って本当なの?」

時臣「あぁ、本当だよ。綺礼から聞いたのかい?」

イリヤ「うん………」

時臣「そうか。綺礼は私が最も信頼出来る弟子だ、彼にはよく助けられている」

イリヤ「………あのね、時臣さん。綺礼さんの事を悪くいうわけじゃないんだけどね…」

イリヤ「…あの人には、気をつけた方がいいかもしれない」

時臣「…それは、どういう意味かな?」

イリヤ「よくわからないけど…あの人から嫌な感じがするの。気を付けないと取り返しのつかない事になるかも」

イリヤ「と、とにかく!いくら信頼してても無警戒なのはダメだと思うの!」

時臣「……ふむ、なるほど」

時臣「私は彼を信頼しているが…君の忠告も聞いておこう」

時臣「では、行ってくる」



イリヤ「…行っちゃった」ヘナ…

イリヤ「…これからどうしようかな」


1:我様の所にいく
2:今日は早めに寝よう

選択安価 安価下2

イリヤ「あ、ギルガメッシュだー!」トテテテ

ギル「小娘か。今日は街に出るつもりはないぞ」

イリヤ「じゃあ家で一緒に遊びましょう?」

ギル「フッ、いいだろう。では我を興じさせてみよ」

イリヤ「今日はこのお部屋にあったトランプを持ってきたの。色んな遊び方があるみたい」

ギル「ほぅ…」



ギルガメッシュと一緒に遊んだ。




イリヤ「楽しかったねー」

ギル「それなりの遊戯にはなったな」

イリヤ「うん。あ、そうだ!」

ギル「なんだ?」

イリヤ「また、一緒に遊んでくれる?」

ギル「我を興じさせるのならば好きにすればいい」

イリヤ「本当?やった!」

ギル「全く、人懐っこい小娘だ」



イリヤ「…ねぇ、ギルガメッシュ」

ギル「なんだ、小娘」

イリヤ「………やっぱりなんでもない」

ギル「ふむ…まぁいい。我は少し出かける。今日はもう寝ろ」

イリヤ「はーい」





イリヤ「上の方で時臣さんと綺礼さんがお話してるみたい…」



1:会話の様子を見てみる
2:邪魔しちゃ悪いから、今日はもう寝よう

選択安価 安価下2

イリヤ「邪魔しちゃ悪いから、今日はもう寝ましょう」



スゥ…スゥ…




綺礼「………」

ギル「その小娘をどうするつもりだ?」

綺礼「なに、父親に会わせるだけだ。…最も、会わせて終わりではないがな」

ギル「…ほう」

綺礼「私の描く初めての脚本だ。しかと見届けるがいい」

ギル「………いいだろう」




それから、私は二度と目を覚ます事はなかった。

最期に、お父さんが私をかばった気がする…よくわからないけど、そんな気がした。



DEADEND  我様にもかまってあげて

-タイガー道場-


大河「いやー残念でしたねぇ。7日目の順序は合ってたんだけどいかんせん、我様放置してたらねぇ?」

キャスター「まぁ、6日目の最初からでまた既読済みのイベントを見る羽目になるけど…頑張りなさい」

大河「とりあえず死因は我様放置はNO!でもトッキーも諭してあげて!」

キャスター「所で元々キリツグに会いに行くはずだったわよね?どうしてトッキーを助ける事になっているの?」

大河「安価が導いた結果よ」

キャスター「そう、まぁいいわ。6日目からスタートよ」

大河「あっ、私のセリフ!」

イリヤ「はっ!?」

イリヤ「よくわからないけど時臣さんが暗殺される夢を見た気がする」

イリヤ「………なんでだっけ?」



イリヤ「今日はどうしようかなぁ」


1:我様の所に行く
2:時臣の所に行く



選択安価 安価下2

イリヤ「あ、ギルガメッシュだ!」タタタ

ギル「小娘か。我に何の用だ?」

イリヤ「小娘じゃないもん、私にはイリヤっていう名前があるのよ」

ギル「我にとっては小娘と変わらん」

イリヤ「むー…」

ギル「用がないなら我は行くぞ」

イリヤ「あ、私も連れて行って!」

ギル「我に付き従うか。それもよかろう…だが邪魔はするなよ」

イリヤ「はーい」


ギル「ここは…ダメだな。我の好みではない」

イリヤ「ねぇ、ギルガメッシュ、何をしているの?」

ギル「街の店を見て回っている。気に入った店は片っ端から手に入れる」

イリヤ「ギルガメッシュってお店買えるの?」

ギル「我ならば造作もない事だ」

イリヤ「すごーい!」

ギル「フッ、それよりも次の店を回るぞ」

ギル「ふむ…ここは寿司屋か」

イリヤ「私、知ってるよ。日本にはおすしっていう食べ物があるってキリツグが言ってたの!」

ギル「ふむ…我が食事として相応しいか否か、見極めてやろう」ガラッ


イリヤ「美味しかったねー」

ギル「悪くはなかったな。財には至らんがまぁまぁの味ではあった」

イリヤ「ギルガメッシュは金色のお皿ばっかりとってたね」

ギル「当然だ。我は王の中の王なのだからな。次の店に行くぞ」


ギルガメッシュとお店巡りをした。


イリヤ「今日は楽しかったね」

ギル「それなりの収穫はあったな。そろそろ帰るぞ」

イリヤ「うん。…ねぇギルガメッシュ」

ギル「なんだ?」

イリヤ「また、一緒にお出かけしてくれる?」

ギル「我について来るというなら好きにすればいい」

イリヤ「本当?やった!」

ギル「全く、人懐っこい小娘だ」





-教会-


綺礼「………っ!!」

綺礼「父上………」

綺礼「………」











イリヤ「今日の晩御飯も美味しかったなぁ」

イリヤ「…寝る時間までに少し時間があるけど、どうしようかな」



1:時臣とお話する
2:我様とお話する



選択安価 安価下2





イリヤ「今日の晩御飯も美味しかったなぁ」

イリヤ「…寝る時間までに少し時間があるけど、どうしようかな」



1:時臣とお話する
2:我様とお話する



選択安価 安価下2

イリヤ「おはよう時臣さん」

時臣「おはよう、イリヤ。朝早くから起きるなんて偉いね」

イリヤ「当然よ、私はアインツベルンの娘だもの」ドヤァ

時臣「アインツベルン…その話、少し詳しく聞かせてもらってもいいかな?」

イリヤ「え?いいけど…」



時臣とお話をした。



時臣「(まさかこの娘がアインツベルンのマスターの娘だとは…不思議な縁もあったものだ)」

イリヤ「どうしたの?」

時臣「いや、なんでもないよ。それより君はお母さんやお父さんに会いたいかい?」

イリヤ「うん、私はその為に日本に来たのよ。早く会いたいけど…どこにいるかわからないの」

時臣「そうか。…もし聖杯戦争が終わった後でよければ、私が君の両親を探してあげよう」

イリヤ「本当!?」

時臣「もちろんさ」

イリヤ「絶対よ、約束だからね!」

時臣「(最も、聖杯戦争でアインツベルンのマスターを殺した場合…私は彼女に恨まれるだろう)」

時臣「(だがそれは仕方のない事だ。これはそういう戦いなのだから)」

時臣「(もし聖杯戦争が終わった時に彼女の両親が死んで私が生きていた場合は…彼女を私が保護しよう)」

時臣「もう夜も遅い。今日は寝なさい」

イリヤ「はーい」



6日目 終了
セーブ完了

ミス 訂正



イリヤ「こんばんわ」

時臣「おや、イリヤか。どうかしたのかな?」

イリヤ「暇だからお話に来たの。だめ?」

時臣「いや、構わないよ。座り給え」

イリヤ「はーい」

時臣「…ふむ、行儀のいい座り方だね。誰かに教わったのかな?」

イリヤ「当然よ、私はアインツベルンの娘だもの」ドヤァ

時臣「アインツベルン…その話、少し詳しく聞かせてもらってもいいかな?」

イリヤ「え?いいけど…」



時臣とお話をした。



時臣「(まさかこの娘がアインツベルンのマスターの娘だとは…不思議な縁もあったものだ)」

イリヤ「どうしたの?」

時臣「いや、なんでもないよ。それより君はお母さんやお父さんに会いたいかい?」

イリヤ「うん、私はその為に日本に来たのよ。早く会いたいけど…どこにいるかわからないの」

時臣「そうか。…もし聖杯戦争が終わった後でよければ、私が君の両親を探してあげよう」

イリヤ「本当!?」

時臣「もちろんさ」

イリヤ「絶対よ、約束だからね!」

時臣「(最も、聖杯戦争でアインツベルンのマスターを殺した場合…私は彼女に恨まれるだろう)」

時臣「(だがそれは仕方のない事だ。これはそういう戦いなのだから)」

時臣「(もし聖杯戦争が終わった時に彼女の両親が死んで私が生きていた場合は…彼女を私が保護しよう)」

時臣「もう夜も遅い。今日は寝なさい」

イリヤ「はーい」



6日目 終了
セーブ完了

-タイガー道場-



ライダー「手抜き乙」

大河「ぐぬぬ…コピペに頼った結果がこれか」

ライダー「手抜きをせずに一から書き直してもいいんですよ?」

大河「そんなの時間かかるじゃない!短縮出来る所は短縮しなきゃ」

ライダー「ですが短縮しようとするあまり直すべき部分を直さないのはどうかと思いますが」

大河「ぐぎぎぎ…い、いいもんね!このコピペするだけの作業からもきっともうすぐ開放されるもんね!」

ライダー「そうなればよいですね。…で、今回はセーブ完了と出ていますが詰みではないのですね?」

大河「まぁ言いたくはないけどその通りねー。皆察してるでしょうけど」

ライダー「ちなみに、もうライダールートには後戻り出来ないのだろうかと言われていますが?」

大河「あぁ、まだルート確定した訳じゃないし平気平気。後にまたルート分岐する選択肢出るって」

ライダー「そうですか…まぁ、いいでしょう」

大河「という訳で7日目にいってみよー!」

イリヤ「ふぁー…ん…朝ね」

イリヤ「今日はどうしようかしら?」



1:我様の所に行く
2:時臣の所に行く




選択安価 安価下2

イリヤ「あ、ギルガメッシュだー!」トテテテ

ギル「小娘か。今日は街に出るつもりはないぞ」

イリヤ「じゃあ家で一緒に遊びましょう?」

ギル「フッ、いいだろう。では我を興じさせてみよ」

イリヤ「今日はこのお部屋にあったトランプを持ってきたの。色んな遊び方があるみたい」

ギル「ほぅ…」



ギルガメッシュと一緒に遊んだ。




イリヤ「楽しかったねー」

ギル「それなりの遊戯にはなったな」

イリヤ「ねぇ、ギルガメッシュは私と一緒にいて楽しい?」

ギル「そうだな…少なくとも時臣よりはマシだと言ってやろう」

イリヤ「つまり、楽しいって事?」

ギル「そういう事にしておいてやろう」

イリヤ「本当?じゃあまた遊んでくれる?」

ギル「いいだろう。我と戯れる事を許すぞ」

イリヤ「やった!」

ギル「………悪くはないな」





その後、時臣さんと綺礼さんが帰って来たと思ったらすぐに出かけてしまった。

ギルガメッシュは屋敷にいるけど…どうしようかな



1:我様とお話する
2:今日は早めに寝よう


選択安価 安価下2

イリヤ「あ、ギルガメッシュだ」

ギル「小娘か。我と戯れにでも来たのか?」

イリヤ「うん、一人だと暇だもん」

ギル「いいだろう。なら戯れに興じるとしよう」


ギルガメッシュと一緒に遊んだ。


イリヤ「…ねぇ、ギルガメッシュ」

ギル「なんだ、小娘」

イリヤ「………やっぱりなんでもない」

ギル「ふむ…まぁいい。我は少し出かける。今日はもう寝ろ」

イリヤ「はーい」



イリヤ「上の方で時臣さんと綺礼さんがお話してるみたい…」

イリヤ「ちょっと会話の様子を見てみようかな」トテテテ


時臣「今回の聖杯戦争が終わった後も、君には兄弟子として、凛の指導に当たってほしいのだ」スッ

綺礼「………」

時臣「まぁ、簡略ではあるが…遺言状のようなものだ。万が一、という事もある」

時臣「凛に遠坂の家督を譲る旨の署名と、成人するまでの後継人として、君を使命しておいた」

綺礼「お任せを。ご息女の事は、責任を持って見届けさせていただきます」

時臣「ありがとう、綺礼」スッ

綺礼「これは…?」

時臣「君個人に対して、私からの贈り物だ。開けてみたまえ」

綺礼「これは…」

時臣「アソッド剣だ。君が遠坂の魔導を収め、、見習いの過程を終えた事を証明する品だ」

綺礼「いたらぬこの身に、重ね重ねの御口受を。感謝の言葉もありません、我が師よ」

時臣「君にこそ感謝だ、言峰綺礼。これで私は最後の戦いに臨む事ができる」



イリヤ「(時臣さん、綺礼さんの事を本当に信用してるんだね…)」




時臣「…もうこんな時間か。飛行機の時間に間に合うといいのだが」

綺礼「いえ、心配いりません…我が師よ」


ザシュッ



イリヤ「!?」


時臣「ぁ…が………!?」

綺礼「もとより飛行機の予約等、しておりませんので」



ドシャッ




イリヤ「ひっ…あ…いやむぐぅ!?」

アサシン「………」

イリヤ「んー!!んー!!!」ジタバタ

アサシン「………」シュッ

イリヤ「むぐ…ん…」ドサッ




それから、私は二度と目を覚ます事はなかった。

最期に、お父さんが私をかばった気がする…よくわからないけど、そんな気がした。



DEADEND  7日目の順序は間違えないように

-タイガー道場-



大河「えっ」

キャスター「えっ」

大河「………そこで間違えるって、コマ?」

キャスター「ありえない…ありえないわ」

大河「だって…7日目にトッキーに忠告出来るのは朝だけなのよ?」

大河「それなのに我様先に行ったら…誰がトッキーに…」

キャスター「まぁ、凡ミスでしょうと信じましょう」

大河「今回の死亡フラグは順番ミス!それ以外にはなぁい!!」

キャスター「次のイリヤちゃんはきっとうまくやってくれるでしょう」

大河「おいやめろ」

大河「…はぁ、いい加減グダってくるわよこの繰り返し。5~7日目はもう飽きたっつーの」

キャスター「では、グダグダ言っている司会は放っておいて7日目からやり直しましょうか」

大河「あたしのセリフー」

イリヤ「ふぁー…ん…朝ね」



時臣「さて、それじゃあ行こうか」

綺礼「我が師よ、こちらへ」

イリヤ「あれ、二人ともどこに行くの?」

時臣「妻と娘に会いに行こうと思ってね…イリヤも一緒に来るかい?」

イリヤ「凛ちゃんに会いにいくの?私もいく!」

時臣「そうか。なら一緒に行こう」





凛「お父様!それと一緒にいるのは…イリヤちゃん!?」

イリヤ「凛ちゃーん、遊びに来たよー!!」

凛「無事だったのね………もう、私がどれだけ心配したと思っているのよ!?」

イリヤ「り、凛ちゃん?」

凛「あれから、イリヤちゃんを探してまた街に出て、子供を攫ってる人から皆を助け出して…そこにイリヤちゃんがいなくて………」

凛「それで、そのままこっちに来る事になっちゃって………私が…どれだけ…」グスッ

凛「うわぁあああああああああん、無事でよかったよおおおおおおおおおお!」

イリヤ「凛ちゃん…心配してくれてありがとう」

時臣「凛、感動の再会を果たした所すまないが…少し話がある。イリヤは車の中で待っていなさい」

イリヤ「うん、分かった」





イリヤ「………」

綺礼「どうかしたかね?」

イリヤ「貴方は、時臣さんのお知り合いなの?」

綺礼「時臣殿は我が師だ。私達は師弟関係にある」

イリヤ「そうなんだ」

綺礼「………」

綺礼「君は、愉悦をどう捉える?」

イリヤ「ゆえつ?なにそれ」

綺礼「…いや、知らないのならばいい」

イリヤ「?」

綺礼「所で、君は衛宮切嗣に会いたいそうだな」

イリヤ「そうだけど…キリツグを知ってるの?」

綺礼「あぁ、知っているとも。なんなら会わせてやってもいいぞ?」

イリヤ「………」


1:本当!?じゃあお願い、キリツグに会わせて
2:ううん、今はいい

選択安価 安価下2

イリヤ「ううん、今はいい」

綺礼「……ほう」

時臣「待たせたね、二人共。…それじゃあ行こうか」

綺礼「…わかりました」

綺礼「………」

イリヤ「(あの人…なんだか怖い。嫌な予感がする)」





時臣「さて、私はこれから別の用事で出かけてくる。すまないが君を連れて行く事は出来ない…良い子にしてお留守番出来るね?」

イリヤ「うん…ねぇ、時臣さん」

時臣「どうかしたかな?」

イリヤ「あの綺礼っていう人…時臣さんの弟子って本当なの?」

時臣「あぁ、本当だよ。綺礼から聞いたのかい?」

イリヤ「うん………」

時臣「そうか。綺礼は私が最も信頼出来る弟子だ、彼にはよく助けられている」

イリヤ「………あのね、時臣さん。綺礼さんの事を悪くいうわけじゃないんだけどね…」

イリヤ「…あの人には、気をつけた方がいいかもしれない」

時臣「…それは、どういう意味かな?」

イリヤ「よくわからないけど…あの人から嫌な感じがするの。気を付けないと取り返しのつかない事になるかも」

イリヤ「と、とにかく!いくら信頼してても無警戒なのはダメだと思うの!」

時臣「……ふむ、なるほど」

時臣「私は彼を信頼しているが…君の忠告も聞いておこう」

時臣「では、行ってくる」



イリヤ「…行っちゃった」ヘナ…

イリヤ「…これからどうしようかな」


1:我様の所にいく
2:今日は早めに寝よう

選択安価 安価下2

イリヤ「あ、ギルガメッシュだー!」トテテテ

ギル「小娘か。今日は街に出るつもりはないぞ」

イリヤ「じゃあ家で一緒に遊びましょう?」

ギル「フッ、いいだろう。では我を興じさせてみよ」

イリヤ「今日はこのお部屋にあったトランプを持ってきたの。色んな遊び方があるみたい」

ギル「ほぅ…」



ギルガメッシュと一緒に遊んだ。




イリヤ「楽しかったねー」

ギル「それなりの遊戯にはなったな」

イリヤ「ねぇ、ギルガメッシュは私と一緒にいて楽しい?」

ギル「そうだな…少なくとも時臣よりはマシだと言ってやろう」

イリヤ「つまり、楽しいって事?」

ギル「そういう事にしておいてやろう」

イリヤ「本当?じゃあまた遊んでくれる?」

ギル「いいだろう。我と戯れる事を許すぞ」

イリヤ「やった!」

ギル「………悪くはないな」

イリヤ「…ねぇ、ギルガメッシュ」

ギル「なんだ?」

イリヤ「ギルガメッシュは、もし時臣さんが死んじゃったらどうするの?」

ギル「ふん、あのような雑種が死んだ所でなんとも思わん」

イリヤ「そっか………」

ギル「何か言いたそうだな。言ってみるがいい」

イリヤ「あのね、時臣さんには凛ちゃんっていう子供がいるの」

イリヤ「凛ちゃんは時臣さんが死んじゃったら、凄く悲しむと思うの…私も、キリツグが死んじゃったら多分凄く悲しいから」

イリヤ「だからね、もし時臣さんに危機が訪れた時は…ギルガメッシュが守ってあげてほしいの」

ギル「………フン、まぁ考えてやらん事はない。約束はしないがな」






イリヤ「………時臣さんと綺礼さんがお話しているみたい」


1:会話の様子を見てみる
2:邪魔しちゃ悪いから、今日はもう寝よう

選択安価 安価下2

イリヤ「邪魔しちゃ悪いから、今日はもう寝よう」




………




アサシン「………」

スッ


イリヤ「むぐぅ!?」

アサシン「………」

イリヤ「んー!!んー!!!」ジタバタ

アサシン「………」シュッ

イリヤ「むぐ…ん…」ドサッ




それから、私は二度と目を覚ます事はなかった。

最期に、お父さんが私をかばった気がする…よくわからないけど、そんな気がした。



DEADEND  アッサシーン

-タイガー道場-


大河「…あのさ、絶対わざとBAD取ってる人いるよね」

キャスター「ですね」

大河「とりあえず一つ言っておくけどね。わざと全部BAD選んでBADEND全部確認しようとしてるなら無駄よ」

大河「何故なら、>>1は一つ一つのBAD選択肢毎に違うBAD・DEADを作るやる気もとい技量がないからである!!」

キャスター「今本音が一瞬聞こえたのですが」

大河「という訳で既に見たようなBAD系統とかは思いっきり手抜くからね。文句は受け付けないわよ」

キャスター「では、直前の所からやり直しましょうか。もうさすがに面倒くさいです」

大河「あーい、そんじゃ直前の選択肢の部分からスタートねー」

イリヤ「………時臣さんと綺礼さんがお話しているみたい」


イリヤ「ちょっと会話の様子を見てみようかな…」コソコソ



時臣「今回の聖杯戦争が終わった後も、君には兄弟子として、凛の指導に当たってほしいのだ」スッ

綺礼「………」

時臣「まぁ、簡略ではあるが…遺言状のようなものだ。万が一、という事もある」

時臣「凛に遠坂の家督を譲る旨の署名と、成人するまでの後継人として、君を使命しておいた」

綺礼「お任せを。ご息女の事は、責任を持って見届けさせていただきます」

時臣「ありがとう、綺礼」スッ

綺礼「これは…?」

時臣「君個人に対して、私からの贈り物だ。開けてみたまえ」

綺礼「これは…」

時臣「アソッド剣だ。君が遠坂の魔導を収め、、見習いの過程を終えた事を証明する品だ」

綺礼「いたらぬこの身に、重ね重ねの御口受を。感謝の言葉もありません、我が師よ」

時臣「君にこそ感謝だ、言峰綺礼。これで私は最後の戦いに臨む事ができる」



イリヤ「(時臣さん、綺礼さんの事を本当に信用してるんだね…)」




時臣「…もうこんな時間か。飛行機の時間に間に合うといいのだが」

綺礼「いえ、心配いりません…我が師よ」





ガキィン

綺礼「っ…!?」

時臣「!!」

時臣「………これはどういうつもりかな、綺礼」

綺礼「チッ………英雄王」

ギル「お前が何をするか位予想はついていたさ、綺礼」

綺礼「貴様は時臣をつまらぬ男だと言っていた…そのような男が死んだ所でなんとも思わぬのなら、庇う理由等ないはずだ」

ギル「勘違いするな、綺礼。我はそこの小娘の小さな願いに義理立てしてやっただけだ」キィイイン…


ヒュンヒュンヒュン



イリヤ「うわぁ!?」


ザクザクザク


アサシン「が……ぁ……っ!!」

ドサッ


イリヤ「え…これって…サーヴァント?」

時臣「イリヤ!?どうしてここに」

ギル「何をしている時臣、早くそこの小娘の安全を確保してやれ」

時臣「ぎ、御意!」ダッ



綺礼「………」

ギル「さて、師を殺すはずが一気にピンチに陥ってしまったなぁ」

綺礼「………チッ」バッ

時臣「待て、綺礼!」

ギル「放っておけ。深追いした所でアサシンに闇討ちされるだけだ」

時臣「………」

イリヤ「ギルガメッシュ………ありがとう」

ギル「フン、場所を変えるぞ。ここでは落ち着いて話も出来ん」スッ


キィイイイン…


ギル「我の乗り物に搭乗する事を許可する。早く乗れ」

イリヤ「う、うん」







時臣「…王よ、先程は助けていただき、ありがとうございます」

ギル「…感謝するならそこの小娘に感謝する事だな」

時臣「そうですね。…イリヤちゃん、君には感謝してもしきれないよ。この恩は必ず返すと約束しよう」

イリヤ「ううん、いいの」

時臣「君は優しい心の持ち主だね。その心、出来れば無くさないでおくれ」

イリヤ「うん」

時臣「…しかし未だに信じられない。私の一番弟子である綺礼が…まさか私を殺そうとしたなんて」

ギル「貴様の目が節穴だったという事だ。警戒こそしていたようだが、もし全く無警戒だとしたら我は黙って静観していただろうな」

時臣「面目もありません…」

イリヤ「ねぇ、サーヴァントとマスターなら二人共仲よくしなきゃだめなのよ」

時臣「イリヤ…」

ギル「ほう、我に説法を解くか?」

イリヤ「んっとね、私はおとなの事情とかはよくわからないけどね…仲が悪かったら勝てる戦いも勝てないと思うの」

イリヤ「それに、仲良しになったら一緒にいて楽しいと思うの。…だめ?」

ギル「…フン、この男が変わらぬ限りは仲よく等するつもりは毛頭ない」

イリヤ「じゃあ、時臣さんが変わったら仲よくしてくれるの?」

ギル「こいつが我を興じさせるならば、考えてやらん事はない。出来るとは思えんがな」

イリヤ「本当?じゃあ約束ね!ゆーびきーりげーんまーんうそついたらはーりせんぼんのーます!ゆーびきった!」

ギル「………フッ」

時臣「(王が屈託の無い笑顔を…これがイリヤのカリスマなのか)」

ギル「さて、このまま屋敷に戻った所でアサシンが潜んでいる事は目に見えている」

時臣「しかし、今から新たな拠点を用意しようにも…」

ギル「目星はついているさ…今向かっている」

ウェイバー「」

ライダー「誰かと思えば金ピカではないか、一体どういう風の吹き回しだ」

ギル「話は後だ、入るぞ」

ウェイバー「ちょっと待て!いきなりやってきたかと思えば入るぞって、どういう事か説明しろよ!」

ギル「フン、貴様ら雑種が必死に探していたお姫様を連れてきてやったのだ。むしろ感謝するんだな」

ウェイバー「お姫様って…え?」




イリヤ「ウェイバー!!」バッ

ウェイバー「うわっぷ!い、イリヤ!?どうしてアーチャーと一緒に?」

ライダー「ほほぉ、そういう事か。こりゃあ金ピカに感謝せんといかんな」

ギル「その辺りも含めて詳しく話す。まずは中へ案内しろ」

ウェイバー「あ、あぁ…わかった」

時臣「お邪魔するよ」

ウェイバー「………」

ギル「以上が、我が小娘を保護してからの事の成り行きだ」

時臣「彼女には私も命を救われたよ。本当に感謝している」

ウェイバー「大体の事は分かったよ。ボク達がいない間に危険な目にあっていたイリヤを助けて保護してくれた事も感謝している」

ウェイバー「けど…けど………」



ウェイバー「何で無事だったら無事で連絡のひとつや二つよこしやがらないのさ!?どれだけ心配したと思っているんですかこの馬鹿!!」バン

イリヤ「ご…ごめんなさい」シュン

ウェイバー「本当に馬鹿だよ…大馬鹿だ………本当に…心配して、ずっと探していたんだぞ」

ウェイバー「本当に………無事で…よかった。無事で…」ギュッ

イリヤ「ウェイバー………ごめんね」

ライダー「言っとくが坊主は本当に心配していたんだぞ?余の忠告も聞かずに徹夜で探し回って…もう2日も寝てないのだからな」

ギル「ふむ…雑種にしては見所があるではないか」

ライダー「ほう、お主もそう思うか」

時臣「(僕が見た所は魔術回路もお粗末な物…どう見ても3流もいい所なレベルだが、私の見る目がないのだろうか)」

ギル「それより貴様らがキャスターを倒してからの話を聞かせろ。実に我を興じさせてくれそうだ」

ライダー「そうさな、では余の口から語ろうではないか」

ウェイバー「ライダー!?」

ライダー「あれはあの大海魔を倒した直後の事だ…」


--
---


ウェイバー「はぁ…なんとかなった」ヘナ

ランサー「セイバーの対城宝具…予想以上だな」

アイリ「ふぅ…よかった」

ウェイバー「(そういえばセイバーのマスターって、イリヤに似ているな。まさかとは思うけど…)」

ウェイバー「そういえば、セイバーのマスター…えっと、アイリさん?」

アイリ「えぇ、私はアイリだけど…切嗣から聞いたの?」

ウェイバー「そうだけど…アイリさんは子供っている…んですか?」

ランサー「!」

アイリ「えぇ、確かにいるけど…それがどうかしたのかしら?」

ウェイバー「じゃあ、最近その子供が家出したりとかは…してないですか?」

アイリ「いえ、それはないと思うわ。だってあの娘はアインツベルンで私達の帰りを待っているはずだから…」

ウェイバー「(ってことは、単に似ていただけって事か…あれ、でも待てよ)」

ウェイバー「(アインツベルンって、確か錬金術の…イリヤが錬金術で作られたホムンクルスと人間のハーフという事は…まさか)」

ライダー「おーい坊主よ、今戻ったぞ」ガラガラガラ

ウェイバー「ライダー…お前だけやけに元気だな」

ライダー「そりゃあ早く帰って対戦プレイをしたいからのぅ。あの娘も待っている事だしな」ガシッ

ウェイバー「ちょっと待てよライダー!まだ話が…」

ライダー「ではなセイバーのマスター、ランサー、セイバー!また会おうではないか」ガラガラガラ


ウェイバー「なんでこうなるのさああああああああああ!?」

ライダー「………」

ウェイバー「ど、どうしたんだよライダー」

ライダー「妙だな…あまりにも静かすぎる」

ウェイバー「どういう事だよ、いった…っ!?」

ウェイバー「じいさん!ばあさん!!」ダッ

祖父「ぅ…ぐ…ウェイバー、か」

ウェイバー「大丈夫か、今救急車呼ぶから待ってて!!」

祖母「…ぅ……」

ライダー「まさか…いかん、娘が危ない!」






ウェイバー「どうなっているんだよ…帰ったらじいさんとばあさんが倒れてて………イリヤがいなくなっているなんて」

ライダー「…どうやら、余がキャスターの奴と戦っている最中に誰かが侵入したようだな」

ウェイバー「誰かが侵入って…キャスターも死んでアーチャーやバーサーカー、ランサーもあの場にいた」

ウェイバー「皆キャスターを止める為に………待てよ」

ウェイバー「まさか、よりにもよってアサシンが!?」

ライダー「見事にやられたのぅ…こいつは余の責任だ」

ウェイバー「イリヤ……」

ライダー「ゲーム機も中途半端に開放しておるなぁ…金ぴかなコントローラも散乱して…っておい、坊主!」

ウェイバー「イリヤを探してくる!!」

ライダー「待たんか坊主!!」




---
--

ライダー「とまぁ、そこからこの坊主はあっちこっち探し回っていたぞ。途中坊主の師が無残にも殺されていたのを発見したりしたがな」

ギル「それで我の元で保護されている事も知らずに休まず探し続けていたと…はっはっは!おかしな話だ」

ライダー「だが金ぴか、貴様も保護したのであれば早く言ってくれればよかったのだがな」

ギル「我がそこまでする義理はない」

ウェイバー「お前って、本当に性格悪い…よ……な…」フラッ

イリヤ「う、ウェイバー!?大丈夫!?」

ライダー「はぁ、だから無理をするなと言ったのだ。すまんが余は坊主をベッドに運んでくる。少し待っておれ」

イリヤ「待って、私も一緒に行く!」トテテテ






ギル「さて、我は宝物庫にある極上のベッドで眠るとしよう。時臣、貴様は床や椅子の上で寝ているがよい」

時臣「えっ」





今日は色々とあって疲れちゃった。

でも、時臣さんも助かったし、ウェイバーともまた会えたから嬉しいな。

………

やっぱりキリツグとも早く会いたいなぁ。


一人で寝るのは寂しいし、今日はウェイバーと一緒に寝よう。



7日目 終了
セーブ完了

-タイガー道場-

大河「フゥーハハハ!ようやく7日目が終了したぞ助手よ」

キャスター「誰が助手よ誰が」

大河「私達タイガージェット研究所は機関からの追跡を逃れ続け、ようやく希望を掴もうとしている。感想はいかがかな?」

キャスター「とりあえずそのノリやめなさい」

大河「はーい。とりあえずトッキー生存フラグ立てちゃおう大作戦編も終わって一件落着した事だし、よかったよかった」

キャスター「で、何で我様は直接切嗣の元に送らなかったの?」

大河「そんな事したら話が終わっちゃ…多分ウェイバー君達に彼なりに気を使ってあげたのよ」

キャスター「どこのツンデレよ、それ」

大河「とりあえず今の状況を確認するとこんな感じね」



セイバー陣営:イリヤの事には気付かず
ギル陣営:イリヤの味方。英雄王がなかよし。トッキー生存。現在ライダー宅にお泊り中
ランサー陣営:全滅
ライダー陣営:イリヤの味方。イリヤの命の恩人。実家のような安心感
バーサーカー陣営:雁夜が凛ちゃんのお友達を助ける為に令呪使った為バーサーカーががが
キャスター陣営:全滅
アサシン陣営:今の所ラスボス

アインツベルン セラとリズが誤魔化す為に残ったらしいが、詳細不明




キャスター「こうして見ると今の明確な敵ってアサシン陣営のみなのね。バーサーカー陣営は色々拗れてるけど」

大河「そうなのよねぇ。ただまぁこのまま終わる訳でもないし必ず立ちふさがって来るでしょうねぇ」

大河「そして何より、イリヤに気付いていないセイバー陣営がどう動くか。これも重要になってくるんですよねぇ」

キャスター「とにかく、今後も目が離せなさそうね」

大河「それじゃあ8日目…と行きたいけどもう時間が時間だし寝るわねー」バサッ

キャスター「…まぁ、ここまで起きていた事事態驚きなのだけれど追求はしないわ」

キャスター「という訳で皆さん、良い夢を。次の更新は…多分24時過ぎ位になるんじゃないかしら」

キャスター「もし奇跡が起きたら朝に更新するかもしれないけど、>>1は朝に弱いから期待はしないでちょうだい」

大河「ウェイバーEDも…我様EDも…どっちも捨てがたい…ムニャムニャ」

ウェイバー「………ん…ぐぅ…」モゾモゾ…

ギュッ

ウェイバー「………ん?」パチッ

イリヤ「すぅ…すぅ…」

ウェイバー「」



ウェイバー「うわぁあああああああ!?」バッガタッゴトンッドシャッ



ライダー「なんだ坊主、朝から騒がしい」スゥ

ウェイバー「ライダー!?い、いや!なんでもない。なんでもないんだ、うん!」



ギル「騒がしい奴め。雑種の分際で我の眠りを妨げた事、その身を持って後悔するがいい」

ライダー「なんだ、娘と同じ布団で寝て抱いた事がそんなにも恥ずかしいか?」

ウェイバー「誤解を招く言い方をするなぁあああああああ!!」

ギル「はっはっはっは!まさか貴様がそっち系の趣味だったとはな。我が存分に笑ってやろう」

ウェイバー「ちがあああああああああああああう!!」

イリヤ「んぅ…あれ、皆おはよー」

ライダー「しかし坊主、貴様が料理を作れるとは思わなかったぞ」

ウェイバー「あのな、ボクだって料理位するに決まってるだろ」

ギル「ふむ…だめだな。我の舌を満足させるには何もかもが雑だ」

ウェイバー「さすがに一流シェフが作る料理みたいなのを普通の大学生が作れると思ったら大間違いだからな」

ライダー「ふむ、一流シェフにも負けない料理を作れる英霊がいれば、是非余の配下に加えたいものだ」

時臣「どれどれ…ヴっ!!」バキボキ

イリヤ「…なんだか凄い音が鳴ったけど大丈夫?」

時臣「どうやら、床で寝た結果身体が寝違えてしまったようだ…体のあちこちが言うことを聞かないよ」

ウェイバー「言ってくれれば、布団位出してやったのに」

ライダー「しかし坊主が先に倒れこむように寝てしまったのだろう?」

ウェイバー「そりゃそうだけどさ…そういえば二人はこれからどうするつもりだ?」

時臣「そうだね…仮にも敵同士である以上、ずっとここにいる訳にもいかない。新しい拠点が見つかり次第そちらに身を移すよ」

ライダー「なら、それまでの間は休戦という事だな」

ギル「いいだろう。休戦を許すぞ」

イリヤ「じゃあ、それまで皆で一緒にいられるね」

ウェイバー「………それで、今日はどうする?」

ギル「我は時臣に新たな拠点を用意させる。貴様らはどうするのだ?」

ライダー「ならばこの間買って来たゲームを使って皆で対戦プレイをしないか?早くやりたくて仕方なんだ」

ウェイバー「ぼくは今日一日山に篭る。ライダーも一緒に来てくれ」

ライダー「山、とな。一体どうしたというのだ」

ウェイバー「いいから」

ライダー「ふむ…仕方ないのぅ」

時臣「イリヤは、どうするのかな?」

イリヤ「私は………」



1:ウェイバー達と一緒に行動する
2:我様と一緒に行動する
3:一人でゲームをして過ごす

選択安価 安価下2

イリヤ「私もウェイバーとライダーと一緒に山に行こうかな」

ウェイバー「いいのか?山っていっても本当に何もないぞ」

イリヤ「いいの。私、山を登るの初めてだから楽しみなの」

ライダー「まぁ、登山する事には変わりないんだ。連れて行ってもいいだろう」

時臣「では、これから一日は別行動だね」






イリヤ「わぁー、見てみてウェイバー、川がある!」

ウェイバー「山なんだから、川があるのは普通だぞ」

イリヤ「ねぇねぇ、早く上の方にも行ってみようよ!」トテテテ

ウェイバー「あ、こら。走ると危ないし途中でバテて登れなくなるぞ!」

イリヤ「ウェイバーおっそーい!」トテテテ




イリヤ「もうだめ…一歩も動けない」

ウェイバー「だから言ったのに…ほら、掴まれ」スッ

イリヤ「ごめんね…」

ウェイバー「よいしょっと。次からはちゃんと人の言うことを聞くんだぞ」

イリヤ「はーい」

ウェイバー「よし、この辺りだな…」ゴソゴソ

イリヤ「ここでお昼御飯にするのね。なんだかピクニックみたい」

ウェイバー「そうだな…まぁピクニックとも言えるか…よっと」バッ

イリヤ「それ、なぁに?」

ウェイバー「寝袋だよ。これに身を包んで寝るんだ。イリヤの分もあるぞ」

イリヤ「本当!?」

ウェイバー「眠くなったらこれを着用するんだぞ。それじゃあお弁当食べようか」

イリヤ「はーい」



ライダー「娘のやつ、随分はしゃいでおるな」

ウェイバー「元気があっていいじゃないか」ゴソゴソ

ライダー「で、お前さんは今日一日山に篭ると言っておったが…珍しいじゃないか」

ウェイバー「…お前、本当は僕が消費するはずだった分の魔力も、自分の貯蔵魔力でまかなっていただろ」

ライダー「なんだ、気付いておったのか。そうならそうと早く言ってくれんと」

ウェイバー「………」






イリヤ「わぁー…おっきい川だね」

イリヤ「もっと奥の方に何かあるかな?」



1:せっかくだから奥の方に行ってみよう
2:この付近で遊んでいよう

選択安価 安価下2

イリヤ「せっかくだし、奥の方にも行ってみましょう」


イリヤ「あ、木の実が落ちてる!」トテテテ

イリヤ「なんの木の実だろう?あ、こっちにも落ちてる!」




イリヤ「どうしよう・・・迷っちゃった」

イリヤ「帰り道分からない・・・どうしよう」

イリヤ「ウェイバー!ライダー!どこー!?」

イリヤ「ウェイバー!ライ・・・きゃあ!?」ガラッ




遭難した。その事実がイリヤを焦らせるには充分すぎた。

足下を見ずにウェイバー達を探していた結果、崖に気付かず足を踏み外し


崖の下に、小さな赤い花が咲いた。

DEADEND 一人で山奥に行ってはいけません

-タイガー道場-


大河「イベント満喫してて放置しちゃったけどタイガー道場の時間だよー!」

セイバーライオン「がう、がうがう!」

大河「いやー久々に聖杯戦争関係なく死んじゃったわね」

セイバーライオン「がうがう!」

大河「そうねー、一人で山奥に行くなんて遭難する未来しか見えないわよねー」
セイバーライオン「がうがう!がうがう!」

大河「あらあら、この子ったらお腹がすいてるのかな?じゃあご飯をあげちゃう」ポイッ

ランサー「えっ」

セイバーライオン「がうー!」バッ

ランサー「ちょ、まっ・・・ぎゃああああ!!」

アーチャー「ランサーが死んだ!」

ライダー「この人でなし!」

大河「はい、今回の死因は?」

セイバーライオン「がうがう」ムシャムシャ

大河「はい、よくできましたー。正解は一人であまり離れると危ないよでした」

セイバーライオン「がうー♪」

大河「という訳で保護者の傍を離れないようにしましょー」

セイバーライオン「がう!」

大河「それじゃあ直前からやり直してみよー」

イリヤ「わぁー・・・おっきい川」

イリヤ「もっと奥の方には何かあるかな?」

イリヤ「(でも、あんまりウェイバーとライダーから離れたら危ないよね)」

イリヤ「もう少しこの辺りで遊んでいよう」





イリヤ「あ、お魚さんだ!」トテテテ

イリヤ「泳いでるお魚さん、初めて見た・・・綺麗だなぁ」

魚「・・・」スィー

イリヤ「あ、待って!」トテテテ

ズルッ

イリヤ「あっ・・・!」



足を踏み外した。川に落ちちゃう。

私は川に落ちて、そのまま流されて・・・




ガシッ


ライダー「全く、川で遊ぶのは構わんが気を付けろ。余が近くにいたからまだいいが、そのまま落ちていたら流されて死んでいたのだぞ」

イリヤ「うん・・・ごめんなさい」

ライダー「はしゃぐ気持ちは分かる。だが、命あってのものだねだ。危険な事はするなよ。お前さんに何かあったら坊主が悲しむ」

イリヤ「・・・うん」

ライダー「分かればよし。満足するまで遊んだら坊主の所に行ってやれ。話したい事があるそうだ」スゥ


そう言ってライダーは消えちゃった。

ウェイバーが話したい事って、何だろう?

イリヤ「ただいまー」トテテテ

ウェイバー「おかえり…と言っても家じゃないけど。楽しかったか?」

イリヤ「うん、とっても楽しかった。ウェイバーも一緒に来ればいいのに」

ウェイバー「俺は魔力の回復に専念しないといけないから、今日はここで何もしないぞ」

イリヤ「ぶー」

ウェイバー「………なぁ、イリヤ。これは真剣な話だからしっかり聞いてくれ」

イリヤ「…うん」

ウェイバー「イリヤは、行く宛がないって言ってたけど…両親はいるのか?」

イリヤ「うん、いるよ。大事な用事があるからって日本に行っちゃったの」

ウェイバー「…イリヤは、元々日本にいたのか?それとも日本以外の…それこそ、アインツベルンみたいな遠い所から来たのか?」

イリヤ「そうなの。本当はキリツグとお母様を追って日本に来たけど、肝心の居場所まで分からなくて…」

ウェイバー「それで途方に暮れて行く宛がなかったって事か…」

ウェイバー「………なぁイリヤ、もしお父さんやお母さんに会えるとしたら、会いたいか?」

イリヤ「…うん、会いたい」

ウェイバー「………そうか」

イリヤ「でも、どうしたの?いきなりそんな事聞くなんて」

ウェイバー「…実は、イリヤに似ている人…アイリって人に会った。まだ確定した訳じゃないけど、多分イリヤのお母さん…だと思う」

イリヤ「お母様と会ったの!?」

ウェイバー「あぁ、会った。セイバーのマスターになっていたよ」

イリヤ「じ、じゃあキリツグは?キリツグもいたの!?」

ウェイバー「そのキリツグって人はわからない。けど、多分その人もアイリさんと同じ場所にいると思う」

イリヤ「お母様…キリツグ…ほんとに…ほんとに見つかったんだ」

ウェイバー「イリヤ…お前は、お母さんとキリツグに会いたいか?」



イリヤ「………私は…」



1:会いたい…お母様とキリツグに会いたい!
2:会いたいけど…今はまだいいの


選択安価 安価下2 ※続きは深夜に

イリヤ「会いたい…お母様とキリツグに会いたい!」

イリヤ「キリツグとまた一緒に胡桃の芽を数えて遊びたい…お母様と一緒に寝たい…」

ウェイバー「………分かった」

ウェイバー「聞いただろライダー、明日の夜にセイバーのマスターの所にイリヤを連れて行く」

ライダー「よく言った!家族と引き合わせてやりたいのは余も同じ…だが明日まで待つ必要はないぞ」

ライダー「今日の夜だ。今日の夜には遙かなる蹂躙制覇で出発し、セイバーのマスターがいる城に向かう」

ウェイバー「ライダー、早く会わせてやりたいのは分かるけど万が一という事もある。ある程度の魔力を回復させておかないといざという時何も出来ませんってなったら目も当てられないからな」

ライダー「分かっておる。余とてそこまで無謀ではないのだからな」

ウェイバー「…という訳だ。今日の夜にはお母さんの所に行くぞ」

イリヤ「うん……うん!!」




ライダー「よぉし、ある程度だが魔力は戻った!早速セイバーのマスターの所に向かおうではないか!!」ズガガガ

イリヤ「おー!」

ウェイバー「あのな、何で殴り込みに行くようなノリなんだよ。あくまでイリヤをお母さんかもしれない人に会わせるだけだぞ」

ライダー「なに、心配はいらんさ坊主。セイバーは娘を親に引き合わせに来ただけの者を攻撃するような輩ではあるまい」

ウェイバー「だといいけどさ…」

ライダー「A A A A La La La La La ie!!」

-その頃、アインツベルン-


舞弥「…っ……ぅ…」




セイバー「ぐっ…!!」ガキィン

バーサーカー「■■■■■ーーーー!!」

アイリ「セイバー!」

セイバー「アイリスフィール!ここは危険です、切嗣が戻るにはまだ時間がかかる…早く安全な所へ!」

バーサーカー「■■■■■ーーーー!!」ブォンッ

セイバー「っぁ…!!」



アインツベルン城ではセイバーとバーサーカーの戦いが行われていた。

しかし、戦いと言っても一方的な展開。バーサーカーがセイバーを圧倒し、セイバーはろくに反撃も出来ないまま体力を削られていた。


セイバー「(アイリを執拗に狙うとは…卑怯な!)」


バーサーカーはセイバーが攻勢に出ようとした瞬間にアイリを狙う。当然、アイリを見殺しにする事等出来ない。

結果、セイバーは一方的に守りを強いられてバーサーカーに蹂躙されている。

舞弥も重傷を負っており、とても戦闘を行う事は出来ない。


バーサーカー「■■■■■ーーー!!」


長引くほどにジリ貧、その結果どうなるか等考えるまでもない。


セイバー「ぐぁあああああああああ!!」ドォン


アイリ「セイバー!」ダッ


アイリがセイバーに駆け寄ろうとする。

しかし、その瞬間に彼女の前に一つの影が現れる。



アイリ「っ………!!」

影は素早くアイリの意識を奪い、担ぐ。そして影はアイリを抱えてその場から消え去るようにいなくなった…




セイバー「ぐ…アイ…リ………」

迫るバーサーカー。セイバーはもう立つ事も出来ない。



バーサーカー「■■■■■ーーー!!」

バーサーカーが剣を振り上げ、そして………






ライダー「A A A A La La La La La ie!!」ドゴォン

セイバー「ライダー!?」

ライダー「セイバー、何やら立て込んでおるようだな。加勢は必要か?」

セイバー「ぐ…かたじけない。だが、アイリスフィールが………アサシンの手に」

ウェイバー「アサシンだって!?それじゃああそこにいるバーサーカーは…」

セイバー「恐らく…アサシンど組んでいるのでしょう」

ライダー「ふむ…面倒な事になったな」

イリヤ「そんな………お母様が」

セイバー「? 今、聞き覚えのある声がした気が…」

ウェイバー「イリヤだ。アインツベルンのサーヴァントなら見覚えはないか?」

イリヤ「あ…お母様の騎士さん」

セイバー「貴女は…イリヤスフィール!?何故ここに」

ライダー「その娘にとって坊主は命の恩人だ。とりあえずまずはこの状況をなんとかせんといかんのぅ」



バーサーカー「■■■………」

バーサーカー「!!」

ウェイバー「バーサーカーがこっちに気付いたぞ!」

ライダー「ふん、しっかりと掴まっておれ!!」

バーサーカー「■■■■■ーーー!!」ダッ



ガキィン


ライダー「ぐぅ…なんという力よ!狂化していなければ語り合う事も出来ただろうに」

バーサーカー「■■■■■ーーーー!!」

ライダー「はぁっ!」キィン

バーサーカー「■■■…!」

ウェイバー「くそ、早く治療しないといけない人だっているのに何なんだよバーサーカーのやつ」

ライダー「坊主、あまり身を乗り出すな」



アサシン「………」




ライダー「この状況、かなりまずいぞ」

バーサーカー「■■■■■ーーーーーーーーー!!」

ライダー「ぬぅ…せぇい!」ガキィン

アサシン「………」ヒュッ

ライダー「はっ!」キィンキィンキィン

ウェイバー「くそ、なんでアサシンとアーサーカーが一緒に戦っているんだよ!」

ライダー「そんな事は知らん!しっかり掴まっておらんと死ぬぞ!」ズガガガ

イリヤ「わ、わわわっ!」

バーサーカー「■■■■■ーーー!!」

ライダー「ええい、面倒な。王の軍勢で薙ぎ払いたい所だが…いかんせん、魔力が足りん」

ライダー「余達だけならまだ退く事が出来たが…瀕死のセイバーとセイバーの倒れているセイバーの仲間を放っておく訳にはいかん」

ウェイバー「でも、このままだとまずいぞ!何か手はないのかよ!?」

ライダー「無い!!」







綺礼「アイリスフィールは手に入れ、時間は稼いだか…」

雁夜「なぁ、あいつを攫う事に令呪を使った意味はあるのか?」

綺礼「私にはある。…手を出したまえ」スッ

雁夜「?」スッ

キィイイン…

雁夜「これは!?」

綺礼「私に協力する限り、お前は令呪を惜しむ事なく使ってもいい」

雁夜「………そうか」

綺礼「それより、時間稼ぎももう十分だろう。殺してしまえるのなら殺してしまっても構わんが、頃合を見て退け」スッ

雁夜「あぁ、分かった」




雁夜「………」

雁夜「バーサーカーの視界に映った娘…間違い無い」

雁夜「………バーサーカー、令呪を持って命ずる」

バーサーカー「■■■■■■ーーーーーー!!」

ウェイバー「な、なんだ!?バーサーカーの様子が…」

イリヤ「ひ、ひっ…!」ガタガタ

バーサーカー「■■■■■ーーーー!!」バッ

ライダー「ぬぅんっ!!」ガキィン

ウェイバー「宝具を投げた!?」

バーサーカー「■■■ーーー!!」ブンッ

ライダー「ええい、手当たり次第に宝具に変えたと思ったら投げて来るとは」バキィンガキィン

バーサーカー「■■■■■ーー!!」グググ…

ウェイバー「馬鹿でかい木を持ち上げてる!?」

ライダー「あれも宝具にして投げつけるつもりか…あれを粉砕するのは少々骨が折れる」

バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」ブンッ

ライダー「ぬぅううん…はっ!!」バキィン


ライダーが宝具と化した木を粉砕する。

衝撃こそ乗り物越しに伝わってきたが、ライダーが木を粉砕してくれたおかげでこちらにダメージはない。

しかし、それは狂戦士の罠だった。


ウェイバー「バーサーカーが…消え…っ!?」

気がついたらウェイバー自身の真後ろにバーサーカーが立っていた。

バーサーカーとライダーの間にはそれなりの距離があった。

それをバーサーカーはどうやったのかは知らないが、木を投げつけた一瞬の間にここまで移動したのだ。



バーサーカー「■■■!」スッ

イリヤ「ひっあ…やだ!」ガシッ

ライダー「しまった!」

ウェイバー「イリヤ!くそ、イリヤを離せ!!」バッ

バーサーカー「■■■」バキッ

ウェイバー「が…っぁ…!!」ドシャッ

ライダー「坊主!!」

バーサーカー「■■■…」シュバッ


イリヤ「やだ、助けて!!ウェイバー!ライダー!!」

イリヤ「助けて、お母様!! キリツ…ぐ…」ポスッ

バーサーカー「■■■」シュッ


ウェイバー「イリヤ…イリ……ヤ……」




アサシン「………」スッ






ライダー「………完全にやられたな」

ウェイバー「………くそっ!」ダンッ

ライダー「………」

ウェイバー「なんで…なんでこうなるんだよ」

ウェイバー「ボクはただ、イリヤを母親の元に連れていってやりたかっただけなのに」

ウェイバー「こんなんじゃ…イリヤが可哀想すぎるだろ」

ウェイバー「ボクが…ボクが役立たずだったから。ボクなんかがマスターだったから、ライダーも力を発揮出来ずこんな事に」

ライダー「坊主、それ以上はやめておけ。そもそも貴様が余のマスターでなかったらあの娘はキャスターとそのマスターに殺されていただろうに」

ライダー「今回の事は余にも責任がある。…悔やむのはまだいいが、なんでも一人で背負おうとするな」

ウェイバー「ライダー…」

ライダー「それよりもセイバーよ、何があったのか説明してもらえんか?」

セイバー「えぇ…ですがその前に、彼女を」

舞弥「」

セイバー「まだ息はありますが、このまま放置していれば恐らく助からない。私はまだ魔力で回復を行える。だから彼女の治療を頼む」

ウェイバー「セイバー…あぁわかったよ。治療でもなんでもしてやる。その代わりイリヤを助けるのに協力しろよ」

セイバー「ありがとう。私もマダムのご子息の救助には全力を注ぐ。…だが、少し…寝かせてほしい」ガクッ

ライダー「セイバーの奴、既に限界だったのだろうな。…坊主、二人を乗せて運ぶぞ」

ウェイバー「…うん」

ライダー「………」

ウェイバー「こっちは準備完了だ」

ライダー「よし、ならば一刻も早く戻って…っ!!」




パァン



キィン



ライダー「………狙撃か」

ウェイバー「なっ…狙撃て、まさか!?」












切嗣「………」

ウェイバー「遠距離からの狙撃…どう考えてもアサシンかバーサーカーのマスターだ」

ライダー「そのようだな。姿を見せてこない以上、こちらから仕掛ける事も出来ん」

ウェイバー「だとしたら、ここに留まっていると狙い撃ちにされる。ライダー、早く!」

ライダー「おう、狙撃の餌食にならんように身をかがめておけ!!」ズガガガガ




切嗣「(ライダーが急速移動を開始…このままでは引き離されて見失ってしまう)」

切嗣「タイムアルター…トリプルアクセル!」ギュンッ




ライダー「ふむ…恐らく奴はあれでは諦めんじゃろう」ズガガガ

ライダー「このまま帰れば、恐らく奴は家まで着いて来るだろうな」

ライダー「そうなれば当然、いつ襲ってくるかわからないアサシンとバーサーカー、そしてそのマスターに怯える事態に至ってしまうだろうな」

ウェイバー「じゃあどうするんだよ!?どうやってあいつを…うわっ!」ゴスッ

ライダー「身をかがめていろと言っただろう!…はっ!」キィン

ウェイバー「また狙撃!一体どこから…」

ライダー「飛んで来た方向があまり変わっておらんな…恐らく、奴は遠距離から狙撃を行っているのだろう」

ライダー「心配するな坊主、余に考えがある」

ギル「ここが新しい拠点か…我の拠点としては薄汚いがまぁ許してやろう」

時臣「では、そろそろライダー達の元に帰って、新しい拠点に移る旨を伝えておきましょう」

ギル「………」

時臣「王?」

ギル「どうやら、その必要はなさそうだな」




ライダー「A A A A La La La La La ie!!」ズガガガガ

ギル「相変わらず騒がしい奴だ。何の用だ…と言いたい所だがどうやらその様子から察するに何かあったのだろうな」

ライダー「察しが早くて助かる。今はアサシンかバーサーカーのマスターに追われていてな、なんとかここまで来たのだ」

ギル「マスター如きに何を逃げる必要がある?その程度の雑種なら容易く葬れるだろう」

ライダー「いくらサーヴァントじゃないにしても、遠くから狙撃してくる上に位置がつかめんとあっては追うには坊主達が危険すぎる」

ギル「………所で貴様、小娘はどうした」

ウェイバー「………イリヤは、バーサーカーに攫われた」

ギル「何っ!?」







切嗣「(………アーチャーとそのマスターまで現れたか)」

切嗣「(舞弥がいれば別だが、一人で深追いは禁物か…仕方ない)」スッ

切嗣「………僕は、諦めない。例え一人になっても」

-タイガー道場-


大河「おっはよー!いやー昨日はいつもより早く寝落ちしちゃったよ。疲れが溜まってたのかな?」

セイバーライオン「がう、がうがう!」

大河「そうねー、出来ればタイガー道場までこぎつけてからおやすみしたかったけど…気付いたら机に倒れこむように寝ていたのよねー」

セイバーライオン「がうがう!」

大河「さて、今回はまぁお母様に会いに行ったらまさかのバーサーカー&アサシンvsセイバーが繰り広げられていたという急展開!」

大河「どうやらバーサーカーのマスターである雁夜君とアサシンのマスターの綺礼君が手を組んでいるみたいねー」

大河「そしてアイリとイリヤちゃんは攫われ、セイバーとその仲間を保護し、切嗣に狙われとライダー陣営大忙し。いやー大変ねー」

セイバーライオン「がう、がう!」

大河「とりあえずここで一旦セーブしちゃうわねー。死んだ時あの選択肢からやり直すの面倒なのよねー」

大河「それにここまで来ると原作時系列とか多分参考にならないのでしょうねー。完全に別物展開だもん」

大河「でもそれが安価の醍醐味。幸せを掴むのも絶望に堕ちるのも安価次第!」

大河「という訳で、8.5日目スタートしてみよー!」

イリヤ「………ん…ぅ…」

イリヤ「あれ、ここは………」ジャラ

イリヤ「え…?」

イリヤ「な、なんで?何で私、こんな…」ジャラジャラ

イリヤ「そうだ…確か私、黒い騎士さんに………」


コツ…コツ…




イリヤ「(だ…誰か来る!?ど、どうしよう)」



1:寝たふりをしてやり過ごそう
2:そのまま待機


選択安価 安価下2

雁夜「やぁ、目が覚めたんだね」

イリヤ「お・・・おじさん・・・誰?」

雁夜「あはは、さすがにあの時少し見ただけじゃ覚えてないか」

雁夜「僕は雁夜、雁夜おじさんとでも呼んでくれ」

イリヤ「雁夜・・・おじさん?」

雁夜「あぁ、今は危ないから外には連れ出せないけど安心してね」

雁夜「僕のサーヴァントがこの戦いを終わらせて、必ず君を凜ちゃんの所に連れ帰ってあげるから」

雁夜「僕が聖杯を手に入れて、桜ちゃんも、イリヤちゃんも救って・・・皆でまた笑い合おう」

雁夜「また来るよ。これ、買ってきたお弁当だからこれを食べて元気だしてね」コトッ



そう言って、雁夜おじさんは行ってしまった。

綺礼「雁夜か・・・どうかしたかね?」

雁夜「あんたに確認しておきたい事がある。あんたに最後まで協力すれば、本当に聖杯を譲ってくれるんだな?」

綺礼「あぁ、約束しよう。君が裏切らない限りはな」

雁夜「もう1つ確認させろ。イリヤちゃんに足枷を付けた理由はなんだ?」

綺礼「あれに勝手に出歩かれたら私が困る。君も彼女が危険な目にはあって欲しくないだろう?」

雁夜「・・・」

綺礼「私からも1つ確認させてもらおう。君があの後消費した2つの令呪・・・何に使ったのかね?」

雁夜「1つは撤退、もう1つは不足の事態への対応だ」

綺礼「・・・なるほど、まぁいいだろう。そろそろ休むといい、バーサーカーに大分魔力を持っていかれているはずだ」

雁夜「そうさせてもらう」

雁夜「・・・やぁ、また来たよ」

イリヤ「・・・・・・」

雁夜「今日は暇潰しにと思ってゲームを持って来たんだ。よかったら一緒にやるかい?」

イリヤ「・・・いい」

雁夜「そっか・・・じゃあ、何かしてほしい事はあるかい?」



1:お母様に会わせて
2:ここから出して

選択安価 安価下2

イリヤ「…お母様に会わせて。黒い騎士さんと一緒にいたがいこつのお面の人に攫われるのを見たの」

雁夜「…そうか。お母さんに会いたいんだね」

雁夜「…少し待っていてくれ」




そう言って、雁夜おじさんは出て行った。







雁夜「綺礼、話がある」

綺礼「雁夜か。どうかしたのかね?」

雁夜「イリヤをアイリスフィールに会わせてやってくれ。それくらいならいいだろう」

綺礼「何故そんな事をする?」

雁夜「子供を親に会わせてやるのに理由がいるのか?」

綺礼「…そうだな、そこに理由を求めるのは無粋だったか。いいだろう、アサシンの監視は付けるが会わせてやれ」

雁夜「…分かった」

雁夜「(子を親に会わせてやるだけでもアサシンの監視付きか…本当にこの男を信用してもいいのか?)」

雁夜「お待たせ、イリヤちゃん。お母さんに会わせてあげるよ」

イリヤ「本当!?」

雁夜「あぁ、少し待っててね」ガチャン

雁夜「さぁこっちだ、おじさんにしっかり着いて来るんだよ」





イリヤ「あっ…お母様!!」

アイリ「イリヤ…イリヤなの!?」

イリヤ「お母様ー!!」ダキッ

アイリ「イリヤ…!!」ギュッ

イリヤ「ずっと…ずっと会いたかった」

アイリ「イリヤ…どうしてここにいるの?」

イリヤ「お母様とキリツグを追いかけてここまで来たの。…寂しかった」

アイリ「そう…辛かったのね」

イリヤ「………うん」

雁夜「………」

アイリ「…貴方がイリヤを連れてきたの?」

雁夜「俺はイリヤちゃんを保護しただけだ。危害を加えるつもりはない」

アイリ「…貴方にお願いがあるの。聞いてもらってもいいかしら?」

イリヤ「?」

雁夜「…俺に出来る範囲なら」

アイリ「私はもう長くないわ。聖杯戦争が終わる頃には、私はもう生きていない」

アイリ「だから、イリヤには生きて幸せになって欲しい。私の分まで」

イリヤ「お母様…何を言っているの?」

アイリ「イリヤ…大丈夫。きっと切嗣が迎えに来て、私の分まで貴女を幸せにしてくれるわ」

イリヤ「お母様は幸せになれないの?」

アイリ「私は十分に幸せよ。これ以上ない位…それに、私はもう十分に生きた。切嗣が人としての幸せを全て与えてくれたから」

アイリ「人形として生まれた私に、切嗣は全てを与えてくれたから」

アイリ「だから、イリヤを無事ここから…アイリ「私はもう長くないわ。聖杯戦争が終わる頃には、私はもう生きていない」

アイリ「だから、イリヤには生きて幸せになって欲しい。私の分まで」

イリヤ「お母様…何を言っているの?」

アイリ「イリヤ…大丈夫。きっと切嗣が迎えに来て、私の分まで貴女を幸せにしてくれるわ」

イリヤ「お母様は幸せになれないの?」

アイリ「私は十分に幸せよ。これ以上ない位…それに、私はもう十分に生きた。切嗣が人としての幸せを全て与えてくれたから」

アイリ「人形として生まれた私に、切嗣は全てを与えてくれたから」

アイリ「だから、イリヤを無事ここから…綺礼から逃がして」

雁夜「………あんたはそれでいいのか?」

アイリ「えぇ、ここから逃げれたとしても…私はそう遠くない内に私ではなくなるわ」

イリヤ「お母様…やだよ。私、お母様とも一緒にいたい」

アイリ「イリヤ…」






綺礼「感動の親子の対面はいかがだったかな?」

アイリ「っ!!」

雁夜「…言峰か」

綺礼「盛り上がっている所悪いが、この女には聞かなければならない事がある。娘には元の場所に戻ってもらおうか」

綺礼「雁夜、私に協力する限りは聖杯を譲る。しかし裏切った場合は…分かっているな?」

雁夜「…っ」

綺礼「聖杯を手に入れる事が出来なければ、間桐桜を助ける事は出来ない」

綺礼「どちらを選ぶべきかなど、わかりきっているはずだ」

雁夜「(聖杯を手に入れないと桜ちゃんは救えない…それはわかっている)」

雁夜「(凛ちゃんと桜ちゃん、そして葵さん…また4人で笑い合える日が来れるようにこうして頑張ってきた)」

雁夜「(それを無駄にする訳にはいかない…けど、この娘は………)」

雁夜「(イリヤちゃんも…凛ちゃんの大切な友達だ。この娘も一緒に救ってあげないと…凛ちゃんは本当の笑顔に戻れない)」

雁夜「(でもそうしたら桜ちゃんが………どうすればいいんだ、俺は)」

イリヤ「雁夜おじさん………」




1:おじさん、助けて!!
2:私は、大丈夫だから…
3:大丈夫だよ、きっと桜ちゃんも…助けられるから


選択安価 安価下2

イリヤ「大丈夫だよ、きっと桜ちゃんも…助けられるから」

雁夜「………っ!!」

綺礼「ほう…事情も知らぬただの娘が、よくそのような事を言えたものだな」

イリヤ「助けられるもん。…ウェイバーやライダー、ギルガメッシュが絶対に助けてくれる」

イリヤ「ウェイバー達が私を助けてくれたように、きっと桜ちゃんも助けられるって信じてる」

綺礼「………」

アイリ「(イリヤ…少し見ない間に、こんなにたくましく成長しているなんて)」

雁夜「………なぁイリヤちゃん、一ついいかな?」

イリヤ「うん」

雁夜「ここから無事逃げ出せて、君が言うウェイバー君達と合流出来たら…間桐っていう家にとらわれている桜ちゃんを救ってくれるかい?」

雁夜「あの娘は臓硯の食い物にされて今も苦しんでる…桜ちゃんが救えるなら、僕はどうなってもいい。その覚悟で聖杯戦争に臨んでいる」

雁夜「おじさんからのお願い…聞いてくれるかい?」

イリヤ「………うん」

雁夜「そうか………よかった」スッ

バーサーカー「………」スゥ

雁夜「バーサーカー、令呪を持って命じる」

雁夜「イリヤを何があっても最後まで守り抜け」

雁夜「重ねて命じる、イリヤを無事ここから連れ出してライダーのマスターの元に送り届けろ」

バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」

イリヤ「えっ、待って!お母様がまだ!!」

アイリ「いって、イリヤ!貴女だけでも生きてここを出るの!!」

イリヤ「お母様、お母様ーーー!!」

アイリ「イリヤ…お母さんは貴女の事を、ずっと愛しているわ」

綺礼「…それが答えか、間桐雁夜」

雁夜「あぁ、これが俺の答えだ」

綺礼「なら、交渉は決裂だ…アサシンよ、令呪を持って命ずる」

綺礼「イリヤとバーサーカーを殺せ」

綺礼「重ねて命ずる…バーサーカーを逃がさずに殺せ」

綺礼「更に重ねて命ずる…バーサーカーを抹殺せよ」


アイリ「令呪を3回も…?そんな事をしたら、貴方はマスターの資格を失うわ」

綺礼「それは令呪を使い切った場合の話だ」

雁夜「けど、令呪は3画しか与えられない…それは皆同じはずだ」

綺礼「あぁ、特例でもない限りはマスターに与えられる令呪は3画だ。特例がない限りは…な」スッ

アイリ「嘘…令呪が、数え切れない程に!?」

綺礼「私はお前とは違い、惜しむ事なく令呪を使える。バーサーカーを殺す命令に3つの令呪を費やした…アサシンといえども令呪の力を得てはバーサーカーを仕留めるのも至難ではあるまい」

雁夜「てめぇ…!!」

綺礼「さて、話はこの辺りで終わりにしよう。貴様になら聖杯を与えてやってもいいと思っていたのだがな…」シャキン

バーサーカー「■■■■■■ーーーーー!!」

イリヤ「待って、まだお母様が残ってるの!!」

ヒュンッヒュンッ

バーサーカー「■■!!」キンキンキンキンキン

イリヤ「うわぅっ!?」



アサシン「………」

バーサーカー「■■■■■ーーー!!」グッ


(雁夜「イリヤを何があっても、最後まで守り抜け)


バーサーカー「………」クルッ


アサシン「………」シュバッ

バーサーカー「■■■!!」ヒュンッ

アサシン「………」ヒュッ

バーサーカー「■■…」バッ

イリヤ「(バーサーカー…私を守る為に、全力を出してくれてる)」

イリヤ「(私の為に…おじさんが………)」

イリヤ「(………お母様)」

アサシン「………!」シュバッ

バーサーカー「■■■■■ーーーーーー!!」キィン

アサシン「………」スゥ

イリヤ「(どうしよう、このままだとバーサーカーが)」

イリヤ「(あっちにいけば広場に出れる…けど、出来るだけ戦闘を回避するにはこのまま脇道を進んだ方がいいのかも)」



1:広場に出よう
2:脇道を進もう

選択安価 安価下2

イリヤ「バーサーカー、あっちに!」

バーサーカー「!」バッ


バーサーカー「………」

イリヤ「(広場には出れたけど…大丈夫かな?)」



アサシン「………」ユラッ

バーサーカー「■■■■■ー!!」ヒュンッ

アサシン「!!」ガキィン

バーサーカー「■■■■■ーーー!!」ブォンッ

アサシン「か…ぁ…!!」ザシュッ

イリヤ「っ!!」ビチャッ

アサシンs「………」ゾロゾロ

イリヤ「お、お面がいっぱいいる…」

バーサーカー「………」ガシッ

バーサーカー「■■■■■ーーーー!!」バッ

アサシンs「………!!」シュババッ

バーサーカー「■■■■■ーーー!!」キィンキィンキィン

イリヤ「(バーサーカー、投げられたナイフみたいなのを棒で弾いてる…凄い)」

バーサーカー「■■■■■ーーー!!」ザシュッ

アサシン「っ!!」

アサシン「………」グググ…ビュン

バーサーカー「!!」ザシュッ

アサシンs「………」シュババッ

バーサーカー「………っ!!」ザシュッザシュッザシュッ

イリヤ「ば、バーサーカー!?」

バーサーカー「■■…■■■■■ーーー!!」ブォンッ

アサシン「ぎ…!!」ザンッ

バーサーカー「■■■■ーーー!!」ザクッ

ヒュッ

バーサーカー「!」キィン

アサシン×2「………」バッ

バーサーカー「■■!」ザシュッガキィン

イリヤ「(ど、どうしよう…バーサーカーが押されてる)」

バーサーカー「■■■■ーーーー!!}バッ



アサシン「…逃げられはしない。我々からは決して」スッ

バーサーカー「■■■…■…」ザッ…ザッ…

イリヤ「ば、バーサーカー…大丈夫?」

バーサーカー「…■■」

イリヤ「(バーサーカー…こんなに傷ついても、私の事を守ってくれてる)」

イリヤ「………バーサーカーは強いね」

バーサーカー「………」

ヒュッ

バーサーカー「!!」キィン



アサシン「………」スッ

イリヤ「うそ、もう追いついてきたの!?」

アサシンs「………」スッ

イリヤ「か、囲まれてる…」

バーサーカー「………!!」ガクッ

イリヤ「ば、バーサーカー!大丈夫!?」

バーサーカー「■■■………!!」ググ…

アサシンs「………」ヒュバッ

バーサーカー「■■!!」バッ

イリヤ「ば、バーサー…」

ザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッ

バーサーカー「……………!!」

イリヤ「バーサーカー!!」

バーサーカー「…………■■」ググ…

イリヤ「もうやめて…バーサーカーが死んじゃうよ…お願いだから」

バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」ダッ

アサシンs「!?」

バーサーカー「■■■!!」ブォン

アサシン「!!」ザンッ

バーサーカー「■■!!」ビュオンッ

アサシン「っ!!」ザンッ

バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」

バーサーカー「■■…■…」ザッ………ザッ…………ガクッ

イリヤ「バーサーカー……!!」

バーサーカー「■……■…」

イリヤ「やだよ…死んじゃやだ!お願い死なないで!!」

バーサーカー「■■………」

バーサーカー「………!」




ウェイバー「いた、イリヤ!!」ダッ

セイバー「イリヤ様と、そこにいるのは…バーサーカー!?」

ライダー「しかも重傷と来ている…何かあったのか」



イリヤ「あ…ウェイバー!ライダー!お願い、バーサーカーが…」

バーサーカー「………■■」ポンッポンッ

イリヤ「バーサーカー……?」グスッ

バーサーカー「………■■■」スゥ…

イリヤ「やだ、消えちゃやだ!バーサーカー…お願いだから…お願いだから………」

バーサーカー「……………」チラッ

セイバー「バーサーカー…」

バーサーカー「………■■」サラサラサラ…

セイバー「………そのポーズは…!」

バーサーカー「………」

スゥ……

イリヤ「……バーサーカー…」

ウェイバー「イリヤ…何があったのか、教えてくれるか?」

イリヤ「………バーサーカーが助けてくれたの」

ウェイバー「バーサーカーが!?理性もないのに何で…」

ライダー「………それだけ、娘さんへの想いが強かったのかもしれんな」

ウェイバー「そんな事が…」

セイバー「………バーサーカーが最期に見せたポーズ、あれはブリテンでいう誓いのポーズでした」

セイバー「恐らく、彼の真名は…円卓の騎士の誰かだったのかもしれない」

ウェイバー「………」

ライダー「坊主、娘を連れて一度戻るぞ」

セイバー「…私は乗り込むぞ。この先にアイリスフィールがいるかもしれないのに、ここで撤退する訳にはいかない」

ライダー「バーサーカーがやられた位だ。一人で乗り込んでも恐らく返り討ちに合うぞ」

セイバー「ですが…!」

ライダー「戦況をわきまえずに突っ込んでも無駄死にするだけだぞ、セイバー」

セイバー「………っ」





ライダー「一度戻って金ぴかと合流し、それから再突入するが…その頃には恐らくもぬけの殻かもしれんな」

それから、ギルガメッシュが合流してお母様がいた場所に向かったけど…

そこには雁夜おじさんとお母様の遺体があるだけだった。



イリヤ「う…ぐすっ………お母様ぁ…………」

セイバー「アイリスフィール………っ!!」グッ…

ウェイバー「親子の対面が…こんな別れなんて」グッ

ギル「…チッ、綺礼の奴め…ちょこざいな」

時臣「だが、これで残るサーヴァントはセイバー、アーチャー、ライダー、アサシンの4人だけだ」

時臣「我々が手を組んで綺礼とアサシンを倒せば、彼女を狙う脅威はいなくなる」

ライダー「となると後は、行方不明となったアサシンのマスターを倒せばとりあえずの平和は訪れる、か」

ウェイバー「………」

イリヤ「ぐす…ひっく……」

ウェイバー「………」ギリッ

ライダー「奴らの手がかりはもう残されておらんようじゃのう。…奴らの元拠点であった以上、あまり長居する訳にもいかん。帰るぞ」

ウェイバー「…待ってくれ」

ライダー「ん?どうした坊主」

ウェイバー「責めて…責めてイリヤの母さんの遺体を持ち帰らせてくれ。お墓を建ててあげたい」

セイバー「…そうですね、その方が彼女もきっと笑ってくれるでしょう」







「…っ…はぁ……はぁ……」

「イリヤ…様……一体、どこに…」

それから、私達はウェイバーの家に帰宅した。

時臣さん達は明後日には新しい拠点に身を移すみたいだから、今日と明日お泊りしたらしばらくお別れになっちゃう。



………今日は寝る前に誰と過ごそうかな



1:ウェイバーと過ごす
2:ギルガメッシュと過ごす
3:ライダーと過ごす
4:時臣と過ごす
5:セイバーと過ごす

選択安価 安価下2

イリヤ「………」

ギル「フン、偉く落ち込んでいるな」

イリヤ「あ、ギルガメッシュ……」

ギル「…母親が死んで悲しいか?」

イリヤ「…うん」

ギル「ふん、くだらぬ」

イリヤ「くだらなくないもん…お母様は…くだらなくないもん」

ギル「貴様の母親をくだらぬと言ったのではない。死んだ者の事で何時までも落ち込んでいる事がくだらぬと言ったのだ」

ギル「貴様が落ち込んでいるのを天国の母親が見ればさぞ悲しむだろうな」

イリヤ「………」

ギル「だから貴様は笑え。ほれ、笑顔になる丸薬だ…食え」

イリヤ「んぐ…なにこれ苦い」

ギル「吐き出すなよ、貴様の為にもなるからちゃんと飲み込め」

イリヤ「んぐ…ぅぇ…」ゴクン

ギル「…ちゃんと飲み込んだな」

イリヤ「苦いだけで全然美味しくないよ、これ」

ギル「だろうな。その昔4000年もの時を生きたとされる龍の涙から作られた長寿の丸薬だ」

イリヤ「んと…どういう事?」

ギル「喜べ、短命の運命にあった貴様は長生き出来るのだぞ」

イリヤ「………?」

ギル「どうした、喜ばないのか?」

イリヤ「長生きとか言われても、よくわかんない」

ギル「………そうか」

イリヤ「でも、ギルガメッシュが私を励まそうとしてくれてるのはわかったよ」

ギル「…フッ、ならば向こうに行くぞ。娯楽を楽しめば少しは笑えよう」


ライダー「がっはっは!これで余の3連勝だな」

セイバー「ぐっ…手ごわい」

時臣「さすが征服王、アーサー王にも勝つとはね」(この中で一番弱い人)

ウェイバー「あ、イリヤにギルガメッシュじゃないか。二人もゲームしに来たのか?」

ギル「我の力を示そうと思ってな」

ライダー「ほう、なら余と貴様でどちらが頂点に立つかを競おうではないか」

ギル「ばかもん!まずはこの娘とだ」



その後、皆でゲームをして過ごした。

お母様が死んでしまった悲しみはぬぐいきれないけど、それでも皆のおかげで楽しめた気がする。


ジェネシックエメラルドテイガーバスタァアアア!!

セイバー「ライダーに投げられた!」

ウェイバー「この人でなし!」

8日目 終了
セーブ完了

-タイガー道場-


大河「はーい、皆お待ちかねタイガー道場だよー!!」

聖杯君「気付けばスレも4/5が埋まってるねー。早いねー」

大河「そうねぇ、正直スレが埋まる前に終わるかわからないけど、終わらなかったら次スレ建てればいいだけだし特にコメント自重する必要ないわよ」

大河「あ、でも>>980超えたら次スレURL貼るまでコメントは自粛してね、ごめんね」

聖杯君「ちなみに見た所クライマックス直前に見えるけど、実際の所どうなのかな?」

大河「そうねぇ、まだ蟲爺もいるしアサシンもいるのよねー。しかも何やら不穏な輩が乱入してきそうな予感」

聖杯君「じゃあ遠慮なく次スレも建てられるね。安心だよ」

大河「さて、我様は2日後には去ってしまう。恐らくやり残した事をやるとすれば明日しかないでしょう」

大河「その点も踏まえて、明日は悔いのないように行動しましょう」

聖杯君「後で絶望に塗りつぶされてもしらないからね」

大河「では9日目スタート!」

イリヤ「………んぅ…?」


ライダー「ぐおおおおお…ぐおおおおお…」

セイバー「すぅ…すぅ…」

時臣「うぐぐ……凛…お父さんは認めないぞ……!」ムニャムニャ


イリヤ「………そっか、今日は皆で過ごす最後の日だっけ」

イリヤ「明日になったら、ギルガメッシュはどこかに行っちゃうんだよね…」

イリヤ「そういえば…」チラッ


舞弥「すぅ…すぅ…」

イリヤ「ちゃんと寝てるね…よかった」




イリヤ「朝だし、今日は平和だと思うけど…どうしようかな?」



1:外に出てみよう
2:リビングの方に行ってみようかな

選択安価 安価下2

イリヤ「リビングの方に行ってみよう」トテテテ



時臣「…ふぅ」コトッ

イリヤ「時臣おはよー!」

時臣「おはようイリヤ、早起きだね(さんが付かなくなったなぁ)」

イリヤ「何飲んでるの?」

時臣「持参した紅茶だよ。遠坂家の家訓として、朝の優雅な一時は欠かせないからね」

イリヤ「そうなんだ。ギルガメッシュは?」

時臣「王は朝の散歩に出ているよ。ウェイバー君も外にいるみたいだね」

時臣「そろそろ朝食を作らないといけない時間だね。今日の朝食は何がいいかな?」

イリヤ「んっとね…卵焼き!」

時臣「卵焼きか…………」

イリヤ「どうかしたの?」

時臣「いや、なんでもない。卵焼きを希望するなら作ってみせるさ」

イリヤ「本当!? 楽しみにしてるね!」

シュウウウウ…


ウェイバー「」

ギル「………」

ライダー「ふむ………」

セイバー「これは…なんだ?」

時臣「………すまない、卵焼きを作ろうとしたのだが…失敗してしまってね」

ウェイバー「なんで卵焼きを作るだけで台所が炎上しやがるんですか!?」

時臣「魔術で卵を焼こうとしたら引火してしまったんだ…すまない」

ウェイバー「普通にガスコンロ使えばいいじゃないか…あぁ、じいさんとばあさんになんて言えばいいんだ」

セイバー「だが、こんな見た目でも朝食は朝食。ありがたくいただこう」

ギル「我は炭等食わぬ」

セイバー「ブリテンの料理に比べれば日本の食事は…」パクッ

セイバー「」シュウウウウ…

ライダー「見ろ、セイバーが真っ白になったぞ!」

ウェイバー「口から白い煙が出てるし、なんか魂が抜けたような表情になってるし痙攣してるし!ちょっとセイバーを洗面所に連れていってくる!」ガタッ

イリヤ「……どうしたらこうなるの?」

ギル「あれが音痴というやつなのだろうな」

イリヤ「結局朝食はウェイバーが作り直してくれた。時臣さんは反省してキッチンの弁償をするって言ってたから大丈夫なのかな?」



イリヤ「そういえば、お母様が作ってくれたお守り…持ってきていたっけ」ゴソゴソ

イリヤ「………」



(アイリ「イリヤ、誕生日おめでとう」スッ

イリヤ「わぁー、綺麗な石だね。ありがとう!」

アイリ「うふふ、どういたしまして。良い事を教えてあげるわ、イリヤ」

イリヤ「?」

アイリ「この石はね、大切な人を守ってくれるお守りなのよ」

イリヤ「そうなんだ、すごいね!」

アイリ「ママはね、イリヤの事がすごく大切よ。だからこうしてこのお守りをあげてるの」

アイリ「だから…もしイリヤが絶対に離れたくない大切な人が出来たら、このお守りを渡してあげて」

イリヤ「じゃあ、キリツグにあげるの!」

アイリ「あらあら、イリヤは良い子ねー」)



イリヤ「(結局、持ったままだったなぁ…大切な人、か)」

イリヤ「(大切な人にこのお守りを渡したら、ずっと一緒にいれるのかな?)」





イリヤ「朝食の後はどうしようかな」




1:ウェイバーと話す
2:我様と話す
3:ライダーと話す
4:時臣と話す

選択安価 安価下2

時臣「」ズーン…

イリヤ「時臣、落ち込んでると幸せが逃げちゃうよ」

時臣「あぁ、イリヤか。美味しい卵焼きを作ってあげれなくてすまなかったよ」

イリヤ「ううん、いいの。それよりお話しよう?」

時臣「そうだね、それじゃあ何を話そうか…」

イリヤ「んっとね………」



時臣さんとお話をした。

少し仲よくなれた気がした。



時臣「おっと、もうこんな時間か。そろそろ新しい工房の構築を完成させにいかないといけないな」スッ

イリヤ「あれ、もう行っちゃうの?」

時臣「夕方には戻ってくるよ。良い子にして待っていなさい」

イリヤ「はーい」



時臣さんは新しい工房を完成させるって行って出かけちゃった。

工房ってよくわからないけど完成するといいね




イリヤ「…お昼まで少しだけ時間があるし、どうしようかな」

1:ウェイバーと話す
2:我様と話す
3:ライダーと話す
4:セイバーと話す


選択安価 安価下2

ウェイバー「………」ペラッ

イリヤ「ウェイバー、何読んでるの?」

ウェイバー「ん…ってうわぁ!?イリヤ、いつからそこに!?」ガタッ

イリヤ「さっき来たばかりだけど…」

ウェイバー「そ、そうか」

イリヤ「それより何読んでたの?隠さないでよー」

ウェイバー「ま、待てって!これは別に…」

イリヤ「隠さないで見せてよー!」

ウェイバー「うぎぎ…うわぁ!?」ズルッガタンッ

イリヤ「ふぇっぷ…んーと、ホムンクルスの構造原理?これって、私達の事が書いてあるの?」

ウェイバー「…多分な。これで何か手がかりが掴めればと思ったんだけど読めば読む程分からなくなって…こんなのどうしろっていうんだよ」バタッ

イリヤ「うーん、この本全然わかんない」

ウェイバー「当たり前だろ。ボクだってわからない事が多いんだから」

イリヤ「でも、ウェイバーはこんな難しい本を読んで何をするの?」

ウェイバー「………ホムンクルスって寿命が短いだろ?」

ウェイバー「だからこういう本に寿命を伸ばすヒントが無いか探していたんだ」

イリヤ「ウェイバー…」

ウェイバー「それより、お話に来たのか?それとも遊びに来たのか?今なら付き合ってやるぞ」

イリヤ「んっとね…」


ウェイバーと一緒に遊んだ。





舞弥「………」

舞弥「………ここ…は?」

タイガー道場をテイガー道場と読み違えかけた
とりあえずνでグサグサしときますね

舞弥「(ここは・・・見たことの無い部屋だ)」

舞弥「(身体の手当てがされている・・・マダムか切嗣がやってくれたのだろうか?)」

舞弥「(確かは私はアサシンとバーサーカーに・・・はっ!)」

舞弥「マダ・・・ぐぅ!」ズキッ

舞弥「(少し身体を動かそうとしただけでこの激痛・・・マダムがバーサーカー達の手に渡っているのだとしたら、一刻も早く動かなければ)」ググ

ガチャ

舞弥「(誰かが来たか。一体誰が・・・)」

イリヤ「あ、舞弥が目を覚ました!」

舞弥「・・・・・・イリヤ様!?ご息女が何故ここに・・・貴女はアインツベルンにいたはず」

イリヤ「みんなー、舞弥が目を覚ましたー!!」トテテテ



舞弥「(どういう事だ?切嗣が連れて来たとも思えないし・・・)」

ギル「目を覚ましたか、雑種」スゥ

舞弥「貴様は!・・・ぐぁっ」

ギル「そう噛みつくな雑種。今は娘に免じて休戦してやっているのだからな」

舞弥「・・・どういう事だ?」

ギル「言葉通りの意味だ」


ライダー「ほぉ、無事目を覚ましたようで何より」

時臣「かなりの重傷だったからもうしばらく意識は戻らないと思っていたが、まさかこんなにも早く目覚めるとはね」

セイバー「とにかく、ご無事で何よりです」

舞弥「!!!??」

ウェイバー「という訳で、今はここにいる皆が協力者だ」

舞弥「………なるほど、とても信じられる話ではありませんがセイバーもいる事です。今は信じましょう」

ライダー「所でお前さん、セイバーのマスターの協力者なら切嗣という者を知らんか?この娘は切嗣に会いたい一心でここまで来たのだ。知っているなら話が早いんだが」

舞弥「(どうする?取ろうと思えば切嗣と連絡を取る事は出来る。しかし連絡すれば恐らく、彼等に切嗣の居場所がばれてしまう)」

舞弥「…私は普段別行動で、無線で切嗣と連絡をとっていた。無線機も壊れている以上、こちらから連絡する手段はない」

ウェイバー「で、電話とかは出来ないのか?」

舞弥「彼は使い捨ての携帯以外は使わない。だから連絡をとろうと思ってもこちらから連絡をする事は出来ない」

セイバー「そうなのですか?」

舞弥「そうです」

時臣「そうか…大きな進展になると思ったのだが、そう簡単にはいかないようだね」

舞弥「それより、何時の間にかご息女が冬木にいらしてここまで聖杯戦争に関与していた事が驚きです」

ギル「本人にはそのつもりはないのだろうがな。将来大物になるかもしれんぞ?」

ウェイバー「………」

ライダー「まぁなんにせよ、こうして娘の身内が見つかったのだ。今はそれでよしとしようではないか」

舞弥「………あの、貴方達はマダムを…アイリスフィールがどこにいるかご存知ですか?」

酉がおかしい
上の書き込みは本人です

ウェイバー「………」

時臣「………」

イリヤ「………」

セイバー「アイリスフィールは…言峰綺礼に殺されました」

舞弥「……っ!」

時臣「私達が来るのがもう少し早ければ結果は違ったのかもしれないのだがね…すまない」

舞弥「いえ、恐らくマダムも…遅かれ早かれこうなる事は覚悟していたでしょう」

セイバー「………」

ウェイバー「そういえば気になっていたんだけどさ」

セイバー「?」

ウェイバー「もしかして、セイバーのマスターってイリヤの母さんじゃなかったのか?」

セイバー「…その通りです」

ライダー「もしやとは思ったが、やはりそうであったか。マスターが死んだらサーヴァントは現界が困難になる。それこそ新たな魔力源があれば別だがな」

ウェイバー「って事は、セイバーの本当のマスターは…」

時臣「衛宮切嗣…か」

イリヤ「!」

ウェイバー「…イリヤはキリツグに会いに日本にやってきた。それをこの人は知っているのか?」

セイバー「恐らく、知らないでしょう。連れて来れば戦いの枷になる、だから置いてきた。衛宮切嗣はそういう男だ」

ライダー「更には行方は分からない、か。困ったもんだ」

ギル「だが、聖杯戦争に参加している以上奴が我と接触するのも時間の問題だ。最も、言峰綺礼の奴に殺されていれば話は別だがな」

ウェイバー「そうだ、アサシンとそのマスターがまだ…!」

時臣「落ち着きたまえ。どちらも行方が分からない以上、無闇に探し出そうとすれば恐らくやられるだろう。居場所が掴めるまでは焦らず探せばいい」

ライダー「そういえばセイバーよ、お前さんのマスターとは会話はせんのか?」

セイバー「いえ、あの男とは一度も会話を交わしていません。…あの男と私の道は相容れぬものですから」

時臣「ふむ、では今日の所はそれぞれが自由行動という事でいいかな?」

イリヤ「あ、待って!」

セイバー「イリヤスフィール?」

イリヤ「あの、皆にお願いがあるの…」

ウェイバー「お願い?」

イリヤ「バーサーカーのマスターの雁夜おじさんと約束したの。まとうっていう家に捕まってる桜ちゃんを助けてあげるって」

時臣「間桐…」

ギル「ほう…」

イリヤ「だから、皆でまとうに捕まってる桜ちゃんを助けてあげたいの。…だめ?」

ライダー「なるほどな、苦しむ者を思ってのマスターとの約束か」

ウェイバー「はぁ…そういう事は早く言えっつーの」

セイバー「そういう事なら、すぐにでも行きましょう」

時臣「すまないが、断らせてもらうよ」

一同「!?」

ライダー「なんだ、連れない奴だのぅ」

ウェイバー「それって、元々は敵同士だからそこまでしてやる義理はないって事かよ」

時臣「まず、前提の部分から話させてもらうが…間桐に桜を養子に出したのは、この私だ」

セイバー「…差支えがないのであれば、事情を話してもらってもよろしいか?」

時臣「構わないよ。魔術の秘伝は子一人にしか受け継がせる事は普通許されない」

時臣「しかし幸か不幸か、遠坂家に生まれた二人の娘には、どちらも優れた魔術の素養があった」

時臣「当然、どちらに遠坂の魔術を継がせるかを選ぶ必要がある。選ばれた側は遠坂の魔術を継いで魔術師となれるが」

時臣「選ばれなかった方は魔術とは一切関わりのない凡俗として生きるしかなくなる」

時臣「自らの子の才能を摘み取らなければならない事程、不幸な事はない」

時臣「だからこそ間桐から来た養子の申し出は天啓に等しかった」

時臣「二人の娘は遠坂と間桐、それぞれの魔術の継承者となれたのだからこれ程うれしい事はないよ」

時臣「そして、何を思ったのか間桐雁夜は桜が苦しんでいると言っていたが」

時臣「魔術の継承に試練は付き物だ。桜が越えなければならない壁を、彼は桜がただ苦しんでいると勘違いしているだけだ」

時臣「私は、桜が試練を乗り越えて立派な間桐の継承者になると信じている。だから間桐から桜を連れ出すという行為に賛成はしない」

時臣「ここまでで、何か言いたい事はあるかね?」

舞弥「…筋は通っていますね」

時臣「魔術の家系に生まれた者の運命は複雑なものだ…理解してくれたかな?」

イリヤ「…わかんない」

イリヤ「魔術の家系に生まれたら、魔術師になれないと不幸なの?」

時臣「魔術の素養があるのに凡俗として生きなければならない事がどれだけ不幸か、理解できていないようだね」

イリヤ「わかんないよ。魔術が使えたらどうなるの?」

イリヤ「魔術が使えたら、皆が笑顔になれるの?」

イリヤ「魔術が使えたら…お父様やお母様と一緒に、何時までも仲良く暮らせるの?」

イリヤ「桜ちゃんが苦しんでるのに、時臣さんは…助けてあげないの?」

時臣「何度も言うが、それは桜が越えるべき試練…」

イリヤ「試練ってなによ!」

イリヤ「魔術が使えなくても、幸せになれるもん…何でそんなに魔術師にこだわるの?」

イリヤ「普通の子供として生きる事が、そんなにだめなの?」

セイバー「…イリヤスフィール」

ライダー「ま、子供は理屈では考えないものだ。頭の固い奴らとは違ってな」

時臣「…悪いが、これは遠坂と間桐の問題だ。第3者に口出しをされる筋合いはない」

ギル「フン、だから貴様はつまらんのだ、雑種」

ギル「貴様はそこで一生理屈を振りまいてごねていろ。我は我の考えで動く」スッ

ギル「イリヤ…貴様に免じて王自らが動いてやる。感謝する事だな」

時臣「お、王!?」

ウェイバー「確かに遠坂と間桐の問題にボク達が口を出す筋合いはないかもしれない」

ウェイバー「ならボク達はイリヤの約束を果たす為に動く。口を出す筋合いはないだろ」

ライダー「坊主、お前も言うようになったではないか。余のマスターとして鼻が高いぞ」

イリヤ「ウェイバー…ライダー…ギルガメッシュ………ありがとう」

セイバー「イリヤスフィールの護衛は、私が行いましょう」

舞弥「私も…ぐっ」

ライダー「貴様のその傷ではまともに動けんだろう。ここは大人しく待っておれ」

舞弥「………」

ギル「さて、四面楚歌となった訳だが…どうする、時臣?」

時臣「………」

時臣「…仕方ない。だが私はついていくだけだ。桜が魔道の道を進む事を好しとしているなら私は間桐に着く」

ギル「その時は好きにすればいいさ」

ライダー「では行こう!余が先陣を切り進もうではないか」

ウェイバー「今昼だぞ!?」

ライダー「なに、思い立ったが吉日というではないか」

時臣「………人払いの結界位は敷いておくよ」

臓硯「雁夜の奴がやられおったか…フフフ、奴は間桐の魔術師の中でも最弱。無様に死ぬとは間桐の面汚しよ」



ライダー「蹂躙せよぉおおお!!」

ギル「散れ、雑種」ヒュンヒュンヒュン

セイバー「エクスカリウェイバー「それはだめだぁあああああああ!!」



臓硯「グアアアアア!!」





時臣「」

ギル「フン、呆気ないものよ」

ライダー「しかしなんだ…まるで漫画で読んだ展開だったな。剣の達人大和だったか」

セイバー「ですが、この攻撃で臓硯は恐らく死んだ。後は桜を救出するだけです」

ウェイバー「とりあえず、片っ端から探していこう。見つけたらすぐに皆を呼ぶように」

イリヤ「はーい」トテテテ




ライダー「………」

ライダー「本当に、奴は死んだのかのぅ」

イリヤ「うーん、どこにいるんだろう…あれ?」



イリヤ「ここ、なんだろ…下の方に続いてる」

イリヤ「もしかして、桜ちゃんがこの先にいるのかな?」



1:先に進んで扉を開けてみよう
2:ウェイバー達を呼ぼう

選択安価 安価下2

ウェイバー「くそ、ここにもいない…」

ギル「さっさと探せ。我は何時までも待っている程寛容ではないぞ」

ウェイバー「(ならお前も探せよ…って言ったら大変な事になるんだろうなぁ)」

イリヤ「ウェイバー、ギルガメッシュー!下の方に続いてる扉見つけたよー!」

ウェイバー「地下への扉?もしかして…でかしたぞイリヤ!」

ギル「ほう、では早速向かうぞ。案内しろ」





セイバー「ここが地下室の扉か」

ウェイバー「あ、開けるぞ…」ギィ



ウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャ


イリヤ「ひっ…!」

ウェイバー「ひっ…うぐ、おえぇ」

セイバー「なんだこれは…!!」

ギル「蟲に埋め尽くされているな…入ろう等とは絶対に思わん

ライダー「…なぁ時臣よ、これが貴様の言う魔術の修練か」

時臣「………間桐の魔術の修練がどのようなものか、私は知らない」

セイバー「…あれは!」



桜「………」

時臣「さ、桜・・・桜!!」

セイバー「待て、飛び込んでも蟲の餌食になるだけだ!」

時臣「っ!」

イリヤ「じ、じゃあどうすれば・・・」

ウェイバー「ライダー!お前ならあの中から桜を助けられるだろ」

ライダー「余に任せろ!」ズガカガガ



ライダー「助け出したのはいいが・・・大分酷い状態だな」

ウェイバー「身体中が蟲に侵食されてる・・・なんだよこれ」

セイバー「時臣、これでも桜の為だと言い張るつもりか?」

時臣「・・・・・・っ」

ギル「そんな事は本人に聞けばいいだけの事だ」スッ

ドスッ

桜「ぁ・・・が・・・!!」

時臣「桜!?王よ、一体何を」

ギル「騒ぐな。我自らが魔力で蟲を除去してやっているのだ。大人しく見ていろ」

桜「ひぎああああああああ!!」ガクガク

時臣「・・・・・・・・・っ!!」

ギル「………終わったぞ」

時臣「桜!!」バッ

桜「…………ぅ………とお、さか…さん?」

時臣「桜………君は間桐に来て良かったと思うかい?」

桜「………なんで、とおさかさんが…そんな事…聞くの?」

時臣「(遠坂さん、か。それもそうか)」

時臣「確かに、私と桜はもう赤の他人かもしれない。けど、もし君の父親が目の前にいたら…そう思って話してくれ」

桜「でも…早く蟲蔵に戻らないとお爺さまに叱られちゃう」

時臣「桜……!!」

時臣「お爺さん関係なく、正直な…自分の気持ちで答えてくれ。君は間桐に来てよかったと…間桐の魔術を継ぎたいと思うかい?」

桜「………」

桜「もし…嫌だって、魔術なんか習いたくないって言ったら…どうするの?」

時臣「その時は私が君を引き取る。二度と間桐とは関わらせない」

時臣「桜は…魔術を教わりたいと思うかい?」

桜「………魔術なんて、教わりたくない」

桜「間桐に来てよかったなんて…これっぽっちも思わない」

桜「私はただ…普通の人として暮らしたい」

時臣「そうか…………すまなかった」ギュッ

時臣「ごめんな………桜の気持ちも分かってやれない………ダメなお父さんで…ごめんな……」

時臣「これからは…また、凛と葵と…皆で平和に…暮らそうな」



イリヤ「時臣さん…泣いてる」

ギル「奴も人の親としての心は残っていたという事か」





桜「…………うん」ガクッ

時臣「桜?桜!?」

ギル「心配いらん、気を失っただけだ」

ライダー「まぁ何はともあれ一件落着だな。帰ったら宴だ!」

ライダー「帰ったら宴だ」
ランサー「帰ったら宴だ」

発言者次第で死亡フラグに変わる不思議

-テイガー道場-

大河「はーい、中継地点にタイガー道場!って、なんじゃこりゃあ!?」

科学者「お前はここの主か。気にするな、少し事象干渉から避難しているだけだ」

投げキャラ「ココノ・・・科学者、ここはどこだ?」

科学者「ここはとある世界の舞台裏だな。奴の干渉も受けない安全地帯と言った所だ」

大河「あのー、貴重な舞台裏なんだけど、進行させてくれる?」

科学者「進行なら代わりにテイ・・・こいつがやってくれるから安心しろ」

投げキャラ「了解した」

大河「了解したじゃなーい!はぁ、まぁいいわ。相方に困ってたし」

ランサー「おっと、よそ者にでかい顔はさせねぇぜ」

投げキャラ「受けてたとう」

大河「さて、無事桜ちゃんを救出して一件落着・・・と言いたい所ですが、着々とフラグが積み重なっております」

ギガンティックテイガードライバー!ガジェットフィンガー!

大河「ちなみに桜ちゃんの心臓に爺は入ってません。ついでに蟲蔵は放置。意味は分かるね」

ギガンティックテイガードライバー!ガジェットフィンガー!

大河「そしてラスボス神父に行方の知れない切嗣、不穏な第三勢力の影!果たしてイリヤちゃんは無事切嗣に会えるのか!?」

キングオブテイガー!!アストラルフィニーッシュ


大河「それでは続きは深夜に!また1が突然の寝落ちする可能性があるけど、勘弁ねー」

投げキャラ「片付いたぞ。・・・む、もう終わったのか」

アーチャー「ランサーが死んだ!」

猫「このヒトデニャス!」

-タイガー道場-


大河「うがー、タイガー道場だぞー!」

大河「いやー謎の押しかけ人もなんとかねz…無事帰還してもらった事だし、元の道場に戻るわねー。イレギュラー退散!」

ライダー「しかしランサーは無様でしたね」

ギル「まさかwwwwあのようなwwwぶふぉwwww投げられてwwwふwww投げられwwwふぉおwwwwwww投げられてwww死ぬwwwwなんてwwwwwあーっはっははwwww」

ランサー「うるせぇ!あんな初見殺し対応出来るか!」

キャスター「汚い、さすが5次ギル汚い」

アーチャー「そんな事より、もうすぐスレが埋まりかねないのだが?」

大河「あぁ、へーきへーき。>>950行ったら次スレ建てるしまだ余裕でしょ」

アーチャー「…それで次スレ建てて誘導する前に埋まらないといいがな」

大河「そんな事ないない。それじゃあ9.5日目いってみよー!」

ライダー「しかし無事桜の件も解決してよかったではないか」

時臣「桜には取り返しの付かない事をしてしまったよ。責めてこれからは、家族の中で暖かい時間を過ごさせてあげるつもりだ」

イリヤ「(よかったね、雁夜おじさん…桜ちゃんは無事助かったよ)」

ウェイバー「後は、イリヤのお父さん…切嗣と無事会えれば全て解決だな」

ギル「言っておくが、セイバーの本当のマスターとの対面を果たした後は休戦も終わりだ」

ライダー「分かっておる。むしろ協力してくれて感謝しとる位だ」

セイバー「アサシンの陣営の動きが気になるが、ここまで協力関係を築けた事が奇跡に等しい。再び敵同士になった時は容赦するつもりはない」

ライダー「ふむ、我々3人の王の中で誰が覇者となるか…ますます楽しみだ」




皆楽しそうに話している。でも、もうすぐ皆戦う事になっちゃう。

元々そういう戦いだから仕方ないと思っても、やっぱり少し寂しい。


ドォン





イリヤ「………?」

ライダー「………」

ウェイバー「ライダー、どうした?」

セイバー「今のは………」

時臣「まさかとは思うが…」

ギル「ふん、どうやら我の庭を荒らすふとどき者がいるようだな」


皆は気づいてるみたいだけど、私には全然わからない。

一体なんだろう?



1:音がした方に向かってみる
2:まっすぐ家に帰る
3:その場に留まる


選択安価 安価下2

イリヤ「なんだろう今の…行ってくる!」タッタッタッ

ウェイバー「あ、おいイリヤ!」



イリヤ「はぁ…はぁ…」

イリヤ「(道路のあっちこっちが壊されてる…なんだろう、これ)」

ドォン

ドォン

イリヤ「(すごい音…この近くで誰かが戦っているのかな?」



ドゴォン



イリヤ「うわっ!?」

ガシャン


ホムンクルス「」ピクッピクッ

イリヤ「これって…まさか、お爺さまの?」

イリヤ「向こうで誰かが戦ってる…なんでだろう、すぐに行かなくちゃいけない気がする」タッタッタッ


ガガガガガガガガガ………



「………」ヒュッ

コロコロ…



イリヤ「はっ…はっ…あ、キリt」



脇道に入っていく人影がちらっと見えた。

なんとなくキリツグかなって思って思わず声が出た。

けど、その瞬間強い光に包まれて…





ドカァン





DEADEND 殺し屋の戦いに介入してはいけない

-タイガー道場-


大河「はいはーい、久しぶりな気がするけどDEADを通ってのタイガー道場だぞー!」

大河「残念ながら今は皆出かけちゃってるから、私が一人で道場を仕切っちゃうぞー」

大河「さて、今回の死因だけど…好奇心で動くのは死亡フラグ!これ常識ね」

大河「戦いに巻き込まれて死ぬのってよくあるわよねー。本家でも主人公は戦いに巻き込まれて死にかけてるし」

大河「じゃあどうすればいいかって?なるべく戦いに巻き込まれないようにするしかないじゃない」

大河「さて、今回ちらっと出て来た謎のホムンクルス…一体何が起きているのか」

大河「それは皆さんで確かめてください!という訳で直前からやり直してみよー」

イリヤ「はっ!?」

ウェイバー「どうした、イリヤ?」

イリヤ「好奇心で動いたら死ぬ気がする…」

ウェイバー「?」


ドォン





イリヤ「………?」

ライダー「………」

ウェイバー「ライダー、どうした?」

セイバー「今のは………」

時臣「まさかとは思うが…」

ギル「ふん、どうやら我の庭を荒らすふとどき者がいるようだな」


皆は気づいてるみたいだけど、私には全然わからない。

一体なんだろう?



1:まっすぐ家に帰る
2:その場に留まる


選択安価 安価下2

イリヤ「…ねぇ、今のなんだろう」

ウェイバー「わからない。けど戦闘が起きているのだとしたら」

ライダー「ふむ、余が様子を見てくるかのぅ」

イリヤ「ま、待って!よくわからないけど今は動かない方がいい気がするの!!」

時臣「ふむ、だけど何かよからぬ事が起きているのだとすればセカンドオーナーとしては見過ごす訳にはいかない…どうするか」

ギル「………どうやらその必要はなさそうだぞ」

イリヤ「え?それってどういう…」

ウェイバー「…何か来る!!」


ドォン


セイバー「なっ…敵襲!?」



ホムンクルス「………最優先捕獲対象、発見。ターゲット、変更」ギギギ

セイバー「あれはまさか、アインツベルンの!?」

ライダー「知っているのか、セイバー」

セイバー「えぇ、少し見た程度ですが…。あれはアインツベルンが所持しているホムンクルス。恐らく戦闘用でしょう」


ホムンクルス「対象周辺の生命体の除去…開始」グググ…

ライダー「どれ、アインツベルンとやらの兵がどれほどのものか…余が測ってやろう」シャキン

ホムンクルス「…殺す」ギュンッ

ライダー「ぬおっ!?」ガキィン


ギチチ…


ライダー「こやつ…見た目に反してなんつー怪力よ」

ホムンクルス「処理対象、損傷なし 追撃に移行する」シュンッ

ライダー「ぬおおおおお!!」ドガァッ

ウェイバー「ライダー!!」


ホムンクルス「処理対象、損傷軽微…追撃に移行する」

セイバー「待て!!」ヒュンッ

ガキィン

ホムンクルス「別の対象、接近。識別開始…殺す」シャキンッバッ


ホムンクルス「ぐっ………このホムンクルス、サーヴァントにも負けない力を持っている」

ホムンクルス「…と、次の瞬間貴方は言う」ガキィン

セイバー「ぐっ………このホムンクルス、サーヴァントにも負けない力を持っている…はっ!?」

ウェイバー「ふざけてる場合か!」

ライダー「すまない、セイバー」キィン


ホムンクルス「殲滅対象、危険度A…戦闘を続行」


ライダー「しかしあやつ、生身で余やセイバーと互角の力とは…あっぱれだ」

セイバー「関心している場合ではないぞライダー。油断すればやられるのは私達の方かもしれないぞ」

ライダー「分かっておる!」


ガキィン キィン キィン



ウェイバー「あいつ、一体何者なんだ…サーヴァントと殴り会えるなんて」

ギル「なに、すぐに終わるさ…見ていろ」




セイバー「はぁっ!」ヒュッ

ホムンクルス「っ!!」バキィン

ホムンクルス「…武器破損、戦闘続行による最優先捕獲対象の捕獲は困難と判断。情報の提供を優先するべきと判断した為、一時撤退」ヒュンッ


ライダー「…行ったか」

時臣「まさかサーヴァントと力で対抗出来る存在がいるとはね…恐れ入ったよ」

セイバー「あれはアインツベルンのホムンクルス。錬金術で作り出した戦闘特化のホムンクルスでしょう」

ウェイバー「けど、何でそんなのがここに…」

イリヤ「…お爺さまが私を連れ戻しに来たのかも」

ウェイバー「イリヤ?」

ライダー「何やら複雑な事情のようだな。セイバー、何か知っているか?」

セイバー「…アインツベルンの詳しい事情はわかりません。しかし、彼女がアインツベルンに内緒で日本に来ていたのだとすれば、連れ戻すのも頷けます」

時臣「そうなるとこうしている間にも追っ手が来ないとは限らない。一度戻って今後の話し合いをしなければ」

なんつー力技w

-冬木市民会館-



アサシン「報告致します。衛宮切嗣の捕捉に成功しました」

綺礼「そうか。では詳細を話せ」

アサシン「はっ。衛宮切嗣はアインツベルンのホムンクルスと戦闘を行っておりました。また、その内の一体がライダー・セイバー・アーチャーの陣営を発見した途端、攻撃目標をそちらに変更致しました」

アサシン「結果、ホムンクルスはサーヴァントに撃退。衛宮切嗣は再び失踪しましたが、現時点での位置は掴めております」

綺礼「アインツベルンのホムンクルス………」

「どうやら、天はまだお前を見放してはおらんようじゃのお…言峰綺礼」

綺礼「!!」バッ

「そう殺気を放つな。せっかく力を貸してやろうとこうして足を運んでやったというのに」

綺礼「何をしにここに来た…間桐臓硯」

臓硯「言ったじゃろう、力を貸しに来たと」

綺礼「どういう風の吹き回しかは知らんが、貴様のような化物を信用すると思っているのか?」

臓硯「信用等いらぬ。儂の目的はあくまで聖杯…その為ならば、今最も聖杯に近い男に手を貸してやるのが一番の近道と判断しただけよ」

綺礼「(アイリスフィールの体内から取り出した聖杯の器に気付いているか…)」

綺礼「あくまで聖杯が目的か…だが、私が手を組まなかった場合はどうするつもりだ?」

臓硯「それはあるまいて。儂はこう見えても鼻が利く。言峰綺礼、おぬしからは儂と同類の匂いがするぞ。腐肉の旨味に釣られて這い寄ってきた蛆虫の匂いがな」

臓硯「綺礼よ、貴様のその本性を満たすものを味わいたくはないか?」

綺礼「私の本性を満たすもの…それを貴様が用意出来るとでも?」

臓硯「あぁ、出来るとも。じゃがそれは聖杯を手に入れた後じゃ。貴様が手を組まないというのであれば儂は大人しく退散するとしようかのう」

綺礼「………」

臓硯「儂と手を組むというのであれば、儂からは間桐の蟲をアサシンの援護に回してやろう。雁夜の奴の操る蟲とは比べ物にならん凶暴さよ」

綺礼「…いいだろう。ただし私の邪魔だけはするな」

臓硯「あぁ、好きにするがいい」






セーブ完了 後編に続く

-タイガー道場-

大河「おぼろろろろろろろろ」

ランサー「うわっ汚ねぇ!何やってんだてめぇは!!」

大河「だってしょうがないじゃない…昨日は飲みすぎて21時には帰るはずが路上で寝たり最寄駅で降りてまた電車乗ったり改札口前で寝たり路上で寝たり警察のお世話になったりして帰宅が0時過ぎだったりと大変だったのよ」

アーチャー「だから飲み過ぎるなとあれほど言ったのだ」

大河「それで帰宅してからはだるくて頭痛くてそのまま寝ちゃって…」

アーチャー「分かった、分かったから。それで更新出来なかったと言いたいのも分かったから早く進行するぞ」

大河「ごめん、代わりに進行して…」

アーチャー「全く、仕方ない…」

アーチャー「さて、イリヤが暇を持て余して切嗣に会う為に日本に来て奮闘するだけのSSだったはずがとんだ大冒険になってしまった訳だが…まさか2スレ目に突入するとは思わなかったぞ」

アーチャー「さすがに物語も後編に突入しているから3スレ目はないだろうとは思うが、是非後編も見てほしい」

アーチャー「ちなみに、この物語には道中BAD・DEADを除いたENDとしてはバッドENDとノーマルEND、グッドエンド、そしてトゥルーエンドが用意してある」

アーチャー「また、グッドエンド・トゥルーエンドには現時点では2通り用意してある。どちらに辿り着くかは皆の安価次第だ」

アーチャー「とは言ったものの、イリヤが辿り着く結末がグッド・トゥルーであるかどうかも安価にかかっている訳だが」

アーチャー「そして次スレはこちらだ。間違えないようにな」
イリヤ「暇だからキリツグを追いかけて日本に行く」ウェイバー「後編」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1415320550/)


大河「さーて、次スレも用意した事だし後は何もやることないわよねー。という訳で、残りは埋めなりなんなりしちゃってねー!」

アーチャー「待て藤ねぇ、後始末はしっかりしろ!藤ねぇええええええええ!!」

おまけの埋めネタ

ケイネス先生に保護された場合のDEAD


ケイネス「結界24層、魔力炉3基、猟犬がわりの悪霊ry」

ケイネス「お互い存分に秘術を尽くしての競いあいが出来るというものだ」

イリヤ「よくわからないけどすごいね!」

ケイネス「私は優秀な魔術師だからね。これくらい造作もない事だよ」

ケイネス「ソラウも見ていたまえ、先程の発言はすぐに撤回させてみせようじゃないか」

ソラウ「あら、楽しみにしているわ」


イリヤ「(ちょっとお手洗いに行って来ようかな)」トテテテ





切嗣「・・・」ピポパポピポパ



ピー



ドカァン



イリヤ「え?」



突然建物が爆破されて、私は崩れゆく瓦礫と共に落下していき・・・

そのまま、跡形もなく砕け散って瓦礫の下敷きになった。


DEADend 爆破テロには勝てなかったよ・・・

おまけの埋めネタ2

既に潰えたランサールート




イリヤ「なんとか冬木市に着いたわ!早くキリツグを探さなくちゃ」

イリヤ「とりあえず町を歩いてみようかな」




ランサー「(我が主の命でサーヴァントを挑発しているが・・・一向に応じる気配がないな)」

ランサー「(このまま収穫無しで帰還する訳にもいかない。どうしたものか・・・ん?)」

イリヤ「あの、キリツグっていう人を知りませんか?」

男「いや、そんな人は知らないな」



ランサー「(人探しか・・・迷子の可能性があるな)」

ランサー「(だが、今は主の命でサーヴァントを探している身。すまないが力にはなれない・・・気付かれる前にこの場を去るべきか)」

イリヤ「あの・・・」

ランサー「ん?」

イリヤ「人を探しているんです。キリツグって人を知りませんか?」

ランサー「すまない、キリツグという人物には私も心当たりがない。悪いが他を当たってくれ」

イリヤ「そうですか・・・」シュン





ランサー「(・・・何故だろうか。放っておいてはいけない気がする)」






イリヤ「あの、すみません。キリツグっていう人を知りませんか?」

魔術師「キリツグ・・・まさかエミヤキリツグの事か?」

イリヤ「知ってるの!?あの、私のお父さんなんです!」

魔術師「魔術師殺しの娘か・・・あぁ、私は切嗣を知ってるぞ。ついてきたまえ」

イリヤ「わぁ・・・凄い」

魔術師「簡易的な工房だが、私の拠点だよ」

イリヤ「この水槽、なんだろう」

魔術師「あぁ、それはね・・・貴重な実験材料である君を保管しておく為の入れ物だよ」スッ

イリヤ「え?」

魔術師「恨みはないが、運が悪かったと思って諦めたまえ」ヒュッ


キィン



魔術師「っ!?」

イリヤ「ふぇ?」

ランサー「全く、知らない人に着いていったらいけないと親から教わらなかったのか?」

魔術師「貴様・・・邪魔をするな!」ボウッ

ランサー「ふっ!」キィンキィン

魔術師「何!?」

ランサー「はぁっ!」ドスッ

魔術師「ぐああ!」ドサッ





イリヤ「(わぁ・・・かっこいい)」

ランサー「大丈夫か?」

イリヤ「う、うん・・・ありがとう」

ランサー「これに懲りたら、知らない人に着いていかない事だ」

イリヤ「あ、待って!」

ランサー「どうした?」

イリヤ「あの・・・お名前だけでも、教えてくれませんか?」

ランサー「そうだな・・・ランサーとだけ名乗っておこう」

ランサー「(すっかり遅くなってしまったな・・・あの後殺気を再び放ってみたが挑んで来る猛者は一人もいなかった)」

ランサー「(主もご立腹だが・・・ん?)」ピタッ

ケイネス「どうさたランサー?早く敵サーヴァントを見つけたまえ。それともようやく見つけたかね?」

ランサー「いえ、サーヴァントかどうかは分かりませんが妙な気配がしたので」

ケイネス「ならとっとと確認してこい。ソラウに私の良い所を見せなければ示しが付かんのだ」

ランサー「はっ」






イリヤ「い、いや・・・」ガタガタ

キャスター「怖がる必要はありませんよ。貴女はこれからジャンヌに捧げる最高の供物になるのですから」スッ

イリヤ「だ、誰か・・・誰か助けてええええ!!」



ランサー「そこまでにしてもらおうか」スッ

キャスター「・・・なんですか貴方は?」

ランサー「私はランサーのサーヴァントだ。貴様は見た所キャスターのサーヴァントとお見受けするが・・・幼子に手をかけるとはとんだ下劣な輩め」

イリヤ「あ・・・さっきの槍の人」

ランサー「全く、また会うとはな・・・怪我はないか?」

イリヤ「う、うん」

キャスター「どこの誰かは知りませんが、私は聖処女復活の為に最高の供物を用意する必要があるのです。そこの子供はジャンヌに捧げる最高の供物にふさわしい…それを妨げるのであれば、誰であろうと容赦はしませんよ」

キャスター「いでよ、海魔達!!」ドバババッ

イリヤ「な、なにあれ!?」

ランサー「それが貴様の宝具か…お嬢ちゃん、私にしっかり掴まって離れないように」

イリヤ「え…あ、うん。わかった」ギュッ

ランサー「では行くぞ、キャスター!!」バッ

キャスター「愚かな…海魔に喰われて絶望しながらあの世に送ってさしあげましょう」スッ

海魔「「「ギシャー!!」」」

ランサー「はっ!」ドスッ

海魔「ギィ!!」

ランサー「ふっ!!」ドスッ

海魔「ヒギィ!!」

ランサー「せいっ!!」ズバッ

海魔「プギャ!!」

イリヤ「(すごい…ランサーってこんなに強いんだ)」

キャスター「数匹海魔を倒した所で、新しい海魔はどんどん出てきますよ。果たしてどこまで持ちこたえる事が出来ますかな?」ウジャウジャ

ランサー「チッ、キリがないか…主よ」

ケイネス「よかろう…宝具の開帳を許可する」

イリヤ「あれ?今どこからか誰かの声が聞こえたような…」

ランサー「承知した」ジャキン

キャスター「赤い槍?そんなもので何が出来る!!」

ランサー「こうするのさ!」シュバッ

海魔「ギァオ!」

海魔「ブルァ!!」

海魔「ヌワーッ!!」

キャスター「なっ!?」

ランサー「もらった、ゲイシャルグ!!」ザンッ


キャスター「………っ!!」



ドシャァッ

イリヤ「すごい…お化けが一斉に消えた!」

ランサー「ゲイシャルグは突いたものの魔力を無効化する…これで貴様の宝具を付けば…ま、こんな所だ」

キャスター「おのれええええ!!おのれおのれおのれおのれおのれええええええええええええええええ!!」

ランサー「終わりだ、キャスター!!」

キャスター「ぐぬぬぬぬ…ふん!!」ボフンッ

ランサー「!!」

イリヤ「うわっ!?」

シュウウウウ…

ランサー「………逃げられたか」

ランサー「だがまぁ、それよりも…こんな時間に出歩いていると、さっきみたいな怖い人に襲われるぞ?」

イリヤ「ご、ごめんなさい…」

ランサー「家は分かるか?」

イリヤ「ううん、わかんない」

ランサー「わからない?」

イリヤ「キリツグを探して日本まで来たけど、肝心のキリツグがどこにいるのかわかんないの…」

ランサー「…やれやれ、探している人物の場所も分からずにさまよっていた訳か。夜も遅いから宿に泊まるという考えは浮かばなかったのか?」

イリヤ「お金も盗まれちゃって、宿にも泊まれないの」

ランサー「………」

ランサー「(主よ、少しいいでしょうか)」

ケイネス「(何かね?)」

ランサー「(先程の戦闘で行き場のない少女を見つけた。私の方で保護してもよろしいでしょうか?)」

ケイネス「(…構わん。ただし面倒はお前が見ろ)」

ランサー「(ありがとうございます)」

ランサー「なら私の所に泊まるといい。野宿よりはマシだろう」

イリヤ「…いいの?」

ランサー「主からの許可も出た。それにこんな所で一人彷徨っている女性を放っておける訳がない」

イリヤ「ランサー…ありがとう」

ランサー「礼は主に言ってくれ。…そういえば名前を聞いていなかったな」

イリヤ「イリヤよ。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。よろしくね、ランサー」

ケイネス「で、それが保護した少女とやらか」

イリヤ「イリヤよ。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」

ソラウ「よろしくね、イリヤちゃん」

ケイネス「アインツベルンの令嬢か…うちのランサーが世話になったね。私は忙しい身なので君の面倒は全てランサーに任せる。工房があるから勝手に出歩いたりはしないように」

イリヤ「はーい」








イリヤ「ベッドがある…もふもふだ」

イリヤ「(ランサー「大丈夫か?」)」

イリヤ「(全く、また会うとはな・・・怪我はないか?」)

イリヤ「(ランサー…かっこよかったな。えへへ)」


ジリリリリリ


イリヤ「な、なに!?どうしたの!?」ガバッ


ランサー「イリヤ殿、緊急事態だ」

イリヤ「ランサー、どうしたの!?」

ランサー「襲撃だ。恐らくはサーヴァントとそのマスター…危険だから我が主の所に避難していなさい」

イリヤ「ま、待って!ランサーはどこにいくの?」

ランサー「俺は下の階で敵を迎撃する。私が戦っている間に早く主の所へ」


イリヤ「ランサー…」



1:うん、分かった。気を付けてねランサー
2:私も一緒に行く!


選択安価 安価下2

イリヤ「うん、分かった。気を付けてねランサー」

ランサー「あぁ、行ってくる」バッ








ケイネス「結界24層、魔力炉3基、猟犬代わりの悪霊、魍魎数十体、無数のトラップ、廊下の一部は異界化させている空間もある。フロア一つ借り切った完璧な工房だ」

ケイネス「ソラウ…先程の発言、撤回させてもらうよ」

ソラウ「えぇ、期待しているわ」




イリヤ「ケイネスさーん」トテテテ

ケイネス「ん?先程のアインツベルンのご令嬢か…大方、ランサーの奴にこちらに避難するように言われたのだろう」

イリヤ「うん、そうだけど…」

ケイネス「心配はいらないさ。私の作った魔術工房は完璧だ…何人たりともここまで辿り着く事は出来ない」

ケイネス「だから自分の部屋で大人しく待っていたまえ。となりの部屋までのトラップは特別にオフにしてある」

ケイネス「それとも…私の魔術工房が信用出来ないのかね?」

イリヤ「で、でも…」

ソラウ「彼もこう言っている事だし、大人しく部屋で待っていたらどうかしら?」

イリヤ「………分かった」








切嗣「・・・」ピポパポピポパ



ピー



ドカァン



イリヤ「え?」



突然建物が爆破されて、私は崩れゆく瓦礫と共に落下していき・・・

そのまま、跡形もなく砕け散って瓦礫の下敷きになった。


DEADend このルートはあくまでランサールートです

-タイガー道場-

大河「デデーン、イリヤ、アウトー!!」

大河「という訳でオマケ編のタイガー道場!埋めネタのランサールートはいかがだったかな?」

大河「そう、このルートはあくまでランサールートなの。だからケイネス先生は便りになりません」

大河「という訳でやり直し…と言いたい所だけどスレが埋まるまでにランサールートが完結する自信がないのよね…ソードマスターでいいなら別だけど」

大河「という訳で、オマケのランサールートは一旦ここまで!もし続き書くとしたら2スレ目の本編完結後に書くかもしれないから、その時に頑張ってねー」

アーチャー「終わったなら今度こそHTML化依頼を忘れずにな」

大河「え、いやよめんど…埋めネタ思いついた時に書きたいもの」

アーチャー「………」

楽しそーだなあww

おまけの埋めネタ3

ランサー、死す





ランサー「では、行って来る。これから向かう戦いは危険なものになる・・・大人しく待っていられるか?」

イリヤ「ランサー・・・お願い、絶対に死なないで」

ランサー「あぁ、安心しろ。生きて必ず帰ってくる。だから涙を流さないで欲しい」

イリヤ「でも・・・」

ランサー「大丈夫だ。・・・我が主の誇りにかけて誓おう」

ケイネス「ランサー、そろそろ行くぞ」

ランサー「はっ」

ランサー「フィオナ騎士団の一人、ディルムッド・オディナ・・・参る!!」

イリヤ「ランサー・・・絶対に、絶対に帰って来てね!帰って来ないと許さないから!!」

ギル「フン、まさか我と聖杯を争う戦いに残る者が貴様だとはな・・・雑種」

ランサー「ギルガメッシュ・・・最後に残るのが貴様だとは予想していた。この戦い・・・我が主の誇りにかけて、勝たせてもらう」

ケイネス「私の魔術礼装、じっくり味わってくれたまえ」

ギル「雑種が王に偉そうな口を叩くな!!」ヒュンヒュン



ランサー「はぁっ!」キンキンキン

ケイネス「無駄だよ、私の水銀はその程度では突破出来ん」

ギル「我の財を弾くか・・・なら量を3倍に増やしてやろう」ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン

ランサー「なっ・・・!」キンキンキン

ケイネス「む、無駄だよ、私の水銀のry」

ギル更に倍だ」ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン

ランサー「ぐっ・・・!!」キンキンキンキンキンキンキンキンキンザシュッ

ケイネス「ら、ランサー!なんとか突破口を探し出せ!(水銀に引きこもりながら)」

ランサー「しかし主よ、この弾幕では・・・!!」

ギル「どうした、さっきまでの威勢はどうした?」

ランサー「ぐぁっ・・・!!」ザシュッ

ギル「ほれ、片腕が使えなくなったぞ?どうする?」

ケイネス「こうなったら・・・令呪を持って命ずる。ランサーよ、弾幕を突破してギルガメッシュを討ち取れ!!」

ランサー「!!」

ランサー「(主よ・・・まさか特攻しろと!?しかし、これしか突破口がないのも事実)」

ランサー「うおおおおおおお!!」

ギル「愚かな・・・消え失せろ!!」ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン

ランサー「うおおおおおおお!!」ザシュッグサッドスッザシュッグサッドスッ

ランサー「もらったぁ!」

ジャラララガキィン

ランサー「なっ・・・!?」

ギル「惜しかったなぁ・・・この鎖からは神であろうと逃れられん」

ランサー「ぐっ・・・!!」

ケイネス「ランサー!(水銀に引きこもりながら)」

ギル「散るがいい、雑種」

イリヤ「心配で追ってきたけど・・・ランサー無事かなぁ」



ランサー「ぐあああああああああ!!」



イリヤ「こ、この声・・・ランサー!!」ダッ




ランサー「がっ・・・はっ」

ギル「呆気ない最後だったなぁ・・・所詮この程度か」


イリヤ「ランサー!!」ダッ

ランサー「い・・・イリヤ・・・殿」

イリヤ「ランサー・・・やだよ、死んじゃやだ!」

ランサー「申し訳ありません・・・最後の約束・・・果たせそうにない」

イリヤ「やだやだやだ、消えないで!!」


ランサー「どうか・・・ご無事で」




イリヤ「ランサーぁああああああ!!」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom