侍「めるへんな世界の拙者でござる」(3)

白雪姫

昔々、あるところに白雪姫というお姫様と侍がおりました。

お姫様の継母のお妃は大変心が醜く、自分よりも美しい白雪姫を暗殺しようとしていました。

ある日、白雪姫と侍が森へ散歩へ出掛けると突然一人の猟師が茂みから出てきて白雪姫に銃を突きつけました。

猟師「悪いな、お姫様。上の命令なんd」ズジャッ ゴロッ

当然、侍の前でそんなことをした猟師は哀れにも三枚下ろしにされてしまいました。

賢い侍はすぐにお妃が白雪姫を狙っていることを見抜き、他の刺客が来ることを警戒して白雪姫を森の中に入っていきました。

少し進むとそこには小人の家が有りました。

これはちょうどいい、と思った侍は勢いよく家の中に入っていきました。

小人1「なな、なんだね?あんたは?わ、私たちに何か用かね?」

小人2「何か生臭くないか?」

小人3「……ああ、血の臭いがするな」

侍は小人たちの無礼な物言いにムッとしましたが、武人である侍は寛大にも今すぐに家から出ていけば許してあげることにしました。

小人4「そんな無茶な!この家がなくなったら私たちは明日から生きていけなくなってしまう!」

王族の為に死ねるのだ、悔いはなかろう、と侍が言いました。

小人1「私たちはこの近くの山のダイアモンドを採掘して生計を立ててるんだ、ここから離れることなんてできないよ」

小人の一人が喋る終えると同時に侍は神速で刀を抜くと手近な小人を3人ほど切り捨てました。

殿の許可も承っていないのに国の資産を食い荒らすとは何事か、侍が怒鳴ると小人達は怯えて震えるばかりでした。

侍は残った小人達に小人の亡骸を片付けさせると、逃げられないように首枷をかけました。

こうして白雪姫と侍と数人の小人と森の生活が始まりました。

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